WO2021240744A1 - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
WO2021240744A1
WO2021240744A1 PCT/JP2020/021167 JP2020021167W WO2021240744A1 WO 2021240744 A1 WO2021240744 A1 WO 2021240744A1 JP 2020021167 W JP2020021167 W JP 2020021167W WO 2021240744 A1 WO2021240744 A1 WO 2021240744A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
air conditioner
control
scheduler
information
unit
Prior art date
Application number
PCT/JP2020/021167
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
泰仁 新垣
誠 平野
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to PCT/JP2020/021167 priority Critical patent/WO2021240744A1/ja
Priority to JP2022527412A priority patent/JPWO2021240744A1/ja
Publication of WO2021240744A1 publication Critical patent/WO2021240744A1/ja

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/50Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
    • F24F11/56Remote control
    • F24F11/58Remote control using Internet communication

Definitions

  • the operation contents that is, the control contents of the air conditioner may be duplicated among the users.
  • processing such as displaying a sentence indicating that another user is remotely controlling the air conditioner is performed on the screen of the communication terminal. The user can grasp that the remote control of the air conditioner is duplicated among the users.
  • the scheduler setting unit 304 causes the terminal display unit 302 to display an input screen (not shown) for the user to input control instruction information for other functions of the air conditioner 100 other than the scheduler operation function, and causes air conditioning. It is possible to input control instruction information about other functions of the machine 100 from the terminal operation unit 301 to the communication terminal 300.
  • the control instruction information for other functions of the air conditioner 100 is the control instruction information for controlling the operation of the air conditioner 100 from the present time onward.
  • there is a function such as a power saving function that automatically switches the set temperature.
  • the operation stop control operation content for instructing the operation stop of the air conditioner 100 is set as the control operation content.
  • the scheduler setting unit 304 has a function as a control instruction information setting unit capable of inputting control instruction information for controlling the operation of the air conditioner 100 from the present time onward.
  • the determination unit 204 includes scheduler information whose scheduler start time is the same as the current time, and control instruction information about other functions of the air conditioner 100 that the server control unit 205 is trying to transmit at the current time. Among them, it is determined that the control instruction information having the latest set time is the control instruction information to be transmitted to the air conditioner 100. The determination unit 204 transmits the control instruction information determined to be the control instruction information to be transmitted to the air conditioner 100 to the scheduler control unit 112 of the air conditioner 100.
  • step S180 the determination unit 204 determines whether or not the current time is the next processing execution timing of the transmission information determination processing. If it is determined that the current time is the next processing execution timing, the result is Yes in step S180, and the determination unit 204 returns to step S120. If it is determined that the current time is not the next processing execution timing, the result is No in step S180, and the determination unit 204 repeats step S180.

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

サーバ(200)は、通信端末(300)から送信されてサーバ(200)に記憶されている制御指示情報のうち、空気調和機(100)の動作の制御を開始する制御開始時刻または空気調和機(100)への送信予定時刻が現在時刻と同じであり、且つ空気調和機(100)の運転の停止を指示する運転停止の制御動作内容が設定された制御指示情報を、空気調和機(100)に送信する制御情報として判定して空気調和機(100)に送信する判定部(204)を有する。空気調和機(100)は、判定部(204)から送信された制御指示情報に従って空気調和機(100)を停止させる。

Description

空気調和システム
 本開示は、遠隔地から室内の空気調和環境を遠隔操作可能な空気調和システムに関する。
 空気調和機に通信機能を付加することによって空気調和機を遠隔地から操作可能な空気調和システムが一般的に普及している。空気調和機を遠隔操作可能な空気調和システムの普及に伴い、複数のユーザが空気調和機を操作可能なアプリケーションソフトウェアを備えた通信端末を所持することが増加している。遠隔操作の対象となる空気調和機がアプリケーションソフトウェアに登録された通信端末を所持していれば、誰でも空気調和機を任意のタイミングで操作することが可能である。
 一方で、複数のユーザによって同一の空気調和機が同時に遠隔操作された場合には、ユーザ間で操作内容、すなわち空気調和機の制御内容が重複する可能性がある。一般に、即時に実行される空気調和機の制御内容については、通信端末の画面上に他のユーザが空気調和機を遠隔操作中であることを示す文章を表示するなどの処理を行うことで、ユーザ間において空気調和機の遠隔操作が重複していることをユーザが把握することができる。
 しかしながら、複数のユーザによる同一の空気調和機の遠隔操作において、スケジューラ運転およびタイマ運転のように即時に空気調和機の動作に反映されない動作内容の操作内容についての、複数の遠隔操作の開始時刻が重複する可能性がある。この場合は、ユーザが意図した設定通りに空気調和機が動作するかどうかは、設定された時刻にならないと判断できない。このため、設定された時刻に空気調和機が動作した際に、室内の空気調和環境が、ユーザが意図しない環境となってしまう可能性がある。
 このような状況に対応するために、特許文献1には、複数の通信端末、複数の動作内容、または通信端末からの予約設定の送信タイミングに対して優先度を付加することで、予め設定されている規則に基づいて機器を制御できる機器制御システムが開示されている。
特開2017-112511号公報
 しかしながら、上記特許文献1に記載された機器制御装置では、複雑な処理を行うことができない非インテリジェントな機器に対して接続される機器制御装置が想定されている。すなわち、上記特許文献1に記載された機器制御装置では、タイマ制御が行われるようなインテリジェントな機器に対して接続される機器制御装置は、想定されていない。また、上記特許文献1に記載された機器制御装置は、制御したい機器に後付けで接続されるため、単純な制御指示にしか対応できず、機器が有する全ての機能を遠隔地から実現することは難しい、という問題があった。
 また、空気調和機は室内の温度を変化させることができるため、意図しない制御内容で空気調和機が動作してしまうと、ユーザに対して不快な環境を提供してしまう可能性がある。このため、複数のユーザによって同一の空気調和機に対して同時に異なる動作内容の遠隔操作がなされた場合には、ユーザに対して不快な環境を提供してしまうことを防止するために、空気調和機を停止させることが好ましい。しかしながら、上記特許文献1の機器制御システムは、優先度の設定方法が多様であるため、空気調和システムに適用した場合、必ずしも空気調和機が停止されない、という問題があった。
 本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、多様な機能を有する空気調和機を遠隔操作可能な空気調和システムにおいて、複数のスケジューラ運転の制御時刻が重複した場合においても確実に空気調和機を停止できる空気調和システムを得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる空気調和システムは、空気調和機と、空気調和機と通信可能なサーバと、サーバと通信可能な複数の通信端末と、を備えた空気調和システムである。通信端末は、現在以降に空気調和機の動作を制御するための制御指示情報を入力可能な制御指示情報設定部を有する。サーバは、通信端末から送信されてサーバに記憶されている制御指示情報のうち、空気調和機の動作の制御を開始する制御開始時刻または空気調和機への送信予定時刻が現在時刻と同じであり、且つ空気調和機の運転の停止を指示する運転停止の制御動作内容が設定された制御指示情報を、空気調和機に送信する制御情報として判定して空気調和機に送信する判定部を有する。空気調和機は、判定部から送信された制御指示情報に従って空気調和機を停止させる。
 本開示にかかる空気調和システムは、多様な機能を有する空気調和機を遠隔操作可能な空気調和システムにおいて、複数のスケジューラ運転の制御時刻が重複した場合においても確実に空気調和機を停止できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる空気調和システムの機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる空気調和システムにおけるサーバの判定部が実行する送信情報判定処理の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図
 以下に、実施の形態にかかる空気調和システムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1にかかる空気調和システム1の機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1にかかる空気調和システム1は、空気調和機100と、サーバ200と、通信端末300と、を備える。
 空気調和機100は、暖房および冷房のうちの一方の機能を備えた空気調和機、または暖房と冷房との両方の機能を備えた空気調和機であり、一般的な空気調和機の機能を有している。空気調和機100は、室内に設置された室内機11、屋外に設置された室外機12、室内機11と室外機12との間で冷媒を循環させるための不図示の冷媒管を備えて構成される。室内機11と室外機12とは、不図示の通信線によって接続されており、室内機11と室外機12の各々が備える通信部によって通信可能とされている。なお、空気調和機100は、空気調和機100を制御するためのリモートコントローラを有しているが、ここでは説明を省略する。空気調和機100のリモートコントローラは、空気調和機100に対する制御指示情報を設定可能であり、また空気調和機100の運転に関する各種情報をユーザに提示可能である。
 空気調和機100は、1つの完結した冷凍サイクルを室内機11と室外機12とで形成している。空気調和機100は、冷媒管を通って室内機11と室外機12との間を循環する冷媒を使用して、空気調和対象空間である室内の空気と屋外の空気との間で熱移動を行い、室内に対する空気調和を実現している。すなわち、室内機11と室外機12とは冷媒管により接続されており、冷媒管中を流れる冷媒の圧力を室外機12が備える圧縮機により変化させて冷媒の吸熱および放熱により空気調和を行う。
 室内機11は、一般的な空気調和機の室内機の機能を有している。室内機11は、室内に配置されて調和空気を室内に送風する。室内機11は、後述する空気調和制御部114に設定される設定温度と、室内温度と、室外温度とに基づいて、室外機12が備える圧縮機を動作させ、冷房運転または暖房運転を実施する。
 室内機11は、室内機空気調和部111と、スケジューラ制御部112と、室内機通信部113と、空気調和制御部114と、を有する。
 室内機空気調和部111は、一般的な空気調和機の室内機における空気調和機能を有する。室内機空気調和部111は、室内機11が配置された室内の空気と冷媒回路中を流れる冷媒との熱交換を行う室内熱交換器、室内熱交換器で熱交換された調和空気を室内機11から室内に送り出す送風ファン、調和空気を室内機11から送り出す方向を調整する風向調整部などを備えている。
 スケジューラ制御部112は、ユーザが空気調和機100のスケジューラ運転についての制御指示であるスケジューラ情報を入力するための不図示のスケジューラ画面を不図示の表示部において提供し、入力されたスケジューラ情報に基づいて空気調和制御部114に対して制御指示を行う。
 スケジューラ運転は、今後の空気調和機100の運転を、予め設定された動作内容で行う運転である。スケジューラ情報は、空気調和機100のスケジューラ運転についての制御を指示するために設定される制御指示情報あり、現在以降に空気調和機100の動作を制御するための制御指示情報である。スケジューラ情報は、ユーザによって通信端末300に入力され、サーバ200に送信される。スケジューラ情報により設定可能な空気調和機100のスケジューラ運転の制御条件の一例としては、運転開始および運転停止、運転モードの設定、設定温度、風向、風量、室内温度の監視などの特殊運転、といった機能が挙げられる。
 室内機通信部113は、サーバ200、リモートコントローラおよび室外機12と通信を行う。すなわち、室内機通信部113は、サーバ200と通信を行う通信部の機能を有する。室内機通信部113は、インターネット400に接続してサーバ200との間で双方向通信を行う。室内機通信部113は、空気調和制御部114に対する操作情報をサーバ200から取得し、取得した操作情報を空気調和制御部114に送信する。また、室内機通信部113は、空気調和機100の運転状態の情報をサーバ200へ送信する。室内機通信部113が用いる通信手段は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)またはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)による通信およびMQTT(Message Queueing Telemetry Transport)による通信などのような通信プロトコル、および任意の通信周期が用いられる。
 空気調和制御部114は、空気調和機100全体の動作を制御する制御部であり、室内機空気調和部111および室外機12の動作を制御して空気調和機100の運転を制御する。すなわち、空気調和制御部114は、空気調和制御部114に設定される設定温度と、室内温度と、室外温度とに基づいて、室外機12が備える圧縮機を動作させ、冷房運転または暖房運転を実施する。
 空気調和制御部114は、室内機通信部113を介してサーバ200、通信端末300およびリモートコントローラと各種情報の授受を行うことができる。空気調和制御部114は、リモートコントローラから空気調和制御部114に設定される設定温度等の運転条件に従って、空気調和機100の運転を制御する。空気調和制御部114は、スケジューラ制御部112、リモートコントローラおよび通信端末300から受信した指示情報、およびあらかじめ空気調和制御部114に記憶している情報といった、空気調和機100の運転に関する各種情報に基づいて空気調和機100の動作を制御する。
 また、空気調和制御部114は、スケジューラ制御部112の指示に従って、予め指定された時刻に空気調和機100の動作を制御する空気調和機100のスケジューラ運転の動作を制御する。
 室内機11は、上記の構成の他に、室内の温度を測定する室内温度センサ、室内の湿度を測定する室内湿度センサ等の、空気調和機能を実現するための一般的な構成部を有する。
 また、空気調和制御部114は、節電動作の設定を行う節電設定機能、室内に居る人を検出する人体検知機能、室内の複数箇所の室内温度の検出結果に基づいて室内における温度ムラの発生を防止する温度ムラ防止機能など、一般的な空気調和機が有する様々な機能を有していてもよい。
 室外機12は、一般的な空気調和機の室外機の機能を有している。室外機12は、屋外の温度を測定する屋外温度センサ、屋外の湿度を測定する屋外湿度センサ、冷媒回路において冷媒の圧縮を行う圧縮機、屋外の空気と冷媒回路中を流れる冷媒との熱交換を行うための熱交換器、屋外に風を送り出すファン等の、一般的な室外機の機能を実現するための構成部を有する。
 サーバ200は、空気調和機100と通信端末300との間で空気調和機100の運転に関する各種情報の授受を可能とし、空気調和機100と通信端末300との間で情報の伝送を行う。また、サーバ200は、通信端末300からスケジューラ情報を受信する。サーバ200は、通信端末300から受信したスケジューラ情報を含む、空気調和機100に対する制御指示情報を、空気調和機100に対して送信する。また、サーバ200は、空気調和機100の運転状態の情報を空気調和機100から受信する。サーバ200は、空気調和機100から受信した空気調和機100の運転状態の情報を、通信端末300に対して送信する。
 また、サーバ200は、通信端末300における処理から独立して、サーバ200内で実施された処理の結果を空気調和機100に対して送信することができる。また、サーバ200は、空気調和機100における処理から独立して、サーバ200内で実施された処理の結果を通信端末300に送信することができる。
 サーバ200は、サーバ通信部201と、スケジューラ記憶部202と、サーバ記憶部203と、判定部204と、サーバ制御部205と、を備える。
 サーバ通信部201は、インターネット400に接続して空気調和機100との間で双方向通信を行い、またインターネット400に接続して通信端末300との間で双方向通信を行う。サーバ通信部201が用いる通信手段は、HTTPまたはHTTPSによる通信およびMQTTによる通信などのような通信プロトコル、および任意の通信周期が用いられる。
 サーバ記憶部203は、空気調和機100から受信した情報を含む、空気調和システム1の制御に関する各種の情報を記憶する。
 スケジューラ記憶部202は、通信端末300から受信したスケジューラ情報を記憶して保持する。スケジューラ記憶部202が保持するスケジューラ情報に含まれる最低限の指示情報は、スケジューラ開始時刻およびスケジューラ動作内容が挙げられる。スケジューラ開始時刻は、空気調和機100がスケジューラ運転の制御を開始する制御開始時刻である。スケジューラ動作内容は、空気調和機100がスケジューラ運転で制御する制御動作内容である。
 判定部204は、スケジューラ記憶部202に保持されているスケジューラ情報の中に、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻であるスケジューラ情報がある場合に、空気調和機100に対して送信する制御指示情報を決定する送信情報判定処理を行う。判定部204は、時計機能を有している。
 ここで、スケジューラ記憶部202に保持されている複数のスケジューラ情報のスケジューラ開始時刻が、現在の時刻と同じ時刻である場合、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報の各々に含まれているスケジューラ動作内容を判定する。
 ここで、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のうち、スケジューラ動作内容として「運転停止」の指示情報が設定されているスケジューラ情報を、空気調和機100に対して送信する情報に決定する。「運転停止」の指示情報は、空気調和機100のスケジューラ運転において、空気調和機100の運転停止を指示する指示情報である。判定部204は、空気調和機100に対して送信する制御指示情報に決定した情報を、空気調和機100に対して送信する制御を行う。
 また、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のうち、スケジューラ動作内容として「運転停止」の指示情報が設定されていない他のスケジューラ情報を、破棄する。すなわち、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のうち、スケジューラ動作内容として「運転停止」が設定されていない他のスケジューラ情報を、スケジューラ記憶部202から削除する。
 スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のいずれのスケジューラ情報にもスケジューラ動作内容として「運転停止」の指示情報が設定されていない場合、判定部204は、予め決められて判定部204に記憶されている任意の判定ロジックに基づいて、空気調和機100に対して送信する制御指示情報を、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報から選択する。判定部204は、空気調和機100に対して送信する制御指示情報に選択した情報を、空気調和機100に対して送信する制御を行う。
 また、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のうち、空気調和機100に対して送信する制御指示情報に選択されなかった他のスケジューラ情報を、破棄する。すなわち、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在の時刻と同じ時刻である複数のスケジューラ情報のうち、空気調和機100に対して送信する制御指示情報に選択されなかった他のスケジューラ情報を、スケジューラ記憶部202から削除する。
 サーバ制御部205は、サーバ200全体の動作を制御する制御部である。
 通信端末300は、空気調和機100に対する制御指示情報であるスケジューラ情報をサーバ200に送信する。また、通信端末300は、空気調和機100の運転状態の情報をサーバ200から受信する。通信端末300は、スケジューラ情報の他に、ユーザが通信端末300において指定した空気調和機100に対する制御指示情報を、サーバ200経由で空気調和機100に送信することができる。また、通信端末300は、通信端末300において判定された空気調和機100に対する制御指示情報を、サーバ200経由で空気調和機100に送信することができる。
 また、通信端末300は、空気調和機100と同じ通信ネットワーク内に通信端末300が存在する場合は、サーバ200を介さずに、通信ネットワークを介して空気調和機100に対して制御指示情報を直接送信することができる。通信端末300に使用可能な機器には、タブレット、スマートフォンおよびパソコンなどの機器が挙げられる。
 通信端末300は、端末操作部301と、端末表示部302と、端末記憶部303と、スケジューラ設定部304と、端末通信部305と、端末制御部306と、を備える。
 端末操作部301は、空気調和機100に対する制御指示の設定操作を受け付ける。端末操作部301は、ユーザからの制御指示の設定操作を受け付けると、ユーザの操作に応じた情報を制御指示情報として端末制御部306に送信する。
 端末表示部302は、空気調和機100における空気調和処理に必要な各種情報を表示する表示部である。端末表示部302は、空気調和機100の設定温度および運転モードといった空気調和機100による空気調和において必要となる情報および状態の表示を行い、端末操作部301での操作に対応した画面を切り替えて表示する。また、端末表示部302は、サーバ200から受信した各種の情報を表示する。
 端末記憶部303は、空気調和機100における空気調和処理に必要な各種の情報を記憶する記憶部である。
 スケジューラ設定部304は、ユーザがスケジューラ情報を入力するための不図示のスケジューラ入力画面を端末表示部302に表示させて、スケジューラ情報を端末操作部301から通信端末300に入力可能とする。スケジューラ設定部304は、通信端末300に入力されたスケジューラ情報を記憶する。スケジューラ設定部304は、記憶したスケジューラ情報を端末表示部302に送信して表示させるとともに、端末通信部305を介してサーバ200に送信する。通信端末300に入力されるスケジューラ情報に含まれる最低限の指示情報は、スケジューラ開始時刻およびスケジューラ動作内容が挙げられる。
 スケジューラ設定部304は、ユーザにより入力されて端末操作部301から受信したスケジューラ情報を確定させる際に、スケジューラ開始時刻が重複しているスケジューラ情報の存在をユーザに対して知らせる機能を有してもよい。具体的に、スケジューラ設定部304は、ユーザにより入力されて端末操作部301から受信したスケジューラ情報のスケジューラ開始時刻と、サーバ200のスケジューラ記憶部202から取得したスケジューラ情報のスケジューラ開始時刻と、を比較する。
 これにより、スケジューラ設定部304は、ユーザにより入力されて端末操作部301から受信したスケジューラ情報を確定させる際に、スケジューラ開始時刻が重複している他のスケジューラ情報の存在の有無を判定できる。スケジューラ設定部304は、スケジューラ開始時刻が重複している他のスケジューラ情報がサーバ200のスケジューラ記憶部202に保持されている旨を端末表示部302に表示させる。
 また、スケジューラ設定部304は、スケジューラ運転機能以外の空気調和機100の他の機能についての制御指示情報をユーザが入力するための不図示の入力画面を端末表示部302に表示させて、空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を端末操作部301から通信端末300に入力可能とする。ここでの、空気調和機100の他の機能についての制御指示情報は、現在以降に空気調和機100の動作を制御するための制御指示情報である。空気調和機100の他の機能の一例としては、節電機能などのように、自動で設定温度を切り替えるような機能が挙げられる。節電機能を指示する制御指示情報には、制御動作内容として、空気調和機100の運転の停止を指示する運転停止の制御動作内容が設定されている。
 スケジューラ設定部304は、通信端末300に入力された空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を記憶する。スケジューラ設定部304は、記憶した空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を端末表示部302に送信して表示させるとともに、端末通信部305を介してサーバ200に送信する。
 したがって、スケジューラ設定部304は、現在以降に空気調和機100の動作を制御するための制御指示情報を入力可能な制御指示情報設定部としての機能を有する。
 端末通信部305は、インターネット400に接続してサーバ200との間で双方向通信を行う。なお、端末通信部305とサーバ200との間の通信は、無線通信であってもよく、有線通信であってもよい。
 端末通信部305は、スケジューラ設定部304から送信されるスケジューラ情報を受信して、サーバ200に送信する。また、端末通信部305は、スケジューラ情報の他に、ユーザが端末操作部301を操作することにより指定された空気調和機100に対する制御指示情報を、サーバ200に送信する。また、端末通信部305は、端末制御部306において処理された空気調和機100に対する制御指示情報を、サーバ200に送信する。
 また、端末通信部305は、空気調和機100の運転状態の情報をサーバ200から受信する。端末通信部305は、受信した空気調和機100の運転状態の情報を端末制御部306に送信する。また、端末通信部305は、サーバ200のスケジューラ記憶部202に記憶されているスケジューラ情報をサーバ200から受信する。端末通信部305は、受信したスケジューラ情報をスケジューラ設定部304に送信する。スケジューラ設定部304は、サーバ200のスケジューラ記憶部202に記憶されているスケジューラ情報を受信して記憶する。
 端末制御部306は、通信端末300全体の処理を制御する制御部である。端末制御部306は、スケジューラ情報以外の情報であって、ユーザが端末操作部301を操作することにより指定された空気調和機100に対する操作情報を、端末通信部305を介してサーバ200に送信することができる。サーバ200は、通信端末300から受信した空気調和機100に対する操作情報または操作情報に含まれる一部の情報を、操作情報に従って適切なタイミングで空気調和機100に送信する。
 また、端末制御部306は、端末通信部305から受信した空気調和機100の運転状態の情報およびスケジューラ情報といった各種情報を端末表示部302に表示させることができる。
 つぎに、空気調和システム1の動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかる空気調和システム1におけるサーバ200の判定部204が実行する送信情報判定処理の流れを示すフローチャートである。以下に示す送信情報判定処理は、任意のタイミング、例えば予め決められた周期で、繰り返し実行される。
 ステップS110において、判定部204が送信情報判定処理を開始する。
 ステップS120において、判定部204は、スケジューラ記憶部202に記憶されているスケジューラ情報を読み出す。
 ステップS130において、判定部204は、制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報が複数個あるか否かを判定する。すなわち、判定部204は、現在時刻と同じ時刻のスケジューラ開始時刻が設定されているスケジューラ情報が複数個あるか否かを判定する。具体的に、判定部204は、スケジューラ記憶部202から読み出されたスケジューラ情報から、スケジューラ開始時刻とスケジューラ動作内容とを読み出す。そして、判定部204は、読み出したスケジューラ開始時刻に基づいて、現在時刻と同じ時刻のスケジューラ開始時刻が設定されているスケジューラ情報が複数個あるか否かを判定する。
 ここで、判定部204は、サーバ200から空気調和機100に対して現在時刻と同時刻に送信しようとしている制御指示情報の全てを判定の対象とすることができる。すなわち、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報を判定する際に、サーバ200から空気調和機100に対して現在時刻と同時刻に空気調和機100に送信予定とされている制御指示情報の全てを、ステップS130における判定対象とすることができる。
 具体的に、現在時刻において、サーバ制御部205がスケジューラ運転機能以外の空気調和機100の他の機能について空気調和機100に対して制御指示情報を送信しようとしている場合を想定する。この場合、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じであるスケジューラ情報の他に、サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報も、制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報に含めて、ステップS130を行う。サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報は、空気調和機100への送信予定時刻が現在時刻と同じである制御指示情報である。空気調和機100の他の機能の一例としては、節電機能などのように、自動で設定温度を切り替えるような機能が挙げられる。
 設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報が複数個あると判定された場合は、ステップS130においてYesとなり、ステップS140に進む。設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報が複数個、存在しないと判定された場合は、ステップS130においてNoとなり、ステップS170に進む。
 ステップS140において、判定部204は、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである複数の制御指示情報において、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報があるか否かを判定する。具体的に、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じであるスケジューラ情報と、サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報とにおいて、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報があるか否かを判定する。
 設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである複数の制御指示情報のうち、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報があると判定された場合は、ステップS140においてYesとなり、ステップS150に進む。設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである複数の制御指示情報のうち、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報がないと判定された場合は、ステップS140においてNoとなり、ステップS160に進む。
 ステップS150において、判定部204は、制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報を空気調和機100に送信する。具体的に、判定部204は、スケジューラ動作内容が「運転停止」であるスケジューラ情報または制御動作内容が「運転停止」である空気調和機100の他の機能の制御指示情報を、空気調和機100に送信する制御指示情報と判定する。判定部204は、空気調和機100に送信する制御指示情報と判定した制御指示情報を空気調和機100のスケジューラ制御部112に送信する。制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報が複数ある場合は、判定部204は、予め決められて判定部204に記憶されている任意の判定ロジックに基づいて、いずれか1つの制御指示情報を空気調和機100に送信する。
 サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報は、ユーザによって通信端末300に入力され、通信端末300からサーバ制御部205に送信されるものである。サーバ制御部205は、空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を受信すると、受信した空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を、予め決められたタイミングで空気調和機100の空気調和制御部114に送信する。空気調和機100の空気調和制御部114は、他の機能についての制御指示情報を受信すると、制御指示情報に従った動作を制御する。
 ただし、判定部204において空気調和機100に送信する制御指示情報として判定された、空気調和機100の他の機能についての制御指示情報は、空気調和機100のスケジューラ制御部112に送信される。
 ここで、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報とステップS140において判定された、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである複数の制御指示情報のうち、空気調和機100に送信する制御指示情報として判定されなかった他の制御指示情報は、破棄される。すなわち、判定部204は、設定されている制御動作内容が「運転停止」である制御指示情報とステップS140において判定された、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである複数の制御指示情報のうち、空気調和機100に送信する制御指示情報として判定されなかった他の制御指示情報をサーバ200から削除する。ステップS150の後、判定部204は、ステップS180に進む。
 空気調和機100のスケジューラ制御部112は、サーバ200から送信された制御指示情報を受信すると、室内機11の運転を停止させる。
 ステップS160において、判定部204は、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報であるとステップS130において判定された複数の制御指示情報うち、後の時刻に設定された制御指示情報を空気調和機100に送信する。後の時刻に設定された制御指示情報は、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報であるとステップS130において判定された複数の制御指示情報のうち、設定された時刻が最も遅い制御指示情報である。
 具体的に、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じであるスケジューラ情報と、サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報とのうち、設定された時刻が最も遅い制御指示情報を空気調和機100に送信する制御指示情報と判定する。判定部204は、空気調和機100に送信する制御指示情報と判定した制御指示情報を空気調和機100のスケジューラ制御部112に送信する。
 ここで、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報であるとステップS130において判定された複数の制御指示情報のうち、空気調和機100に送信する制御指示情報として判定されなかった他の制御指示情報は、破棄される。すなわち、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じであるスケジューラ情報と、サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報とのうち、空気調和機100に送信する制御指示情報として判定されなかった他の制御指示情報をサーバ200から削除する。ステップS160の後、判定部204は、ステップS180に進む。
 空気調和機100のスケジューラ制御部112は、サーバ200から送信された制御指示情報を受信すると、受信した制御指示情報に対応した動作を実行する。
 ステップS170において、判定部204は、設定されている制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報を、空気調和機100に送信する。具体的に、判定部204は、スケジューラ開始時刻が現在時刻と同じであるスケジューラ情報、またはサーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報を、空気調和機100に送信する制御指示情報と判定する。判定部204は、空気調和機100に送信する制御指示情報と判定した制御指示情報を空気調和機100のスケジューラ制御部112に送信する。ステップS170の後、判定部204は、ステップS180に進む。
 空気調和機100のスケジューラ制御部112は、サーバ200から送信された制御指示情報を受信すると、受信した制御指示情報に対応した動作を実行する。
 ステップS180において、判定部204は、現在の時刻が送信情報判定処理の次回の処理実行タイミングか否かを判定する。現在の時刻が次回の処理実行タイミングであると判定された場合は、ステップS180においてYesとなり、判定部204は、ステップS120に戻る。現在の時刻が次回の処理実行タイミングでないと判定された場合は、ステップS180においてNoとなり、判定部204は、ステップS180を繰り返す。
 判定部204は、1秒単位もしくは1分単位で送信情報判定処理を周期的に実行可能である。また、判定部204は、スケジューラ情報内のスケジューラ開始時刻をトリガとして送信情報判定処理を実行することが可能である。したがって、判定部204は、上述した手順に従って送信情報判定処理を繰り返し実行することができる。
 複数のユーザがスケジューラ情報を設定可能な空気調和システム1は、上述した送信情報判定処理を実行することにより、スケジューラ情報のスケジューラ開始時刻が重複したユーザの意図しない状況において、「運転停止」の制御動作内容を優先して実施することができる。これにより、空気調和システム1は、空気調和機100の不要な運転抑制と、ユーザに対する不快な空気調和環境の提供の防止と、を図ることができる。
 また、上述した送信情報判定処理は、複数のスケジューラ情報のスケジューラ開始時刻が重複した場合に限らず、空気調和機100が備える節電機能および温度監視機能などの様々な機能による自動動作とユーザの設定したスケジューラ運転との、同時刻における重複も対象とすることができる。これにより、上述した送信情報判定処理を実行することにより得られる上記の効果が、より大きくなる。
 上述したように、本実施の形態1にかかる空気調和システム1では、複数のユーザまたは任意の1人のユーザによって空気調和機100の運転制御について設定された制御指示情報の制御開始時刻が重複していた場合に、サーバ200の判定部204は、「運転停止」の制御動作内容を優先して採用し、「運転停止」の制御動作内容が設定された制御指示情報を空気調和機100に対して送信する。これにより、空気調和システム1では、制御指示情報の制御開始時刻が重複していた場合に、制御開始時刻に空気調和機100の動作を確実に停止させることができ、ユーザが意図しない制御内容で空気調和機100が動作してしまうことによりユーザに対して不快な環境を提供してしまうことを防止できる。
 また、空気調和システム1では、複数のユーザによって設定された制御指示情報がスケジューラ情報である場合に、サーバ200の判定部204は、「運転停止」のスケジューラ動作内容を優先して採用し、「運転停止」のスケジューラ動作内容が設定されたスケジューラ情報を空気調和機100に対して送信する。これにより、空気調和システム1では、複数のユーザによって設定されたスケジューラ情報の制御開始時刻が重複していた場合でも、制御開始時刻に空気調和機100の動作を確実に停止させることができ、ユーザが意図しない制御内容で空気調和機100が動作してしまうことによりユーザに対して不快な環境を提供してしまうことを防止できる。
 また、空気調和システム1では、送信情報判定処理における判定において、スケジューラ情報の他に、サーバ制御部205が現在時刻において送信しようとしている空気調和機100の他の機能についての制御指示情報も、制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報に含めることができる。これにより、空気調和システム1では、空気調和機100の運転制御について設定された複数の制御指示情報の制御開始時刻が重複していた場合に、スケジューラ運転以外の空気調和機100の他の機能についての制御指示情報も含めて送信情報判定処理を実施することができ、より確実に制御開始時刻に空気調和機100の動作を停止させることができる。
 また、近年の空気調和機は、高機能化してきており、節電機能および温度監視機能などのような自動で設定温度を切り替えるような機能によって、ユーザが意図しないタイミングで動作を切り替えることがあり得る。
 空気調和システム1では、空気調和機100の他の機能であるこのような自動での動作切り替えの時刻と、ユーザが設定したスケジューラ情報に設定された「運転停止」の制御開始時刻とが重複した場合においても、「運転停止」の制御を優先して採用することができ、より確実にスケジューラ運転の制御開始時刻に空気調和機100の動作を停止させることができる。
 したがって、本実施の形態1にかかる空気調和システム1によれば、多様な機能を有する空気調和機100を遠隔操作可能な空気調和システム1において、複数のスケジューラ運転の制御時刻が重複した場合においても確実に空気調和機100を停止できる、という効果を奏する。
実施の形態2.
 実施の形態2は、前述の実施の形態1のステップS130における制御開始時刻が現在時刻と同じである制御指示情報が複数個あるか否かを判定する際に、制御開始時刻と現在時刻との比較において、比較時間に時間幅を持たせる。具体的に、前述の実施の形態1におけるステップS130における制御開始時刻と現在時刻との比較において、現在時刻について、後ろの時間帯おいて現在時刻から+α分だけ時間幅を持たせる。現在時刻に+αの時間幅を設けることにより、制御指示情報に設定された制御開始時刻が現在時刻と同じであるか否かを判定する際に、ある程度の時間幅を持たせることも可能である。
 例えば時間幅が+5分と設定されると、すなわち+α=5分と設定されると、現在時刻が10:00である場合、制御開始時刻が10:00であり動作内容が「運転停止」であるスケジューラ情報と、制御開始時刻が10:05であり動作内容が「運転開始」であるスケジューラ情報とは、制御開始時刻が同時刻であるスケジューラ情報と判定される。この結果、スケジューラ運転機能により「運転停止」となった直後に、空気調和機100の運転が開始されるといった制御状態を避けることができる。
 したがって、実施の形態2において、判定部204は、通信端末300から送信されてサーバ200に記憶されている複数のスケジューラ情報のうち、制御開始時刻が現在時刻および現在時刻から後ろの時間帯における現在時刻から予め決められた時間幅に含まれる時刻と同じであり且つ運転停止の制御動作内容が設定されたスケジューラ情報を、空気調和機100に送信する制御情報として判定して空気調和機100に送信する。そして、判定部204は、制御開始時刻が現在時刻および現在時刻から後ろの時間帯における現在時刻から予め決められた時間幅に含まれる時刻と同じである複数のスケジューラ情報のうち、空気調和機100に送信する制御情報として判定されなかったスケジューラ情報を、破棄する。
 本実施の形態2にかかる空気調和システムは、上述した実施の形態1にかかる空気調和システム1と同様の効果を有する。
 また、本実施の形態2にかかる空気調和システムは、ステップS130における制御開始時刻と現在時刻との比較において、現在時刻について後ろの時間帯に+α分だけ時間幅を持たせることにより、スケジューラ運転機能により室内機11の運転を停止させて空気調和機100の運転を停止させた直後に、空気調和機100の運転が開始されることを避けることができる。
 また、室内機11のスケジューラ制御部112および空気調和制御部114、サーバ200の判定部204およびサーバ制御部205、通信端末300のスケジューラ設定部304および端末制御部306の各制御部は、例えば、図3に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図3は、実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。上記の各制御部が図3に示す処理回路により実現される場合、上記の各制御部は、例えば、図3に示すメモリ502に記憶されたプログラムをプロセッサ501が実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、上記の各制御部の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ501およびメモリ502を用いて実現するようにしてもよい。
 以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 1 空気調和システム、11 室内機、12 室外機、100 空気調和機、111 室内機空気調和部、112 スケジューラ制御部、113 室内機通信部、114 空気調和制御部、200 サーバ、201 サーバ通信部、202 スケジューラ記憶部、203 サーバ記憶部、204 判定部、205 サーバ制御部、300 通信端末、301 端末操作部、302 端末表示部、303 端末記憶部、304 スケジューラ設定部、305 端末通信部、306 端末制御部、400 インターネット、501 プロセッサ、502 メモリ。

Claims (6)

  1.  空気調和機と、前記空気調和機と通信可能なサーバと、前記サーバと通信可能な複数の通信端末と、を備えた空気調和システムであって、
     前記通信端末は、現在以降に前記空気調和機の動作を制御するための制御指示情報を入力可能な制御指示情報設定部を有し、
     前記サーバは、前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている前記制御指示情報のうち、前記空気調和機の動作の制御を開始する制御開始時刻または前記空気調和機への送信予定時刻が現在時刻と同じであり、且つ前記空気調和機の運転の停止を指示する運転停止の制御動作内容が設定された前記制御指示情報を、前記空気調和機に送信する制御情報として判定して前記空気調和機に送信する判定部を有し、
     前記空気調和機は、前記判定部から送信された前記制御指示情報に従って前記空気調和機を停止させる、
     空気調和システム。
  2.  前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている前記制御指示情報が、現在以降の予め指定された時刻に前記空気調和機の動作を制御する前記空気調和機のスケジューラ運転を指示し、前記制御開始時刻と前記制御動作内容とを含み前記制御開始時刻に前記空気調和機の前記制御動作内容の動作の制御を指示するスケジューラ情報である、
     請求項1に記載の空気調和システム。
  3.  前記判定部は、前記制御開始時刻が現在時刻と同じである前記スケジューラ情報のうち、前記空気調和機に送信する制御情報として判定されなかった前記スケジューラ情報を破棄する、
     請求項2に記載の空気調和システム。
  4.  前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている前記制御指示情報が、現在以降の予め指定された時刻に前記空気調和機の動作を制御する前記空気調和機のスケジューラ運転を指示し、前記制御開始時刻と前記制御動作内容とを含み前記制御開始時刻に前記空気調和機の前記制御動作内容の動作の制御を指示するスケジューラ情報、および前記スケジューラ運転以外の前記空気調和機の他の機能についての制御指示情報であって現在時刻に前記空気調和機に送信予定である他の機能の制御指示情報である、
     請求項1に記載の空気調和システム。
  5.  前記判定部は、前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている前記制御指示情報である、前記制御開始時刻が現在時刻と同じである前記スケジューラ情報と、現在時刻に前記空気調和機に送信予定である前記他の機能の制御指示情報とのうち、前記空気調和機に送信する制御情報として判定されなかった前記スケジューラ情報および前記他の機能の制御指示情報を破棄する、
     請求項4に記載の空気調和システム。
  6.  前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている前記制御指示情報が、現在以降の予め指定された時刻に前記空気調和機の動作を制御する前記空気調和機のスケジューラ運転を指示し、前記制御開始時刻と前記制御動作内容とを含み前記制御開始時刻に前記空気調和機の前記制御動作内容の動作の制御を指示するスケジューラ情報であり、
     前記判定部は、
     前記通信端末から送信されて前記サーバに記憶されている複数の前記スケジューラ情報のうち、前記制御開始時刻が現在時刻および現在時刻から後ろの時間帯における現在時刻から予め決められた時間幅に含まれる時刻と同じであり且つ前記空気調和機の運転の停止を指示する運転停止の前記制御動作内容が設定された前記スケジューラ情報を、前記空気調和機に送信する制御情報として判定して前記空気調和機に送信し、
     前記制御開始時刻が現在時刻および現在時刻から後ろの時間帯における現在時刻から予め決められた時間幅に含まれる時刻と同じである複数の前記スケジューラ情報のうち、前記空気調和機に送信する制御情報として判定されなかった前記スケジューラ情報を破棄する、
     請求項1に記載の空気調和システム。
PCT/JP2020/021167 2020-05-28 2020-05-28 空気調和システム WO2021240744A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/021167 WO2021240744A1 (ja) 2020-05-28 2020-05-28 空気調和システム
JP2022527412A JPWO2021240744A1 (ja) 2020-05-28 2020-05-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/021167 WO2021240744A1 (ja) 2020-05-28 2020-05-28 空気調和システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2021240744A1 true WO2021240744A1 (ja) 2021-12-02

Family

ID=78723194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2020/021167 WO2021240744A1 (ja) 2020-05-28 2020-05-28 空気調和システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2021240744A1 (ja)
WO (1) WO2021240744A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064113A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 京セラ株式会社 通信端末、プログラムおよび制御システム
WO2016157498A1 (ja) * 2015-04-02 2016-10-06 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2017112511A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 株式会社アプリックス 機器制御システム、機器制御装置および機器制御方法
JP2017163609A (ja) * 2012-08-08 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 家電機器、家電システム及びサーバ装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5817514B2 (ja) * 2011-12-27 2015-11-18 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163609A (ja) * 2012-08-08 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 家電機器、家電システム及びサーバ装置
WO2015064113A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 京セラ株式会社 通信端末、プログラムおよび制御システム
WO2016157498A1 (ja) * 2015-04-02 2016-10-06 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2017112511A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 株式会社アプリックス 機器制御システム、機器制御装置および機器制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021240744A1 (ja) 2021-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6464536B2 (ja) 家電機器、家電システム及びサーバ装置
JP5084502B2 (ja) 空気調和システム
JP6455554B2 (ja) マルチ空気調和機
US20140216078A1 (en) Reduced energy heat pump defrost for unoccupied space
EP2829813A1 (en) Air conditioner and method of controlling the same
JPWO2019102630A1 (ja) 空気調和システム
US9958179B2 (en) Air-conditioning system
JP2015152192A (ja) 空気調和システム
JP2011208857A (ja) 空調制御システム
JP2018084385A (ja) 空気調和機の制御装置
WO2021240744A1 (ja) 空気調和システム
JP2013064537A (ja) 全館空調システム
JP2004176936A (ja) 空気調和機、空気調和機の運転制御方法および空気調和システム
JP2018119755A (ja) 空気調和システム
WO2020148864A1 (ja) 空気調和制御システム
US20220113053A1 (en) Control device for air conditioning apparatus, air conditioning system, control method for air conditioning apparatus, and program
JP7288598B2 (ja) 空気調和機
JP2012063112A (ja) 空気調和機
KR102155558B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP2012021709A (ja) 空調コントローラおよび空調制御方法
JP2015169386A (ja) 空気調和装置
KR20050103636A (ko) 원격 유무선 제어가 가능한 공기조화 냉난방장치
WO2023157267A1 (ja) 空気調和機、及び空調システム
JP7170899B2 (ja) 空気調和装置および空気調和システム
JP3197748B2 (ja) 空気調和機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 20938329

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2022527412

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 20938329

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1