JPS6051618B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPS6051618B2
JPS6051618B2 JP55158744A JP15874480A JPS6051618B2 JP S6051618 B2 JPS6051618 B2 JP S6051618B2 JP 55158744 A JP55158744 A JP 55158744A JP 15874480 A JP15874480 A JP 15874480A JP S6051618 B2 JPS6051618 B2 JP S6051618B2
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thermostat
temperature
showcase
compressor
time
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孝三 関本
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一つの圧縮機から複数の蒸発器(あるいは
凝縮器)に圧縮ガスを供給して、複数の負荷をそれぞれ
冷却(あるいは加熱)するようにした冷却(あるいは加
熱)装置の冷却(あるいは加熱)を制御する装置に関す
るものである。
一般に、複数の冷却庫内に備えた複数の蒸発器を一台
の圧縮機て並列運転する冷却装置として第1図のような
ものがある。
第1図において、1、2、3、4はそれぞれ異なる冷凍
あるいは冷蔵ショーケース庫内に備えられる蒸発器であ
る。圧縮機5より吐出された高温高圧ガス状冷媒は凝縮
器6に導かれ液化される。この凝縮器6を通つた液状冷
媒は液管8を通つて、蒸発器1、2、3、4に対応して
設けた4個の電磁弁SV、、SV2、SV。、SV、に
分岐入力される。4個の電磁弁SV、〜SV4を通つた
各冷媒はそれぞれ膨張弁7により減圧された後、対応す
る蒸発器1,2,3,4にそれぞれ導かれる。
蒸発器1,2,3,4では冷媒は気化して周りの熱を奪
いそれぞれショーケース庫内を冷却する。蒸発器1,2
,3,4を通つた各冷媒は共通に吸入管9を通つて圧縮
機5の吸入側に導かれる。電磁弁S■1,SV2,SV
3,SV4は通電されると弁が開き冷媒の通過を許すも
のである。このような冷媒循環ルートを形成可能な冷却
装置における、電磁弁SVl,S■2,SV3,SV4
を制御する装置としては、従来、次のようなものがある
すなわち、個々のショーケース庫内にそれぞれサーモス
タットを設け、次のような温度制御を行う。あるショー
ケース庫内が十分に冷却されると、サーモスタット接点
が開き、対応する電磁弁への通電を断ち、冷媒の蒸発器
への流入を止めて温度を上げる。温度が十分に上がると
、サーモスタット接点が閉じ、対応する電磁弁に冷媒を
流して再び冷却する。このような制御回路では4つの電
磁弁は、相互の関連はなく、それぞれに対応するサーモ
スタットの接点によつて独立に制御される。従つて、冷
却装置の負荷が分散して低負荷、低効率運転になつてし
まう。本発明の目的は、上述の各々の電磁弁の開閉タイ
ミングをできるだけ合せるようにすることによつて、負
荷が分散して低負荷、低効率運転になるのを防止し、負
荷を集中させ、高負荷、高効率運転とし、省エネルギー
化をはかるとともに、夜間等のように、すべての負荷が
一様に低負荷条件になつた場合に起こる冷やし過ぎ(あ
るいは暖め過ぎ)を防止し、冷やし過ぎ(あるいは暖め
過ぎ)による消費電力損失を減少せしめ、省エネルギー
化をはかることにある。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第2図は本発明の基となつた制御装置(特願昭55−1
32997号明細書参照)を示している。
この制御装置は、第1図に示した4個の電磁弁SVl,
SV2,SV3,SV4の弁開閉を制御するものである
。図において、THl,TH2,TH3,TH4はそれ
ぞれ蒸発器1,2,3,4が備えられたショーケース庫
内に設置された第1のサーモスタットの接点である。第
1のサーモスタットは庫内温度が所定温度の下限(サー
モスタットオフ値)以下に下降すると、接点を開き、逆
に庫内温度が所定温度の上限(サーモスタットオン値)
以上に上昇すると接点を閉じるものである。始め、すべ
てのショーケース庫内の温度が高いとサーモスタット接
点THl,Tl(2,TH3,TH4はすべて閉じてい
る。このため、リレーRLl,RL2,R[−3,RL
4はすべて通電されていて動作状態にあり、それらの常
閉接点Rll,rl.,rl3,rI4はすべて開いて
いるため、遅延リレー(すなわちタイマー)TMlは作
動していない。従つて遅延リレーTMlの接点Tmlは
閉じている。接点Tmlは遅延リレーTMlが作動して
所定時間後に開く常閉接点である♂この時、電磁弁SV
l〜SV4へはサーモスタット接点THl〜T]−[4
と常閉接点Tmlとを通して電源10より通電されてい
るので、電磁弁はすべて開いている。次に一つのショー
ケース(例えば蒸発器1の備えられたショーケースとす
る)の庫内が十分に冷却されると、サーモスタット接点
THl〜TH4のうちのサーモスタット接点THlが開
くため電磁弁SVl〜SV4のうちの電磁弁SVlは閉
じ冷媒の流れを止める。
同時にリレーRLl〜RL4のうちのリレーRLlが非
動作状態となり、その常閉接点Rllが閉じ、遅延リレ
ーTMlが作動状態となる。即ち、複数の第1のサーモ
スタットのうちいずれかの第1のサーモスタットがオフ
したことを検出する第1の検出回路は、Rll〜Rl4
の並列接続回路を含み、いずれか一つのr1が閉じた状
態によつて達成される。遅延リレーTMlの作動中に他
の負荷〔(ショーケース)が冷却されてサーモスタット
接点TH2,TH3、あるいはTlilが開いても、そ
れに対応する電磁弁SV2,S■3、あるいはSV4が
閉じ、対応するリレーRL2,RL3あるいはRL4が
非動作状態になるだけで、タイマーすなわち遅延リ・レ
ーTMlの動作には何ら影響がない。遅延リレーすなわ
ちタイマーTMlの設定時間が経過すると、その常閉接
点Tmlが開き、すべての電磁弁SVl〜SV4への通
電を断つ。
即ち、タイマーTMlが所定時間を計時した時点ですべ
てのノ電磁弁SVl〜SV4を閉にさせるとともに、圧
縮機5を停止させる(この機能は後で述べる。)第1の
制御回路は、Tmlが閉状態から開状態となることによ
つて達成される。従つて、冷媒が流入しなくなることに
より、すべてのショーケースの庫内温度が上り、サーモ
スタット接点THl〜TH4は次々と閉じて行く。しか
し遅延リレーTMlの常閉接点Tmlが開いたままであ
るので、電磁弁SVl〜SV4は通電されない。この時
、サーモスタットオフ値まで温度が下らなかつたショー
ケースのサーモスタット接点は閉じたままである。すべ
てのサーモスタット接点THl〜TlIlが閉じると、
リレーRLl〜RL4がすべて動作し、常閉接点Rll
〜Rl4がすべて開くので、遅延リレーTMlへの通電
が断たれ、常開接点Tmlは閉じ、電磁弁SVl〜SV
4に再び通電される。
こうして始めの状態へもどる。即ち、圧縮機5が停止し
た後にすべての第1のサーモスタットが閉状態となつた
ことを検出する第2の検出回路は、Rll〜Rl4の並
列接続回路を含み、Rll〜Rl4がすべて開いた状態
によつて達成される。また、第2の検出回路の検出時点
で圧縮機5を再起動させる第2の制御回路は、Tmlが
開状態から閉状態となることによつて達成される。もし
、遅延リレーTMlの作動中にすべてのサーモスタット
接点THl〜TH4が開いてしまつたら、遅延リレーT
Mlは作動を続けるが、ショーケース庫内の温度上昇中
に接点Tmlを開くことになり、どちらにしろ電磁弁S
Vl〜SV4には通電されていないのであるから、同じ
事である。
遅延リレーTMlの作動中にすべてのサーモスタット接
点THl〜TH4が開き、なおかつその後ショーケース
庫内の温度が上昇してすべてのサーモスタット接点TH
l〜TH4が閉じてしまつても、遅延リレーTMlへの
通電が断たれ、初期状態になる。一方、圧縮機用リレー
RI−.の常開接点Rl5を圧縮機5の電源回路11に
挿入接続し、リレーRL5が動作すると圧縮機5が回り
、リレーR1−.が非動作状態になると圧縮機5が止る
ようにする。圧縮機用リレーRL5は、リレーRLl〜
RL4の常開接点r1″1〜r1″4の並列回路と遅延
リレーTMlの接点Tmlとの間にはさまれているため
、電磁弁SVl〜SV4のうち1つ以上が開いている時
のみ、動作し圧縮機5を回す。本制御回路を使つたショ
ーケース庫内の温度変化を第3図に示す。
この例では負荷のショーケースは7台であるが、それ以
上になつても同様である。始めにショーケース1の庫内
温度(実線の曲線)が十分に下りサーモスタットTHl
が切れる。これによつてショーケース1の庫内温度(実
線の曲線)は上り始めるが、ショーケース2の庫内温度
(破線の曲線)は下降のままである。ショーケース1の
サーモスタットTHlが切れて遅延リレーTMlの設定
時間t1が経過すると、ショーケース2の冷却も中止さ
れる。しかし、この時ショーケース2の庫内温度はサー
モスタットオフ値まで温度が下つていないため、サーモ
スタット接点TH2は閉じたままである。ショーケース
1お主び2とも・に温度が上つて行き、ショーケース1
の温度がサーモスタットオン値に達すると、サーモスタ
ット接点THlが閉じる。この時、ショーケース2のサ
ーモスタット接点TH2は閉のままであるから、遅延リ
レーTMlは電源10から開放され、ショーケース1お
よび2の温度が下り始める。(第3図A参照)このとき
、ショーケース2の方が低温であつたため、ショーケー
ス2の温度がショーケース1よりも早くサーモスタット
オフ値に達し、サーモスタットTH2が開き冷却が止め
られる。
この時点より遅延リレーTM,が働き始めネが、設定時
間t1経過しないうちにショーケース1の温度がサーモ
スタットオフ値に達すると、ショーケース1のサーモス
タットTHlも開き、ショーケース1および2ともにサ
ーモスタット接点が開いていることになる。ショーケー
ス2の方が早く切れたから温度上昇も早く、先にサーモ
スタットオン値に達する。しかしすべてのサーモスタッ
トがオンにならないと、遅延リレーTMlは開放されな
いため、ショーケース2は冷却されない。しだいにショ
ーケース1の温度も上りサーモスタットオン値になつた
時点で遅延リレーTMlも開放され、ショーケース1お
よび2共に温度が下り始める。(第3図B参照)以下同
様に温度変化をし、ショーケース1および2はほぼ同時
期に冷却されるようになる。
このように、第2図の制御装置は、各々の電磁弁の開閉
タイミングをできるだけ合せるようにすることによつて
、負荷が分散して低負荷、低効率運転にな2のを防止し
、負荷を集中させ、高負荷、高効率運転とし、省エネル
ギー化をはかることができる。本発明は、第2図のよう
な制御装置において、夜間等のように、すべての負荷が
一様に低負荷条件になつた場合に起こる冷やし過ぎ(あ
るいは逆に負荷を加熱する場合は暖め過ぎ)を防止し、
冷やし過ぎ(あるいは暖め過ぎ)による消費電力損失を
減少せしめ、省エネルギー化をはかつたものである。
以下、第4図に示した本発明の一実施例による制御装置
を説明する。
第4図において、100で示した部分は第2図の100
で示した部分と同一である。また、SWは昼夜切換スイ
ッチ、THOは4つのショーケースのうちのどれか1つ
に上述の4つの第1のサーモスタットのうちの一つと並
べて設置され、該第1のサーモスタットのオンとなる温
度より高い温度を検出するための第2のサーモスタット
の接点である。本実施例では蒸発器1の備えられたショ
ーケース1に第2のサーモスタットが設けられているも
のとする。そして夜間の場合を考え、昼夜切換スイッチ
SWが閉じているものとする。第1のサーモスタットの
接点THl〜TH4のうちの1つが切れる(オフする)
と、その時より遅延リレーすなわちタイマーTMlが働
き始め、一定時間ち経過すると、常閉接点Tmlが開き
、すべての電磁弁SVl〜SV4が閉じる。ここまでは
第2図と同様である。次にすべての第1のサーモスタッ
トが閉じる(オンする)と第2図ては冷却が再開される
が、本実施例では圧縮機5が停止した後に、すべての第
1のサーモスタットがオンとなり、しかも第2のサーモ
スタットが該第1のサーモスタットのオンとなる温度よ
り高い温度を検出した時点で、圧縮機5を再起動させる
ようにしたことを特徴とする。第2のサーモスタットの
設定温度は、上述の第1のサーモスタットより高くして
おく。
第2のサーモスタットの接点THOは、第4図では通常
と反対、つまり温度が上ると接点が開く(オフする)よ
うにしておく。通常のように温度が上ると接点が閉じる
ようなサーモスタットの場合は、第5図のようにサーモ
スタット接点THOによつてリレーR1が動作するよう
にしておき、該リレーRL6の常閉接点Rl6を第4図
のTHOに置き換えれば良い。以下第4図の回路を説明
する。
始めにショーケースの一つが設定温度まで下る。例えば
、ショーケース2としてサーモスタット接点TH2がオ
フする。すると、そのショーケース2の冷却は中止され
、リレーRLl〜RL4のうちR1−2が非動作状態と
なり、リレーRLl〜RL4の常閉接点Rll−Rl4
のうちRl2が閉じ、遅延リレーすなわちタイマーTM
lに通電される。設定時間t1経過すると、遅延リレー
TMlの接点Tmlが開くから、すべてのショーケース
の冷却は停止され、ショーケース庫内温度は上昇する。
第2のサーモスタットはすでにショーケース1が冷却さ
れた段階でオフ(サーモスタット接点THOが閉)して
いる。ショーケース全部がサーモスタットオンの温度ま
で上昇しても、第2のサーモスタットがオン(サーモス
タット接点が開)するまで、遅延リレーTMlへの通電
は続行されるので、冷却には復帰しない。ショーケース
1の温度がより以上に上昇し、第2のサーモスタットの
オン値まで上昇すると、第2のサーモスタットの接点T
HOが開き、遅延リレーTMlへの通電は断たれ(この
時点ではすべてのショーケースの庫内温度が上つている
から、リレーRLl〜RL4の常閉接点Rll〜Rl4
はすべて開いている)、遅延リレーTMlの接点Tml
が閉じ、すべてのショーケースは冷却に復帰する。即ち
、圧縮機5が停止した後に、すべての第1のサーモスタ
ットがオンした状態となり、しかも第2のサーモスタッ
トがオンした状態を検出する第3の検出回路は、Rll
,rl2,rl3,rl4,THOの並列接続回路を含
み、Rll〜Rl4及びTHOがすべて開いた状態とな
ることによつて達成される。以上の動作を第6図の温度
変化図によつて説明する。
ショーケースの数はショーケース1および4ショーケー
ス2の2台である。ショーケース1の温度は早く下り、
第1のサーモスタットのオフ値まで達し、ショーケース
1の冷却は停止する。ショーケース2の温度は下り続け
るが、ショーケース1の冷却が停止されてから設定時腓
,経過すると、ショーケース2の冷却も停止する。この
とき、ショーケース2の温度は第1のサーモスタットの
オフ値まで下降してないため、ショーケース2のサーモ
スタットはオンのままである。ショーケース1および2
共に温度は上昇していく。
ショーケース1の温度が第1のサーモスタットのオン値
になると(第6図A点)、ショーケース2のサーモスタ
ットはオンのままだから、2つのサーモスタット共にオ
ンになり、第2図の回路ではこの時点で温度が下り始め
る。ところが、本実施例では第2のサーモスタットのた
め、この第2のサーモスタットがオンする(サーモスタ
ット接点THOが開となる)温度(第6図B点)に至る
まで、冷却はストップされたままである。第6図B点に
達すると、ショーケース1および2の温度は下り始める
始めに第2のサーモスタットのオフ値にまで下り、第2
のサーモスタットはオフ(サーモスタット接点THOは
閉)となる。次にショーケース2の温度が第1のサーモ
スタットのオフ値まで下り、遅延リレーTMlが働き始
めるが、その設定時間t1の経過以前にショーケース1
の温度が第1のサーモスタットのオフ値まで下り、それ
以後はショーケース1および2共に温度が上昇して行く
。始めに、ショーケース2の温度が第1のサーモスタッ
トのオン値になり、次にショーケース1の温度が第1の
サーモスタットのオン値になる。(第6図C点)第2図
の回路の場合は、これ以後ショーケースの温度が下がり
始めるが、第4図の回路では第2のサーモスタットがオ
ンになる温度(第6図D点)まで冷却せずに、第6図D
点以後冷却に戻る。
以上のような動作を繰り返すことによつて、ショーケー
スの冷却、停止を同期させ、なおかつ第2図の制御回路
による温度変化(第3図)より高温度の変化をさせてい
る。
平均温度は第3図の場合サーモ0N値とサーモ0FF値
の概ね中間であるが、第6図の場合第1のサーモの0F
F値と第2のサーモ0N値の概ね中間となる。第4図の
回路で昼夜切換スイッチSWをオフにし昼間セットとす
れば、第2図の回路と全く同じ回路となる。
この昼夜切換スイッチSWを24時間タイマーで動かし
ても良いし、第7図のようにショーケース照明電源1『
から昼夜切換リレーRL7に電源を引き、このリレーR
L7の常閉接点を昼夜切換スイッチSWの代りに接続す
るようにしてもよい。この場合、ショーケース庫内の照
明を消すために電源1『を切れば、リレーRL7が非動
作となり、その常閉接点が閉じるのである。以上のよう
に夜間用(第4図や第6図)の場合は、昼間用(第2図
や第3図)の場合より平均庫内温度は高くなる。ショー
ケース1には第2のサーモスタットを設けているが、そ
の他のショーケースには第2のサーモスタットを設けて
いない。しかし、特に特性の異なるショーケースでなけ
れば、ショーケースによつて冷却時間と停止時間との比
はそれ程大きな差はない。従つて、1つのショーケース
の温度で夜間の停止時間を決めてしまつてもその他のシ
ョーケースもほぼ同じ温度変化となる。このように1つ
のサーモスタットの追加だけで、全部のショーケースの
温度を夜間上げることができる。もう一つの特徴として
、年中無調整で良いことがあげられる。
例えば夏はショーケース冷却停止後の温度上昇が早く、
この場合は第2のサーモスタットがオンするまでの時間
が短くなり、反対に冬はショーケース冷却停止後の温度
上昇が緩やかで、第2のサーモスタットがオンするまで
の時間が長くなる。このように本実施例の装置によつて
年中昼夜を通し、ショーケース庫内温度をほぼ一定に保
持し、併せて同期運転による省エネルギー化をはかるこ
とができる。
なお、第2のサーモスタットのデイフアレンシヤル(入
切差)は他の第1のサーモスタットのデイフアレンシヤ
ル以下のものにすべきであり、第1のサーモスタットの
オフ値より第2のサーモスタットのオフ値の方が低いと
、第2のサーモスタットはリセットされなくなつてしま
う。
なお、第2図ではリレーRLl〜RL4の電気抵抗と電
磁弁SVl〜S■4の電気抵抗との選び方によつては誤
動作することがある。
例えば、接点Tmlが開いていてサーモスタット接点T
Hlのみが閉じてノいると、本来ならリレーRLlだけ
が作動すれば良いのだが、他のリレーも作動することが
起こり得る。つまり、サーモスタット接点THlと電磁
弁SVlと電磁弁S■2とリレーRL2とを介して電流
が流れる回路(即ち電流の回りこみ回路)が形成さ・れ
てしまう。この時、電磁弁S■1やS■2の電気抵抗が
大きければリレーRL2に加わる電圧はリレーRL2の
作動電圧以下となりリレーRL2は作動しない。ところ
が、電磁弁SVlやS■2の電気抵抗が小さくなるに従
つてリレーRL2に加わる電圧は増加ノし、ついには作
動電圧になつてしまう。どのような条件でもリレーRL
l〜RL4を誤動作なく正確に動作させるためには第8
図のようにする必要がある。第8図において、リレーR
L8はタイマーTMlの接点Tmlによつて作動する。
リレーRL8の常開接点Rl8はリレーRL8が作動す
ると閉じるから接点Tmlが開じるとRl8も閉じる。
従つて第2図の接点Tmlが開いた時と同様に、接点T
mlが開くとリレー接点Rl8が開き、電磁弁SVl〜
SV4及びリレーRL−.への通電が断たれる。この第
8図の回路では前述した電流の回りこみ回路は形成され
ない。この第8図の回路に本発明を適用した実施例を第
9図に示す。第9図において、10『で示した部分は第
8図の10『で示した部分と同一である。第9図の回路
も第4図の実施例と本質的に同じ動作をする。以下に本
発明の効果を列挙する。
(1)ショーケースエアカーテン吹き出し部にサーモス
タット感温部があると、一日中ショーケースエアカーテ
ン吹き出し温度は一定となるが、ショーケース内部照明
を消すとか、外乱(商品や手の出入による)の減少によ
つてショーケースは夜間の方が冷却される。
これではショーケースは過冷となり、エネルギー損失と
なる。そこで本発明の制御装置により夜間の設定温度を
上げてやれば、過冷防止となり、省エネルギーがはかれ
る。(2)サーモスタット感温部を庫内にセットし、庫
内温度を一定にしても、夜間は照明による輻射熱がなく
なるため、品温は下つてくる。
そこで本発明の制御装置により積極的に庫内温度を上げ
、品物の過冷却を防止し、省エネルギー化を達成できる
。(3)昼夜で設定温度が変えられるサーモスタット(
デュアルサーモスタット)もあるが、これは.すべての
負荷の数だけ設けねばならない。
本発明では負荷数の第1のサーモスタットと唯一個の第
2のサーモスタットとを用いて、夜間の過冷却防止と電
磁弁の同期運転による省エネルギー効果を同時に達成で
きる。(4)強制間欠運転で夜間の停止時間を長くすれ
ば、夜間の過冷は防止できるが、温度によつて制御して
いないため、同じ停止時間であれば夏場は冬楊より温度
上昇が大となる。
そのため季節により停止時間の調整をせねばならない。
そ・の点、本発明の制御装置では年間無調整で一定温度
に保持し得る。なお、本発明の制御装置は、圧縮機、凝
縮器が一ユニットとなつて、蒸発器が複数接続された冷
却装置、例えば冷凍、冷蔵庫、多室冷房のルームクーラ
ー等に利用できる。
さらに、本発明の制御装置は、熱を放出するヒートポン
プ型のもので、圧縮機、蒸発器がーユニットとなつて、
凝縮器が複数接続された加熱装ノ置、例えば多室暖房装
置等に利用できる。
この場合、第1のサーモスタットの接続は、上述した実
施例とは逆に所定温度の上限値以上に暖まるとオフにな
り該所定温度の下限値以下に下るとオンになるようにす
るとともに、第2のサーモスタット・は上記第1のサー
モスタットのオンとなる温度より低い温度を検出するた
めのものを用いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複数の冷却庫内に備えた複数の蒸発器を一台の
圧縮機で並列運転する冷却装置の冷媒循゛環系統図、第
2図は本発明の基となつた制御装置の回路図、第3図は
第2図の制御装置による制御を示したタイムチャート図
、第4図は本発明の一実施例による制御装置の回路図、
第5図および第7図はそれぞれ本発明の別の実施例を説
明するための回路図、第6図は第4図の制御装置による
制御を示したタイムチャート図である。 第8図は第2図の変形を示した回路図、第9図は本発明
の別の実施例による制御装置の回路図である。1,2,
3,4・・・・・・蒸発器、5・・・・・・圧縮機、6
・・・・凝縮器、7・・・・・・膨張弁、8・・・・・
・液管、9・・・吸入管、10・・・・・・電源、1『
・・・・・・ショーケース照明電源、11・・・・・・
圧縮機電源回路、SVl〜S■4・・・・電磁弁、TH
l〜TH4・・・・・・第1のサーモスタットの接点、
THO・・・・・・第2のサーモスタットの接点、RL
i〜RI−,・・・・・・リレー、Rll〜Rl4・・
・・・・リレーRLi〜RL4の常閉接点、r1″1〜
r1″4,r15・・・・・・リレーRLl〜R1−,
の常開接点、TMl・・・・タイマー(遅延リレー)、
Tml・・・・・タイマーTMlの接点、RL6および
RL7・・・・・・リレー、SW・・・・・・昼夜切換
スイッチ、R1・・・・・・リレー、Rl8・・・・・
・リレーRしの常開接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一つの圧縮機から複数の蒸発器(あるいは凝縮器)
    に圧縮ガスを供給して、複数の負荷をそれぞれ冷却(あ
    るいは加熱)するようにした冷却(あるいは加熱)装置
    の制御装置において、上記複数の蒸発器(あるいは凝縮
    器)の入力側にそれぞれ挿入接続された複数の電磁弁と
    、上記複数の負荷にそれぞれ設けられ、各負荷の温度が
    所定温度の下限値以下に下降した時(あるいは所定温度
    の上限値以上に上昇した時)に第1の状態となり逆に該
    所定温度の上限値以上に上昇した時(あるいは該所定温
    度の下限値以下に下降した時)に第2の状態となる複数
    の第1のサーモスタットと、該複数の第1のサーモスタ
    ットのうちいずれかの第1のサーモスタットが上記第1
    の状態となつたことを検出する第1の検出回路と、該第
    1の検出回路に接続され、該第1の検出回路の検出時点
    で働き始め、該検出時点から所定時間を計時するタイマ
    ーと、該タイマーが上記所定時間を計時した時点ですべ
    ての上記電磁弁を閉にさせるとともに上記圧縮機を停止
    させる第1の制御回路と、該圧縮機が停止した後にすべ
    ての第1のサーモスタットが上記第2の状態となつたこ
    とを検出する第2の検出回路と、該第2の検出回路の検
    出時点で上記圧縮機を再起動させる第2の制御回路とを
    備えた上記制御装置において、上記第1のサーモスタッ
    トの上記第2の状態となる温度より高い(あるいは低い
    )温度を検出するための第2のサーモスタットを、上記
    複数の負荷のうちいずれか一つの負荷に設け、上記複数
    の負荷が一様に低負荷条件となつた場合に操作される切
    換スイッチを設け、上記圧縮機が停止した後に、すべて
    の第1のサーモスタットが上記第2の状態となり、しか
    も上記第2のサーモスタットが該第1のサーモスタット
    の上記第2の状態となる温度よりも高い(あるいは低い
    )温度を検出した時点を、検出する第3の検出回路を設
    け、上記切換スイッチの上記操作により上記第3の検出
    回路を動作可能とすると共に上記第2の検出回路の代り
    に該第3の検出回路の検出時点で上記第2の制御回路を
    動作させて上記圧縮機を再起動させることを特徴とする
    制御装置。
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