WO2020250442A1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

交流電源(1)から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷(2)に出力する電力変換装置(300)であって、各々が、スイッチング素子(3a,3b)およびリアクトル(4a,4b)を有し、並列に接続されたコンバータ(100a,100b)と、交流電源(1)の出力電圧を検出する電圧検出部(71)と、コンバータ(100a,100b)から出力される各電圧を併せた出力電圧を検出する電圧検出部(72)と、コンバータ(100a,100b)に流れる合計入力電流を検出する電流検出部(73)と、電圧検出部(71)、電圧検出部(72)、および電流検出部(73)の検出結果に基づいて、コンバータ(100a,100b)に異なるデューティを割り当て、コンバータ(100a,100b)を制御する制御部(200)と、を備える。

Description

電力変換装置
 本発明は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に関する。
 従来、交流電力を直流電力に整流すると同時に、出力電圧を交流電圧の振幅よりも高い電圧に昇圧しつつ、交流電力の力率を制御する電力変換装置がある。このような電力変換装置では、大きな出力電力を得るため、リアクトル、スイッチング素子などで構成されるコンバータを複数台並列に接続する方式が一般的に知られている。
 コンバータを複数台並列に接続した場合、各コンバータに搭載されるリアクトルのインダクタンス比率に応じて、各コンバータに流入する電流量が非平衡となる。この電流非平衡を考慮して、冷却器、リアクトルの巻線径、基板配線などを設計することにより、冷却器、リアクトルなどの体積、また基板面積などが増大し、電力変換装置の体積が大型化してしまう。電流非平衡の問題に対し、各コンバータの入力電流をそれぞれ検出し、電流を平衡化制御する方法が一般的である。しかしながら、各コンバータの入力電流を検出する電流検出器をコンバータ数と同数用いる必要があるため、基板の実装面積が増大し、結果的に電力変換装置の体積が大型化してしまう。このような問題に対して、特許文献1には、2つのコンバータの合計入力電流を検出し、検出した合計入力電流に基づいて各コンバータの電流を平衡化制御する電力変換装置についての技術が開示されている。
特開2006-271102号公報
 特許文献1では、2台の降圧型DC(Direct Current)-DCコンバータの合計出力電流を検出する電流検出器を設け、並列接続された降圧型DC-DCコンバータのインピーダンスと電流指令値とに基づいて補正ゲインおよび補正オフセット量を決定し、各降圧型DC-DCコンバータの電流を平衡化制御している。しかしながら、特許文献1に記載の技術をAC(Alternating Current)-DCコンバータに適用した場合、系統などの交流電圧の周波数に同期して逐次変化する交流電流に対し、リアクトルの直流重畳特性、電流指令値の経時変化などに応じて制御演算を行う必要がある。そのため、制御負荷の増大を招く、という問題があった。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、並列接続された2つのコンバータに流れる電流の非平衡を抑制可能な電力変換装置を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷に出力する電力変換装置である。電力変換装置は、各々が、直流負荷と並列接続されたスイッチング回路、およびスイッチング回路と交流電源との間に設けられたリアクトルを有し、並列に接続された2以上のコンバータと、交流電源の出力電圧を検出する第1の電圧検出部と、2以上のコンバータから出力される各電圧を併せた出力電圧を検出する第2の電圧検出部と、2以上のコンバータのうち2つのコンバータに流れる合計入力電流を検出する電流検出部と、第1の電圧検出部、第2の電圧検出部、および電流検出部の検出結果に基づいて、各コンバータに異なるデューティを割り当て、2以上のコンバータを制御する制御部と、を備える。
 本発明に係る電力変換装置は、並列接続された2つのコンバータに流れる電流の非平衡を抑制できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示す第1の図 実施の形態1に係る電力変換装置の動作を説明するための図 実施の形態1に係る制御部の構成例を示す第1の図 実施の形態1に係る基準デューティ演算部の構成例を示す第1の図 実施の形態1に係る補正デューティ演算部の構成例を示す第1の図 実施の形態1に係るゲート信号演算部の構成例を示す図 実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示す第2の図 実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示す第3の図 実施の形態1に係る制御部の構成例を示す第2の図 実施の形態1に係る基準デューティ演算部の構成例を示す第2の図 実施の形態1に係る補正デューティ演算部の構成例を示す第2の図 実施の形態1に係る電力変換装置が備える制御部の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る電力変換装置が備える制御部を実現するハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態2に係る電力変換装置の構成例を示す図 実施の形態3に係る電力変換装置の構成例を示す図 実施の形態3に係る制御部の構成例を示す図 実施の形態3に係るゲート信号演算部の構成例を示す図
 以下に、本発明の実施の形態に係る電力変換装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置300の構成例を示す第1の図である。電力変換装置300は、交流電源1および直流負荷2に接続される。電力変換装置300は、交流電源1から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷2に出力する。直流負荷2は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、バッテリなどの直流負荷であってもよいし、出力にモータなどの交流負荷が接続されたインバータなどであってもよいし、出力にLED、バッテリなどの直流負荷が接続されたDC-DCコンバータなどであってもよい。なお、交流電源1は、直流電力を出力する直流電源、および直流電力を交流電力に変換するインバータからなる構成であってもよい。
 電力変換装置300は、電圧検出部71,72と、電流検出部73と、整流部80と、コンバータ100a,100bと、平滑コンデンサ6と、制御部200と、を備える。電圧検出部71は、交流電源1の出力電圧Vacを検出する第1の電圧検出部である。電圧検出部72は、コンバータ100a,100bから出力される各電圧を併せた出力電圧Vdcを検出する第2の電圧検出部である。電流検出部73は、整流部80から出力される電流、すなわちコンバータ100a,100bに流れる合計入力電流iacを検出する。整流部80は、ダイオードD21~D24からなる全波整流回路である。平滑コンデンサ6は、コンバータ100a,100bから出力される各電圧を併せた出力電圧Vdcを平滑化する。制御部200は、電圧検出部71,72および電流検出部73の検出結果に基づいて、コンバータ100a,100bを制御する。
 コンバータ100a,100bは、並列接続された単位コンバータである。コンバータ100aは、電圧検出部72のP側端子にカソード端子が接続されたダイオード5aと、ソース端子が電圧検出部72のN側端子および整流部80のN側端子に接続されたスイッチング素子3aと、一端が電流検出部73の一端に接続され、他端がダイオード5aのアノード端子およびスイッチング素子3aのドレイン端子に接続されたリアクトル4aと、を有する。同様に、コンバータ100bは、電圧検出部72のP側端子にカソード端子が接続されたダイオード5bと、ソース端子が電圧検出部72のN側端子および整流部80のN側端子に接続されたスイッチング素子3bと、一端が電流検出部73の一端に接続され、他端がダイオード5bのアノード端子およびスイッチング素子3bのドレイン端子に接続されたリアクトル4bと、を有する。スイッチング素子3a,3bは、直流負荷2と並列接続されたスイッチング回路である。リアクトル4a,4bは、スイッチング素子3a,3bと交流電源1との間に設けられたものである。以降の説明において、コンバータ100a,100bを区別しない場合はコンバータ100と称することがある。また、スイッチング素子3a,3bを区別しない場合はスイッチング素子3と称することがある。また、リアクトル4a,4bを区別しない場合はリアクトル4と称することがある。
 図2は、実施の形態1に係る電力変換装置300の動作を説明するための図である。図2において、横軸は時間を示す。図2(a)は、コンバータ100aの入力電流であるリアクトル4aの電流i_4a、およびコンバータ100bの入力電流であるリアクトル4bの電流i_4bを示す。図2(b)は、電流検出部73で検出された合計入力電流iacを示す。図2(b)において、iac(t1)は時刻t1のときに電流検出部73で検出された合計入力電流iacであり、iac(t2)は時刻t2のときに電流検出部73で検出された合計入力電流iacである。図2(c)は、コンバータ100aのスイッチング素子3aの制御で使用されるキャリア信号Car_3aを示す。図2(d)は、コンバータ100bのスイッチング素子3bの制御で使用されるキャリア信号Car_3bを示す。図2(c)および図2(d)において、Tsはキャリア信号Car_3a,Car_3bの周期を示し、fswはキャリア信号Car_3a,Car_3bの周波数を示す。
 電力変換装置300では、制御部200が本実施の形態で特徴的な制御を行わない場合、コンバータ100a,100b間において、コンバータ100aの入力電流であるリアクトル4aの電流i_4aと、コンバータ100bの入力電流であるリアクトル4bの電流i_4bとが非平衡となる。電流i_4a,i_4bが非平衡となる要因は、例えば、リアクトル4a,4bのインダクタンス差、配線などのインピーダンス差、制御部200の検出タイミングと反映タイミングとの差などである。そのため、電力変換装置300では、制御部200が本実施の形態で特徴的な制御を行うことによって、電流i_4a,i_4bの非平衡を抑制する。
 電力変換装置300において、電流i_4a,i_4bの非平衡を抑制する制御部200の構成および動作について説明する。図3は、実施の形態1に係る制御部200の構成例を示す第1の図である。制御部200は、入力位相検出部210と、ローパスフィルタ220と、基準デューティ演算部230と、補正デューティ演算部240と、ゲート信号演算部250と、を備える。
 入力位相検出部210は、電圧検出部71の検出結果に基づいて、交流電源1の位相を検出し、交流電源1と位相が同期した正弦波信号sinωtを生成する。ローパスフィルタ220は、電流検出部73の検出結果からノイズ周波数成分、スイッチング周波数成分などを除去する。基準デューティ演算部230は、電圧検出部72の検出結果、およびローパスフィルタ220からの出力に基づいて、出力電圧一定制御および入力電流の高力率制御を行い、基準デューティDrefを演算する。補正デューティ演算部240は、電流検出部73の検出結果に基づいて、コンバータ100a,100b間の電流非平衡を抑制制御し、補正デューティDbalを演算する。ゲート信号演算部250は、基準デューティ演算部230の出力である基準デューティDrefと、補正デューティ演算部240の出力である補正デューティDbalとに基づいて、スイッチング素子3aのゲート信号Gate_3a、およびスイッチング素子3bのゲート信号Gate_3bとを演算する。
 図4は、実施の形態1に係る基準デューティ演算部230の構成例を示す第1の図である。基準デューティ演算部230は、予め規定された平滑コンデンサ6の電圧である出力電圧Vdcの指令値Vdcと電圧検出部72の検出結果である出力電圧Vdcとの偏差をPI(Proportional Integral)制御し、2つのコンバータ100a,100bの合計入力電流iacの振幅指令値√(2)Iacを演算する。なお、√(2)は2の平方根を示す。基準デューティ演算部230は、演算によって得られた合計入力電流iacの振幅指令値√(2)Iacと入力位相検出部210から出力された正弦波信号sinωtの絶対値|sinωt|とを乗算し、2つの単位コンバータの合計入力電流指令値iacを演算する。基準デューティ演算部230は、合計入力電流指令値iacとローパスフィルタ220から出力される検出結果である合計入力電流iacとの偏差をPI制御し、基準デューティDrefを演算する。このように、基準デューティ演算部230は、電流検出部73で検出される合計入力電流iacに対する目標値である合計入力電流指令値iacに基づいて基準デューティDrefを演算する。基準デューティ演算部230は、電流検出部73で検出される合計入力電流iacをコンバータ100の並列数またはコンバータ100の並列数の1/2で割った平均電流の目標値に基づいて、基準デューティDrefを演算してもよい。
 図5は、実施の形態1に係る補正デューティ演算部240の構成例を示す第1の図である。補正デューティ演算部240は、時刻t1における合計入力電流iacの検出結果iac(t1)と時刻t2における合計入力電流iacの検出結果iac(t2)との偏差Δiacを演算する。補正デューティ演算部240は、交流電流の位相に応じて設定される時刻t1と時刻t2との電流変化量の理論値Δiacと偏差Δiacとの偏差をPI制御し、補正デューティDbalを演算する。時刻t1と時刻t2との電流変化量の理論値Δiacは、規定された目標値である。なお、時刻t1と時刻t2との電流変化量の理論値Δiacは、交流電源1から出力される交流電流の位相に応じて設定されてもよいし、交流電源1から出力される交流電圧の位相に応じて設定されてもよい。
 図6は、実施の形態1に係るゲート信号演算部250の構成例を示す図である。ゲート信号演算部250は、基準デューティDrefから補正デューティDbalを減算し、キャリア信号Car_3aとの比較によりスイッチング素子3aのゲート信号Gate_3aを演算する。また、ゲート信号演算部250は、基準デューティDrefに補正デューティDbalを加算し、キャリア信号Car_3bとの比較によりスイッチング素子3bのゲート信号Gate_3bを演算する。すなわち、ゲート信号演算部250は、各コンバータ100a,100bに共通する基準デューティDrefに補正デューティDbalを加減算することによって、各コンバータ100a,100bに異なるデューティを割り当てる。制御部200は、ゲート信号演算部250がコンバータ100a,100bに異なるデューティを割り当てることで、コンバータ100毎の電流非平衡を抑制制御する。
 このように、制御部200において、基準デューティ演算部230は、2つのコンバータ100a,100bに共通して割り当てる基準デューティDrefを演算する。ゲート信号演算部250は、2つのコンバータ100a,100bのうち、一方のコンバータ100に対して基準デューティDrefに補正デューティDbalを加算したデューティを割り当て、他方のコンバータ100に対して基準デューティDrefから補正デューティDbalを減算したデューティを割り当てる。
 前述の時刻t1と時刻t2との関係について説明する。図2に示したように、スイッチング周期Ts(=1/fsw)を時刻t1から時刻t2の期間と、時刻t2から時刻t3の期間に2分割する。ここで、時刻t1から時刻t2の期間および時刻t2から時刻t3の期間が等しくなるように時刻t2を設定する。時刻t1から時刻t2の期間を第1の電流検出期間と称し、時刻t2から時刻t3の期間を第2の電流検出期間と称することがある。第1の電流検出期間および第2の電流検出期間は、交互に連続する期間である。なお、時刻t3は次のスイッチング周期Tsの時刻t1に相当する。
 制御部200は、第1の電流検出結果を検出する第1の電流検出を第1の電流検出期間内の第1の検出時刻で行う。制御部200は、第1の検出時刻からスイッチング素子3のスイッチング周期Tsの半周期後に第2の検出時刻を設ける。制御部200は、第2の電流検出結果を検出する第2の電流検出を第2の電流検出期間内の第2の検出時刻で行う。なお、制御部200は、第1の検出時刻からスイッチング素子3のスイッチング周期Tsの半周期前に第2の検出時刻を設けてもよい。ここでは、時刻t1は第1の電流検出期間内の冒頭の第1の検出時刻となり、時刻t2は第2の電流検出期間内の冒頭の第2の検出時刻となる。電力変換装置300では、電圧検出部71,72および電流検出部73が、時刻t1,t2のときに検出結果を制御部200に出力してもよいし、制御部200が、電圧検出部71,72および電流検出部73から定期的に出力される検出結果のうち時刻t1,t2の検出結果のみを有効にしてもよい。
 制御部200は、2つのコンバータ100a,100bを同一の周波数かつ位相が180度ずれたキャリア信号に基づいて制御する。例えば、コンバータ100a,100bの間で位相が180度異なるキャリア信号に逆のこぎり波を用いた場合、時刻t1はスイッチング素子3aのゲート信号演算に用いるキャリア信号Car_3aの山となり、時刻t2はスイッチング素子3bのゲート信号演算に用いるキャリア信号Car_3bの山となる。これにより、2つのコンバータ100a,100bの合計入力電流iacに発生するスイッチング周波数fswの2倍の周波数成分を有するリプル電流は、時刻t1および時刻t2においてそれぞれ極大値となる。制御部200は、第1の電流検出および第2の電流検出を合計入力電流iacに発生するリプルの極大点で行うように制御する。
 すなわち、補正デューティ演算部240は、スイッチング周期Ts中に設定した異なる時刻t1の検出結果iac(t1)と時刻t2の検出結果iac(t2)との偏差Δiacと、規定された目標値とに基づいて、補正デューティDbalを演算する。補正デューティ演算部240は、第1の電流検出結果と第2の電流検出結果との大小関係に基づいて補正デューティDbalを決定する。
 電流検出部73が、第1の電流検出期間および第2の電流検出期間で合計入力電流iacを検出する場合、制御部200は、電流検出部73の検出結果である合計入力電流iacを、第1の電流検出期間で検出される第1の電流検出結果と、第2の電流検出期間で検出される第2の電流検出結果とに分類する。制御部200は、第1の電流検出結果と第2の電流検出結果とに基づいて演算される補正デューティDbalによって各コンバータ100に異なるデューティを割り当てる。
 上記の制御により、電力変換装置300は、例えば、2つのコンバータ100a,100bのうち、一方のコンバータ100に接続されたリアクトル4のインダクタンスが他方のコンバータ100に接続されたリアクトル4のインダクタンスよりも大きい場合、リアクトル4のインダクタンスが相対的に大きいコンバータ100のデューティが、リアクトル4のインダクタンスが相対的に小さいコンバータ100のデューティよりも大きくなるように制御する。具体的には、制御部200は、2つのコンバータ100a,100bのうち、リアクトル4のインダクタンスが大きい方のコンバータ100に割り当てるデューティを、リアクトル4のインダクタンスが小さい方のコンバータ100に割り当てるデューティよりも大きくする。
 これにより、電力変換装置300は、インダクタンスの非平衡に起因した各コンバータ100a,100bの電流非平衡を抑制制御することが可能となる。なお、電力変換装置300において、制御部200は、2つのコンバータ100a,100bの各スイッチング素子3a,3bにゲート信号Gate_3a,Gate_3bを出力している。そのため、制御部200は、電流検出部73で検出される図2(b)に示すような検出結果である合計入力電流iacの変化、すなわち傾きから、2つのコンバータ100a,100bのうちどちらのコンバータ100のリアクトル4が大きいかを認識することができる。
 なお、制御部200は、交流電源1の周波数がコンバータ100a,100bのスイッチング周波数fswよりも十分小さい場合、交流電流の位相に応じて設定される時刻t1と時刻t2との電流変化量の理論値Δiacを0として扱うことができる。
 また、制御部200は、電流検出部73の検出結果からノイズ周波数成分、スイッチング周波数成分などを除去するローパスフィルタ220を備えているが、ノイズ周波数成分の影響が少ない場合などではローパスフィルタ220を備えなくてもよい。
 また、制御部200は、キャリア信号Car_3a,Car_3bを三角波とし、電流検出部73は、時刻t1,t2において、それぞれリプル電流の中心値を検出してもよい。すなわち、制御部200は、第1の電流検出および第2の電流検出を、合計入力電流iacに発生するリプルの中心点で行うように制御してもよい。同様に、制御部200は、キャリア信号Car_3a,Car_3bをのこぎり波とし、電流検出部73は、時刻t1,t2において、それぞれリプル電流の極小値を検出してもよい。すなわち、制御部200は、第1の電流検出および第2の電流検出を、合計入力電流iacに発生するリプルの極小点で行うように制御してもよい。
 また、入力位相検出部210は、整流部80の出力電圧に基づいて交流電源1と位相が同期した正弦波信号を生成してもよい。この場合、正半波と負半波は区別できないため、入力位相検出部210で生成される正弦波信号は|sinωt|となる。
 また、基準デューティ演算部230は、2つのコンバータ100a,100bの合計入力電流iacおよび合計入力電流指令値iacにそれぞれ1/2を乗じて、1つのコンバータ100の入力電流として制御してもよい。
 なお、図1では、電力変換装置300において、電流検出部73を整流部80のP側出力端子に接続していたが、電流検出部73の接続位置はこれに限定されない。図7は、実施の形態1に係る電力変換装置300の構成例を示す第2の図である。図7に示す電力変換装置300では、電流検出部73が整流部80のN側出力端子に接続されている。他の構成要素は、図1に示す電力変換装置300と同様である。この場合、制御部200の構成は、前述のものと同様となる。
 図8は、実施の形態1に係る電力変換装置300の構成例を示す第3の図である。図8に示す電力変換装置300では、電流検出部73が整流部80の入力側、すなわち電圧検出部71と整流部80との間に接続されている。他の構成要素は、図1に示す電力変換装置300と同様である。この場合、制御部200の構成は、図9に示す構成となる。図9は、実施の形態1に係る制御部200の構成例を示す第2の図である。制御部200は、さらに、電流検出部73の検出結果である2つのコンバータ100a,100bの合計入力電流iacの絶対値を演算する絶対値演算部260を備える。また、制御部200において、入力位相検出部210は、電圧検出部71の検出結果に基づいて、交流電源1の位相を検出し、交流電源1と位相が同期した正弦波信号sinωtの絶対値|sinωt|を生成する。
 図10は、実施の形態1に係る基準デューティ演算部230の構成例を示す第2の図である。基準デューティ演算部230は、予め規定された平滑コンデンサ6の電圧である出力電圧Vdcの指令値Vdcと電圧検出部72の検出結果である出力電圧Vdcとの偏差をPI制御し、2つのコンバータ100a,100bの合計入力電流iacの振幅指令値√(2)Iacを演算する。基準デューティ演算部230は、演算によって得られた合計入力電流iacの振幅指令値√(2)Iacと入力位相検出部210から出力された正弦波信号の絶対値|sinωt|とを乗算し、2つの単位コンバータの合計入力電流指令値|iac|を演算する。基準デューティ演算部230は、合計入力電流指令値|iac|とローパスフィルタ220から出力される検出結果の絶対値|iac|との偏差をPI制御し、基準デューティDrefを演算する。
 図11は、実施の形態1に係る補正デューティ演算部240の構成例を示す第2の図である。補正デューティ演算部240は、時刻t1における合計入力電流iacの検出結果の絶対値|iac(t1)|と時刻t2における合計入力電流iacの検出結果の絶対値|iac(t2)|との偏差|Δiac|を演算する。補正デューティ演算部240は、交流電流の位相に応じて設定される時刻t1と時刻t2との電流変化量の理論値|Δiac|と偏差|Δiac|との偏差をPI制御し、補正デューティDbalを演算する。
 このように、図10および図11で示した基準デューティ演算部230および補正デューティ演算部240で用いられる合計入力電流iacは絶対値となる。これにより、電力変換装置300は、その他の演算部の構成を上述したものから変更することなく、同様の効果を得ることができる。
 電力変換装置300が備える制御部200の動作を、フローチャートを用いて説明する。図12は、実施の形態1に係る電力変換装置300が備える制御部200の動作を示すフローチャートである。制御部200において、入力位相検出部210は、電圧検出部71の検出結果に基づいて、交流電源1の位相を検出する(ステップS1)。入力位相検出部210は、交流電源1と位相が同期した正弦波信号sinωtを生成する。基準デューティ演算部230は、電圧検出部72の検出結果、およびローパスフィルタ220からの出力に基づいて、出力電圧一定制御および入力電流の高力率制御を行い、基準デューティDrefを演算する(ステップS2)。補正デューティ演算部240は、電流検出部73の検出結果に基づいて、補正デューティDbalを演算する(ステップS3)。ゲート信号演算部250は、基準デューティDrefと補正デューティDbalとに基づいて、スイッチング素子3aのゲート信号Gate_3a、およびスイッチング素子3bのゲート信号Gate_3bとを演算する(ステップS4)。
 つづいて、電力変換装置300が備える制御部200のハードウェア構成について説明する。図13は、実施の形態1に係る電力変換装置300が備える制御部200を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。制御部200は、プロセッサ91及びメモリ92により実現される。
 プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、またはシステムLSI(Large Scale Integration)である。メモリ92は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)といった不揮発性または揮発性の半導体メモリを例示できる。また、メモリ92は、これらに限定されず、磁気ディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)でもよい。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電力変換装置300は、基準デューティ演算部230で生成された基準デューティDrefを、補正デューティ演算部240で演算された補正デューティDbalを用いて補正することで各コンバータ100に対するゲート信号Gate_3a,Gate_3bを生成し、制御することとした。これにより、電力変換装置300は、簡易な制御法によって2つのコンバータ100間で生じる電流非平衡を抑制制御することができる。結果的に、電力変換装置300は、電流非平衡を抑制制御することが考慮されていない場合と比較して、体積を小さくすることができる。
実施の形態2.
 実施の形態1では、電力変換装置300は2つのコンバータ100を備えていた。実施の形態2では、電力変換装置300が4つのコンバータ100を備える場合について説明する。
 図14は、実施の形態2に係る電力変換装置300aの構成例を示す図である。電力変換装置300aは、交流電源1および直流負荷2に接続される。電力変換装置300aは、交流電源1から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷2に出力する。電力変換装置300aは、電圧検出部71,72と、電流検出部73,74と、整流部80と、コンバータ100a,100b,100c,100dと、平滑コンデンサ6と、制御部200aと、を備える。電力変換装置300aは、図1に示す実施の形態1の電力変換装置300に対して、制御部200を制御部200aに置き換え、さらに、電流検出部74、および2つのコンバータ100c,100dを1組追加したものである。すなわち、電力変換装置300aは、4段インターリーブ回路構成である。制御部200aは、実施の形態1で示した制御部200の構成を2組用いることで、実施の形態1と同様にコンバータ100aとコンバータ100bとの間、およびコンバータ100cとコンバータ100dとの間で電流非平衡を抑制制御することができる。コンバータ100c,100dの構成は、コンバータ100a,100bと同様である。すなわち、コンバータ100cは、ダイオード5cと、スイッチング素子3cと、リアクトル4cと、を有する。同様に、コンバータ100dは、ダイオード5dと、スイッチング素子3dと、リアクトル4dと、を有する。
 このとき、制御部200aは、入力位相検出部210を共用するなどして、共通の正弦波信号を用いて4つのコンバータ100を制御しても構わない。
 4つのコンバータ100間のキャリア信号の位相については、コンバータ100aとコンバータ100bとの間で180度ずれた状態とし、コンバータ100cとコンバータ100dとの間で180度ずれた状態とする。コンバータ100a,100bとコンバータ100c,100dとの間のキャリア信号の位相関係については任意に設定して構わない。例えば、コンバータ100a,100bとコンバータ100c,100dとの間のキャリア信号の位相関係について、一致させてもよいし、90度位相をずらして各コンバータ100のキャリア信号の位相がそれぞれ90度ずれた状態としてもよい。すなわち、制御部200aは、2つのコンバータ100a,100b、および2つのコンバータ100c,100dを、同一の周波数かつ位相が180度をコンバータ100の数、実施の形態2では4で除算した値だけずれたキャリア信号で制御してもよい。
 実施の形態2では、コンバータ100a,100bおよびコンバータ100c,100dの組み合わせが並列接続されているが、各コンバータ100の組み合わせを1つのスイッチングモジュールで構成してもよい。この場合、制御部200aは、スイッチングモジュール内の2つのコンバータ100に与えるキャリア信号の位相を180度ずらすとともに、スイッチングモジュール間のキャリア信号の位相を180度をスイッチングモジュール数で除算した値だけずらして制御する。
 なお、実施の形態1のときと同様、電力変換装置300aにおいて、電圧検出部71、電流検出部73,74の接続箇所を変更しても構わない。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電力変換装置300aは、コンバータ100を2つ以上の複数個、具体的には偶数個備える場合でも、2つのコンバータ100毎に電流検出部を備え、制御部200aが各電流検出部の検出結果を用いて制御することにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
 実施の形態3では、実施の形態1の電力変換装置300が備える整流部80と2つのコンバータ100a,100bとを統合した回路構成の電力変換装置について説明する。
 図15は、実施の形態3に係る電力変換装置300bの構成例を示す図である。電力変換装置300bは、交流電源1および直流負荷2に接続される。電力変換装置300bは、交流電源1から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷2に出力する。電力変換装置300bは、電圧検出部71,72と、電流検出部73と、ダイオードD21,D22と、コンバータ100e,100fと、平滑コンデンサ6と、制御部200bと、を備える。
 コンバータ100eは、ドレイン端子が電圧検出部72のP側端子に接続されたスイッチング素子3e1と、ソース端子が電圧検出部72のN側端子に接続されたスイッチング素子3e2と、一端が電流検出部73の一端に接続され、他端がスイッチング素子3e1のソース端子およびスイッチング素子3e2のドレイン端子に接続されたリアクトル4eと、を有する。同様に、コンバータ100fは、ドレイン端子が電圧検出部72のP側端子に接続されたスイッチング素子3f1と、ソース端子が電圧検出部72のN側端子に接続されたスイッチング素子3f2と、一端が電流検出部73の一端に接続され、他端がスイッチング素子3f1のソース端子およびスイッチング素子3f2のドレイン端子に接続されたリアクトル4fと、を有する。以降の説明において、スイッチング素子3e1,3e2,3f1,3f2を区別しない場合はスイッチング素子3と称することがある。
 図16は、実施の形態3に係る制御部200bの構成例を示す図である。制御部200bは、入力位相検出部210と、ローパスフィルタ220と、基準デューティ演算部230と、補正デューティ演算部240と、ゲート信号演算部250bと、絶対値演算部260と、を備える。制御部200bでは、実施の形態1の制御部200と比較して、交流電源1の極性に応じてスイッチング素子3e1,3e2,3f1,3f2のスイッチングパターンを切り替える必要があるため、ゲート信号演算部250bに交流電源1の出力電圧、すなわち電圧検出部71の検出結果である出力電圧Vacが入力されることとなる。制御部200bにおいて、基準デューティ演算部230および補正デューティ演算部240の構成は、各々、図10および図11に示す実施の形態1のときの構成と同様である。
 図17は、実施の形態3に係るゲート信号演算部250bの構成例を示す図である。ゲート信号演算部250bにおいて、キャリア信号との比較までは実施の形態1のときと同様である。実施の形態3において、ゲート信号演算部250bは、交流電源1の極性に応じてスイッチング素子3e1,3e2,3f1,3f2のスイッチングパターンを変更するため、交流電源1の極性に基づいて極性判定し、ゲート信号を切り替える。ゲート信号演算部250bは、例えば、交流電源1の極性に応じた信号を出力する比較器、および4つのマルチプレクサを備える。各マルチプレクサは、比較器から「1」が出力された場合、端子Aから入力された信号をゲート信号として端子Yから出力し、比較器から「0」が出力された場合、端子Bから入力された信号をゲート信号として端子Yから出力する。なお、実施の形態3では、電力変換装置300bにおいて、上下アームがスイッチング素子3となるため、実施するうえでは、デッドタイムTdを設けることとする。
 以上説明したように、本実施の形態によれば、電力変換装置300bは、全波整流回路およびコンバータ100を統合した回路構成にした。これにより、電力変換装置300bは、実装面積を小さくでき、さらに体積を小さくすることができる。
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 1 交流電源、2 直流負荷、3a~3d,3e1,3e2,3f1,3f2 スイッチング素子、4a~4f リアクトル、5a~5d,D21~D24 ダイオード、6 平滑コンデンサ、71,72 電圧検出部、73,74 電流検出部、80 整流部、100a~100f コンバータ、200,200a,200b 制御部、210 入力位相検出部、220 ローパスフィルタ、230 基準デューティ演算部、240 補正デューティ演算部、250,250b ゲート信号演算部、260 絶対値演算部、300,300a,300b 電力変換装置。

Claims (17)

  1.  交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換して直流負荷に出力する電力変換装置であって、
     各々が、前記直流負荷と並列接続されたスイッチング回路、および前記スイッチング回路と前記交流電源との間に設けられたリアクトルを有し、並列に接続された2以上のコンバータと、
     前記交流電源の出力電圧を検出する第1の電圧検出部と、
     前記2以上のコンバータから出力される各電圧を併せた出力電圧を検出する第2の電圧検出部と、
     前記2以上のコンバータのうち2つのコンバータに流れる合計入力電流を検出する電流検出部と、
     前記第1の電圧検出部、前記第2の電圧検出部、および前記電流検出部の検出結果に基づいて、各コンバータに異なるデューティを割り当て、前記2以上のコンバータを制御する制御部と、
     を備える電力変換装置。
  2.  前記制御部は、各コンバータに異なるデューティを割り当てることで、コンバータ毎の電流非平衡を抑制制御する、
     請求項1に記載の電力変換装置。
  3.  前記制御部は、前記2つのコンバータのうち、リアクトルのインダクタンスが大きい方のコンバータに割り当てるデューティを、リアクトルのインダクタンスが小さい方のコンバータに割り当てるデューティよりも大きくする、
     請求項2に記載の電力変換装置。
  4.  前記電流検出部が、交互に連続する期間である第1の電流検出期間および第2の電流検出期間において前記合計入力電流を検出する場合、
     前記制御部は、前記電流検出部の検出結果を、前記第1の電流検出期間で検出される第1の電流検出結果と、前記第2の電流検出期間で検出される第2の電流検出結果とに分類し、前記第1の電流検出結果と前記第2の電流検出結果とに基づいて演算される補正デューティによって各コンバータに異なるデューティを割り当てる、
     請求項2に記載の電力変換装置。
  5.  前記制御部は、前記第1の電流検出結果と前記第2の電流検出結果との大小関係に基づいて前記補正デューティを決定する、
     請求項4に記載の電力変換装置。
  6.  前記制御部は、前記第1の電流検出結果と前記第2の電流検出結果との偏差と、規定された目標値とに基づいて前記補正デューティを演算する、
     請求項5に記載の電力変換装置。
  7.  前記制御部は、前記交流電源から出力される交流電圧または交流電流の位相に応じて前記目標値を設定する、
     請求項6に記載の電力変換装置。
  8.  前記制御部は、前記2つのコンバータに共通して割り当てる基準デューティを演算し、前記2つのコンバータのうち、一方のコンバータに対して前記基準デューティに前記補正デューティを加算したデューティを割り当て、他方のコンバータに対して前記基準デューティから前記補正デューティを減算したデューティを割り当てる、
     請求項5に記載の電力変換装置。
  9.  前記制御部は、前記電流検出部で検出される合計入力電流に対する目標値に基づいて前記基準デューティを演算する、
     請求項8に記載の電力変換装置。
  10.  前記制御部は、前記電流検出部で検出される合計入力電流を前記コンバータの並列数または前記コンバータの並列数の1/2で割った平均電流の目標値に基づいて前記基準デューティを演算する、
     請求項8に記載の電力変換装置。
  11.  前記制御部は、前記2つのコンバータを同一の周波数かつ位相が180度ずれたキャリア信号に基づいて制御する、
     請求項4に記載の電力変換装置。
  12.  前記2つのコンバータが2以上並列に接続され、前記2つのコンバータが1つのスイッチングモジュールで構成される場合、
     前記制御部は、前記スイッチングモジュール内の前記2つのコンバータに与えるキャリア信号の位相を180度ずらすとともに、前記スイッチングモジュール間のキャリア信号の位相を180度をスイッチングモジュール数で除算した値だけずらして制御する、
     請求項11に記載の電力変換装置。
  13.  前記制御部は、前記2つのコンバータを同一の周波数かつ位相が180度をコンバータ数で除算した値だけずれたキャリア信号で制御する、
     請求項4に記載の電力変換装置。
  14.  前記制御部は、前記第1の電流検出結果を検出する第1の電流検出を前記第1の電流検出期間内の第1の検出時刻で行い、前記第1の検出時刻から前記スイッチング回路のスイッチング周期の半周期後または半周期前に第2の検出時刻を設け、前記第2の電流検出結果を検出する第2の電流検出を前記第2の電流検出期間内の前記第2の検出時刻で行う、
     請求項4に記載の電力変換装置。
  15.  前記制御部は、前記第1の電流検出および前記第2の電流検出を前記合計入力電流に発生するリプルの極大点で行うように制御する、
     請求項14に記載の電力変換装置。
  16.  前記制御部は、前記第1の電流検出および前記第2の電流検出を前記合計入力電流に発生するリプルの中心点で行うように制御する、
     請求項14に記載の電力変換装置。
  17.  前記制御部は、前記第1の電流検出および前記第2の電流検出を前記合計入力電流に発生するリプルの極小点で行うように制御する、
     請求項14に記載の電力変換装置。
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