WO2019216273A1 - 透明タッチパッドとその製造方法およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

携帯端末などで使用されるタッチパネルには、透明タッチパッドが必要である。従来透明タッチパッドはITOが主に用いられていたが、ITOは透明性を確保できるが、抵抗率が高く、また形成には真空成膜および高温の焼結が必要といった課題があった。 紫外線吸収剤を含む透明基板と、前記透明基板の両面に、めっき触媒層を介して透明フォトレジストで形成された溝構造と、前記溝構造内に配置された金属層を有する透明タッチパッドは、形成が大気中で形成することができ、また、高温で焼結する工程を必要としない。

Description

透明タッチパッドとその製造方法およびそれを用いた電子機器
 本発明は、携帯端末、PC、テレビ、車載用ディスプレイ等の電子機器の入力装置として使用されるタッチパネルの透明タッチパッドに関する発明である。
 タッチパネルとは、液晶表示装置や有機ELといった表示装置と位置入力装置である透明タッチパッドを組み合わせた装置である。表示された画面の部分に触れたり、触れた部分から指を動かす動作などで、装置に入力を行う。現在普及している携帯端末のほとんどに搭載されている入出力装置である。
 タッチパネルを構成する部品では、表示装置とともに、透明タッチパッドが重要となる。透明タッチパッドとは、ガラスや透明樹脂といった可視光が透過する基材上に位置検出用の部品を配置したものである。位置検出のための部品としては、圧力で位置を検出するものと、静電容量の変化で位置を検出するものがあるが、携帯端末に用いられているのは、応答速度の速い静電容量で位置を検出するものが主流となっている。
 静電容量で位置を検出するタイプの透明タッチパッドでは、表面型と投影型が知られている。表面型とは、画面の四隅に電圧をかけておき、四隅での静電容量の変化によって、画面上の位置を検出するものである。一方、投影型とは、画面上に縦横に配線を配置させ、縦方向と横方向で静電容量が変化した部分を検出する。
 表面型は構造が単純であり、大画面でも使用できるというメリットがある。しかし、一度に画面上の1点しか検出できない(シングルタッチ)。一方、投影型は構造が複雑であるが、一度に複数箇所の位置検出が可能である(マルチタッチ)。
 投影型の透明タッチパッドは、画面全体に配線を配置しなければならない。したがって、透明で導電性のある素材が必要となる。従来から透明導電性材料としては、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)、ZnO(酸化亜鉛)系材料やTiO(酸化チタン)系材料が知られている。現在は、従来から透明導電性材料として製造技術および生産量において実績のあるITOが主として用いられている。
 しかし、ITOは真空中での成膜処理によって作製されるため、設備および製造工程において、コストがかかる。また、ITOの導電率は決して高くはない。したがって、ITOを大画面に用いると、検出に時間がかかる。結果、反応が遅れたり、ノイズによって誤動作を起こすという技術的な問題も抱えている。
 さらに、製造工程において、透明性と導電性を発揮させるために、高温でのアニールが必要となる。したがって、基板として使用できる材料が限定されるといった制約もある。また、ITOはセラミック系材料であるので、可撓性に乏しい。そのため、フレキシビリティが必要な曲げ若しくは屈曲される部分には用いることができないといった制約もある。そこで、ITOに代わる透明導電性材料または透明構造配線が検討されている。
 透明構造配線とは、配線を細くすることで、視認できない配線を形成するというものである。通常肉眼では、50μmが検出限界といわれている。したがって、これより細い配線であれば、ほぼ透明として扱えるという考えが、この技術の基本にある。
 細い配線自体は半導体技術によってサブミクロンの太さで形成することができる。しかし、線幅が数μmから数十μm、あるいはサブミクロンオーダーで、ITOよりは導電性が高く(抵抗率が低く)、さらにより安価に製造できる方法が求められている。
 特許文献1では透明電極と、肉眼で確認できない線幅の金属補助線を用いる技術が開示されている。これは、ITOを一気に置き換えるのではなく、肉眼で確認できない線幅の金属配線を部分的に用いるものである。ここでは、30μm以下の線幅であれば、視認できないとされている。なお、金属補助線は真空成膜技術で製造され、フォトリソグラフィ技術で形成されている。
 特許文献2では、真空成膜した金属膜は応力があるため好ましくないとして、電解銅箔若しくは圧延銅箔をファインパターンに加工して用いる技術が開示されている。ここでは、幅7μm、ピッチ300μmの銅箔パターンが開示されている。つまり、300μm毎に幅7μmの銅箔が形成されたパターンは、銅箔が無い部分(これを開口部としている)が線幅に対して大きいので、光が通過し、透明構造配線として利用することができる。
 またタッチパッドでは、x方向とy方向の電極が必要となる。そこで、製作上の工数を減らす方法として、特許文献3では、UVカット機能を備えた基材の両面に回路を同時露光で作製する技術が開示されている。
国際公開第2011/111650号(特許第5503729号) 特開2015-157392号公報 特許第6042486号
 特許文献1に開示された技術によれば、目視できない線幅の金属補助配線を得ることができるとされているが、従来から用いている透明電極を完全に置き換えることにはならない。
 特許文献2は、配線パターンの銅を真空成膜で形成していないので、膜の応力問題は改善されているといえる。しかし、電解銅箔を基板に転写してから配線パターンをフォトリソグラフィの技術を用いて形成している。したがって、製造工数は、やはり多いといえる。
 特許文献3は、x方向の電極とy方向の電極を1つの基板の表裏に一度に形成する技術を開示している。この方法は工数が短縮され好ましい。しかし、導電層はスパッタや蒸着といった真空成膜技術を使用しているので、膜内に残る応力や、基板の場所による膜厚のバラツキ、膜内のボイドの形成による抵抗率の増加といった課題が残る。
 特に今後可撓性が求められるタッチパッドにおいては、導電層に内部応力が残留していると、曲げられた際に、膜剥がれによる断線のおそれが生じる。
 本発明は上記課題に鑑みて想到されたものであり、タッチパッドに必要なx方向とy方向の電極を少ない工数で作製することができ、タッチパッド自体が曲げられても断線といった故障の生じにくい構造のタッチパッドを提供するものである。本発明に係る透明タッチパッドでは、配線を形成する溝を透明フォトレジストで形成し、その溝中に金属層を無電解めっきで形成する。
 より具体的に本発明に係る透明タッチパッドは、紫外線吸収剤を含む透明基板と、
 前記透明基板の両面に、めっき触媒層を介して透明フォトレジストで形成された溝構造と、
 前記溝構造内に配置された金属層を有することを特徴とする。
 本発明に係る透明タッチパッドは、紫外線吸収剤を含み、紫外線吸収能(紫外線が透明基板を通過しない特性。)を有する透明基板上に、透明フォトレジストで溝構造を形成し、その溝中に無電解めっきで導電層を形成する。したがって、めっきによる導電層であるため、緻密でボイドのない抵抗率の小さな配線を形成することができる。
 また、透明基板は、一方の面から照射される露光のための紫外線が、他方の表面まで到達しないので、透明基板の表面と裏面を同時に位置合わせして、露光することができ、製造コストを低減させることができる。
 また、導電性の金属層は、透明フォトレジストで形成した溝中に形成されるため、剥がれにくく、切断されにくい。したがって、透明基板が曲げ伸ばしされても、断線といった事故が起こりにくいといった効果を奏する。
本発明に係る透明タッチパッドの断面構造を示す図である。 図1の斜視図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、透明電極にめっき触媒層を構成した状態を示す図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、透明フォトレジストを形成させた状態を示す図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、透明フォトレジストを露光させる様子を示す図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、透明フォトレジストの未硬化部分を除去し、溝構造を形成した状態を示す図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、溝構造に金属層を形成させた状態を示す図である。 本発明に係る透明タッチパッドの製造工程において、溝構造に形成した金属層に保護層および表裏の全面に密閉層を形成させた状態を示す図である。 本発明の透明タッチパッドに設けられる配線パターンの構成例を示す図である。 本発明の透明タッチパッドを用いたタッチパネルを搭載した電子機器の構成を示す図である。
 以下に本発明に係る透明タッチパッドについて図面および実施例を示し説明を行う。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態および一実施例を例示するものであり、本発明が以下の説明に限定されるものではない。以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変することができる。
 図1に本発明に係る透明タッチパッドの断面構造を示す。図2は図1の斜視図である。透明タッチパッド1は、透明基板10の表面10aと裏面10bに透明フォトレジスト14rで形成された溝構造14が形成され、その溝構造14中に金属層16が配置されている。溝構造14と金属層16によって配線18が形成される。後述するように本発明に係る透明タッチパッド1は、金属層16をめっき法を用いて形成する。そのため、透明フォトレジスト14rと透明基板10との間を含め、透明基板10の表面10aにはめっき触媒層12が配置されている。
 なお、図1で、透明基板10の表面10a側は、溝構造14の走行方向に対して直角の断面を見ている状態を示す。また、裏面10b側は溝構造14の走行方向に対して平行な断面の一部を示す。図2のA-A断面である。なお、ここで表面10aおよび裏面10bは、説明上区別するだけで、構造的に違いはない。ただし、以後の説明では、フラットディスプレイと対向する側の面を裏面10bとする。
 透明基板10は、可視光が十分に通過し、曇りのない物が望ましい。タッチパッドは液晶表示装置といったフラットディスプレイ上に載置されて使用されるため、フラットディスプレイからの光をできるだけ通過させるためである。望ましくはヘイズ4%以下のものであるのが望ましい。
 また、透明基板10は、紫外線吸収能を有している。透明基板10の表面10aおよび裏面10bを同時に露光できるようにするためである。通常紫外線の露光には、波長365nmの紫外光が使用されるので、この波長の吸収が、表面10aと裏面10bとの間で90%以上、望ましくは95%以上あることが望ましい。もちろん、可視光はできるだけ多く透過させる。
 透明基板10に紫外線吸収能を付与するには、紫外線吸収剤を透明基板10中に分散させる。紫外線吸収剤としては、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナといった無機物や、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸エキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾンといった芳香族系の有機物が好適に利用できる。
 また、透明基板10は、色むらが少ないことが必要である。タッチパネルとして、表示発光に色むらが生じないためである。これを実現するためには、透明基板10のレタデーションが10nm以下であるのが望ましい。レタデーションが小さければ、ガラス同様に複屈折は無視できるからである。
 また、透明基板10は、可撓性を有することが望ましい。近年フラットディスプレイは曲げることができる(可撓性)ものが登場してきている。したがって、透明タッチパッド1もフラットディスプレイに追従して曲げることができるのが望ましいからである。このような透明基板10としては、アクリル樹脂が最も効果的に利用することができる。
 また、透明基板10の可撓性を強化するために、透明基板10にはコアシェルラバーを透明性に支障がない程度に含ませてもよい。コアシェルラバーとは、数十nm程度の大きさのゴム粒子である。これを混在させることで母材の強度を向上させることができる。
 溝構造14は、透明フォトレジスト14rによって形成する。透明フォトレジスト14rは、露光して硬化させた部分を後々まで部品の構成要素として用いるものである。したがって、透明フォトレジスト14rは、硬化して溝構造14に形成された後でも、透明性およびヘイズ値は、経年変化しにくいものが望ましい。
 また、透明フォトレジスト14rも、色むらが生じにくいことが必要である。透明フォトレジスト14rも透明基板10の大部分を覆っているからである。したがって、透明基板10同様のレタデーションの特性を有することが望ましい。
 また、透明フォトレジスト14rは、溝構造14として、残る部材となる。したがって、外部からは太陽光による紫外線、内部からはフラットディスプレイ等の発光部からの紫外線によって、劣化し黄化するおそれがある。そこで、透明フォトレジスト14rには、紫外線吸収剤若しくはラジカル捕捉剤を含ませてもよい。
 ここで、紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系の公知の材料を利用することができる。また、光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)、フェノール系酸化防止剤、芳香族アミン系酸化防止剤が好適に利用することができる。
 これらの紫外線吸収剤やラジカル捕捉剤は、樹脂全体に対して0.3~0.6質量%、含まれていればよい。なお、紫外線吸収剤とラジカル捕捉剤を混合して用いてもよい。光に対する安定性は、紫外線吸収剤とラジカル捕捉剤を混合して用いることで相乗的に能力が向上することが知られている。このように紫外線吸収剤やラジカル捕捉剤を透明フォトレジストに添加することを光安定能を付与すると呼んでもよい。
 なお、透明基板10と透明フォトレジスト14rの色むらについては、透明タッチパッドとして完成された状態で色むらが生じなければよい。透明フォトレジスト14rは、ポリイミド樹脂を用いた透明フォトレジストやエポキシ樹脂を用いたものなどがあるが、エポキシ樹脂やアクリル系樹脂を用いた透明フォトレジストを利用することが好ましい。レタデーションを小さくできるからである。
 金属層16は、溝構造14内に配置される。本発明に係る透明タッチパッド1では、金属層16はめっき法で形成される。緻密な金属層を形成し、抵抗率をバルク同様の値にまで低くできるからである。金属としては、導電性金属を用い、金、銀、銅、鉄、錫、アルミ、ニッケル等の導電性金属および、これらの元素を含む合金が好適に利用できる。
 透明タッチパッド1は、非導電性といえる樹脂材で形成されるので、金属層16の形成には、無電解めっき法を用いる。そこで、透明基板10の表面10aおよび裏面10bには、めっき触媒層12が配置される。つまり、透明フォトレジスト14rと透明基板10との間にもめっき触媒層12が残存する。めっき触媒層12としては、Pd、Ni、Pt、Cu等を含む金属物質若しくはこれらを含浸したポリマー部材で好適に形成される。
 なお、めっき触媒層12は十分に導電率が小さいことが必要である。めっき触媒層12は、透明基板10の全面に存在し続けるので、導電性が高いと溝構造14で形成した配線パターンの全てが導通状態になるからである。したがって、めっき触媒層12は絶縁層といってよい。また、めっき触媒層12も十分に薄く形成する必要がある。めっき触媒層12に用いられる金属物質は基本的に光を透過させないため、めっき触媒層12を厚く形成すると、透明タッチパッド1としての透明性が低下するからである。
 また、透明基板10とめっき触媒層12の間にシランカップリング剤などの接着補助剤を塗布してもよい。透明基板10は樹脂であるので、その表面は疎水基で覆われている。そのため、めっき触媒層12を構成する金属粒子は結着しにくい場合もあるからである。
 図2を参照する。透明タッチパッド1には、溝構造14で構成された金属層16の他に、給電線としても利用できる幅の広い金属層16Gが形成されていてもよい。金属層16の幅16wは約1~3μmであるのに対して、金属層16Gの幅16Gwは80~200μm程度の幅がある。本発明に係る透明タッチパッド1は、金属層16および金属層16Gがめっきによって形成されるたので、これら太さの異なる金属層16が同一平面上に、同時に形成することができる。
 なお、金属層16間のピッチ16pは、およそ100~500μm程度である。この程度の間隔で金属層16を設けると、視認することが困難となり、肉眼では透明に見える。金属層16Gは肉眼で視認できてもよい。タッチパネルとして製造される際に、金属層16Gは、隠れて見えないように組み立てられるからである。
 次に本発明に係る透明タッチパッド1の製造方法について説明する。図3を参照する。紫外線吸収剤を含んだ透明基板10の両面(表面10a、裏面10b)にはめっき触媒層12が施される。めっき触媒層12の形成方法は特に限定されない。スパッタ、蒸着といった真空処理であってもよいし、めっき触媒となる金属を含む塗料を透明基板10に塗布することで、めっき触媒層12を形成してもよい。めっき触媒層12は透明基板10の表面10aおよび裏面10bの両方に施される。
 次に図4を参照して、透明基板10の両面に透明フォトレジスト14rを層状に形成する。これは液体状の透明フォトレジスト14rを塗布することで形成できる。なお、透明フォトレジスト14rは、ネガタイプ、ポジタイプのどちれでも利用できる。以下では、ネガタイプ(露光された部分が残る)の透明フォトレジスト14rとして説明を続ける。
 次に図5を参照して、この透明フォトレジスト14rの外側(透明基板10の厚み中心から遠い側)に、溝パターンを形成したマスク20a、マスク20bを配置させ露光する。マスク20aとマスク20bは、それぞれ透明基板10の表面10a、裏面10bの溝パターンのためのマスクである。なお、表面10aと裏面10bで金属層16の配線方向が異なっていれば、表面10aと裏面10bで、溝構造14は異なると言ってよい。
 ここで、透明基板10には紫外線吸収剤が含められているので、表面10a側から照射される紫外線UVuは、裏面10bまでは到達しない。また、裏面10b側から照射された紫外線UVdも表面10aまでは到達しない。したがって、透明基板10の両面から紫外線を同時に照射しても、表面10aおよび裏面10bの溝パターンは、逆側から照射される紫外線に干渉されることなく、形成することができる。
 図6を参照して、露光された透明フォトレジスト14rは、現像することで、溝構造14に形成される。ここで、形成された溝構造14の底には、透明基板10の表面10a及び裏面10b上に形成された、めっき触媒層12が露出している。次にこの透明基板10を無電解めっきすることで、溝構造14中に金属層16を形成し、配線18とする(図7)。なお、金属層16を形成する前に、めっき触媒層12上にNi系金属を無電解めっきし、その後金属層16を電解若しくは無電解めっきしてもよい。
 本発明に係る透明タッチパッド1では、めっき法で金属層16を形成するので、金属層16に幅が異なる部分があっても、均一な厚みの金属層16を形成することができる。このように溝構造14中に配置した金属層16によって、透明タッチパッド1の配線18を形成することができる。なお、無電解めっきで形成した金属層16の直上に電解めっきによる金属層16をさらに形成してもよい。
 図8を参照する。金属層16上には保護層30が形成されてもよい。保護層30としては、黒化層、防錆層等が該当する。さらに、金属層16のみ、若しくは保護層30と金属層16が形成された状態で、透明フォトレジスト14r上に密閉層32を配して、透明フォトレジスト14rが外気に触れないようにしてもよい。密閉層32はアクリル樹脂などの透明樹脂を用いる。さらに、密閉層32には、紫外線吸収剤を含ませ、紫外線吸収能を付与することができる。
 透明フォトレジスト14rは露光により硬化したが、定常的に紫外線の照射を受け続けると劣化して変色するおそれがある。より具体的には、表面10a側は外部からの太陽光に晒され、裏面10bはディスプレイからの紫外線に晒される。したがって、透明レジスト14rには、紫外線吸収剤やラジカル捕捉剤を混合してもよいことを上記に示した。しかし、さらに透明タッチパッド1の寿命を長くするために、裏面10bおよび表面10aの少なくとも一方に設ける密閉層32には紫外線吸収剤を含有させ、光(紫外線)から透明フォトレジスト14rの劣化を抑制するようにしてもよい。これは、密閉層32に紫外線吸収能を持たせるといえる。
 また、密閉層32には、ラジカル捕捉剤を混入させてもよい。すでに説明したように、紫外線吸収剤とラジカル捕捉剤は共存させることで、光の吸収および光への耐久性が高まるからである。なお、紫外線吸収剤とラジカル捕捉剤は、透明レジスト14rに使ったものと同じものを用いることができる。また、透明レジスト14rに光安定能を付与することと、密閉層32に紫外線吸収能を付与することをは、同時に実施してもよく、どちらか一方だけを実施してもよい。
 次に透明タッチパット1上の配線18の形成パターンについて図9に例を示す。配線パターン25は、透明基板10の表面10aおよび裏面10bに短冊状領域25Aにメッシュ状の配線18を施し、各短冊状領域25Aに電極がついた給電線25Sで形成されている。配線18および給電線25Sの部分も図8までに説明した方法で形成することができる。
 また、配線パターン25は、触れられた位置を検出するために、Y軸用の配線パターン25yとX軸用の配線パターン25xが互いに接触することなく配置される。本発明の透明タッチパッド1の場合、X軸用配線パターン25xとY軸用配線パターン25yは、透明基板10の表面10a及び裏面10bに形成されている。したがって、X軸用とY軸用の各配線パターンは、同一平面上では重ならない。
 図10には、本発明に係る透明タッチパッド1を、液晶若しくは有機ELといった表示装置(フラットディスプレイ)43a上に配置したタッチパネル43を有する電子機器の構成を示す。なお、図10では、透明タッチパッド1を符号43bとして示している。透明タッチパッド1(43b)の具体的な配線パターンは図8で示した配線パターン25を用いることができる。
 タッチパネル43には、制御装置42が接続され、さらに制御装置42には通信装置45が連結される。また、カメラ46およびスピーカー47が備わっていてもよい。このような構成の電子機器40は携帯端末や機器の制御端末といった用途が考えられる。本発明に係る透明タッチパッド1は、このような電子機器40に好適に用いることができる。
 タッチパネル43は入出力装置として動作する。制御装置42から表示される内容についてタッチパネル43を通じて入力が行われる。通信装置45は、無線でも有線であってもよい。また、通信の接続は個別端末同士だけでなく、公衆回線に接続できるようにしてもよい。
 カメラ46は外部の画像を入力し、信号に変換して制御装置42に渡す。制御装置42は、得られた画像信号を蓄積、加工、送信といった処理を行う。また、スピーカー47は、マイクであってもよい。スピーカー47は音声信号を出力する。また、マイクとして利用する場合は、外部の音を信号として取り込み、蓄積、加工、送信といった処理を行うことができる。
 そのほかにも、電子機器40は、搭載するソフトによって、さまざまな機能を実現することができる。
 また、図10の制御装置42に、動作部48が接続された形態の電子機器41であってもよい。動作部48は、センサ等が連結されていたり、機械動作を行うためのモータや内燃機関、制御の対象となるバッテリー等の接続が考えられる。以上のように、本発明に係る透明タッチパッド1は、電子機器40、41に搭載して利用することができる。
 本発明に係る透明タッチパッド1は、タッチパッドとして完成した状態で、可視光領域での透過率が91%以上、ヘイズ値が2%以下、レタデーションが10nm以下であり、半径1mmの折り曲げを行っても、導通状態が維持されることが望ましい。
 なお、ここで「折り曲げ」とは、配線18(金属層16といってもよい。)が形成されたいずれかの部分を折り曲げ、その折り曲げた部分の半径Rが1mmであることをいう。なお、透明タッチパッド1において、折り曲げても導通が維持される個所は少なくとも1か所以上あればよく、任意の部分で折り曲げても導通が確保される、という必要はない。
 透明基板10は紫外線吸収剤を含有したアクリル樹脂系のもので、低レタデーションのものを用いた。厚みは50μmであった。透明基板10の両面にスリットコーティング法
を用いてパラジウム粒子をめっき触媒層12として30nmの厚さに製膜した。
 透明フォトレジスト14rとしては、ダウケミカル製 ATN 1021ネガティブ型アクリル系レジストを用いた。透明フォトレジスト14r層は透明基板10の両面に乾燥後の厚さが1.5μmになるように形成した。透明フォトレジスト14r層を形成した状態でも、光学的な特性はほとんど変化はなかった。
 透明基板10の表面10aと裏面10bにそれぞれx方向およびy方向の配線パターンマスクを配置した。溝パターンは、最細の溝の幅が2μmである。この程度の幅の溝は、溝構造14は光を通さなくても、目視では判別できない。結果、透明基板10上に配線されていても、透明として認識される。
 波長365nmの紫外光で表面10aおよび裏面10bの溝パターンを同時に露光した。次にこれを強アルカリの現像液で現像し、露光しなかった部分を除去し、溝構造14を形成し、金属層16とした。溝の底にはめっき触媒層12が露出している。透明基板10の表面10aと裏面10bで溝構造14のパターンは異なるが、特に干渉した部分はなく、表面10aおよび裏面10bともそれぞれの溝パターンが形成されていた。
 次に、この透明基板10にダウケミカル製CIRPUPOSIT 4500を用いて無電解銅めっき処理を行い、銅を溝構造14内に1.5μmの厚さに形成した。金属層16を形成した透明基板10は、目視では配線パターン25を視認することはできなかった。この透明基板10の両面にアクリル樹脂の保護層を厚さ1μmに形成し、本発明の透明タッチパッド1を得た。
 この透明タッチパッド1は、可視光領域での透過率が92%、ヘイズ値が1.7%、レタデーションが4nmであった。また、半径1mmの折り曲げ試験を行ったが、断線することなく、導通状態に問題は生じなかった。
 以上のように、本発明に係る透明タッチパッド1は、紫外線吸収剤を有する透明基板10に、めっき触媒層12を全面に形成した上に透明フォトレジスト14rを全面に塗り、表面10aと裏面10bの両面同時露光を行って溝を形成し、金属層16を設けた配線を作成するので製造工数が少ない。さらに、製造を全て大気中で行うことができ、熱焼成といった高温のプロセスも含まない。したがって、コストを下げることができる構成となっている。
 本発明は、携帯端末に用いるタッチパネルに好適に利用できるほか、PC、テレビ、車載用端末や、サイネージ(電子看板)、電子ボード、ヒーター配線、電磁波シールド等にも利用することができる。また、透明でない基板上に設ける回路基板においても、好適に利用することができる。
 1  透明タッチパッド
 10  透明基板
 10a  表面
 10b  裏面
 12  めっき触媒層
 14  溝構造
 14r  透明フォトレジスト
 16  金属層
 18  配線
 20a  マスク
 20b  マスク
 25  配線パターン
 25x  X軸用の配線パターン
 25y  Y軸用の配線パターン
 30  保護層
 32  密閉層
 40、41  電子機器
 43  タッチパネル
 43a  表示装置
 42  制御装置
 45  通信装置
 46  カメラ
 47  スピーカー

 

Claims (10)

  1.  紫外線吸収剤を含む透明基板と、
     前記透明基板の両面に、めっき触媒層を介して透明フォトレジストで形成された溝構造と、
     前記溝構造内に配置された金属層を有する透明タッチパッド。
  2.  レタデーションが10nm以下である請求項1に記載された透明タッチパッド。
  3.  前記溝構造は、前記透明基板の表面と裏面で異なる構造である請求項1または2の何れかの請求項に記載された透明タッチパッド。
  4.  前記透明基板の同一面上に幅の異なる溝構造が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッド。
  5.  前記金属層上に保護層が形成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッド。
  6.  前記透明フォトレジスト上に紫外線吸収能を有する密閉層が形成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッド。
  7.  前記透明レジスト中に紫外線吸収剤若しくはラジカル捕捉剤の少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッド。
  8.  前記透明基板の前記金属層が配置されている部分で、半径1mmの折り返しを行っても前記金属層が断線しないことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッド。
  9.  請求項1乃至8の何れか一の請求項に記載された透明タッチパッドを用いた電子機器。
  10.  紫外線吸収剤を含有する透明基板の両面にめっき触媒層を形成する工程と、
     前記めっき触媒層の上面に透明フォトレジストを形成する工程と、
     前記透明フォトレジストをマスクで覆い、紫外線で露光する工程と、
     前記透明フォトレジストの未硬化部分を除去し、溝を構成する工程と、
     前記透明基板に無電解めっきを行い、前記溝中に金属層を形成する工程を有する透明タッチパッドの製造方法。

     
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