WO2019053846A1 - 婦人下着 - Google Patents

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Abstract

どのような体の動きに対してもバストを収納するブラジャーカップのずり上がりや、ブラジャーカップからのバストのはみ出しのない婦人下着を提供する。 ブラジャーカップ(1)を有する婦人下着(A)は、ブラジャーカップ(1)、カップ被覆布(20)、土台布(10)、サイドベルト(11)・(12)、及びストラップ(30)とで構成されている。カップ被覆布(20)は、ブラジャーカップ(1)の表面から分離してこれを覆うように配設され、ブラジャーカップ(1)の下辺(2)だけが、その下縁(22)に縫着されている。

Description

婦人下着
  本発明は、ブラジャーやキャミソールのようなブラジャーカップを有する婦人下着に関する。
  ブラジャーカップを有する婦人下着に於いて、ブラジャーカップの重要な機能として、ブラジャーカップに収納されたバストを胸部中央側に寄せ、且つ上方へ押し上げて豊かなバストラインを形成するという補整機能がある。
 特許文献1のブラジャー100(図18(a)、(b))は、ブラジャーカップ110の内側にバストBを収納できる大きさで、ブラジャーカップ110より若干小さくて内側に収納され、外部に露出しない大きさのパッド130を備えている。このパッド130は、図から分かるように、その下辺131(薄墨で示した部分)がバージスラインVの最下点Pに該当する位置を含んで土台布140に縫着され、更にパッド130の上辺133の、ストラップ115に向かって伸びている脇側上部132がストラップ115に連結されている。従って、前記脇側上部132以外のパッド130の上辺133、及び前記下辺131の脇側の縫着端131aからストラップ115に至る辺131bが、ブラジャーカップ110からフリーとなっている。そして、このパッド130は、収納されたバストBを胸部中央寄りの上方へ寄せ上げる役目を有するので、パッド130の下半分134は上半分135より分厚く形成されている。パッド130の下半分134を円に囲まれた斜め格子で示す。
 上記パッド130の外面は、ブラジャーカップ110の内面から分離しているものの、上記のようにその下辺131が、バージスラインVの最下点Pに該当する位置を含んで土台布140に縫着され、且つパッド130の脇側上部132がストラップ115に連結されているため2点支持となり、この特許文献1のブラジャー100を着用すると、ストラップ115の引き上げ力によって、パッド130がブラジャーカップ110と共に脇側上方(肩方向)に引き上げられる(図18における白抜き矢印の方向)。そして、このストラップ115の引き上げ力により、パッド130がバストBに密着し、且つ、パッド130がバストBを脇側下方から胸元側に向かって(図14における黒矢印で示す方向)掬い上げると共にパッド130の分厚く形成された下半分134でバストBを押し上げる。このパッド130はバスト押し上げ機能を有すると同時に、次に述べる特許文献2のリフトアップ布220の吊り上げ機能も兼備する。
 特許文献2のブラジャー200は、バストBを収納するブラジャーカップ210の裏面側に伸縮性の乏しいバスト吊り上げのためのリフトアップ片220が重ね合わせて設けられている(図19(a)(b))。このリフトアップ片220の下辺221は、ブラジャーカップ210の下辺211に全長に亘って縫着され、更にリフトアップ片220の脇側上部222がストラップ215に逢着されている。
 このブラジャー200を着用すると、ストラップ215によってリフトアップ片220の脇側上部222がブラジャーカップ210と共に吊り上げられ、ブラジャーカップ210内のバストBが胸部中央寄りの上方へ寄せ上げられると共に豊かに盛り上げられる、としている。なお、リフトアップ片220は、バストBを豊かに盛り上げるためのパッド230を収納するパッド挿入ポケット223が設けられている。
特許6051618号公報 特開2008-50735号公報
 上記ブラジャー100・200は、いずれもパッド130の脇側上部132や、リフトアップ片220の脇側上部222がストラップ115・215に接続されているためにバストBの効果的な吊り上げが可能である。しかしながら、この部分のストラップ115・215への接続によって、前者にあってはパッド130がストラップ115との接続点において、外側のブラジャーカップ110に拘束され、後者にあってはストラップ215との接続点において、リフトアップ片220が外側のブラジャーカップ210に拘束されることになる。
 その結果、上記ブラジャー100・200を着用した人が体を動かすとストラップ115・215と共にブラジャーカップ110・210が動き、バストBを収納したパッド130やリフトアップ片220がストラップ115・215に引っ張られてブラジャーカップ110・210と共に動く。
 そしてこの動きによって、収納されているバストBがパッド130やリフトアップ片220からはみ出したり、バージスラインVからパッド130やリフトアップ片220の下辺131・221がずれ上がったりすることがある。特に、パッド130やリフトアップ片220の下辺131・221にワイヤー(図示せず)を挿入していないワイヤーレスの場合は顕著である。
 なお、引用文献2の場合、リフトアップ片220がバストBを下から部分的に直接吊り上げているため、上記のような体の移動でバストBが変形しやすい。
 本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、どのような体の動きに対してもバストを収納するブラジャーカップのずり上がりや、バストのブラジャーカップからのはみ出しのない婦人下着を提供することを課題とする。
 本発明のブラジャーカップ1を有する婦人下着Aは、例えば、ブラジャーA1・A1’’・A2、キャミソールA1’などである。第1の発明は、該婦人下着Aの第1実施形態(リフトアップ布40なし 図1~図7)で、
 下方向に湾曲した下辺2と、前記下辺2の脇側端部P1から上辺3に向かって立ち上がった側辺4と、前記下辺2の胸元側端部P2から前記側辺4の上端P3に至る上辺3とを有し、バストBを収納するように構成された左右一対のブラジャーカップ1と、
 前記ブラジャーカップ1の表面から分離して該ブラジャーカップ1を表面側から覆うように配設されたカップ被覆布20と、
 カップ被覆布20の左右両側から着用者の背面を覆うように設けられた背面部7と、
 カップ被覆布20から背面部7に至るストラップ30とで構成されている婦人下着Aであって、
 ブラジャーカップ1の脇側端部P1から胸元側端部P2に至る下辺2だけがカップ被覆布20の下縁22に縫着され、前記側辺4と上辺3とがカップ被覆布20に対してフリーに設けられていることを特徴とする。
 上記の婦人下着Aは、ブラジャーカップ1の下辺2だけがカップ被覆布20の下縁22に縫着され、前記側辺4と上辺3とがカップ被覆布20に対してフリーに設けられているので、着用時、ブラジャーカップ1はカップ被覆布20の動きに対して拘束されず、ブラジャーカップ1のずり上がりや、バストBのブラジャーカップ1からのはみ出しを回避できる。
 第2の発明は、第1実施形態の変形例(リフトアップ布40が更に設けられている)である婦人下着A(図8~10)である。即ち、請求項に記載の婦人下着A(A1’’)において、
 カップ被覆布20とブラジャーカップ1の間にリフトアップ布40が更に設けられ、
 前記リフトアップ布40の下辺42は、カップ被覆布20の胸元側端部P2とカップ被覆布20の最下点Pとの間の点Qを起点とし、少なくともカップ被覆布20の脇側端部P1に至る範囲でカップ被覆布20の下縁22に縫着され、且つ前記リフトアップ布40の上端である脇側上端41は、ストラップ30に、又は前記脇側端部P1からストラップ30とカップ被覆布20との接続部(ストラップ接続部23a)までの間において、カップ被覆布20に取り付けられ、
 前記リフトアップ布40の上辺43は、カップ被覆布20とブラジャーカップ1に対してフリーに設けられ、且つ、ブラジャーカップ1の最も高いトップ位置K、又は前記トップ位置Kの下を通るように設けられていることを特徴とする。
 上記の婦人下着Aは、上辺3と側辺4とがフリーなブラジャーカップ1にて下からバストBを包み込むようにして吊り上げることができ、形の良いバストアップを実現する。
 第3の発明は、本発明の第2実施例である(図11~図17)。
 請求項1又は2の婦人下着Aにおいて、
 左右のブラジャーカップ1の対向部分(対向辺)がカップ連結布50にて更に接続されていることを特徴とする。
 本発明の婦人下着Aを着用した時、吊り上げ力によってバストBを収容した左右のブラジャーカップ1が左右に広がろうとするが、これに抗してカップ連結布50が左右のブラジャーカップ1の左右への広がりを防止する。
 第4の発明は、本発明の第2実施形態の変形例で、カップ被覆布20が被覆布本体20aと上辺補強布29の2パーツで構成された例である(図11)。
 請求項3の婦人下着Aにおいて、
 カップ被覆布20は、ブラジャーカップ1を上から被覆する被覆布本体20aと、被覆布本体20aの上辺21aに縫着された上辺補強布29とで構成され、
 一方の上辺補強布29aの下端部分29cが他方の上辺補強布29bの下端部分29dに重ね合わされ、前記下端部分29c(29d)が、カップ連結布50の下辺29nに逢着されていることを特徴とする。
 これにより、婦人下着Aの着用時、上辺補強布29a(29b)に働く左右の肩方向への吊り上げ力の合成力は、カップ連結布50の下辺29nを上に持ち上げることになり、カップ連結布50のブラジャーカップ1のカップ持ち上げ効果を補強する。
 第5の発明は、本発明の第2実施例の更なる変形例である。
 請求項4の婦人下着Aにおいて、
 上辺補強布29a・29bの下端部分29c・29dの重なり部分29kがカップ連結布50を覆うように設けられていることを特徴とする。
 これにより、カップ連結布50が外から見えず、カップ連結布50を設けたにも拘わらず婦人下着Aの外観を損なわない。
  本発明の婦人下着によれば、カップ被覆布からブラジャーカップを分離して設けることにより、ブラジャーカップをカップ被覆布から独立させることが出来る。これにより婦人下着の着用者が体を動かしたり曲げたりした時に、カップ被覆布は体の動きや曲げ、反りなど動きに合わせたストラップの吊り上げや緩みによって移動する。一方、カップ被覆布から独立したブラジャーカップはカップ被覆布の動きに拘束されずバストに密着してずれない。
 また、リフトアップ布をブラジャーカップの外側の上記位置に設けることで、リフトアップ布はバストを収納したブラジャーカップ全体を下から吊り上げることになり、自然な丸みのバスト補整が可能となった。
 加えて、上辺補強布とカップ連結布で着用時のブラジャーカップの横への広がりを防止できる。
本発明の第1実施形態(リフトアップ布なし)のブラジャーを着用した状態示す斜視図である。 図1に示すブラジャーの使用状態において、その中央を縦断面した図とその部分拡大図である。 図2のブラジャーカップの中央縦断面図である。 第1実施形態に係るブラジャーの正面図である。 背面部の一部を切除した図3の背面図である。 (a)は図4のブラジャー分解図、(b)はブラジャーカップの縦断面図、(c)はカップ被覆布の他の例(1枚もの)の正面図である。 本発明の第1実施形態の変形例であるキャミソール着用状態を示す斜視図である。 (a)は本発明の第1実施形態の変形例(リフトアップ布あり)のブラジャーを着用した状態示す斜視図、(b)はリフトアップ布の斜視図、(c)がリフトアップ布の拡大図である。 図8に示すブラジャーの使用状態の中央を縦断面した図とその拡大図である。 図9のブラジャーカップの中央縦断面図である。 本発明の第2実施形態(カップ連結布)のブラジャーを着用した状態示す斜視図である。 図11のブラジャーのカップ被覆布を取り外した状態示す斜視図である。 図11のブラジャーの分解図である。 図11のブラジャーに使用されるブラジャーカップの縦断面図である。 図11に示すブラジャーの使用状態の中央縦断面図である。 第2実施形態に係るブラジャーの正面図である。 背面部の一部を切除した図16の背面図である。 (a)は特許文献1記載のブラジャーの背面図、(b)はその縦断面図である。 (a)は特許文献2記載のブラジャーの背面図、(b)はその縦断面図である。
  以下、本発明の婦人下着Aについて例をあげて説明する。本発明の婦人下着Aには、例えば、ブラジャータイプのもの、キャミソールタイプのもの、その他でブラジャーカップ1を有する下着がすべて含まれる。本明細書ではブラジャータイプのもの、キャミソールタイプのものを例として挙げた。そして、その第1実施形態のものとして、リフトアップ布40を用いないもの、その変形例としてリフトアップ布40を用いるもの、第2実施形態は第1実施形態のものにおいて、カップ連結布50や、上辺補強布29を用いたものがある。
(第1の実施形態)
  本発明の婦人下着Aの第1実施形態を図1~図7に示す。第1実施形態の婦人下着Aの例は、ブラジャーA1又はキャミソールA1’である。まず、ブラジャーA1から説明する(図1~図6)。
 ブラジャーA1は、左右一対のブラジャーカップ1、カップ被覆布20、必要に応じて用いられる土台布10、背面部7(図の実施例では、サイドベルト11・12)及びストラップ30とで構成されている。
 ブラジャーカップ1は、バストBを直接覆い、或いは太っている人の場合は背中から寄せ集められた贅肉を含むバストBを収納するためのもので、表面側に椀状に膨出しており、その下辺2は下方向に湾曲し、着用者のバージスラインVに沿う。下辺2の最下点をPで示す。側辺4は外側に大きな半径で湾曲した弧状態で、下辺2の脇側端部P1から上辺3に向かって立ち上がる。上辺3は側辺4の上端P3と下辺2の胸元側端部P2との間の辺で、本実施例ではS字状のスネークラインを描いている。上辺3は、上辺を3~4等分した時に、上端P3から1/3~1/4離れた地点P4(胸元側端部P2から2/3~3/4の地点)が曲がり方向が変わる部分(変曲部分)で、上端P3から地点P4までの短い辺の部分が緩い上向きのカーブを描き、胸元側端部P2から地点P4までの長い辺の部分が大きな上向きのカーブを描く。両上向きのカーブは地点P4で下向きのカーブに滑らかに繋がっている。
 上記下辺2、上辺3及び側辺4は円弧で滑らかに繋がれている(図6参照)。脇側端部P1から胸元側端部P2に至るブラジャーカップ1の下辺2は、その全体が後述するカップ被覆布20の下縁22に縫着される。
 ブラジャーカップ1の形状はバストBに合わせてさまざまな形状、例えば、図示していないが貝殻状や図6に示すようなハート形がある。
 ブラジャーカップ1の厚みは図6(b)に示すように、中央部分が厚く、周辺に向かってその肉厚が漸減し(ほぼ均等に薄くなっており)、表面側になだらかに膨らんでいる。ブラジャーカップ1の表面の最も高いトップ位置をKで示す。トップ位置Kの背面近傍が乳首を収納する部分となる。
 ブラジャーカップ1の他の実施例は、図14に示すように上半分1eは図6(b)に示すように上辺3に向かってその肉厚が漸減しているが、下半分1dは上半分1eに比べて大きな厚みを有するようにした例である。
 ブラジャーカップ1の素材は図2の拡大図で示すように、本実施形態では中層1bが発泡材で、その表・裏面層1a・1cとして薄い織布が張り付けられている三層構造のシート状の発泡体積層生地(フォーム・ラミネーティド・ファブリック又はフォーム・バックド・ファブリック)である。図示していないが、薄い織布は表面層だけでも良い。発泡材は本実施例ではウレタン樹脂が使用されている。
 ブラジャーカップ1の成形に当たっては、発泡体積層生地の原反を適切な大きさに裁断し、金型にて加圧加熱成形し、不要部分を切除して予定された形状に成形する。勿論、ブラジャーカップ1の素材はこれに限定されず、不織布、ダブルラッセル等、その他公知の素材を使用することができる。
 カップ被覆布20は、ブラジャーカップ1の全体を覆うように配設される薄い布で、図6(a)のように、2パーツで構成される場合と、図6(c)のように1パーツで構成される場合とがある。2パーツで構成される場合、接合部分を逢着すれば、図6(c)と同じ形状になる。
 まず、2パーツで構成される場合に付いて説明する。この場合、カップ被覆布20は、上側パーツ23、下側パーツ24とで構成され、素材としては、伸びが少なく、金型による加熱加圧成形のできないような、例えば、レース生地が用いられている。上側パーツ23と下側パーツ24の接合部分を逢着して、ブラジャーカップ1に沿うように表面側に膨らんだ形状にする。
 これに対して図6(c)は1枚もののブラジャーカップ1で、このブラジャーカップ1はブラジャーカップ1の形状に沿うように金型にて加圧加熱成形する。素材としては、金型にて加圧加熱成形が可能なもの、例えば、ポリウレタン繊維を用いたパワーネットのようなものが用いられる。
 カップ被覆布20は上辺21、下縁22、及び袖刳り25の一部(前側)を構成する辺25aを有する。前記下縁22は図1から分かるように、バージスラインVに沿った下向きU形で、その端部を袖刳り側端部22a、及び連結端部22bとし、最下点をPとする。左右のカップ被覆布20は連結端部22bで接続されている。前記袖刳り25の一部を構成する辺25aは、袖刳り側端部22aから上に立ち上がり、ストラップ接続部23aに至る辺で、ストラップ接続部23aと連結端部22bとの間の辺が上辺21である。
 カップ被覆布20の下縁22はブラジャーカップ1の下辺2より長く、カップ被覆布20の下縁22の袖刳り側端部22aと連結端部22bとの間にブラジャーカップ1の下辺2が逢着されている。カップ被覆布20の下縁22に対するブラジャーカップ1の下辺2の縫着範囲は脇側端部P1から胸元側端部P2である。
 2ピースで構成された本実施例のカップ被覆布20の上側パーツ23と下側パーツ24は縫着により形成されているが、縫着ラインの下側縫着点Qは、胸元側に向かって最下点Pを越え、連結端部22bに至るまでの中間の位置(本実施例では、最下点Pから連結端部22bに至るまでの中間点)に取り付けられる。下側縫着点Qの具体的位置は、例えば、最下点Pに該当する位置から2cm~4cmの範囲が好ましく、より好ましくは、1cm~3cmの範囲である。
 上側パーツ23と下側パーツ24の縫着ラインの上側縫着点Sは、下縁22の袖刳り側端部22aとストラップ接続部23aとの中間地点に取り付けられる。
 カップ被覆布20の上側パーツ23は、図4の太い矢印で示すように、ストラップ接続部23aに向かって斜め上方向(肩方向)に伸びやすく、その直角方向は前記斜め上方向に比べて伸びにくい。下側パーツ24も同様で、最下点Pから袖刳り25に向かう長手方向の伸びが、その直角方向より伸びやすく、カップ被覆布20は、全体として上辺21に平行なストラップ接続部23aに向かう方向の方が、これに直角方向より伸縮性に富む。一枚もののカップ被覆布20も同様で、図6(c)に示すように、ストラップ接続部23aに向かって斜め上方向に伸びやすく、その直角方向は前記斜め上方向(肩方向)に比べて伸びにくい。
 カップ被覆布20はブラジャーカップ1の全表面を覆うように配設され、ブラジャーカップ1の表面から分離している。ブラジャーカップ1の上辺3と側辺4はカップ被覆布20に逢着されず、ブラジャーカップ1の下辺2のみがカップ被覆布20の下縁22に逢着されている。ブラジャーカップ1の下辺2の縫着範囲は上記のように脇側端部P1から胸元側端部P2迄で、カップ被覆布20の袖刳り25の内側で脇側端部P1から側辺4が上方向に立ち上がっている。
 本実施形態のブラジャーA1はカップ被覆布20の下縁22に前面部5となる土台布10が逢着されている。土台布10は、例えば、図1や図6(a)に示すように、連結された前記左右のカップ被覆布20の下縁22に縫着されるW形の縫着辺13が設けられたもので、土台布10から左右に背面部7となるサイドベルト11・12が伸びている。
 図の実施形態では土台布10とサイドベルト11・12とは布地、又はレース地で構成されている。一方のサイドベルト11の端部には雄側である係止部材11a、他方のサイドベルト12の端部には雌側である被係止部材12aが設けられている。そして、土台布10、及びサイドベルト11・12は、図4の矢印で示すように、短手方向より長手方向の方が弾性を持ち伸縮性に富む。
 本実施形態において、図2に示すように、カップ被覆布20の下縁22、ブラジャーカップ1の下辺2、及び土台布10の縫着辺13、及び非伸縮性のテープ28が重ね合わされて縫着され、W形の細い線状のカップ支持部14が形成されている。カップ支持部14は分厚く柔軟に曲がるが長手方向の伸縮性はない。それ故、カップ支持部14にはワイヤーが設けられていない。
 なお、図4の実施例では土台布10が設けられているが、左右のカップ被覆布20の連結端部22b同士を接続し、非伸縮性のテープ28を重ね合わせて縫着して強度を出し、土台布10を省略する場合もある。図示していないがこの場合、サイドベルト11・12は、カップ被覆布20の下縁22で、袖刳り側端部22aから最下点Pに向かう辺に接続される。
 ストラップ30は、その一端が左右のカップ被覆布20のストラップ接続部23aにそれぞれ接続され、その他端が各カップ被覆布20に対応する各サイドベルト11(12)の上辺中央にそれぞれ接続されている。
 次に、ブラジャーA1を着用した場合の作用に付いて説明する。前記ブラジャーA1を着用すると、係止部材11aと被係止部材12aで繋がれたサイドベルト11・12によって土台布10が伸びて着用者の胴回りを軽く締め付け、ストラップ30がカップ被覆布20を太い矢印(図1参照)で示すように肩方向に吊り上げる。カップ支持部14は両バストBのバージスラインVにそれぞれ入り込み、バストBを下から支える。カップ支持部14にはワイヤーが入っていないため、カップ支持部14はバストBのバージスラインVにソフトに当たる。
 ブラジャーカップ1は、カップ被覆布20の内側に独立して配設されているので、カップ被覆布20の上からの押さえによってバストBに密着しバスト全体を包み込む。図3の場合、ブラジャーカップ1の厚みは、従来のパッド130のようにバストBのバージスラインVに近い下部を押圧するような厚肉部分(下半分134)がなく、上記のように全体に断面ほぼ半月状に形成されているので、ブラジャーカップ1に包み込まれたバストBは部分的に押し込まれて変形するようなことがなく、自然な丸みを現出する。これと同時にカップ被覆布20の吊り上げ作用により胸元側に寄せられ、豊かなバストラインを形成する。
 着用者が体を捩じったり曲げたり反ったりすると、動きに合わせて胸部が変形する。ブラジャーA1のカップ被覆布20はストラップ30で肩に吊られているので、体の変形に合わせてカップ被覆布20も引っ張られて変形する。一方、ブラジャーA1の土台布10は、上記のように着用者の胴回りに固定されているので、動きによる体の変形に左程影響されず、カップ支持部14はバ―ジスラインVに入り込んでその位置で固定してバストBを支え続けている。
 ブラジャーカップ1の下辺2は逢着されてカップ支持部14の一部を構成しているが、ブラジャーカップ1の上辺3及び側辺4は、カップ被覆布20から分離してフリーなので、カップ被覆布20に上から押さえつけられているものの、カップ被覆布20の動きに拘束されず、バストBを密着保持した状態でバストBと共に動く。換言すれば、如何に体を動かしてもブラジャーカップ1はカップ被覆布20から独立してバストBを保持するので、ブラジャーカップ1からのバストBのはみ出しがない。
 加えて、カップ被覆布20がストラップ30に引っ張られたとしても、ブラジャーカップ1はストラップ30やカップ被覆布20によって直接引っ張られるようなことがなく、バストBを独立して保持するので、ワイヤーレスにも拘わらず、カップ支持部14がバ―ジスラインVからずり上がるようなことがない。従って、本発明のブラジャーA1は、従来のブラジャー100、200に比べて体の動きに対して自由度が高まる。
(第1の実施形態の変形例1)
 本発明の第1の実施形態の変形例は、図7に示すように、婦人下着AがキャミソールA1’の場合である。ブラジャーカップ1及びカップ被覆布20は、ブラジャーA1の場合と同じであるが、前面部5と背面部7が、前身頃15と後身頃17に代わる。前身頃15の上辺15aは、カップ被覆布20の下縁22及びブラジャーカップ1の下辺2、非伸縮性のテープ28に縫着されてカップ支持部14を構成する。本実施例では、後身頃17は前身頃15の側縁16に縫着されている。図示していないが、前身頃15と後身頃17とが一体になった筒状の物も有り、前身頃15と後身頃17を構成する部分は様々な形態がある。
 ストラップ30は、カップ被覆布20のストラップ接続部23aと後身頃17の所定位置に接続されている。着用時の作用効果は第1の実施形態と同じである。
(第1の実施形態の変形例2)
 この場合(ブラジャーA1’’)は、図8~図10に示すように、リフトアップ布40が第1の実施形態に対して更に設けられた場合である。前記リフトアップ布40は図8の引き出し矢印に示すように半月状のパーツで、ブラジャーカップ1とカップ被覆布20との間に設けられている。リフトアップ布40は、下辺42、上辺43及び上辺43の上端(脇側上端41)と下辺42の上端を繋ぎ、袖刳り25の一部(胸側)に縫着される袖刳り縫着辺45とを有する。
 前記リフトアップ布40の下辺42は、カップ被覆布20の下側縫着点Qから婦人下着A1’’の袖刳り25に至る袖刳り側端部22a至る範囲で縫着されている。そしてリフトアップ布40の袖刳り縫着辺45は、更に袖刳り側端部22aからストラップ接続部23aに至る辺全体(図示せず)に、或いは袖刳り側端部22aとストラップ接続部23aとの中間である脇刳中間位置Rまで縫着され、この縫着ラインによりカップ被覆布20と一体になり、ブラジャーカップ1を下から掬い上げることができるように設けられている。リフトアップ布40の上辺43は、装着時、ブラジャーカップ1のトップ位置K、又はその下を通るように設けられている。そして、リフトアップ布40は図8に示すように、その上辺43に平行な長手方向が、これに対して直角な方向よりよく伸びる。
 リフトアップ布40の材質は、弾力性を持って伸縮する、例えば、上記のパワーネットが使われる。
 次に、ブラジャーA1’’を着用した場合の作用に付いて説明する。ブラジャーカップ1の働きは、第1実施形態と同じであるが、この場合は更にリフトアップ布40の作用が加わる。
 即ち、ブラジャーカップ1は第1実施形態に示すようにカップ被覆布20から分離していて、ブラジャーカップ1の上辺3及び側辺4がカップ被覆布20に縫着されていないので、ブラジャーカップ1自体はカップ被覆布20に対して独立してバストBに密着してこれを保持する。
 リフトアップ布40自体は特許文献2に示すように既に知られてものであるが、本発明のリフトアップ布40はブラジャーカップ1の外側で下辺2の近傍領域(即ち、下側縫着点Qからストラップ接続部23a、或いは脇刳中間位置Rより下の領域でブラジャーカップ1の最も高い地点であるトップ位置Kを通る、又はこれを下回る領域)に設けられており、ブラジャーカップ1を下から掬い上げ、且つ内側に寄せるように働く。ブラジャーカップ1の掬い上げ作用は、ブラジャーカップ1の独立性を阻害せず、ブラジャーカップ1に収納されたバストBを胸元側に寄せる働きを強化する。この時、リフトアップ布40はブラジャーカップ1の外側に設けられているので、ブラジャーカップ1全体を吊り上げることになり、バストBの丸みを保ったまま吊り上げることができる。
 なお、この場合もキャミソールその他のブラジャーカップを有する婦人下着に適用することが出来る。
 次に、本発明の第2実施例を図11~図17に従って説明する。この場合も第1の実施形態と基本的に同じで、第1の実施形態とカップ被覆布20の構造が異なり、カップ連結布50が更に付加されている。本発明の第2実施例もリフトアップ布40を用ない場合や、用いる場合があるが、いずれの第1の実施形態と同じであり、その説明を第2実施例にも適用する。
 第1の実施形態のブラジャーカップ1は、その下辺2に於いてカップ被覆布20の下縁22やテープ24、土台布10に縫着され、ブラジャーカップ1同士は接続されていない。それ故、婦人下着Aを着用すると、ストラップ30にカップ被覆布20が吊り上げられ、その下辺2でカップ被覆布20に縫着されているブラジャーカップ1も若干左右に離れやすく(或いは、ブラジャーカップ1の上辺3の開き角度が大きく)なる。バストBが豊かな場合はその傾向が強い。
 そこで、カップ連結布50が用いられる。カップ連結布50は左右のブラジャーカップ1の上辺3の胸元側端部P2の近傍部分(対向部分)51を連結する布である。カップ連結布50はパワーネットのような伸縮性に富む布の2重折りのものが使われている。該カップ連結布50は、左右のブラジャーカップ1の連結方向の伸びの方がこれに直交する方向より大きく、且つ弾性を伴ってよく伸びる。カップ連結布50の両側辺は上記のように胸元側端部P2の近傍部分51に縫着され、カップ連結布50の下辺は土台布10の左右の縫着辺13の間の山形部分52を含むその両側部分に於いて、W形の細い線状のカップ支持部14に縫着されている。
 カップ連結布50は、左右のブラジャーカップ1同士を接続するものなので、ブラジャーカップ1の間から外部に露出する。そこでここではカップ被覆布20の形状及び構造、取付位置を変えてカップ連結布50を隠すようにした。
 第2の実施形態のカップ被覆布20は、図13に示すように、被覆布本体20aと上辺補強布29の2パーツで構成される。一例であるが、被覆布本体20aは1枚もので、パワーネットのような伸縮性に富む布で形成され、ストラップ接続部23aに向かう方向への伸びよりこれに直角な方向(下辺21から上辺20cに向かう方向)の方が弾性をもってよりよく伸びる布使いとなっている。(勿論、図1のように布使いを逆にしてもよい。)そして被覆布本体20aは、第1の実施形態のカップ被覆布20より上辺部分が3~4cm幅で切除され、被覆布本体20aの上辺21aはブラジャーカップ1の上辺3に一致する大きさに形成されている。必要であれば、被覆布本体20aは丸みを出すために金型で熱圧成形が施される。なお、被覆布本体20aは、図6(c)のように1枚ものでも良いが、図6(a)のように2パーツで形成し、丸みを出すようにしてもよい。
 上辺補強布29は、上記のようにカップ連結布50を上から覆い、外部に露出しないようにするのが主目的であるが、被覆布本体20aの上辺21aの補強の役目も合わせ持つ。上辺補強布29の形状は、図13に示すように2~3cmの幅で上に湾曲した弓形のパーツで、その上端が上に伸び、ストラップ接続部23aとなっている。上辺補強布29の材質は、本実施例では上記のようにカップ連結布50の隠蔽用であるから、パワーネットより伸びの低い布地、例えば、レース地が使用されている。
 そして、該上辺補強布29は被覆布本体20aの上辺21aに沿ってそれぞれ逢着され、一方の上辺補強布29aの下端部分29cが他方の上辺補強布29bの下端部分29dに重ね合わされ、前記下端部分29c(29d)が、土台布10の山形部分52において、カップ連結布50の下辺29nを含むカップ支持部14の当該部分に逢着される。
 図11はその部分の拡大図で、一方の上辺補強布29aの下端部分29cが他方の上辺補強布29bの下端部分29dに重ね合わされ、該重ね合わせ部分29kにおける一方の上辺補強布29a(29b)の下端部分29c(29d)が他方のブラジャーカップ1の上辺3の胸元側端部P2の近傍部分(対向部分)51、及び上記カップ支持部14の当該部分にカップ連結布50と共に逢着されている。
 なお、前記重ね合わせ部分29kは、丁度、カップ連結布50を上から覆う大きさである。
 この婦人下着A2を着用すると、左右の上辺補強布29が被覆布本体20aと共にストラップ接続部23a方向に引っ張られる。両上辺補強布29a・29bの下端部分29c・29dは反対側の胸元側端部P2の近傍部分51に縫着されているので、正面視で左の上辺補強布29aは右のブラジャーカップ1の胸元側端部P2を左斜め上方向に引っ張り、右の上辺補強布29bは左のブラジャーカップ1の胸元側端部P2を反対側の右斜め上方向に引っ張る。
 これにより、婦人下着Aの着用時、上辺補強布29a(29b)に働く左右の肩方向への吊り上げ力の合成力は、カップ連結布50の下辺29nを上に持ち上げることになり、カップ連結布50のブラジャーカップ1のカップ持ち上げ効果を補強すると同時に、左右のカップ被覆布20及び左右のブラジャーカップ1の開きが抑制され、丸く形成されたバストBの谷間の露出が抑制される。なお、図8(a)に示す四角で囲まれた部分はリフトアップ布40の編み目を示し、図11に示す四角で囲まれた部分はカップ被覆布20の編み目を示す。
 A:婦人下着、A1:第1実施例のブラジャー、A1’:キャミソール、A1’’:第1実施例のブラジャーの変形形態1、A2:第2実施例のブラジャー、B:バスト、K:トップ位置、P:最下点、P1:脇側端部、P2:胸元側端部、P3:側辺の上端、P4:側辺の上端から1/3の地点、Q:点(下側縫着点)、R:脇刳中間位置、S:上側縫着点、V:バージスライン、
1:ブラジャーカップ、1a:表面層、1b:中層、1c:裏面層、1d:下半分、1e:上半分、2:下辺、3:上辺、4:側辺、4a:近傍部分、5:前面部、7:背面部、10:土台布、11・12:サイドベルト、11a:係止部材、12a:被係止部材、13:縫着辺、14:カップ支持部、15:前身頃、15a:上辺、16:側縁、17:後身頃、20:カップ被覆布、20a:被覆布本体、21:カップ被覆布の上辺、21a:被覆布本体の上辺、22:下縁、22a:袖刳り側端部、22b:連結端部、23:上側パーツ、23a:ストラップ接続部、24:下側パーツ、25:袖刳り、25a:脇刳りの一部を構成する辺、28:テープ、29・29a・29b:上辺補強布、29c・29d:下端部分、29k:重ね合わせ部分、29n:重ね合わせ下辺、30:ストラップ、40:リフトアップ布、41:脇側上端、42:リフトアップ布の下辺、42a:胸元側端部、43:上辺、45:脇刳り構成辺、50:カップ連結布、51:近傍部分、52:山形部分、100:ブラジャー、110:ブラジャーカップ、115:ストラップ、130:パッド、131:パッドの下辺、131a:下辺の縫着端、132:パッドの脇側上部、133:パッドの上辺、134:下半分、135:上半分、140:土台布、200:ブラジャー、210:ブラジャーカップ、211:ブラジャーカップの下辺、215:ストラップ、220:リフトアップ片、221:リフトアップ片の下辺、222:リフトアップ片の脇側上部、223:パッド挿入ポケット、230:パッド。

Claims (5)

  1.  下方向に湾曲した下辺と、前記下辺の脇側端部から上辺に向かって立ち上がった側辺と、前記下辺の胸元側端部から前記側辺の上端に至る上辺とを有し、バストを収納するように構成された左右一対のブラジャーカップと、
     前記ブラジャーカップの表面から分離して該ブラジャーカップを表面側から覆うように配設されたカップ被覆布と、
     カップ被覆布の左右両側から着用者の背面を覆うように設けられた背面部と、
     カップ被覆布から背面部に至るストラップとで構成されている婦人下着であって、
     ブラジャーカップの脇側端部から胸元側端部に至る下辺だけがカップ被覆布の下縁に縫着され、前記側辺と上辺とがカップ被覆布に対してフリーに設けられていることを特徴とする婦人下着。
  2.  請求項1に記載の婦人下着において、
     カップ被覆布とブラジャーカップの間にリフトアップ布が更に設けられ、
     前記リフトアップ布の下辺は、カップ被覆布の胸元側端部とカップ被覆布の最下点との間の点を起点とし、少なくともカップ被覆布の脇側端部に至る範囲でカップ被覆布の下縁に縫着され、且つ前記リフトアップ布の上端である脇側上端は、ストラップに、又は前記脇側端部からストラップとカップ被覆布との接続部までの間において、カップ被覆布に取り付けられ、
     前記リフトアップ布の上辺は、カップ被覆布とブラジャーカップに対してフリーに設けられ、且つ、ブラジャーカップの最も高いトップ位置、又は前記トップ位置の下を通るように設けられていることを特徴とする婦人下着。
  3.  請求項1又は2に記載の婦人下着において、
     左右のブラジャーカップの対向部分がカップ連結布にて更に接続されていることを特徴とする婦人下着。
  4.  請求項3に記載の婦人下着において、
     カップ被覆布は、ブラジャーカップを上から被覆する被覆布本体と、被覆布本体の上辺に縫着された上辺補強布で構成され、
    一方の上辺補強布の下端部分が他方の上辺補強布の下端部分に重ね合わされ、前記下端部分が、カップ連結布の下辺に逢着されていることを特徴とする婦人下着。
  5.  請求項4の婦人下着において、
     上辺補強布の下端部分の重なり部分がカップ連結布を覆うように設けられていることを特徴とする婦人下着。
     
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