WO2019064796A1

WO2019064796A1 - 車両

Info

Publication number: WO2019064796A1
Application number: PCT/JP2018/025453
Authority: WO
Inventors: 向後智
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2017-09-29
Filing date: 2018-07-05
Publication date: 2019-04-04
Also published as: JP6850897B2; JPWO2019064796A1

Abstract

自動二輪車（１０）は、ヘッドライト（３２）と、ヘッドライト（３２）の左右に配置されるウィンカ（３６）とを有する。この場合、左右のウィンカ（３６）は、それぞれ、自動二輪車（１０）の前方への灯光を行う灯光面（８８）と、ヘッドライト（３２）寄りに設けられ、前方への灯光を行わない非灯光部（７４）とを有する。

Description

車両

　本発明は、ヘッドライトの左右にウィンカが配置された車両に関する。

　国際公開第２０１２／１２０９４７号には、円形のヘッドライトにおいて、リフレクタの左右中間部に凹部を形成することが開示されている。また、特開２０１３－６３７０７号公報には、ヘッドライトのリフレクタの輪郭のうち、ウィンカと対向する部位を凹部に形成することが開示されている。

　二輪車のように、ヘッドライトの左右両側にウィンカを近接配置する構造を備えた車両は、一般的に多く存在する。上記の各文献では、リフレクタの形状を工夫して配光を制御することにより、ヘッドライト及びウィンカの視認性を向上させている。一方、このような車両では、顧客吸引力の観点から、デザイン性に優れたヘッドライト及びウィンカの外観形状及び配置を採用している。

　そこで、本発明は、ヘッドライト及びウィンカのデザイン性（ヘッドライト及びウィンカの配置のバランス）を確保しつつ、ヘッドライト及びウィンカの視認性をさらに向上させることができる車両を提供することを目的とする。

　本発明は、ヘッドライトの左右にウィンカが配置された車両であって、以下の特徴を有する。

　第１の特徴；左右の前記ウィンカは、それぞれ、外部への灯光を行う灯光面と、前記ヘッドライト寄りに設けられ、外部への灯光を行わない非灯光部とを有する。

　第２の特徴；前記ヘッドライトは、ヘッドライト用リフレクタを有し、前記ヘッドライト用リフレクタにおける左右の前記ウィンカと向かい合う箇所には、前記ヘッドライトの中心に向かって窪む凹部が形成されている。

　第３の特徴；左右の前記ウィンカは、それぞれ、前記車両の前後方向に沿った前記非灯光部の後部に配設された灯光部と、前記前後方向に沿った前記ウィンカの後部に設けられ、前記非灯光部の後部及び前記灯光部を後方から覆うウィンカハウジングと、前記非灯光部の後部及び前記灯光部に対向するように前記ウィンカハウジングに設けられたウィンカ用リフレクタとをさらに有する。

　第４の特徴；前記車両の正面視で、前記非灯光部の輪郭の外側で視認される前記ウィンカ用リフレクタの一部により前記灯光面が形成される。

　第５の特徴；前記車両の正面視で、前記灯光面は、略Ｃ字状に形成される。

　第６の特徴；左右の前記ウィンカは、それぞれ、前記車両の車体と接続する支持部をさらに有し、前記非灯光部は、前記支持部の一部が前記灯光面に向かって延出することで形成される。

　第７の特徴；左右の前記ウィンカには、それぞれ、前記車体側から前記支持部を介して前記ウィンカにハーネスを配索するための配索構造が設けられている。

　本発明の第１の特徴によれば、左右のウィンカが非灯光部をそれぞれ有することにより、ヘッドライトと左右のウィンカとの距離を変えることなく、ヘッドライトの灯光面と、左右のウィンカの灯光面との距離を離すことができる。これにより、ヘッドライトの灯光面と、左右のウィンカの灯光面との距離を変更した場合でも、ヘッドライト及びウィンカのデザイン性（ヘッドライト及びウィンカの配置のバランス）を確保しつつ、ヘッドライト及びウィンカの視認性を向上させることができる。

　本発明の第２の特徴によれば、ヘッドライトの灯光面と、左右のウィンカの灯光面とを容易に離すことができるので、ヘッドライト及びウィンカの視認性をさらに向上させることができる。

　本発明の第３の特徴によれば、非灯光部が灯光部の目隠しとなるので、ヘッドライト及びウィンカのデザイン性を維持しつつ、ヘッドライト及びウィンカの視認性を向上させることができる。

　本発明の第４の特徴によれば、ウィンカ用リフレクタを用いて灯光面を容易に形成することができる。

　本発明の第５の特徴によれば、ウィンカのデザイン性を向上させることができる。

　本発明の第６の特徴によれば、簡単な構造で、非灯光部と灯光面とを区画し、該灯光面を形成することができる。

　本発明の第７の特徴によれば、目隠しとして機能する支持部（非灯光部）を利用して配索構造が設けられることで、車体側から灯光部にまでハーネスを配索することが可能となる。

本実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。図１のヘッドライト及びウィンカの正面図である。図２のヘッドライト及びウィンカからレンズを取り外した状態を図示した概略正面図である。図３のＩＶ－ＩＶ線に沿った断面図である。自動二輪車の変形例を示す概略正面図である。自動二輪車の他の変形例を示す概略正面図である。

　本発明に係る車両について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。

［自動二輪車１０の概略構成］
　図１は、本実施形態に係る自動二輪車（車両）１０の左側面図である。自動二輪車１０は、車体フレーム１２と、車体フレーム１２を覆う樹脂製の車体カバー１４とを有する。なお、以下の説明では、一例として、スクータ型の自動二輪車１０について説明するが、本実施形態は、カブ型、オンロード型又はオフロード型等の各種の鞍乗型車両や、鞍乗型車両以外の他の種類の車両にも適用可能である。また、以下の説明では、シート１６に着座した乗員の見た方向に従って、前後、左右及び上下の方向を説明する。

　車体フレーム１２は、自動二輪車１０の前側に設けられたヘッドパイプ１８等を有する。ヘッドパイプ１８は、バーハンドル２０と、該バーハンドル２０によって操向される前輪２２とを含むステアリング系部品を操向可能に枢支する。車体カバー１４は、車体フレーム１２の前部を覆うフロントカバー２４、及び、シート１６に着座した運転者の足の前方を覆うレッグシールド２６等を有する。また、バーハンドル２０の車体中央部分は、ハンドルカバー（車体）２８で覆われている。図１及び図２に示すように、ハンドルカバー２８から車幅方向外側には、バーハンドル２０を構成するグリップ３０が左右に延出している。

　ハンドルカバー２８は、バーハンドル２０を上方から覆う上部カバー２８ａと、バーハンドル２０を下方から覆って上部カバー２８ａに嵌合する下部カバー２８ｂとに分割して構成される。ハンドルカバー２８の前側中央には、ヘッドライト３２が、自動二輪車１０の車体中心線３４と略同軸に、上部カバー２８ａ及び下部カバー２８ｂを跨ぐように取り付けられている。ヘッドライト３２は、後述するように、自動二輪車１０の前方を照射する。

　また、ハンドルカバー２８の前側において、ヘッドライト３２から左右に所定距離隔てた箇所には、方向指示器としてのウィンカ３６がそれぞれ配置されている。左右のウィンカ３６は、それぞれ、下部カバー２８ｂから斜め前方に延出するステーである支持部３８を介して、ハンドルカバー２８の前方（図２参照）、且つ、ヘッドライト３２の斜め後方（図１参照）に支持される。左右のウィンカ３６も、後述するように、自動二輪車１０の前方を照射する。なお、ヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６の構成及び配置の詳細については後述する。

　上部カバー２８ａ及び下部カバー２８ｂにおいて、左右の支持部３８よりも車幅方向外側の前側部分には、切欠がそれぞれ形成されている。この場合、バーハンドル２０を覆うように、上部カバー２８ａと下部カバー２８ｂとが嵌合すると、上下の切欠によって前方に開口する開口部４０がハンドルカバー２８の左右両側に形成される。

　この場合、左右の開口部４０から前方に突出するように、レバーブラケット４２がそれぞれ設けられる。左右のレバーブラケット４２は、それぞれ、左右のグリップ３０の前方で車幅方向外側に延びるブレーキレバー４４を軸支する。また、左右のレバーブラケット４２の上方には、ミラー台座部４６が、左右の開口部４０から前方に突出するように、それぞれ配置されている。左右のミラー台座部４６は、それぞれ、上方に延びるバックミラー４８を支持する。

　なお、自動二輪車１０の構造は周知であるため、その詳細な説明は省略する。

［ヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６の構成及び配置］
　次に、ヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６の構成と、その配置関係とについて、図１～図４を参照しながら説明する。なお、図３は、ヘッドライト３２、左右のウィンカ３６及び支持部３８の正面図であり、理解の容易化のため、ハンドルカバー２８等の自動二輪車１０の他の構成要素については、図示を省略している。また、図３では、ヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６の内部構成を図示するため、ヘッドライト３２のレンズ５０と、左右のウィンカ３６のレンズ５２とを取り外した状態を図示している。

　図３の正面視で、ヘッドライト３２の中心５４を通り、且つ、車体中心線３４と直交する左右方向の直線を車幅方向線５６とした場合、左右のウィンカ３６は、ヘッドライト３２から車幅方向線５６に沿って所定距離隔てて配置されている。従って、ヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６は、左右方向に並んで配置されている。

　ここで、ヘッドライト３２は、ハンドルカバー２８に埋め込まれるように、該ハンドルカバー２８の前側に取り付けられている（図１及び図２参照）。ヘッドライト３２は、ハンドルカバー２８に埋め込まれ且つ図３の正面視で円形のハウジング５８と、前方からハウジング５８と嵌合することによりヘッドライト３２内に空間を形成するレンズ５０と、該空間内の中央部に収納され且つ車幅方向線５６に沿って前後及び左右に延びる基板６０と、基板６０の上面及び底面で車体中心線３４上にそれぞれ配置された２つの光源６２ａ、６２ｂと、該空間における基板６０の背後で上下方向に延びるように設けられたリフレクタ（ヘッドライト用リフレクタ）６４とを有する。

　この場合、２つの光源６２ａ、６２ｂは、例えば、ＬＥＤ光源であって、一方の光源がロービーム用光源であり、他方の光源がハイビーム用光源である。また、リフレクタ６４は、図３の正面視で、ヘッドライト３２の中心５４を中心点とした円について、左右のウィンカ３６と向かい合う箇所（車幅方向線５６の部分）が中心５４に向かって窪む凹部６６として形成される瓢箪型の形状を有する。この場合、左右の凹部６６は、リフレクタ６４を車幅方向線５６に沿って、基板６０の左右両端にまで窪ませるように形成されている。

　ここで、例えば、上側の光源６２ａがロービーム用光源であり、下側の光源６２ｂがハイビーム用光源である場合、自動二輪車１０の不図示の制御ユニットから上側の光源６２ａに信号を供給すると、該光源６２ａは、この信号に従って光を上方に出射する。リフレクタ６４の上側部分は、出射した光を前方に反射し、反射された光は、レンズ５０（図１及び図２参照）を介してロービームとして前方に照射される。これにより、前方からヘッドライト３２を見た場合、上側半円状の発光として外部から視認することができる。また、制御ユニットから下側の光源６２ｂに信号を供給すると、光源６２ｂは、この信号に従って光を下方に出射する。リフレクタ６４の下側部分は、出射した光を前方に反射し、反射された光は、レンズ５０を介してハイビームとして前方に照射される。これにより、前方からヘッドライト３２を見た場合、下側半円状の発光として外部から視認することができる。

　従って、リフレクタ６４は、自動二輪車１０の前方（外部）への灯光を行うヘッドライト３２の灯光面６８を形成する。なお、２つの光源６２ａ、６２ｂについては、ＬＥＤ光源に代えてバルブを用いてもよい。この場合、基板６０に代えて、バルブを取り付けるためのソケットをヘッドライト３２の空間内に設ければよい。

　一方、左右のウィンカ３６は、それぞれ、同じ形状を有する。すなわち、図１～図４に示すように、左右のウィンカ３６は、それぞれ、ヘッドライト３２側に配置された支持部３８と、支持部３８に連結され且つ前方に開口する椀状（断面半円状）のハウジング（ウィンカハウジング）７０と、ハウジング７０の前面に設けられたリフレクタ（ウィンカ用リフレクタ）７２と、ハウジング７０の前方で支持部３８の先端を延ばして形成された非灯光部７４と、非灯光部７４の背面７６に設けられた光源（灯光部）７８と、前方からハウジング７０と嵌合することによりウィンカ３６内に空間を形成するレンズ５２とを有する。従って、ウィンカ３６内の空間に、リフレクタ７２、非灯光部７４及び光源７８等が収納される。なお、左右のウィンカ３６は、同じ構成であるため、図４では、左側のウィンカ３６のみ図示している。以下の説明では、図３及び図４の図示内容に従って、ウィンカ３６の内部構成を説明する。

　非灯光部７４は、ウィンカ３６内の空間において、ヘッドライト３２（図１～図３参照）寄りの箇所に設けられている。非灯光部７４の背面７６には凹部８０が形成され、この凹部８０に基板８２が取り付けられている。光源７８は、例えば、ＬＥＤ光源であって、リフレクタ７２と対向するように基板８２に配置される。

　支持部３８には、ハンドルカバー２８内の空間と連通する通し孔（配索構造）８４が設けられている。これにより、制御ユニットに接続されるハーネス８６が、ハンドルカバー２８側から通し孔８４を通して基板８２にまで配索され、光源７８と接続される。

　リフレクタ７２は、図３及び図４に示すように、椀状（断面半円状）のハウジング７０の前面全体を覆うように、該ハウジング７０に設けられた椀状の反射部材である。従って、リフレクタ７２は、非灯光部７４の背面７６、光源７８及び基板８２と対向するように設けられる。非灯光部７４は、支持部３８の一部であって、光源７８から出射される光に対して非透過、又は、透過性の低い材質からなる。

　非灯光部７４は、図３及び図４に示すように、支持部３８の先端から車幅方向の外側（リフレクタ７２の外縁部）に向かって、リフレクタ７２を前方から覆うように、円形に突出して設けられる。これにより、図３の正面視で、前方からウィンカ３６を見ると、リフレクタ７２の外縁部の一部が、非灯光部７４の輪郭の外側で略Ｃ字状に露出した状態で視認される。前方から視認されるリフレクタ７２の外縁部の一部は、後述するウィンカ３６の灯光面８８として形成される。従って、非灯光部７４は、灯光面８８が略Ｃ字状に見えるように、リフレクタ７２の外縁部に向かって延出している。

　この場合、例えば、制御ユニットからハーネス８６を介して光源７８に信号を供給し、この信号に従って光源７８が後方に光を出射すると、リフレクタ７２のうち、前方から視認することができる略Ｃ字状の部分（灯光面８８）で該光が前方に反射され、反射された光は、レンズ５２を介して前方に照射される。これにより、前方からウィンカ３６を見た場合、灯光面８８での略Ｃ字状の発光として外部から視認することができる。

　また、図３に示すヘッドライト３２及び左右のウィンカ３６の配置において、ヘッドライト３２の灯光面６８と左右のウィンカ３６の灯光面８８との距離Ｌ１は、車幅方向線５６上でのヘッドライト３２のリフレクタ６４（基板６０の端部）とＣ字状の灯光面８８との間隔となる。

　なお、ウィンカ３６内の光源７８については、ＬＥＤ光源に代えてバルブを用いてもよい。この場合、基板８２に代えて、ソケットを非灯光部７４の背面７６に配置し、ソケットとハーネス８６とを接続して、該ソケットにバルブを取り付ければよい。

［自動二輪車１０の変形例］
　以上のように構成される本実施形態に係る自動二輪車１０は、図５及び図６のように変更することも可能である。

　図５の変形例では、図３の構成と比較して、正面視での非灯光部７４の面積が小さく、一方で、灯光面８８の面積が大きい点で異なる。従って、灯光面８８は、円の一部が欠けた略Ｃ字状の形状を有する。そのため、図５の変形例は、図３の構成と比較して、ヘッドライト３２の灯光面６８と左右のウィンカ３６の灯光面８８との距離Ｌ２が若干短くなる（Ｌ２＜Ｌ１）。この場合、光源７８から光が出射した場合、前方からウィンカ３６を見ると、円の一部が欠けた略Ｃ字状の発光として外部から視認することができる。

　図６の変形例では、図３の構成と比較して、左右のウィンカ３６の中心が車幅方向線５６よりも下方に移動している点で異なる。従って、ヘッドライト３２に対して車幅方向外側の斜め下方に左右のウィンカ３６が配置される。この場合でも、左右のウィンカ３６の光源７８から光が出射した場合、前方から各ウィンカ３６を見ると、略Ｃ字状の発光を外部から視認することができる。

［本実施形態の効果］
　以上説明した本実施形態に係る自動二輪車１０の効果について説明する。

　左右のウィンカ３６が非灯光部７４をそれぞれ有することにより、ヘッドライト３２と左右のウィンカ３６との距離を変えることなく、ヘッドライト３２の灯光面６８と、左右のウィンカ３６の灯光面８８との距離Ｌ１、Ｌ２を離すことができる。これにより、例えば、図３の構成と図５の変形例とのように、ヘッドライト３２の灯光面６８と、左右のウィンカ３６の灯光面８８との距離Ｌ１、Ｌ２を変更した場合（Ｌ１→Ｌ２又はＬ２→Ｌ１）でも、ヘッドライト３２及びウィンカ３６のデザイン性（ヘッドライト３２及びウィンカ３６の配置のバランス）を確保しつつ、ヘッドライト３２及びウィンカ３６の視認性を向上させることができる。

　また、ヘッドライト３２のリフレクタ６４における左右のウィンカ３６と向かい合う箇所には、ヘッドライト３２の中心５４に向かって窪む凹部６６が形成される。これにより、ヘッドライト３２の灯光面６８と、左右のウィンカ３６の灯光面８８とを容易に離すことができ、ヘッドライト３２及びウィンカ３６の視認性をさらに向上させることができる。

　さらに、非灯光部７４が光源７８の目隠しとなるので、ヘッドライト３２及びウィンカ３６のデザイン性を維持しつつ、ヘッドライト３２及びウィンカ３６の視認性を向上させることができる。

　さらにまた、図３、図５及び図６の正面視で、非灯光部７４の輪郭の外側で視認されるリフレクタ７２の外縁部の一部により灯光面８８が形成されるので、リフレクタ７２を用いて灯光面８８を容易に形成することができる。

　この場合、灯光面８８は、略Ｃ字状に形成されているので、ウィンカ３６のデザイン性を向上させることができる。

　さらにまた、非灯光部７４は、支持部３８の一部を灯光面８８に向かって延出することで形成されるので、簡単な構造で、非灯光部７４と灯光面８８とを区画し、該灯光面８８を形成することができる。

　また、目隠しとして機能する支持部３８（非灯光部７４）を利用して配索構造としての通し孔８４が設けられるので、ハンドルカバー２８側から光源７８にまでハーネス８６を配索することが可能となる。

　以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

Claims

　ヘッドライト（３２）の左右にウィンカ（３６）が配置された車両（１０）において、
　左右の前記ウィンカ（３６）は、それぞれ、外部への灯光を行う灯光面（８８）と、前記ヘッドライト（３２）寄りに設けられ、外部への灯光を行わない非灯光部（７４）とを有することを特徴とする車両（１０）。
　請求項１記載の車両（１０）において、
　前記ヘッドライト（３２）は、ヘッドライト用リフレクタ（６４）を有し、
　前記ヘッドライト用リフレクタ（６４）における左右の前記ウィンカ（３６）と向かい合う箇所には、前記ヘッドライト（３２）の中心（５４）に向かって窪む凹部（６６）が形成されていることを特徴とする車両（１０）。
　請求項１又は２記載の車両（１０）において、
　左右の前記ウィンカ（３６）は、それぞれ、前記車両（１０）の前後方向に沿った前記非灯光部（７４）の後部に配設された灯光部（７８）と、前記前後方向に沿った前記ウィンカ（３６）の後部に設けられ、前記非灯光部（７４）の後部及び前記灯光部（７８）を後方から覆うウィンカハウジング（７０）と、前記非灯光部（７４）の後部及び前記灯光部（７８）に対向するように前記ウィンカハウジング（７０）に設けられたウィンカ用リフレクタ（７２）とをさらに有することを特徴とする車両（１０）。
　請求項３記載の車両（１０）において、
　前記車両（１０）の正面視で、前記非灯光部（７４）の輪郭の外側で視認される前記ウィンカ用リフレクタ（７２）の一部により前記灯光面（８８）が形成されることを特徴とする車両（１０）。
　請求項４記載の車両（１０）において、
　前記車両（１０）の正面視で、前記灯光面（８８）は、略Ｃ字状に形成されることを特徴とする車両（１０）。
　請求項１～５のいずれか１項に記載の車両（１０）において、
　左右の前記ウィンカ（３６）は、それぞれ、前記車両（１０）の車体（２８）と接続する支持部（３８）をさらに有し、
　前記非灯光部（７４）は、前記支持部（３８）の一部が前記灯光面（８８）に向かって延出することで形成されることを特徴とする車両（１０）。
　請求項６記載の車両（１０）において、
　左右の前記ウィンカ（３６）には、それぞれ、前記車体（２８）側から前記支持部（３８）を介して前記ウィンカ（３６）にハーネス（８６）を配索するための配索構造（８４）が設けられていることを特徴とする車両（１０）。