WO2020059643A1 - 内視鏡用チューブ及び内視鏡 - Google Patents

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Abstract

大径化によっても軟性内視鏡での使用に耐える柔軟性を有し、内周面を形成するフッ素樹脂層の損傷の検出が容易な内視鏡用チューブを提供する。内視鏡用チューブ100は、フッ素樹脂からなる気密性の内層チューブ部材101と、内層チューブ部材101よりも低硬度であり、内層チューブ部材101の外周面を覆っている通気性の外層部材102と、外層部材102の外周面に形成された螺旋状溝部104に巻回されているコイル状補強部材103と、を備える。内視鏡2は、内視鏡用チューブ100によって形成された処置具挿通チャンネル23を挿入部10に備える。

Description

内視鏡用チューブ及び内視鏡

 本発明は、内視鏡用チューブ及び内視鏡に関する。

 軟性内視鏡の挿入部には複数のチューブが内蔵されており、例えば処置具挿通チャンネルを形成するチューブが内蔵されている。人体内腔の形状に合わせて柔軟に変形する挿入部を備える軟性内視鏡は、被験者に対する侵襲を低減可能であり、挿入部に内蔵される内視鏡用チューブは、曲げに対して柔軟であることが求められる。そして、処置具の挿通及び流体の流通を妨げることが無いよう、内視鏡用チューブは、曲げに対して一定の断面形状を維持することが求められる。さらに、処置具挿通チャンネルを形成するチューブの内周面は、処置具に摺接するため、低摩擦且つ高硬度であることが好ましい。また、軟性内視鏡は、洗浄、消毒及び滅菌を行って繰り返し使用されることから、内視鏡用チューブは、気密性及び耐薬品性も求められる。これらの条件を満たす内視鏡用チューブの材料として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂が多用されている。

 例えば、特許文献1に記載された内視鏡用チューブは、フッ素樹脂からなる内層と、フッ素樹脂とポリイミド系樹脂との複合材料からなる外層とを備え、外層の外周面には螺旋溝が形成されており、この螺旋溝に金属製螺旋材が巻き付けられている。内視鏡用チューブは、螺旋溝に巻き付けられた金属製螺旋材によって補強されており、曲げに対して一定の断面形状が維持される。特許文献2に記載された内視鏡用チューブもまた、フッ素樹脂からなるチューブ本体の外周面に螺旋溝が形成され、この螺旋溝にコイル部材が巻き付けられている。そして、特許文献2に記載された内視鏡用チューブでは、コイル部材が巻き付けられたチューブ本体の外周面が、ポリウレタン樹脂によって覆われている。

特開2002-204778号公報 特開2013-255577号公報

 軟性内視鏡を用いた治療は年々増えており、軟性内視鏡の臨床では、より高度な治療を実現する処置具への対応が求められている。この要求に応えるため、処置具挿通チャンネルを大径化し、多様な処置具を挿通可能とすることが考えられる。しかし、処置具挿通チャンネルの大径化に伴い、処置具挿通チャンネルを形成する内視鏡用チューブの曲げ剛性は増大する。内視鏡用チューブの曲げ剛性が大きくなると、挿入部を湾曲させる際の操作性が低下し、湾曲機構を駆動するワイヤの寿命を縮めるといった弊害も生じ得る。

 大径化に伴うチューブの曲げ剛性の増大を抑制するためには、比較的高硬度なフッ素樹脂層の厚みを小さくすることが有効である。しかし、特許文献1に記載された内視鏡用チューブでは、フッ素樹脂を含む外層の外周面に螺旋溝が形成され、この螺旋溝に金属製螺旋材が巻き付けられることによってチューブが補強されている。特許文献2に記載された内視鏡用チューブも同様であり、フッ素樹脂からなるチューブ本体の外周面に螺旋溝が形成され、この螺旋溝にコイル部材が巻き付けられることによってチューブが補強されている。螺旋溝を形成するために、一定以上の厚みが外層又はチューブ本体に必要であり、チューブの曲げ剛性の増大を抑制するうえで障害となる。

 また、フッ素樹脂層は、典型的には、チューブの内周面を形成しており、フッ素樹脂層の厚みを小さくした場合に、摩耗及び穿孔に対する耐久性は低下する。そして、特許文献1に記載された内視鏡用チューブでは、内周面を形成するフッ素樹脂層である内層が、フッ素樹脂とポリイミド系樹脂との複合材料からなる外層によって覆われており、特許文献2に記載された内視鏡用チューブでは、内周面を形成するフッ素樹脂層であるチューブ本体が、ポリウレタン樹脂によって覆われている。これらの場合に、内周面を形成するフッ素樹脂層に穴が開いたとしても、チューブ全体では気密性が維持されてしまい、フッ素樹脂層に穴が開いたことが看過される虞がある。

 本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、大径化によっても軟性内視鏡での使用に耐える柔軟性を有し、内周面を形成するフッ素樹脂層の損傷の検出が容易な内視鏡用チューブを提供することを目的とする。

 本発明の一態様の内視鏡用チューブは、フッ素樹脂からなる気密性の内層チューブ部材と、上記内層チューブ部材よりも低硬度であり、上記内層チューブ部材の外周面を覆っている通気性の外層部材と、上記外層部材の外周面に形成された螺旋状溝部に巻回されているコイル状補強部材と、を備える。

 また、本発明の一態様の内視鏡は、上記内視鏡用チューブによって形成された処置具挿通チャンネルを挿入部に備える。

 本発明によれば、大径化によっても軟性内視鏡での使用に耐える柔軟性を有し、内周面を形成するフッ素樹脂層の損傷の検出が容易な内視鏡用チューブを提供できる。

本発明の実施形態を説明するための、内視鏡の一例の斜視図である。 図1の内視鏡を含む内視鏡システムの一例の模式図である。 本発明の実施形態を説明するための、内視鏡用チューブの一例の部分断面図である。 図3の内層チューブ部材の損傷を検査する検査方法の模式図である。 図3の内層チューブ部材の損傷箇所を拡大して示す断面図である。 図3の内視鏡用チューブの変形例の部分断面図である。 図3の内視鏡用チューブの他の変形例の部分断面図である。 図3の内視鏡用チューブによって形成された処置具挿通チャンネルを挿入部に備える内視鏡の模式図である。

 図1は、本発明の実施形態を説明するための、内視鏡の一例を示し、図2は、図1の内視鏡を含む内視鏡システムの一例を示す。

 内視鏡システム1は、内視鏡2と、光源装置3と、プロセッサユニット4と、吸引ポンプ5とを備える。内視鏡2は軟性鏡であり、被検体内に挿入される挿入部10と、挿入部10に連なる操作部11と、操作部11から延びるユニバーサルコード12とを有し、ユニバーサルコード12の末端には、光源装置3に接続されるコネクタ13が設けられている。

 挿入部10は、先端部14と、先端部14に連なる湾曲部15と、湾曲部15と操作部11とを接続している軟性部16とで構成されている。先端部14には、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を含む撮像部17が搭載されている。湾曲部15は湾曲可能に構成されており、湾曲部15の湾曲は操作部11によって操作される。また、軟性部16は、被検体内の挿入経路の形状に倣って変形可能な程に可撓に構成されている。

 操作部11には、吸引ポンプ5を用いた吸引を操作する操作ボタン18A、湾曲部15の湾曲を操作する操作ノブ18B、撮像部17を用いた撮像を操作する操作ボタン18C等が設けられている。また、操作部11には、処置具が挿通される処置具挿通チャンネル23の入口部分24が設けられている。

 挿入部10及び操作部11並びにユニバーサルコード12の内部には、ライトガイド20と、電気ケーブル21とが設けられている。ライトガイド20は、光源装置3によって生成される照明光を先端部14に導く。電気ケーブル21は、撮像部17の動作電力、制御信号、及び撮影画像信号を、撮像部17とプロセッサユニット4との間で伝送する。プロセッサユニット4は、入力された撮影画像信号から撮影画像データを生成し、生成した撮影画像データをモニタ6に表示させ、また記録する。

 挿入部10及び操作部11の内部には、複数の操作ワイヤ22と、処置具挿通チャンネル23とが設けられている。操作ワイヤ22は、操作部11から挿入部10の先端部14に達しており、操作部11の操作ノブ18Bの操作に応じて先端部14側に押し出され、又は操作部11側に引っ張られる。挿入部10の湾曲部15は、操作ワイヤ22の押し引きに応じて湾曲される。処置具挿通チャンネル23は、操作部11に設けられている入口部分24から挿入部10の先端部14に達しており、処置具挿通チャンネル23の出口部分25は先端部14の先端面に開口している。入口部分24の開口を通して処置具挿通チャンネル23に挿入された処置具は、処置具挿通チャンネル23によって挿入部10の先端部14に案内され、出口部分25の開口を通して、先端部14から突出する。

 処置具挿通チャンネル23は、操作部11において吸引管26と合流している。吸引管26は、操作ボタン18Aによって開閉されるバルブ27を経てコネクタ13まで延びており、コネクタ13に設けられている口金28に接続された接続チューブ29を介して吸引ポンプ5と接続されている。バルブ27が開かれることにより、血液等の流体が、処置具挿通チャンネル23の出口部分25の開口から吸引管26を通して吸引ポンプ5に吸引される。なお、入口部分24には、開閉弁を有する鉗子栓30が装着されており、吸引時に、入口部分24の開口が鉗子栓30によって閉じられることにより、処置具挿通チャンネル23の内圧が負圧とされる。

 なお、内視鏡2は、処置具挿通チャンネル23以外に他のチャンネルを有してもよい。他のチャンネルとしては、撮像部17の観察窓の洗浄等に用いられる気体(例えば空気)及び液体(例えば水)を先端部14に送る送気送水チャンネルを例示できる。送気送水チャンネルは、挿入部10及び操作部11並びにユニバーサルコード12の内部に設けられ、コネクタ13を介して送水タンク(不図示)と接続される。

 図3は、本発明の実施形態を説明するための、内視鏡用チューブの一例を示す。

 図3に示す内視鏡用チューブ100は、例えば内視鏡2の処置具挿通チャンネル23に用いられるが、処置具挿通チャンネル23以外の他のチャンネル(送気送水チャンネル等)に用いられてもよい。チューブ100は、内層チューブ部材101と、外層部材102と、コイル状補強部材103とを備える。

 内層チューブ部材101は、チューブ100の内周面を形成しており、チューブ100が処置具挿通チャンネル23に用いられる場合に、内層チューブ部材101は、処置具挿通チャンネル23に挿通された処置具と摺接する。内層チューブ部材101は、低摩擦且つ高硬度なフッ素樹脂からなり、気密性である。フッ素樹脂は、例えば非発泡PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)である。

 外層部材102は、チューブ状に形成されており、内層チューブ部材101の外周全体を覆っている。外層部材102の外周面には螺旋状溝部104が形成されている。外層部材102は通気性であり、また、外層部材102の硬度は、内層チューブ部材101の硬度よりも小さい。なお、内層チューブ部材101及び外層部材102の硬度は、マイクロビッカース硬さ試験又はナノインデンテーション法による硬さ試験によって得られる硬度とする。外層部材102の材料は、例えば発泡PTFE等の多孔質のフッ素樹脂である。

 外層部材102は、例えば押出成形によって形成され得る。具体的には、加熱溶融された外層部材102の材料が金型から押し出され、金型を貫通して移動される内層チューブ部材101は、金型から押し出された材料によって連続的に被覆される。そして、内層チューブ部材101を被覆する材料が凝固することによって外層部材102が形成される。外層部材102の形成方法は、他にも、あらかじめ外層部材102のみを形成したのちに内層チューブ部材101に被覆し、締め付けながら加熱することにより接合する方法などがある。螺旋状溝部104は、例えばレーザ加工、加熱状態での金属線材の押しつけ等によって形成され得る。

 コイル状補強部材103は、例えばステンレス鋼線等の金属線材がコイル状に成形されたものであり、例えば平たく潰れるような断面形状の変形に対しては強固であり、曲げに対しては柔軟である。コイル状補強部材103は、外層部材102の螺旋状溝部104に巻回されている。コイル状補強部材103を形成する線材の中心軸に垂直な断面において、コイル状補強部材103の全体が螺旋状溝部104に収容されていてもよいし、コイル状補強部材103の一部が螺旋状溝部104の外に突出していてもよい。

 チューブ100と、このチューブ100と同一の内径及び同一の外径を有し且つ厚み全体が内層チューブ部材101と同じフッ素樹脂からなるチューブとを比較した場合に、内層チューブ部材101よりも低硬度な外層部材102を含むチューブ100は、曲げ剛性が相対的に小さく、大径化に有利である。

 また、チューブ100が曲げられる際に、内層チューブ部材101及び外層部材102の曲げ部に折れが生じる場合に、内層チューブ部材101及び外層部材102の断面形状は平たく潰れるが、かかる潰れは、外層部材102の外周面に巻回されているコイル状補強部材103によって制限される。そして、コイル状補強部材103は、外層部材102の螺旋状溝部104に巻回されており、コイル状補強部材103と外層部材102との軸方向の相対移動が規制されている。したがって、チューブ100が曲げられた際にも、コイル状補強部材103は、内層チューブ部材101及び外層部材102の曲げ部に保持される。これにより、チューブ100の曲げに対して内層チューブ部材101及び外層部材102の断面形状が一定に維持され、処置具の挿通や流体の流通が保障される。

 なお、内層チューブ部材101及び外層部材102それぞれの厚みが小さいほど、チューブ100の曲げ剛性は小さくなるが、内層チューブ部材101及び外層部材102が一体となって断面形状を自己保持するに足る厚みは必要であり、その厚みは、例えばチューブ100の径に応じて適宜設定される。また、前述の通り内層チューブ部材101は比較的硬度の高いフッ素樹脂が用いられるため、曲げ剛性を押さえるために薄い肉厚であり、比較的大きな曲げ半径でも折れてしまう。よって外層部材102は硬度が低く、かつ内層チューブ部材101の折れを防ぐために内層チューブ部材101よりも厚肉であることが望ましい。以上を踏まえ、内層チューブ部材101及び外層部材102が一体となって断面形状を自己保持するに足る厚みのなかで、チューブ100の曲げ剛性を小さくする観点から、好ましくは、外層部材102の厚みは内層チューブ部材101の厚みの2分の1よりも大きく、より好ましくは、外層部材102の厚みは内層チューブ部材101の厚みよりも大きく、内層チューブ部材101の硬度H1と外層部材102の硬度H2の比の値H1/H2が、外層部材102の厚みT2と内層チューブ部材101の厚みT1の比の値T2/T1よりも大きい。ここでいう硬度は、たとえばマイクロビッカース硬さ試験機やナノインデンテーション法による硬さ試験によって得られる硬度である。これらの測定方法によって得られる内層チューブ部材101の硬度H1と外層部材102の硬度H2と、内層チューブ部材101の肉厚T1と外層部材102の肉厚T2とは以下のような関係が望ましい。たとえば内層チューブ部材101の肉厚が0.1mmであり、外層部材102の肉厚が0.4mmであれば、T2/T1は4である。このとき、内層チューブ部材101の硬度H1が80MPaであるならば、望ましくは外層部材102の硬度H2は20MPa未満であり、これによりH1/H2はT2/T1より大きくなる。

 また、チューブ100の曲げ剛性は、チューブ100の断面二次モーメントに影響され、なかでも相対的に高硬度な内層チューブ部材101の断面二次モーメントに影響される。内層チューブ部材101の厚みが周方向に一定であるものとして、内層チューブ部材101の内径をd[mm]とし、外径をD[mm]とした場合に、内層チューブ部材101の断面二次モーメントはπ/64×(D-d)であり、好ましくは30<D-d<180である。ここで、mmはミリメートルを表す。

 図4及び図5は、内層チューブ部材101の損傷の有無を検査する検査方法の一例を示す。なお、チューブ100は、内視鏡2の処置具挿通チャンネル23に用いられているものとする。

 図4に示すように、内視鏡2が液中に沈められている状態で、挿入部10の内部且つ処置具挿通チャンネル23の外側に、空気等の気体が供給される。気体は、例えば図4において破線の矢印で示すように、コネクタ13から導入され、ユニバーサルコード12及び操作部11の内部を通じ、挿入部10の内部且つ処置具挿通チャンネル23の外側に供給される。

 内層チューブ部材101が損傷しており、内層チューブ部材101の気密性が失われている場合に、挿入部10の内部且つ処置具挿通チャンネル23の外側に供給された気体は、気体の圧力の上昇に応じ、内層チューブ部材101の損傷箇所を通じて処置具挿通チャンネル23の内側に漏れ出る。そして、処置具挿通チャンネル23の内側に漏れ出た気体は、例えば処置具挿通チャンネル23の出口部分25の開口から気泡となって液中に放出される。これにより、内層チューブ部材101の損傷が検出される。

 図5は、内層チューブ部材101の損傷箇所を拡大して示しており、内層チューブ部材101には穴Hが開いている。穴Hは外層部材102によって覆われているが、外層部材102は通気性であり、コイル状補強部材103が巻回されている螺旋状溝部104を除き、外層部材102の外周面は露出している。挿入部10の内部且つ処置具挿通チャンネル23の外側に供給された気体は、露出している外層部材102の外周面から穴Hに流入し、穴Hを通して処置具挿通チャンネル23の内側に漏れ出る。

 一方、特許文献1に記載された内視鏡用チューブと同様に、外層部材102がポリイミド樹脂からなる場合、また、特許文献2に記載された内視鏡用チューブと同様に、コイル状補強部材103が巻回された外層部材102の外周面がポリウレタン樹脂によって覆われる場合に、チューブ100の最外周面は気密性となり、内層チューブ部材101に穴Hが開いているとしても、チューブ100全体では気密性が維持されてしまう。その結果、挿入部10の内部且つ処置具挿通チャンネル23の外側に供給された気体が、処置具挿通チャンネル23の内側に漏れ出ず、穴Hの存在が看過されてしまう。

 図6は、チューブ100の変形例を示す。

 図6に示す例では、コイル状補強部材103と螺旋状溝部104とが、螺旋状溝部104にのみ充填された接着剤105によって接着されている。本例によれば、チューブ100が曲げられた際に、コイル状補強部材103が、内層チューブ部材101及び外層部材102の曲げ部に確実に保持される。これにより、チューブ100の曲げに対して内層チューブ部材101及び外層部材102の断面形状が一定に維持され、処置具の挿通や流体の流通が保障される。

 そして、接着剤105は、螺旋状溝部104にのみ充填されており、螺旋状溝部104を除き、外層部材102の外周面は露出している。したがって、接着剤105が気密性であるとしても、図4及び図5に示した検査方法により、内層チューブ部材101の損傷の検出が可能である。

 螺旋状溝部104にのみ充填される接着剤105は、コイル状補強部材103の表面に予めコートされた熱可塑性樹脂によって構成され得る。この場合、コイル状補強部材103が螺旋状溝部104に巻回された状態でコイル状補強部材103が加熱され、コイル状補強部材103の表面に予めコートされた熱可塑性樹脂が一旦溶融される。そして、溶融された熱可塑性樹脂が螺旋状溝部104内部において再凝固することにより、熱可塑性樹脂は螺旋状溝部104にのみ充填される。螺旋状溝部104に充填された熱可塑性樹脂が接着剤105となり、コイル状補強部材103と螺旋状溝部104とが接着される。もちろん、接着剤105は、螺旋状溝部104に塗布されてもよい。

 図7は、チューブ100の他の変形例を示す。

 図7に示す例では、外層部材102が帯状に形成されており、内層チューブ部材101の外周面に螺旋状に巻回されている。内層チューブ部材101の外周面に螺旋状に巻回された帯状の外層部材102は、コイル状補強部材103と同様に、曲げに対して柔軟である。本例によれば、チューブ100の曲げ剛性を一層小さくできる。また、外層部材102の外周面は露出しているので、図4及び図5に示した検査方法により、内層チューブ部材101の損傷の検出も可能である。

 上述したチューブ100及びその変形例によれば、曲げ剛性を小さくでき、大径化に有利である。処置具挿通チャンネル23の内径が一般的には4mm以下であるところ、チューブ100を用いることにより、軟性内視鏡での使用に耐える柔軟性を有し、且つ内径が5mm以上8mm以下である大径な処置具挿通チャンネル23を実現できる。

 図8は、大径な処置具挿通チャンネル23の、挿入部10における配置の一例を示す。

 処置具挿通チャンネル23は、上述したチューブ100によって形成されており、処置具挿通チャンネル23の内径は、5mm以上8mm以下である。かかる大径な処置具挿通チャンネル23が設けられる挿入部10の外径は、例えば13mm前後である。

 挿入部10の湾曲部15における処置具挿通チャンネル23の中心軸C1と挿入部10の中心軸C2との距離D1は、挿入部10の先端面10Aにおける処置具挿通チャンネル23の開口の中心O1と先端面10Aの中心O2との距離D2よりも小さい。換言すれば、処置具挿通チャンネル23は、湾曲部15においては、挿入部10の中心軸C2上に配置さており、先端部14においては、挿入部10の中心軸C2上から外れて配置されている。

 湾曲部15において、ライトガイド20(図2参照)、電気ケーブル21(図2参照)、複数の操作ワイヤ22(図2参照)及び送気送水チャンネル等の他の内蔵物が、処置具挿通チャンネル23の外周に沿って且つ周方向に適宜分散して配置されており、処置具挿通チャンネル23は、これら他の内蔵物によって取り囲まれている。これにより、処置具挿通チャンネル23は、湾曲部15においては、挿入部10の中心軸C2上に保持される。

 一方、先端部14は、撮像部17(図2参照)等の先端部14に搭載される内蔵物を保持する円柱状の先端硬性部40を有し、この先端硬性部40には、先端硬性部40を軸方向に貫通する断面円形状の貫通孔42が形成されている。処置具挿通チャンネル23を形成するチューブ100は、貫通孔42と連通するように、先端硬性部40に接合されている。貫通孔42は、先端面10Aにおける処置具挿通チャンネル23の開口を形成する。

 貫通孔42の中心軸は、挿入部10の中心軸C2と一致する先端硬性部40の中心軸から外れており、貫通孔42と連通するように先端硬性部40に接合されたチューブ100は、先端硬性部40と湾曲部15との間で適宜撓められる。これにより、処置具挿通チャンネル23は、先端部14においては、挿入部10の中心軸C2上から外れて保持される。

 湾曲部15は、挿入部10のなかで最も小さい曲率半径にて繰り返し曲げられる部位である。処置具挿通チャンネル23が、この湾曲部15において、挿入部10の中心軸C2上に保持されていることにより、湾曲部15の湾曲方向にかかわらず、処置具挿通チャンネル23の曲げ角度を等しく小さくでき、また、曲げ及び曲げ戻しに伴う処置具挿通チャンネル23の軸方向の変位を抑制できる。これにより、湾曲部15を湾曲させる際の操作性を高められる。

 以下、内視鏡用チューブの作製例について説明する。

 作製例1のチューブは、図3に示したチューブ100と同一の構成を備えており、フッ素樹脂からなる気密性の内層チューブ部材101の外周全体が、内層チューブ部材101よりも低硬度な通気性の外層部材102によって覆われており、外層部材102の外周面に形成された螺旋状溝部104にはコイル状補強部材103が巻回されている。作製例2及び作製例3のチューブは、図4に示したチューブ100の変形例と同一の構成を備えており、コイル状補強部材103と螺旋状溝部104とが、螺旋状溝部104にのみ充填された接着剤105によって接着されている。作製例4のチューブは、外層部材102がウレタン樹脂からなり気密性である点を除き、図3に示したチューブ100と同一の構成を備える。また、作製例5のチューブは、コイル状補強部材103が省略されている点を除き、図3に示したチューブ100と同一の構成を備える。

 各作製例の内層チューブ部材101の内径d及び外径Dは表1に示すとおりである。各作製例のチューブに対して、曲げ剛性及び耐折れ性の評価結果、並びに内層チューブ部材101の損傷の検出可否を表1に併せて示す。なお、曲げ剛性の評価は、3点曲げ試験で測定された反力によって評価し、支点距離60mmでたわみ量3mmのときの反力が5N以下のものをA評価とし、5Nを超えるものをB評価とした。耐折れ性の評価は、曲率半径20mmで曲げた場合に、チューブに折れが生じるか否かによって評価し、折れが生じないものをA評価とし、折れが生じたものをB評価とした。また、内層チューブ部材101の損傷は、図4及び図5に示した検査方法によって検出するものとした。

Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001

 表1に示すとおり、作製例1から作製例3のチューブは、内径dが5mm以上8mm以下である大径なチューブである場合、曲げ剛性及び耐折れ性がいずれもA評価であり、内層チューブ部材101の損傷の検出も可能であった。これに対し、外層部材102がウレタン樹脂からなる作製例4のチューブは、内層チューブ部材101の損傷の検出が不可であった。また、コイル状補強部材103が省略された作製例5のチューブは、耐折れ性がB評価となった。

 内層チューブ部材101の内径及び外径が同じである作製例2と作製例5とを対比すると、コイル状補強部材103は、曲げ剛性を増加させることなく、曲げに対するチューブの折れを抑制できることが分かる。また、内層チューブ部材101の断面二次モーメントに関連するD-dの値に着目すると、作製例1から作製例3は、いずれも30<D-d<180を満たしているが、作製例4は、曲げ剛性がB評価であり、D-dの値は602である。この結果から、好ましくは30<D-d<180であることがわかる。

 以上説明したとおり、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、フッ素樹脂からなる気密性の内層チューブ部材と、上記内層チューブ部材よりも低硬度であり、上記内層チューブ部材の外周面を覆っている通気性の外層部材と、上記外層部材の外周面に形成された螺旋状溝部に巻回されているコイル状補強部材と、を備える。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記外層部材が、帯状に形成されており、上記内層チューブ部材の外周面に螺旋状に巻回されている。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記螺旋状溝部と上記コイル状補強部材とが、上記螺旋状溝部にのみ充填された接着剤によって接着されている。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記接着剤が、上記コイル状補強部材の表面に予めコートされた熱可塑性樹脂が溶融再凝固したものである。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記外層部材の厚みが、上記内層チューブ部材の厚みの2分の1よりも大きい。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記外層部材の厚みが、上記内層チューブ部材の厚みよりも大きく、上記内層チューブ部材の硬度と上記外層部材の硬度の比の値が、上記外層部材の厚みと上記内層チューブ部材の厚みの比の値よりも大きい。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記内層チューブ部材の内径をdミリメートルとし、上記内層チューブ部材の外径をDミリメートルとして、30<D-d<180である。

 また、本明細書に開示された内視鏡用チューブは、上記外層部材が、多孔質のフッ素樹脂を含む。

 また、本明細書に開示された内視鏡は、内視鏡用チューブによって形成された処置具挿通チャンネルを挿入部に備える。

 また、本明細書に開示された内視鏡は、上記処置具挿通チャンネルの内径が、5ミリメートル以上8ミリメートル以下である。

 また、本明細書に開示された内視鏡は、上記挿入部の湾曲部における上記処置具挿通チャンネルの中心軸と上記挿入部の中心軸との距離は、上記挿入部の先端面における上記処置具挿通チャンネルの開口の中心と上記先端面の中心との距離よりも小さい。

1 内視鏡システム

2 内視鏡

3 光源装置

4 プロセッサユニット

5 吸引ポンプ

6 モニタ

10 挿入部

10A 挿入部の先端面

11 操作部

12 ユニバーサルコード

13 コネクタ

14 先端部

15 湾曲部

16 軟性部

17 撮像部

18A、18C 操作ボタン

18B 操作ノブ

20 ライトガイド

21 電気ケーブル

22 操作ワイヤ

23 処置具挿通チャンネル

24 入口部分

25 出口部分

26 吸引管

27 バルブ

28 口金

29 接続チューブ

30 鉗子栓

40 先端硬性部

42 貫通孔

100 内視鏡用チューブ

101 内層チューブ部材

102 外層部材

103 コイル状補強部材

104 螺旋状溝部

105 接着剤

C1 処置具挿通チャンネルの中心軸

C2 挿入部の中心軸

D1、D2 距離

H 内層チューブ部材に開いた穴

O1 処置具挿通チャンネルの開口の中心

O2 挿入部の先端面の中心

Claims (11)


  1.  内視鏡に用いられるチューブであって、

     フッ素樹脂からなる気密性の内層チューブ部材と、

     前記内層チューブ部材よりも低硬度であり、前記内層チューブ部材の外周面を覆っている通気性の外層部材と、

     前記外層部材の外周面に形成された螺旋状溝部に巻回されているコイル状補強部材と、

     を備える内視鏡用チューブ。

  2.  請求項1記載の内視鏡用チューブであって、

     前記外層部材は、帯状に形成されており、前記内層チューブ部材の外周面に螺旋状に巻回されている内視鏡用チューブ。

  3.  請求項1又は2記載の内視鏡用チューブであって、

     前記螺旋状溝部と前記コイル状補強部材とは、前記螺旋状溝部にのみ充填された接着剤によって接着されている内視鏡用チューブ。

  4.  請求項3記載の内視鏡用チューブであって、

     前記接着剤は、前記コイル状補強部材の表面に予めコートされた熱可塑性樹脂が溶融再凝固したものである内視鏡用チューブ。

  5.  請求項1から4のいずれか一項記載の内視鏡用チューブであって、

     前記外層部材の厚みは、前記内層チューブ部材の厚みの2分の1よりも大きい内視鏡用チューブ。

  6.  請求項1から4のいずれか一項記載の内視鏡用チューブであって、

     前記外層部材の厚みは、前記内層チューブ部材の厚みよりも大きく、

     前記内層チューブ部材の硬度と前記外層部材の硬度の比の値が、前記外層部材の厚みと前記内層チューブ部材の厚みの比の値よりも大きい内視鏡用チューブ。

  7.  請求項1から6のいずれか一項記載の内視鏡用チューブであって、

     前記内層チューブ部材の内径をdミリメートルとし、前記内層チューブ部材の外径をDミリメートルとして、30<D-d<180である内視鏡用チューブ。

  8.  請求項1から7のいずれか一項記載の内視鏡用チューブであって、

     前記外層部材は、多孔質のフッ素樹脂を含む内視鏡用チューブ。

  9.  請求項1から8のいずれか一項記載の内視鏡用チューブによって形成された処置具挿通チャンネルを挿入部に備える内視鏡。

  10.  請求項9記載の内視鏡であって、

     前記処置具挿通チャンネルの内径は、5ミリメートル以上8ミリメートル以下である内視鏡。

  11.  請求項10記載の内視鏡であって、

     前記挿入部の湾曲部における前記処置具挿通チャンネルの中心軸と前記挿入部の中心軸との距離は、前記挿入部の先端面における前記処置具挿通チャンネルの開口の中心と前記先端面の中心との距離よりも小さい内視鏡。
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