WO2021084993A1

WO2021084993A1 - 打込機

Info

Publication number: WO2021084993A1
Application number: PCT/JP2020/036449
Authority: WO
Inventors: 駒崎　義一
Original assignee: 工機ホールディングス株式会社
Priority date: 2019-11-01
Filing date: 2020-09-25
Publication date: 2021-05-06
Also published as: JPWO2021084993A1; JP7409391B2; US20240173833A1

Abstract

ロール状に連結された止具を収納するマガジンと、打撃部を作動させる電動モータと、を備えた打込機の操作性を向上させる。連結された複数の止具をロール状にして収容可能であり、かつ、円柱形状のマガジン２０と、マガジン２０から止具が供給される射出部１３と、射出部１３へ供給された止具を打撃可能な第１の方向Ｂ１に作動可能であり、かつ、第１の方向Ｂ１とは逆の第２の方向Ｂ２に作動可能な打撃部１２と、打撃部１２を第１の方向Ｂ１に作動させる第１付勢部と、打撃部１２を第２の方向Ｂ２に作動させる電動モータ１５と、打撃部１２及び電動モータ１５を支持するハウジング２１と、ハウジング２１から打撃部の作動方向Ａ１に対して交差する方向に突出されたハンドル２２と、を有する打込機１０であって、電動モータ１５，６４は回転軸３５，６５を有し、回転軸３５，６５は打撃部１２の作動方向Ａ１に直交する平面に対して交差する方向に延びている。

Description

打込機

本発明は、射出部と、射出部へ送る複数の止具を渦状に配置して収容可能なマガジンと、マガジンから射出部へ送られる止具を打撃可能な打撃部と、を有する打込機に関する。

射出部と、射出部へ送る複数の止具を渦状に配置して収容可能なマガジンと、マガジンから射出部へ送られる止具を打撃可能な打撃部と、を有する打込機は、特許文献１に記載されている。特許文献１に記載された打込機は、シリンダを収容したハウジング、射出部としてのノーズ部、ハンドル、シリンダ、マガジン、ラックを有する打撃部、円筒部、蓄圧室、モータケース、電動モータ、ベベルギヤ、突起を有するカム板、ハンドルに設けられたトリガを有する。

ハンドルは、ハウジングに連続して設けられ、マガジンは、射出部へ送る止具としての釘を収容する。打撃部は、シリンダ内で作動可能である。円筒部は、シリンダに固定され、蓄圧室は、円筒部内に形成されている。モータケースは、ハウジングに接続され、電動モータは、モータケース内に収容されている。ベベルギヤは、電動モータにより回転され、カム板は、ベベルギヤによって回転される。

特許文献１に記載された打込機は、トリガが操作されると電動モータが回転する。ベベルギヤが電動モータの回転力で回転され、かつ、カム板が回転される。カム板に設けられた突起がラックに係合すると、打撃部が上昇して蓄圧室の圧力が上昇する。突起がラックから解放されると、打撃部は蓄圧室の圧力で下降し、打撃部は、マガジンからノーズ部へ送られた釘を打撃する。

特開２０１６－１９０２７７号公報

本願発明者は、ロール状に巻かれた止具を収納した円柱状のマガジンと、打撃部を作動させる電動モータと、を有する打込機の操作性が低下する可能性がある、という課題を認識した。

本発明の目的は、ロール状に連結された止具を収納するマガジンと、打撃部を作動させる電動モータと、を備えた打込機の操作性を向上させることである。

一実施形態の打込機は、連結された複数の止具をロール状にして収容可能であり、かつ、円柱形状のマガジンと、前記マガジンから前記止具が供給される射出部と、前記射出部へ供給された前記止具を打撃可能な第１の方向に作動可能であり、かつ、前記第１の方向とは逆の第２の方向に作動可能な打撃部と、前記打撃部を前記第１の方向に作動させる第１付勢部と、前記打撃部を前記第２の方向に作動させる電動モータと、前記打撃部及び前記電動モータを支持するハウジングと、前記ハウジングから前記打撃部の作動方向に対して交差する方向に突出されたハンドルと、を有し、前記電動モータは、回転軸を有し、前記回転軸は、前記打撃部の作動方向に直交する平面に対して交差する方向に延びている。

一実施形態の打込機によれば、ロール状に連結された止具を収納するマガジンと、打撃部を作動させる電動モータと、を備えた打込機の操作性を向上させることが可能である。

本発明の実施形態１の打込機を示す正面断面図である。図１の打込機のII－II線における断面図である。打込機のマガジンに収容されている釘を示す模式図である。打込機の移動例を示す模式図である。打込機が有する供給部の停止状態を示し、図１のＶ－Ｖ線における側面側断面図である。ドライバブレードが釘を打撃した後に供給部が作動した状態を示し、図１のＶ－Ｖ線における側面断面図である。供給部が作動して釘を射出路へ送る状態を示し、図１のＶ－Ｖ線における側面断面図である。実施形態２の打込機を示す正面断面図である。図８の打込機の平面断面図である。図８のＸ－Ｘ線における側面断面図である。図８の打込機の変更例を示す部分的な平面断面図である。実施形態３の打込機を示す正面図である。図１２の打込機の右側面図である。打込機の参考例を示す正面図である。図１４の打込機の右側面図である。

本発明の実施形態であるいくつかの打込機を、図面を参照して説明する。

（実施形態１）　図１及び図２に示す打込機１０は、本体１１、打撃部１２、射出部１３、電源部１４、電動モータ１５、減速機１６、動力伝達部１７、圧力室１８、供給部１９、マガジン２０及び制御部３８を有する。本体１１は、ハウジング２１と、ハウジング２１から突出されたハンドル２２と、ハンドル２２においてハウジング２１とは反対の端部に接続された装着部２３と、を有する。

ヘッドカバー２４がハウジング２１に固定されている。シリンダ２５がハウジング２１内に収容されている。蓄圧容器７０が、ハウジング２１内及びヘッドカバー２４内に配置されている。蓄圧容器７０は、シリンダ２５に固定されている。圧力室１８は、シリンダ２５内及び蓄圧容器７０内に亘って形成されている。

打撃部１２は、ピストン２６及びドライバブレード２７を有する。ピストン２６及びドライバブレード２７は、一体部品でもよい。ピストン２６とドライバブレード２７とが別部品であり、ピストン２６とドライバブレード２７とが固定されていてもよい。ピストン２６は、シリンダ２５内に配置されている。打撃部１２は、シリンダの中心線Ａ１に沿った方向に往復作動可能である。打撃部１２は、作動によって止具を打撃可能である。ハウジング２１は、シリンダ２５を介して打撃部１２を間接的に支持している。

圧力室１８に圧縮性流体が充填されている。圧縮性気体は、空気または不活性ガスを用いることができる。不活性ガスは、一例として、窒素ガス、希ガスを含む。本開示では、圧力室１８に空気が充填されている例を説明する。ピストン２６は、圧力室１８の空気圧を受け、打撃部１２は、空気圧で第１の方向Ｂ１に付勢される。シリンダ２５内に、合成ゴム製のバンパが設けられている。ドライバブレード２７は、ラック４６を有する。ラック４６は、作動方向に間隔をおいて配置された突起により構成されている。

射出部１３は、ハウジング２１に取り付けられている。射出部１３は、図５に示す射出路３４を有する。射出路３４は、中心線Ａ１に沿った方向の孔、または、空間である。ドライバブレード２７は、射出路３４内で作動可能である。射出部１３は、ドライバブレード２７の作動方向が中心線Ａ１に沿うようにガイドし、かつ、釘の打ち込み方向を定める。プッシュレバー２８が射出部１３に取り付けられている。プッシュレバー２８は、釘を打ち込む対象物Ｗ１に接触され、かつ、対象物Ｗ１から離間される。

なお、図１及び図２は、プッシュレバー２８の先端が、対象物Ｗ１の一例である壁の表面に接近された状態を示す。プッシュレバースイッチが、射出部１３に設けられている。図示しないプッシュレバースイッチは、プッシュレバー２８が対象物Ｗ１に接触されているか、またはプッシュレバー２８が対象物Ｗ１から離間されているかを検出して信号を出力する。プッシュレバースイッチから出力された信号は、制御部３８に入力される。

マガジン２０は、ドラム部２９及び接続部３０を有する。ドラム部２９は、外観が円柱形状である。ドラム部２９は、中空であり、ドラム部２９は、釘３１を収容可能である。ドラム部２９は、ブラケット６９よって装着部２３により支持されている。マガジン２０は、図１に示すように、中心線Ａ１に対して交差する方向に射出部１３から突出されている。

図３に示すように、複数の釘３１は、連結ワイヤ３２によって互いに接続されるとともに、複数の釘３１は、渦状、つまり、ロール状に巻かれた状態でドラム部２９内に配置される。接続部３０は、ドラム部２９に接続されており、接続部３０は、射出部１３に固定される。接続部３０は、供給路３３を有し、供給路３３は、ドラム部２９の内部及び射出路３４につながっている。供給路３３は、釘３１をドラム部２９内から射出路３４へ案内する。

電動モータ１５は、ハウジング２１内に配置され、かつ、ハウジング２１によって支持されている。電動モータ１５は、ブラシレスモータである。電動モータ１５の回転軸３５の回転中心である中心線Ａ２は、中心線Ａ１と平行である。言い換えれば、電動モータ１５の中心線Ａ２は、シリンダの中心線Ａ１に直交する平面に対して交差して配置されている。電動モータ１５は、シリンダ２５に隣接して配置されている。図１に示すように、電動モータ１５は、中心線Ａ２が中心線Ａ１よりハンドル２２に近い側に配置されている。なお、電動モータ１５の中心線Ａ２は、中心線Ａ１に対して９０度とは異なる角度で交差していてもよい。減速機１６は、ハウジング２１内に配置されている。減速機１６及び動力伝達部１７は、中心線Ａ２に沿った方向で、電動モータ１５と射出部１３との間に配置されている。減速機１６は、中心線Ａ２に沿った方向で、電動モータ１５と動力伝達部１７との間に配置されている。減速機１６は、入力要素、遊星歯車機構及び出力要素３６を有する。入力要素は、回転軸３５に接続されている。減速機１６は、出力要素３６の回転速度を、入力要素の回転速度に対して減速し、かつ、回転力、すなわち、トルクを増幅する。

電源部１４は、電動モータ１５に電力を供給することの可能な直流電源である。電源部１４は、収容ケースと、収容ケース内に収容した複数の電池セルとを有するバッテリパックである。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池であり、電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池等、公知の電池セルを任意に用いることができる。

ハンドル２２は、図１のように、ハウジング２１の外面から、中心線Ａ１に対して交差する方向に突出されている。ハンドル２２は、筒形状または棒形状である。ハンドル２２が、ハウジング２１の外面から突出された方向と、マガジン２０が、射出部１３から突出された方向とは、略同じである。図１は、打撃部１２の作動方向である中心線Ａ１に沿い、かつ、ハンドル２２がハウジング２１から突出された方向に沿う第１仮想平面の一例である。第１仮想平面は、打込機１０の正面視として定義可能である。図１には、打込機１０を正面視した構造が示されている。

トリガ３７が、ハンドル２２に取り付けられている。トリガ３７は、ハンドル２２に対して作動可能である。ユーザは、図４のようにハンドル２２を手６８で握り、指でトリガ３７に操作力を付加及び解除可能である。トリガ３７は、ハンドル２２がハウジング２１から突出された方向で、ハンドル２２の中央位置と、ハウジング２１の外面との間に配置されている。

制御部３８が、装着部２３内に設けられている。制御部３８は、回路基板、入出力ポート、記憶回路、演算処理装置等を有するマイクロコンピュータである。回路基板３９がハウジング２１内に設けられ、トリガスイッチがハンドル２２内に設けられている。トリガスイッチは、トリガ３７に対して操作力が付加されているか、または、解除されているかを検出して信号を出力する。トリガスイッチから出力された信号は、制御部３８に入力される。インバータ回路が回路基板３９に設けられている。インバータ回路は、電源部１４の電池セルと、電動モータ１５との間の電気回路に配置されている。インバータ回路は、複数のスイッチング素子を有する。

さらに、ハウジング２１内に位置検出センサ及び位相検出センサが設けられている。位置検出センサは、中心線Ａ１に沿った方向における打撃部１２の位置を検出して信号を出力する。位相検出センサは、電動モータ１５の回転方向における位相を検出して信号を出力する。制御部３８は、トリガスイッチの信号、プッシュレバースイッチの信号、位置検出センサの信号、位相検出センサの信号を処理し、かつ、インバータ回路を制御する。制御部３８は、電動モータ１５の回転及び停止、電動モータ１５の回転速度、電動モータ１５の回転方向を制御可能である。

図２を参照してハウジング２１内の構造を説明する。図２は、図１のII－II線における断面図であるが、便宜上、動力伝達部１７が実線で示され、ピンホイール４０が二点鎖線で示されている。

動力伝達部１７及びピンホイール４０が、ハウジング２１内に設けられている。動力伝達部１７及びピンホイール４０は、電動モータ１５の動力を打撃部１２に伝達する機能を有する。動力伝達部１７は、駆動側ベベルギヤ４１、従動側ベベルギヤ４２、第１平歯車４３、第２平歯車４４を有する。駆動側ベベルギヤ４１は、減速機１６の出力要素３６に固定されている。従動側ベベルギヤ４２は、駆動側ベベルギヤ４１に噛み合っている。第１平歯車４３は、従動側ベベルギヤ４２と共に一体回転可能である。第２平歯車４４は、第１平歯車４３に噛み合っている。ピンホイール４０は、第２平歯車４４と共に一体回転可能であり、ピンホイール４０は、回転方向に間隔をおいて配置された複数のピニオンピン４５を有する。

ピンホイール４０が回転すると、複数のピニオンピン４５は、ドライバブレード２７のラック４６に対して、それぞれ単独で係合及び解放される。ピンホイール４０が回転し、かつ、少なくとも１つのピニオンピン４５がラック４６に係合されると、電動モータ１５の動力が打撃部１２に伝達される。このため、打撃部１２は、図２のように圧力室１８の空気圧に抗して第２の方向Ｂ２で作動する。第２の方向Ｂ２は、第１の方向Ｂ１とは逆である。全てのピニオンピン４５がラック４６から解放されると、電動モータ１５の動力は打撃部１２に伝達されない。

供給部１９は、図５のようにハウジング２１内及び接続部３０に亘って設けられている。供給部１９は、マガジン２０に収容されている釘３１を射出路３４へ送る装置である。供給部１９は、係合部４７、フィードピストン４８、フィーダアーム４９及びフィーダ５０を有する。係合部４７の出力要素３６の外周面から突出されている。

筒形状のホルダ５１が、射出部１３に固定されている。フィードピストン４８は、接続部３０が、射出部１３から突出された方向に沿って往復作動可能である。さらに、射出部１３は、開閉可能な射出部カバー１３Ａを有する。射出部カバー１３Ａは、供給路３３に対してフィーダ５０が設けられる側と反対の側面が開放可能とされている。射出部カバー１３Ａは、逆止爪１３Ｂを有する。逆止爪１３Ｂは、供給路３３に配置されている。逆止爪１３Ｂは、射出部カバー１３Ａに対して作動可能である。逆止爪１３Ｂは、供給路３３において、釘３１が通過する経路から退避可能である。

ホルダ５１内にスプリング５２が設けられ、スプリング５２は、フィードピストン４８を射出部１３から離間させる方向に付勢する。ストッパ５６がホルダ５１に取り付けられ、スプリング５２により付勢されるフィードピストン４８は、ストッパ５６に接触して停止する。フィードピストン４８は、係合部５８を有する。出力要素３６が回転すると、係合部４７は係合部５８に対して係合及び解放される。

フィーダアーム４９は、フィードピストン４８に固定されている。フィーダ５０は、フィーダアーム４９の支持軸５７を中心として所定角度の範囲内で作動可能である。フィーダ５０は、突起部５４を有する。スプリング５５が、フィーダアーム４９とフィーダ５０との間に設けられている。スプリング５５は、フィーダ５０を供給路３３へ近づける方向に付勢する。

次に、打込機１０の使用例を説明する。制御部３８は、トリガ３７に対する操作力が解除されていること、またはプッシュレバー２８が対象物Ｗ１から離間されていること、のうち少なくとも一方を検出すると、インバータ回路を制御して、電動モータ１５に対する電力の供給を停止させる。このため、電動モータ１５は停止し、かつ、打撃部１２は、待機位置で停止されている。便宜上、打撃部１２の待機位置は、ピストン２６がバンパから離間した状態であるものとして説明する。打撃部１２の待機位置は、上死点に近い位置である。打撃部１２の上死点は、ピストン２６が、中心線Ａ１に沿った方向で射出部１３から最も離間した位置である。

圧力室１８の空気圧は、常に打撃部１２に加わっており、打撃部１２が受ける作動力は、ラック４６を介してピンホイール４０に伝達されている。減速機１６に設けられた回転規制機構は、出力要素３６の回転を防止し、打撃部１２は待機位置で停止している。

制御部３８は、トリガ３７に操作力が付加され、かつ、プッシュレバー２８が対象物Ｗ１に接触されていることを検出すると、インバータ回路を制御して電源部１４の電力を電動モータ１５に供給し、電動モータ１５を回させる。電動モータ１５の回転力は、減速機１６、駆動側ベベルギヤ４１、従動側ベベルギヤ４２、第１平歯車４３及び第２平歯車４４を経由してピンホイール４０に伝達される。

このため、打撃部１２は第２の方向Ｂ２で作動、つまり、上昇する。打撃部１２が上昇すると圧力室１８の圧力が上昇する。そして、全てのピニオンピン４５がラック４６から解放されると、打撃部１２は、圧力室１８の圧力で第１の方向Ｂ１で作動、つまり、下降する。打撃部１２が下降すると、ドライバブレード２７は、射出路３４にある１本の釘３１を打撃し、釘３１は対象物Ｗ１へ打ち込まれる。また、ピストン２６は、釘３１が対象物Ｗ１へ打ち込まれた後、バンパに衝突する。

制御部３８は、位置検出センサの信号を処理して、中心線Ａ１方向における打撃部１２の位置を検出し、かつ、打撃部１２が待機位置に到達したか否かを検出する。制御部３８は、打撃部１２が待機位置に到達すると、電動モータ１５を停止させる。

打込機１０は、図１に示す第１仮想平面内で電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが、少なくとも一部で異なる。具体的には、中心線Ａ１に沿った方向において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが全部異なっている。また、図１でハンドル２２及びマガジン２０がハウジング２１から突出された方向において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが、少なくとも一部で異なる。具体的には、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが全部異なっている。

また、電動モータ１５、減速機１６及び動力伝達部１７がハウジング２１内に配置され、かつ、図１において、中心線Ａ１とマガジン２０との間の中心線Ａ２付近にヘッドカバー２４側から電動モータ１５、減速機１６、動力伝達部１７の順に配置されている。このため、重量のある減速機１６を、ハンドル２２とハウジング２１との接続箇所に配置することができる。また、中心線Ａ２に沿った方向における減速機１６の両側に、電動モータ１５と動力伝達部１７を配置することができる。したがって、打込機１０の重心Ｇ１は、図１に示す打込機１０において、ハンドル２２とハウジング２１との接続箇所に位置する。

ここで、対象物Ｗ１が壁である場合のように、対象物Ｗ１の表面が水平面に対して交差している状況で、図４のように、ユーザが手６８でハンドル２２を握って打込機１０の姿勢を変更する状況を例示する。すると、ユーザがハンドル２２に操作力を加えて打込機１０の姿勢を変更する場合に、ハンドル２２を手６８で握っている箇所から重心Ｇ１までの距離、すなわち、モーメントの腕をなるべく短くすることができる。つまり、打込機１０の姿勢を変更するために、ユーザがハンドル２２に加える操作力を低減可能である。したがって、プッシュレバー２８の先端を持ち上げ、かつ、プッシュレバー２８の先端を対象物Ｗ１に近づける操作性が向上する。

図２は、打撃部１２の作動方向に沿い、かつ、ハンドル２２がハウジング２１から突出された方向に対して交差する第２仮想平面の一例である。第２仮想平面は、打込機１０の側面と定義可能である。

図２における中心線Ａ１に対して略直角な方向で、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが、少なくとも一部で重なっている。また、電動モータ１５、減速機１６及び動力伝達部１７は、図２で中心線Ａ１の片側に配置されている。そして、重心Ｇ１は、中心線Ａ１と中心線Ａ２との間に配置されている。

さらに、電動モータ１５及び減速機１６がハウジング２１内に配置されている。したがって、ハウジング２１から突出する機構を低減でき、プッシュレバー２８の先端と対象物Ｗ１との接触箇所を目視し易くなる。この場合、対象物Ｗ１は、壁、床、天井等の何れでもよい。

次に、供給部１９の作動を説明する。打撃部１２が待機位置で停止している時点、つまり、ドライバブレード２７が釘３１を打撃する前の時点において、図５のように、係合部４７と係合部５８とが係合し、かつ、出力要素３６が停止している。このため、フィードピストン４８は、射出部１３に接近した位置で停止している。さらに、フィーダ５０の突起部５４は、釘３１の送り方向Ｃ１で第１番目に位置する釘３１に接触して停止している。また、突起部５４は、送り方向Ｃ１で第１番目の釘３１と、送り方向Ｃ１で第２番目の釘３１との間に位置する。送り方向Ｃ１で第１番目の釘３１は、射出路３４に位置する。

出力要素３６が反時計方向に回転し、ドライバブレード２７が射出路３４に位置する釘３１を打撃した後、図６のように、係合部４７が係合部５８を乗り越えると、フィードピストン４８は、スプリング５２の力で射出部１３から離間する方向Ｄ１で作動する。また、フィードピストン４８の作動により、突起部５４は、供給路３３にある釘３１のうち、送り方向Ｃ１で第１番目の釘３１Ａに押し付けられ、フィーダ５０は、反時計方向に所定角度θ１で作動する。

突起部５４が、送り方向Ｃ１で第１番目の釘３１Ａを乗り越えると、フィーダ５０は、スプリング５５の付勢力で時計方向に所定角度θ２で作動する。このため、突起部５４は、図７のように第１番目の釘３１Ａと第２番目の釘３１Ｂとの間に進入する。なお、突起部５４が１番目の釘３１Ａを乗り越えるときに、逆止爪１３Ｂは、他の釘３１が送り方向Ｃ１とは逆方向に移動しようとすることを防止する。逆止爪１３Ｂは、供給路３３から後退することができ、釘３１が送り方向Ｃ１で移動する時は、釘３１の移動を阻害しない。さらに、出力要素３６の回転によって係合部４７が係合部５８に係合すると、フィードピストン４８が、スプリング５２の力に抗して図５に示すように射出部１３に近づく方向Ｄ２で作動する。

このため、フィーダ５０の突起部５４は、送り方向Ｃ１で第１番目の釘３１Ａを射出路３４へ送り、かつ、図５のように、係合部４７と係合部５８とが係合されている状態で、出力要素３６が停止する。このように、電動モータ１５は、打撃部１２を第２の方向Ｂ２で作動させる機能と、フィードピストン４８及びフィーダアーム４９を方向Ｄ２で作動させる機能とを兼ねている。

図２に示す第２仮想平面内において、打撃部１２の作動方向と同じ中心線Ａ１に対して交差する方向で、電動モータ１５の配置領域Ｒ１とマガジン２０の配置領域Ｒ２とが、一部で重複している。したがって、打込機１０の横幅増加を抑制できる。

（実施形態２）　図８及び図９に示す打込機１０において、動力伝達部１７は、第３平歯車６０、第４平歯車６１、大歯車６２、駆動側ベベルギヤ４１、従動側ベベルギヤ４２、第１平歯車４３、第２平歯車４４及びピンホイール４０を有する。第３平歯車６０は、回転軸３５に固定されている。図１０のように、大歯車６２は環状であり、かつ、中心線Ａ１を中心として配置されている。大歯車６２の内径は、シリンダ２５の外径よりも大きく、大歯車６２は、軸受６３を介してシリンダ２５によって支持されている。このため、大歯車６２は、中心線Ａ１を中心として回転可能である。

第３平歯車６０は、大歯車６２に噛み合わされている。第４平歯車６１は、大歯車６２に噛み合わされており、第４平歯車６１は、中心線Ａ１を中心として公転しない。第４平歯車６１は、駆動側ベベルギヤ４１と共に一体回転可能である。大歯車６２の回転方向で、第３平歯車６０の配置位置と、第４平歯車６１の配置位置とが異なる。

図８及び図９に示す打込機１０において、その他の構成は、図１及び図２に示す打込機１０と同様である。また、図８及び図９に示す打込機は、図６に示された供給部１９を備えている。なお、図８及び図９は、プッシュレバー２８の先端が、対象物Ｗ１の一例である壁の表面に接近された状態を示す。

図８及び図９に示す打込機１０において、電動モータ１５の回転力は、第３平歯車６０、大歯車６２及び第４平歯車６１を経由して駆動側ベベルギヤ４１に伝達される。図９に示す打撃部１２は、図２に示す打撃部１２と同様に作動する。

打込機１０は、図８に示す第１仮想平面内で電動モータ１５の配置領域と、円柱形状をしたマガジン２０の配置領域とが、少なくとも一部で異なる。具体的には、中心線Ａ１に沿った方向において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが全部異なっている。また、図８でハンドル２２がハウジング２１から突出された方向において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが全部異なっている。更に、電動モータ１５と駆動伝達機構１７を打撃部１２の両側に分けて配置さいている。このため、ユーザが図４のようにハンドル２２を手で握って打込機１０を持ち上げる場合に、プッシュレバー２８の先端を対象物Ｗ１に近づける操作性が向上する。

また、電動モータ１５、減速機１６及び動力伝達部１７がハウジング２１内に配置されている。さらに、図８において、中心線Ａ１とマガジン２０との間の中心線Ａ２付近に、ヘッドカバー２４側から、電動モータ１５、動力伝達部１７の順に配置されている。動力伝達部１７は、第３平歯車６０、第４平歯車６１及び大歯車６２を有する。そして、重量のある第３平歯車６０及び第４平歯車６１が、ハンドル２２とハウジング２１との接続箇所に配置されている。

さらに、中心線Ａ１に沿った方向で、第３平歯車６０及び第４平歯車６１の両側に、電動モータ１５と、駆動側ベベルギヤ４１、従動側ベベルギヤ４２、第１平歯車４３、第２平歯車４４及びピンホイール４０と、を配置することができる。このため、打込機１０の重心Ｇ１は、図８に示すハンドル２２とハウジング２１との接続箇所に位置する。したがって、ユーザがハンドル２２に操作力を加えて打込機１０の姿勢を変更する場合に、必要な操作力を低減可能である。

さらに、図９に示す第２仮想平面内において、打撃部１２の作動方向に沿った中心線Ａ１に対して交差する方向で、電動モータ１５の配置領域Ｒ１と、マガジン２０の配置領域Ｒ２とが一部で重複している。したがって、打込機１０の横幅が増加することを抑制できる。

また、図９おいて、中心線Ａ１は、電動モータ１５及び第３平歯車６０と、第４平歯車６１、駆動側ベベルギヤ４１、従動側ベベルギヤ４２の間に配置されている。そして、重心Ｇ１は、中心線Ａ１と重なって配置されている。したがって、図４のように打込機１０を持ち上げてプッシュレバー２８の先端を対象物Ｗ１に接触させる場合に、打込機１０が左右のいずれか一方に傾くことを抑制でき、打込機１０の姿勢を保持し易くなる。

さらに、電動モータ１５がハウジング２１内に配置されている。したがって、ハウジング２１から突出する機構を低減でき、プッシュレバー２８の先端と対象物Ｗ１との接触箇所を目視し易くなる。この場合、対象物Ｗ１は、壁、床、天井等、場所を問わない。

（変更例）　図１１は、図９に示された打込機１０の一部を変更した例である。第４平歯車６１を駆動する電動モータ６４が、専用に設けられている。電動モータ６４は、ハウジング２１内に設けられ、かつ、電動モータ６４の回転軸６５は、第４平歯車６１に連結されている。制御部３８は、電動モータ１５の回転及び停止を制御する。電動モータ６４の中心線Ａ３は、中心線Ａ１及び中心線Ａ２と平行である。中心線Ａ１は、中心線Ａ２と中心線Ａ３との間に配置されている。電動モータ１５の回転力及び電動モータ６４の回転力は、共に第４平歯車６１に伝達される。図１１に示す打込機１０の他の構成は、図８及び図９に示す打込機１０の構成と同様であり、かつ、同様の効果を得ることができる。

更に、複数の電動モータ１５，６４を有するため、一台当たりの電動モータの出力を小さくすることができる。したがって、一台当たりの電動モータの小型化が図れ、ハウジング１１の横幅を抑えることができる。

また、打撃部１２を駆動するトルクが小さくて済む場合がある。例えば、打撃部１２が下死点で停止している状態から、打撃部１２が上死点に向けて作動させた直後、または、打撃部１２とピンホイール４０との係合が外れている時などが、この場合に該当する。このような場合は、電動モータ１５，６４の何れか一方のみを駆動可能である。

これに対して、打撃部１２を作動させるのに大きなトルクが必要な場合がある。例えば、打撃部１２が上死点に近い場合である。このような場合は、電動モータ１５，６４の両方を駆動することが可能である。

（実施形態３）　図１２及び図１３に示された打込機１０の本体１１は、ハウジング２１、装着部２３、ハンドル２２及びモータケース６６を有する。モータケース６６は、装着部２３及びハウジング２１につながっている。モータケース６６は筒形状である。モータケース６６がハウジング２１から突出された方向は、ハンドル２２がハウジング２１から突出された方向と略同じである。電動モータ１５及び減速機１６は、モータケース６６内に設けられている。電動モータ１５の回転軸の回転中心は、中心線Ａ４である。減速機１６は、中心線Ａ４を中心として配置されている。減速機１６は、中心線Ａ４に沿った方向で電動モータ１５とハウジング２１との間に配置されている。図１２は、中心線Ａ１と中心線Ａ４とが、９０度とは異なる角度で交差している例を示す。言い換えれば、電動モータ１５の中心線Ａ４は、シリンダの中心線Ａ１に直交する平面に対して交差して配置されている。なお、図１２は、プッシュレバー２８の先端が、対象物Ｗ１の一例である壁の表面に接近された状態を示す。

ハウジング２１内に動力伝達部６７が配置されている。動力伝達部６７は、例えば、ギヤ列を有する。減速機１６の出力要素は、動力伝達部６７を介してピンホイール４０に接続されている。制御部３８は、電動モータ１５の回転、停止及び回転速度を制御する。電動モータ１５の回転力は、減速機１６及び動力伝達部６７を経由してピンホイール４０に伝達される。ピンホイール４０が回転すると、図１２に示された打撃部１２は、図２に示された打撃部１２と同様に動作する。

図１２及び図１３に示された打込機１０は、図５に示された供給部１９を有する。電動モータ１５から動力伝達部６７に伝達された動力の一部は、出力要素３６を介して供給部１９に伝達される。円柱形状をしたマガジン２０内の釘３１は、供給部１９によって射出路３４へ送られる。ドライバブレード２７は、射出路３４へ送られた釘３１を打撃する。

打込機１０は、図１２に示す第１仮想平面内で電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが、少なくとも一部で異なる。具体的には、打撃部１２の作動方向を表す中心線Ａ１に沿った方向において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０の配置領域とが全部異なっている。また、中心線Ａ１に沿った方向で、モータケース６６は、ハンドル２２とマガジン２０との間に配置されている。電動モータ１５及び減速機１６は、モータケース６６内に配置されている。このため、ユーザが図４のようにハンドル２２を手６８で握って打込機１０を持ち上げる場合に、プッシュレバー２８の先端を対象物Ｗ１に近づける操作性が向上する。

また、モータケース６６の装着部２３側がハウジング１１側より上方になるように配置されている。また、電動モータ１５、減速機１６及び動力伝達部６７がハウジング２１内に配置されている。このため、打込機１０の重心Ｇ１は、中心線Ａ１に沿った方向で、ハンドル２２がハウジング２１に接続された箇所と、モータケース６６がハウジング２１に接続された箇所との間に配置されている。

したがって、ユーザがハンドル２２に操作力を加えて打込機１０の姿勢を変更する場合に、必要な操作力を低減可能である。さらに、電動モータ１５及び減速機１６がハンドル１１とマガジン２０との間に配置されている。したがって、ハウジング２１の横幅を最小限に抑えることができる、コーナー部へ打込みがし易くなる。つまり、より角部への打込みがし易い。

さらに、打込機１０を右側面視した図１３において、マガジン２０のドラム部２９の配置領域と、電動モータ１５の配置領域と、ハンドル２２の配置領域とが、少なくとも一部で重なっている。このため、打込機１０の重心Ｇ１は、ハンドル２２の配置領域内に位置する。プッシュレバー２８の先端を対象物Ｗ１に接触させる場合に、ユーザから見て打込機１０が左右の何れか一方に傾くことを抑制でき、打込機１０の姿勢を保持し易くなる。

（参考例）　図１４及び図１５に示された打込機１０は参考例である。打込機１０を正面視した図１４において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０のドラム部２９の配置領域とが、一部で重なっている。また、図１４において、中心線Ａ４と中心線Ａ１とが、略９０度の角度で交差している。さらに、図１４の打込機１０を右側面視した図１５において、電動モータ１５の配置領域と、マガジン２０のドラム部２９の配置領域とが、全部で異なっている。また、図１５に示す接続部３０は、中心線Ａ４に対して傾斜して配置されている。図１４及び図１５に示された打込機１０のその他の構成は、図１２及び図１３に示された打込機１０のその他の構成と同じである。

いくつかの実施形態で開示した事項の技術的意味の一例は、次のとおりである。打込機１０は、打込機の一例である。打撃部１２は、打撃部の一例である。釘３１は、止具の一例である。マガジン２０は、マガジンの一例である。射出部１３は、射出部の一例である。第１の方向Ｂ１は、第１の方向の一例であり、第２の方向Ｂ２は、第２の方向の一例である。圧力室１８は、圧力室及び第１付勢部の一例である。電動モータ１５，６４は、それぞれ電動モータの一例である。ハウジング２１は、ハウジングの一例である。

図１、図８及び図１２は、第１仮想平面の一例である。図２及び図９は、第２仮想平面の一例である。ハンドル２２は、ハンドルの一例である。中心線Ａ１に沿った方向、または、中心線Ａ１と平行な方向は、打撃部の作動方向の一例である。図２における左右方向、図９における左右方向は、それぞれ、打撃部の作動方向に対して交差する方向の一例である。回転軸３５，６５は、それぞれ回転軸の一例である。中心線Ａ２，Ａ３は、それぞれ回転中心線の一例である。

電動モータ１５は、第１モータの一例であり、電動モータ６４は、第２モータの一例である。モータケース６６は、モータケースの一例である。供給部１９は、供給機構の一例である。

打込機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、止具を打ち込む対象物は、壁、床、天井、柱、梁等のうちの何れでもよい。プッシュレバーを射出部を対象物に接触させた状態で、打撃部の作動方向は、水平方向または垂直方向でもよいし、水平方向と垂直方向の間でもよい。打込機は、射出部とハウジングとが一体であるものを含む。打込機は、射出部とハウジングとが別部材で設けられ、射出部とハウジングとを固定したものを含む。

第１付勢部は、圧縮性流体の圧力で打撃部を作動させるものの他、固体スプリング、磁気スプリング、合成ゴムであってもよい。固体スプリングは、例えば、金属製スプリングの弾性復元力で打撃部を作動させる。磁気スプリングは、磁石の磁気吸引力または反発力により、打撃部を作動させる。合成ゴムは、弾性復元力で打撃部を作動させる。

電動モータは、ブラシレスモータ（インバータモータ）またはブラシ付きモータの何れでもよい。ハウジングは、金属製、合成樹脂製、金属を合成ゴムまたは合成樹脂で被覆したもののうち、何れでもよい。ハウジングは、筒形状であり、ケーシング、ボディを含む。ハンドルは、筒形状、棒形状、軸形状等のうちの何れでもよい。

供給部は、止具を射出部へ送るように作動可能な供給機構、または、止具を射出部に送るように作動可能な作動部材として定義してもよい。供給部は、電動モータの動力で回転可能な要素、電動モータの動力で直線状に作動可能な要素、止具に接触し、かつ、止具の供給方向に作動可能な要素、を含む。電動モータの動力で回転可能な要素は、例えば、ギヤ、アームである。電動モータの動力で直線状に作動可能な要素は、例えば、ピストン、プランジャである。止具の供給方向に作動可能な要素は、例えば、フィーダ、送り爪、係合部材である。また、供給部は、打撃部を動作させる電動モータにより作動する構成としたが、別にアクチュエータを設けても良い。例えば、回転軸を有する電動モータや、直線状に可能なソレノイドを専用で設けてもよい。但し、何れの場合においても、タイミングの調節を容易とするため、供給部は、打撃部を動作させる電動モータを制御する制御部によって制御されることが望ましい。

動力伝達部は、噛み合い伝動装置であるギヤ列、巻き掛け伝動装置であるプーリとベルト、摩擦伝動装置である摩擦ローラのうち、何れか１の伝動装置を有してもよいし、複数の伝動装置を有してもよい。

電動モータに電力を供給する電源部は、直流電源または交流電源の何れでもよい。直流電源は、二次電池または一次電池の何れでもよい。交流電源は、装着部に設けられるのではなく、装着部と交流電源とが、電力ケーブルによって接続される。止具は、頭部のある釘、または頭部の無い釘の何れでもよい。

実施形態で説明した仮想平面及び中心線は、物理的に実在する訳ではなく、あくまでも工学上の想像面及び想像線である。また、第１仮想平面は、打込機の正面図に限らず背面図でもよい。すなわち、第１仮想平面は、複数想定可能であるが、各仮想平面同士が平行であるため、各仮想平面内における電動モータの配置範囲とマガジンの配置範囲との関係は同じである。さらに、第２仮想平面は、打込機の平面図に限らず底面図でもよい。すなわち、第２仮想平面は、複数想定可能であるが、各仮想平面同士が平行であるため、各仮想平面内における電動モータの配置範囲とマガジンの配置範囲との関係は同じである。ピストンが、中心線に沿った方向で射出部から最も離間した位置態は、打撃部の上死点として定義可能である。ピストンが、中心線に沿った方向で射出部に最も接近した位置は、打撃部の下死点として定義可能である。

更に、“回転軸は、打撃部の作動方向と平行に延びている”とは、機械加工等の公差、部品同士の取り付け誤差等によって、回転軸が延びた方向と、打撃部の作動方向とが、多少ずれている場合も含んでいる。さらに、“円柱形状のマガジン”とは、マガジンの外観形状であり、マガジンの内部は中空である。

さらに、“第１モータと第２モータとは、打撃部を挟むように配置されている”は、第１モータ及び第２モータが、打撃部に接触していることを意味しない。第１モータ及び第２モータと、打撃部との間に隙間があり、打撃部は作動可能である。さらに、打撃部が作動しても第１モータ及び第２モータの何れにも接触しない。

１０…打込機、１２…打撃部、１３…射出部、１５，６４…電動モータ、１８…圧力室、１９…供給部、２０…マガジン、２１…ハウジング、２２…ハンドル、３１…釘、３５，６５…回転軸、６６…モータケース、Ａ２，Ａ３…中心線、Ｂ１…第１の方向、Ｂ２…第２の方向

Claims

連結された複数の止具をロール状にして収容可能であり、かつ、円柱形状のマガジンと、
前記マガジンから前記止具が供給される射出部と、
前記射出部へ供給された前記止具を打撃可能な第１の方向に作動可能であり、かつ、前記第１の方向とは逆の第２の方向に作動可能な打撃部と、
前記打撃部を前記第１の方向に作動させる第１付勢部と、
前記打撃部を前記第２の方向に作動させる電動モータと、
前記打撃部及び前記電動モータを支持するハウジングと、
前記ハウジングから前記打撃部の作動方向に対して交差する方向に突出されたハンドルと、を有し、
前記電動モータは、回転軸を有し、
前記回転軸は、前記打撃部の作動方向に直交する平面に対して交差する方向に延びている、打込機。
前記回転軸は、前記打撃部の作動方向と平行に延びている、請求項１記載の打込機。
前記打撃部の動作をガイドするシリンダが、更に設けられ、
前記電動モータは、前記シリンダに隣接して配置されている、請求項１または２記載の打込機。
前記電動モータは、前記打撃部と直交する方向において、前記シリンダの中心軸より前記ハンドル側に設けられている、請求項３記載の打込機。
前記第１付勢部、前記シリンダ、前記電動モータは、前記ハウジング内に設けられている、請求項３または４記載の打込機。
前記電動モータは、第１モータ及び第２モータを含み、
前記第１モータと前記第２モータとは、前記打撃部を挟むように配置されている、請求項５記載の打込機。
前記回転軸は、前記打撃部の作動方向に対して交差する方向に延びている、請求項１記載の打込機。
前記ハウジングから前記打撃部の作動方向に対して交差する方向に突出されたモータケースが、更に設けられ、
前記モータケースは、前記第１仮想平面内に位置し、
前記電動モータは、前記モータケース内に設けられている、請求項７記載の打込機。
前記モータケースは、前記ハンドルと前記マガジンとの間に配置されている、請求項８記載の打込機。
前記電動モータを制御する制御部と、前記マガジンに収容されている前記止具を前記射出部へ供給するように作動可能な供給部とが、更に設けられ、
前記供給部は、前記制御部によって制御される、請求項１乃至９の何れか１項記載の打込機。
前記供給部は、前記電動モータにより作動される、請求項１乃至１０の何れか１項記載の打込機。
前記電動モータは、ブラシレスモータである、請求項１乃至１１の何れか１項記載の打込機。
前記第１付勢部は、圧力室内の圧縮性気体であり、
前記圧力室内の圧力は、前記打撃部が前記第２の方向に作動すると上昇する、請求項１乃至１２の何れか１項記載の打込機。
前記回転軸の動力により回転するホイールを有し、
前記ホイールの回転軸は、前記打撃部の作動方向に直交する方向に延びている、請求項１乃至１３の何れか１項記載の打込機。
前記打撃部の作動方向に沿い、かつ、前記ハンドルが前記ハウジングから突出された方向に対して交差する第２仮想平面内であり、かつ、前記打撃部の作動方向に対して交差する方向で、前記電動モータの配置領域と前記マガジンの配置領域とが一部で重複している、請求項１記載の打込機。