JP6890876B2 - 制御装置、制御システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、空調機を制御する制御装置、制御システムおよびプログラムに関する。
近年、空調機において様々な手法で省エネルギー(以降、省エネという)化の技術が進んでいる。例えば、特許文献1には、空調機の省エネ技術の1つとして、室内機の負荷状態に応じて室外機に設置された圧縮機の出力制御を行うことで空調機自身の省エネ運転を行うマルチ形空気調和装置が開示されている。
特開2011−202913号公報
空調機を使用する場合、空調区画の空調を効率的に行えるように、閉空間で使用することが望ましい。しかし、例えばユーザが意図せず閉空間になっていない環境で空調機を使用してしまった場合、空調区画への外気の流入および空調区画からの室内空気の流出によって、室内温度が空調機の設定温度へ収束しない可能性がある。空調機が除湿・加湿機能や空気清浄機能を備える装置である場合も同様である。このような場合、空調機が、そのままの設定で運転を続けると、空調機の消費エネルギー量が増大し、省エネ化を図ることができない。
特許文献1に記載された技術では、室内温度が設定温度範囲内に入るように圧縮機の圧力を最適に制御することで空調機の省エネ運転を行っているが、例えば、前述したように空調区画が閉空間になっていない環境で空調機を使用すると、室内温度が空調機の設定温度へ収束しない可能性があり、空調機の省エネ運転を行うことは困難である。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、開閉可能な構造を有する開口部が存在する空調区画に設けられた空調機が、開口部が閉じられていない状態で運転を続けることによる消費エネルギー量の増大を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御装置は、運転情報取得部と、第1記憶部と、開閉情報取得部と、制御部とを備える。運転情報取得部は、空調機の運転状態を示す運転情報を取得する。第1記憶部は、開閉可能な構造を有し、空調機の空調区画に設けられる開口部を、空調機に対応付けて記憶する。開閉情報取得部は、開口部の開閉状態を示す開閉情報を取得する。制御部は、運転情報に基づき運転中であると判定した空調機に対応付けて記憶された開口部が開状態であると判定した場合に、空調機の運転状態を開口部の周辺以外に風を当てるよう風向を制御する。
本発明によれば、開閉可能な構造を有する開口部が存在する空調区画に設けられた空調機が運転中で、かつ開口部が開状態である場合に、開口部を経由する空調区画内と空調区画外とのエネルギーの移動量を小さくする制御を行うことで、開口部が閉じられていない状態で空調機が運転を続けることによる消費エネルギー量の増大を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の第1の変形例に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の他の例を示す図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態2に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態2に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態3に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態4に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 実施の形態4に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム100は、制御装置1と、空調機2Aと、開口部3Aおよび開口部3B(以下、総称する場合には、開口部3という)とで構成される。開口部3Aおよび開口部3Bは、空調区画4A内に設けられた扉やドア、窓といった開閉可能な構造を有するものである。
空調機2Aは、空調区画4A内の室内温度を設定温度にする。空調機2Aは制御装置1に接続されており、運転中であるか否かを示す運転情報を制御装置1に送信する。運転情報を送信するタイミングは、空調機2Aが運転開始および運転終了した直後でもよいし、空調機2Aが運転開始および運転終了してから決められた時間経過後でもよい。運転開始および運転終了してから決められた時間経過後に運転情報を送信する構成にすることで、ユーザが空調機2Aの運転開始または運転終了をしてすぐに元に戻した場合など、短時間で運転状態が切り替わった場合を除外することができる。あるいは、空調機2Aは運転情報を制御装置1に定期的に送信してもよい。
制御装置1は、空調機2Aから運転情報を受信する。制御装置1は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉状態を示す開閉情報を取得し、空調機2Aが運転中で、かつ開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるときに、空調機2Aの運転を制御する運転制御信号を空調機2Aに送信する。
図2は、実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を示す図である。制御装置1は、入力部11と、開閉情報取得部12と、記憶部13と、運転情報取得部14と、運転制御部15と、運転制御信号送信部16とを備える。入力部11は、例えば、プッシュスイッチやタッチパネルといった入力装置で構成され、空調区画4Aに設置される空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報の入力を受け付ける。
開閉情報取得部12は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉状態を示す開閉情報を取得する。開閉情報取得部12は、例えば、画像認識機能を備えるカメラで構成され、開口部3Aおよび開口部3Bを撮影した画像を解析して開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を取得する。または、開閉情報取得部12は、赤外線センサや超音波センサ、圧力センサといったセンサで構成され、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉を検知して開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を取得する。あるいは、開閉情報取得部12は、このようなカメラやセンサといった開口部3Aおよび開口部3Bの開閉を検知する検知装置と接続して、検知装置から開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を取得してもよい。
記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やFlash ROM(Read Only Memory)といった記憶装置で構成され、入力部11に入力された空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報と、開閉情報取得部12が取得した開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報と、を対応付けて記憶する。ここで、図1および図3を用いて記憶部13が記憶する情報について説明する。
図3は、実施の形態1に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図1に示すように、空調機2Aと、開口部3Aおよび開口部3Bとは、空調区画4A内に設けられている。この場合、記憶部13は、例えば図3に示すような情報を記憶する。図3の例では、空調機2Aを識別する情報である空調機「2A」に、開口部3Aを識別する情報である開口部「3A」と開口部3Bを識別する情報である開口部「3B」とが対応付けられている。また、図1では、開口部3Aが開状態で、開口部3Bが閉状態であるので、開口部「3A」に開口部3Aの開閉情報である開閉状態「開」が対応付けられており、開口部「3B」に開口部3Bの開閉情報である開閉状態「閉」が対応付けられている。記憶部13は、本発明における第1記憶部である。
図2の制御装置1の運転情報取得部14は、Ethernet(登録商標)規格やRS-232C規格を用いて空調機2Aと通信する通信インターフェース(以下、通信I/Fと略す)で構成され、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2Aから受信する。通信I/FはEthernet(登録商標)規格やRS-232C規格のような有線通信規格に限らず、例えばBluetooth(登録商標)のような無線通信規格であってもよい。
運転制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROMおよびRAM(Random Access Memory)などで構成され、運転情報取得部14が取得した運転情報に基づいて、空調機2Aが運転中であるか否かを判定する。運転制御部15は、空調機2Aが運転中であると判定した場合、記憶部13から空調機2Aに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す。運転制御部15は、読み出した開閉情報に基づいて、開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する。運転制御部15は、開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であると判定した場合、空調機2Aの運転を制御する運転制御信号を生成する。
運転制御信号送信部16は、Ethernet(登録商標)規格やRS-232C規格を用いて空調機2Aと通信する通信I/Fで構成され、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信する。通信I/Fは有線通信規格に限らず、無線通信規格であってもよい。運転情報取得部14および運転制御信号送信部16は、同一のハードウェアで構成されてもよい。運転制御部15および運転制御信号送信部16は本発明における制御部である。
ここで、運転制御部15が生成する運転制御信号について説明する。運転制御信号は、空調機2Aを現在よりも消費電力量が小さい状態にする信号であって、例えば、空調機2Aの運転停止を指示する信号や、空調機2Aが有する省エネ運転モードへの切り替えを指示する信号である。省エネ運転モードは、現在の運転状態よりも消費電力量が小さい運転状態である。具体的には、省エネ運転モードへ切り替えることによって冷房の設定温度を上げたり、暖房の設定温度を下げたりする。または、運転制御信号は、空調機2Aを省エネ運転モードへ切り替えてから、さらに運転を停止するようなシーケンス制御を指示する信号でもよい。続いて、制御装置1が行う処理について説明する。
図4は、実施の形態1に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1の起動中に、空調機2から運転情報が送信されると繰り返し実行される。制御装置1の運転情報取得部14は、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2Aから取得し(ステップS11)、運転制御部15に送る。運転制御部15は、運転情報取得部14から受け取った運転情報に基づいて空調機2Aが運転中であるか否かを判定する(ステップS12)。空調機2Aが運転中でない場合(ステップS12;NO)、処理を終了する。空調機2Aが運転中である場合(ステップS12;YES)、運転制御部15は、記憶部13から、運転中の空調機2Aに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。開口部3Aおよび開口部3Bのいずれも開状態でない場合(ステップS14;NO)、処理を終了する。
開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態である場合(ステップS14;YES)、運転制御部15は、空調機2Aの運転を制御する運転制御信号を生成する(ステップS15)。図3の例では、空調機「2A」に対応する開口部「3A」の開閉状態が「開」であるので、運転制御部15は、空調機2Aを現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を生成する。運転制御信号送信部16は、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信し(ステップS16)、処理を終了する。空調機2Aの運転中に開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であると、空調区画4A内の室内温度が空調機2Aの設定温度へ収束しない可能性がある。そこで、運転制御部15が運転制御信号を空調機2Aに送信し、運転停止や省エネ運転モードへ切り替えることで、開口部3が閉じられていない状態で空調機2Aがそのままの設定で運転を続けることを防止する。
なお、前述した開閉情報取得部12が開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を取得し、記憶部13が入力部11に入力された空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報と、開閉情報取得部12が取得した開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報と、を対応付けて記憶する動作は、図4のフローチャートと必ずしも連動しなくてもよい。本実施の形態では、運転制御部15が記憶部13に記憶された情報を読み出す(ステップS13)の前に少なくとも、記憶部13に空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報と、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報とが対応付けて記憶されていればよい。
上記の例では、空調機2Aは1台であったが、2台以上であってもよい。2台の空調機2Aおよび空調機2B(以下、総称する場合には空調機2という。)を備える変形例について図4、図5、図6および図7を用いて説明する。
図5は、実施の形態1の第1の変形例に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム100Aは、制御装置1と、空調機2Aおよび空調機2Bと、開口部3Aおよび開口部3Bとで構成される。空調機2Bは、空調機2Aと同様の構成であり、同様に動作する。空調機2Aおよび空調機2Bはそれぞれ制御装置1に接続されており、運転中であるか否かを示す運転情報を制御装置1に送信する。空調機2の代わりに空調機2Aおよび空調機2Bがある変形例について、制御装置1の動作が変わる点を、図4を用いて説明する。なお、説明しない制御装置1の動作については図4に示すフローチャートの動作と同様である。
制御装置1の運転情報取得部14は、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2Aおよび空調機2Bからそれぞれ取得し(ステップS11)、運転制御部15に送る。運転制御部15は、運転情報取得部14から受け取った運転情報に基づいて空調機2Aおよび空調機2Bの少なくともいずれかが運転中であるか否かを判定する(ステップS12)。空調機2Aおよび空調機2Bの少なくともいずれかが運転中である場合(ステップS12;YES)、運転制御部15は、記憶部13から、運転中の空調機2に対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。空調機2Aおよび空調機2Bは、両方とも開口部3Aおよび開口部3Bに対応付けられてもよいし、1対1で対応付けられてもよい。
図6は、実施の形態1の第1の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図5に示すように、空調機2Aおよび空調機2Bと開口部3Aおよび開口部3Bとは、空調区画4A内に設けられている。この場合、記憶部13は、例えば図6に示すような情報を記憶する。図6の例では、空調機「2A」および空調機「2B」にそれぞれ開口部「3A」と開口部「3B」とが対応付けられている。また、図5では、開口部3Aが開状態で、開口部3Bが閉状態であるので、開口部「3A」に開閉状態「開」が対応付けられており、開口部「3B」に開閉状態「閉」が対応付けられている。
図7は、実施の形態1の第1の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の他の例を示す図である。図5に示すように、空調機2Aは、空調区画4A内の開口部3Aに近い位置に設けられており、空調機2Bは、空調区画4A内の開口部3Bに近い位置に設けられている。空調機2Aおよび空調機2Bと開口部3Aおよび開口部3Bとが1対1で対応付けられる場合、記憶部13は、例えば図7に示すような情報を記憶する。図7の例では、空調機「2A」に開口部「3A」が対応付けられており、空調機「2B」に開口部「3B」が対応付けられている。また、図5では、開口部3Aが開状態で、開口部3Bが閉状態であるので、開口部「3A」に開閉状態「開」が対応付けられており、開口部「3B」に開閉状態「閉」が対応付けられている。
図4を用いた説明に戻る。例えば、空調機2Aのみが運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図6に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2Aに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図6の例では、空調機「2A」に対応する開口部「3A」の開閉状態が「開」であるので(ステップS14;YES)、運転制御部15は、空調機2Aを現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を生成する(ステップS15)。運転制御信号送信部16は、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信し(ステップS16)、処理を終了する。
例えば、空調機2Bのみが運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図7に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2Bに対応する開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Bが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図7の例では、空調機「2B」に対応する開口部「3B」の開閉状態が「閉」であるので(ステップS14;NO)、処理を終了する。
例えば、空調機2Aおよび空調機2Bの両方が運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図7に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2Aおよび空調機2Bに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図7の例では、空調機「2A」に対応する開口部「3A」の開閉状態が「開」であって、空調機「2B」に対応する開口部「3B」の開閉状態が「閉」であるので(ステップS14;YES)、運転制御部15は、空調機2Aを現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を生成する(ステップS15)。運転制御信号送信部16は、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信し(ステップS16)、処理を終了する。
上記の例では、空調区画4Aは1つであったが、2つ以上であってもよい。2つの空調区画4Aおよび空調区画4B(以下、総称する場合には、空調区画4という)がある変形例について図4、図8および図9を用いて説明する。
図8は、実施の形態1の第2の変形例に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム100Bは、制御装置1と、空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cと、開口部3A、開口部3Bおよび開口部3C(以下、総称する場合には、開口部3という)とで構成される。空調機2Cは、空調機2Aおよび空調機2Bと同様の構成であり、同様に動作する。開口部3Cは、開口部3Aおよび開口部3Bと同様に開閉可能な構造を有する。空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cはそれぞれ制御装置1に接続されており、運転中であるか否かを示す運転情報を制御装置1に送信する。制御装置1は、開口部3A、開口部3Bおよび開口部3Cの開閉状態を示す開閉情報を取得する。
空調区画4Aには、空調機2Aおよび空調機2Bと開口部3Aおよび開口部3Bとが設けられている。空調区画4Bには、空調機2Cと開口部3Cとが設けられている。空調機2および開口部3の数はこれに限らず、1つの空調区画4に1台以上の空調機2と1つ以上の開口部3が設けられていればよい。また、空調機2と開口部3の設置数は、空調区画4ごとに異なってもよい。2つの空調区画4Aおよび空調区画4Bがある変形例について、制御装置1の動作が変わる点を、図4を用いて説明する。なお、説明しない制御装置1の動作については図4に示すフローチャートの動作と同様である。
制御装置1の運転情報取得部14は、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cからそれぞれ取得し(ステップS11)、運転制御部15に送る。運転制御部15は、運転情報取得部14から受け取った運転情報に基づいて空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cの少なくともいずれかが運転中であるか否かを判定する(ステップS12)。空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cの少なくともいずれかが運転中である場合(ステップS12;YES)、運転制御部15は、記憶部13から、運転中の空調機2に対応する開口部3の開閉情報を読み出す(ステップS13)。
図9は、実施の形態1の第2の変形例に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図8に示すように、空調機2Aおよび空調機2Bと開口部3Aおよび開口部3Bとは、空調区画4A内に設けられており、空調機2Cと開口部3Cとは、空調区画4B内に設けられている。この場合、記憶部13は、例えば図9に示すような情報を記憶する。図9の例では、空調機「2A」および空調機「2B」にそれぞれ開口部「3A」と開口部「3B」とが対応付けられている。空調機「2C」に開口部「3C」が対応付けられている。また、図8では、開口部3Aが開状態で、開口部3Bおよび開口部3Cが閉状態であるので、開口部「3A」に開閉状態「開」が対応付けられており、開口部「3B」および開口部「3C」に開閉状態「閉」が対応付けられている。
図4を用いた説明に戻る。例えば、空調機2Aのみが運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図9に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2Aに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図9の例では、空調機「2A」に対応する開口部「3A」の開閉状態「開」であるので(ステップS14;YES)、運転制御部15は、空調機2Aを現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を生成する(ステップS15)。運転制御信号送信部16は、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信し(ステップS16)、処理を終了する。
例えば、空調機2Cのみが運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図9に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2Cに対応する開口部3Cの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3Cの開閉情報に基づいて開口部3Cが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図9の例では、空調機「2C」に対応する開口部「3C」の開閉状態が「閉」であるので(ステップS14;NO)、処理を終了する。
例えば、空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cのすべてが運転中である場合であって(ステップS12;YES)、記憶部13が図9に示すような情報を記憶している場合は、運転制御部15は、空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cに対応する開口部3A、開口部3Bおよび開口部3Cの開閉情報を読み出す(ステップS13)。運転制御部15は、開口部3A、開口部3Bおよび開口部3Cの開閉情報に基づいて開口部3A、開口部3Bおよび開口部3Cの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS14)。図9の例では、空調機「2A」および空調機「2B」に対応する開口部「3A」の開閉状態が「開」であって、空調機「2C」に対応する開口部「3C」の開閉状態「閉」であるので(ステップS14;YES)、運転制御部15は、空調機2Aおよび空調機2Bを現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を生成する(ステップS15)。運転制御信号送信部16は、運転制御部15が生成した運転制御信号を空調機2Aおよび空調機2Bに送信し(ステップS16)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態1の制御装置1によれば、開閉可能な構造を有する開口部3が存在する空調区画4に設けられた空調機2が使用中で、かつ少なくとも1つの開口部3が開状態である場合に、空調機2を現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を空調機2に送信することで、開口部3を経由する空調区画4内と空調区画4外とのエネルギーの移動量が小さくなり、開口部3が閉じられていない状態で空調機2が運転を続けることによる消費電力量の増大を抑制することができる。例えば、運転中の空調機2に対応する開口部3が開状態である場合に空調機2の運転を停止すれば、暖房の場合には開口部3を経由する空調区画4内から空調区画4外へのエネルギーの移動量が小さくなる。冷房の場合には開口部3を経由する空調区画4内外から空調区画4内へのエネルギーの移動量が小さくなる。
なお、制御装置1の運転制御部15は、運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが決められた時間以上開状態であると判定した場合に、空調機2の運転を制御する運転制御信号を生成してもよい。これにより、空調機2の運転中にユーザが意図的に一時的に開口部3を開けた場合(例えば、室外の様子を確認する場合や短時間退室する場合)に、空調機2が運転停止したり省エネ運転モードへ切り替えたりしてしまうことを防止することができる。空調機2の起動時の消費電力量は大きいので、一時的な開口部3の開け閉めや短時間の退室であれば、そのままの設定で運転を継続したほうがより省エネになる場合がある。よって、ここでの決められた時間は、例えば空調機2が運転停止したり省エネ運転モードへ切り替えたりしてから元の運転状態に戻す消費電力量よりもそのままの設定で運転を継続した場合の消費電力量の方が小さい時間とする。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム200は、制御装置1と、空調機2Aと、開口部3Dおよび開口部3E(以下、総称する場合には、開口部3という)とで構成される。開口部3Dおよび開口部3Eは、空調区画4A内に設けられた電動扉、電動ドアおよび電動窓といった電動で開閉可能な構造を有するものである。空調機2、開口部3および空調区画4の数にはこれに限らず、空調機2が2台以上であってもよいし、開口部3が1つまたは3台以上であってもよいし、空調区画4が2つ以上であってもよい。1つの空調区画4に1台以上の空調機2と1つ以上の開口部3が設けられていればよい。制御システム200は、開口部3が電動で開閉可能である点で実施の形態1の制御システム100と異なる。
開口部3Dおよび開口部3Eはそれぞれ制御装置1に接続されている。実施の形態2の制御装置1は実施の形態1の制御装置1と機能構成が異なる。実施の形態2の制御装置1は、空調機2Aが運転中で、かつ開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態であるときに、開口部3を閉状態にする閉制御信号を、開状態である開口部3に送信する。実施の形態2の制御装置1は、空調機2Aの運転を制御しない。その他の構成は、制御システム100と同様である。図1と同様の構成については同一の符号を付しており、同一の符号の構成に関する説明は省略する。
図11は、実施の形態2に係る制御装置の機能構成例を示す図である。実施の形態2の制御装置1は、実施の形態1の制御装置1の運転制御部15および運転制御信号送信部16に代えて、閉制御部17および閉制御信号送信部18を備える。閉制御部17は、例えば、CPU、ROMおよびRAMなどで構成され、運転情報取得部14が取得した運転情報に基づいて、空調機2Aが運転中であるか否かを判定する。閉制御部17は、空調機2Aが運転中であると判定した場合、記憶部13から空調機2Aに対応する開口部3Dおよび開口部3Eの開閉情報を読み出す。閉制御部17は、読み出した開閉情報に基づいて、開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する。閉制御部17は、開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態であると判定した場合、開口部3を閉状態にする閉制御信号を生成する。
閉制御信号送信部18は、Ethernet(登録商標)規格やRS-232C規格を用いて開口部3Dおよび開口部3Eと通信する通信I/Fで構成され、閉制御部17が生成した閉制御信号を開状態である開口部3に送信する。通信I/Fは有線通信規格に限らず、無線通信規格であってもよい。閉制御部17および閉制御信号送信部18は本発明における制御部である。
開口部3Dおよび開口部3Eはそれぞれ、開閉状態を示す開閉情報を制御装置1に送信する構成にしてもよい。この場合、開閉情報取得部12は、開口部3Dおよび開口部3Eから開閉情報を取得する。開閉情報取得部12と閉制御信号送信部18とは、同一のハードウェアで構成されてもよい。その他の構成は、実施の形態1の制御装置1と同様である。図2と同様の機能構成については同一の符号を付しており、同一の符号の機能構成に関する説明は省略する。続いて、制御装置1が行う処理について説明する。
図12は、実施の形態2に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1の起動中に、空調機2から運転情報が送信されると繰り返し実行される。制御装置1の運転情報取得部14は、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2Aから取得し(ステップS21)、閉制御部17に送る。閉制御部17は、運転情報取得部14から受け取った運転情報に基づいて空調機2Aが運転中であるか否かを判定する(ステップS22)。空調機2Aが運転中でない場合(ステップS22;NO)、処理を終了する。空調機2Aが運転中である場合(ステップS22;YES)、閉制御部17は、記憶部13から、運転中の空調機2Aに対応する開口部3Dおよび開口部3Eの開閉情報を読み出す(ステップS23)。閉制御部17は、開口部3Dおよび開口部3Eの開閉情報に基づいて開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS24)。開口部3Dおよび開口部3Eのいずれも開状態でない場合(ステップS24;NO)、処理を終了する。
開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態である場合(ステップS24;YES)、閉制御部17は、開口部3を閉状態にする閉制御信号を生成する(ステップS25)。閉制御信号送信部18は、閉制御部17が生成した閉制御信号を開状態である開口部3に送信し(ステップS26)、処理を終了する。図10の例では、空調機2Aに対応する開口部3Dは閉状態で、開口部3Eは開状態であるので、閉制御部17は、開口部3Eを閉状態にする閉制御信号を生成し、閉制御信号送信部18は、閉制御部17が生成した閉制御信号を開口部3Eに送信する。開口部3Dおよび開口部3Eの少なくともいずれかが開状態であると、空調区画4A内の室内温度が空調機2Aの設定温度へ収束しない可能性がある。そこで、閉制御部17が閉制御信号を開状態である開口部3に送信し、すべての開口部3を閉状態にする。
以上説明したように実施の形態2の制御装置1によれば、電動で開閉可能な構造を有する開口部3が存在する空調区画4に設けられた空調機2が使用中で、かつ少なくとも1つの開口部3が開状態である場合に、閉状態にする閉制御運信号を開状態である開口部3に送信することで、開口部3を経由する空調区画4内と空調区画4外とのエネルギーの移動量が小さくなり、開口部3が閉じられていない状態で空調機2が運転を続けることによる消費電力量の増大を抑制することができる。例えば、運転中の空調機2に対応する開口部3を開状態から閉状態にすれば、暖房の場合には開口部3を経由する空調区画4内から空調区画4外へのエネルギーの移動量が小さくなる。冷房の場合には開口部3を経由する空調区画4内外から空調区画4内へのエネルギーの移動量が小さくなる。
なお、制御装置1の閉制御部17は、運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが決められた時間以上開状態であると判定した場合に、開口部3を閉状態にする閉制御信号を生成してもよい。これにより、空調機2Aの運転中にユーザが意図的に一時的に開口部3を開けた場合(例えば、室外の様子を確認する場合や短時間退室する場合)に、ユーザが意図しないタイミングで開口部3を閉状態にしてしまうことを防止することができる。ここでの決められた時間は、ユーザが決定してもよいし、開閉情報の履歴から開口部3の開放時間を算出し、過去の開放時間に基づいて決定してもよい。
また、開口部3は、電動扉、電動ドアおよび電動窓などの一重の構造に限らず、電動カーテンや電動シャッター、電動雨戸などの閉状態で断熱効果が増す構造をさらに有する二重構造であってもよい。この場合、閉制御部17は、さらに、運転中の空調機2に対応する開口部3の二重目の構造が閉状態でないと判定した場合に、開口部3の二重目の構造を閉状態にする閉制御信号を生成してもよい。また、電動扉や、電動ドア、電動窓、電動カーテン、電動シャッター、電動雨戸は例示であって、開口部3はこれらを単独で備えてもよいし、これらの2以上の組み合わせを備えてもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る制御システムは、実施の形態1の制御システム100、制御システム100Aおよび制御システム100Bと同様である。以下、代表して制御システム100と同様の場合について説明する。実施の形態3の制御装置1は実施の形態1の制御装置1と機能構成が異なる。実施の形態3の制御装置1は、空調機2Aが運転中で、かつ開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるときに、空調機2Aの運転を制御する運転制御信号を空調機2Aに送信すると共に、開状態の開口部3があることをユーザに報知する警報情報を出力する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る制御装置の機能構成例を示す図である。実施の形態3の制御装置1は、実施の形態1の制御装置1の運転制御部15に代えて運転制御部19を備え、警報出力部20が追加されている。運転制御部19は、運転制御部15の機能に加え、運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが開状態であると判定した場合に、開状態の開口部3があることをユーザに報知する警報情報を生成する。警報出力部20は、スピーカやディスプレイ、点灯ランプなどで構成され、運転制御部19が生成した警報情報を出力する。運転制御部19および警報出力部20は本発明における制御部である。
警報出力部20がスピーカである場合には、例えば、開状態の開口部3をユーザに報知するメッセージを音声出力してよいし、警報音を出力してもよい。警報出力部20がディスプレイである場合には、例えば、開状態の開口部3をユーザに報知するメッセージを画面表示してよいし、開状態の開口部3があることを警告する警告画面を表示してもよい。警報出力部20が点灯ランプである場合には、例えば、開状態の開口部3によって点灯色や点灯パターンを変えてもよい。警報出力部20が出力するメッセージは、例えば「窓が開いています」といった開状態の開口部3をユーザに報知するメッセージであってもよいし、「窓を閉めてください」といった開状態の開口部3を閉状態にすることを促すメッセージであってもよい。
また、警報出力部20は、Ethernet(登録商標)規格やRS-232C規格を用いて外部と通信する通信I/Fで構成され、運転制御部19が生成した警報情報をユーザが使用する端末に例えば電子メールで送信してもよい。通信I/Fは有線通信規格に限らず、無線通信規格であってもよい。この場合、運転情報取得部14、運転制御信号送信部16および警報出力部20は、同一のハードウェアで構成されてもよい。その他の構成は、実施の形態1の制御装置1と同様である。図2と同様の機能構成については同一の符号を付しており、同一の符号の機能構成に関する説明は省略する。続いて、制御装置1が行う処理について説明する。
図14は、実施の形態3に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1の起動中に、空調機2から運転情報が送信されると繰り返し実行される。制御装置1の運転情報取得部14は、運転中であるか否かを示す運転情報を空調機2Aから取得し(ステップS31)、運転制御部19に送る。運転制御部19は、運転情報取得部14から受け取った運転情報に基づいて空調機2Aが運転中であるか否かを判定する(ステップS32)。空調機2Aが運転中でない場合(ステップS32;NO)、処理を終了する。空調機2Aが運転中である場合(ステップS32;YES)、運転制御部19は、記憶部13から、運転中の空調機2Aに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す(ステップS33)。運転制御部19は、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報に基づいて開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS34)。開口部3Aおよび開口部3Bのいずれも開状態でない場合(ステップS34;NO)、処理を終了する。
開口部3Aおよび開口部3Bの少なくともいずれかが開状態である場合(ステップS34;YES)、運転制御部19は、空調機2Aの運転を制御する運転制御信号を生成し(ステップS35)、開状態の開口部3があることをユーザに報知する警報情報を生成する(ステップS36)。運転制御信号送信部16は、運転制御部19が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信し(ステップS37)、警報出力部20は、運転制御部19が生成した警報情報を出力し(ステップS38)、処理を終了する。運転制御部19が運転制御信号を空調機2Aに送信し、運転停止や省エネ運転モードへ切り替え、さらに開状態の開口部3があることをユーザに報知することで、ユーザが開状態の開口部3を閉状態にすることが期待できる。
以上説明したように実施の形態3の制御装置1によれば、開閉可能な構造を有する開口部3が存在する空調区画4に設けられた空調機2が使用中で、かつ少なくとも1つの開口部3が開状態である場合に、空調機2を現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を空調機2に送信し、開状態の開口部3があることをユーザに報知する警報情報を出力することで、開口部3を経由する空調区画4内と空調区画4外とのエネルギーの移動量が小さくなり、開口部3が閉じられていない状態で空調機2が運転を続けることによる消費電力量の増大を抑制することができ、かつ開状態の開口部3を閉状態にすることをユーザに促すことができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る制御システムは、実施の形態1の制御システム100、制御システム100Aおよび制御システム100Bと同様である。以下、代表して制御システム100Bと同様の場合について説明する。実施の形態4の制御装置1は実施の形態1の制御装置1と機能構成が異なる。実施の形態4の制御装置1は、運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが開状態であるときに、空調機2の運転を制御する運転制御信号を空調機2に送信した後に、開状態の開口部3が閉状態になったときに、運転制御信号を送信した空調機2を元の運転状態に戻す再開制御信号を空調機2に送信する。
図15は、本発明の実施の形態4に係る制御装置の機能構成例を示す図である。実施の形態4の制御装置1は、実施の形態1の制御装置1の入力部11、記憶部13、運転情報取得部14、運転制御部15および運転制御信号送信部16に代えて入力部21、記憶部22、運転情報取得部23、運転制御部24および運転制御信号送信部25を備える。入力部21は、入力部11の機能に加え、空調機2の運転設定を示す運転設定情報の入力を受け付ける。運転情報取得部23は、運転情報取得部14の機能に加え、空調機2の運転設定を示す運転設定情報を空調機2から取得する。運転制御部24は、運転制御部15の機能に加え、運転情報取得部23が取得した運転設定情報を記憶部22に記憶させる。さらに、運転制御部24は、運転情報取得部23が取得した運転情報を記憶部22に記憶させてもよい。
記憶部22は、入力部21に入力された空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報と、開閉情報取得部12が取得した開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報と、空調機2の運転設定情報と、を対応付けて記憶する。運転制御部24が、運転情報取得部23が取得した運転情報を記憶部22に記憶させる構成では、記憶部22は、空調機2A、開口部3Aおよび開口部3Bの識別情報と、開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報と、空調機2の運転設定情報と、空調機2の運転情報とを対応付けて記憶する。
記憶部22が記憶する空調機2の運転設定情報は、入力部21に入力された運転設定情報でもよいし、運転情報取得部23が空調機2から取得した運転設定情報でもよい。記憶部22が入力部21に入力された運転設定情報を記憶する場合には、制御装置1は、運転情報取得部23ではなく運転情報取得部14を備えてもよい。記憶部22が、運転情報取得部23が空調機2から取得した運転設定情報を記憶する場合には、制御装置1は、入力部21ではなく入力部11を備えてもよい。空調機2が運転設定情報を記憶する場合には、制御装置1は、入力部21ではなく入力部11を備え、運転情報取得部23ではなく運転情報取得部14を備えてもよい。ここで、図16を用いて記憶部22が記憶する情報について説明する。
図16は、実施の形態4に係る制御装置の記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。図8に示すように、空調機2Aおよび空調機2Bと開口部3Aおよび開口部3Bとは、空調区画4A内に設けられており、空調機2Cと開口部3Cとは、空調区画4B内に設けられている。空調機2Aは開口部3Aに、空調機2Bは開口部3Bに、空調機2Cは開口部3Cに対応付けられているとする。この場合、記憶部22は、例えば図16に示すような情報を記憶する。図16の例では、空調機「2A」に開口部「3A」が対応付けられている。空調機「2B」に開口部「3B」が対応付けられている。空調機「2C」に開口部「3C」が対応付けられている。また、図8では、開口部3Aが開状態で、開口部3Bおよび開口部3Cが閉状態であるので、開口部「3A」に開閉状態「開」が対応付けられており、開口部「3B」および開口部「3C」に開閉状態「閉」が対応付けられている。
空調機「2A」、空調機「2B」および空調機「2C」にはそれぞれ、運転設定情報である運転設定1および運転設定2の項目が対応付けられている。図16の例では、運転設定1および運転設定2は、運転モードと、設定温度と、風向と、風量との項目で構成される。ユーザが入力部21に運転設定情報を入力する場合は、これら項目の情報を入力する。運転設定1および運転設定2は、これらの項目に限らず、空調機2に設定可能な空調条件を1つ以上含んでいればよい。運転設定1は、ユーザが空調機2に設定した空調条件である。運転設定2は、制御装置1が空調機2に運転制御信号を送信して運転設定1から切り替える、運転設定1よりも消費電力量が小さい空調条件である。例えば、運転設定2を、風向を開口部3の周辺以外に向けたり風量を弱めたりする設定にすることで、開口部3が開状態のときに、空調された空気空調機区画4の外に流出することを抑制することができる。制御装置1が空調機2に送信する運転制御信号が空調機2の運転停止を指示する信号である場合には、運転設定2はなくてもよい。
図16の例では、空調機「2A」、空調機「2B」および空調機「2C」にはそれぞれ、運転情報である運転状態の項目が対応付けられている。運転制御部24が、運転情報取得部23が取得した運転設定情報のみを記憶部22に記憶させる構成では、記憶部22が記憶する情報に運転情報を含まない。また、図16の例では、空調機2Cは停止中であるが、停止する前の運転設定1および運転設定2を記憶している。記憶部22は、本発明における第1記憶部および第2記憶部である。
図15の制御装置1の運転制御信号送信部25は、運転制御部24が生成した運転制御信号を空調機2に送信する。運転制御部24は、運転制御信号送信部25が運転制御信号を空調機2に送信した後に、記憶部22から開状態であった開口部3の開閉情報を読み出し、開状態であった開口部3が閉状態になったか否かを判定する。運転制御部24は、開状態であった開口部3が閉状態になったと判定すると、記憶部22が記憶する運転設定情報に基づいて、空調機2を元の運転状態に戻す再開制御信号を生成する。元の運転状態とは、ユーザが空調機2に設定した空調条件(運転設定1)が設定された状態である。運転制御信号送信部25は、運転制御部24が生成した再開制御信号を、運転制御信号を送信した空調機2に送信する。運転制御部24および運転制御信号送信部25は本発明における制御部である。
再開制御信号は、運転制御信号が空調機2の運転停止を指示する信号である場合には、空調機2を運転設定情報(運転設定1)の空調条件で再起動する信号である。運転制御信号が、空調機2が有する省エネ運転モードへの切り替えを指示する信号である場合には、運転設定情報(運転設定1)の空調条件に設定を戻す信号である。空調機2が運転設定情報を記憶する場合には、再開制御信号は、空調機2の運転再開を指示する信号であってもよい。その他の構成は、実施の形態1の制御装置1と同様である。図2と同様の機能構成については同一の符号を付しており、同一の符号の機能構成に関する説明は省略する。続いて、制御装置1が行う処理について説明する。
図17は、実施の形態4に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1の起動中に、空調機2から運転情報が送信されると繰り返し実行される。制御装置1の運転情報取得部23は、運転中であるか否かを示す運転情報と運転設定を示す運転設定情報とを空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cからそれぞれ取得し(ステップS41)、運転制御部24に送る。運転制御部24は、運転情報取得部23から受け取った運転設定情報を記憶部22に記憶させる。運転制御部24は、運転情報取得部23から受け取った運転情報に基づいて空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cの少なくともいずれかが運転中であるか否かを判定する(ステップS42)。空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cがいずれも運転中でない場合(ステップS42;NO)、処理を終了する。空調機2A、空調機2Bおよび空調機2Cの少なくともいずれかが運転中である場合(ステップS42;YES)、運転制御部24は、記憶部22から、運転中の空調機2に対応する開口部3の開閉情報を読み出す(ステップS43)。図16の例では、空調機2Aおよび空調機2Bが運転中であるので、運転制御部24は、空調機2Aおよび空調機2Bに対応する開口部3Aおよび開口部3Bの開閉情報を読み出す。
運転制御部24は、運転中の空調機2に対応する開口部3の開閉情報に基づいて運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップS44)。運転中の空調機2に対応する開口部3のいずれも開状態でない場合(ステップS44;NO)、処理を終了する。運転中の空調機2に対応する開口部3の少なくともいずれかが開状態である場合(ステップS44;YES)、運転制御部24は、運転中の空調機2の運転を制御する運転制御信号を生成する(ステップS45)。運転制御信号送信部25は、運転制御部24が生成した運転制御信号を運転中の空調機2に送信する(ステップS46)。図16の例では、開口部3Aが開状態であるので、運転制御信号送信部25は、運転制御部24が生成した運転制御信号を空調機2Aに送信する。
運転制御部24は、記憶部22から、ステップS44で開状態であると判定した開口部3の開閉情報を読み出す(ステップS47)。運転制御部24は、読み出した開閉情報に基づいてステップS44で開状態であると判定した開口部3が閉状態になったか否かを判定する(ステップS48)。ステップS44で開状態であると判定した開口部3が閉状態になっていない場合(ステップS48;NO)、ステップS48を繰り返し、開口部3が閉状態になるのを待機する。ステップS44で開状態であると判定した開口部3が閉状態になった場合(ステップS48;YES)、運転制御部24は、記憶部22が記憶する運転設定情報に基づいて、空調機2を元の運転状態に戻す再開制御信号を生成する(ステップS49)。運転制御信号送信部25は、運転制御部24が生成した再開制御信号を、運転制御信号を送信した空調機2に送信し(ステップS50)。処理を終了する。図16の例では、開口部3Aが閉状態になるのを待機し、開口部3Aが閉状態になると、空調機2Aに再開制御信号を送信する。なお、ステップS48において、閉状態になったか否かの判定回数や待機時間は予め制限を設けてもよい。つまり、ステップS48において、開状態が決められた期間継続したら、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態4の制御装置1によれば、開閉可能な構造を有する開口部3が存在する空調区画4に設けられた空調機2が使用中で、かつ少なくとも1つの開口部3が開状態である場合に、空調機2を現在よりも消費電力量が小さい状態にする運転制御信号を空調機2に送信し、開状態の開口部3が閉状態になったときに空調機2を元の運転状態に戻す再開制御信号を送信することで、開口部3を経由する空調区画4内と空調区画4外とのエネルギーの移動量が小さくなり、開口部3が閉じられていない状態で空調機2が運転を続けることによる消費電力量の増大を抑制することができ、かつ開口部3が開状態から閉状態に変化したときに、ユーザの手間をかけることなく、空調機2を元の運転状態に戻すことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が想到しうる変形を本実施の形態に施したものも、本発明に含まれる。つまり、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
上記の実施の形態では、制御装置1が、空調機2を現在よりも消費電力量が小さい状態にする制御を行う場合と、開状態である開口部3を閉状態にする制御を行う場合と、別々の実施の形態で説明したが、これに限らない。制御装置1は、空調機2を現在よりも消費電力量が小さい状態にする制御を行い、かつ開状態である開口部3を閉状態にする制御を行ってもよい。これにより、開口部3を経由する空調区画4内と空調区画4外とのエネルギーの移動量がさらに小さくなる。例えば、ユーザが、開口部3が開いていることに気づかずに、空調機2の運転設定を強い出力の設定にした場合、開口部3を閉状態にすれば空調機2が強い出力の設定である必要はなくなるので、空調機2の運転設定を現在よりも弱い出力の設定にすることで、空調機2の消費電力量を低減できる。
上記の実施の形態では、入力部11および入力部21を制御装置1の中に含む構成としたが、制御装置に含む構成に限定されず、外部の端末装置上で入力した情報を記憶部13または記憶部22に送信する構成としてもよい。また、制御装置1は、運転制御部15、閉制御部17、運転制御部19および運転制御部24の一部の組み合わせまたは全てを含む構成であってもよいし、運転制御部15、閉制御部17、運転制御部19および運転制御部24を統合した機能部を備えてもよい。さらに、制御装置1は、運転制御信号送信部16、閉制御信号送信部18および運転制御信号送信部25の一部の組み合わせまたは全てを含む構成であってもよいし、運転制御信号送信部16、閉制御信号送信部18および運転制御信号送信部25を統合した機能部を備えてもよい。
上記の各フローチャートにおける各ステップの実行される順序は、本発明を具体的に説明するための一例であり、上記以外の順序であってもよい。また、各フローチャートにおけるステップの一部と、他のステップとは、互いに独立して並行して実行されてもよい。
また、制御装置1の構成要素の一部は典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。例えば、実施の形態1では、運転情報取得部14、記憶部13、運転制御部15および運転制御信号送信部16は、1つの集積回路として実現されてもよい。
さらに、制御装置1は、空調区画4内に設置される構成でなくてもよい。特に2つ以上の空調区画4がある場合、例えば、実施の形態1や実施の形態4のように空調区画4Aおよび空調区画4Bがある場合は、制御装置1は、空調区画4Aおよび空調区画4B内のいずれかに設置されてもよいし、空調区画4Aおよび空調区画4B外に設置されてもよい。
上記の実施の形態では、空調機2が室内温度を設定温度にするエアコンや電気床暖房、電気ストーブのような電気機器である場合を想定して説明したが、本発明の適用はこれに限らない。空調機2は、室内温度を設定温度にする電子制御のガス床暖房やガスストーブのような装置でもよいし、室内湿度を設定湿度にする加湿器や除湿器、浴室乾燥機のような装置でもよい。また、空調機2は、室内のほこりやにおいを設定値以下にする空気清浄機のような装置でもよいし、これらの機能を組み合わせるものであってもよい。空調機2がガス製品である場合には、消費エネルギー量は消費ガス量である。
上記の実施の形態では、記憶部13および記憶部22は、空調機2の識別情報と、開口部3の識別情報と、開口部3の開閉情報と、を対応付けて記憶するが、空調区画4、空調機2および開口部3がそれぞれ1つである場合や、1つ以上の開口部3が開状態である場合にすべての空調機2に運転停止を指示する運転制御信号を送る場合は、記憶部13および記憶部22は、空調機2の識別情報と、開口部3の識別情報と、開口部3の開閉情報と、を対応付けて記憶していなくてもよい。
図18は、本発明の実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置1は、ハードウェア構成としてプロセッサ81、メモリ82、インターフェース83を備える。制御装置1の運転制御部15、閉制御部17、運転制御部19および運転制御部24などの各機能は、プロセッサ81がメモリ82に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。メモリ82は、例えばRAM(Random Access Memory)やFlash ROM(Read Only Memory)、それらを組み合わせたものであり、記憶部13および記憶部22は、メモリ82上に構成される。
インターフェース83は、空調機2や開口部3と接続する通信I/Fと、ユーザからの情報の入力を受け付けるユーザインターフェース(以下、ユーザI/Fと略す)と、情報を出力しユーザに報知するユーザI/Fとで構成される。通信I/Fは、開閉情報取得部12、運転情報取得部14、運転情報取得部23、運転制御信号送信部16、閉制御信号送信部18および運転制御信号送信部25として機能する。ユーザからの情報の入力を受け付けるユーザI/Fは、例えば、プッシュスイッチやタッチパネルといった入力装置であり、入力部11および入力部21として機能する。情報を出力しユーザに報知するユーザI/Fは、例えばスピーカやディスプレイ、点灯ランプであり、警報出力部20として機能する。
開閉情報取得部12が、カメラや赤外線センサや超音波センサ、圧力センサといったセンサで構成される場合には、制御装置1は、図18に示すハードウェア構成のほか、カメラや赤外線センサや超音波センサ、圧力センサといったセンサを備える。インターフェース83は必要に応じて他の種類のインターフェースを含んでもよい。図18では、プロセッサ81およびメモリ82をそれぞれ1つで構成する例を示しているが、複数のプロセッサ81および複数のメモリ82が連携して各機能を実行してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。さらに、搬送波に各プログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して当該プログラムを配信してもよい。そして、これらのプログラムを起動し、オペレーティングシステムの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
1 制御装置、2,2A,2B,2C 空調機、3,3A,3B,3C,3D,3E 開口部、4,4A,4B, 空調区画、11 入力部、12 開閉情報取得部、13 記憶部、14 運転情報取得部、15 運転制御部、16 運転制御信号送信部、17 閉制御部、18 閉制御信号送信部、19 運転制御部、20 警報出力部、21 入力部、22 記憶部、23 運転情報取得部、24 運転制御部、25 運転制御信号送信部、100,100A,100B,200 制御システム、81 プロセッサ、82 メモリ、83 インターフェース。

Claims (8)

  1. 空調機の運転状態を示す運転情報を取得する運転情報取得部と、
    開閉可能な構造を有し、前記空調機の空調区画に設けられる開口部を、前記空調機に対応付けて記憶する第1記憶部と、
    前記開口部の開閉状態を示す開閉情報を取得する開閉情報取得部と、
    前記運転情報に基づき運転中であると判定した前記空調機に対応付けて記憶された前記開口部が開状態であると判定した場合に、前記空調機の運転状態を前記開口部の周辺以外に風を当てるよう風向を制御する制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、前記空調機が運転中であって、かつ前記開口部が開状態であると判定した場合に、開状態である前記開口部があることをユーザに報知する警報情報を出力する請求項に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記空調機の運転状態を変更した後に、前記開口部の前記開閉情報に基づいて、開状態の前記開口部が閉状態になったと判定した場合、前記空調機を元の運転状態に戻す請求項またはに記載の制御装置。
  4. 前記空調機の識別情報と、ユーザが前記空調機に設定した空調条件を示す運転設定情報とを対応付けて記憶する第2記憶部を備え、
    前記制御部は、前記空調機の運転状態を変更した後に、前記開口部の前記開閉情報に基づいて、開状態の前記開口部が閉状態になったと判定した場合、前記運転設定情報に基づいて、前記空調機を元の運転状態に戻す請求項に記載の制御装置。
  5. 前記開口部が電動で開閉可能な構造を有する場合であって、前記制御装置が前記開口部を制御可能な場合には、
    前記制御部は、
    前記空調機の前記運転情報および前記開口部の前記開閉情報に基づいて、前記空調機が運転中であって、かつ前記開口部が開状態であると判定した場合に、開状態である前記開口部を閉状態にする請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記開閉情報取得部は、
    前記開口部の開閉状態を検知するカメラ、赤外線センサ、超音波センサおよび圧力センサの少なくともいずれかから前記開閉情報を取得する請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 開閉可能な構造を有する開口部が存在する空調区画に設けられた空調機と、前記空調機および前記開口部の少なくとも一方を制御する制御装置とで構成される制御システムであって、
    前記空調機は、自身の運転状態を示す運転情報を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、
    前記運転情報を取得する運転情報取得部、
    前記開口部を、前記空調機に対応付けて記憶する第1記憶部、
    前記開口部の開閉状態を示す開閉情報を取得する開閉情報取得部、および
    前記運転情報に基づき運転中であると判定した前記空調機に対応付けて記憶された前記開口部が開状態であると判定した場合に、前記空調機の運転状態を前記開口部の周辺以外に風を当てるよう風向を制御する制御部、
    を備える制御システム。
  8. 開閉可能な構造を有する開口部が存在する空調区画に設けられた空調機および前記開口部の少なくとも一方と接続するコンピュータを、
    前記空調機の運転状態を示す運転情報に基づき運転中であると判定した前記空調機に対応付けて記憶された前記開口部が前記開口部の開閉状態を示す開閉情報に基づき開状態であると判定した場合に、前記空調機の運転状態を前記開口部の周辺以外に風を当てるよう風向を制御する制御部、
    として機能させるプログラム。
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