JP5393504B2 - 空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラム - Google Patents

空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラムに関するものである。
従来、ビル内に配置された複数の空気調和機を集中管理する空気調和システムにおいて、管理対象となる空気調和機の運転状況等の管理データは集中管理装置に集約されている。
また、各空気調和機の管理データは、集中管理装置からLANや公衆回線等のネットワークによって接続された遠隔地にある監視端末に通知され、監視端末から空気調和機の運転状況の監視が行われる場合もある。
特許文献1には、ビル等に配置された空気調和機を集中管理する空調制御監視装置を備え、空調制御監視装置のタイマーによって、各空気調和機の運転開始及び運転停止等を制御する技術について開示されている。
特許第3495191号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、1台の室外機に対して複数台の室内機が接続されるマルチ型空気調和装置においては、タイマー設定が、各室内機に対して一括で同じ設定が適用されることにより、空調運転させる必要のない空調区画に対応する室内機までもが運転制御されてしまい、室内機毎に制御することができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、室内機が対象とする空調区画毎の好ましい運転状態で運転制御できる空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、室外機と、前記室外機に接続された複数の室内機と、各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットと、前記サーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置とを備え、前記制御装置が、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更する空気調和システムを提供する。
このような構成によれば、室外機と複数の室内機とが接続されるマルチ型空気調和機において、各室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットのオンオフ状態に基づいて、サーモスタットに対応する室内機が制御される。また、室内機の空調設定に従い空調運転される通常運転モードと、サーモスタットがオフされてから所定時間経過後に、サーモスタットに対応する室内機の空調設定が、緩和する方向に変更される省エネ運転モードとが切り替えられる。空調設定とは、例えば、設定温度、設定風量等の室内機の運転状態の設定である。
また、緩和する方向とは、室内機の運転状態を緩やかに設定することを意味する。例えば、冷房運転時に設定温度を24℃にしている場合には、25℃等の設定温度と比較して高い温度に設定することであり、暖房運転時に設定温度を26℃にしている場合には、25℃等の設定温度と比較して低い温度に設定することである。
このように、省エネ運転モードである場合に、サーモスタットがオフされてから所定時間経過後に室内機の空調設定が緩和する方向に変更され、空調設定を変更しない場合と比較して、次回サーモスタットがオンされるまでの時間を遅くでき、室内機の運転開始のタイミングを遅くするので、室内機の運転にかかるエネルギーを低減することができる。
例えば、冷房運転時に室内温度が設定温度付近になり、サーモスタットがオフした後、急激に室内温度が上昇するような場合には、空調設定を緩和する方向に変更する必要はなく、空調を継続させる方が望ましい。このように、サーモスタットがオフした後の室内温度の経過を判断するために、サーモスタットがオフされてから第1所定時間待機後に空調設定を変更することが好ましい。
さらに、サーモスタットのオンオフ状態に応じて、サーモスタットに対応する室内機の空調設定を制御することにより、マルチ型空気調和機に配置される複数の室内機の各室内機に対し、それぞれ空調区画の温度に応じた制御が行える。これにより、室内機の設置位置の利用者にとって快適な空気調和を行いつつ、室内機の省エネ運転を行うことができる。
上記空気調和システムにおいて、前記省エネ運転モードである場合に、前記制御装置は、前記室内機に運転を開始させる運転開始指令を取得し、前記サーモスタットがオンされた後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の運転を開始させることとしてもよい。
サーモスタットがオフされる条件である場合には室内機が運転されず、サーモスタットがオンされる条件である場合には室内機が運転されるので、サーモスタットが検出する温度によらず室内機の運転を開始してしまう場合と比較して、省エネルギー運転となる。例えば、春や秋等の中間期のように空気調和させる頻度が低い場合に、サーモスタットをオフさせる期間を長くすることができる。
上記空気調和システムの前記サーモスタットは、前記室内機の空調設定である設定温度から所定温度以上である場合に、オンされることとしてもよい。
設定温度よりも所定温度以上である場合にサーモスタットをオンさせることにより、設定温度でサーモスタットをオンして運転を開始させる場合よりも、運転を開始させるタイミングを遅らせることができ、運転を開始する温度が上昇するので、省エネルギー運転となる。
上記空気調和システムにおいて、前記省エネ運転モードである場合に、前記制御装置は、前記サーモスタットがオフされてから第2所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調運転を停止することとしてもよい。
サーモスタットがオフされて所定時間経過後に室内機の運転を停止するので、速やかな運転停止がなされ、省エネルギー運転となる。例えば、春や秋等の中間期のように空気調和させる頻度が低い場合に、サーモスタットをオフさせ、運転を停止させることができる。
上記空気調和システムの前記制御装置は、時間帯に応じて、前記第1所定期間と前記第2所定期間とを規定することとしてもよい。
時間帯に応じて、所定期間経過後に対する室内機の制御を異ならせるので、室内機を時間帯に応じて制御することができる。例えば、21時までに残業を終わらせほとんどのユーザが退社する場合には、13時から21時等のユーザによるオンオフ制御の頻度が比較的多い時間帯は、第1所定期間を計測してサーモスタットをオン状態にさせる時間を遅らせる制御を行い、21時以降等のユーザによるオンオフ制御の頻度が比較的少ない時間帯は、第2所定期間を計測してサーモスタットをオフ状態にして空調機を停止させる制御を行う。このように、時間帯に応じて制御を異ならせることにより、時間帯に応じた好ましい空気調和を行うことができる。
本発明は、室外機に接続された複数の室内機の各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置が、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更する空気調和システムの制御方法を提供する。
本発明は、室外機に接続された複数の室内機の各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置に含まれるコンピュータで実行させるための空気調和システムの制御プログラムであって、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更することをコンピュータに実行させる空気調和システムの制御プログラムを提供する。
本発明は、室内機が対象とする空調区画毎の好ましい運転状態で空気調和システムを運転制御できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る空気調和システムの概略構成の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和システムの機能ブロック図である。 1階店舗の室内機に対する設定画面例を示した図である。 当日に設定されているスケジュールの一覧の画面例である。 省エネ運転モードを有効にする場合の設定画面例である。 省エネ運転モードで運転された場合に省エネ運転である旨を通知している画面例である。 室内機が運転を開始する場合のタイミングチャートの一例を示した図である。 室内機が運転中である場合のタイミングチャートの一例を示した図である。 室内機が停止する場合のタイミングチャートの一例を示した図である。
以下に、本発明に係る空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、空気調和システム1は、集中管理装置4と、複数のマルチ型空気調和機5a,5bを備えている。マルチ型空気調和機5aは、室外機2a、室内機3a−1,3a−2及び各室内機に対応するサーモスタットSa−1,Sa−2を備え、マルチ型空気調和機5bは、室外機2b,室内機3b−1,3b−2、及び各室内機に対応するサーモスタットSb−1,Sb−2を備えている。
本実施形態においては、室外機2aには室内機3a−1,3a−2が、室外機2bには室内機3b−1、3b−2が、それぞれ冷媒配管によって接続されている。なお、本実施形態においては、空気調和機は1台の室外機に対し複数台の室内機を備えるマルチ型として説明するが、これに限定されない。1台の室外機に対して1台の室内機を備えるシングル型であってもよいこととする。
また、本実施形態においては、1台の室外機に2台の室内機が接続される場合を想定しているが、各室外機に接続可能とされる室内機の数は室外機が備える性能によって予め設定されており、その範囲内であればその台数は限定されない。また、通信ネットワークに接続される室外機の数は、集中管理装置又は通信ネットワークが備える性能によって予め設定されており、その範囲内であればその台数は限定されない。以下、特に明記しない場合には、室外機は室外機2、室内機は室内機3、及びサーモスタットはサーモスタットSとして記述する。
また、室外機2とこれらに接続される各室内機3とは、それぞれ通信ネットワーク6により接続され、冷媒系統ネットワークを形成している。
図2は、空気調和システム1の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、説明の便宜上、空気調和機は空気調和機5aに着目して説明することとするが、空気調和機5bも空気調和機5aと同様の機能を備えるものとする。
サーモスタットSは、接点をオン状態またはオフ状態に変化させ、サーモスタットSに接続される機器のオンオフ(運転状態の稼働/停止)制御機能、温度設定機能、冷暖房等の運転モード設定機能等の空気調和機の運転を制御する機器のオンオフ状態を切り替える機能を備える。サーモスタットSがオン状態になると、空気調和機の運転を制御する機器がオン状態にされ、サーモスタットSがオフ状態になると、空気調和機の運転を制御する機器がオフ状態にされる。
具体的には、サーモスタットSは、室内機3が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出する温度センサS1と、空調区画の設定温度が入力される入力部S2と、オンオフ状態を切り替える接点S3とを備えている。サーモスタットSは、入力部S2から入力される設定温度と温度センサS1により検出された室内温度とに基づいて、接点S3をオン状態またはオフ状態に変化させる。
例えば、冷房運転をしている場合、温度センサS1で検知される室温が設定温度よりも高くなったときに、接点S3がオン状態に設定され、温度センサS1で検知される室温が設定温度よりも低くなったときに、接点S3はオフ状態に設定される。また、暖房運転している場合は、温度センサS1で検知される室温が設定温度よりも低くなったときに、接点S3はオン状態に設定され、温度センサS1で検知される室温が設定温度よりも高くなったときに、接点S3がオフ状態に設定される。
サーモスタットSがオフ状態になると、冷房運転及び暖房運転等の運転状態が停止する。また、室内機3は、サーモスタットSがオフ状態である場合でも、ファンを作動させ、冷媒を流さない送風のみの運転をする場合がある。一方、室内機3は、サーモスタットSがオン状態になると、冷房運転及び暖房運転等の運転状態が稼働状態となる。より具体的には、室内機3は、サーモスタットSがオン状態である場合、ファンを作動させ、冷媒流量等を調整し、空調区画を設定温度に近づけるべく運転させる。
室内機3は、対象とする空調区画を空気調和する。具体的には、室内機3は、検出部31及び運転切替部32を備えている。
検出部31は、室内機3の運転モードが省エネ運転モード(詳細は後述する)である場合に、サーモスタットSの接点S3のオンオフ状態を検出し、検出結果を所定期間毎にサーモ信号として集中管理装置4に出力する。
運転切替部32は、集中管理装置4から取得する空調設定の情報に基づいて、室内機3の運転状態を切り替える。
集中管理装置4は、通信ネットワーク6を介して接続される各室外機2及び各室内機3の運転状態等を監視し、監視結果に応じて、各室外機2及び各室内機3の運転を制御する。具体的には、集中管理装置4は、制御装置41、情報管理部42、及び入出力装置43を備えている。
制御装置41は、サーモスタットSのオンオフ状態に基づいて、サーモスタットSに対応する室内機3を制御する。具体的には、制御装置41は、各室内機3の検出部31から取得したサーモ信号のオンオフ状態の情報に基づいて、サーモ信号を送信した室内機3に対する空調設定を決定し、空調設定に基づいて制御する。
より具体的には、制御装置41は、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能である。制御装置41は、通常運転モードで運転させている場合に、室内機3の空調設定に従い空調運転させる。例えば、通常運転モードで運転させている場合、制御装置41は、室内機3を集中管理装置4で管理される空調設定に基づいて運転させる。
また、制御装置41は、省エネ運転モードに切り替えるタイミングをスケジュール設定によって設定する。
制御装置41は、省エネ運転モードで運転させている場合には、サーモスタットSがオフ状態にされてから第1所定時間Δt´経過後に、このサーモスタットSに対応する室内機3の空調設定を緩和する方向に変更し、新たな空調設定に基づいて、サーモ信号を送信した室内機3を制御する。ここで、「空調設定を緩和する方向」とは、室内機の運転状態を緩やかに設定することを意味する。例えば、冷房運転時に設定温度を24℃にしている場合には、25℃等の設定温度と比較して高い温度に設定することであり、暖房運転時に設定温度を26℃にしている場合には、25℃等の設定温度と比較して低い温度に設定することである。
情報管理部42は、各室外機2及び各室内機3から取得される情報を管理するとともに、各室外機2及び各室内機3に対する空調設定の情報を管理する。
入出力装置43は、キーボードやマウス等から情報(例えば、空調設定の情報)を入力させ、及びディスプレイやプリンタ等から情報(例えば、室内機3や室外機2等から取得した情報)を出力する装置である。
また、本実施形態においては、集中管理装置4は入出力装置43を備えることとして説明するが、これに限定されない。例えば、集中管理装置4は、いわゆるコンピュータシステムと接続することを可能とし、集中管理する各室外機2及び各室内機3の情報を管理者に提供することとしてもよい。
図3、図4は、情報管理部42で管理される情報を入出力装置43上に表示させた画面例を示している。図3は、1階店舗の室内機3に対する設定画面の一例である。図3の鍵印のアイコンの箇所では、室内機3にリモートコントローラ(以下「リモコン」と記述する)が接続されている場合に、リモコンからの運転開始/停止の操作の許可禁止設定、運転モード、温度設定等の空調設定の操作の許可禁止設定等を示している。図3に示されるように、1階店舗の室内機3は、「冷房運転」、「設定温度24℃」「風量は弱」「風向はスイング」「リモコン操作は全禁止」等の空調設定の情報が示されるとともに、「室内温度24℃」等の現在の1階店舗の室内機3の運転状態の情報が示されている。
図4は、1階店舗の室内機3に対し、当日に設定されているスケジュールの一覧の画面例を示している。図4に示されるように、7時に「冷房」「設定温度25℃」「(リモコン操作)全禁止」の設定で、室内機3の運転が開始され、8時に「(リモコン操作)全許可」にされ、12時に「冷房」から「送風」に変更されるとともに、「リモコン操作全禁止」にされる。さらに、13時には「冷房」「設定温度25℃」「リモコン操作全許可」の設定に変更され、21時に「リモコン操作全禁止」の設定にするとともに室内機3の運転を停止するスケジュールとなっている。
図5は、制御装置41に対し、省エネ運転モードを有効にする場合の設定画面の画面例である。図5では、「1階店舗」グループに対し、省エネ運転モードを設定する例を挙げている。図5に示されるように、「省エネタイマー有効時間」では、省エネ運転モードを有効にする時間を設定する。例えば、図5のように設定を行うと、7時から23時の期間で省エネ運転モードを有効にすることができる。「省エネタイマー変更内容」では、時間帯に応じて、省エネ運転モードの運転方法を設定する。例えば、1行目の設定においては、13時から14時30分の間、サーモ信号のオフ状態が第1所定期間Δt´(例えば、30分)継続した場合には、そのサーモ信号を送出した空調機3に対する空調設定のうち、「設定温度」及び「風量」について、「設定温度28℃」「弱風」に変更するという設定となる。
また、例えば、2行目の設定においては、15時から17時の間、サーモ信号のオフ状態が第2所定期間Δt´´(例えば、20分)継続した場合には、サーモ信号を送出した室内機3の運転を「停止」する空調設定を行うという設定となる。
このように、時間帯に応じて複数の設定を行うことにより、時間帯に応じた制御を行うことができる。また、図5の「省エネタイマー変更内容」の開始時刻から停止時刻の期間において、省エネ運転モードが有効になる条件を満足する場合には、何度でも繰り返されることとしてもよい。
上記のように、省エネタイマー設定によって各室内機3の空調設定が変更された場合には、その旨を管理者に通知することが好ましい。例えば、図6に示されるように、室内機3の情報を通知する画面の「運転状況」を示す欄において、通常運転モードの運転(停止)は「運転(停止)」とする場合、省エネ運転モードによって運転(停止)されている場合には「ECO運転(停止)」とし、「モード(冷暖房等)」を示す欄において、通常運転モードの冷房は「冷房」とする場合、省エネ運転モードである場合には「ECO送風」等の通常運転モードの運転とは異なる運転モードであることを通知する。
また、本実施形態においては、通常運転モードで示される情報に文字列を加えることによって通常運転モードの運転とは異なる省エネ運転モードであることを通知していたが、これに限定されない。例えば、図6のような通知画面において、省エネ運転モードによって運転されている運転状況の欄を、通常運転モードを示す「白色」から省エネ運転モードを示す「緑色」に変更する等のように、背景の色を変更することによって、運転モードの違いを示すこととしてもよい。
図7、図8、図9はそれぞれ省エネ運転モードである場合を示しており、(1)室内機3を運転開始する場合(図7)、(2)室内機3が運転中である場合(図8)、(3)室内機3が停止される場合(図9)の空調設定等をタイミングチャートで示した図である。
以下に、それぞれの場合について、上記構成を備える空気調和システム1の作用について図を用いて説明する。また、本実施形態においては、図6に示した省エネタイマー設定が有効になっていることとし、室内機は室内機3a−1に着目し、冷房運転をする場合として説明する。
図7の時刻t1(7時)において、集中管理装置4に設定された省エネ運転モードがオフ(OFF)状態からオン(ON)状態になると、省エネ運転モードが有効になる。時刻t2(例えば、8時)において、集中管理装置4から、上述したスケジュールで設定された運転開始の情報「冷房」「設定温度25℃」が、仮の運転指令として室内機3a−1に対して通知される。また、スケジュールで設定されていない情報(例えば、風量)がある場合には、室内機3a−1が停止される以前の設定内容(例えば、「設定風量急速」)を通知する。室内機3a−1は、仮の運転指令を取得すると、サーモスタットSがオフ状態の風量でファンを回転させる。
時刻t3(例えば、9時)において、情報管理部42により室内機3a−1の室内温度が「設定温度+1℃」である26℃となり、サーモ信号がオフ状態からオン状態となると、集中管理装置4から室内機3a−1に対し、運転指令が通知される。運転指令を取得した室内機3a−1において、仮の運転指令で取得していた空調設定「冷房」「設定温度25℃」「設定風量急速」によって、室内機3a−1において運転が開始され、室内機3a−1が稼働する。
このように、サーモスタットSがオフ状態となる条件である場合に室内機3a−1が運転されず、サーモスタットSがオン状態となる条件である場合に室内機3a−1が運転されるので、サーモスタットSが検出する温度によらず室内機3a−1の運転を開始してしまう場合と比較して、省エネルギー運転となる。例えば、春や秋等の中間期のように空気調和させる頻度が低い場合に、サーモスタットSをオフさせる期間を長くすることができる。
図8では、室内機3が運転中である場合のタイミングチャートを示している。図8の時刻t4(13時)において、省エネタイマーの第1条件「13時〜14時30分において、サーモ信号がオン状態からオフ状態になる期間が第1所定期間Δt´(例えば、30分間)継続した場合に、設定温度を28℃とし、弱風とする」が有効となる。時刻t5(例えば、13時25分)において、室内機3a−1のサーモスタットSがオン状態からオフ状態となり、室内機3a−1から集中管理装置4にオフ状態のサーモ信号が通知される。また、サーモ信号がオフ状態になると、運転状態は稼働状態から停止され、サーモスタットSがオフ状態の風量でファンは回転する。集中管理装置4において、室内機3a−1のサーモ信号がオン状態からオフ状態になったことが検出されると、オフ状態の継続時間が計測される。サーモ信号は、室内機3a−1から所定期間毎に通知されている。
時刻t6(13時30分)において、制御装置41は、サーモ信号のオフ状態である期間が第1所定期間Δt´(例えば、30分間)継続していることを検出すると、室内機3a−1の空調設定を「設定温度28℃」「弱風」に変更させるべく室内機3a−1に変更後の空調設定を通知する。室内機3a−1は、変更後の空調設定の情報を取得すると、運転切替部32によって空調設定が「設定温度28℃」「弱風」に変更され、「設定温度28℃」「弱風」の状態で運転される。斜線部は、設定温度25℃時のサーモオン状態を示す。
時刻t7(例えば、14時50分)において、室内温度が「設定温度+1℃」である29℃となると、サーモ信号がオフ状態からオン状態となり、室内機3a−1の運転状態が停止から稼働状態に移行される。
図9の時刻t8(15時)において、省エネタイマーの第2条件「15時〜17時において、サーモ信号がオン状態からオフ状態になる期間が第2所定期間Δt´´(例えば、20分間)継続した場合に、運転を停止する」が有効となる。時刻t9(例えば、15時20分)において、室内機3a−1のサーモスタットSがオン状態からオフ状態になると、室内機3a−1の検出部31からオフ状態を通知するサーモ信号が集中管理装置4に通知される。また、オフ状態のサーモ信号に基づいて、室内機3a−1の運転状態が稼働状態から停止に移行する。さらに、制御装置41において、オフ状態を通知するサーモ信号が取得されると、オフ状態の期間の計測が開始される。時刻t10(15時40分)において、オフ状態のサーモ信号が所定期間Δt´´(例えば、20分間)継続されていることが検出されると、制御装置41から室内機3a−1に対し、停止指令が通知される。
室内機3a−1は、停止指令を取得すると、運転切替部32は、室内機3の運転を停止させるとともに、ファンの回転を停止する。時刻t11(17時)において、制御装置41は、省エネタイマー第2条件を終了し、時刻t12(23時)において、省エネ運転モードを終了する。
サーモスタットSがオフされて所定時間経過後に室内機の運転を停止するので、速やかな運転停止がなされ、省エネルギー運転となる。例えば、春や秋等の中間期のように空気調和させる頻度が低い場合にサーモスタットをオフさせ、運転を停止させることができる。
なお、上述した実施形態では、集中管理装置4の制御装置41としてハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定される必要はない。例えば、別途ソフトウェアにて処理する構成も可能である。この場合、制御装置41は、CPU、RAM等の主記憶装置、及び上記処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、CPUが上記記憶媒体に記録されているプログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の制御装置41と同様の処理を実現させる。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上説明してきたように、本実施形態に係る空気調和システム及びその制御方法並びに制御プログラムによれば、室外機2と複数の室内機3とが接続されるマルチ型空気調和機において、各室内機3が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットSのオンオフ状態に基づいて、サーモスタットSに対応する室内機が制御される。また、室内機3の空調設定に従い空調運転される通常運転モードと、サーモスタットSがオフされてから所定時間経過後に、サーモスタットSに対応する室内機3の空調設定が緩和する方向に変更される省エネ運転モードとが切り替えられる。省エネ運転モードである場合に、サーモスタットがオフされてから所定時間経過後に室内機3の空調設定が緩和する方向に変更され、空調設定を変更しない場合と比較して、次回サーモスタットがオンされるまでの時間を遅くでき、室内機3の運転開始のタイミングを遅くするので、室内機3の運転にかかるエネルギーを低減することができる。
また、サーモスタットSがオフした後の室内温度の経過を判断するために、サーモスタットSがオフされてから第1所定時間待機後に空調設定を変更するので、サーモスタットSがオフした後、急激に室内温度が上昇するような場合には、空調設定を緩和する方向に変更することなく、空調を継続させることができる。さらに、サーモスタットSのオンオフ状態に応じて、サーモスタットSに対応する室内機3の空調設定を制御することにより、マルチ型空気調和機に配置される複数の室内機3の各室内機3に対し、それぞれ空調区画の温度に応じた制御が行える。これにより、室内機3の設置位置の利用者にとって快適な空気調和を行いつつ、室内機3の省エネ運転を行うことができる。
なお、本実施形態によれば、制御装置41が集中管理装置4に設けられることとして説明していたが、これに限定されない。例えば、制御装置41は、室外機、室内機、又は室内機に対応するリモートコントローラに設けられることとしてもよく、空気調和システムにおける集中管理装置、室外機、室内機、リモートコントローラのうち、いずれか1つに設けられればよいこととする。
1 空気調和システム
2a,2b 室外機
3a−1,3a−2,3b−1,3b−2 室内機
4 集中管理装置
5a,5b 空気調和装置

Claims (6)

  1. 室外機と、
    前記室外機に接続された複数の室内機と、
    各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットと、
    前記サーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置が、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更する空気調和システム。
  2. 前記省エネ運転モードである場合に、
    前記制御装置は、前記室内機に運転を開始させる運転開始指令を取得し、前記サーモスタットがオンされた後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の運転を開始させる請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記省エネ運転モードである場合に、
    前記制御装置は、前記サーモスタットがオフされてから第2所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調運転を停止する請求項1または請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記制御装置は、時間帯に応じて、前記第1所定期間と前記第2所定期間とを規定する請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  5. 室外機に接続された複数の室内機の各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置が、通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更する空気調和システムの制御方法。
  6. 室外機に接続された複数の室内機の各前記室内機が空気調和する対象とする空調区画の温度を検出するサーモスタットのオンオフ状態に基づいて、前記サーモスタットに対応する前記室内機を制御する制御装置に含まれるコンピュータで実行させるための空気調和システムの制御プログラムであって、
    通常運転モードと省エネ運転モードとを切り替えて運転可能であるとともに、前記通常運転モードで運転させている場合には、前記室内機の空調設定に従い空調運転させ、前記省エネ運転モードで運転させている場合には、前記サーモスタットがオフされてから第1所定時間経過後に、該サーモスタットに対応する前記室内機の空調設定を緩和する方向に変更することをコンピュータに実行させる空気調和システムの制御プログラム。
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