JP2002263059A - 内視鏡用可撓管 - Google Patents
内視鏡用可撓管Info
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Abstract
を防止することができ、かつ、製造が容易な内視鏡用可
撓管を提供すること。 【解決手段】内視鏡用可撓管1は、螺旋管21と、その
外周を覆う網状管22と、該網状管22の外周を被覆す
る外皮3と、螺旋管21の内周に被覆された内皮4とを
有している。内皮4は、水蒸気バリヤー性を有してい
る。内皮4は、フッ素系樹脂を含む材料で構成されてい
ることが好ましい。内皮4の、螺旋管21の隙間25に
面する部分には、突出部41が形成されており、該突出
部41は、内視鏡用可撓管1が伸直した状態のとき、螺
旋管21の隙間25に入り込んでいる。換言すれば、内
皮4は、突出部41において外径および内径が他の部分
よりも大きくなっている。すなわち、内皮4は、蛇管状
をなしている。外皮3は、シリコーンゴムを含む材料で
構成されていることが好ましい。
Description
関する。
用いられる内視鏡用可撓管は、一般に、螺旋管の外周を
網状管(編組体)で被覆した中空部を有する芯材に、可
撓性を有する外皮が被覆された構成となっている。
するため、使用する都度、消毒・滅菌を行う必要があ
る。この消毒・滅菌を行う方法として、従来の消毒液等
の使用に代わり、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)が普
及してきている。この高圧蒸気滅菌では、内視鏡は、例
えば、135℃、2気圧程度の高温高圧の水蒸気に5〜
20分程度さらされる。
のとするためには、内視鏡用可撓管の外皮は、高圧蒸気
滅菌時の高温に耐える耐熱性が求められる。よって、内
視鏡用可撓管の外皮の材料としては、耐熱性に優れ、か
つ成形性の良いシリコーンゴムが用いられている。
には、次のような問題がある。すなわち、シリコーンゴ
ムを主とする材料で構成された内視鏡用可撓管の外皮
は、水蒸気を透過し易いため、高圧蒸気滅菌を行った際
に、内視鏡用可撓管の中空部に配設された例えばファイ
バーバンドル等の内蔵物が水蒸気にさらされ、これらの
劣化が速まる、という問題である。
管の外皮を、水蒸気バリヤー性および耐熱性を有するフ
ッ素ゴム等の材料と、シリコーンゴムとの2層構造とす
ることが考えられるが、この場合には、フッ素ゴムとシ
リコーンゴムとで加硫条件が異なるために、外皮を芯材
に被覆するのに2回に分けて押し出し成形を行うことを
要し、生産効率の低下、製造コストの増大を招くという
問題が生じる。
蒸気滅菌時等における内蔵物の劣化、損傷を防止するこ
とができ、かつ、製造が容易な内視鏡用可撓管を提供す
ることにある。
(1)〜(9)の本発明により達成される。 (1) 中空部を有する芯材と、前記芯材の外周に被覆
された外皮とを有する内視鏡用可撓管であって、前記芯
材の内側に水蒸気バリヤー性を有する内皮を設けたこと
を特徴とする内視鏡用可撓管。
蔵物の劣化、損傷を防止することができ、かつ、製造が
容易な内視鏡用可撓管が得られる。
材料で構成されている上記(1)に記載の内視鏡用可撓
管。これにより、内皮に特に優れた水蒸気バリヤー性お
よび耐熱性が得られる。
れた後、前記芯材の中空部に挿入されて設置されたもの
である上記(1)または(2)に記載の内視鏡用可撓
管。
でき、さらに容易に製造することができる。
回して形成された螺旋管を有し、該螺旋管の内周に前記
内皮が被覆されている上記(1)ないし(3)のいずれ
かに記載の内視鏡用可撓管。これにより、内視鏡用可撓
管に十分な機械的強度が得られる。
態で、前記内皮の一部は、前記芯材の隙間に入り込んで
いる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の内視鏡
用可撓管。
り等の変形が加えられたような場合でも、内皮が芯材に
対して移動(ズレ)しにくくすることができる。
が伸直した状態で外周側に向かって凸状に湾曲、突出す
る突出部を有し、該突出部が前記芯材の隙間に入り込ん
でいる上記(5)に記載の内視鏡用可撓管。
軟性)を損なうことがないとともに、内皮の耐久性を向
上することができる。
む材料で構成されている上記(1)ないし(6)のいず
れかに記載の内視鏡用可撓管。これにより、外皮に優れ
た耐熱性および成形性が得られる。
mmである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の
内視鏡用可撓管。
ー性が得られるとともに、内視鏡用可撓管の大径化や可
撓性の低下を招来することがない。
g/m2・24hrs・40℃・90%RH以下である
上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の内視鏡用可
撓管。
設される内蔵物をより確実に保護することができる。
添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
内視鏡の一例を示す全体図である。まず、同図を参照し
て、本発明の内視鏡用可撓管を有する内視鏡の全体構成
について説明する。なお、以下の説明では、図5中の右
側を「基端」、左側を「先端」と言う。
10は、可撓性(柔軟性)を有する長尺の挿入部可撓管
11と、該挿入部可撓管11の先端側に設けられた湾曲
部12と、挿入部可撓管11の基端側に設けられ、術者
が把持して内視鏡10全体を操作する操作部13と、該
操作部13の基端側に設けられ、被写体の像を直接観察
する接眼部14と、一端部が操作部13に接続された長
尺の接続部可撓管15と、接続部可撓管15の他端側に
設けられた光源差込部16とを有している。
12とは、生体の管腔内に挿入する挿入部を構成するも
のである。挿入部可撓管11および湾曲部12の内部
(中空部)には、例えば、光ファイバー、電線ケーブ
ル、ケーブルまたはチューブ類等の内蔵物(図示せず)
が配置、挿通されている。
れている。この操作レバー17を操作すると、挿入部可
撓管11内に配設されたワイヤー(図示せず)が牽引さ
れて、湾曲部12が2方向に湾曲し、その湾曲方向およ
び湾曲度合いを遠隔操作することができる。
光源装置(図示せず)に対する接続部を構成するもので
ある。すなわち、光源差込部16の先端部には、光源用
コネクタ161が設置されており、内視鏡10の使用時
には、この光源用コネクタ161を光源装置に差し込む
ことにより、内視鏡10と光源装置とが光学的に接続さ
れる。
せられた光は、光源用コネクタ161内、光源差込部1
6内、接続部可撓管15内、操作部13内、挿入部可撓
管11内および湾曲部12内に連続して配設された光フ
ァイバー束によるライトガイド(図示せず)を通り、湾
曲部12の先端部121より観察部位に照射され、照明
する。
の反射光(被写体像)は、挿入部可撓管11内および操
作部13内に連続して配設された光ファイバー束による
イメージガイド(図示せず)を通り、接眼部14へ伝達
される。
せず)が設置され、イメージガイド内を通って到達した
反射光がこの接眼レンズを通して観察される。
ような内視鏡10における挿入部可撓管11や接続部可
撓管15に適用することができる。
10のようなファイバー内視鏡に限らず、電子内視鏡等
の各種の内視鏡における挿入部可撓管および接続部可撓
管に適用することができることは、言うまでもない。
明する。図1は、本発明の内視鏡用可撓管の実施形態を
示す縦断面図、図2は、図1に示す内視鏡用可撓管の湾
曲状態を示す縦断面図、図3は、内皮の外径と螺旋管の
内径との大小関係を説明するための縦断面図である。
は、中空部24を有する芯材2と、該芯材2の外周を被
覆する外皮3とを有している。中空部24には、例え
ば、光ファイバー、電線ケーブル、ケーブルまたはチュ
ーブ類等の内蔵物(図中省略)を配置、挿通することが
できる。
周を被覆する網状管(編組体)22とで構成された長尺
物である。この芯材2は、内視鏡用可撓管1を補強する
効果を有する。特に、螺旋管21と網状管22を組合わ
せたことにより、内視鏡用可撓管1は、十分な機械的強
度を確保することができる。また、図示を省略するが、
芯材2は、螺旋管21を2重、あるいは3重に設けるこ
とにより、さらに高い機械的強度が得られる。
に隙間25をあけて巻回して形成されている。該帯状材
を構成する材料としては、例えば、ステンレス鋼、銅合
金等が好ましく用いられる。
線23を複数並べたものを編組して形成されている。細
線23を構成する材料としては、例えば、ステンレス
鋼、銅合金等が好ましく用いられる。また、網状管22
を形成する細線23のうち少なくとも1本に合成樹脂の
被覆(図示せず)が施されていてもよい。
が被覆されている。外皮3の構成材料は、特に限定され
ないが、シリコーンゴム(シリコーン系材料)を含むも
のであるのが好ましい。シリコーンゴムは、優れた耐熱
性を有することから、内視鏡用可撓管1を高圧蒸気滅菌
(オートクレーブ)に対応可能なものとすることができ
る。よって、高圧蒸気滅菌を繰り返し行った場合でも、
劣化が少なく、内視鏡用可撓管1の長寿命化が図れる。
また、シリコーンゴムは、成形性に優れることから、例
えば押し出し成形により芯材2の外周に外皮3を被覆す
る際に、容易にこれを行うことができる。
常、0.1〜2mmであるのが好ましく、0.2〜1m
mであるのがより好ましい。
一部が外皮3に埋め込まれるように被覆されているのが
好ましい。これにより、次のような効果が得られる。
くなり、外皮3が網状管22から剥離(分離)しにくい
ものとなる。これにより、内視鏡用可撓管1は、優れた
弾力性が得られる。 ・外皮3の耐久性が向上し、亀裂等が生じにくいものと
なる。 ・網状管22の材質、編組の密度等の選択や埋め込み部
分の厚さを調整することにより、外皮3の可撓性(弾力
性)を所望に調節することができる。 ・内視鏡用可撓管1の強度等の性能を維持しつつ、網状
管22の厚さの分だけ内視鏡用可撓管1の外径を細径化
(または、内径を拡大化)することができる。
芯材2の内側に水蒸気バリヤー性を有する内皮4を設け
たことを特徴とする。
バリヤー性を有する内皮4が被覆されている。
過度が、好ましくは10g/m2・24hrs・40℃
・90%RH以下、より好ましくは2g/m2・24h
rs・40℃・90%RH以下であることを言う。この
水蒸気透過度は、JIS K7129(A法)に記載の
方法により測定される。
ないが、例えば、四フッ化エチレン樹脂(ポリテトラフ
ルオロエチレン:PTFE)、四フッ化エチレン・六フ
ッ化プロピレン共重合体(FEP樹脂)、四フッ化エチ
レン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PF
A樹脂)、四フッ化エチレン・エチレン共重合体(ET
FE樹脂)、ビニリデンフルオライド樹脂(ポリフッ化
ビニリデン:PVDF)、ビニルフルオライド樹脂(P
VF樹脂)、クロロトリフルオロエチレン樹脂(CTF
E樹脂)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン樹脂
(ECTFE樹脂)等のフッ素系樹脂を含むものである
ことが好ましい。これにより、内皮4は、優れた水蒸気
バリアー性および耐熱性が得られる。
が、通常、0.03〜2mmであるのが好ましく、0.
05〜1.5mmであるのがより好ましい。
内皮4の材料によっては、十分な水蒸気バリヤー性が得
られない場合がある。また、多数回の使用により破損し
易くなる場合がある。
と、中空部24が狭くなり、内蔵物の配設に不都合を生
じる場合がある。また、内視鏡用可撓管1の曲げ剛性が
増大して、内視鏡用可撓管1の可撓性(柔軟性)が低下
する場合がある。
より、内視鏡10に対して高圧蒸気滅菌等を行った際、
水蒸気が内視鏡用可撓管1の外皮3を透過した場合であ
っても、該水蒸気は、内皮4により遮断されるため、螺
旋管21の隙間25から中空部24に侵入することが防
止される。その結果、内視鏡用可撓管1の中空部24に
配設された例えば光ファイバー、ケーブル、チューブ類
等の内蔵物が侵入した水蒸気により劣化・損傷すること
を防止することができる。
可撓管1が伸直した状態のとき、螺旋管21の隙間25
に入り込んだ状態となる突出部41が形成されている。
直した状態において、外周側に向かって凸状に湾曲、突
出するように形成されている。
が伸直した状態で、螺旋管の隙間25の位置において、
外径および内径が他の部分よりも大きくなっている。す
なわち、内皮4は、突出部41において、たるんだ状態
になっており、全体として蛇管状をなしている。このよ
うな突出部41が設けられていることにより、次の3つ
の利点がある。
突出部41は、内皮4が螺旋管21に対し移動しにくく
する(特に長手方向に移動しにくくする)というアンカ
ー効果を生じる。よって、内視鏡用可撓管1に対し繰り
返し曲げ、ねじり等の変形が加えられた場合でも、内皮
4が螺旋管21に対し、移動しにくい(ズレにくい)と
いう利点がある。
すように、内視鏡用可撓管1を湾曲状態とすると、その
湾曲外側においては螺旋管21の隙間25が拡大し、湾
曲内側においては螺旋管21の隙間25が縮小する。そ
の結果、湾曲外側においては、内皮4の突出部41は、
真っ直ぐに伸びるようにして長手方向に伸長し、隙間2
5から退避した状態となる。また、湾曲内側において
は、内皮4の突出部41は、折り畳まれるようにして長
手方向に収縮する。
方向に伸長する余裕(たるみ)を有しているため、湾曲
外側における伸びを突出部41で吸収することができ
る。よって、湾曲外側における内皮4が内視鏡用可撓管
1の湾曲を妨げることがない。これにより、突出部41
による第2の利点として、内視鏡用可撓管1は、優れた
可撓性(柔軟性)が得られる。
曲外側での伸びを突出部41が吸収することから、湾曲
外側において内皮4が引き伸ばされることがない。これ
により、内視鏡用可撓管1が湾曲しても、内皮4に引っ
張り力が加えられるようなことがないため、使用回数を
重ねても内皮4にピンホールや亀裂が生じるなどの劣化
が生じにくい。よって、突出部41による第3の利点と
して、内皮4の厚さが比較的薄いような場合であって
も、優れた水蒸気バリヤー性を長期に渡って維持するこ
とができる。
限定されないが、例えば次のような方法により、容易に
設置することができる。
したものを用意する。すなわち、これは、通常の内視鏡
用可撓管と同様の状態のものである。
の方法により、チューブ状の部材として形成する。
に、チューブ状に形成した内皮4の自然状態(外力を付
与しない状態)における外径φDは、螺旋管21の内径
φd1よりも大きい(φD>φd1)ことが好ましい。
また、前記φDは、螺旋管21の外径φd2より小さい
(φD<φd2)ことがより好ましい。
おける外径φDが前記範囲にあることにより、内皮4
は、螺旋管21の内周に対する優れた密着性が得られる
とともに、突出部41が好適な大きさに形成される。
長手方向に引き伸ばす(引っ張る)。これにより、内皮
4の外径は、縮径し、φD’<φDなるφD’に変化す
る。このとき、縮径した内皮4の外径φD’が螺旋管2
1の内径φd1よりも小さくなる(φD’<φd1)よ
うにする。
内皮4を螺旋管21の内部に挿入し、内皮4に加えてい
た長手方向の引っ張りを解除する。
度に加熱する。この加熱により、内皮4は、元の直径
(自然状態での直径)に戻ろうとして、拡径する。これ
により、内皮4は、芯材2と一体化する。すなわち、内
皮4は、螺旋管21に接触する部分では、螺旋管21の
内周に圧接されるようにして密着し、螺旋管21の隙間
25の位置では、突出部41を形成する。
内視鏡用可撓管1に設置することができる。このため、
本発明によれば、高圧蒸気滅菌等に適した内視鏡用可撓
管を簡単な方法で製造することができ、生産効率の向
上、製造コストの低減が図れる。また、上述した方法に
よれば、突出部41を容易かつ好適に形成することがで
きる。
材料などを適宜選択することにより、内視鏡用可撓管1
の可撓性(弾力性)を所望に調節することもできる。
込部との接続部分の縦断面図である。なお、以下の説明
では、図4中の左側を「一端」、右側を「他端」と言
う。
の他の部位に対する接続部分の構成例について説明す
る。
て、本発明の内視鏡用可撓管を適用した接続部可撓管1
5の他端側は、口金90を介して光源差込部16の一端
部に接続されている。
端部901は、その外径が接続部可撓管15の外径とほ
ぼ同じになっている。
が露出する程度に外皮3を剥がす加工が施されており、
この部分が口金90の一端部901内に挿入されてい
る。
902が形成されており、該ろう接用孔902にろう付
けが施されている。これにより、接続部可撓管15(螺
旋管22)と、口金90とが固着されている。
外周には、熱収縮チューブ91を被覆してもよい。これ
により、該境界部の気密性および液密性がより向上す
る。
び外皮3の他端面151を越えて他端方向に延長して設
けられており、口金90の中間部903の内部まで達し
ている。
円環形状をなす内皮押さえリング904が設置されてお
り、該内皮押さえリング904により、内皮4は、中間
部903の内周面と内皮押さえリング904の外周面に
挟まれるようにして、口金90の内部に固定されてい
る。これにより、口金90と接続部可撓管15の接続部
分の気密性および液密性が確保されている。
向かって円環状に突出する突出部162が設けられてお
り、該突出部162は、口金90の他端部905内に挿
入されている。
成されており、該ネジ孔にビス92が螺合し、他端部9
05の内側からビス92の先端が突出している。該ビス
92の先端は、光源差込部16の突出部162の外周に
設けられた凹部内に挿入しており、これにより、口金9
0は、光源差込部16に対して固定されている。
との接続部分の外周には、一端方向に向かって外径およ
び内径が漸減する部分を有するほぼ円筒状の折れ止めゴ
ム93が設置されており、これにより、該接続部分に十
分な強度が確保されている。
込部16との間には、Oリング94、95がそれぞれ設
置されており、これにより、口金90と光源差込部16
との接続部分の気密性および液密性が確保されている。
と光源差込部16との接続部分においては、十分な気密
性および液密性が確保されている。これにより、内視鏡
10では、高圧蒸気滅菌時等における水蒸気の内部への
侵入がより確実に防止され、光ファイバー束等の内蔵物
の劣化・損傷を確実に防止することができる。
施形態について説明したが、本発明は、これに限定され
るものではなく、内視鏡用可撓管を構成する各部は、同
様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換すること
ができる。
部が複数の層(特に異種材料の層)を積層した多層積層
体で構成されているようなものであってもよい。
よりも厚肉となることにより外周側に突出するものや、
芯材の隙間に溶け込むようにして入り込んでいるような
ものであってもよい。
蒸気が内視鏡用可撓管の中空部に侵入することを防止す
ることができる。これにより、高圧蒸気滅菌等による湿
熱環境化に置かれた場合でも、内視鏡用可撓管の中空部
に配設された内蔵物の劣化、損傷を防止することができ
る。
成した場合には、内皮に特に優れた水蒸気バリヤー性お
よび耐熱性が得られる。よって、高圧蒸気滅菌に特に適
した内視鏡用可撓管が得られる。
構成した場合には、外皮に優れた耐熱性が得られる。よ
って、高圧蒸気滅菌に特に適した内視鏡用可撓管が得ら
れる。また、この場合には、製造時の優れた成形性も得
られる。
材の中空部に挿入して設置することとした場合には、上
記効果を発揮しつつ、容易に製造することができ、生産
効率の向上、製造コストの低減を図ることができる。
面図である。
断面図である。
の内外径との大小関係を説明するための縦断面図であ
る。
部分の縦断面図である。
を示す全体図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 中空部を有する芯材と、 前記芯材の外周に被覆された外皮とを有する内視鏡用可
撓管であって、 前記芯材の内側に水蒸気バリヤー性を有する内皮を設け
たことを特徴とする内視鏡用可撓管。 - 【請求項2】 前記内皮は、フッ素系樹脂を含む材料で
構成されている請求項1に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項3】 前記内皮は、チューブ状に形成された
後、前記芯材の中空部に挿入されて設置されたものであ
る請求項1または2に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項4】 前記芯材は、帯状材を螺旋状に巻回して
形成された螺旋管を有し、該螺旋管の内周に前記内皮が
被覆されている請求項1ないし3のいずれかに記載の内
視鏡用可撓管。 - 【請求項5】 前記内視鏡用可撓管が伸直した状態で、
前記内皮の一部は、前記芯材の隙間に入り込んでいる請
求項1ないし4のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項6】 前記内皮は、前記内視鏡用可撓管が伸直
した状態で外周側に向かって凸状に湾曲、突出する突出
部を有し、該突出部が前記芯材の隙間に入り込んでいる
請求項5に記載の内視鏡用可撓管。 - 【請求項7】 前記外皮は、シリコーンゴムを含む材料
で構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の
内視鏡用可撓管。 - 【請求項8】 前記内皮の厚さは、0.03〜2mmで
ある請求項1ないし7のいずれかに記載の内視鏡用可撓
管。 - 【請求項9】 前記内皮の水蒸気透過度は、10g/m
2・24hrs・40℃・90%RH以下である請求項
1ないし8のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
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