WO2019187284A1 - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
WO2019187284A1
WO2019187284A1 PCT/JP2018/039986 JP2018039986W WO2019187284A1 WO 2019187284 A1 WO2019187284 A1 WO 2019187284A1 JP 2018039986 W JP2018039986 W JP 2018039986W WO 2019187284 A1 WO2019187284 A1 WO 2019187284A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
ejection head
head module
ejection
detection unit
liquid
Prior art date
Application number
PCT/JP2018/039986
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
純一 木下
Original Assignee
富士フイルム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士フイルム株式会社 filed Critical 富士フイルム株式会社
Publication of WO2019187284A1 publication Critical patent/WO2019187284A1/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/316Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with tilting motion mechanisms relative to paper surface

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

液体吐出装置は、搬送方向に搬送されている媒体に向けて液体を吐出することで媒体に像を形成する吐出ヘッドと、吐出ヘッドを支持する支持部材と、吐出ヘッドの搬送方向と交差する交差方向の位置を調整する第1調整部と、吐出ヘッドの搬送方向の位置を調整することで、搬送方向及び交差方向を含む面内における吐出ヘッドの回転位置を調整する第2調整部とを有し、支持部材に設けられた位置調整部と、を有する。

Description

液体吐出装置
 本開示は、液体吐出装置に関する。
 特開2016-185662号公報の液滴吐出装置は、吐出ヘッドと、吐出ヘッドを支持する支持部と、吐出方向及び搬送方向に交差する交差方向へ一方側部分及び他方側部分を移動させる移動部と、移動部の移動を制御する制御部とを備える。制御部は、一方側部分及び他方側部分を同じ側へ移動させることで、吐出ヘッドを交差方向へ移動させる。また、制御部は、一方側部分及び他方側部分を互いに逆側へ移動させることで、吐出ヘッドを吐出方向周りに回転させる。
 特開2013-203028号公報のインクジェット記録装置は、ヘッドモジュールに設けられた偏心カムを調整ネジによって回転させることで、ヘッドモジュールの軸方向の位置を調整している。また、ヘッドモジュールの位置が、磁気センサを用いて検出されている。
 特開2016-185662号公報の構成では、位置調整部としての移動部が、交換部品である吐出ヘッドに設けられており、移動部を有さない構成に比べて吐出ヘッドの質量が重くなるので、吐出ヘッドの位置調整を行い難い。
 特開2013-203028号公報の構成では、吐出ヘッドが並進移動のみで位置調整されており、回転方向の調整が行われる構成ではないので、吐出ヘッドの回転方向の位置調整を行い難い。
 つまり、特開2016-185662号公報又は特開2013-203028号公報の構成では、吐出ヘッドの位置調整を容易に行うことについて、改善の余地がある。
 本開示は、上記事実を考慮して、位置調整部が吐出ヘッドに設けられた構成及び吐出ヘッドを並進移動のみで位置調整する構成に比べて、吐出ヘッドの位置調整を容易に行うことができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
 本開示の第1態様に係る液体吐出装置は、搬送方向に搬送されている媒体に向けて液体を吐出することで媒体に像を形成する吐出ヘッドと、吐出ヘッドを支持する支持部材と、吐出ヘッドの搬送方向と交差する交差方向の位置を調整する第1調整部と、吐出ヘッドの搬送方向の位置を調整することで、搬送方向及び交差方向を含む面内における吐出ヘッドの回転位置を調整する第2調整部とを有し、支持部材に設けられた位置調整部と、を有する。
 本開示の第2態様に係る液体吐出装置は、吐出ヘッドの回転方向及び交差方向における基準位置からのずれ量を検出するずれ量検出部が設けられ、第1調整部は、ずれ量検出部で検出された交差方向のずれ量が小さくなる側に吐出ヘッドの位置を移動させ、第2調整部は、ずれ量検出部で検出された回転方向のずれ量が小さくなる側に吐出ヘッドの位置を移動させてもよい。
 本開示の第3態様に係る液体吐出装置のずれ量検出部は、媒体に形成された像の位置を検出することで、吐出ヘッドの基準位置からのずれ量を検出してもよい。
 本開示の第4態様に係る液体吐出装置は、第1調整部により移動される吐出ヘッドの交差方向の位置を検出する第1検出部と、第2調整部により移動される吐出ヘッドの搬送方向の位置を検出する第2検出部と、が設けられてもよい。
 本開示の第5態様に係る液体吐出装置の支持部材は、搬送方向及び交差方向と直交する直交方向に沿った被接触面を有し、吐出ヘッドの交差方向における第2調整部側とは反対側の部位には、直交方向に間隔をあけて並び被接触面と接触する複数の接触部が設けられてもよい。
 本開示の第6態様に係る液体吐出装置の接触部は、吐出ヘッドから支持部材に向けて突出された球面を有してもよい。
 本開示の第7態様に係る液体吐出装置の第1検出部は、被接触面における複数の接触部と接触する複数の被接触部の間に設けられてもよい。
 本開示の第8態様に係る液体吐出装置の第1検出部は、交差方向における吐出ヘッドの中央よりも一方側の部位と対向して配置され、第2検出部は、交差方向における吐出ヘッドの中央よりも他方側の部位と対向して配置されてもよい。
 本開示の第9態様に係る液体吐出装置の吐出ヘッドは、交差方向に複数並べられ、第2検出部は、搬送方向及び交差方向と直交する直交方向において吐出ヘッドの一部と対向されてもよい。
 本開示の第10態様に係る液体吐出装置の第1調整部は、第1回転軸を回転させることで吐出ヘッドの交差方向の位置を調整する第1モータを有し、第2調整部は、軸方向が第1回転軸の軸方向と揃えられた第2回転軸を回転させることで吐出ヘッドの交差方向の位置を調整する第2モータを有してもよい。
 本開示の第11態様に係る液体吐出装置の吐出ヘッドには、磁性部材が設けられ、支持部材には、磁性部材を支持部材に向けて引き付ける磁石が設けられてもよい。
 本開示の第12態様に係る液体吐出装置の支持部材には、吐出ヘッドを支持する支持面に向けて吐出ヘッドを押付ける押付部材が設けられてもよい。
 本開示の第13態様に係る液体吐出装置の支持面は、交差方向に間隔をあけて複数配置され、吐出ヘッドにおける押付部材により押付けられる部位は、搬送方向及び交差方向と直交する直交方向に投影して見た場合に、交差方向における複数の支持面の間に配置されていてもよい。
 本開示によれば、位置調整部が吐出ヘッドに設けられた構成及び吐出ヘッドを並進移動のみで位置調整する構成に比べて、吐出ヘッドの位置調整を容易に行うことができる液体吐出装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。 本実施形態に係るフレーム部材及びヘッドモジュールの斜視図である。 本実施形態に係るフレーム部材の斜視図である。 本実施形態に係るフレーム部材に第1モータ及び第2モータが設けられた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係るフレーム部材の部分拡大斜視図である。 本実施形態に係るヘッドモジュールの斜視図である。 本実施形態に係るヘッドモジュールの複数のノズルの配置をZ方向上側からの投影状態で示す説明図である。 本実施形態に係るフレーム部材に3つのヘッドモジュールが支持された状態を示す平面図である。 本実施形態に係るフレーム部材及びヘッドモジュールを平面視した場合の各部材の配置を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係るフレーム部材及びヘッドモジュールを正面から見て各部材を投影させた場合の各部材の配置を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係るヘッドモジュールの位置が調整される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る第2調整部によってヘッドモジュールがY方向に移動される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る第1調整部によってヘッドモジュールがX方向に移動される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る第1位置センサによってヘッドモジュールのX方向の位置が検出される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る第2位置センサによってヘッドモジュールのY方向の位置が検出される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る用紙に位置ずれ状態で形成された画像の位置が基準位置へ調整される状態を示す説明図である。
 以下、本開示に係る液体吐出装置の一例としての画像形成装置10について説明する。
〔全体構成〕
 図1に示す画像形成装置10は、後述するヘッドモジュール56から液体の一例としてのインクGが吐出されることで、媒体の一例としての枚葉の用紙Pに、像の一例としての画像GZを形成する構成とされている。また、画像形成装置10は、一例として、装置本体11と、給紙部12と、搬送部14と、処理液付与部18と、記録部50と、加熱部22と、冷却部24と、排紙部26と、制御部30とを含んで構成されている。
 装置本体11は、一方向に長い箱状に形成されている。装置本体11の内部には、給紙部12、搬送部14、処理液付与部18、記録部50、加熱部22、冷却部24、排紙部26、制御部30が設けられている。また、装置本体11の内部には、後述するフレーム部材58(図3参照)が取り付けられている。給紙部12では、用紙Pの搬送経路に用紙Pが給紙される。なお、以後の説明において、一の部分に他の部分が設けられることとは、一の部分に対して他の部分が異なる部材で設けられる場合と、一の部分に他の部分が一体で形成されている場合とを含む概念である。
 搬送部14は、一例として、複数のロール15と、記録部50と対向するドラム16と、チェーングリッパ17とを有する。そして、搬送部14は、用紙PをインクGの吐出方向と交差する(一例として直交する)搬送方向に搬送する。複数のロール15は、それぞれ、用紙Pの先端を掴むグリッパ15Aを有する。ドラム16は、用紙Pが搬送される搬送方向と直交する方向を回転軸方向として、回転可能に支持されている。また、ドラム16は、図示しないモータから駆動力が伝達されることにより回転される。
 ドラム16の外周面には、用紙Pの先端を掴むグリッパ16A及び図示しない吸気部を用いて、用紙Pが巻き掛けられる。チェーングリッパ17は、周回移動されるチェーン部材17Aと、チェーン部材17Aに設けられ用紙Pの先端を掴むグリッパ17Bとを有する。搬送部14では、複数のロール15及びドラム16が回転され、チェーングリッパ17が周回移動されることで、各グリッパに掴まれた用紙Pが搬送される。
 以後の説明では、ドラム16の回転軸方向をX方向と称する。また、ドラム16の中心軸に向かうインクGの吐出方向に沿った方向をZ方向(図3参照)と称する。X方向とZ方向とは直交する。さらに、X方向及びZ方向と直交する方向をY方向(図3参照)と称する。各図において、矢印XはX方向、矢印YはY方向、矢印ZはZ方向を意味する。
 Y方向は、ドラム16をX方向から見た場合の外周面の接線方向となっている。また、Y方向は、インクGの液滴が用紙Pに到達する位置において、用紙Pの搬送方向となっている。
 X方向は、搬送方向と交差する交差方向の一例であり、用紙Pの幅方向となっている。また、X方向は、複数のヘッドモジュール56が並ぶ配列方向となっている。さらに、X方向は、後述するフレーム部材58(図3参照)の長手方向となっている。
 Z方向は、搬送方向及び交差方向と直交する直交方向の一例である。また、Z方向は、ヘッドモジュール56(図3参照)からのインクGの吐出方向となっている。さらに、Z方向は、ヘッドモジュール56の長手方向となっている。
 処理液付与部18では、用紙Pの画像形成面に、インクGの図示しない顔料を凝集させるための処理液が付与される。加熱部22では、後述する記録部50による画像形成後の用紙Pが加熱される。冷却部24では、ドラム16が冷却される。排紙部26では、加熱部22によって加熱された後の用紙Pが排出される。
 図2には、制御部30及び制御部30に接続された各部のブロック図が示されている。制御部30は、インターフェース32、システムコントローラ34、メモリ36、ROM(Read Only Memory)38及びプリント制御部42を含んで構成されている。制御部30には、ホストコンピュータ20と、後述するずれ量検出部65と、位置調整部62と、位置センサ部66とが接続されている。
 インターフェース32は、ホストコンピュータ20からの画像データを受信し、又はホストコンピュータ20にデータを送信する。ホストコンピュータ20から受信された画像データは、インターフェース32を通してメモリ36に格納される。システムコントローラ34は、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成されている。システムコントローラ34では、ROM38に記憶されたプログラムに従い、画像形成装置10の各部の制御及び各種の演算処理が行われる。
 メモリ36は、システムコントローラ34を通じてデータの読み書きを行う。ROM38には、システムコントローラ34において実行されるプログラム及び制御に必要な各種のデータが格納されている。プリント制御部42では、システムコントローラ34の制御に従い、メモリ36内に格納された画像データから印刷データが生成され、後述するヘッドモジュール56(図1参照)におけるインクGの液滴の吐出量や、吐出タイミングの制御が行われる。
〔要部構成〕
 次に、記録部50について説明する。
 図1に示す記録部50は、一例として、4つの画像形成ユニット52K、52Y、52M、52Cと、1つのインラインセンサ54とを含んで構成されている。4つの画像形成ユニット52K、52Y、52M、52Cは、ドラム16の周方向に沿って配置されている。そして、ドラム16により搬送される用紙Pに対して、4つの画像形成ユニット52K、52Y、52M、52CからK、Y、M、Cの各色のインクGが液滴として吐出されることにより、用紙Pに画像が形成される。なお、4つの画像形成ユニット52K、52Y、52M、52Cは、インクGを除いて同様の構成とされているため、各色の区別が不要の場合には、単に、画像形成ユニット52と称する。
 画像形成ユニット52は、複数(一例として3つ)のヘッドモジュール56(図3参照)と、1つのフレーム部材58(図3参照)と、位置調整部62(図2参照)とを主要部として構成されている。また、画像形成ユニット52は、インクタンク64と、ずれ量検出部65(図2参照)と、位置センサ部66(図2参照)と、押付部材68(図7参照)とを有する。
 図1に示すインクタンク64は、K、Y、M、Cの各色に合わせて設けられている。インクタンク64内には、各色に対応したインクGが貯留されている。インクタンク64は、図示しないチューブを介してヘッドモジュール56に接続されている。インクタンク64内のインクGは、ヘッドモジュール56に供給される。
<ヘッドモジュール>
 図3には、X方向に並べられたヘッドモジュール56が、フレーム部材58によって支持された状態が示されている。
 図7に示すヘッドモジュール56は、吐出ヘッドの一例である。また、ヘッドモジュール56は、図示しないチューブ部材及びジョイント部材を用いて、インクタンク64(図1参照)に接続されている。そして、ヘッドモジュール56は、搬送方向に搬送されている用紙Pに向けてインクG(図1参照)をZ方向に吐出することで、用紙Pに画像GZ(図1参照)を形成する。具体的には、ヘッドモジュール56は、本体部72と、接続部74と、吐出部76とを有し、さらに、ブラケット78が設けられた構成とされている。
(本体部)
 本体部72は、一例として、Z方向から見た場合に平行四辺形状とされた角筒体状に形成されている。具体的には、本体部72は、Z方向に長い中空の本体部82と、本体部82のZ方向下部を覆う底板部83と、本体部82のZ方向上部を覆う上板部84とを有する。底板部83及び上板部84は、Z方向を厚さ方向として配置されている。本体部82におけるフレーム部材58(図3参照)と対向する側の側面82Aは、Z方向から見た場合に、X方向に延びている。
(接続部)
 接続部74は、上板部84に設けられた図示しない電気コネクタ及びジョイント部材を含んで構成されている。電気コネクタには、制御部30(図2参照)に接続されたフレキシブルプリント基板が接続される。ジョイント部材には、インクタンク64(図1参照)に接続されたチューブの他端が接続される。換言すると、ヘッドモジュール56は、電気コネクタ及びジョイント部材が接続状態となった場合でも、位置調整が可能とされている。
(吐出部)
 吐出部76は、Z方向を厚さ方向とする板状に形成されており、底板部83とZ方向に重なる大きさ及び形状を有している。また、吐出部76は、後述する水平部86にZ方向の下側から重ねられ、図示しないネジを用いて底板部83に固定されている。
 図8に示す吐出部76は、Z方向上側から見た場合に、X方向に対して角度βの傾きを有するV方向沿った長辺側の端面と、Y方向に対して角度αの傾きを持つW方向に沿った短辺側の端面とを有する平行四辺形状に形成されている。また、吐出部76は、ノズル板77を有する。ノズル板77には、複数のノズルNが形成されている。複数のノズルNは、Z方向から見た場合に、隣り合うノズルNを結んだ形状が平行四辺形状となるマトリクス配置とされている。
 図7に示す本体部72及び吐出部76の内部には、ノズルN(図8参照)と接続された複数の圧力室と、圧力室に供給されるインクG(図1参照)が流れるインク供給路と、複数の圧力室内のインクGを加圧又は加圧停止させる圧電素子とが設けられている。圧力室には、インクタンク64(図1参照)から、インク供給路を介してインクGが供給される。
(ブラケット)
 図7に示すブラケット78は、一例として、水平部86と、垂直部88と、被支持部92と、軸側突出部94と、回動側突出部96とを含んで構成されている。また、ブラケット78は、磁性部材の一例であり、磁性体(一例として鉄)で構成されている。
 水平部86は、Z方向を厚さ方向とする平行四辺形の板状に形成されており、Z方向から見た場合の中央部には、図示しない貫通孔が形成されている。また、水平部86は、底板部83及び吐出部76によりZ方向に挟まれている。
 垂直部88は、水平部86におけるフレーム部材58(図3参照)とY方向に対向する側の端部から、Y方向を厚さ方向として、Z方向に直立された板状部とされている。また、垂直部88は、図示しないネジを用いて本体部72に固定されている。なお、側面82Aは、垂直部88に形成されている。
 被支持部92は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されており、垂直部88の側面82Aに固定されている。また、被支持部92は、Y方向における垂直部88よりもフレーム部材58(図3参照)側に配置されている。具体的には、被支持部92は、基部102と、被支持面104及び被支持面105と、延出部106と、軸側張出部108と、回動側張出部112と、切欠部114とを含んで構成されている。
 基部102は、被支持部92の本体を構成する。基部102のZ方向下部で且つX方向の一方側及び他方側の各部には、Y方向から見た場合に、X方向及びZ方向に沿うL字状に切り欠かれた2箇所の段差部103が形成されている。基部102のZ方向下端部で且つ2箇所の段差部103に対してX方向の間に位置する部位には、X-Y面に沿った下面102Aが形成されている。
 なお、ヘッドモジュール56において、X方向の一方側とは、ヘッドモジュール56が位置調整において回動される場合の回動軸(中心軸)側を意味する。X方向の他方側とは、ヘッドモジュール56が回動される場合の移動側(回動軸側とは反対側)を意味する。また、ヘッドモジュール56において、Y方向の奥側とは、ヘッドモジュール56のY方向の中央に対して、フレーム部材58(図3参照)と対向する側を意味する。Y方向の手前側とは、ヘッドモジュール56のY方向の中央に対して、ブラケット78側とは反対側を意味する。
 被支持面104は、X方向の一方側の段差部103において、被支持部92の下面の一部を構成し且つX-Y面に沿った面である。また、被支持面104は、Z方向下側から見た場合に、X方向及びY方向に沿った辺を有する四角形状に形成されている。被支持面105は、X方向の他方側の段差部103において、被支持部92の下面の一部を構成し且つX-Y面に沿った面である。また、被支持面105は、Z方向下側から見た場合に、X方向及びY方向に沿った辺を有する四角形状に形成されている。被支持面104と被支持面105とは、一例として、Z方向に同じ高さでX方向に並んでいる。
 延出部106は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されており、下面102AのX方向の中央部からZ方向の下側へ向けて、垂直部88の下端まで直線状に延びている。延出部106におけるX方向の他方側端部には、Y-Z面に沿った側面106Aが形成されている。
 軸側張出部108は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されており、基部102のX方向一方側端部におけるZ方向上端からX方向の外側へ張出されている。また、軸側張出部108は、Y方向から見た場合に、X方向を短手方向とし、Z方向を長手方向とする矩形状に形成されている。軸側張出部108におけるY方向の奥側の面を側面108Aと称する。側面108AのZ方向中央には、側面108AからY方向の奥側へ向けて突出された接触部111が設けられている。
 接触部111は、一例として、軸側張出部108に半分が埋め込まれた球体で構成されている。つまり、接触部111は、側面108AからY方向の奥側へ(ヘッドモジュール56からフレーム部材58(図3参照)に向けて)半球状に突出された球面111Aを有する。
 回動側張出部112は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されており、基部102のX方向他方側端部におけるZ方向下端からX方向の外側へ張出されている。また、回動側張出部112は、Y方向から見た場合に、一例として、正方形状に形成されている。回動側張出部112におけるY方向の奥側の面を側面112Aと称する。側面112AのZ方向中央には、側面112AからY方向の奥側へ向けて突出された接触部113が設けられている。
 接触部113は、一例として、回動側張出部112に半分が埋め込まれた円柱体で構成されている。つまり、接触部113は、側面112AからY方向の奥側へ半円柱状に突出された曲面113Aを有する。
 切欠部114は、基部102のZ方向上部で且つX方向の中央部に形成されている。また、切欠部114は、基部102のZ方向の上端面から下側へ向けて窪んだ部位とされている。さらに、切欠部114は、一例として、2つの側面114Aと、2つの平面114Bと、1つの湾曲面114Cとを有している。2つの側面114Aは、それぞれY-Z面に沿っており、X方向に対向されている。2つの平面114Bは、X-Y面に沿っており、2つの側面114AのZ方向下端から内側へ延びている。湾曲面114Cは、2つの平面114Bを繋ぐ面であり、Z方向下側に湾曲(Z方向上側に解放)されている。
 軸側突出部94は、一例として、垂直部88のZ方向下端で且つX方向一方端から奥側へ突出された下突出部95と、下突出部95の上側で垂直部88から奥側へ突出された上突出部97とで構成されている。下突出部95及び上突出部97は、Z方向に並んで接触されている。また、下突出部95及び上突出部97は、軸側張出部108の下側で、軸側張出部108とZ方向に並んで配置されている。
 下突出部95における奥側の面を側面95Aと称する。側面95Aには、側面95Aから奥側へ向けて突出された接触部99が設けられている。接触部99は、一例として、下突出部95に半分が埋め込まれた球体で構成されている。つまり、接触部99は、側面95AからY方向の奥側へ半球状に突出された部位とされており、球面99Aを有する。
 接触部99及び接触部111は、ヘッドモジュール56におけるX方向一方側に設けられている。換言すると、接触部99及び接触部111は、X方向において、後述する第2調整部134(図6参照)側とは反対側に設けられている。また、接触部99及び接触部111は、Z方向に間隔をあけて並び、フレーム部材58の後述する被接触面116A(図6参照)と接触される。
 上突出部97におけるY方向奥側の面を側面97Aと称する。側面97AのZ方向上部には、Y方向の奥側へ向けて露出された磁石板101が設けられている。磁石板101は、Y方向を厚さ方向とし、側面97Aと面を揃えて配置され、上突出部97に固定されている。また、磁石板101は、Y方向から見た場合に、X方向を長手方向とし、Z方向を短手方向とする矩形状に形成されている。
 回動側突出部96は、一例として、垂直部88のZ方向下端で且つX方向他方端から、Y方向奥側へ突出されている。また、回動側突出部96は、Z方向に長い直方体状に形成されている。さらに、回動側突出部96は、回動側張出部112の下側に、回動側張出部112とZ方向に並んで配置されている。回動側突出部96のY方向奥側の面を側面96Aと称し、Z方向下側の面を下面96Bと称する。側面96Aは、X-Z面に沿っている。下面96Bは、X-Y面に沿っている。
 下面96Bには、Z方向の下側へ向けて露出された磁石板107が設けられている。磁石板107は、Z方向を厚さ方向として配置され、回動側突出部96に固定されている。また、磁石板107は、Z方向下側から見た場合に、X方向を短手方向とし、Y方向を長手方向とする矩形状に形成されている。
<フレーム部材>
 図4に示すフレーム部材58は、ヘッドモジュール56(図3参照)を支持する支持部材の一例である。また、フレーム部材58は、装置本体11(図1参照)に取り付けられている。具体的には、フレーム部材58は、一例として、X方向に長尺で且つZ方向の下部が上部に比べてY方向の幅が狭い三角柱状に形成されている。また、フレーム部材58は、Y方向を厚さ方向として、X-Z面に沿って配置された側板116と、側板116をY方向の奥側から支える本体部117とを有する。
 側板116は、一例として、ヘッドモジュール56(図3参照)とY方向に対向され、且つX-Z面(Z方向)に沿った被接触面116Aを有する。側板116には、後述する位置調整部62、位置センサ部66及び磁石118を1組の設置部として、3組の設置部がX方向に並んで設けられている。なお、各設置部は同じ構成とされているため、以後は、1組の設置部と、1組の設置部に対応するフレーム部材58の部位とについて説明し、残り2組の設置部の説明を省略する。
 図6に示す側板116のZ方向下端部には、Y方向に貫通された切欠部122が形成されている。また、側板116における切欠部122に対するX方向他方側且つ上側の部位には、Y方向に貫通された縦孔123が形成されている。さらに、側板116において、ヘッドモジュール56(図7参照)のX方向他方側端部と対向する部位で、且つZ方向下部には、Y方向に貫通された切欠部124が形成されている。
 切欠部122は、Y方向から見た場合に、X方向に長い矩形状に形成されている。縦孔123は、Y方向から見た場合にZ方向に長い矩形状に形成されている。切欠部124は、Y方向から見た場合に、正方形状に形成されている。なお、被接触面116Aにおいて、切欠部124に対するZ方向上側の部位を被接触部131Aと称し、切欠部124に対するZ方向下側の部位を被接触部131Bと称する。被接触部131Aは、接触部111(図7参照)と接触される部位である。被接触部131Bは、接触部99(図7参照)と接触される部位である。
 側板116における切欠部122に対するX方向一方側且つ上側の部位には、Y方向手前側に突出された支持突起125が形成されている。支持突起125は、側板116からY方向を軸方向として延びる角柱状に形成されている。また、支持突起125の大きさは、段差部103(図7参照)内に収まる大きさとされている。支持突起125のZ方向上端には、X-Y面に沿った支持面126が形成されている。支持面126は、被支持面104(図7参照)を支持する。
 側板116における切欠部122と縦孔123とが交差する部位には、Y方向手前側に突出された支持突起128が形成されている。支持突起128は、側板116からY方向を軸方向として延びる角柱状に形成されている。また、支持突起128の大きさは、段差部103(図7参照)内に収まる大きさとされている。さらに、支持突起128は、支持突起125と高さを揃え、且つ支持突起125とX方向に間隔をあけて並んでいる。支持突起128のZ方向上端には、X-Y面に沿った支持面129が形成されている。支持面129は、被支持面105(図7参照)を支持する。つまり、支持面126及び支持面129は、フレーム部材58において、一例として、X方向に間隔をあけて複数(2つ)配置されている。
 側板116における支持突起125と支持突起128との間で且つ切欠部122に対する上側の部位には、磁石118が設けられている。磁石118は、Y方向から見た場合に円形に形成され、被接触面116Aと面が揃えられている。また、磁石118は、ブラケット78の被支持部92(図7参照)を、フレーム部材58の被接触面116Aに引き付ける機能を有する。
<位置調整部>
 位置調整部62は、フレーム部材58に設けられている。また、位置調整部62は、ヘッドモジュール56のX方向の位置を調整する第1調整部132と、X方向及びY方向を含む面内におけるヘッドモジュール56の回転位置を調整する第2調整部134とを有する。
(第1調整部)
 第1調整部132は、一例として、基台136と、偏心カム138と、プランジャ142と、第1モータ144及び第1モータドライバ146(図2参照)とを有する。基台136は、Y方向から見た場合に断面U字状に形成されたブロック体で構成されている。具体的には、基台136は、X方向に沿った底壁136Aと、底壁136AのX方向一方側に直立する縦壁136Bと、底壁136AのX方向他方側に直立する縦壁136Cと、Y方向の奥側及びX方向の他方側に延びる図示しない固定部とを含んで構成されている。また、基台136は、切欠部122に設けられており、被接触面116AよりもY方向の手前側に突出されている。
 偏心カム138は、Y方向を回動軸方向とする軸部138Aと、軸部138Aと一体に形成され、軸部138Aの中心に対して偏心配置されたカム部138Bと、軸部138Aに取り付けられたはす歯ギア139(図5参照)とを有する。また、偏心カム138は、縦壁136Bと縦壁136Cとの間で且つ縦壁136C側に配置されている。プランジャ142は、X方向に弾性変形可能に、縦壁136Bに設けられている。また、プランジャ142の先端部は、カム部138BとX方向に対向されている。プランジャ142は、カム部138Bとでヘッドモジュール56の延出部106(図7参照)をX方向に挟み、且つ延出部106をX方向の一方側に押し付ける。
 図2に示す第1モータ144は、第1モータドライバ146により回動される。第1モータドライバ146の制御は、システムコントローラ34により行われる。図5に示す第1モータ144は、本体部144Aと、本体部144Aに対してZ方向を軸方向として回動可能に設けられた第1回転軸144Bと、第1回転軸144Bの下端に取り付けられたはす歯ギア144Cとを有する。はす歯ギア144Cは、はす歯ギア139と噛み合っている。つまり、第1モータ144は、第1回転軸144Bを回転させることで、偏心カム138(図6参照)を回動させ、ヘッドモジュール56のX方向の位置を調整する機能を有する。
 図2に示す第1調整部132は、後述するずれ量検出部65で検出されたX方向のずれ量が小さくなる側に、ヘッドモジュール56(図3参照)のX方向の位置を移動させる。
(第2調整部)
 図6に示す第2調整部134は、一例として、偏心カム152と、第2モータ154及び第2モータドライバ156(図2参照)とを有する。
 偏心カム152は、Z方向を回動軸方向とする軸部152Aと、軸部152Aと一体に形成され、軸部152Aの中心に対して偏心されたカム部152Bと、軸部152Aに取り付けられたギア152Cとを有する。また、偏心カム152は、縦孔123のZ方向下部において、縦孔123を通してY方向の手前側に突出可能に配置されている。
 図2に示す第2モータ154は、第2モータドライバ156により回動される。第2モータドライバ156の制御は、システムコントローラ34により行われる。図5に示す第2モータ154は、本体部154Aと、本体部154Aに対してZ方向を軸方向として回動可能に設けられた第2回転軸154Bと、第2回転軸154Bの下端に取り付けられたギア154Cとを有する。第2回転軸154Bは、軸方向が第1回転軸144Bの軸方向と揃えられている。
 ギア154Cは、ギア152C(図6参照)と噛み合っている。つまり、第2モータ154は、第2回転軸154Bを回転させることで、偏心カム152(図6参照)を回動させ、ヘッドモジュール56のY方向の位置(X-Y面内における回転方向の位置)を調整する機能を有する。換言すると、第2調整部134は、ヘッドモジュール56のX方向他方側の部位(接触部113(図7参照))について、Y方向の位置を調整することで、ヘッドモジュール56の回転位置を調整する。また、第2調整部134は、後述するずれ量検出部65(図2参照)で検出された回転方向のずれ量が小さくなる側に、ヘッドモジュール56のX方向の位置を移動させる。
<ずれ量検出部>
 図2に示すずれ量検出部65は、一例として、制御部30と、インラインセンサ54とで構成されている。
 インラインセンサ54は、一例として、図示しないCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサで構成されている。インラインセンサ54では、用紙Pに形成された画像GZ(図1参照)が読み取られることで、画像GZの位置データが得られる。インラインセンサ54で得られた画像GZの位置データは、制御部30(システムコントローラ34)に送られる。
 制御部30では、インラインセンサ54で得られた画像GZの位置データと、ホストコンピュータ20から制御部30に入力された画像の基準位置データとの差(ずれ量)が演算される。ずれ量検出部65では、一例として、用紙Pに形成された画像GZの位置(画像GZを構成する複数のドットの位置)について、ヘッドモジュール56(図3参照)の回転方向及びX方向(交差方向)における基準位置からのずれ量が検出される。そして、制御部30において、検出されたずれ量が、調整が必要な程度のずれ量であると判断された場合には、ヘッドモジュール56の位置調整が実行される。なお、基準位置とは、用紙P上において、画像GZ(ドット)が形成されるべき位置を意味する。
<位置センサ部>
 図2に示す位置センサ部66は、第1検出部の一例としての第1位置センサ162と、第2検出部の一例としての第2位置センサ166とを有する。
(第1位置センサ)
 図6に示す第1位置センサ162は、一例として、センサ本体163と、センサ本体163に設けられた磁気センサ164とを有する。センサ本体163は、直方体状に形成されており、X-Z面に沿った表面163Aと、表面163Aの中央部でY方向の奥側に向けて窪んだ窪み部163Bとを含んで構成されている。表面163A及び窪み部163Bは、切欠部124に配置され、Y方向の手前側に向けて露出されている。表面163Aは、被接触面116Aと面を揃えて配置されている。
 磁気センサ164は、ホール素子を含んで構成され、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されている。また、磁気センサ164は、表面163Aと面を揃えて、窪み部163B内に取り付けられている。さらに、磁気センサ164は、ヘッドモジュール56の磁石板101(図7参照)の移動量に比例した磁束密度が作用することで、ヘッドモジュール56のX方向の位置を検出する構成とされている。
 換言すると、第1位置センサ162は、一例として、Z方向における被接触部131Aと被接触部131Bとの間に設けられている。また、第1位置センサ162は、X方向におけるヘッドモジュール56(図7参照)の中央よりも一方側の部位と対向して配置されている。そして、第1位置センサ162では、第1調整部132により移動されるヘッドモジュール56のX方向の位置が検出される。
(第2位置センサ)
 第2位置センサ166は、一例として、センサ本体167と、センサ本体167に設けられた磁気センサ164とを有する。センサ本体167は、直方体状に形成されており、X-Y面に沿った表面167Aと、表面167Aの中央部でZ方向の下側に向けて窪んだ窪み部167Bとを含んで構成されている。また、センサ本体167は、第1調整部132の既述の固定部にビスで固定されている。
 第2位置センサ166における磁気センサ164は、表面167Aと面を揃えて、窪み部167B内に取り付けられている。また、磁気センサ164は、ヘッドモジュール56の磁石板107(図7参照)の移動量に比例した磁束密度が作用することで、ヘッドモジュール56のY方向の位置を検出する構成とされている。
 換言すると、第2位置センサ166は、一例として、Z方向における第2調整部134の下側で且つ基台136に対するX方向の他方側に設けられている。また、第2位置センサ166は、X方向におけるヘッドモジュール56(図7参照)の中央よりも他方側の部位とZ方向に対向して配置されている。具体的には、第2位置センサ166は、ヘッドモジュール56の磁石板107(図7参照)とZ方向に対向して配置されている。そして、第2位置センサ166では、第2調整部134により移動されるヘッドモジュール56のY方向の位置及び回転方向の位置が検出される。
<押付部材>
 図7に示す押付部材68は、図示しないブラケットを介して、フレーム部材58(図3参照)に設けられている。また、押付部材68は、一例として、押付板71と、バネ73とで構成されている。
 押付板71は、Y方向を厚さ方向として配置されている。また、押付板71は、Y方向から見た場合にZ方向に長い矩形状に形成されている。押付板71のX方向の幅は、2つの側面114AのX方向の間隔よりも狭い。つまり、押付板71は、切欠部114に対して、Z方向の上側から進入可能とされている。また、押付板71のZ方向の長さは、切欠部114のZ方向の長さよりも長い。さらに、押付板71のZ方向下端には、X-Y面に沿った底面71Aが形成されている。底面71Aは、2つの平面114BとZ方向に接触される。
 バネ73は、Z方向に弾性変形可能に配置されている。バネ73のZ方向上端は、図示しないブラケットに固定されている。バネ73の下端は、押付板71の上面に固定されている。つまり、バネ73は、押付板71に対して、Z方向の下側に向けて押付力(弾性力)を作用させている。
 押付部材68は、ブラケット78の被支持部92に対して、Z方向の下側に向かう押付力を作用させる。換言すると、押付部材68は、ヘッドモジュール56を支持する支持面126及び支持面129(図6参照)に向けてヘッドモジュール56を押付ける構成とされている
<各部材の配置>
 図7に示すヘッドモジュール56は、被支持面104及び被支持面105が、支持面126及び支持面129(図6参照)に支持された状態で、押付部材68により押し付けられることで、Z方向の位置が保持される。また、ヘッドモジュール56は、延出部106が偏心カム138B及びプランジャ142(図6参照)により挟まれることで、X方向の位置が保持される。さらに、ヘッドモジュール56は、ブラケット78が磁石118(図6参照)によってY方向の奥側へ引き付けられることで、Y方向の位置が保持される。つまり、ヘッドモジュール56は、Y方向の奥側端部が片持ちで保持された状態で、X方向及びY方向に位置調整可能とされている。
 図9には、フレーム部材58に支持されたヘッドモジュール56をZ方向の上側から見た状態が、模式的に示されている。なお、図9では、各部位の配置を分かり易く示すために、接触部111及び接触部99と、延出部106と、接触部113とが、X方向に並べて示されている。
 被接触面116Aの被接触部131A及び被接触部131Bと、接触部111及び接触部99とは、一例として、それぞれ点接触されている。図9では、2つの接触点をZ方向に結び且つヘッドモジュール56の回動中心となる中心軸Kが、点Kで示されている。ヘッドモジュール56は、中心軸Kが被接触面116A上に位置した状態で、接触部113が偏心カム152(図6参照)との接触でY方向に移動されることで、X-Y面内における回転方向の位置が調整される。
 図10Aには、被接触面116Aとヘッドモジュール56との接触部分を拡大して、Z方向に投影して見た状態が模式的に示されている。点Aは、被支持面104の中央位置を表している。点Bは、被支持面105の中央位置を表している。点Cは、延出部106と偏心カム138(図6参照)とが接触する範囲のY方向の中央位置を表している。点Dは、接触部113と偏心カム152との接触点を表している。
 点Eは、X方向一方側の平面114Bと押付部材68(図7参照)との接触面の中央位置を表している。点Fは、X方向他方側の平面114Bと押付部材68(図7参照)との接触面の中央位置を表している。点A、点B、点C、点D、点E、点F及び点Kについて、X方向の一方側から他方側に向けて順に並べると、一例として、点K、点A、点E、点C、点F、点B、点Dとなっている。
 つまり、各部をZ方向に投影して見た場合に、ヘッドモジュール56が支持される位置A及び位置Bは、X方向において、回転軸の位置Kと、偏心カム138(図6参照)により移動される位置Dとの間に配置されている。また、ヘッドモジュール56における押付部材68(図7参照)により押付けられる位置E及び位置Fは、支持面126と支持面129(図6参照)との間に配置されている。さらに、延出部106が偏心カム138と接触する部位は、ヘッドモジュール56の位置調整を行う前の初期状態において、ヘッドモジュール56の押付部材68により押し付けられる部位の間に配置されている。
 図10Bには、被接触面116Aとヘッドモジュール56(図10A参照)との接触部分を拡大して、Y方向に投影して見た状態が模式的に示されている。なお、点A、点B、点C、点D、点E、点F及び点Kは、図10Aと同じ位置を表している。点Gは、接触部111と被接触部131Aとの接触位置を表している。点Hは、接触部99と被接触部131Bとの接触位置を表している。点Iは、第1位置センサ162の検出面の中央位置を表している。点Jは、第2位置センサ166の検出面の中央位置を表している。点Lは、磁石118の中央位置を表している。
 本実施形態では、一例として、点Cが、点A及び点Bに対してZ方向の下側に配置されている。点Dは、点Gよりも下側で且つ点Hよりも上側となる高さ位置で、X方向における点G及び点H側とは反対側(他方側)に配置されている。つまり、点D、点G及び点Hにより、三角形DGHが形成されている。点A及び点Lは、一例として、三角形DGHの内側に配置されている。点B、点C及び点Jは、三角形DGHの外側且つ下側に配置されている。点E及び点Fは、三角形DGHの外側且つ上側に配置されている。点Iは、既述の通り、点Gと点Hとの間に配置されている。点Jは、点BよりもX方向の他方側で且つ点Dの下側に配置されている。
〔作用〕
 次に、本実施形態の画像形成装置10の作用について、図1から図14までを参照して説明する。なお、図1から図10までのいずれかに示された部材及び部位については、参照図番の記載を省略する場合がある。
 図11に示すフレーム部材58は、装置本体11(図1参照)に取り付けられている。ヘッドモジュール56は、フレーム部材58に支持された状態で、第1調整部132によるX方向の位置調整と、第2調整部134によるY方向の位置調整(中心軸Kを中心とする回転方向の位置調整)とが可能とされている。一例として、ヘッドモジュール56がフレーム部材58に支持された状態で、装置本体11にフレーム部材58及びヘッドモジュール56が取り付けられている。なお、装置本体11にフレーム部材58を取り付けた後で、ヘッドモジュール56がフレーム部材58に支持されてもよい。
 図1に示す画像形成装置10では、搬送部14により搬送された用紙Pに対して、記録部50において画像GZが形成される。用紙Pに形成された画像GZは、インラインセンサ54により読み取られる。インラインセンサ54で読み取られた画像GZの位置データは、制御部30に送られる。制御部30では、インラインセンサ54で得られた画像GZの位置データと、ホストコンピュータ20(図2参照)から制御部30に入力された画像の基準位置データとの差(ずれ量)が演算される。
 図14には、フレーム部材58の被接触面116Aと、画像GZの基準位置のドットDA及びドットDBと、実際に形成された画像GZのドットD1及びドットD2とが、模式的に示されている。なお、ドットDA及びドットDB、ドットD1及びドットD2は、それぞれ多数存在しているが、説明を分かり易くするために2点で説明する。
 ずれ量検出部65(図2参照)では、ドットDAに対するドットD1のずれ量と、ドットDBに対するドットD2のずれ量とが検出される。ずれ量の情報には、ずれの大きさの情報だけでなく、座標の情報及び方向の情報も含まれる。図14では、一例として、ドットDAの中心CAとドットDBの中心CBとを結ぶ仮想直線を線M、中心軸Kを通りドットD1の中心C1とドットD2の中心C2とを結ぶ仮想直線を線N、線Mが中心軸Kを通る位置まで平行移動させた線を線MKで表している。
 本実施形態では、ずれ量検出部65において、線MKに対する線Nの回転角(傾き)θ〔°〕が検出される。さらに、ずれ量検出部65において、線MKと線MとのX方向のずれ量L1〔μm〕が検出される。そして、制御部30(図2参照)において、予め設定された回転角θ及びずれ量L1の各閾値に対して、得られた回転角θ及びずれ量L1の少なくとも一方が超えている場合には、位置調整が必要と判断され、超えていない場合には、位置調整が不要と判断される。以後は、位置調整が必要と判断されたとして説明する。
 図11に示す第2調整部134は、中心軸Kの位置が保持された状態において、ずれ量検出部65(図2参照)で検出された回転方向のずれ量が小さくなる側に、ヘッドモジュール56の位置を移動させる。具体的には、図12Aに示す偏心カム152が回動されることで、接触部113がY方向の手前側に移動される。接触部113が移動された位置は、第2位置センサ166(図13B参照)によって検知され、且つ接触部113の位置情報が制御部30にフィードバックされる。
 制御部30がフィードバック制御を行うことで、ヘッドモジュール56のY方向の必要な移動量Y1(回転量)が確保される。そして、図11に示す中心軸Kの位置が保持されているため、ヘッドモジュール56のX方向他方側(接触部113側)の部位は、中心軸Kを中心として回転角θ1(図示省略)で回転される。つまり、第2調整部134が動作される前の状態に比べて、ヘッドモジュール56の回転方向のずれが低減される。
 続いて、第1調整部132は、ずれ量検出部65で検出されたX方向のずれ量L1(図14参照)が小さくなる側に、ヘッドモジュール56の位置を移動させる。具体的には、図12Bに示す偏心カム138が回動され且つ偏心カム138が延出部106をX方向の一方側に移動させることで、ヘッドモジュール56がX方向の一方側に移動される。ヘッドモジュール56が移動された位置は、第1位置センサ162(図13A参照)によって検知され且つ制御部30にフィードバックされる。
 制御部30がフィードバック制御を行うことで、ヘッドモジュール56のX方向の必要な移動量X1が確保される。つまり、第1調整部132が動作される前の状態に比べて、ヘッドモジュール56のX方向のずれが低減される。
 図14に示すドットD1及びドットD2は、ヘッドモジュール56の回転方向のずれ及びX方向のずれが低減されることで、基準位置のドットDA及びドットDBに移動される。つまり、画像GZの基準位置に対する位置ずれが低減される。
 以上、説明した通り、画像形成装置10では、位置調整部62がフレーム部材58に設けられているので、位置調整部62がヘッドモジュール56に設けられた構成に比べて、ヘッドモジュール56の質量が小さくなる。また、第1調整部132によってヘッドモジュール56のX方向の位置が調整されるだけでなく、第2調整部134によってヘッドモジュール56の回転位置も調整される。
 ヘッドモジュール56のX方向の位置及び回転位置が調整されることで、ヘッドモジュール56を並進移動のみで位置調整する構成に比べて、回転方向の位置ずれを調整し易くなる。つまり、ヘッドモジュール56の質量が小さくなり且つ回転方向の位置ずれを調整し易くなるので、位置調整部62がヘッドモジュール56に設けられた構成及び並進移動のみで位置調整する構成に比べて、ヘッドモジュール56の位置調整を容易に行える。
 また、画像形成装置10では、第1調整部132及び第2調整部134が、ずれ量検出部65で検出されたずれ量が小さくなる側に、ヘッドモジュール56の位置を移動させる。つまり、ヘッドモジュール56が自動で基準位置に近づけられるので、手動で基準位置に近づける構成に比べて、ヘッドモジュール56の基準位置からのずれ量を小さくすることができる。
 さらに、画像形成装置10では、用紙Pの画像GZの位置に基づいてずれ量が検出されることで、ヘッドモジュール56の位置調整が行われる。つまり、間接的にヘッドモジュール56の位置を検出してずれ量を調整するのではなく、直接的に画像GZの位置を検出してずれ量を調整するので、画像GZの位置を検出しない構成に比べて、用紙Pの基準位置に近い位置に画像GZを形成することができる。
 加えて、画像形成装置10では、ずれ量が小さくなる側にヘッドモジュール56が移動される場合に、ヘッドモジュール56の移動位置が、第1位置センサ162及び第2位置センサ166により検出される。つまり、基準位置からのずれ量が小さくなる側にヘッドモジュール56が移動していることを確認することができる。
 また、画像形成装置10では、Z方向に間隔をあけて配置された接触部111及び接触部99が、被接触部131A及び被接触部131Bと接触することで、ヘッドモジュール56のZ方向に対する傾きが抑制される。ヘッドモジュール56のZ方向に対する傾きが抑制されることで、ヘッドモジュール56のX方向及びY方向における位置の誤差が小さくなるので、X方向及びY方向におけるヘッドモジュール56の基準位置からのずれ量を小さくすることができる。
 さらに、画像形成装置10では、球面111A及び球面99Aと、被接触部131A及び被接触部131Bとが点接触しているので、ヘッドモジュール56が回転された場合に、被接触面116Aにおける中心軸Kの位置がY方向にずれ難い。つまり、ヘッドモジュール56のY方向の位置ずれを抑制することができる。
 加えて、画像形成装置10では、被接触部131Aと被接触部131Bとの間に第1位置センサ162が配置されている。換言すると、中心軸K上に第1位置センサ162が配置されている。中心軸Kは、既述の通り、ヘッドモジュール56が回転されてもY方向の位置ずれが抑制されるので、第1位置センサ162とヘッドモジュール56とのY方向の間隔が保持される。第1位置センサ162とヘッドモジュール56とのY方向の間隔が保持されることで、第1位置センサ162によるヘッドモジュール56のX方向の検出位置の誤差を低減することができる。
 また、画像形成装置10では、ヘッドモジュール56が中心軸Kを中心に回転された場合に、第2位置センサ166は、ヘッドモジュール56の中心軸K側とは反対側の部位で、且つ回転方向の移動長さが中心軸K側の移動長さに比べて長い部位と対向されている。つまり、第2位置センサ166において検出されるヘッドモジュール56の他方側の移動長さの方が、一方側の移動長さよりも長いので、第2位置センサ166において検出されるヘッドモジュール56のY方向の位置の分解能を上げることができる。なお、分解能が上がるとは、ヘッドモジュール56の回転量が少ない場合でも、ヘッドモジュール56のY方向の位置の違いを区別できることを意味する。
 さらに、画像形成装置10では、ヘッドモジュール56のY方向の移動が、第2位置センサ166によって、Z方向の下側から検出される構成となっている。換言すると、ヘッドモジュール56のY方向の位置を検出する第2位置センサ166を、ヘッドモジュール56に対するX方向の他方側に配置しない構成となっている。つまり、X方向に並ぶ複数のヘッドモジュール56の間に、第2位置センサ166を配置しなくて済むので、複数のヘッドモジュール56をX方向に近づけて配置させることができる。
 加えて、画像形成装置10では、第1モータ144の第1回転軸144Bの軸方向と、第2モータ154の第2回転軸154Bの軸方向とが、同じ方向に揃えられているので、第1モータ144と第2モータ154とをX方向に近づけることができる。第1モータ144と第2モータ154とをX方向に近づけられることで、フレーム部材58における第1調整部132及び第2調整部134の設置スペースを小さくすることができる。
 また、画像形成装置10では、ブラケット78が、磁石118の磁力によりY方向奥側に引き付けられていることで、ヘッドモジュール56がZ方向に対して傾くことが抑制されるので、中心軸KがY方向にずれるのを抑制することができる。
 さらに、画像形成装置10では、ヘッドモジュール56が押付部材68によって支持面126及び支持面129に向けて押付けられている。換言すると、ヘッドモジュール56がフレーム部材58と押付部材68とでZ方向に挟まれ且つ保持されている。つまり、ヘッドモジュール56と、支持面126及び支持面129との接触状態が保持されるので、押付部材68が無い構成に比べて、フレーム部材58によるヘッドモジュール56の支持状態を安定させることができる。
 比較例として、押付部材68により押付けられるヘッドモジュール56の部位が、Z方向から見た場合に、X方向における支持面126及び支持面129の両外側に配置された構成では、押付けられる部位がX方向の一方側と他方側とに離れることになる。押付けられる部位がX方向の一方側と他方側とに離れた場合には、X方向の一方側と他方側とで同じ押付力で押付けることが難しくなり、ヘッドモジュール56がZ方向に対して傾く可能性がある。
 一方、本実施形態の画像形成装置10では、押付部材68により押付けられるヘッドモジュール56の部位が、Z方向から見た場合に、X方向における支持面126と支持面129との間に配置されている。つまり、押付部材68によって押付けられる部位が、X方向の一方側と他方側とに離れ難くなるので、ヘッドモジュール56が、押付部材68の押付力によってZ方向に対して傾くのを抑制することができる。
 なお、本開示は上記の実施形態に限定されない。
 画像形成装置10において、ずれ量検出部65を用いずに、例えば、得られた画像GZを見て手動でヘッドモジュール56の位置を調整してもよい。また、画像形成装置10において、ずれ量検出部65は、用紙Pに形成された画像GZの位置を検出せずに、ヘッドモジュール56の位置を検出する構成とされていてもよい。さらに、画像形成装置10において、第1位置センサ162及び第2位置センサ166を設けずに、ずれ量に比例した駆動量で第1モータ144及び第2モータ154を回転駆動させてもよい。
 画像形成装置10において、ブラケット78に設けられた接触部111及び接触部99の数は、1つ又は3つ以上の複数であってもよい。また、接触部111及び接触部99は、ブラケット78とは別の部材である球体に限らず、ブラケット78と一体で形成された半球状の部位であってもよい。さらに、接触部111及び接触部99における被接触面116Aと接触する面は、球面に限らず、湾曲面であってもよい。
 画像形成装置10において、第1位置センサ162は、Z方向において、被接触部131Aよりも上側又は被接触部131Bよりも下側に配置されていてもよい。第1位置センサ162と第2位置センサ166とは、X方向の一方側と他方側とに離れて配置される構成に限らず、X方向の中央に近づけて配置されていてもよい。第2位置センサ166は、ヘッドモジュール56に対してX方向の他方側に配置され、X方向において検出を行う構成とされてもよい。
 画像形成装置10において、第1回転軸144Bと第2回転軸154Bとは、軸方向が揃えられた構成に限らない。例えば、第2回転軸154Bの軸方向がZ方向で、第1回転軸144Bの軸方向がY方向とされてもよい。
 画像形成装置10において、ブラケット78は、磁性部材に限らず、非磁性部材で構成されていてもよい。また、磁石118を設けなくてもよい。
 画像形成装置10において、押付部材68を用いずに、ヘッドモジュール56自体の質量でブラケット78を支持面126及び支持面129に接触させてもよい。また、ブラケット78における押付部材68により押付けられる部位は、Z方向に投影して見た場合に、支持面126に対するX方向の一方側及び支持面129に対するX方向の他方側に配置されていてもよい。
 X方向に並べるヘッドモジュール56の数は、3つに限らず、1つ、2つ、あるいは4つ以上であってもよい。また、ヘッドモジュール56をZ方向から見た場合の外形は、平行四辺形状に限らず、正方形状又は長方形状であってもよい。
 媒体は、枚葉の用紙Pに限らず、連帳紙であってもよい。また、媒体は、紙に限らず、フィルムであってもよい。液体は、インクGに限らず、処理液などの他の液体であってもよい。
 第1モータ144及び第2モータ154による回転は、一方向の回転だけでなく、正方向及び逆方向に反転させる回動であってもよい。
 ずれ量検出部65は、ホール素子を用いた位置検出を行う構成に限らず、例えば、光の遮断の有無を検出することで位置を検出する光学的な検出を行う構成であってもよい。
 2018年3月27日に出願された日本国特許出願2018-060767の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 画像形成装置、11 装置本体、12 給紙部、14 搬送部、15 ロール、15A グリッパ、16 ドラム、16A グリッパ、17 チェーングリッパ、17A チェーン部材、17B グリッパ、18 処理液付与部、20 ホストコンピュータ、22 加熱部、24 冷却部、26 排紙部、30 制御部、32 インターフェース、34 システムコントローラ、36 メモリ、40 制御部、42 プリント制御部、50 記録部、52 画像形成ユニット、52K 画像形成ユニット、54 インラインセンサ、56 ヘッドモジュール、58 フレーム部材、62 位置調整部、64 インクタンク、65 ずれ量検出部、66 位置センサ部、68 押付部材、71 押付板、71A 底面、72 本体部、73 バネ、74 接続部、76 吐出部、77 ノズル板、78 ブラケット、82 本体部、82A 側面、83 底板部、84 上板部、86 水平部、88 垂直部、92 被支持部、94 軸側突出部、95 下突出部、95A 側面、96 回動側突出部、96A 側面、96B 下面、97 上突出部、97A 側面、99 接触部、99A 球面、101 磁石板、102 基部、102A 下面、103 段差部、104 被支持面、105 被支持面、106 延出部、106A 側面、107 磁石板、108 軸側張出部、108A 側面、111 接触部、111A 球面、112 回動側張出部、112A 側面、113 接触部、113A 曲面、114 切欠部、114A 側面、114B 平面、114C 湾曲面、116 側板、116A 被接触面、117 本体部、118 磁石、122 切欠部、123 縦孔、124 切欠部、125 支持突起、126 支持面、128 支持突起、129 支持面、131A 被接触部、131B 被接触部、132 第1調整部、134 第2調整部、136 基台、136A 底壁、136B 縦壁、136C 縦壁、138 偏心カム、138A 軸部、138B カム部、139 はす歯ギア、142 プランジャ、144 第1モータ、144A 本体部、144B 第1回転軸、144C はす歯ギア、146 第1モータドライバ、152 偏心カム、152A 軸部、152B カム部、152C ギア、154 第2モータ、154A 本体部、154B 第2回転軸、154C ギア、156 第2モータドライバ、162 第1位置センサ、163 センサ本体、163A 表面、163B 窪み部、164 磁気センサ、166 第2位置センサ、167 センサ本体、167A 表面、167B 窪み部、α 角度、β 角度、θ 回転角、θ1 回転角、C1 中心、C2 中心、CA 中心、CB 中心、D1 ドット、D2 ドット、DA ドット、DB ドット、G インク、GZ 画像、K 中心軸、L1 ずれ量、N ノズル、P 用紙、X1 移動量、Y1 移動量

Claims (13)

  1.  搬送方向に搬送されている媒体に向けて液体を吐出することで媒体に像を形成する吐出ヘッドと、
     前記吐出ヘッドを支持する支持部材と、
     前記吐出ヘッドの前記搬送方向と交差する交差方向の位置を調整する第1調整部と、前記吐出ヘッドの前記搬送方向の位置を調整することで、前記搬送方向及び前記交差方向を含む面内における前記吐出ヘッドの回転位置を調整する第2調整部とを有し、前記支持部材に設けられた位置調整部と、
     を有する液体吐出装置。
  2.  前記吐出ヘッドの回転方向及び前記交差方向における基準位置からのずれ量を検出するずれ量検出部が設けられ、
     前記第1調整部は、前記ずれ量検出部で検出された前記交差方向のずれ量が小さくなる側に前記吐出ヘッドの位置を移動させ、
     前記第2調整部は、前記ずれ量検出部で検出された前記回転方向のずれ量が小さくなる側に前記吐出ヘッドの位置を移動させる請求項1に記載の液体吐出装置。
  3.  前記ずれ量検出部は、媒体に形成された像の位置を検出することで、前記吐出ヘッドの前記基準位置からのずれ量を検出する請求項2に記載の液体吐出装置。
  4.  前記第1調整部により移動される前記吐出ヘッドの前記交差方向の位置を検出する第1検出部と、
     前記第2調整部により移動される前記吐出ヘッドの前記搬送方向の位置を検出する第2検出部と、
     が設けられた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5.  前記支持部材は、前記搬送方向及び前記交差方向と直交する直交方向に沿った被接触面を有し、
     前記吐出ヘッドの前記交差方向における前記第2調整部側とは反対側の部位には、前記直交方向に間隔をあけて並び前記被接触面と接触する複数の接触部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6.  前記接触部は、前記吐出ヘッドから前記支持部材に向けて突出された球面を有する請求項5に記載の液体吐出装置。
  7.  前記第1検出部は、前記被接触面における前記複数の接触部と接触する複数の被接触部の間に設けられている請求項4を引用する、請求項5又は請求項6に記載の液体吐出装置。
  8.  前記第1検出部は、前記交差方向における前記吐出ヘッドの中央よりも一方側の部位と対向して配置され、
     前記第2検出部は、前記交差方向における前記吐出ヘッドの中央よりも他方側の部位と対向して配置されている請求項7に記載の液体吐出装置。
  9.  前記吐出ヘッドは、前記交差方向に複数並べられ、
     前記第2検出部は、前記搬送方向及び前記交差方向と直交する直交方向において前記吐出ヘッドの一部と対向されている請求項4又は請求項4を引用する、請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10.  前記第1調整部は、第1回転軸を回転させることで前記吐出ヘッドの前記交差方向の位置を調整する第1モータを有し、
     前記第2調整部は、軸方向が前記第1回転軸の軸方向と揃えられた第2回転軸を回転させることで前記吐出ヘッドの前記搬送方向の位置を調整する第2モータを有する請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  11.  前記吐出ヘッドには、磁性部材が設けられ、
     前記支持部材には、前記磁性部材を前記支持部材に向けて引き付ける磁石が設けられている請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  12.  前記支持部材には、前記吐出ヘッドを支持する支持面に向けて前記吐出ヘッドを押付ける押付部材が設けられている請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  13.  前記支持面は、前記交差方向に間隔をあけて複数配置され、
     前記吐出ヘッドにおける前記押付部材により押付けられる部位は、前記搬送方向及び前記交差方向と直交する直交方向に投影して見た場合に、前記交差方向における複数の前記支持面の間に配置されている請求項12に記載の液体吐出装置。
PCT/JP2018/039986 2018-03-27 2018-10-26 液体吐出装置 WO2019187284A1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018-060767 2018-03-27
JP2018060767 2018-03-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2019187284A1 true WO2019187284A1 (ja) 2019-10-03

Family

ID=68061029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2018/039986 WO2019187284A1 (ja) 2018-03-27 2018-10-26 液体吐出装置

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2019187284A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5577029A (en) * 1978-12-05 1980-06-10 Toray Ind Inc Recording head device
JP2009262540A (ja) * 2008-04-01 2009-11-12 Olympus Corp 記録ヘッドの位置調整機構及びその位置調整機構を搭載する画像記録装置
JP2013059965A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置
JP2013203028A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Fujifilm Corp ラインヘッド及びこれを用いたインクジェット記録装置並びにヘッドモジュールの位置調整方法
JP2014014972A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Ricoh Co Ltd ヘッドユニット及び画像形成装置
US9227444B1 (en) * 2015-03-30 2016-01-05 Nano Dimensions Technologies Ltd. Inkjet print heads alignment assembly, kits and methods

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5577029A (en) * 1978-12-05 1980-06-10 Toray Ind Inc Recording head device
JP2009262540A (ja) * 2008-04-01 2009-11-12 Olympus Corp 記録ヘッドの位置調整機構及びその位置調整機構を搭載する画像記録装置
JP2013059965A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置
JP2013203028A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Fujifilm Corp ラインヘッド及びこれを用いたインクジェット記録装置並びにヘッドモジュールの位置調整方法
JP2014014972A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Ricoh Co Ltd ヘッドユニット及び画像形成装置
US9227444B1 (en) * 2015-03-30 2016-01-05 Nano Dimensions Technologies Ltd. Inkjet print heads alignment assembly, kits and methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101169234B1 (ko) 프린트헤드 롤을 검출하는 방법
US8322821B2 (en) System and method for facilitating replacement of a printhead with minimal impact on printhead alignment
KR100969237B1 (ko) 시트 반송 장치 및 기록 장치
CN1868744A (zh) 喷墨成像装置及用于补偿故障喷嘴的方法
JP2014014972A (ja) ヘッドユニット及び画像形成装置
WO2019044031A1 (ja) 記録ヘッドのノズル位置調整装置
CN101111386A (zh) 打印头和使用打印头的系统
JP6922206B2 (ja) 画像形成装置
EP3042776B1 (en) Print head unit
JP2017527456A (ja) 媒体に印刷するためのプリンタ
JP2009184282A (ja) ヘッドユニット、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの位置調整方法
WO2019187284A1 (ja) 液体吐出装置
US10994561B2 (en) Head device, head position adjustment mechanism, and image forming apparatus
JP7318318B2 (ja) ヘッドユニットおよび画像形成装置
JP6540153B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2007190867A (ja) プリンタ及び該プリンタにおける印刷ヘッドのヘッド位置調整方法
JP6840959B2 (ja) ヘッドユニット、液体を吐出する装置
US7566126B2 (en) One-molding frame of image forming apparatus
US20090102873A1 (en) Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting method
JP7188165B2 (ja) 検出装置及び印刷装置
US10434799B2 (en) Systems and methods for reducing banding artefacts of an image on a substrate
JP2011126203A (ja) 記録位置補正装置、及び記録装置
JP5098858B2 (ja) 液体噴射装置及び液体噴射方法
JP4433777B2 (ja) 液体吐出装置、調整用パターンの形成方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータシステム
JP7298345B2 (ja) 記録媒体搬送装置、画像形成装置及び記録媒体搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 18912281

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 18912281

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP