WO2020050370A1 - 加工用牡蠣、加工用牡蠣の製造方法、牡蠣処理装置 - Google Patents

加工用牡蠣、加工用牡蠣の製造方法、牡蠣処理装置 Download PDF

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    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L17/00Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L17/40Shell-fish

Definitions

  • a oyster for processing comprising a heating step of heating raw oyster stripping, wherein the heating time is within 30 to 90 seconds and the central temperature of the oyster is less than 75 ° C.
  • the stripped oyster may be heated in a batch process using a steamer or the like, or may be continuously heated by being conveyed by a mesh (mesh) belt and spraying steam from above and / or below. Further, it is possible to efficiently heat the oysters by injecting the reduced-pressure steam at a steam amount of 0.1 kg / h or more per 1 kg of the oysters.
  • the wet steam can be obtained by boiling water in a steam changer using high-pressure steam generated in a boiler.
  • the temperature and the pressure of the high-pressure steam before the pressure is reduced are not particularly limited, but are preferably, for example, a temperature of 100 ° C. or more and a pressure of 3 kgf / cm 2 G or more.
  • the heating time is any two of 30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85, 90, 95, 100, 105, 110, 115, and 120 seconds. It may be within a range of values.

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Abstract

生牡蠣の剥身を加熱しヌメリを除去し作業性を向上させ、且つ加熱調理後においてもジューシーな食感を有する加工用の牡蠣原料の製造方法を提供する。 本発明によれば、生牡蠣の剥身を加熱する加熱工程を含み、前記加熱工程において、加熱時間は、30~90秒以内であり、牡蠣の中心温度が75℃未満である、加工用牡蠣の製造方法が提供される。

Description

加工用牡蠣、加工用牡蠣の製造方法、牡蠣処理装置
 本発明は、加工用牡蠣、加工用牡蠣の製造方法、牡蠣処理装置に関する。
 牡蠣フライ、牡蠣の天ぷら等の加工用、すなわち油ちょう等による加熱調理用、加熱調理用冷凍牡蠣用等に牡蠣原料の需要は高い。
 そのような牡蠣原料としては、生の牡蠣の剥身を洗浄後そのまま冷凍したもの、あるいは加熱後に冷凍したもの(特許文献1)等が製造されている。加熱後に冷凍する場合には、ノロウィルス対策を目的としており比較的しっかりと加熱するが、生の牡蠣の剥身をそのまま冷凍したものの方が、加熱したものに比べ加熱調理後の水分量が多い、すなわちジューシーであるため好まれることが多い。
特開2015-181439号公報
 生の牡蠣の剥身をそのまま冷凍したものについては、それぞれを独立した形で形良く冷凍するために仕切りがついたディンプルトレイ等の容器に収めた上で冷凍する必要がある場合がある。その作業工程において牡蠣表面のヌメリにより作業性が極めて悪いという問題がある。また、さらにはディンプルトレイ等の容器に収める作業のために多くの人手を要し、コストが嵩む。
 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、生牡蠣の剥身を加熱しヌメリを除去し作業性を向上させ、且つ加熱調理後においてもジューシーな食感を有する加工用の牡蠣原料の製造方法を提供するものである。また、上記方法において、さらに加熱によって丸い形状に変化させることによりディンプルトレイに収納する手間を省くことができる加工用の牡蠣原料の製造方法を提供するものである。
 また、生牡蠣の剥身を加熱しヌメリを除去し作業性を向上させ、且つ加熱調理後においてもジューシーな食感を有する加工用の牡蠣原料の製造に用いる牡蠣処理装置を提供するものである。
 本発明によれば、生牡蠣の剥身を加熱する加熱工程を含み、前記加熱工程において、加熱時間は、30~90秒以内であり、牡蠣の中心温度が75℃未満である、加工用牡蠣の製造方法が提供される
 本発明者らは、鋭意検討を行ったところ、生牡蠣の剥身を短時間加熱することで、ヌメリを除去し作業性を向上させ、且つ加熱調理後においてもジューシーな食感を有する加工用の牡蠣原料が得られることを見出し、本発明の完成に至った。また、加熱によって丸い形状に変化させることによりディンプルトレイに収納する手間を省くことができることも見出した。
 以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
 好ましくは、前記加熱工程において、加熱方法が、蒸気又は熱湯による加熱である。
 好ましくは、加熱方法が蒸気による加熱であり、前記蒸気は100℃以上の温度かつ3kgf/cmG以上の圧力の蒸気を用いて水を沸騰させることによって得た蒸気であり、前記牡蠣1kgあたり蒸気量0.1kg/h以上で前記蒸気を噴射する。
 好ましくは、加熱方法が熱湯による加熱であり、前記熱湯の水温が80~100℃である。
 好ましくは、加熱後の牡蠣を冷凍する冷凍工程をさらに含む。
 好ましくは、前記加熱工程後、且つ、前記冷凍工程前に、加熱後の牡蠣をディンプルトレイに入れる収納工程をさらに含む。
 好ましくは、上記製造方法により得られる前記加工用牡蠣を加工する牡蠣加工製品の製造方法。
 本発明の別の観点によれば、熱処理槽と、搬送手段と、を備え、前記熱処理槽は、液体を貯留するように構成され、前記搬送手段は、生牡蠣の剥身を搬送し、前記生牡蠣の剥身が前記熱処理槽の前記液体を通過するように構成され、前記生牡蠣の剥身が、前記液体中を300秒以内に通過するように制御される、牡蠣処理装置が提供される。
 好ましくは、加熱手段をさらに備え、前記加熱手段は、前記熱処理槽の前記液体を加熱するように構成される。
 好ましくは、冷凍手段をさらに備える。
 好ましくは、冷却槽をさらに備える。
 好ましくは、前記液体は、50~100℃である。
 好ましくは、前記加熱手段は、前記液体に蒸気を供給し加熱する。
本発明の一実施形態の牡蠣処理装置1であって、搬送手段3が熱処理槽5の一部を構成している場合の断面図である。 本発明の一実施形態の牡蠣処理装置1であって、搬送手段3とは別に容器が備えられ熱処理槽5を構成している場合の断面図である。 図2の別の例であって、一部を簡略化して示す図である。 本発明の一実施形態の牡蠣処理装置1であって、冷却槽17をさらに備える場合の断面図である。 本発明の一実施形態の牡蠣処理装置1であって、冷凍手段19をさらに備える場合の断面図である。
 以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.加工用牡蠣の製造方法
 本発明の一実施形態に係る加工用牡蠣の製造方法は、生牡蠣の剥身を加熱する加熱工程を含む。なお、ここで「加工用牡蠣」の「加工」とは、後述の牡蠣加工製品の製造を含む種々の加工を意味し、調理(特に、加熱調理)を施す行為も含むものである。
1-1.加熱工程
 加熱方法は、特に制限されないが、蒸気又は熱湯による加熱が好ましい。加熱時に、ヌメリが洗い流されやすいためである。
 一実施形態においては、生牡蠣の剥身を蒸気により加熱する方法は、特に限定されないが、公知の方法を用いることができる。例えば、高温高圧の乾燥蒸気で蒸して得る方法や100℃以上の温度かつ1kgf/cmG以下の圧力の、好ましくは100℃以上105℃以下の温度かつ0kgf/cmG以上0.5kgf/cmG以下の圧力の蒸気(湿り蒸気)を用いて牡蠣の剥身を蒸すことが挙げられる。牡蠣の剥身は、蒸し釜等によりバッチ処理的に加熱してもよく、メッシュ(網)ベルトにより搬送し上部及び/又は下部から蒸気を吹き付けることにより連続的に加熱してもよい。また、牡蠣に対して牡蠣1kgあたり蒸気量0.1kg/h以上で減圧蒸気を噴射することにより効率的に加熱することが可能である。なお、湿り蒸気は、ボイラーにおいて発生させられた高圧蒸気を用いてスチームチェンジャー中で水を沸騰させることによって得ることができる。このとき、減圧される前の高圧蒸気の温度及び圧力は、特に限定されるものではないが、例えば、100℃以上の温度かつ3kgf/cmG以上の圧力であることが好ましい。通常の食品工場に設置されている業務用のボイラーから供給される高圧蒸気の温度及び圧力が100℃以上の温度かつ3kgf/cmG以上であることが多く、このような高圧蒸気を用いれば、スチームチェンジャー中で100℃以上の温度かつ1kgf/cmG以下の圧力の減圧蒸気を効率よくかつ大量に発生させることが可能だからである。
 一実施形態においては、生牡蠣の剥身を熱湯により加熱する方法は、特に限定されないが、公知の方法を用いることができる。例えば、牡蠣の剥身は、茹で釜等によりバッチ処理的に加熱してもよく、メッシュ(網)ベルトにより搬送し上部及び/又は下部から熱湯を掛けることにより連続的に加熱してもよい。また、搬送手段によって牡蠣の剥身が熱湯中を通過するようにして加熱してもよい。ここで熱湯は、水温が50~100℃であることが好ましく、80~100℃であることがより好ましく、95~100℃であることがさらに好ましい。
 熱湯は、水を含む液体であることが好ましく、コスト及び機械整備の容易性等を鑑み、水道水、純水等の水が用いられることが好ましい。ただし、水に必要な成分を添加してもよく、場合によって海水などを用いることもできる。食物由来の添加物(大根等の食物の絞り汁、おろした物及びその加工品。加工品としてはワイン等が挙げられる。)を用いるとコスト及び機械整備の面から好ましくない場合もあり、さらに当該食物特有の味や香りなどが付着して好ましくない場合もあるため、熱湯は実質的に食物由来の添加物を含まないことが好ましい。
 加熱工程における加熱時間は、300秒以内である。加熱時間をこの範囲に設定することで、ヌメリがとれ、また牡蠣を丸くすることができる場合がある。さらに、得られた加工用牡蠣を原料として加熱調理を行った場合にもジューシーさが損なわれにくい。
 加熱時間は、好ましくは120秒以内であり、より好ましくは90秒以内であり、さらに好ましくは60秒以内である。加熱時間をこのような範囲にすることで、得られた加工用牡蠣を原料として加熱調理を行った場合にもジューシーさが損なわれにくく、さらに効率的な生産が可能となる。また、加熱時間は、好ましくは30秒以上であり、より好ましくは50秒以上である。加熱時間をこのような範囲にすることで、牡蠣が丸い形状に変化しディンプルトレイに収納する手間を省くことができる。加熱により牡蠣が丸く変形する現象については認識されていたものの、長く加熱し温度を上げる必要があると考えられていたが、本発明においてはこのような比較的短時間の加熱によっても丸い形状に変化させることが可能であることが見出された。すなわち、ノロウィルス対策等の食品衛生の観点からの加熱では予想できない、短時間の処理によって本発明の効果は得られるものである。また、処理短時間の加熱によりヌメリの除去及び丸い形状への変化が可能であることで、歩留まりも優れるという効果も得ることができる。なお、加熱時間は、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120秒のうち任意の2つの値の範囲内であってもよい。
 加熱工程における牡蠣の中心温度は、好ましくは75℃未満である。牡蠣の中心温度をこのような範囲にすることで、得られた加工用牡蠣を原料として加熱調理を行った場合にもジューシーさが損なわれにくい。中心温度は、より好ましくは65℃未満であり、さらに好ましくは60℃未満である。また、中心温度は、好ましくは20℃以上であり、より好ましくは40℃以上である。なお、中心温度は、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、74℃のうち任意の2つの値の範囲内であってもよい。なお、ノロウィルス対策等を考慮すると、後の加熱調理工程においては牡蠣の中心温度について安全基準を満たすように留意する必要がある。
 加熱工程においては、牡蠣が過剰に加熱されることを防ぐために、加熱に用いる蒸気又は熱湯の温度以上の物(例えば、フライパン、鍋など。)に触れないように行われることが好ましい。
 加熱工程後に、冷却工程を設けることができる。冷却工程により、余熱によるさらなる加熱を抑えることができ、また後述の冷凍工程を行う場合にも余熱を除去しておくことにより効率的な冷凍が可能となる。冷却は、冷却水をためたタンク内に牡蠣を投入し引き上げる方法、冷却水をためたタンク内を牡蠣を通過させる方法、冷却水を牡蠣へ噴射する方法等が挙げられる。タンク内の冷却水は、別で用意した冷却水を連続的に流し込み且つ排出することにより温度を一定に保つようにしてもよい。なお、冷却水は、純水に限られるものではなく、その温度は約0℃~20℃が好ましく、0℃~10℃がより好ましい。
1-2.冷凍工程
 一実施形態において、加工用牡蠣の製造方法は、加熱後の牡蠣を冷凍する冷凍工程をさらに含むことが好ましい。冷凍工程は、特に限定されないが、公知の方法を用いることができる。例えば、-20℃以下の冷気に暴露して加熱後の牡蠣を冷凍する。また、冷気の温度は、特に限定しないが、例えば-30℃以下、-40℃以下であってもよい。なぜなら、加熱後の牡蠣に対して暴露される冷気の温度が低いほど牡蠣を短時間で効率よく冷凍することができるからである。
1-3.収納工程
 一実施形態において、加工用牡蠣の製造方法は、加熱工程後、且つ、冷凍工程前に、加熱後の牡蠣をディンプルトレイに入れる収納工程をさらに含むことが好ましい。加熱工程により牡蠣が丸くなった場合にはディンプルトレイに入れる必要はないが、ごく短時間の加熱によりヌメリのみを除去した場合にはディンプルトレイに入れて形を整える必要がある。収納工程において、収納方法と特に制限されないが、手作業により行ってもよく、機械的に行ってもよい。一方で、ディンプルトレイに収納した場合には、ディンプルトレイ側(下側)から冷気が接触せず、メッシュベルトやスチールベルト上に牡蠣をむき出しで置いた場合に比べ冷却効率が低いことがある。特に、熱伝導率の比較的低いプラスチック製のディンプルトレイを使用した場合に顕著である。
2.牡蠣加工製品の製造方法
 本発明の一実施形態として、上記製造方法により得られた加工用牡蠣を加工する牡蠣加工製品の製造方法及び牡蠣加工製品が提供される。
 牡蠣加工製品の製造方法の一実施形態は、牡蠣フライ及び牡蠣の天ぷら等など用の牡蠣加工製品の製造方法が挙げられる。
 例えば、牡蠣フライは、加工用牡蠣(未冷凍のもの、又は冷凍後解凍したもの等)に、打ち粉、バッター液、パン粉を順に付着させ衣としたものである。この状態でも牡蠣加工製品といえるし、これを冷凍したもの、または油ちょう等の加熱したもの、冷凍後加熱したもの、加熱後冷凍したもの等も牡蠣加工製品といえる。
 また、例えば、牡蠣の天ぷらは、加工用牡蠣(未冷凍のもの、又は冷凍後解凍したもの等)に、打ち粉、バッター液、必要な場合には天かすを順に付着させ衣としたものである。この状態でも牡蠣加工製品といえるし、これを冷凍したもの、または油ちょう等の加熱したもの、冷凍後加熱したもの、加熱後冷凍したもの等も牡蠣加工製品といえる。
 また、様々な用途に用いることができる、加工用牡蠣に打ち粉のみを施した物も有用である。
 また、本発明の実施形態にかかる加工用牡蠣の加工、もしくは調理(特に、加熱調理)例としては、天ぷら、フライ以外に鍋、パスタ、炊き込みご飯等が挙げられる。
3.牡蠣処理装置
 本発明の一実施形態における牡蠣処理装置1は、図1に示すように熱処理槽5と、搬送手段3と、を備える。
 熱処理槽5は、液体7を貯留するように構成される。熱処理槽5は、液体7中を生牡蠣の剥身9が通過可能に構成されていればよいが、図1に示すように搬送手段3が熱処理槽5の一部を構成し液体7が貯留されるように構成されていてもよい。また、図2に示すように搬送手段3とは別に容器が備えられ熱処理槽5を構成していてもよい。また、搬送手段3とは別に容器が備えられ熱処理槽5を構成していてもよい別の例としては、図3に示すように搬送手段3の形に合わせた容器となっている構造でもよい。
 搬送手段3は、生牡蠣の剥身9を搬送し、生牡蠣の剥身9が熱処理槽5の液体7を通過するように構成される。図1及び図2に示すように、一実施形態においては、生牡蠣の剥身9は、搬送手段3上に載せられて搬送されうる。また、一実施形態では、搬送手段によって上方より保持され吊り下げられるように牡蠣が搬送されるように構成されていてもよい。
 搬送手段3は、特に制限されないが、例えば牡蠣がベルト上に載せられて搬送されてもよい。図1のように搬送手段3が熱処理槽5の一部を構成する場合には、搬送手段3の牡蠣が載せられる面は液体7が透過せず留めておけるような構成とする。一実施形態においては、生牡蠣の剥身9を籠に収め、それを熱処理槽中を通過させるようにしてもよい。搬送手段3とは別に容器が備えられ熱処理槽5を構成する場合には、ベルトはメッシュ(網)ベルトとすることができる。
 牡蠣処理装置1は、生牡蠣の剥身9が、液体7を300秒以内に通過するように制御される。生牡蠣の剥身9の液体7の通過時間は、搬送手段3の搬送速度や液体7中を生牡蠣の剥身9が移動する距離の変更によって調整される。通過時間をこの範囲に設定することで、ヌメリがとれ、また牡蠣を丸くすることができる場合がある。さらに、得られた加工用牡蠣を原料として加熱調理を行った場合にもジューシーさが損なわれにくい。
 通過時間は、好ましくは120秒以内であり、より好ましくは90秒以内であり、さらに好ましくは60秒以内である。通過時間をこのような範囲にすることで、得られた加工用牡蠣を原料として加熱調理を行った場合にもジューシーさが損なわれにくく、さらに効率的な生産が可能となる。また、通過時間は、好ましくは30秒以上であり、より好ましくは50秒以上である。通過時間をこのような範囲にすることで、牡蠣が丸い形状に変化しディンプルトレイに収納する手間を省くことができる。加熱により牡蠣が丸く変形する現象については認識されていたものの、長く加熱し温度を上げる必要があると考えられていたが、本発明においてはこのような比較的短時間の加熱によっても丸い形状に変化させることが可能であることが見出された。短時間の加熱によりヌメリの除去及び丸い形状への変化が可能であることで、歩留まりも優れるという効果も得ることができる。なお、通過時間は、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120秒のうち任意の2つの値の範囲内であってもよい。
 牡蠣処理装置1は、加熱手段11をさらに備えてもよい。加熱手段11は、熱処理槽5の液体7を加熱するように構成される。一実施形態においては、加熱手段11は、高温高圧の蒸気を供給するボイラーであり、蒸気を供給管13を通じて液体7中に供給し加熱する。また、一実施形態においては、熱処理槽5自体が加熱手段11を有していてもよい。
 液体7は、熱処理槽5の外部から連続的・断続的に供給され、また熱処理槽5の外部へ連続的・断続的に排出されるように構成されていてもよい。供給される液体7は、熱処理槽5への供給前に所定の温度に加熱されていてもよく、熱処理槽5中で所定の温度まで加熱されてもよい。ただし、熱処理槽5内の液体7は、後述の所定の温度を保つように制御される。
 また、液体7は、濾過等の浄化を行いながら循環させて用いることもできる。
 熱処理槽5の液体7は、水を含む液体であることが好ましく、コスト及び機械整備の容易性等を鑑み、水道水、純水等の水が用いられることが好ましい。ただし、水に必要な成分を添加してもよく、場合によって海水などを用いることもできる。食物由来の液体(食物の絞り汁、おろした物及びその加工品)を用いるとコスト及び機械整備の面から好ましくない場合もあり、さらに当該食物特有の味や香りなどが付着して好ましくない場合もある。
 熱処理槽5の液体7は、50~100℃であることが好ましく、80~100℃であることがより好ましく、95~100℃であることがさらに好ましい。
 牡蠣処理装置1は、図4に示すように冷却槽17をさらに備えてもよい。熱処理槽5を通過後の牡蠣の剥身を、熱処理槽5と同様の構成であり、かつ常温以下(例えば、0~25℃。約0℃~20℃が好ましく、0℃~10℃がより好ましい。)の冷却用液体15(例えば、水。ただし、純粋に限られない)を貯留した冷却槽17を通過させ冷却することができる。冷却用液体15は、別で用意した冷却用液体15を連続的に冷却槽17に流し込み且つ排出することにより温度を一定に保つようにしてもよい。また、一実施形態においては、冷却用液体を貯めた冷却槽中に投入するように構成してもよい。
 牡蠣処理装置1は、冷却槽17の代わりに冷却手段を備えてもよい。冷却手段は、冷却用液体を牡蠣に対して噴射するように構成されうる。
 牡蠣処理装置1は、冷凍手段をさらに備えてもよい。一実施形態においては、図5に示すように冷凍手段19は、熱処理槽5を通過後の牡蠣の剥身に、冷気21を吹き付けることができるように構成される。例えば、-20℃以下の冷気に暴露し冷凍する。また、冷気の温度は、特に限定しないが、例えば-30℃以下、-40℃以下であってもよい。なぜなら、牡蠣に対して暴露される冷気の温度が低いほど牡蠣を短時間で効率よく冷凍することができるからである。また、牡蠣処理装置1は、冷凍手段が、冷却槽通過後の牡蠣を冷凍するように構成することもできる。
 以下に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。また、これらはいずれも例示的なものであって、本発明の内容を限定するものではない。
<蒸気による加熱例>
 牡蠣の剥身を洗浄し、洗浄された牡蠣の剥身(中心温度10℃以下)を、蒸機の内部を通るメッシュ(網)ベルト上に載せた。ボイラーから発生した130℃、3~6kgf/cmGの高圧蒸気をスチームチェンジャーに通して100℃、0~1kgf/cmGにした減圧蒸気を用いて、牡蠣の剥身1kgあたり蒸気量0.4kg/hになるように蒸機に供給して牡蠣の剥身を表1の実験例1~8に示す時間加熱した。
 続いて、冷却水に投入し冷却を行った。
 その後、冷却後の牡蠣をスチールベルトによって冷凍機に投入して-30℃の冷気を噴霧し11分かけて冷凍した。
<熱湯による加熱>
 牡蠣の剥身を洗浄し、洗浄された牡蠣の剥身(中心温度10℃以下)を、沸騰した約100℃の熱湯へ投入し、牡蠣の剥身を表1の実験例1~8に示す時間加熱した。
 その後、加熱後牡蠣をスチールベルトによって冷凍機に投入して-30℃の冷気を噴霧し11分かけて冷凍した。
[中心温度の測定]
 牡蠣の中心温度の測定は、牡蠣を半分に切り、断面の中心を非接触型の温度計で測定することにより行った。加熱による中心温度の測定は各加熱時間の経過直後に測定することで、その中心温度とした。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1に示すように短時間の加熱によってヌメリがとれて、作業性が向上した。また、このヌメリは生臭さの原因になるが、ヌメリが取れたことにより生臭さを低減することに成功した。また、30秒以上加熱した場合には、牡蠣が丸く変形したため、冷凍前にディンプルトレイに入れて形を整える必要もなくなった。なお、「見た目」の項目において「丸△」とは、丸く変形したものの、50秒以上加熱した場合ほど丸く変形しなかったことを表している。
<牡蠣加工製品の製造例>
 冷凍された牡蠣に熱湯(30℃)をかけて冷凍蒸し牡蠣のグレースを取り除いた。その後ペーパータオルで冷凍牡蠣の表面の水分を取り除いた。打ち粉として小麦粉を用いて、牡蠣の外側を覆い、その後、さらにバッター液をつけたあと、天かすを用いて、牡蠣全体を覆い、天ぷら用衣付き牡蠣を作成した。
 冷凍された牡蠣として、生牡蠣を冷凍したもの、及び上記実験例5による加熱された牡蠣を冷凍したもの、また実験例5と同じ条件で加熱時間を6分に延長したものを、それぞれ実験例17、実験例18、及び実験例19に用いた。
 そして、天ぷら用衣付き牡蠣を170℃の油で4分間油ちょうした結果を表2に示す。なお、食感、臭み、ジューシーさについては十分なトレーニングを積んだ複数の官能パネラーが試食した結果である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2に示すように、加熱した牡蠣を用いた場合には、生牡蠣を用いた場合に比べ、臭みが低減されていた。また、ジューシーさに関しては、6分加熱した場合には、生牡蠣を用いた場合に比べジューシーさが劣っていたのに対し、表1の実験例5による60秒加熱された牡蠣を用いた場合でも、生牡蠣を用いた場合に比べジューシーさがほとんど損なわれていなかった。
<生産効率>
 同じ作業時間内に、加熱工程から冷凍工程の前準備(必要な場合にはディンプルトレイに詰める作業を含む)までに必要な人員に対して、冷凍工程へと送り込める牡蠣の量を比較することにより、生牡蠣をディンプルトレイに詰めて冷凍する場合(作業性実験1)と、牡蠣を本発明により加熱する(表1の実験例5)ことによりディンプルトレイに詰めることなく冷凍する場合(作業性実験2)との作業性を比較した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 表3に示すように、作業性実験1に比べ作業性実験2の方が5倍の処理能力を発揮しており、本発明により作業性が大幅に向上していることがわかる。
1:牡蠣処理装置、3:搬送手段、5:熱処理槽、7:液体、9:剥身、11:加熱手段、13:供給管、15:冷却用液体、17:冷却槽、19:冷凍手段、21:冷気

Claims (13)

  1. 生牡蠣の剥身を加熱する加熱工程を含み、前記加熱工程において、加熱時間は、30~90秒以内であり、牡蠣の中心温度が75℃未満である、加工用牡蠣の製造方法。
  2. 前記加熱工程において、加熱方法が、蒸気又は熱湯による加熱である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 加熱方法が蒸気による加熱であり、
    前記蒸気は100℃以上の温度かつ3kgf/cmG以上の圧力の蒸気を用いて水を沸騰させることによって得た蒸気であり、
    前記牡蠣1kgあたり蒸気量0.1kg/h以上で前記蒸気を噴射する、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
  4. 加熱方法が熱湯による加熱であり、
    前記熱湯の水温が80~100℃である、
    請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
  5. 加熱後の牡蠣を冷凍する冷凍工程をさらに含む、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の製造方法。
  6. 前記加熱工程後、且つ、前記冷凍工程前に、加熱後の牡蠣をディンプルトレイに入れる収納工程をさらに含む、請求項5に記載の製造方法。
  7. 請求項1~請求項6の何れか1項に記載の製造方法により得られる前記加工用牡蠣を加工する牡蠣加工製品の製造方法。
  8. 熱処理槽と、搬送手段と、を備え、
    前記熱処理槽は、液体を貯留するように構成され、
    前記搬送手段は、生牡蠣の剥身を搬送し、前記生牡蠣の剥身が前記熱処理槽の前記液体を通過するように構成され、
    前記生牡蠣の剥身が、前記液体中を300秒以内に通過するように制御される、
    牡蠣処理装置。
  9. 加熱手段をさらに備え、
    前記加熱手段は、前記熱処理槽の前記液体を加熱するように構成される、請求項8に記載の牡蠣処理装置。
  10. 冷凍手段をさらに備える、請求項8又は請求項9に記載の牡蠣処理装置。
  11. 冷却槽をさらに備える、請求項8~請求項10の何れか1項に記載の牡蠣処理装置。
  12. 前記液体は、50~100℃である、請求項8~請求項11の何れか1項に記載の牡蠣処理装置。
  13. 前記加熱手段は、前記液体に蒸気を供給し加熱する、請求項8~請求項12の何れか1項に記載の牡蠣処理装置。
PCT/JP2019/035043 2018-09-05 2019-09-05 加工用牡蠣、加工用牡蠣の製造方法、牡蠣処理装置 WO2020050370A1 (ja)

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