JP2013059965A - 液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に液滴吐出ヘッドモジュールのアライメントを調整できる。
【解決手段】各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出することで特定のアライメント検出用パターンを形成させ、形成されたアライメント検出用パターンを光学的に読み取り、読み取り結果から異なる所定領域の反射率をそれぞれ算出することで各所定領域の明度をそれぞれ算出する。そして、算出された各所定領域での明度差に基づいてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置に関するものである。
一般に、プリンタ、ファックス、複写機、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えばインクの液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備え、媒体を搬送しながらインク滴を用紙に付着させて画像形成を行うインクジェット記録装置がある。ここでの媒体は「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、インクとは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
上記インクジェット記録装置は、高速記録可能で、いわゆる普通紙に特別の定着処理を要せずに記録でき、記録時の騒音発生が無視できる程度に小さい点により、オフィス用等として注目され、従来から種々の方式が提案され、実用化されている。これまでのインクジェット記録装置では、低ノズル密度の記録ヘッドを微小距離だけ動かし、複数回走査することにより、記録ヘッドのノズル密度より高密度の印字を行うことが多かった。例えば、150[dpi]のノズル密度を有する記録ヘッドを、一走査の度に600[dpi]の1画素ずつ4画素分移動させることで600[dpi]の印字ができる。しかし、この場合同じ領域を4回走査する必要があり、印刷に時間がかかるというデメリットがある。
一方で、近年では、高画質、高速度への要求の高まりから、記録ヘッドのノズル密度そのものを高めて一度に高密度の印字を行うことで高速な印字を実現するプリンタも増えてきた。記録ヘッドのノズル密度を高める方法として、記録ヘッド内のノズル密度そのものを高める手段もあるが、低ノズル密度の記録ヘッドを複数並べる手段もある。例えば、150[dpi]の2つの記録ヘッドを300[dpi]の1画素だけ互いにずらして配置してモジュール化し、タイミングをずらして吐出させることで一度の走査で300[dpi]の印字が可能になる。
このような方式を用いれば、従来の低ノズル密度の記録ヘッドを利用して高密度のヘッドモジュールを作成することが可能である。しかし、ヘッドモジュールにおける記録ヘッドの組付け位置が正規の位置からずれると、吐出ドットの位置ずれが定常的に起こり画質が劣化する。このため、記録ヘッドの組付けは極めて高精度に行う必要がある。
ここで、組付けの誤差について説明すると、組付け誤差にはノズル面に対して垂直方向の位置誤差と回転誤差、及びノズル面内における位置誤差と回転誤差が存在する。このうち、ノズル面に対して垂直方向の位置誤差とは、ノズル板が正規位置にあるときのノズル面から垂直方向に延びた仮想線を基準軸とし、その基準軸の軸方向にノズル板が平行移動したときにおける正規位置との距離である。そして、ノズル面に対して垂直方向の回転誤差とは、ノズル板が上記基準軸に対して傾いたときのノズル面から垂直方向に延びた仮想線の上記基準軸に対する角度である。そして、ノズル面に対して垂直方向の位置誤差が生じると、つまり紙面とノズル面との間の距離が変化すると、着弾までに要する時間が変化し、搬送中の紙面上における狙った位置にインクが着弾しないという現象が発生する。例えば、用紙搬送速度をV、インク吐出速度をv、紙面とノズル面との間の距離の設計値をlとすると、紙面とノズル面との間の距離が組付け誤差によりl’ずれたとすると、インクの着弾位置のずれdは以下の式で示すことができる。
d=V(l−l’)/v
例えば、V=1000[mm/s]とし、v=15000[mm/s]、1=1[mm]とし、l'=0.9[mm]とすると、d=0.006[mm]=6[μm]となる。この場合、lとl'の差つまり取り付け誤差が100[μm]あっても、誤差は6[μm]である。仮に、このプリンタの出力解像度を1200[dpi]とすると1画素の大きさは約21[μm]である。例えば1画素の半分の位置精度が必要だとすると許容値は10.5[μm]となる。紙面とノズル面との間の距離に100[μm]の変化が発生しても、着弾のずれが許容値以下となる。ノズル面に対して垂直方向の位置誤差である紙面とノズル面との間の距離の変化に対しては、それほど精度の高いアライメント調整は不要と言える。
また、ノズル面に対して垂直方向の回転誤差によってノズルから紙面への吐出方向が変わると、搬送中の紙面上において狙いの着弾位置から液滴ドットがずれることになる。本来真下を向いていてほしいノズルが角度θ斜めに向くと、ノズルと紙面との距離をlとし、インクの着弾位置のずれをdとすると、三角関数により、d=ltanθとなる。例えば、l=1[mm]とし、θ=0.5°とすると、d=0.017[mm]=1.7[μm]となる。仮に、このプリンタの出力解像度を1200[dpi]とすると上記のように許容値は10.5[μm]となる。ノズルから紙面への吐出方向に0.5°の角度誤差があっても一画素の半分の位置精度を十分に達成できるため、ノズル面に対して垂直方向の回転誤差に対してはそれほど精度の高いアライメント調整が要らない。
一方、ノズル面内における位置誤差と回転誤差は、そのまま画像の位置誤差と回転誤差になる。ノズル面内における位置誤差とは、ノズル面を含む平面において例えば主走査方向をX方向、主走査方向に直交する方向をY方向とした場合、X方向又はY方向にずれる誤差、あるいはX方向及びY方向にずれる誤差である。ノズル面内における位置誤差が20[μm]ずれると着弾位置も20[μm]ずれる。出力解像度1200[dpi]とすると、1画素の半分の位置精度を達成するには上記したように許容値を10.5[μm]に抑制する必要がある。また、ノズル面内における回転誤差とは、ノズル面を含む平面を、ある点を中心に回転させたときの規定の位置から回転方向でずれた誤差である。ノズル面内における回転誤差に相当する記録ヘッドの正規方向に対して角度がずれると、記録ヘッドの長さが2インチ=25400[μm]として誤差の許容値を10.5[μm]に抑制するためにはノズル面内における回転誤差に相当する記録ヘッドの正規方向に対して角度を約0.01°に抑える必要がある。このように、ノズル面内における位置誤差と回転誤差に対しては非常に精度の高いアライメント調整が必要になる。
記録ヘッドの組付けを行う際の記録ヘッドのアライメント調整方法として、特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1の方法は、ノズル面に対して垂直方向の位置誤差と回転誤差、及びノズル面内における位置誤差と回転誤差の、組付け誤差に対し、特殊な検査装置を用いずに、それぞれの記録ヘッドのアライメントを調整する方法である。上記特許文献1の方法では、一旦仮に組付けた複数色(Y、M、C、K)の各記録ヘッドのうち、Y、M、C色の各記録ヘッドでアライメント検出用パターンを1つの画像領域に所定間隔で印刷する。これらの印刷した各アライメント検出用パターンに重なるようにK色の記録ヘッドで直線を印刷する。そして、これらの画像を光学的に読み取り、読み取った上記画像領域全体の画像情報から、K色の記録ヘッドで印刷した直線を基準にしてY、M、C色の各記録ヘッドでそれぞれ印刷したアライメント検出用パターンの相対的なズレ(ドット単位)を検出する。この検出したそれぞれのズレから各記録ヘッドに対するアライメントの調整量をそれぞれ求めておく。
上記特許文献1における記録ヘッドのアライメント調整手段を備えた記録ヘッド収納筐体は、記録ヘッドを収納し、下面部、4つの側面部、上面部を備える直方体の筐体である。この記録ヘッド収納筐体の上面部は記録ヘッドを収納するための開口部を有し、この開口部にはネジ止めや爪部材によって蓋部が取付けられる。この蓋部が取り付けられたときに筐体内部を向く蓋部の面には収納された記録ヘッドを下面部側に押し付けるバネが設けられている。筐体の下面部には記録ヘッドを収納したとき記録ヘッドのノズル面を露出させる矩形状の長穴が開けられており、長穴の周囲には2つの調整ネジが設けられている。また、4つの側面部のうち隣り合う2つの側面部のいずれか一方の側面部には2つの調整ネジが設けられ、これらの調整ネジが設けられた側面部に対向する側面部には圧縮コイルバネが設けられている。隣り合う2つの側面部のいずれか他方の側面部には板バネが設けられ、板バネが設けられた側面部に対向する側面部には位置決め用の突起部が設けられている。このような構成を有するアライメント調整機構の筐体の中に、記録ヘッドを収納し、上面部の開口部を蓋部で塞ぎネジ止めや爪部材で閉じる。記録ヘッドは蓋部のバネによって下面部側に押し付けられる。
そして、上記アライメント調整手段を用いてノズル面内における位置誤差に対してアライメント調整を行うときは、アライメントの上記調整量に基づいて側面部に設けた2つの調整ネジの各突出量を同じにすることでアライメント調整を行う。記録ヘッド収納筐体内の記録ヘッドはノズル面内において平行移動する。ノズル面内における回転誤差に対してアライメント調整を行うときは、アライメントの上記調整量に基づいて側面部に設けた2つの調整ネジの各突出量をそれぞれ制御しながらアライメント調整を行う。記録ヘッドはノズル面内で回転移動する。次に、ノズル面に対して垂直方向の位置誤差に対してアライメント調整を行うときは、アライメントの上記調整量に基づいて筐体の下面部に設けた2つの調整ネジの各突出量を同じにすることでアライメント調整を行う。記録ヘッドはノズル面に対して垂直方向に上下移動する。ノズル面に対して垂直方向の回転誤差に対してアライメント調整を行うときは、アライメントの上記調整量に基づいて筐体の下面部に設けた2つの調整ネジの各突出量をそれぞれ制御することでアライメント調整を行う。記録ヘッドはノズル面に対して垂直方向から傾斜角をもって傾く。このように、上記特許文献1によれば、各記録ヘッドを1つずつ、上記記録ヘッド収納筐体に収納して突出方向における各記録ヘッドのノズル面に対して垂直方向の位置や角度、かつ記録ヘッドのノズル面内における位置や角度を変えることで各記録ヘッド毎のアライメント調整を行っている。そして、複数の記録ヘッドで構成する記録ヘッドモジュールとする場合は、記録液の液が異なる記録ヘッドを1つずつ収納する各記録ヘッド収納筐体をヘッドモジュール収納筐体に相当するキャリッジに収納してフルカラーの画像形成を行っている。
しかしながら、上記特許文献1のアライメント調整方法では、上述したように高い精度の調整までは不要であるノズル面に対する垂直方向の位置誤差及び回転誤差に対してもアライメント調整を行っている。このため、記録ヘッド毎のアライメント調整に要する時間がかかり、ましてや複数の記録ヘッドを上記ヘッドモジュール収納筐体に収納してモジュール化する場合では全ての記録ヘッドのアライメント調整が完了するまでかなりの時間を要してしまう。
また、上記特許文献1のアライメント調整方法では、高い精度の調整が必要であるノズル面内の位置誤差及び回転誤差に対して、各記録ヘッドのそれぞれで印刷された3つのアライメント検出用パターンとを含めた画像を読み取り、読み取った画像情報に基づいて1つずつのアライメント検出用パターンと基準の直線との相対的なズレに相当するアライメントの調整量をそれぞれ求めている。そして、1つずつの記録ヘッドを各記録ヘッド収納筐体にそれぞれ収納し、その筐体の側面部に設けられている2つの調整ネジの各突出量を同じにすることで、あるいは2つの調整ネジの各突出量をそれぞれ制御することで、各記録ヘッドのアライメント調整を個別に行っている。その後、これらのノズル面内の位置誤差及び回転誤差に対するアライメント調整が行われた記録ヘッドをモジュール化する場合、アライメント調整後の記録ヘッドが収納された記録ヘッド収納筐体を上記ヘッドモジュール収納筐体に相当するキャリッジに収納する。そして、このキャリッジでは、当該キャリッジに備わっているアライメント調整手段によって内部に収納された記録ヘッド収納筐体に対してアライメント調整を行うことになる。
このヘッドモジュールのアライメント調整のうち、記録ヘッドモジュールにおけるノズル面内の位置誤差に対して行う各記録ヘッドのアライメント調整では、アライメント調整後の各記録ヘッドが収納された記録ヘッド収納筐体をキャリッジに収納することで、記録ヘッドモジュールのアライメント調整が行われたことになる。つまり、記録ヘッド収納筐体における記録ヘッドのノズル面内の位置誤差のアライメント調整は、記録ヘッド収納筐体に設けられている2つの調整ネジの各突出量を同じにすることで行われている。そして、この突出量を他の各記録ヘッド収納筐体で同じにすることで、各記録ヘッドのノズル面内のアライメント調整後におけるノズル面内の位置は同じとなる。そして、記録ヘッド収納筐体の外形状は全て同じであるので、各記録ヘッド収納筐体をキャリッジ内の所定の位置にそれぞれ収納するだけで各記録ヘッドのノズル面内の位置が全て一致する。このように、記録ヘッドモジュールにおけるノズル面内の位置誤差に対して行う各記録ヘッドのアライメント調整において、予め各記録ヘッドのノズル面内の位置誤差に対するアライメント調整が各記録ヘッド収納筐体でそれぞれ行われていれば、あらためてキャリッジでのヘッドモジュールのアライメント調整を行わなくてもよい。
一方、ノズル面内の回転誤差に対する各記録ヘッドのアライメント調整においては、アライメント調整後の記録ヘッドが収納された記録ヘッド収納筐体をキャリッジに所定の位置にそれぞれ収納しただけでは記録ヘッドモジュールのアライメント調整が行われたことにはならない。つまり、各記録ヘッド収納筐体毎でノズル面内の回転誤差に対するアライメント調整が行われたとする。そして、各記録ノズル収納筐体がキャリッジの所定の位置に収納され各ノズル面内の回転角度が互いに同じであったとしても、そのノズル面内の回転角度の向いている方向が正規の方向と異なることがある。記録ヘッドモジュールで画像形成を行うためには、吐出方向は一致していることが必要である。このため、各記録ヘッド収納筐体をキャリッジに収納した後にも、各記録ヘッド収納筐体毎のノズル面内の回転誤差に対するアライメント調整を各記録ヘッド収納筐体のアライメント調整手段によってあらためて行う必要があった。よって、記録ヘッドモジュールのノズル面内の回転誤差に対するアライメント調整は、煩雑となっていた。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、液滴吐出ヘッドモジュールを構成する各液滴吐出ヘッドの各ノズル面内における回転誤差に対するアライメント調整を簡単に行うことができる液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法及び液滴吐出装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、液滴吐出ヘッドモジュールを構成する各液滴吐出ヘッドの各ノズル面を合わせた面内における回転誤差に対するアライメント調整を行う液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、前記各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出することで特定のアライメント検出用パターンを形成させるパターン形成工程と、該パターン形成工程で形成されたアライメント検出用パターンを光学的に読み取り、読み取り結果から異なる所定領域の反射率をそれぞれ算出することで各所定領域の明度をそれぞれ算出する明度算出工程と、該明度算出工程によって算出された各所定領域での明度差に基づいてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行うアライメント調整工程とを有することを特徴とするものである。
本発明においては、各液滴吐出ヘッドから特定のアライメント検出用パターンを出力する。各ノズル面に合わせた面内における回転誤差が発生した場合、任意の中心点で面内回転しているので出力された各出力位置が規定の出力位置からずれる。この出力位置のずれは、回転誤差における回転の中心点から徐々に離れていくと回転方向への移動距離が大きくなるので徐々に大きくなる。このため、回転誤差における回転の中心点の領域では出力のずれが小さいので、各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出すると所定の位置での各液滴の重なり度合いが高く、中心点の領域での出力の占める面積率が低くなり明度は高い。回転誤差における回転の中心点から離れた領域では出力のずれが大きいので、各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出すると所定の位置での液滴の重なり度合いが低く、領域での出力の占める面積率が高くなり明度は低い。このように、回転誤差における回転の中心点の領域での明度と中心点から離れた領域での明度に差が生じる。各所定領域での明度差に基づいてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行う。これにより、液滴吐出ヘッドモジュールにおいて回転誤差が発生していたとしてもノズル面内の回転誤差に対するアライメント調整を簡単に行うことができる。
本発明によれば、簡単に液滴吐出ヘッドモジュールのアライメントを調整できるという効果が得られる。
インクジェット記録装置の構成を示す概略断面図である。 記録ヘッドモジュールアレイの構成を示す平面図である。 記録ヘッドのアライメント調整手段を有する記録ヘッド収納筐体を示す分解斜視図である。 記録ヘッド収納筐体のxz方向断面図である。 記録ヘッド収納筐体のxy方向断面図である。 記録ヘッドモジュールのアライメント調整手段を有する記録ヘッドモジュール収納筐体を示す分解斜視図である。 記録ヘッドモジュール収納筐体のxy方向断面図である。 第1の実施形態の記録ヘッドモジュールによる液滴吐出動作を行う際のアライメント調整の動作フローを示すフローチャートである。 記録ヘッドモジュールアレイにより出力されるアライメント検出用パターンを示す図である。 ドット位置ずらしの前後のパッチを示す図である。 記録ヘッドの回転誤差によるドットのずれの様子を示す図である。 記録ヘッドの回転誤差時の万線ディザにおけるドットのずれの様子を示す図である。 記録ヘッドの回転誤差時の万線ディザにおけるドットのずれの様子を示す図である。 記録ヘッドの回転による回転誤差の様子を示す図である。 本実施形態の原理を示す図である。 第2の実施形態の記録ヘッドモジュールによる液滴吐出動作を行う際のアライメント調整の動作フローを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本実施形態に係る画像形成装置の一例の概要について図1を参照して説明する。
図1はインクジェット記録装置の構成を示す概略断面図である。同図に示すインクジェット記録装置10はライン型のインクジェット記録装置である。ただし、ライン型に限定する必要がなく、シリアル型のインクジェット記録装置でもよい。図1に示すライン型のインクジェット記録装置10の筐体11内の下部には給紙トレイ12が備えられ、給紙トレイ12内に積層された用紙Pをピックアップローラ13で1枚ずつ取り出す。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路14を構成する複数の搬送ローラ対15で搬送される。給紙トレイ12の上方には、無端状の搬送ベルト16が、駆動ローラ17及び従動ローラ18に張架されている。駆動ローラ17を駆動するモータ(図示せず)は速度制御部によって駆動速度を制御され、搬送ベルト16の回転速度が制御されている。
搬送ベルト16の上方には記録ヘッドアレイ群19が配置され、搬送ベルト16の平坦部分に対向している。この対向した領域が記録ヘッドアレイ群19からインク滴が吐出される吐出領域となっている。搬送経路14を搬送された用紙Pは、搬送ベルト16で保持されて吐出領域に至り、記録ヘッドアレイ群19に対向した状態で、記録ヘッドアレイ群19から画像情報に応じたインク滴が吐出される。記録ヘッドアレイ群19は、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッドモジュールアレイ(以下記録ヘッドモジュールアレイという)20が搬送方向に沿って配置されフルカラーの画像を記録可能になっている。各記録ヘッドモジュールアレイ20は、図示していないヘッド駆動回路によって制御される。ヘッド駆動回路は、例えば画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッドモジュールアレイ20に供給する。記録ヘッドアレイ群19は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよい。しかし、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッドモジュールアレイ20の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。記録ヘッドアレイ群19の両側には、それぞれの記録ヘッドモジュールアレイ20に対応した4つのメンテナンスユニット21が配置されている。記録ヘッドモジュールアレイ20に対してメンテナンスを行う場合には、記録ヘッドアレイ群19が上方へ移動され、搬送ベルト16との間に構成された間隙にメンテナンスユニット21が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で、所定のメンテナンス動作、例えば吸引、ワイピング、キャッピング等を行う。
図1に示すように、記録ヘッドアレイ群19の上流側には、電源が接続された帯電ローラ22が配置されている。この帯電ローラ22は、従動ローラ18との間で搬送ベルト16及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト16に押圧する押圧位置と搬送ベルト16から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ローラ18との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト16に静電吸着させることができる。記録ヘッドアレイ群19の下流側には、剥離プレート23が配置され、用紙Pを搬送ベルト16から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離プレート23の下流側で排出経路を構成する複数の排出ローラ対24で搬送され、筐体の上部に設けられた排紙トレイ25に排出される。
また、図1に示すように、記録ヘッドアレイ群19の上方には、各色のインクを貯留するインクタンク26が設けられている。各インクタンク26には各記録ヘッドモジュールアレイ20がインク供給チューブ(図示せず)を介して接続されている。
ここで、記録ヘッドモジュールアレイの構成について図面を用いて説明する。各色の記録ヘッドモジュールアレイの構成を図2に示す。図2に示す記録ヘッドモジュールアレイ30は5つの記録ヘッドモジュール31を含んで構成され、更に記録ヘッドモジュール31は2つの記録ヘッド32を有している。記録ヘッド32は600[dpi]のノズル密度を持ち、2つの記録ヘッド32は記録ヘッドモジュール31が並ぶ方向に1200[dpi]の1画素分、つまりおおよそ21[μm]ずらしてそれぞれ配置されている。これにより、記録ヘッドモジュール31では1200[dpi]で印字することが可能である。例えば、1つの記録ヘッドの記録ヘッドモジュールの並ぶ方向に延びた幅は2インチ(=50.4[mm])であると、記録ヘッドモジュールアレイ30は一度に最大252[mm]幅の印字が可能である。各記録ヘッド32及び記録ヘッドモジュールアレイ30は以下に示すようなアライメント調整機構を備えている。
図3は記録ヘッドのアライメント調整手段を有する記録ヘッド収納筐体を示す分解斜視図である。図4は記録ヘッドのアライメント調整手段を有する記録ヘッド収納筐体のxz方向断面図であり、図5はxy方向断面図である。図3〜図5に示すように、各記録ヘッド32は、XY調整機構及びXZ調整機構によって、用紙幅方向(X方向)、搬送方向(Y方向)、高さ方向(Z方向)に対する傾き、位置を調整可能とされている。各記録ヘッド32は、支持フレーム51内に、XY調整機構、XZ調整機構によって固定されている。支持フレーム51は、記録ヘッド32を収容可能な筐体で、上面が開口した筒体52と、筒体52の開口部にネジ止めや爪部材による係止によって取付けられる蓋53とで構成されている。筒体52の下面(ノズル面33と対向する面)には、ノズル面33を露出させる矩形状の長穴54が開けられている。また、XY調整機構は調整ネジ55、56と圧縮コイルバネ57、58とで構成され、XZ調整機構は調整ネジ59、60と圧縮コイルバネ61、62とで構成されている。アライメント調整とは記録ヘッドや複数の記録ヘッドを含んで構成された記録ヘッドモジュール全体の正規な位置や角度に調整することである。
また、図3〜図5に示すように、記録ヘッド32の長手方向の一端面には板バネ63が取付けられており、記録ヘッド32が付勢されて支持フレーム51の内壁に押し当てられている。更に、板バネ63が取付けられた記録ヘッド32の面に反対側の面と対向する支持フレーム51の内壁には位置決め用の突起64が形成されている。この位置決め用突起64に記録ヘッド32が押し当てられるようになっており、記録ヘッド32のX方向の位置決めが行われる。そして、図3及び図4に示すように、筒体52の下面の端部にはそれぞれ調整ネジ59、60が螺合している。この調整ネジ59、60は、Z方向へ進退可能となっている。記録ヘッド32の上面の端部にはそれぞれ圧縮コイルバネ61、62が取付けられている。この圧縮コイルバネ61、62はそれぞれ、調整ネジ59、60の回転軸の延長線上に設けられて調整ネジ59、60の軸方向へ伸縮可能となっている。ここで、図4の(a)、(b)に示すように、調整ネジ59、60の筒体51の下面からの突出量が調整可能となっており、記録ヘッド32のZ方向の位置、及び記録ヘッド32のXY平面に対する傾きが調整可能となっている。即ち、図4の(a)に示すように、調整ネジ59、60の筒体52の下面からの突出量を同量だけ変化させることで、記録ヘッド32がZ方向へ平行に移動し、ノズル面33と用紙Pとの距離が全体で一様に変化する。そして、図4の(b)に示すように、調整ネジ59、60の筒体52の下面からの突出量を異ならせることで、ノズル面33の用紙Pに対する傾きが変化する。
更に、図5に示すように、支持フレーム51のY方向を向いた内側面(XZ平面)65、66の間に記録ヘッド32が設けられている。支持フレーム51のXZ平面である内側面65の端部にはそれぞれ、調整ネジ55、56がY方向へ進退可能に螺合している。また、支持フレーム51のXZ平面である内側面66の端部にはそれぞれ、圧縮コイルバネ57、58が取付けられている。この圧縮コイルバネ57、58はそれぞれ、調整ネジ55、56の回転軸の延長線上に設けられて調整ネジ55、56の軸方向へ伸縮可能となっている。ここで、図5の(a)、(b)に示すように、調整ネジ55、56の内側面65からの突出量が調整可能となっており、記録ヘッド32のY方向の位置、及び記録ヘッド32のXZ平面に対する傾きが調整可能となっている。即ち、図5の(a)に示すように、調整ネジ55、56のXZ平面である内側面65からの突出量を同量だけ変化させることで、記録ヘッド32のノズル列がY方向へ平行に移動する。また、図5の(b)に示すように、調整ネジ55、56の内側面65からの突出量を異ならせることで、記録ヘッド32のノズルの列方向のXZ平面に対する傾きが変化する。
次に、第1の実施形態の記録ヘッドモジュールのアライメント調整機構について図6及び図7を用いて説明する。図6は記録ヘッドモジュールのアライメント調整手段を有する記録ヘッドモジュール収納筐体を示す分解斜視図である。図7は記録ヘッドモジュール収納筐体のxy方向断面図である。図6及び図7に示すように、記録ヘッドモジュール31は支持フレーム70内に記録ヘッド32を内包する支持フレーム51を二つ並べて配した構成になっている。そして、予め各記録ヘッドは記録ヘッド収納筐体に収納され、少なくとも各ヘッド面の面内の位置誤差に対するアライメント調整は行われている。各記録ヘッドが収納された支持フレーム51内に収納され、支持フレーム51は調整ネジ71、72及び圧縮コイルバネ73、74並びに2枚の板バネ75、76により支持されている。調整ネジ71、72を用いてx方向の位置調整を行うことが可能である。そして、2枚の板バネ75、76によりy方向の位置決めが行われる。
次に、第1の実施形態の記録ヘッドモジュールによる液滴吐出動作を行う際のアライメント調整の動作フローを示す図8に従って説明する。
同図において、先ずアライメントを行うかをユーザが選択する(ステップS101)。アライメント調整を行う場合(ステップS101;YES)、アライメント検出用パターン出力動作によりアライメント検出用パターンをプリンタから出力する(ステップS102)。そして、アライメント検出用パターンを読み取り、読み取ったアライメント検出用パターンの画像情報を解析するアライメント調整処理を行う(ステップS103)。ここで画像情報の解析では読み取ったアライメント検出用パターンの反射率(詳細は後述する)、つまり明度を算出する。そして、解析結果の明度に基づいてドットずらし量を算出する(ステップS104)。算出したドットずらし量でドットずらし処理が行なわれ、出力がなされる(ステップS105、S106)。一方、ステップS101でユーザがアライメント調整を行わない場合(ステップS101;NO)、つまり通常の出力を行う場合については中間調処理手段により入力画像へ中間調処理が施される(ステップS107)。そして、ドットずらし量に基づいたドットずらし処理がなされ、出力がなされる(ステップS105、S106)。
ここで、図9は記録ヘッドモジュールアレイにより出力されるアライメント検出用パターンの一例を示す図である。同図には記録ヘッドモジュールアレイとの位置関係を同時に表している。同図に示すアライメント検出用パターンには領域1〜5があり、それぞれの領域には単独の記録ヘッドモジュール31でそれぞれ印字される。各領域には2列ずつのパッチが例えば13行並んでいる。以降i行j列のパッチをPijの形で記載する。パッチのサイズは約1[cm]×1[cm]であり、1200[dpi]で500×500画素である。上からの1行目のパッチは240線、面積率30%、スクリーン角の45度の万線ディザによるハーフトーンであり、ヘッドモジュールを構成する上側のヘッドのみで印字されるように偶数番目のドットを出力しないように間引いてある。その結果、面積率は15%になる。同様に、2行目に存在しているパッチは240線、面積率は30%、スクリーン角が45度の万線ディザによるハーフトーンであり、記録ヘッドモジュールを構成する下側のヘッドのみで印字されるように偶数番目のドットを出力しないように間引いてある。同様に、その結果面積率は15%になる。万線ディザのハーフトーンの面積率は0%より大きく100%より小さい範囲であることが望ましい。
そして、P20以降のパッチは面積率が30%、スクリーン角が45度の万線ディザで構成されている。但し、それぞれの奇数列のパッチについては回転を考慮して偶数番目のドット位置をずらしてある。このドット位置ずらしについて詳細に説明する。例えば図10の(a)がドット位置ずらしのないスクリーン角45度、240線30%の万線ディザパターンを示す図である。図10の(b)では偶数番目の画素(ハッチングで表記した画素)を一画素ずつ下にずらしている。これは画像処理により回転誤差により生じた紙送り方向の位置誤差をキャンセルするのが狙いである。もし、回転誤差により発生した位置ずれ量と同じ量、逆方向に画素をずらすことができれば、回転起因の位置ずれ量をキャンセルすることが可能になる。図10の例では全面一画素ずらしたが、実際にはヘッドの中心位置から当該画素までのノズル列方向の距離lと設定角度θに応じてドットの位置ずらし量d(=int(l・sinθ+0.5))を変化させる。
int()は小数点以下切り捨ての関数であり、0.5を加算した後にこの関数をかけることにより四捨五入される。また、位置ずらし量dは離散的な値を取るので画素は単純にずらせる。設定角度θは以下の表に従って設定する。表中、設定角度が「−」である角度はノズル列方向に対して搬送方向の上流側になす角度であることを示し、「+」の場合はノズル列方向に対して搬送方向の下流側になす角度であることを示す。最大画素ずれし量が「−」であるずらし量は下流側へずらす画素数を示し、「+」であるずらし量は上流側にずらす画素数を示す。そして、前述の通り、行0と行1のパッチはヘッドモジュールを構成する各ヘッド単体で出力する。
アライメント調整処理ではアライメント検出用パターンを150[dpi]のスキャナで読み取り、各パッチ毎に平均RGBを算出する。以下、i行j列の平均RGBをaijとする。アライメント調整処理は各領域ごとに同じ処理を行うため以下、領域lについてのみ述べる。
先ず、r=(a00+a10)/(a01+a11)を算出する。その後、各行ごとにsi=(ai0−ai1*r)を算出し、min(s)となるiを見つける。このiを見つけた後の画像出力は全て、前述のドット位置ずらし処理を行う。今回は300[dpi]のスキャナを用いたが、8[mm]角程度のスポット径を持つ分光光度計などを用いても全く同じ作業が可能である。
記録ヘッドの組み付け時に記録ヘッドのノズル面内における回転誤差が発生すると、各記録ヘッドから吐出されるドットの重なり方が位置によって変化する。図11はノズル面内における回転誤差を含むヘッドモジュールで出力した万線ディザを示す図である。図11の(a)はヘッドモジュールにおいて中心付近のノズルで出力したもので、図11の(b)はヘッドモジュールの右端位置のノズルで出力したものである。図11の(a)に示すように、ノズル面内における回転誤差の中心付近では誤差がないため、中心付近のノズルで出力した画像はきれいな線になっている。一方、図11の(b)に示すように、回転中心から遠く離れた右端部では、2画素に1画素が縦方向に位置ずれしている。縦にのみ位置ずれするように見えるのは回転角度θが微小な時にはsinθ≒θcosθ≒1であることに起因する。このように縦に画素がずれると、ドット間で重なっている部分が小さくなる。また、図12及び図13は記録ヘッドのノズル面内における回転誤差時の万線ディザにおけるドットのずれの様子を示す図である。図12の画像の解像度は4800[dpi]であり、図13の画像の解像度は600[dpi]である。両図から、記録ヘッドの端部と記録ヘッドの中央部との明度が明らかに異なることがわかる。
ここで、重ならないドットの明度は、重なったドットの明度よりも低いという現象を用い、画素のずれによりパッチ全体の明度が低くなることになる。重ならないドットの明度が重なったドットの明度よりも低くなるのは以下のメカニズムによる。紙上のインクを円筒型のフィルタでモデル化する。紙の反射率をR、インクの吸収率をrとする。測定領域の反射率は測定領域の局所反射率の平均であらわすことができるので、例えば測定領域に局所領域が次の二つの存在する状態を考える。つまり、図15の(a)に示すように2つの局所領域ともに均等にインク81によるフィルタが用紙82上に乗っている場合と、一方の局所領域にインク81によるフィルタが2枚用紙82上に乗っていて他方の局所領域にはインク81によるフィルタが用紙82上に乗っていない場合とを考える。図15の(a)の場合、2つの局所領域の反射率は両方ともrRであり、測定領域での平均反射率はrRとなる。rが二乗されているのは、入射光が行きと帰りとで吸光されて減衰するからである。一方、図15の(b)の場合はフィルタが2枚重なった局所領域の反射率はrRでフィルタが乗っていない局所領域の反射率はRである。そして、測定領域での平均反射率は(1+r)R/2になる。図15の(b)での反射率から図15の(a)の反射率を引くと、(1+r)R/2−rR=(r−1)R/2≧0であり、図15の(b)の場合の方が常に反射率が高くなる。つまり、同じ量のインクを載せても、インク同士の重なりが発生すると、反射率が高く、つまり明度が高くなる。
以上のように、本実施形態では、記録ヘッド組付けのノズル面内における回転誤差によって、回転の中心部と中心部から離れた部分とのドット重なり方の異なりに起因する明度差を利用して記録ヘッドモジュール内の記録ヘッド組付けの回転アライメントを調整している。
本実施形態によれば、記録ヘッドモジュール内の記録ヘッド組付け誤差の角度誤差が0.1度程度あっても、ドットずらし処理により、全てのドットの位置誤差が半画素分以下に収まる。前述の通り、角度調整だけでこの処理を行うためには、0.01度の精度が必要であったことを考えるとシビアさが大幅に軽減している。
また、本来、調整のために1200[dpi]の出力を読み取るためには少なくとも1200[dpi]よりも大きな解像度のスキャナが必要であるが、本実施形態の構成によれば、より低解像度のスキャナや、1点しか測定できないような分光光度計等を用いても回転誤差を検出して補正することができる。そのため読み取り系を含むシステムは低コストになる。
更に、本実施形態ではテストパターンとして万線ディザを利用した。万線ディザはドットが集中しているため、誤差なく出力されれば、本来吐出インクドットの重なりが頻繁に発生している。しかし、ノズル面内における回転誤差により、吐出ドットの位置ずれが発生すれば吐出ドット同志の重なる頻度が低くなる。その結果ノズル面内における回転誤差が大きく発生する周辺部と、ノズル面内における回転誤差が無い中心部との明度差が出やすくなり、アライメントの調整がしやすくなる。
また、回転系の誤差により発生する位置ずれは殆ど紙搬送方向に出る。スクリーン角が紙搬送方向に対して概ね0であると、ドットずれが発生してもドットの重なり具合は変わらない。このため、ノズル面内における回転誤差の影響が大きい位置と小さい位置との明度差が出にくいため、0°付近でないことが望ましい。べた出力では位置誤差が発生する前でも後でもドットの重なりが変わらない可能性が高まる。一方、薄い色だと、位置ずれが発生してもドットの重なりが発生しない可能性が高まる。そのため、ハーフトーンであると、ノズル面内における回転誤差が大きく発生する周辺部と、ノズル面内における回転誤差が無い中心部との明度差が出やすくなり、アライメントの調整がしやすくなる。以上の理由から面積率20%のハーフトーンを利用した。
更に、1つの記録ヘッドモジュール全体でアライメント検出用パターンを出力し、パターン全体の明度分布が小さくなるように記録ヘッドのアライメント調整を行ってもよい。最も大きな差が出るのは、中心部分と、中心からの距離が大きい部分であると、いうことは明らかである。このため、これらの部分だけを出力してアライメント調整すれば記録ヘッドモジュール全体でアライメント検出用パターンを出力する場合に比べてインクの消費量が少なく、低コストでアライメント調整ができるというメリットがある。
また、記録ヘッドモジュールを構成する記録ヘッドの周辺部分と、中心部分とでは、インク吐出量が微妙に異なる場合があり、その場合には中心部分と周辺部分とで元から明度が異なる場合がある。このため、事前に単独の記録ヘッドを用いてそれぞれの領域の明度差を測定しておき、記録ヘッド間の角度調整に用いる2つの領域の明度差を算出する際に補正することで、アライメント調整が高精度にできる。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施例とほぼ構成を同じくするものであるが、アライメント調整の仕方が異なる。第1の実施形態では、画像処理によりアライメント調整と同等の効果を得たが、第2の実施形態では実際に記録ヘッドの位置を変化させる。図16は第1の実施形態の液滴吐出ヘッドによる液滴吐出動作を行う際のアライメント調整の動作フローを示すフローチャートである。アライメント調整を画像処理ではなく機械的に行うため、ドットずらし量の算出やドットずらし処理が不要になる。前述の通り、テストパターンによって回転させるべき量は算出できるので、図3及び図5に示す調整ネジ55、56を等量逆向きに回せば、回転誤差をキャンセルしたアライメント調整が可能である。調整ネジ55、56に歯車やモータを備えれば自動でそれらのアライメント調整を行うことも可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出することで特定のアライメント検出用パターンを形成させるパターン形成工程と、該パターン形成工程で形成されたアライメント検出用パターンを光学的に読み取り、読み取り結果から異なる所定領域の反射率をそれぞれ算出することで各所定領域の明度をそれぞれ算出する明度算出工程と、該明度算出工程によって算出された各所定領域での明度差に基づいてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行うアライメント調整工程とを有している。これによれば、上記実施形態について説明したように、各液滴吐出ヘッドから特定のアライメント検出用パターンを出力する。各ノズル面に合わせた面内における回転誤差が発生した場合、ノズル面内の回転誤差における回転の中心点の領域での明度と中心点から離れた領域での明度に差が生じる。異なる所定領域間においてアライメント検出用パターンの明度の差が少なくなるように液滴吐出ヘッドモジュールに対して液滴吐出ヘッドのノズル面内における回転方向のアライメントを調整する。これにより、液滴吐出ヘッドモジュールにおいて回転誤差が発生していたとしてもノズル面内の回転誤差に対するアライメント調整を簡単に行うことができる。異なる領域間の明度差だけを検出しており、吐出インクドットの重なりを高精度に見分ける必要がないため、解像度の低いスキャナや一点だけを測定する分光計などでも調整が行えるためシステム全体が低コストになる。
(態様B)
(態様A)において、明度算出工程によって算出された各所定領域での明度差に基づいてドットのずれ量を算出するドットずれ量算出工程を有し、アライメント調整工程では、該ドットずれ量算出工程により求められたドットのずれ量を用いてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、各領域での明度に基づいてドットのずれ量を算出し、算出したドットのずれ量でドットずらし処理が行われることで、ドット単位で正確にアライメントを調整することができる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、アライメント検出用パターンには万線ディザで諧調処理されたハーフトーンが含まれる。これによれば、上記実施形態について説明したように、万線ディザはドットが集中しているため、誤差なく出力されれば吐出ドットの重なりが頻繁に発生している。そのため回転誤差により、吐出ドットの位置ずれが発生すれば重なりがなくなる可能性が高まる。その結果回転誤差が大きく発生する周辺部分と、回転誤差が無い中心部分との明度差が出やすくなり、アライメントの調整がより一層簡単に行うことができる。
(態様D)
(態様C)において、ハーフトーンの万線ディザは搬送方向に対して略0度のスクリーン角を持つパターンを含む。これによれば、上記実施形態について説明したように、回転系の誤差により、発生する位置ズレは紙搬送方向に大きく発生するため、スクリーン角が概ね0°になるとより吐出ドットの重なりが発生しやすいため、回転誤差が大きく発生する周辺部分と、回転誤差が無い中心部分との明度差が出やすくなり、アライメントの調整がより一層簡単に行うことができる。
(態様E)
(態様C)又は(態様D)において、万線ディザのハーフトーンの面積率は0%より大きく100%より小さい範囲である。これによれば、上記実施形態について説明したように、べた形成では位置誤差が発生する前でも後でも吐出ドットの重なりが変わらない可能性が高まる。一方で、例えば薄い色だと、位置ズレが発生しても吐出ドットの重なりが発生しない可能性が高まる。そのため、ハーフトーンであると、回転誤差が大きく発生する周辺部分と、回転誤差が無い中心部分との明度差が出やすくなり、アライメントの調整がより一層簡単に行うことができる。
(態様F)
(態様A)において、パターン形成工程では、液滴吐出ヘッドモジュールの回転アライメント調整の回転中心付近の領域と、液滴吐出ヘッドモジュールの面内であって回転アライメント調整の回転中心から最も離れた領域とに相当するアライメント検出用パターンを液滴吐出ヘッドモジュールにより形成するモジュール内で最も離れた位置付近とに相当するアライメント検出用パターンを液滴吐出ヘッドモジュールにより形成する。これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出ヘッドモジュール全体でアライメント検出用パターンを出力し、そのパターン全体の明度分布が小さくなるように液滴吐出ヘッドのアライメント調整を行っても良いが、最も大きな差が出るのは、回転アライメント調整の中心付近の領域と、回転中心から最も離れた領域とであるため、これらの部分だけを出力してアライメント調整すれば良い。液滴吐出ヘッドモジュール全体でアライメント検出用パターンを出力する場合に比べてインクの消費量が少なく、低コストでアライメント調整ができる。
(態様G)
(態様B)において、アライメント検出用パターンには液滴吐出ヘッドモジュールを構成する各液滴吐出ヘッドのそれぞれで出力されたパターンを含み、それぞれの液滴吐出ヘッド単体で出力されたパターンを読み取って液滴吐出ヘッド単位の出力濃度特性を検出し、該出力濃度特性とアライメント検出用パターンの明度とからドットのずれ量を算出し、求められたドットのずれ量を用いてノズル面内における回転方向のアライメントを調整する。これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出ヘッドモジュールを構成する液滴吐出ヘッドの周辺部分と、中心部分とでは液滴吐出量が微妙に異なる場合があり、その場合には中心部分と周辺部分とで元から明度が異なる場合がある。事前に単独の液滴吐出ヘッドを用いてそれぞれの領域の明度差を測定しておき、液滴吐出ヘッド間の角度調整に用いる2つの領域の明度差を算出する際に補正してやれば、高精度のアライメント調整が可能となる。
(態様H)
(態様A)〜(態様G)のいずれかにおいて、液滴吐出装置は液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法を用いて各液滴吐出ヘッドを組付けて構成した液滴吐出ヘッドモジュールを備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録ヘッドのノズル面内における回転誤差が存在しない組付けが行われた複数の液滴吐出ヘッドを含んで構成された液滴吐出ヘッドモジュールを備え、高精度な液滴吐出が可能な液滴吐出装置を提供できる。
10 インクジェット記録装置
11 筐体
12 給紙トレイ
13 ピックアップローラ
14 搬送経路
15 搬送ローラ対
16 搬送ベルト
17 駆動ローラ
18 従動ローラ
19 記録ヘッドアレイ群
20 インクジェット記録ヘッドモジュールアレイ
21 メンテナンスユニット
22 帯電ローラ
23 剥離プレート
24 排出ローラ対
25 排紙トレイ
26 インクタンク
30 記録ヘッドモジュールアレイ
31 記録ヘッドモジュール
32 記録ヘッド
81 インク
82 用紙
特開2007−98838号公報

Claims (8)

  1. 液滴吐出ヘッドモジュールを構成する各液滴吐出ヘッドの各ノズル面を合わせた面内における回転誤差に対するアライメント調整を行う液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記各液滴吐出ヘッドを用いて同一の出力位置に液滴吐出することで特定のアライメント検出用パターンを形成させるパターン形成工程と、
    該パターン形成工程で形成されたアライメント検出用パターンを光学的に読み取り、読み取り結果から異なる所定領域の反射率をそれぞれ算出することで各所定領域の明度をそれぞれ算出する明度算出工程と、
    該明度算出工程によって算出された各所定領域での明度差に基づいてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行うアライメント調整工程と
    を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  2. 請求項1記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記明度算出工程によって算出された各所定領域での明度差に基づいてドットのずれ量を算出するドットずれ量算出工程を有し、
    前記アライメント調整工程では、該ドットずれ量算出工程により求められたドットのずれ量を用いてノズル面内における回転方向のアライメント調整を行うことを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    アライメント検出用パターンには万線ディザで諧調処理されたハーフトーンが含まれることを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  4. 請求項3記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記ハーフトーンの万線ディザは、搬送方向に対して略0度のスクリーン角を持つパターンを含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  5. 請求項3又は4に記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記万線ディザのハーフトーンの面積率は、0%より大きく100%より小さい範囲であることを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  6. 請求項1記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記パターン形成工程では、液滴吐出ヘッドモジュールの回転アライメント調整の回転中心付近の領域と、液滴吐出ヘッドモジュールの面内であって回転アライメント調整の回転中心から最も離れた領域とに相当する前記アライメント検出用パターンを前記液滴吐出ヘッドモジュールにより形成することを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  7. 請求項2記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法において、
    前記アライメント検出用パターンには前記液滴吐出ヘッドモジュールを構成する各液滴吐出ヘッドのそれぞれで出力されたパターンを含み、それぞれの液滴吐出ヘッド単体で出力されたパターンを読み取って液滴吐出ヘッド単位の出力濃度特性を検出し、該出力濃度特性と前記アライメント検出用パターンの明度とからドットのずれ量を算出し、求められたドットのずれ量を用いてノズル面内における回転方向のアライメントを調整することを特徴とする液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドモジュールのアライメント調整方法を用いて各液滴吐出ヘッドを組付けて構成した液滴吐出ヘッドモジュールを備えることを特徴とする液滴吐出装置。
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