JP2012063112A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えた空気調和機においても、簡易にウォームアップタイマ運転できる空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】室内コントローラ15が時計機能を持たない室内機2と、時計機能を持っているワイヤードリモコン20とを備えた空気調和機1において、ワイヤードリモコン20は、設定時刻の所定時間前に室内コントローラ15に対して、設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻に空気調和機1の運転を開始し、設定時刻に室内を設定温度に温調するウォームアップ信号を送信する機能を備え、室内コントローラ15は、ウォームアップ信号を受信したとき、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での吸込温度に基づいて補正されたウォームアップタイマ運転時刻に、空気調和機1のウォームアップタイマ運転を開始する機能を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、設定時刻に室内を設定温度に温調できるように、設定時刻前に空気調和機を運転開始するウォームアップタイマ運転機能を備えた空気調和機に関するものである。
前もって空気調和機の運転を開始することにより、設定時刻に室内が設定温度となるように温調する、いわゆるウォームアップタイマ運転機能を備えた空気調和機は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。ウォームアップタイマ運転機能を備えた空気調和機としては、一般家庭で用いられている小型エアコンが多かった。これは、家庭用小型エアコンの室内コントローラが時計機能を持っており、リモコン側から設定時刻信号を送信することにより、室内コントローラが時計情報に基づいて設定時刻に室内が設定温度となるように運転開始時刻を決定し、空気調和機を運転する制御シーケンスを組むことが比較的簡単であったためと、かかるニーズが高かったためと考えられる。
一方、中小規模のビルや店舗等の空調に用いられる中大型の業務用エアコンでは、ウォームアップタイマ運転機能を備えた空気調和機は見られなかった。これは、ニーズが低かったためと、業務用エアコンの場合、ワイヤードリモコンが時計機能を持っており、室内機側のコントローラが時計機能を持っていないため、ワイヤードリモコン側から上記と同様のタイミングで設定時刻信号を送信しても、同様の制御を行うことができなかったことに加え、家庭用小型エアコンの場合と同様のタイミングで信号を送信するときは、「○時間○分後にウォームアップオン」の信号を送信しなければならず、送信する信号のデータ量が多くなってしまうことが、その一因である。
特許第3068375号公報
しかし、中小規模のビルや店舗等の空調に用いられている中大型の業務用エアコン、すなわち室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機においても、ワイヤードリモコン側から簡単なウォームアップ信号を送信するだけで、簡易にウォームアップタイマ運転することが可能となれば、設定時刻に室内を設定温度に温調することができ、より快適な空調環境が得られるようになることから、利用者にとっては望ましいことと考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えた空気調和機においても、簡易にウォームアップタイマ運転することができる空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機において、前記ワイヤードリモコンは、前記設定時刻の所定時間前に前記室内コントローラに対して、前記設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始し、前記設定時刻に室内を設定温度に温調するウォームアップ信号を送信する機能を備え、前記室内コントローラは、前記ウォームアップ信号を受信したとき、前回のウォームアップタイマ運転時の前記設定時刻での吸込温度に基づいて補正されたウォームアップタイマ運転時刻に、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始する機能を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤードリモコンが、設定時刻の所定時間前に室内コントローラに対して、設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始し、設定時刻に室内を設定温度に温調するウォームアップ信号を送信する機能を備え、室内コントローラが、ウォームアップ信号を受信したとき、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での吸込温度に基づいて補正されたウォームアップタイマ運転時刻に、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始する機能を備えているため、空気調和機をウォームアップタイマ運転する場合、ワイヤードリモコンによってその時刻を設定すると、時計機能を持っているワイヤードリモコンは、設定時刻の所定時間前に室内コントローラに対してウォームアップ信号を送信し、該ウォームアップ信号を受信した室内コントローラは、そのタイマ機能を介して設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻になると、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始し、設定時刻に室内が設定温度となるように運転することができる。従って、室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機においても、室内コントローラにシンプルな制御シーケンスを設け、ワイヤードリモコン側から簡単なウォームアップ信号を送信するだけで、簡易にウォームアップタイマ運転が可能な空気調和機を提供することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記所定時間は、60分とされており、前記室内コントローラは、60分のタイマ機能により前記設定時刻よりも前の前記ウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始する機能を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、所定時間が、60分とされており、室内コントローラが、60分タイマ機能により設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始する機能を備えているため、時計機能を持っているワイヤードリモコンは、設定時刻の60分前になると、室内コントローラにウォームアップ信号を送信し、該ウォームアップ信号を受信した室内コントローラは、その60分タイマ機能により信号を受信してからウォームアップ待機時間経過後、すなわち60分からウォームアップタイマ運転時刻を減算した時間後に、当該空気調和機をウォームアップタイマ運転することができる。従って、室内コントローラに時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機を簡易にウォームアップタイマ運転することが可能となる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内コントローラは、前回のウォームアップタイマ運転時の前記設定時刻での吸込温度と設定温度との温度差を算出し、その温度差に応じて前回のウォームアップタイマ運転時刻を所定時間ずつ増減して、次回のウォームアップタイマ運転時の前記ウォームアップタイマ運転時刻を補正し、それを記億する機能を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、室内コントローラが、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での吸込温度と設定温度との温度差を算出し、その温度差に応じて前回のウォームアップタイマ運転時刻を所定時間ずつ増減して、次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻を補正し、それを記億する機能を備えているため、室内コントローラにより前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での運転状態を基づいて、次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻を適宜適正に補正し、ウォームアップタイマ運転を行うことができる。つまり、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻において、吸込温度が設定温度に対してどのような状態にあったのかをその温度差を算出して判定し、例えば温度差が予め設定されている最大値よりも大きい場合、ウォームアップタイマ運転時刻が遅いと判断してウォームアップタイマ運転時刻を所定時間だけ早めに補正し、最小値よりも小さい場合、ウォームアップタイマ運転時刻が早いと判断してウォームアップタイマ運転時刻を所定時間だけ遅めに補正し、最大値と最小値の間にある場合は、補正せずに次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻を決定することができる。従って、ウォームアップタイマ運転時にも、室の大きさや温度環境にかかわらず、所望の温度に温調することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記室内コントローラは、補正された前記ウォームアップタイマ運転時刻を前記ワイヤードリモコン側に送信する機能を備え、前記ワイヤードリモコンは、該ウォームアップタイマ運転時刻を記憶し、次回のウォームアップタイマ運転時、該ウォームアップタイマ運転時刻にオン信号を送信して当該空気調和機の運転を開始する機能を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、室内コントローラが、補正されたウォームアップタイマ運転時刻をワイヤードリモコン側に送信する機能を備え、ワイヤードリモコンが、該ウォームアップタイマ運転時刻を記憶し、次回のウォームアップタイマ運転時、該ウォームアップタイマ運転時刻にオン信号を送信して当該空気調和機の運転を開始する機能を備えているため、ウォームアップタイマ運転する場合、ワイヤードリモコンにその時刻を設定すると、ワイヤードリモコンは、ウォームアップタイマ運転時刻になったとき、室内コントローラにオン信号を送信することにより、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始し、設定時刻に室内が設定温度となるように運転することができる。これによって、空気調和機が運転を開始するウォームアップタイマ運転時刻を確認しながら、リモコン上でウォームアップタイマ運転の設定時刻を設定することが可能となる。
本発明によると、空気調和機をウォームアップタイマ運転する場合、ワイヤードリモコンによってその時刻を設定すると、時計機能を持っているワイヤードリモコンは、設定時刻の所定時間前に室内コントローラに対してウォームアップ信号を送信し、該ウォームアップ信号を受信した室内コントローラは、そのタイマ機能を介して設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻になると、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始し、設定時刻に室内が設定温度となるように運転することができるため、室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機においても、室内コントローラにシンプルな制御シーケンスを設け、ワイヤードリモコン側から簡単なウォームアップ信号を送信するだけで、簡易にウォームアップタイマ運転が可能な空気調和機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の概略構成図である。 図1に示す空気調和機のウォームアップタイマ運転の制御シーケンスの説明図である。 図1に示す空気調和機のウォームアップタイマ運転時刻を補正する方法の説明図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図3を用いて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気調和機の概略構成図が示されている。
空気調和機1は、図1に示されるように、室内の天井等に設置される室内機2と、屋外の適所に設置され、室内機2と液管およびガス管からなる2本の冷媒配管4および通信線5とを介して接続される室外機3とから構成されている。なお、ここでは、1台の室外機3に対して室内機2が1台接続されている空気調和機1について説明するが、室内機2が複数台並列に接続されるマルチタイプの空気調和機にも同様に適用できることは云うまでもない。
室外機3には、図示省略の冷媒圧縮機、四方切換弁や室外側電子膨張弁、室外側熱交換器、ファンモータを含む室外側ファン、室外コントローラ等の機器が配設されている。この室外機3は、室内機2内に設けられる後述の室内側熱交換器や室内側電子膨張弁等と共に冷凍サイクルを構成し、室内機2に供給する冷媒の調整機能を担うものである。
また、室内機2は、図1に示されるように、天井内に埋込み設置されるユニット本体10と、ユニット本体10の下部に装着される天井パネル11とを備えている。ユニット本体10内には、図示省略の室内ファン、室内熱交換器、室内側電子膨張弁、室内ファンに吸込空気を導くベルマウス、ドレンパン等が配設されている。また、ユニット本体10の下面を覆うように設置される天井パネル11の中央部には、室内空気を吸込むための吸込みグリル12が設置され、その周囲には、四方向に空調風を吹出す風向調整ルーバ13を備えた空気吹出し口14が設けられている。
これにより、室内機2においては、室内ファンの回転により吸込みグリル12を経て吸込まれた室内空気が室内熱交換器に流通され、室内熱交換器で冷媒と熱交換されて冷却または加熱された空気が、空気吹出し口14を経て風向調整ルーバ13により調整された方向に吹出されるようになっている。なお、ユニット本体10内には、吸込みグリル12を経て吸込まれた吸込空気の温度を検出する吸込温度センサが設けられている。
また、上記室内機2には、室内コントローラ15が設けられており、該室内コントローラ15には、ワイヤードリモコン20が接続され、空気調和機1は、該ワイヤードリモコン20を介して運転操作されるようになっている。ワイヤードリモコン20は、空気調和機1を運転するための運転停止ボタンや運転モード選択ボタン、温度設定ボタン、風量設定ボタン等の各種運転操作ボタンの他、ウォームアップタイマ運転を設定するウォームアップ運転設定手段21を備えるとともに、時計機能を持った構成とされている。一方、室内機2の室内コントローラ15は、時計機能を持っておらず、60分(1時間)タイマ機能のみを備えた構成とされている。
ウォームアップタイマ運転とは、前述したとおり、設定時刻よりも前に空気調和機1の運転を開始し、設定時刻に室内が設定温度となるように温調する運転のことである。本実施形態に係る空気調和機1は、ワイヤードリモコン20が時計機能を持っているが、室内機2の室内コントローラ15が時計機能を持たない空気調和機1とされているため、以下によりウォームアップタイマ運転が行える構成とされている。
ワイヤードリモコン20は、ウォームアップ運転設定手段21により、ウォームアップタイマ運転の設定時刻が、例えば9時00分に設定されると、時計機能を介して設定時刻(9時00分)の所定時間前、例えば60分(1時間)前の8時00分になると、室内コントローラ15に対して、ウォームアップ信号を送信する機能を備えている。なお、このウォームアップ信号は、「○時間○分後にウォームアップオン」というような時計情報を含むものである必要はなく、ウォームアップタイマ運転が設定されたことが判る単純な信号でよい。
ワイヤードリモコン20からのウォームアップ信号を入力されると、室内コントローラ15は、図2の制御シーケンスに示されるように、60分タイマ機能を介して上記の設定時刻(9時00分)よりも前のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分;max60分〜min5分)になると、空気調和機1のウォームアップタイマ運転を開始し、設定された時刻の9時00分に室内が設定温度となっているように空気調和機1を運転する機能を備えている。
ここで、上記のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)は、初期値として、例えば15分が入力されており、それ以後は、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での吸込温度(吸込温度センサにより検出)に基づいて補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)にウォームアップタイマ運転が開始されるようになっている。このウォームアップタイマ運転時刻の補正値(WTM補正値)は、図3に示されるように、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻に吸込温度センサで検出された吸込温度(TAi)と設定温度(Ts)との温度差を算出し、その温度差の大小に応じて所定時間ずつ増減されるようになっている。なお、室内コントローラ15は、これを記憶できるようになっている。
つまり、運転モードが冷房・自動冷房・除湿時には、温度差が、「3<TAi−Ts」のとき、WTM補正値を+5分とし、「1<TAi−Ts≦3」のとき、WTM補正値を0として変更せず、「TAi−Ts≦1」のとき、WTM補正値を−5分とするようにし、運転モードが暖房・自動暖房時には、温度差が、「3<Ts−TAi」のとき、WTM補正値を+5分とし、「2<Ts−TAi≦3」のとき、WTM補正値を0として変更せず、「Ts−TAi≦2」のとき、WTM補正値を−5分とするようにしている。また、自動送風時には、ウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を変更しないようにしている。
従って、上記により補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)が、例えば20分とされた場合、ウォームアップタイマ運転の設定時刻が、例えば9時00分に設定された上記例では、8時00分になると、ワイヤードリモコン20から室内コントローラ15に対してウォームアップ信号が送信され、室内コントローラ15は、このウォームアップ信号を受信してから40分のウォームアップ待機時間経過後の8時40分、すなわち9時00分に設定された60分タイマからウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)の20分を減算した8時40分になると、当該空気調和機1のウォームアップタイマ運転が開始されるようになる。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
通常の運転時、空気調和機1は、ワイヤードリモコン20により運転停止ボタンをオンとし、運転モード選択ボタンで冷房、除湿、暖房等の運転モードを切替え、温度設定ボタンおよび風量設定ボタンで室温設定値や風量等を任意に設定することにより、冷房、除湿または暖房等の運転がなされる。その結果、室外機3から所定の状態に調整された冷媒が室内機2の室内熱交換器に供給され、この冷媒と室内ファンで循環される室内空気とが熱交換されることによって、室内空気が冷却または加熱され、室内が設定された温度となるように温調される。
一方、空気調和機1をウォームアップタイマ運転し、設定時刻に室内が設定温度となるように温調する場合は、ワイヤードリモコン20のウォームアップ運転設定手段21を介してその時刻を設定すると、時計機能を持っているワイヤードリモコン20は、設定された時刻の60分(1時間)前になると、室内コントローラ15に対してウォームアップ信号を送信する。該信号を受信した室内コントローラ15は、その60分タイマ機能を介して設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)になると、空気調和機1をオンとし、ウォームアップタイマ運転を開始する。
これにより、設定された時刻に室内が設定温度となるように空気調和機1を温調運転することができる。このため、室内コントローラ15が時計機能を持たない室内機2と、時計機能を持っているワイヤードリモコン20とを備えた空気調和機1においても、室内コントローラ15にシンプルな制御シーケンスを設け、ワイヤードリモコン20側から簡単なウォームアップ信号を送信するだけで、簡易にウォームアップタイマ運転が可能な空気調和機1を提供することができる。
また、ワイヤードリモコン20から室内コントローラ15にウォームアップ信号が送信されるタイミングが、設定された時刻の60分(1時間)前とされており、室内コントローラ15は、60分タイマ機能により設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)に空気調和機1の運転を開始する機能を備えている。このため、ワイヤードリモコン20は、設定時刻の60分前になると、室内コントローラ15にウォームアップ信号を送信し、この信号を受信した室内コントローラ15は、該信号を受信してからウォームアップ待機時間経過後、すなわち60分からウォームアップタイマ運転時刻を減算した時間後に、空気調和機1をウォームアップタイマ運転することができる。従って、室内コントローラ15に時計機能を持たない室内機2と、時計機能を持っているワイヤードリモコン20とを備えている空気調和機1を簡易にウォームアップタイマ運転することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、室内コントローラ15は、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での吸込温度TAiと設定温度Tsとの温度差を算出し、その温度差に応じて前回のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を5分ずつ増減して、次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を補正するようにしている。このため、室内コントローラ15により前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻での運転状態を基づいて、次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を適宜適正に補正し、それを記憶することができる。
つまり、前回のウォームアップタイマ運転時の設定時刻において、吸込温度TAiが設定温度Tsに対して如何なる状態にあったのかをその温度差を算出して判定し、例えば温度差が設定されている最大値よりも大きい場合には、ウォームアップタイマ運転時刻が遅いと判断してウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を5分だけ早めに補正し、最小値よりも小さい場合には、ウォームアップタイマ運転時刻が早いと判断してウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を5分だけ遅めに補正し、最大値と最小値の間にある場合には、補正せずに次回のウォームアップタイマ運転時のウォームアップタイマ運転時刻を決定するようにしている。従って、ウォームアップタイマ運転時にも、室の大きさや温度環境にかかわらず、所望の温度に温調することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、室内コントローラ15で補正されたWTM分をワイヤードリモコン20側に送信できるように構成されている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態において、室内コントローラ15は、該室内コントローラ15で補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)をワイヤードリモコン20側に送信する機能を備えており、また、ワイヤードリモコン20は、この補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を記憶するとともに、表示部22(図1参照)上に表示し、次回のウォームアップタイマ運転時、そのウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)に、空気調和機1にオン信号を送信できる機能を備えた構成とされている。
このように、室内コントローラ15が、補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)をワイヤードリモコン20側に送信する機能を備え、またワイヤードリモコン20が、この補正されたウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)を記憶し、次回のウォームアップタイマ運転時、該ウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)に、空気調和機1にオン信号を送信できる機能を備えているため、ウォームアップタイマ運転する場合、ワイヤードリモコン20にその時刻を設定すると、ワイヤードリモコン20は、ウォームアップタイマ運転時刻になったとき、室内コントローラ15にオン信号を送信することにより、当該空気調和機1のウォームアップタイマ運転を開始し、設定時刻に室内が設定温度となるように運転することが可能となる。従って、空気調和機1が運転を開始するウォームアップタイマ運転時刻を表示部22上で確認しながら、リモコン20上でウォームアップタイマ運転の設定時刻を設定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、天井埋込み型空気調和機1に適用した例について説明したが、これに限らず、様々な型式の空気調和機1に適用できることは云うまでもない。また、タイマ時間やウォームアップタイマ運転時刻(WTM分)の補正時間等は、上記実施形態の数値に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
15 室内コントローラ
20 ワイヤードリモコン
21 ウォームアップ運転設定手段

Claims (4)

  1. 室内コントローラが時計機能を持たない室内機と、時計機能を持っているワイヤードリモコンとを備えている空気調和機において、
    前記ワイヤードリモコンは、前記設定時刻の所定時間前に前記室内コントローラに対して、前記設定時刻よりも前のウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始し、前記設定時刻に室内を設定温度に温調するウォームアップ信号を送信する機能を備え、
    前記室内コントローラは、前記ウォームアップ信号を受信したとき、前回のウォームアップタイマ運転時の前記設定時刻での吸込温度に基づいて補正されたウォームアップタイマ運転時刻に、当該空気調和機のウォームアップタイマ運転を開始する機能を備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記所定時間は、60分とされており、
    前記室内コントローラは、60分タイマ機能により前記設定時刻よりも前の前記ウォームアップタイマ運転時刻に当該空気調和機の運転を開始する機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記室内コントローラは、前回のウォームアップタイマ運転時の前記設定時刻での吸込温度と設定温度との温度差を算出し、その温度差に応じて前回のウォームアップタイマ運転時刻を所定時間ずつ増減して、次回のウォームアップタイマ運転時の前記ウォームアップタイマ運転時刻を補正し、それを記億する機能を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内コントローラは、補正された前記ウォームアップタイマ運転時刻を前記ワイヤードリモコン側に送信する機能を備え、
    前記ワイヤードリモコンは、該ウォームアップタイマ運転時刻を記憶し、次回のウォームアップタイマ運転時、該ウォームアップタイマ運転時刻にオン信号を送信して当該空気調和機の運転を開始する機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
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