WO2018047982A1

WO2018047982A1 - コード情報を活用した決済方法、決済システム

Info

Publication number: WO2018047982A1
Application number: PCT/JP2017/033367
Authority: WO
Inventors: 齋石田
Original assignee: 齋石田
Priority date: 2016-09-08
Filing date: 2017-09-07
Publication date: 2018-03-15
Also published as: JPWO2018047982A1

Abstract

【課題】【0103】インターネットを利用した商品又はサービスを購入するには、個人情報やクレジットカード、ID、パスワード等の設定が必要となり、パソコンの苦手な人や銀行口座を持っていない人には、インターネットショッビングは困難であった。【解決手段】【0104】商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、コードリーダ等によって読み取り復号可能な状態に、生成し、顧客端末に提供し、顧客端末で表示し、ＰＯＳレジスタ部等により、インターネットショッピングの売買取引を行える決済システムを提供する。

Description

コード情報を活用した決済方法、決済システム

本発明は、顧客端末に、値引き等キャンペーンの値引き後の値段を含む所定の取引のコード画像ファイルを、（キャンペーン利用購入証として提供し、）表示させ、コード画像ファイルリーダ付決済端末を備えた決済店舗において、商品サービ等の購入処理（決済処理）を行うことができる決済方法、および決済システム、並びに決済方法のプログラムが記憶されている記憶媒体に関するものである。

所定の取引により生じた売買規定情報、即ち、過去の取引結果である請求書等として表すコード画像ファイルを、顧客端末等に送信して、コード画像ファイルリーダ付決済処理端末を有するコンビニなどで、決済可能な技術は公開されている。また、値引きクーポン券をコード画像ファイルにしてメール送信する技術が公開されている。近年、フィンテック技術開発が盛になり、顧客の商品購入等の処理をより多様、便利、簡便に行えて、且つその決済処理システムが簡潔で処理費用を低減できて、且つその決済処理結果をＡＩ等技術で分析し活用する技術が求められている。

しかし、従来の技術では、顧客による電子商取引業者への個人情報等の登録が必要であったり、クーポンを印刷して必要項目を記入して持っていく必要があったり、商品を購入する店舗での決済が、通常の価格からクーポン券が示す値引き分を値引く処理等の煩雑な処置が必要であったりして、決済システムがアナログ手順とデジタル手順が入交り、顧客及び決済処理システムの双方にとって面倒な処理が必要であった。そのため、例えばクーポン等キャンペーンの利用市場の拡大を阻害しているという問題があった。

また、スマートフォン等の顧客端末は持っているが、銀行取引がなく、クレジットカードを所有していない人々は、電子商取引を行うのが困難であった。加えて、現金による売買等取引、仮想通貨による売買等取引、電子マネーによる売買等取引を要望する顧客は、電子商取引を行うことが困難であった。

本発明は、上記のような課題を解決するためのもので、例えば電子商取引を要望する顧客に対し、クーポン値引き分を値引いた価格（値段）を含むキャンペーンバーコードとなるコード画像ファイルをキャンペーン利用購入証として、インターネットを介して提供することで、顧客はそのコード画像ファイルを顧客端末で取得し表示し、該コード画像ファイル読み取り複合可能な決済端末のある店舗で簡便に、クーポン利用による商品又はサービスの購入が可能となる。加えて、商品サービスの販売業者及びバーコード読み取り可能決済端末のある決済店舗の決済処理工程及び決算処理設備を大幅に簡素化することを可能とする。また、例えばインターネットにつながる顧客端末を持っていれば、現金、電子マネー、仮想通貨等による電子商取引を、いつでも、どこでも行うことができる。

（第１発明）本発明の決済システムは、商品又はサービスの売買取引に参加する参加者が参加者情報の入力をする参加者情報入力部と、上記売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、少なくとも上記参加者情報入力部で入力された参加者情報を含み、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルを送信する送信部と、上記送信部により送信されたコード画像ファイルを受信する受信部と、上記受信部が受信したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備える。

この発明によれば、例えば、インターネット上で商品やサービスの売買取引を行う販売業者が商品やサービスの売買等の取引を行う場合、まず、これから所定の取引に参加希望する参加者は、自分の参加者情報を、例えば参加者保有の携帯端末等から参加者情報入力部によってインターネットを介して又は書類郵送等によって、入力又は表示し、参加者登録を行う。参加者情報は、例えば、少なくとも、参加者の名前と住所とすることでも良い。例えば販売業者は、これから所定の取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、少なくとも上記参加者情報入力部で入力された参加者情報を含み、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、コード画像ファイル生成部によって、生成する。売買規定情報を表すコード画像ファイルとは、売買規定情報を、コードパターンとして暗号化して表したものを、例えば、インターネットを介して、そのコードパターンの授受が行いやすいような画像ファイルデータとして、コード画像ファイル生成部が生成したものであってよい。例えば販売業者は、コード画像ファイル生成部が生成したコード画像ファイルを、例えば顧客端末へ向けて、例えばインターネットを介して送信部で送信する。顧客端末の受信部は、送信部によって送信されたコード画像ファイルを、インターネットを介して受信する。（ここで、受信したコード画像ファイルを、顧客端末等の端末記憶部に記憶しても良い。）例えば顧客端末の表示部は、受信部が受信したコード画像ファイルに従って、売買規定情報の内容を示すコードパターンである、例えば、バーコードパターン、２次元コードパターン（ＱＲコードパターン）又はキャラクタパターンの何れかを顧客端末等の画面上に表示する。売買規定情報とは、例えば、商品サービスを販売する販売業者の識別子、商品サービスの識別子、商品サービス値段、値引き後の商品値段、顧客識別子、製造番号、キャンペーン識別子、賞味期限、製造数、製造年月日、販売店舗情報（提携店舗情報）など、売買等取引を表す情報又は商品サービスを案内する情報又は商品サービス販売管理の情報でもよい。また、売買等取引における、支払い方法条件（例えば分割支払い法、分割支払い時の利息支払い法、分割支払いの為のプログラム・スクリプト情報等）、売買等取引条件、売買等取引契約内容を含んでも良い。また、返品可能日数や返品可能条件等を含んでも良い。但し、売買規定情報は、ここに挙げた例に限らず、例えば、販売業者側が必要とする情報、プログラム、スクリプト、アプリケーションであればどのような情報でもよい。例えば店舗等に設置している端末の、売買規定情報復号部は、表示部が表示したコード画像ファイルの例えばバーコードパターンを読み取り、売買規定情報として、復号する。例えば店舗等に設置している端末の、決済処理部は、売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う。この結果、例えば、商品サービスを販売する販売業者等は、顧客管理や購入者調査等を容易に行える取引を、該コード画像ファイルを生成することで可能とし、電子商取引を利用したい顧客は、顧客端末等を使用して商品サービス等の購入を、例えば、コンビニ等で、現金等での決済を容易に行うことができる。従って、クレジットカード等を持たない顧客でも、例えばインターネットを介した商品販売等の取引に参加できる。このような決算システムにより購入した商品は、販売業者が別途顧客に郵送して届けたり、決済店舗等で受け取ったりすることでもよい。また、後述するが決算処理にＰＯＳシステム（販売時点情報管理。ネットワークを利用して販売時点での商品売り上げ情報をつかみ、それに基づいて売り上げや在庫を管理するためのシステム）を活用すれば、販売業者は、上記決算処理を行う店舗情報の取得が可能となり、該取得した店舗情報宛に決済処理した商品を郵送し、顧客は後日、商品を受取りに行っても良い。また、販売業者がサービス提供者の場合には、顧客の決済結果を確認した後に、顧客サービスを開始することができる。

（第２発明）本発明の決済システムは、商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルを送信する送信部と、上記送信部により送信されたコード画像ファイルを受信する受信部と、上記受信部が受信したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備える。

この発明によれば、例えばインターネット上で商品やサービス等を販売する販売業者がその商品サービスを、例えば、値引き等キャンペーンなどの特別な取引で販売する場合、これからその所定の取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、コード画像ファイル生成部によって、生成し、その生成したコード画像ファイルを、例えば、インターネットを介して、例えば顧客端末へ向けて、送信部で送信する。例えば、顧客端末の受信部は、送信部によって送信されたコード画像ファイルを、例えばインターネットを介して受信する。表示部は、受信部が受信したコード画像ファイルに従って、売買規定情報の内容を示す例えば、バーコードパターン、２次元コードパターン（ＱＲコードパターン）又はキャラクタパターンの何れかを顧客端末等の画面上に表示する。例えば、店舗等に設置されている端末の、売買規定情報復号部は、顧客端末の表示部が表示するコード画像ファイルの例えばバーコードパターンを読み取り、売買規定情報として、復号する。店舗等に設置している端末の、決済処理部は、売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う。この結果、例えば、電子商取引の値引き等キャンペーン等を行う取引で、商品・サービスを購入する顧客は、顧客端末等を使用して、例えば顧客登録等なしで、商品・サービス等を、値引き後の値段を示すコード画像ファイルで、容易に購入することができる。また、値引き等キャンペーンを実施して、商品サービスの拡販を狙う販売業者等は、例えばインターネットを利用して、大掛かりな流通仕掛けや広告告知を行わなくても、簡便に値引き等キャンペーン商品を、顧客に販売できる機会が増大し、中小企業等の新商品発売や、新商品マーケティングに大いに役立つ。また、小売店等は、個別にクレジットカード会社との契約や決済サーバを用意しなくても、インターネットを利用した商品等の販売が可能となり、ローリスクでビジネスチャンスを広げることができる。

また、この発明によれば、本屋、ＣＤレンタル・販売店、洋服店、コンビニ、スーバー、デパート等において、一店舗で複数の商品を購入する際に、その店舗のウエッブサイトで商品を確認し、それぞれの商品のコード画像ファイルを、顧客端末にダウンロードし、その商品を販売する店舗で表示すれば、売買規定情報復号部により売買規定情報を表示することで、その店舗の担当者がそれら複数の商品を揃えて、顧客の前に持ってきてくれる、というサービスも可能となる。これにより、顧客は商品を探す手間や時間を削減でき、またレジに並ぶ必要もなく決済することができる。

また、電子商取引を行っている一店舗で複数の商品を購入する際には、顧客はまず購入したい複数の商品を選択し、その複数の商品購入の要望を決定すれば、その後、それら複数の商品に係る売買規定情報を、まとめて、一つのコード画像ファイル（又は後述するハイパーリンクコードデータ）として、コード画像ファイル生成部が生成し、送信部により、顧客端末へ向け、ネットワークを介して、送信又は提供し、送信された上記一つのコード画像ファイルを、顧客端末の受信部により受信し、その受信した一つのコード画像ファイルを、その複数の商品を販売する店舗にて表示し、売買規定情報復号部により、上記複数の商品に係る売買規定情報を復号し、その復号した複数の商品に係る売買規定情報に従い、決済処理部が、その複数の商品の決済処理を行うことでも良い。

（第３発明）本発明の決済システムは、商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルをネットワーク上に表示するコード画像ファイル表示部と、上記コード画像ファイル表示部により表示されたコード画像ファイルを取得する取得部と、上記取得部が取得したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備える。

この発明によれば、これから所定の取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、コード画像ファイル生成部によって生成し、その生成したコード画像ファイルを、コード画像ファイル表示部によって、例えば、インターネットを介して例えば、ｗｗｗ（ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ　ｗｅｂ）上のｗｅｂサイト上に表示する。（但し、テレビ等の放送ネットワーク上に表示して、顧客端末でコード画像ファイルを写真撮影しても良い）。上記コード画像ファイル表示部によってネットワーク上に表示されたコード画像ファイルを、取得部によって、例えば、インターネットを介してダウンロードする。（ダウンロードしたコード画像ファイルを、顧客端末の端末記憶部に記憶しても良い。）表示部は、取得部が取得したコード画像ファイルに従って、売買規定情報の内容を示す例えば、バーコードパターン、２次元コードパターン（ＱＲコードパターン）又はキャラクタパターンの何れかを顧客端末等の画面上に表示する。売買規定情報復号部は、表示部が表示したコード画像ファイルが示す例えばバーコードパターンを読み取り、売買規定情報として、復号する。決済処理部は、売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う。この結果、例えば、商品サービス等を販売するような所定の取引を行う販売業者が、ネットワーク上に該商品サービスのコード画像ファイルを表示し、顧客は、例えば、顧客端末等で、そのコード画像ファイルをダウンロードするだけで、例えばクレジットカードを利用できない顧客でも、コンビニ等で現金、電子マネー、仮想通貨等でも、容易に購入することができる。例えば、小規模事業の新商品販売や、新商品マーケティング販売等に活用することができる。決算処理が行われた商品は、例えば決算処理をした店舗等に郵送されるようになっていてもよい。

（第四発明）本発明の決済システムは、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の売買取引に係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行える情報の少なくとも一つを表示するｗｅｂサイト情報を記憶する記憶部と、上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決済規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルに、上記所定の取引で扱う商品サービスの上記ｗｅｂサイト情報を、ハイパーリンクにより対応付けて、ハイパーリンクコードデータとして、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するハイパーリンクコードデータ生成部と、上記ハイパーリンクコードデータ生成部で生成した上記ハイパーリンクコードデータを送信する送信部と、上記送信部により送信された上記ハイパーリンクコードデータを受信する受信部と、
上記受信部が受信した上記ハイパーリンクコードデータを、表示する表示部と、上記ハイパーリンクコードデータを、上記表示部に表示し、（１）上記ハイパーリンクコードデータが表すコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報又は決済規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備える第一特徴、及び、（２）上記ハイパーリンクコードデータにハイパーリンクにより対応付けられた上記ｗｅｂサイト情報を取得し表示するｗｅｂサイト情報取得表示部と、上記表示したｗｅｂサイト情報で書き込み処理を行う書き込み処理部と、を備える第二特徴とから成る。

この発明によれば、例えば販売業者が管理する、（例えば、ＷＷＷ：Ｗｏｒｌｄ　Ｗｉｄｅ　Ｗｅｂに接続されたコンピュータの記憶媒体等で構成される）記憶部が、所定の取引で扱う商品又はサービス（（以下、商品サービスという）に係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行う情報の少なくとも一つを、例えばインターネット上に表示できるｗｅｂサイト情報を記憶する。コード画像ファイル生成部が、上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決済規定情報を、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成する。ハイパーリンクコードデータ生成部が、上記生成したコード画像ファイルに、上記所定の取引で扱う商品サービスの上記ｗｅｂサイト情報を、例えば、インターネット上に表示する上記ｗｅｂサイト情報のＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）を、ハイパーリンクにより対応付けて、ハイパーリンクコードデータとして、生成する。ここで、コード画像ファイルには、例えばバーコードパターンと共に、バーコードパターンの内容構成（売買規定情報）を示す数値が付されていることもある。ハイパーリンクコードデータ生成部が、コード画像ファイルをハイパーリンクコードデータとして生成する際に、例えば、コード画像ファイルを画像ファイルとして生成する場合と、画像ファイルとコード画像ファイルが含む又はコード画像ファイルに付されている数字等テキスト情報とに分けて生成する場合があってもよい。よって、例えば、上記ｗｅｂサイト情報のＵＲＬを、画像ファイルのハイパーリンクコードデータに、ハイパーリンクとしてリンクしても良いし、またコード画像ファイルに付される数値（テキスト情報）にハイパーリンクとしてリンクしてもよい。上記生成されるハイパーリンクコードデータのデータ形式は、例えばＰＤＦファイル、ＨＴＭＬファイル、又はＸＭＬファイル等でもよい。また、ハイパーリンクコードデータ生成部は、コード画像ファイルと、該コード画像ファイルに対応付けられる上記ｗｅｂサイト情報のＵＲＬ情報を、ショートカットデータ（エイリアス）として生成し、（その生成したショートカット（エイリアス）のアイコンをコード画像として）、ハイパーリンクコードデータとしてもよい。尚、ショートカット（エイリアス）の作成方法については、種々公開されているので、どのような作成によってもよい。例えば商品サービスの販売サーバの、送信部が、上記ハイパーリンクコードデータ生成部で生成した上記ハイパーリンクコードデータを、例えばネットワークを介して、例えば顧客端末へ向けて、送信する。例え顧客端末の、受信部が、上記送信部により送信された上記ハイパーリンクコードデータを、ネットワークを介して、受信する。顧客端末の、表示部が、上記受信部が受信した上記ハイパーリンクコードデータを、表示する。上記ハイパーリンクコードデータを、上記表示部に表示して、
（１）例えば店舗等端末の、売買規定情報復号部が、上記ハイパーリンクコードデータに従って売買規定情報の内容を示すコードパターンを読み取り、売買規定情報として復号し、店舗等端末の決済処理部が、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行うという第一特徴、及び、
（２）顧客端末のブラウザーのように機能する、ｗｅｂサイト情報取得表示部が、上記ハイパーリンクコードデータに対応付けられたｗｅｂサイト情報を、例えば、ｗｅｂサイト情報のＵＲＬにインターネットを介してアクセスし、取得して表示する、又は、ｗｅｂサイト上の書き込むフォームの様に機能する、書き込み処理部が、上記表示したｗｅｂサイト情報の書き込みを行える情報上で書き込み処理を行うという第二特徴とから成る。
書き込み処理とは、例えば、上記表示したｗｅｂサイト情報中の書き込み可能フォーム（例えば、ＣＧＩ、Ｐｅｒｌ、ＰＨＰ等言語で作成されたスクリプト情報）で構成されたＨＴＭＬ情報に、商品サービ等に関する意見等を書き込み、その書き込んだ情報を、上記フォーム上で、例えば販売サーバへ、送信する又は、販売サーバへ記憶するという処理でよい。この結果、ハイパーリンクコードデータ生成部で生成したハイパーリンクコードデータは、商品サービスの販売等取引のコード画像ファイルとして、売買規定情報を表す役割を果たすという第一の役割と、上記商品サービスの詳細情報の確認や、該商品サービスを購入した後の商品サービスに関する書き込みをするという第二の役割と、を一つのコード情報によって果たせるという特徴を有している。よって、何時でも、何処でも、他人が該商品サービスについて書き込んだ意見等を参照しながら、購入する判断をすることが可能となる。商品サービスの購入をする場合には、クレジットカード決済が一般的なインターネット市場販売（イーコマース、電子商取引）でも、例えばコンビニ等で現金や電子マネー、仮想通貨等でも、容易に購入することができるため、特にクレジットカードや銀行取引が浸透していない新興国等の顧客や、現金取引の多い日本などの消費文化圏に利便性を与えられる決済システムとなる。

「上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決済規定情報を表すコード画像ファイル」について説明する。
まず「上記売買取引を行うための売買規定情報」とは、顧客は商品サービスをまだ購入しておらず、これから売買取引を行うための売買規定情報となる。「上記売買取引により生じた決済規定情報」とは、顧客が既に商品サービスの購入処理を行った後の、言わば請求書としての決済規定情報となる。従って、本発明のハイパーリンクコードデータは、商品サービスを、未来に購入するための売買規定情報を表す情報として利用可能であると共に、商品サービスを、過去に購入した決済規定情報（請求書情報）を表す情報としても利用可能となる。

（第五発明）好ましくは、上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引が、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う売買取引であって、上記コード画像ファイルが、少なくとも上記商品又はサービスの値引き後の値段（無料も含む）を含むことを特徴とする上記決済システム。

この発明によれば、例えば電子商取引において、クーポン等を利用して商品サービスを購入する顧客がクーポンを印刷する必要もなく、また、クーポン等を活用して商品サービスを販売する際の決済処理を、正規の価格の決済処理からクーポンの価格を減じる処理をする必要もなくなり、決済手続き上の煩雑さがなくなる。またクーポンの正否の確認等も必要なくなり、クーポンを利用した取引の行程を格段に簡潔にするため、クーポン利用の顧客及びその決済店舗の双方にとって、メリットがある。新商品又はサービス等の拡販、又は新商品又はサービス等の販売お試しマーケティング等に活用することで、販売業者やメーカーの市場対応戦略の向上を図れる。

（第六発明）好ましくは、上記コード画像ファイルが、上記売買取引に係る広告プロモーションを表す広告プロモーション識別子、値引き商品販売数を限定する販売数管理情報、一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報、値引き販売期間の管理を行う値引期間管理情報又は購入額に応じた還元ポイント管理情報の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする上記決済システム。

この発明によれば、コード画像ファイルに複数のマーケティング管理情報や新たな顧客サービス情報を含ませることで、コード画像ファイル利用による所定の取引を行う事業の可能性を大きく広げることが可能となる。「上記売買取引に係る広告プロモーションを表す広告プロモーション識別子」は、例えば、値引き等キャンペーン等を実施する際に、そのキャンペーン用の広告プロモーション内容を示す広告プロモーション識別子を含ませることで、広告プロモーションと売買取引等所定の取引を、常にリンクさせて繋げて管理蓄積できる。よって、例えば、どのエリアで該広告プロモーションが最も効果的であったか、何時の広告が効果的であったかなどを、瞬時に分析可能とし、且つそれら情報をひとまとめにして記憶し蓄積できる。したがって、商品販売とその広告プロモーションの所謂、Ｐｌａｎ＋Ｄｏ＋Ｓｅｅの実施を電子的に一気通貫的に行える。また、商品販売と広告プロモーションの繋がった情報を、逐次随時蓄積することで、ビッグデータ分析等で分析することを可能とする。「値引き商品販売数を限定する販売数管理情報」は、値引き商品販売数の上限数を、例えば販売数の閾値としてコード画像ファイルに含ませることで、値引き商品販売数がその閾値に達した場合、例えば、決済処理部から、専用線を介して、販売業者の販売サーバへ知らせたり、決済店舗で表示して知らせたり、又、閾値検知部を具備する決済処理部が、その閾値を検知し、その決済処理を停止することが可能となる。これによって、値引き販売等をコンビニ等店舗を通じて行う販売業者等のリスク管理を行っても良い。
「値引き商品販売数を限定する販売数管理情報」を、例えば、販売数閾値を１万個とすると、決済処理部が、該値引き商品販売を開始した時刻から、すべての販売エリアの当該値引き商品の販売数の合計処理をネットワークを介して都度実施して管理して表示し、その販売合計数となる閾値が一万個となった時、その閾値となる１００００を表示し、決済店舗に知らせる又は、例えば決算処理を停止するアプリケーションをコード画像ファイルに含ませても良い。

「一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報」は、例えば、一個の購入者に対する値引き額と、例えば、１０個を一度に購入する購入者に対する１個当たりの値引き額とを、可変とできる情報であり、例えば１０個一度に購入する購入者に対しては、１個当たりの値引き分を、１個購入する購入者より多くするようにできる。例えば、１個購入者への値引きを１００円と規定し、５個以上の購入者への値引きを２００円と規定した情報を「一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報」とすれば、上記条件を表示可能なコードパターン仕様に沿って条件情報を入力し、コード画像ファイルを生成し、決済処理部が、上記条件を検知し、一度の購入数に応じた値引き処理を行い、支払い金額を算出し表示することでも良い。「値引き販売期間の管理を行う値引期間管理情報」は、例えば、上述した「値引き商品販売数を限定する販売数管理情報」と同じように、管理する数値、例えば、日数、月数、時刻等を決定し、その条件を表示可能なコードパターン仕様に沿って条件情報を入力しコード画像ファイルを生成し、決済処理部が、上記条件を検知し、上記コード画像ファイル内に記述された条件に従って値引きの決済処理を行うことでよい。「購入額に応じた還元ポイント管理情報」は、商品サービスの購入をコンビニ等の小売り店で行う場合、その購入に係る還元ポイント管理は磁気カード等で行うことが多かった。本発明では、その還元ポイント管理を、コード画像ファイルと決済処理部と、例えば、販売業者側が保有する販売サーバとで、その管理処理を実施することでよい。販売サーバには、決済処理部から顧客毎の商品サービス購入履歴とその還元ポイントを売買処理情報に含みフィードバック（送信）され、販売サーバでは、その売買処理情報中の還元ポイントを顧客毎に随時加算して後記売買処理情報記憶部に記憶すると共に、所定の顧客の決済処理が行われる毎に、該顧客の例えば顧客端末にその還元ポイント情報が、販売サーバから送信され、顧客はその還元ポイントを受信し、次回の商品サービス購入時に、その受信した還元ポイントを利用することを可能とする。
尚、例えば、ＣＯＤＥ−１２８（ＧＳ１−１２８）などのコードパターン特性によれば、アプリケーション識別子（ＡＩ）を活用し、期日、期限等の閾値情報を管理できるようになっており、上記説明を実現可能なコードパターンとなっている。また、例えば、二次元バーコードのコードパターンは、各種アプリケーションの実行も可能となる。この発明は、例えば、フィンテック、ＡＩ等技術を活用した市場開発機会で広く活用することができる。

（第七発明）好ましくは、上記決済処理部によって行われる決済処理で出力される各情報及び決済処理に用いる各情報の売買処理情報を送信する売買処理情報送信部と、上記売買処理情報送信部が送信した売買処理情報を受信する売買処理情報受信部と、上記受信した売買処理情報を記憶する売買処理情報記憶部と、上記売買処理情報記憶部に記憶した売買処理情報と上記コード画像ファイルに含まれる情報とを用いて、上記商品又はサービスの売買取引を分析する取引情報分析部と、上記取引情報分析部によって分析した結果を、新たな所定の取引に活用する分析活用部と、を更に備える上記決済システム。

この発明によれば、例えば決済処理を行う店舗等の端末の上記決済処理部が具備する、売買処理情報送信部が、該店舗等の端末の上記決済処理部によって行われる決済処理で出力される各情報及び決済処理に用いる各情報である売買処理情報を、例えば専用線を介して、商品サービスの販売業者が有する販売サーバへ向けて、送信することでもよい。販売サーバの、売買処理情報受信部が、売買処理情報送信部が送信する売買処理情報を、例えば専用線を介して、受信する。販売サーバの売買処理情報記憶部が、上記売買処理情報受信部が受信した売買処理情報を、記憶する。販売サーバの、取引情報分析部が、上記売買処理情報記憶部に記憶する複数の売買処理情報と、上記コード画像ファイルに含まれる情報とを用いて、例えば、ビッグデータ解析やＡＩ（人口知能）解析を駆使して、上記所定の取引を分析する。販売サーバの、分析活用部が、上記取引情報分析部で分析した結果を、新たな所定の取引に、例えば、顧客分析データ、販売促進分析データ、ブランド分析データ等の各種マーケティング分析データとして活用する。

また、販売サーバの売買処理情報受信部が上記売買処理情報を受信した際に、売買処理情報検証部により、上記コード画像ファイル又はハイパーリンクコードデータの売買規定情報又は決済規定情報の検証、認証、承認を実行し、その実行した結果となる検証認証承認情報を、販売サーバの検証認証承認情報送信部により、上記売買処理情報を送信した店舗等の端末が具備する検証認証承認情報受信部に、例えば専用線を介して、送信し、上記検証認証承認情報受信部で受信した検証認証承認情報を、店舗等端末が具備する検証認証承認情報確認部により、確認し、決済処理の最終承認に反映させてもよい。

（第八発明）好ましくは、上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引に、上記商品サービスを購入する顧客に購入額に応じた還元ポイントを提供することを含み、上記コード画像ファイルに上記購入額に応じた還元ポイント管理情報を含んでおり、上記コード画像ファイルに含む上記購入額に応じた還元ポイント管理情報に従い還元ポイントを上記売買取引をした顧客に供与したという供与還元ポイント情報を、上記決済処理部により決済処理した結果となる売買処理情報中に含み上記売買処理情報送信部が送信し、上記売買処理情報送信部が送信した上記売買処理情報を上記売買処理情報受信部が受信し、上記売買処理情報受信部が受信した上記売買処理情報を上記売買処理情報記憶部が記憶しており、上記売買処理情報記憶部に記憶する上記売買処理情報中の上記供与還元ポイント情報を、送信する還元ポイント送信部と、上記還元ポイント送信部が送信した供与還元ポイント情報を、受信する還元ポイント受信部と、を更に備えると共に、
上記ハイパーリンクコードデータ生成部及び上記コード画像ファイル生成部で生成する上記ハイパーリンクコードデータ及び上記コード画像ファイルのコードパターンの色が、黒色以外の色で生成される上記決済システム。

この発明によれば、上記コード画像ファイルに上記購入額に応じた還元ポイント管理情報を含んでおり、例えば、コンビニ等の決済店舗が有する決済処理部から、例えば専用線を介して、販売業者が有する販売サーバに、上記供与還元ポイント情報を含む売買処理情報を、売買処理情報送信部によって、送信し、販売サーバが上記売買処理情報を、売買処理情報受信部によって、受信し、その受信した売買処理情報を売買処理情報記憶部に記憶し、売買処理情報記憶部に記憶した売買処理情報中の上記供与還元ポイント情報を、販売サーバが、ネットワークを介して、予め取得している顧客情報を用いて、該供与還元ポイントの授受に該当する顧客端末に対して、還元ポイント送信部によって送信し、上記顧客端末が、上記供与還元ポイントを、還元ポイント受信部によって受信し、端末記憶部に記憶する。また上記端末記憶部に記憶した還元ポイントを、次回の商品サービスの購入時に利用可能とするスクリプトを付加しても良い。この結果、還元ポイントを供与する販売業者側も、還元ポイントを利用する顧客側も、これまでのカードに記憶する還元ポイントシステムより、簡便に利用可能となり、顧客は各販売業者のカードを何枚も持ち歩く必要がなくなる。

（第九発明）本発明の決済システムは、商品又はサービスの売買管理及びその分析を行うための販売サーバと、上記商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報をコードパターンに変換するコード変換部と、上記コード変換部で変換したコードパターンを、コード画像ファイルとして生成するコード画像生成部と、上記販売サーバから、上記コード画像生成部により生成されたコード画像ファイルをネットワークを介して提供し、上記販売サーバから提供されたコード画像ファイルをネットワークを介して取得し、取得したコード画像ファイルを所定の画面上に表示する顧客端末と、上記顧客端末が表示したコード画像ファイルが表すコードパターンを読み取り、コードパターンを復号するコードリーダと、上記コードリーダが復号したコード画像ファイルが示す売買規定情報に従って、決済処理を行うＰＯＳレジスタ部と、ＰＯＳレジスタ部が行った決済処理の結果である売買処理情報を上記販売サーバへ、ネットワークを介して送信するＰＯＳサーバと、上記ＰＯＳサーバが送信した売買処理情報を、上記販売サーバが受信し、上記受信した販売処理情報を、記憶部に記憶し、上記記憶部に記憶した複数の販売処理情報を、分析する情報分析部と、を備える。

この発明によれば、例えば、商品又はサービスの売買管理及びその分析を行うための販売サーバと、コード画像ファイルを所定の画面上に表示する顧客端末と、決済処理を行うＰＯＳレジスタ部及び決済処理の結果として出力される販売処理情報を収集して処理するＰＯＳサーバ（例えば、クラウド型で提供され、モバイル端末を決済端末として利用するＰＯＳでもよい）で構成される決済処理システムであってもよい。商品又はサービスの売買管理及びその分析を行うための販売サーバとは、例えば、商品サービスを、例えばインターネットを介して、紹介し販売する販売業者や製造会社又はサービス提供会社などが運営する販売サーバであってもよい。販売サーバは、通信部を備え、同じように通信部を有する顧客端末と、ネットワークを介し、情報の授受を行う。

通信部とは、ネットワークを介し通信を行うためのインターフェースである。ネットワークとは、通信ネットワークでも、放送ネットワークでも良い。但しインターネットを介して、各種情報の授受を行う場合には、通信ネットワークが好ましい。
又、販売サーバは、売買取引を行う商品やサービスに係る情報や、該商品サービスに関する書き込みサイト（口コミ、レビューサイト等）を有し、インターネット上に表示しても良い。さらに、販売サーバは、本決済処理システムを活用して、上記商品サービスの販売分析、顧客分析、広告プロモーション分析等、各種のマーケティング事業を行っても良い。売買規定情報については、前述したので省略する。
コード変換部が、商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報をコードパターンに返還する。コードパターンは、バーコードパターン、２次元コードパターン及びキャラクタパターンの何れかであっても良い。各コードバターンの変換法については、既に公開されている。また、コードパターンを、本発明用に新規に開発する又は上記各コードパターンを一部改編することでも良い。

コード画像生成部が、コードパターンをコード画像ファイルとして生成する。画像ファイルの形式は、例えば、ＰＤＦファイル、ＨＴＭＬファイル、ＪＰＥＧファイル、ＪＩＦファイル、ＰＮＧファイル、ＴＩＦＦファイル、ＮＭＰファイル等でもよい。但し、顧客端末の所定の画面上（例えば表示パネル、ディスプライ等）に表示可能な画像ファイルである限り、どのような画像ファイルでも良い。販売サーバは、上記コード画像生成部が生成したコード画像ファイルを、例えば、インターネットを介して提供する場合、（１）メール送信サーバから、コード画像ファイルをメールに添付して、又はコード画像ファイルを表すＨＴＭＬメール形式で、通信部を具備する顧客端末に送信して提供する。（顧客端末は、例えばメール受信サーバを通じて、送信されたコード画像ファイルを受信する）（２）ｗｅｂサーバの所定のＨＴＭＬファイル内にコード画像ファイルを表示し、その所定のＨＴＭＬファイルのＵＲＬ又はコード画像ファイルのＵＲＬに対し、通信部を具備する顧客端末がアクセス（接続）し、コード画像ファイルをダウンロードさせることで提供する。（３）また、データファイルの伝送を行うサードパーティのサーバに、コード画像ファイルをアップロードし、アップロードした場所となるＵＲＬを取得し、その取得したＵＲＬを、メール送信サーバから、顧客端末に、送信し提供し、顧客端末はそのＵＲＬに接続し、コード画像ファイルをダウンロードして取得することでも良い。上記コード画像生成部が生成したコード画像ファイルを、例えば、放送ネットワークを介して、例えば、テレビ画面に表示して提供する場合、（４）テレビ画面に表示したコード画像ファイルを、顧客端末のカメラ部によって撮影し、撮影した写真画像を、顧客端末の端末記憶部に記憶するようにして提供してもよい。提供方法は、例えば、上記（１）から（４）の少なくとも一つの方法を用いて提供することでもよい。顧客端末は、通信部を具備し、ネットワークを介して、上記販売サーバから、上記（１）から（４）の少なくとも一つの方法を用いて提供されるコード画像ファイルを、上記（１）から（４）のようにして取得し、取得したコード画像ファイルを所定の画面上、例えば、ディスプレイに表示する。

コードリーダが、上記顧客端末の画面上に表示されたコード画像ファイルが表すコードパターンを読み取り、コードパターンを複合する。ＰＯＳレジスタ部が、上記コードリーダが復号したコード画像ファイルが示す売買規定情報に従って、決済処理を行う。ＰＯＳレジスタ部が決済処理を行った結果の販売処理情報を一括管理するＰＯＳサーバが、ＰＯＳレジスタ部が行った決済処理の結果である売買処理情報を上記販売サーバへ、例えば、専用線ネットワークを介して送信する。上記販売サーバが、上記ＰＯＳサーバが送信した売買処理情報を、例えば専用線ネットワークを介して受信し、受信した販売処理情報を、記憶部に記憶する。記憶部を構成する記憶媒体には、例えば、磁気ディスク形式、光ディスク形式、フラッシュメモリ形式、光磁気ディスク形式などであるが、ここで挙げた例に限らずどのような形式の記憶装置でも良い。また記憶形式はデジタルデータ又はアナログデータのどちらでも良い。情報分析部が、上記記憶部に記憶した複数の販売処理情報を、例えばビッグデータ解析、人工知能解析等の技術を活用して、分析する。分析されたデータは、商品又はサービスの売買等取引に、活用する。

ここで、クラウド型で提供され、モバイル端末を決済端末として利用するＰＯＳとは、クラウド型ＰＯＳシステム、タブレット型ＰＯＳシステム、スマートＰＯＳレジなどと称され、スマートフォンやタブレット端末のローカルアプリケーションとＷＥＢの管理アプリケーションが連携するシステムである。スマートフォンやタブレット端末、お金を格納するキャッシュドロア、レシート等を印字するプリンタ、バーコードリーダー、クレジットカードリーダー、スマートフォンやタブレット端末とインターネットで接続された本部サーバ等で構成される。売上・在庫・顧客など大切な情報は本部サーバに保存されるため、万一ハードが故障してもデータ損失の心配はない。蓄積したデータは本部や店舗のバックヤードなど、どこからでも閲覧・分析することができる。また、管理アプリケーションから追加した情報は瞬時にＰＯＳに反映されるので、在庫照会や顧客情報の共有もリアルタイムに行うことができる。その他、プリンタやバーコードリーダーなどの端末は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈなどの無線接続が可能なので、必要な機器だけを必要な分導入して運用することができ、例えばアジア諸国の小規模店舗でも導入しやすいという特徴がある。

（第十発明）好ましくは、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンの内容や条件に応じて、上記コード画像ファイル生成部が生成する上記コード画像ファイルの数を設定する生成ファイル数設定部を、更に備えている上記決済システム。

上記第六発明で説明した「値引き商品販売数を限定する販売数管理情報」では、商品又はサービスの値引き等キャンペーンを利用した販売数の限定、管理を、上記コード画像ファイルのコード画像ファイルに含ませて行っている。他方この発明によれば、上記コード画像ファイル生成部で上記コード画像ファイルを生成する際に、上記値引き等キャンペーンを利用した商品又はサービスの売買取引規定を表す上記コード画像ファイルの生成数を、上記生成ファイル数設定部によって、設定し、入力することで、上記商品又はサービスの販売数の限定、管理を行うことができる。よって、例えば、「該値引き等キャンペーンを限定何名様へご提供」というような形式で告知し、例えばインターネットを介して、購入希望者を、ｗｅｂサイト情報の申し込み登録ページなどで募る。予め上記生成ファイル数設定部によって該値引き等キャンペーン用のコード画像ファイル数を設定し、上記コード画像ファイル生成部で所定の限定数のコード画像ファイルを生成する。そして、上記申し込み登録ページで申し込んだ購入希望者中から、申し込み先着順や抽選等によって上記限定数を選定し、その選定された購入希望者に、上記コード画像ファイルを、例えばインターネットを介して送信又は提供し、選定された購入希望者は、そのコード画像ファイルを、受信又はダウンロードし、顧客端末に表示し、コンビニ等店舗において、上記売買規定情報復号部で売買規定情報として複合し、その売買規定情報に従って決済処理部で決済をおこない該キャンペーン商品又はサービスを購入することができる。

（第十一発明）好ましくは、上記売買処理情報送信部が、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストする上記決済システム。この発明によれば、本決済システムを、例えば上記販売サーバと上記顧客端末等で構成されるようなクライアントサーバ型の決済システムではなく、ピアツーピア機構を活用するブロックチェーンを活用した決済システムとして利用することが可能となる。ブロックチェーン技術においては、参加者間でやり取りされる情報の信頼性は、参加者全体で形成されるネットワーク内での合意形成のプロセスによって担保され、かつ、改ざんや二重使用などの不正を系全体で防ぐことで、ブロックチェーンの信頼性や健全性が保たれる。ブロックチェーンは、参加者間の取引情報（トランザクション）がブロックと呼ばれる単位でまとめられたものである。ブロックチェーンは、Ｐ２Ｐ（Ｐｅｅｒ　Ｔｏ　Ｐｅｅｒ：ピアツーピア）ネットワークにおいて参加者が共有する一つの巨大な元帳として機能する。また、この発明によれば、上記商品サービスを複数者間で売買取引するための契約書を交わす際の証跡としてブロックチェーンを用いていると見ることができる。売買取引の契約書の内容をメタデータとして、現金や仮想通貨等の決済取引を絡めて、トランザクションのデータに含めて取引を行うことで、契約を交わした証跡をブロックチェーンに書き込むことが可能となる。

この決算システムによれば、システム構築費用の軽減やシステム管理上の安全性を高度に保つことが期待できる。本発明のブロックチェーンのビアツービアネットワークに、例えば、上記販売業者端末、上記顧客端末、上記決済端末等が参加していてもよい。また、該ビアツービアネットワークに、該ブロックチェーンを管理する管理者の管理者端末や売買取引情報を分析する情報分析端末等が、更に参加していてもよい。「上記売買処理情報送信部が、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストする。」について説明する。上記売買処理情報送信部が、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストされれば、例えば上記ピアツーピアのネットワークに参加する上記端末中の一の端末が代表して該ネットワーク内にブロードキャストされた上記売買処理情報を承認して、その売買処理情報（複数の上記売買処理情報であっても良い）を含めたブロックを生成し、他の端末に通知する。また、このブロードキャストすることによるプロセスに不正がないことを、ピアツーピアに参加する端末のシステム全体、より具体的には、ブロックを生成する端末以外の複数の端末で検証したりしてもよい。該ブロックチェーンシステムにおいては、ブロックの生成に関する方法や、ブロックチェーンの管理主体（認証者）の設定方法、パブリックブロックチェーン、プライベートブロックチェーン等様々な手法が提案されているが、本発明のブロックチェーン活用の決済システムにおいては、上記コード画像ファイル又は上記ハイパーリンクコードデータを利用する売買取引の決済が可能なブロックチェーンシステムであれば、どのようなブロックチェーンシステムであってもよい。

（第十二発明）本発明の決済方法は、商品又はサービスの売買取引に参加する参加者が参加者情報の入力をする参加者情報入力ステップと、上記売買取引を行うための売買規定情報となるコード画像ファイルを、少なくとも上記参加者情報入力ステップで入力された参加者情報を含み、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信されたコード画像ファイルを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備える。

（第十三発明）本発明の決済方法は、商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信されたコード画像ファイルを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備える。

（第十四発明）本発明の決済方法は、商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルをネットワーク上に表示するコード画像ファイル表示ステップと、上記コード画像ファイル表示ステップにより表示されたコード画像ファイルを取得するする取得ステップと、上記取得ステップが取得したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備える。

（第十五発明）本発明の決済方法は、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の売買取引に係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行う情報の少なくとも一つを表示するｗｅｂサイト情報を記憶する記憶ステップと、上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決算規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルに、上記所定の取引で扱う商品サービスの上記ｗｅｂサイト情報を、ハイパーリンクにより対応付けて、ハイパーリンクコードデータとして、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するハイパーリンクコードデータ生成ステップと、上記ハイパーリンクコードデータ生成ステップで生成した上記ハイパーリンクコードデータを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信された上記ハイパーリンクコードデータを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信した上記ハイパーリンクコードデータを、表示する表示ステップと、上記ハイパーリンクコードデータを、上記表示ステップに表示して行う、
（１）上記ハイパーリンクコードデータが表すコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報又は決済規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備える第一特徴、及び、
（２）上記ハイパーリンクコードデータにハイパーリンクにより対応付けられた上記ｗｅｂサイト情報を取得し表示するｗｅｂサイト情報取得表示ステップと、上記表示したｗｅｂサイト情報で書き込み処理を行う書き込み処理ステップと、を備える第二特徴とから成る。

（第十六発明）好ましくは、上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引が、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンを、クーポン等を活用して行う売買取引であって、上記コード画像ファイルが、少なくとも上記商品又はサービスの値引き後の値段（無料も含む）を含む上記決済方法。

（第十七発明）好ましくは、上記コード画像ファイルが、上記売買取引に係る広告プロモーションを表す広告プロモーション識別子、値引き商品販売数を限定する販売数管理情報、一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報、値引き販売期間の管理を行う値引期間管理情報又は購入額に応じた還元ポイント管理情報の少なくとも一つの情報を含む上記決済方法。

（第十八発明）好ましくは、上記決済処理ステップによって行われる決済処理で出力される各情報及び決済処理に用いる各情報である売買処理情報を送信する売買処理情報送信ステップと、上記売買処理情報送信ステップが送信した売買処理情報を受信する売買処理情報受信ステップと、上記受信した売買処理情報を記憶する売買処理情報記憶ステップと、上記売買処理情報記憶ステップに記憶した売買処理情報と上記コード画像ファイルに含まれる情報とを用いて、上記所定の取引を分析する取引情報分析ステップと、上記取引情報分析ステップによって分析した結果を、新たな所定の取引に活用する分析活用ステップと、を更に備える上記決済方法。

（第十九発明）好ましくは、上記所定の取引を行う、というその取引に、上記商品サービスを購入する顧客に購入額に応じた還元ポイントを提供することを含み、上記コード画像ファイルに上記購入額に応じた還元ポイント管理情報を含んでおり、上記コード画像ファイルに含む上記購入額に応じた還元ポイント管理情報に従い還元ポイントを所定の取引をした顧客に供与したとう供与還元ポイント情報を、上記決済処理ステップにより決済処理した結果となる売買処理情報中に含み上記売買処理情報送信ステップが送信し、上記売買処理情報送信ステップが送信した上記売買処理情報を上記売買処理情報受信ステップが受信し、上記売買処理情報受信ステップが受信した上記売買処理情報を上記売買処理情報記憶ステップが記憶しており、上記売買処理情報記憶ステップに記憶する上記売買処理情報中の上記供与還元ポイント情報を、送信する還元ポイント送信ステップと、上記還元ポイント送信ステップが送信した供与還元ポイント情報を、受信する還元ポイント受信ステップと、を更に備えると共に、上記ハイパーリンクコードデータ生成ステップ及び上記コード画像ファイル生成ステップで生成する上記ハイパーリンクコードデータ及び上記コード画像ファイルのコードパターンの色が、黒色以外の色で生成される上記決済方法。

（第二十発明）本発明の決済方法は、商品又はサービスの販売管理及びその分析を行うための販売サーバと、上記商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報をコードパターンに変換するコード変換ステップと、上記コード変換ステップで変換したコードパターンを、コード画像ファイルとして生成するコード画像生成ステップと、上記販売サーバから、上記コード画像生成ステップにより生成されたコード画像ファイルをネットワークを介して提供し、上記販売サーバから提供されたコード画像ファイルを、ネットワークを介して取得し、取得したコード画像ファイルを所定の画面上に表示する顧客端末と、上記顧客端末が表示したコード画像ファイルが表すコードパターンを読み取り、コード画像ファイルを復号するコードリーダと、上記コードリーダが復号したコード画像ファイルが示す販売情報に従って、決済処理を行うＰＯＳレジスタ部と、ＰＯＳレジスタ部が行った決済処理の結果である売買処理情報を上記販売サーバへ、ネットワークを介して送信するＰＯＳサーバと、上記ＰＯＳサーバが送信した売買処理情報を、上記販売サーバが、ネットワークを介して受信し、上記受信した販売処理情報を、記憶ステップに記憶し、上記記憶ステップに記憶した複数の販売処理情報を、分析する情報分析ステップと、を備える。

（第二十一発明）好ましくは、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンの内容や条件に応じて、上記コード画像ファイル生成部が生成する上記コード画像ファイルの数を設定する生成ファイル数設定ステップを、更に備えている上記決済方法。

（第二十二発明）好ましくは、上記売買処理情報送信ステップが、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストすることを特徴とする上記決済方法。

本発明は、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンを、クーポンの発行やポイント提供などを活用して実施する販売業者（サービス事業者）が、クーポン券の印刷やポイントカードへの記入等を顧客等に強いることなしに、顧客が所有する顧客端末に、値引き後の値段（価格）を表すキャンペーンバーコードとなるコード画像ファイルを、キャンペーン利用購入証として生成し、ネットワークを介して提供し、そのコード画像ファイルをコンビニエンスストア（コンビニ）等の決済店舗で表示することで、値引き価格の支払いによる簡便な商品サービスの購入処理（決済処理）を可能とするものであり、値引き購入に至るまでの顧客作業の煩雑さが課題であった既存のクーポン、ポイントサービスシステムの問題を解消し、結果として、これまでのクーポン等値引き販売に係る決済処理方法と比較して、販売業者、顧客、決済店舗の３者の効率性及び利便性を格段に高めことを可能とする。

また本発明によれば、インターネットを利用した電子商取引で商品サービス等の売買取引等を行う販売者側等は、決済（課金）サーバを他社に依頼することや、カード会社との提携・契約がなくても事業を開始できる。よって、独自参入がし易くなり且つ必要経費や依頼経費が減るので利益率の向上が見込まれる。電子商取引を要望する顧客（購入者側）は、銀行通帳保有条件、クレジットカード保有条件、個人情報及びカード情報登録条件等の必要がなくなり、より多くの人々がインターネットを利用した商品サービスの売買取引を行えるようになり、顧客利便性と市場拡大を可能とする。

更に、上記コード画像ファイルに、商品サービスの情報の表示や商品サービスに関する書き込みが行えるｗｅｂサイト情報（コンテンツ情報）を、ハイパーリンクを用いて対応付けて繋いで、ハイパーリンクコードデータとして生成して、顧客端末に提供することで、商品・サービスの売買取引を行う際の商品サービスの購入処理及び、上記顧客端末によるｗｅｂサイト情報へのアクセスと書込みという、顧客が求める便利な二つの目的を同時に実現するコード画像ファイルの提供を可能とする。

また、商品サービスの販売業者は、商品サービスに係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行う情報の少なくとも一つを表示するｗｅｂサイト情報を記憶部に記憶し、上記コード画像ファイルに、上記ｗｅｂサイト情報を、ハイパーリンクを用いて対応付けて繋ぎ、ハイパーリンクコードデータとして生成して、インターネットを介して顧客端末に提供することで、商品サービスの購入と、該商品サービスの情報取得及び該商品サービスに関する書き込みを可能とする。

加えて、ブロックチェーンを活用した、コード画像ファイルによる決済処理システムとすることで、例えば従来のＰＯＳシステムのように、専用の端末や管理用サーバを導入したり、通信回線を別に確保したりする必要がなくなり、ハード面、メンテナンス面の費用を大幅に削減することが可能となる。

図１は、本発明の全体構造を示すブロック図である。図２は、本発明のブロックチェーン活用の構造概要を示すブロック図である。図３は、本発明の基本的な売買取引の流れを示すフロー図である。図４は、本発明のコード画像ファイル生成の特徴を示すフロー図である。図５は、本発明の売買取引に利用するコード画像ファイルの特徴を示すフロー図である。

以下、本発明の実施の態様について説明していく。実施の第一の態様では、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、上記商品サービス及び該商品サービスの値引き等キャンペーンをネットワーク上に表示する第一ステップ、上記ネットワーク上に表示された上記商品サービスを取得し閲覧した顧客が、上記値引き等キャンペーンに参加して上記商品サービスを購入する為、該顧客の顧客端末を用いて上記ネットワークを介して上記値引き等キャンペーンに登録する又は予め登録していることの認証を上記販売業者へ要求する第二ステップ、上記販売業者が、上記販売業者の情報サーバ又は販売業者側端末を用いて、上記ネットワークを介して、上記値引き等キャンペーンに登録する上記顧客の登録を受け付ける又は上記認証要求に対する認証をする第三ステップ、上記値引き等キャンペーンを行う販売業者が、少なくとも該販売業者を表す販売業者識別子、該商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を含むコード画像ファイルを、キャンペーン利用商品購入証として、コード画像リーダが読み取り可能に、生成する第四ステップ、上記登録を受け付けた又は上記認証要求を認証した上記顧客の上記顧客端末へ、上記登録情報を用いて、上記購入を希望する上記商品サービスの上記コード画像ファイルを、上記ネットワークを介して提供する第五ステップ、上記顧客が、上記ネットワークを介して送信された上記コード画像ファイルを、上記顧客端末で取得する第六ステップ、上記顧客端末に取得した上記コード画像ファイルを用いて、上記コード画像リーダ付決済処理端末を有する決済店舗で、上記コード画像ファイルを読み取り復号し、その復号した情報に基づき、上記商品サービスの購入処理を行う第七ステップ、上記各ステップを顧客端末、ＰＯＳ装置、コンピュータ、通信手段等を含む情報処理装置によって行うことを特徴とする決済方法を提供する。

第一の態様の第一ステップについて説明する。ここで言う販売業者とは、例えば、上記商品サービスを製造するメーカー又はサービスを提供する提供会社であっても良い。また、販売業者とは、例えば、商品を製造するメーカーやサービスを提供するサービス提供会社からの依頼を受けて、それら商品やサービスの販売を代理する販売代理業者であっても良い。また、ここで言う販売業者とは、例えば、情報提供サーバを有し、ネットワーク上に、多数の商品やサービスを紹介する紹介業者や、各種クーポンやポイントサービス、キャンペーン情報等を紹介する紹介業者、又は、検索システム提供事業者、ＳＮＳ提供事業者などであっても良い。

「商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者」中の「値引き等キャンペーン」とは、クーポン等の値引きキャンペーンに限らず、例えば、バウチャー券供与、商品購入券供与、賞品供与、賞金供与、割引債、利付債、仕組み債、ジャンク債、その他の金融商品、電子マネー、デジタルマネー、仮想通貨等に係る商品サービスの値引き等キャンペーンであっても良い。また、「値引き等キャンペーン」とは、例えば期間限定であったり、特定ターゲット向けであったり、新商品又は新サービスであったりすることでも良い。また、上記のような何らかの特徴がない商品サービスでもよい。例えば顧客が決済店舗で金銭支払いを必要としない場合でも、本発明によるキャンペーンバーコードとなるコード画像ファイルの生成を活用することで、実施してもよい。「クーポン等を活用して」とは、例えば、既存のクーポン券の発行や、ポイント供与等による商品サービスの値引き等キャンペーンであって良い。例えば、ポイント提供分のポイントを、従来のように顧客がポイントカード等に随時記憶して蓄積していくのではなく、即時値引きとして活用できるようにし、その値引き後の値段をコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）に含むようにしても良い。即ち、例えば、ポイント分の先処理決済というようなサービスとなる。ポイント分の先処理に関しては、例えば、ポイントを取得する個人と、その個人のポイント管理を請け負うポイント管理請負業者との契約により、実施することを可能とする。即ち、例えば、上記ポイント管理請負業者が、該値引き等キャンペーン用のポイントを、当該顧客分として蓄積すると共に、その蓄積ポイント分を、該ポイント管理請負業者が、当該顧客が既に蓄積したポイントから支払う処理をすることで実現してもよい。

尚、本発明においては、クーポン、ポイント、その他の発券されるサービス券、金券、債券、デジタルマネー、電子マネー、仮想通貨等の活用は、例えば、全て、デジタルデータとして扱い実施することでも良い。

ネットワークとは、通信ネットワーク及び放送ネットワークのどちらでも良い。但し、本発明の実施においては、通信ネットワークの方が好ましい。

「ネットワーク上に表示する」とは、例えば、インターネット活用のＷｏｒｌｄ　Ｗｉｄｅ　Ｗｅｂ（ワールド　ワイド　ウェブ：ＷＷＷ）上に、Ｈｙｐｅｒ　Ｔｅｘｔ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ（ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ）、Ｈａｎｄｈｅｌｄ　Ｄｅｖｉｃｅ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ、Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ等を用いてｗｅｂサイト（ホームページ）として表示することでも良い。但し、ネットワーク上への表示方法は、ここに挙げた例に限らず、通信ネットワーク又は放送ネットワーク上に表示し、第三者が表示用端末を用いて閲覧可能となる方法であれば、どのような方法でも良い。

上記第一の態様の第二ステップで、上記ネットワーク上に表示された上記商品サービスを、上記値引き等キャンペーンに参加して購入希望する顧客が、該顧客の顧客端末を用いて上記ネットワークを介して上記値引き等キャンペーンに登録する又は予め登録していることの認証を上記販売業者へ要求する。顧客の顧客端末とは、少なくとも端末側通信部、表示部、入力部、操作部を具備する顧客端末であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、パソコンなどでよく、商品サービス購入時に決済店舗まで移動可能な情報端末が好ましい。また、例えば、パソコンでコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を取得した場合には、例えば、そのデータを、携帯可能な別の顧客端末にコピーして利用することでも良い。顧客端末は、ネットワークを介し、例えば、販売業者の情報サーバ、販売業者側端末又は個々の売買取引を分散型台帳として処理するブロックチェーンシステムなどと接続し、上記端末側通信部によって、情報の授受を行う。

次に、「値引き等キャンペーンに登録する又は予め登録していることの認証を上記販売業者へ要求する」について説明する。「値引き等キャンペーンに登録する」とは、例えば、販売業者が有する情報サーバが通信ネットワーク上のｗｅｂサイトとして表示する商品サービス情報及びその値引き等キャンペーン情報中に、例えば、予め設定されているキャンペーン参加方法やキャンペーン登録方法、又はイーメールを活用した連絡先情報などを、値引き等キャンペーンに参加希望する顧客が、ネットワーク介して、所有する顧客端末の端末側通信部によって、取得し参照し、該値引き等キャンペーンを提供する販売業者が求める登録情報を、上記キャンペーン登録方法又は連絡先情報などに、テキスト入力やボイス入力等を可能とする入力部によって入力し、販売業者が所有する通信部を具備する情報サーバ又は販売業者側端末等へ、ネットワークを介して、端末側通信部によって、送信し登録することでもよい。また、例えば、顧客端末によって、販売業者の情報サーバ上に設定した登録入力フォームなどに、入力部から入力し、端末側通信部によって、送信し登録することでも良い。

「予め登録していることの認証を上記販売業者へ要求する」のケースは、当該販売業者に対し、本値引き等キャンペーンに参加したい顧客が、既に顧客登録（ユーザ登録）を済ませている場合であって、その場合には、改めて登録する必要はなく、既存の登録情報を活用して、例えば、販売業者の情報サーバ上に設けられたログイン部から既定のユーザＩＤやパスワード等の入力によって、登録の認証を要求することでもよい。又、例えば、インターネット閲覧ブラウザーに備わっている自動入力機能である、ＩＤ（メールアドレス等）とパスワードを記憶してログインする方法によって登録の認証を要求することでも良い。また、例えば、他のサービス（大手のＳＮＳサービスや検索サービス）に既に登録したＩＤとパスワードを活用して、登録したり、或は登録の認証を要求したりすることでも良い。これらの方法は、既に通信ネットワーク上で使われている技術や方法を用いて行うことでよい。

上記第一の態様の第三ステップで、上記販売業者（ブロックチェーン参加者の登録代行者やブロックチェーン主催者を含む）が、上記販売業者の情報サーバ又は販売業者側端末を用いて、上記ネットワークを介して、上記値引き等キャンペーンに登録する上記顧客の登録を受け付ける又は上記要求の認証をする。

「上記販売業者の情報サーバ又は販売業者側端末」について、説明する。「情報サーバ」は、通信部を具備し、ネットワークを介して、顧客端末と情報の授受を行うコンピュータで良い。また、情報サーバは、例えば、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒ　Ｔｅｘｔ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）ファイル、ＨＤＭＬ（Ｈａｎｄｈｅｌｄ　Ｄｅｖｉｃｅ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）ファイル、ＸＭＬ（Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）ファイル、テキストファイル、画像情報、各種プログラム、各種アプリケーションん等を記憶するＷｅｂサーバ及び／又はデータベースサーバであって、コード画像ファイル（キャンペーンバーコード）生成に含むデータである、商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子、暗号情報や、その他の商品サービ情報、クーポン等情報、値引き等キャンペーン情報、顧客情報などの各種情報を、例えばデータベース化して、記憶部に記憶してもよい。また、後述する販売サーバと、例えば専用線で接続し、上記各種情報の授受を行っても良い。また、記憶部に記憶した上記各種情報を、例えば、ネットワークを介し、ネットワークに接続する顧客端末等に提供することでもよい。ここで、通信部及び端末側通信部とは、通信を行うためのインターフェースである。また、記憶部を構成する記憶媒体には、例えば、磁気ディスク形式、光ディスク形式、フラッシュメモリ形式、光磁気ディスク形式などであるが、ここで挙げた例に限らずどのような形式の記憶装置でも良い。また記憶形式はデジタルデータ又はアナログデータのどちらでも良い。

「販売業者側端末」とは、顧客が所有する顧客端末と同様の機能を有する販売業者側端末であって良いので、説明を省く。

「登録を受け付ける」とは、例えば、販売業者側が既定した顧客登録条件等を満たしている顧客登録情報であった場合に、登録を受け付けることでよい。また、上述した登録入力フォームで予め定めた入力必須項目の全てに情報が入力されている場合に、登録を受け付けることでもよい。従って、顧客登録情報の内容は、例えば販売業者側やシステム管理者（承認・認証者）側で決める内容でよい。また、例えば、登録を受け付けた場合及び登録を受け付けなかった場合に、その旨を、顧客が入力した登録情報中の顧客イーメールアドレスに、通信部によって、送信することでもよい。また、登録を受け付けた顧客の顧客情報は、情報サーバにデータベース化し、次回からは、登録の認証を行うことでも良い。

「上記要求の認証をする」とは、上述した、登録していることの認証を上記販売業者へ要求した場合に、既に登録した顧客を認証するため情報となる、例えば、顧客ＩＤやパスワードのログイン入力情報を、情報サーバの記憶部に記憶している顧客データベース中の顧客ＩＤやパスワードと比較し、その入力情報が正しいかどうかを判断する登録情報判断部によって判断し、登録顧客を認証する又は認証しないという判断結果に基づき上記認証することでよい。また、上述した、インターネット閲覧ブラウザーに備わっている自動入力機能を活用する場合には、そのログイン情報記憶機能に基づき、上記登録情報判断部によって判断し、要求された認証を行うことでよい。上記に記述した登録の認証に係る技術や方法は、既に通信ネットワーク上に存在するｗｅｂサイト上での個別顧客の登録・認証方式で、広く利用されている方法や技術であり、それらの方法及び技術によって上記要求の認証を行うことでよい。

上記第一の態様の第四ステップで、上記値引き等キャンペーンを行う販売業者が、少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を含むコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を、キャンペーン利用購入証として、生成する。

「該商品サービスを表す商品サービス識別子」とは、該商品サービスを表す一意の識別子であり、例えば、製造ナンバー等の商品ＩＤ（ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）や一意のサービス番号情報であっても良い。

「該キャンペーン識別子」とは、該キャンペーンを表す一意の識別子である。販売業者の判断によって任意に付与されてよい。キャンペーン識別子は、会計処理上必要となると判断されるが、例えば、商品サービスに係る販売等の取引情報の全てを一意の識別子で表している販売業者にあっては、該キャンペーン識別子が、商品サービス取引の識別子であっても良い。また、小規模事業者にあっては、キャンペーン識別子を必要としない場合もあり、「少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を含む」としているが、キャンペーン識別子を含まなくても、後述する購入処理は可能であるため、上記内容を、「少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を含む」としてもよい。

「値引き後の商品サービス値段」とは、前述したように、正規の商品サービス値段から、クーポン等の値引き分を差し引いた値段である。
上述したように、商品券供与、バウチャー券供与、賞品供与、賞金供与、仮想通貨供与、電子マネー供与等のキャンペーンに活用する場合には、例えば、「値引き後の商品サービス値段」を「顧客が取得できる金額」として、その金額を表示してもよい。また、例えば、商品券であれば、「値引き後の商品サービス値段」の表示がゼロ（０）円としてもよい。

「上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子」とは、例えば、上述した登録を受けた又は上記認証した顧客の一意の識別子でよい。通信ネットワークを活用した多くのサービス等では、顧客の識別情報を顧客端末のイーメールアドレスにしている場合が多いが、それでも良い。

「少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を含むコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を、キャンペーン利用購入証として、生成する」とあるが、コード画像ファイルには、その他に、例えば、コード画像ファイルを生成する時刻、生成する場所、商品サービスの正規の値段（価格）など、販売業者側が必要とする情報である、例えば、商品サービスの販売取引に係る情報、決済処理に係る情報及びマーケティング等活用に係る情報等を適宜含ませることでも良い。ブロックチェーン活用の場合には、例えば暗号情報をコード画像ファイルの情報として含めても良い。但し、コード画像ファイルを構成する情報に関しては、後述するコード画像ファイル（バーコードパターン）の生成に関わる可能性もあるので、適宜販売業者、システム構築会社、決済店舗側等で判断することが望ましい。

「キャンペーン利用購入証」とは、ここで生成するコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）が、キャンペーン利用購入証であり、例えば、正規の価格から値引き分が既に引かれている価格や、商品サービスの価格分の金額が表されることを証明し、生成するコード画像ファイルを用いて新たに商品の購入ができるということを表すものである。

次にコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）の生成について説明する。バーコードは、バーコード以外に、二次元バーコードでもよい。コード画像ファイルは、コード画像ファイル生成部によって、生成される。コード画像ファイル生成部は、商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子の各情報を、バーコードパターンへ暗号化し生成する。コード画像ファイル生成部は、生成されたバーコードパターンを、更に画像データ化する。画像データの形式には、ＴＩＦＦ、ＪＰＥＧ、ＧＩＦ、ＰＮＧ、ＢＭＴ、ＰＩＣＴ等があるが、任意でよい。なお、コード画像ファイルにより規定されるバーコードパターンの形式は、ＪＡＮ（Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ａｒｔｉｃｌｅ　Ｎｕｍｂｅｒ）、ＣＯＤＥ３９、ＣＯＤＥ１２８、ＮＷ−７、ＩＴＦ、二次元コード（二次元バーコード）、及び、文字コード等あるが、任意でよい。また、本発明のキャンペーンバーコード用の、新たなバーコードパターン形式の開発及びその新たに開発するバーコードパターン用の読み取り機の開発を行っても良い。コード画像ファイル生成部によるキャンペーンバーコードの生成方法は、例えば、上記の規定されるバーコードパターン形式の何れかを選択することにより、それらバーコードパターン形式毎に、その生成方法は公開されており、それらの生成方法によって生成することでもよい。二次元バーコード（ＱＲコード）についても、その生成方法は、公開されている。尚、数字等テキスト情報のバーコード化、二次元バーコード化は、数字等テキスト情報の暗号化でもあり、バーコード読み取り機（バーコードリーダー、バーコードスキャナー）は、バーコードを数字等テキスト情報にもどす複合化とも言える。また、前述したように、ここで生成されるコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）は、基本的に上記のバーコードパターンを踏襲した画像データでとなり、従来の利用法のように、特別必要がない限り、この画像データを紙媒体に印刷する必要なない。

上記第一の態様の第五ステップで、上記登録を受け付けた又は上記認証した上記顧客の上記顧客端末へ、上記購入を希望する上記商品サービスのコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を、上記ネットワークを介して提供する。販売業者は、上記情報サーバから、ネットワークを介し、通信部によって、上記顧客の上記顧客端末へ上記コード画像ファイルを提供するが、その提供の方法は、例えば、（１）上記顧客端末が、上記情報サーバにアクセスし、上記情報サーバの記憶部に記憶した上記コード画像ファイルを、上記顧客端末側にダウンロードし端末記憶部に記憶することで提供する方法、（２）例えば上記情報サーバのメール送信サーバを用いて、上記顧客端末のイーメールアドレスに向けて、上記コード画像ファイルを添付送信し、顧客端末で受信し、端末記憶部に記憶することで提供する方法、（３）サードパーティによるデータ送信（宅配）サービス等を用いて、予め、上記コード画像ファイルを上記データ送信サービス会社のサーバ上へ送信しそのサービス会社側記憶部に記憶させ、上記顧客端末が、上記データ送信サービスのｗｅｂサイトにアクセスし、上記コード画像ファイルを該サービス会社側記憶部からダウンロードし端末記憶部に記憶し提供する方法などがあるが、いずれの方法で提供してもよい。上記コード画像ファイルの提供方法は、ここに挙げた例に限らず、上記コード画像ファイルが、上記顧客端末の端末側記憶部に記憶され、顧客端末の表示部に表示することが可能な方法であれば、どのような提供方法であっても良い。

上記第一の態様の第六ステップで、上記顧客が、上記ネットワークを介して上記送信された上記コード画像ファイルを、上記顧客端末で取得する。上記顧客端末で上記コード画像ファイルを取得する方法については、上記コード画像ファイルの提供方法の説明の際に記載しているが、例えば、（１）販売業者の情報サーバ又は販売業者が上記コード画像ファイルをアップロードしたデータ送信サービス会社のｗｅｂサイトへ、顧客端末でアクセスし、上記コード画像ファイルをダウンロードし端末記憶部に記憶する。また、販売業者が上記コード画像ファイルのダウンロード用アプリを開発し、そのアプリを顧客端末でダウンロードし記憶し、上記コード画像ファイルを取得し端末記憶部に記憶することでも良い。（２）情報サーバのメール送信サーバからメール添付され送信される上記コード画像ファイルを、顧客端末のメール受信サーバを用いて受信し、端末記憶部に記憶する。上記（１）又は（２）の何れかの方法でよい。また、さらに上記コード画像ファイルを、販売業者から他の記憶媒体にコピーしてもらい、そのコピーした上記コード画像ファイルを、上記他の記憶媒体から顧客端末の端末記憶部にコピーし記憶し、商品サービスの購入時には、上記端末記憶部からコード画像ファイルを読み出し、顧客端末の表示部に表示することでも良い。また、テレビやパソコンのモニターに、放送コンテンツや通信コンテンツとして上記コード画像情報を表示し、例えば顧客端末で写真撮影して、顧客端末に記録してもよい。

上記第一の態様の第七ステップで、上記顧客端末に取得した上記コード画像ファイルを用いて、コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末を有する決済店舗で、上記コード画像ファイルを読み取り、上記商品サービスの購入処理を行う。上記顧客端末は、上記メール送信サーバからの受信又はコード画像ファイルを記憶している情報サーバ等からダウンロードしたコード画像ファイルを、端末記憶部に記憶しており、決済店舗において、顧客端末の記憶部からコード画像ファイルを、読出部によって読出し、表示部に表示する。決済店舗では、例えば、顧客端末の表示部に表示されているコード画像ファイルを、コード画像ファイル読み取り部によって読み取り（復元し）、その読み取ったコード画像ファイルの情報に基づき、決済端末部によって購入処理を行うことでよい。「コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末」について説明する。「コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末」とは、例えば、数字等テキストデータをコード画像ファイルとして生成（暗号化）したものを、バーコードリーダー又はバーコードスキャナーで、復元して数字等テキスト化して読み取る読み取り部を有し、例えば、その読み取り部がＰＯＳレジスタ部等の決済端末部に接続された決済可能な端末であってよい。バーコードの生成方法で記述したように、バーコード画像ファイルにより規定されるバーコードパターンの形式は、ＪＡＮ（Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ａｒｔｉｃｌｅ　Ｎｕｍｂｅｒ）、ＣＯＤＥ３９、ＣＯＤＥ１２８、ＮＷ−７、ＩＴＦ、二次元コード（二次元バーコード）などがあり、バーコード読み取り（バーコードリーダー）部は、それぞれのバーコードパターン形式に応じて提供されている。コード画像ファイルを、例えば、上記のバーコードパターン形式のいずれかを用いて生成した場合には、その形式に応じた読み取り部を有する決済端末でよい。

決済端末の決済端末部となる、例えば、ＰＯＳレジスタ部のシステムは、既存のシステムを利用する又は一部カスタマイズして利用しても良い。以下、決済端末部となるＰＯＳレジスタ部の概要である。

ＰＯＳレジスタ部は、顧客端末の表示部に表示されたコード画像ファイルをバーコード読み取り部で読み取り復元した商品サービスの売買規定情報を表す、例えば、販売業者識別子、商品サービス識別子、該キャンペーン識別子、値引き後の商品サービス値段及び上記登録を受け付けた又は上記認証した顧客の顧客識別子を取得する。ＰＯＳレジスタ部は、取得した各種情報中から、例えば、商品サービス識別子及び顧客識別子をＰＯＳレジスタ部サーバ部に供給することでもよい。ＰＯＳレジスタ部サーバ部は、商品サービス識別子及び顧客識別子を取得すると、例えば、販売業者が有し、販売サーバへ、専用回線を介して接続する。ＰＯＳレジスタ部サーバ部は、販売サーバに、例えば商品サービス識別子及び顧客識別子等の販売処理情報を送信してもよい。

販売サーバは、商品サービス識別子及び顧客識別子を受信すると、受信した商品サービス識別子及び顧客識別子の確認をする。販売サーバは予め情報サーバからコード画像ファイルに含まれる各情報を取得し販売サーバ記憶部に記憶しており、例えば、取得した商品サービス識別子及び顧客識別子が、販売サーバ記憶部に記憶している商品サービス識別子及び顧客識別子と合致しないと判別した場合、所定のエラーメッセージをＰＯＳレジスタ部サーバ部に送信し、処理を終了してもよい。販売サーバは、売買規定情報明細を抽出し、抽出した売買規定情報明細をＰＯＳレジスタ部サーバ部に送信してもよい。

ＰＯＳレジスタ部サーバ部は、受信した売買規定情報明細をＰＯＳレジスタ部に供給する。ＰＯＳレジスタ部は、売買規定情報明細を取得すると、売買金額を算出し、算出した売買金額を所定の画面に表示する。

ＰＯＳレジスタ部は、利用者から受け取った金額を入力すると、売買規定情報明細を印刷したレシートを発行する。これにより、コード画像ファイルと顧客端末を用いた値引き等キャンペーン決済法を容易に行うことができる。

「上記コード画像ファイルを読み取り、上記商品サービスの購入処理」については、上記決済端末部となる上記ＰＯＳレジスタ部の説明で行ったので省略する。

決済店舗とは、販売業者と提携し、販売業者が有する販売サーバと専用線で接続するコード画像ファイルを読み取り可能な決済端末を有する、例えば、コンビニ、家電量販店、スーパー、ガソリンスタンド、デパート、飲食店、ホテル、その他小売店であってよい。また、デジタル化（画像データ化）したコード画像ファイルの利用により、インターネットやコンピュータなど電子的な手段を介して行う商取引（ＥＣ：ｅコマース）においても、本値引き等キャンペーン決済方法を活用することが可能となる。この場合、顧客が顧客端末の端末記憶部に記憶したコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を、ネットワークを介して、端末側通信部によって、ＥＣサイトへ送信し、ＥＣサイトが、コード画像ファイルを、ＥＣ側通信部によって、受信し、受信したコード画像ファイルを、コード画像ファイル読み取り機で復元し、復元した情報に基づき、ＥＣサイト側が、例えば、上記購入処理を行えばよい。

次に発明の第二の態様について説明する。商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、少なくとも該販売業者を表す販売業者識別子、該商品サービス識別子、該キャンペーン識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像を、キャンペーン利用商品購入証として、コード画像リーダが読み取り可能に、生成する第一ステップ、販売業者が有する情報サーバが、上記商品サービス情報、該商品サービスの値引き等キャンペーン情報及び上記コード画像を、別途予め得ている顧客情報中の顧客イーメールアドレスを用いて、顧客の顧客端末へ、ネットワークを介して、送信する第二ステップ、上記送信された上記商品サービス情報、該商品サービスの値引き等キャンペーン情報及び上記コード画像を、上記顧客端末が、ネットワークを介して、受信する第三ステップ、上記顧客端末で受信した上記コード画像を用いて、上記コード画像リーダ付決済処理端末を有する決済店舗で、上記コード画像を読み取り復号し、上記復号した情報に基づき、上記商品サービスの購入処理を行う第四ステップ、上記各ステップを顧客端末、ＰＯＳ装置、情報サーバ（コンピュータ）、通信手段等を含む情報処理装置によって行うことを特徴とする決済方法を提供する。

第二の態様の第一ステップで、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、上記キャンペーン識別子、予め得ている顧客情報の顧客識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像ファイルを、キャンペーン利用購入証として、生成する。コード画像ファイルの生成方法については、第一の態様の第四ステップ「００６８」項からの説明にあるので省略する。第一の態様の第四ステップと異なる点の一つは、コード画像ファイルを構成する（に含まれる）情報の「予め得ている顧客情報の顧客識別子」である。第二の態様は、販売業者が、例えば、既に顧客情報を有している場合でよい。即ち、例えば、販売業者の情報サーバの記憶部に、顧客リストから成るデータベースが構築されていて、例えば、顧客識別子、顧客端末イーメールアドレス、その他の顧客属性等が、記憶されている場合でもよい。従って、顧客識別子を予め得ているので、顧客登録のステップを省略できる。コード画像ファイルに含む各情報については、第一の態様の第四ステップ「００６８」項等で記述したように、ここでもキャンベーン識別子を含まなくても良い。従って、「少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、上記キャンペーン識別子、予め得ている顧客情報の顧客識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像ファイル」を「少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、予め得ている顧客情報の顧客識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像ファイル」としてもよい。

上記第二の態様の第一ステップに係るその他の説明は、前述した第一の態様の第四ステップで説明しているので、省略する。

第二の態様の第二ステップで、上記商品サービス、該商品サービスの値引き等キャンペーン及び上記コード画像ファイルを、上記予め得ている顧客情報中の顧客イーメールアドレスに、通信部を具備する情報サーバから、ネットワークを介して、送信する。第二の態様では、販売業者から顧客の顧客端末にコード画像ファイルを提供する方法を、イーメールによる送信としている。但し、販売業者の都合等によっては、ここでも、販売業者の情報サーバやデータ送信サービス会社のサーバ等から、ダウンロードさせる方法でもよい。販売業者が有する情報サーバのメール送信サーバを用いて、上記顧客端末のイーメールアドレスに向けて、上記コード画像ファイルを添付送信して、顧客端末が受信し、顧客端末の端末記憶部に記憶することで提供する方法でよい。尚、イーメールとして送信する情報中のテキスト情報は、イーメール上に記載し、コード画像ファイルの画像情報は、添付情報として、送信し、提供してもよい。また、ＨＴＭＬ形式のイーメール情報として送信する場合には、該イーメール情報中にコード画像ファイルを挿入しても良い。また、追加情報等がある場合には、例えば、イーメール上にその情報の項目名のみを記入し、その項目名をハイパーリンクで処理し、そのハイパーリンクのリンク先ＵＲＬを、情報サーバ上のコンテンツとすることで提供することでも良い。

第二の態様の第三ステップでは、上記送信された上記商品サービス、該商品サービスの値引き等キャンペーン及び上記コード画像ファイルを、上記顧客が、端末通信部を具備する顧客端末を用いて、ネットワークを介して受信する。顧客端末は、顧客端末が利用可能なメール受信サーバを介し、販売業者から送信されたイーメールを、ネットワークを介して、端末側通信部によって受信する。受信した各情報は、顧客端末の表示部によって表示する。尚、イーメールに添付されてきたコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）は、顧客端末のホーム画面（メイン画面、ディスクトップ）上に、ドラッグ（マウスのボタンを押したまま動かすこと）して移行して顧客端末の端末記憶部へ記憶してもよい。上記端末記憶部へ記憶したコード画像ファイルの画像データは、通常は顧客端末のホーム画面上にそのアイコンが表示され、そのアイコンをクリックすることで、端末読出し部によって記憶部から読み出され、表示部に表示する。また、ＨＴＭＬ形式のイーメール情報にコード画像ファイルが挿入されて送信した場合には、顧客端末でそのイーメールを開くことでコード画像ファイルを表示しても良い。

第二の態様の第四ステップで、上記顧客端末で受信した上記コード画像ファイルを用いて、上記コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末を有する決済店舗で、上記コード画像ファイルを読み取り、上記商品サービスの購入処理を行う。上述したように、顧客端末は、コード画像ファイルを、顧客端末のホーム画面上に表示されている、コード画像ファイルのアイコンをクリックし、端末記憶部から、端末読出し部によって読出し、表示部に表示する。又は、ＨＴＭＬ形式のイーメール情報中のコード画像ファイルを表示部に表示する。コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末のコード画像ファイル読み取り部によって、コード画像ファイルを読み取る以降の行程は、第一の態様の第七ステップ「００７８」項以降で説明しているので、省略する。

次に、発明の第三の態様について説明する。商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、少なくとも該販売業者を表す販売業者識別子、該商品サービス識別子、該キャンペーン識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像を、キャンペーン利用商品購入証として、コード画像リーダによって読み取り可能に、生成する第一ステップ、上記商品サービス情報、該商品サービスの値引き等キャンペーン情報及び上記生成したコード画像を、ネットワーク上に表示する第二ステップ、上記ネットワーク上に表示された上記商品サービスを、上記値引き等キャンペーンに参加して購入希望する顧客が、該顧客の顧客端末を用いて上記ネットワークを介して上記コード画像を取得する第三ステップ、上記取得した上記コード画像を用いて、上記コード画像リーダ付決済処理端末を有する決済店舗で、上記コード画像を読み取り復号し、その復号した情報に基づき、上記商品サービスの購入処理を行う第四ステップ、上記各ステップを顧客端末、ＰＯＳ装置、コンピュータ、通信部等を含む情報処理装置によって行うことを特徴とする決済方法を提供する。

第三の態様の第一ステップでは、商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、少なくとも該商品サービスを表す商品サービス識別子、該キャンペーン識別子及び値引き後の商品サービス値段を含むコード画像ファイルを、キャンペーン利用購入証として、生成する。該第一ステップは、第二の態様の第一ステップ、第一の態様の第四ステップと同様なので、省略する。

第三の態様の第二ステップでは、上記商品サービス、該商品サービスの値引き等キャンペーン及び上記生成したコード画像ファイルを、ネットワーク上に表示する。第一の態様の第一ステップでは、「商品又はサービス（以下、商品サービスという）の値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う販売業者が、上記商品サービス及び該商品サービスの値引き等キャンペーンをネットワーク上に表示する」ことに関する説明を「００５５」項以降で説明している。第三の態様の第二ステップでは、第一の態様の第一ステップの「上記商品サービス及び該商品サービスの値引き等キャンペーン」の他に、「上記生成したコード画像ファイル」を追加して、ネットワーク上に表示している。第三の態様の第二ステップにおいても、表示する情報が「上記生成したコード画像ファイル」一つ増えただけであり、「ネットワーク上に表示する」方法は、第一の態様の第一ステップと同様でよい。

第三の態様の第三ステップでは、上記ネットワーク上に表示された上記商品サービスを、上記値引き等キャンペーンに参加して購入希望する顧客が、該顧客の顧客端末を用いて上記ネットワークを介して上記コード画像ファイルを取得する。「上記ネットワーク上に表示された上記商品サービスを、上記値引き等キャンペーンに参加して購入希望する顧客」について、説明する。第三の態様の特徴の一つは、顧客の登録や認証を必要とせず、不特定多数の顧客が、クーポン等を活用した商品サービスの値引き等キャンペーンを、利用することができることである。従って、「上記値引き等キャンペーンに参加して購入希望する顧客」とは、例えば、販売業者がネットワーク上に表示する上記商品サービスを購入したい人であっても良い。

「該顧客の顧客端末を用いて上記ネットワークを介して上記コード画像ファイルを取得する」については、第一の態様の第五ステップと第六ステップで説明している。即ち、販売業者が有する情報サーバの記憶部には、予め、上記商品サービス、該商品サービスの値引き等キャンペーン及び上記生成したコード画像ファイルの各情報を、記憶し、且つ、情報サーバ中のｗｅｂサーバ上に、当該上記商品サービス、該商品サービスの値引き等キャンペーン及び上記生成したコード画像ファイルの各情報を、ｗｅｂサイトとして、第一ステップで表示しており、情報サーバとネットワークで接続する顧客の顧客端末で、上記ｗｅｂサイトへアクセスし、該ｗｅｂサイトに表示されているコード画像ファイル（キャンペーンバーコード）を、ダウンロード保存することで、顧客端末の端末記憶部に記憶し取得することができる。上記端末記憶部へ記憶したコード画像ファイルの画像データは、通常は顧客端末ホーム画面上にそのアイコンが表示され、そのアイコンをクリックすることで、端末読出し部によって記憶部から読み出され、表示部に表示することができる。

第三の態様の第三ステップでは、上記取得した上記コード画像ファイルを用いて、上記コード画像ファイルを読み取り可能な決済端末を有する決済店舗で、上記コード画像ファイルを読み取り、上記商品サービスの購入処理を行う。顧客端末の端末記憶部に記憶した上記コード画像ファイルを用いて、上記商品サービスの購入処理を行う工程や方法は、第二の態様の第四ステップ「００９１」及び第一の態様の第七ステップ「００７８」項以降で説明しているので、省略する。

次に、第四の態様の、好ましくは、上記生成されるコード画像ファイルの色が、白又は黒い外の色で生成されることを特徴とする上記値引き等キャンペーン決済方法、について説明する。本発明においては、バーコード生成部が、コード画像ファイルを生成し、画像データとして出力するが、上記画像データとして出力する際に、通常は白黒色のバーコードを、例えば本発明の事業実施のブランドイメージを高めたり、認知度を高めたり等する目的で、白又は黒色以外の色、例えば黄色地に赤色や青色のバーコードを、出力することを特徴とする。

次に、第五の態様の、好ましくは、上記商品サービスの購入処理を、現金、電子マネー、仮想通貨又はクレジットカードの何れかで行うことを特徴とする請求項１から３の少なくとも一項に記載の値引き等キャンペーン決済方法、について説明する。本発明は、例えばクーポン券等で商品サービスの値引き等を行うキャンペーンにおいて、その商品サービスの値引きした値段を、コード画像ファイルとして生成し、キャンペーンを利用する顧客は、決済店舗において、コード画像ファイルを表示し、値引き価格で商品サービスを購入できるものであり、現金、電子マネー、仮想通貨又はクレジットカードの何れかで行えるようにすることで、これまでのクーポン等値引きキャンペーンと比較し、顧客の利便性を格段に高められる。また、決済店舗においても、現金、電子マネー、仮想通貨、クレジットカードの支払いは、日常的に行われている。

顧客端末の表示部は、例えば、タッチパネル式ディスプレイやスピーカー、マイクロフォン、カメラなどで構成され、各種表示部や読出部が読み出した情報や画像や、第１の装置の所有者が入力した文字や、ｗｅｂ情報や利用ガイダンスなどの画像や音声を表示してもよい。

本発明について上記説明してきた例示は、あくまでも一例示である。但し、本発明は、上記一例示に限るものでなく、本発明に記載の請求項を実施できるものであれば、どのような技術、要素又は実施順等を用いたたものであっても良い。

本発明の第六の態様について説明する。図２に示すブロックチェーン活用の決済システム概要においては、ピアツーピア機構を用いたブロックチェーンシステムを活用し、例えば、顧客端末、決済端末、販売業者端末が参加する、決済システムを構築している。図中▲１▼は、販売業者サーバから顧客端末へコード画像ファイルの送信（顧客端末の受信）のトランザクションである。ここでは▲１▼のトランザクションはブロックチェーンに書き込まれないように設定しているが、このコード画像ファイルの送信のトランザクションを、ブロックチェーンの台帳に記入（ブロードキャスト）しても良い。図中▲２▼と▲３▼は顧客の決済処理トランザクションである。ここでは▲２▼の現金払い行為のトランザクションは台帳に書き込まれていないが、売買処理情報内には、現金支払いかカード等支払いかの情報を記入しても良い。▲３▼は顧客がカード、電子マネー、仮想通貨等で支払うもので、例えば、カードの認証や仮想通貨取引の認証・実行かどか等をピアツーピアネットワークに参加するカード会社や仮想通貨取引所等が、支払い前に承認し、その承認情報をブロックチェーン台帳へ記入しても良い。▲４▼は決済端末で売買取引トランザクションを行った結果となる売買処理情報をブロックチェーン台帳へ記入する。▲５▼は販売業者が顧客端末により所定の決済処理が実行された売買処理情報を受信するトランザクションとなり、ブロックチェーン台帳に記入してもよい。▲６▼は販売業者が、商品サービスを、該商品サービスの決済処理（売買処理）を行った顧客へ受け渡す又はサービスを開始するトランザクションとなり、ブロックチェーン台帳に記入してもよい。ここで説明したコード画像ファイルを用いた商品サービスの売買取引の決済システムにおいては、上記の各トランザクションと、それらのブロックチェーン台帳への記入（ブロードキャストすること）は、ここに挙げた例に限らず、このようなブロックチェーンを活用する商品サービスの売買取引を実行する主体（管理者）や参加者が、必要最低限又は利便性、健全性、安全性等に基づき、台帳記帳項目を設定して行うことでよい。

Claims

商品又はサービスの売買取引に参加する参加者が参加者情報の入力をする参加者情報入力部と、上記売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、少なくとも上記参加者情報入力部で入力された参加者情報を含み、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルを送信する送信部と、上記送信部により送信されたコード画像ファイルを受信する受信部と、上記受信部が受信したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備えることを特徴とする決済システム。
商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルを送信する送信部と、上記送信部により送信されたコード画像ファイルを受信する受信部と、上記受信部が受信したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備えることを特徴とする決済システム。
商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルをネットワーク上に表示するコード画像ファイル表示部と、上記コード画像ファイル表示部により表示されたコード画像ファイルを取得する取得部と、上記取得部が取得したコード画像ファイルを表示する表示部と、上記表示部が表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備えることを特徴とする決済システム。
商品又はサービス（以下、商品サービスという）の売買取引に係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行う情報の少なくとも一つを表示するｗｅｂサイト情報を記憶する記憶部と、上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決済規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成部と、上記コード画像ファイル生成部で生成したコード画像ファイルに、上記所定の取引で扱う商品サービスの上記ｗｅｂサイト情報を、ハイパーリンクにより対応付けて、ハイパーリンクコードデータとして、後記売買規定情報復号部によって読み取り復号可能な状態に、生成するハイパーリンクコードデータ生成部と、上記ハイパーリンクコードデータ生成部で生成した上記ハイパーリンクコードデータを送信する送信部と、上記送信部により送信された上記ハイパーリンクコードデータを受信する受信部と、上記受信部が受信した上記ハイパーリンクコードデータを、表示する表示部と、上記ハイパーリンクコードデータを、上記表示部に表示し、
（１）上記ハイパーリンクコードデータが表すコード画像ファイルを読み取り、上記売買規定情報又は上記決済規定情報として、復号する売買規定情報復号部と、上記売買規定情報復号部により復号された売買規定情報又は決済規定情報に従って、決済処理を行う決済処理部と、を備える第一特徴、及び、
（２）上記ハイパーリンクコードデータにハイパーリンクにより対応付けられた上記ｗｅｂサイト情報を取得し表示するｗｅｂサイト情報取得表示部と、上記表示したｗｅｂサイト情報で書き込み処理を行う書き込み処理部と、を備える第二特徴、
とから成ることを特徴とする決済システム。
上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引が、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う売買取引であって、上記コード画像ファイルが、少なくとも上記商品又はサービスの値引き後の値段（無料も含む）を含むことを特徴とする請求項１から４の何れか一項に記載の決済システム。
上記コード画像ファイルが、上記売買取引に係る広告プロモーションを表す広告プロモーション識別子、値引き商品販売数を限定する販売数管理情報、一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報、値引き販売期間の管理を行う値引期間管理情報又は購入額に応じた還元ポイント管理情報の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項１から５の何れか一項に記載の決済システム。
上記決済処理部によって行われる決済処理で出力される各情報及び決済処理に用いる各情報である売買処理情報を送信する売買処理情報送信部と、上記売買処理情報送信部が送信した売買処理情報を受信する売買処理情報受信部と、上記受信した売買処理情報を記憶する売買処理情報記憶部と、上記売買処理情報記憶部に記憶した売買処理情報と上記コード画像ファイルに含まれる情報とを用いて、上記所定の取引を分析する取引情報分析部と、上記取引情報分析部によって分析した結果を、新たな所定の取引に活用する分析活用部と、を更に備える請求項１から６の何れか一項に記載の決済システム。
上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引に、上記商品サービスを購入する顧客に購入額に応じた還元ポイントを提供することを含み、上記コード画像ファイルが上記購入額に応じた還元ポイント管理情報を含んでおり、上記コード画像ファイルに含む上記購入額に応じた還元ポイント管理情報に従い還元ポイントを上記売買取引をした顧客に供与したという供与還元ポイント情報を、上記決済処理部により決済処理した結果となる売買処理情報中に含み上記売買処理情報送信部が送信し、上記売買処理情報送信部が送信した上記売買処理情報を上記売買処理情報受信部が受信し、上記売買処理情報受信部が受信した上記売買処理情報を上記売買処理情報記憶部が記憶しており、上記売買処理情報記憶部に記憶する上記売買処理情報中の上記供与還元ポイント情報を、送信する還元ポイント送信部と、上記還元ポイント送信部が送信した供与還元ポイント情報を、受信する還元ポイント受信部と、を更に備えると共に、上記ハイパーリンクコードデータ生成部及び上記コード画像ファイル生成部で生成する上記ハイパーリンクコードデータ及び上記コード画像ファイルの白黒色で構成されるコードパターンが、白又は黒色以外の色で生成されることを特徴とする請求項１から７の何れか一項に記載の決済システム。
商品又はサービスの売買管理及びその分析を行うための販売サーバと、上記商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報をコードパターンに変換するコード変換部と、上記コード変換部で変換したコードパターンを、コード画像ファイルとして生成するコード画像ファイル生成部と、上記販売サーバから、上記コード画像ファイル生成部により生成されたコード画像ファイルを、ネットワークを介して提供し、上記販売サーバから提供されたコード画像ファイルを、ネットワークを介して取得し、取得したコード画像ファイルを所定の画面上に表示する顧客端末と、上記顧客端末が表示したコード画像ファイルが表すコードパターンを読み取り、コードパターンを復号するコードリーダと、上記コードリーダが復号したコード画像ファイルが示す売買規定情報に従って、決済処理を行うＰＯＳレジスタ部と、ＰＯＳレジスタ部が行った決済処理の結果である売買処理情報を上記販売サーバへ、ネットワークを介して送信するＰＯＳサーバと、上記ＰＯＳサーバが送信した売買処理情報を、上記販売サーバが受信し、上記受信した販売処理情報を、記憶部に記憶し、上記記憶部に記憶した複数の販売処理情報を、分析する情報分析部と、を備えることを特徴とする決済システム。
上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンの内容や条件に応じて、上記コード画像ファイル生成部が生成する上記コード画像ファイルの数を設定する生成ファイル数設定部を、更に備えている請求項１から８の何れか一項に記載の決済システム。
上記売買処理情報送信部が、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストすることを特徴とする請求項７又は８のいずれかの項に記載の決済システム。
商品又はサービスの売買取引に参加する参加者が参加者情報の入力をする参加者情報入力ステップと、上記売買取引を行うための売買規定情報となるコード画像ファイルを、少なくとも上記参加者情報入力ステップで入力された参加者情報を含み、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信されたコード画像ファイルを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備えることを特徴とする決済方法。
商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信されたコード画像ファイルを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備えることを特徴とする決済方法。
商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルをネットワーク上に表示するコード画像ファイル表示ステップと、上記コード画像ファイル表示ステップにより表示されたコード画像ファイルを取得する取得ステップと、上記取得ステップが取得したコード画像ファイルを表示するコード画像表示ステップと、上記コード画像表示ステップが表示するコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備えることを特徴とする決済方法。
商品又はサービス（以下、商品サービスという）の売買取引に係る情報又は該商品サービスに関する書き込みを行う情報の少なくとも一つを表示するｗｅｂサイト情報を記憶する記憶ステップと、上記売買取引を行うための売買規定情報又は上記売買取引により生じた決算規定情報を表すコード画像ファイルを、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記コード画像ファイル生成ステップで生成したコード画像ファイルに、上記所定の取引で扱う商品サービスの上記ｗｅｂサイト情報を、ハイパーリンクにより対応付けて、ハイパーリンクコードデータとして、後記売買規定情報復号ステップによって読み取り復号可能な状態に、生成するハイパーリンクコードデータ生成ステップと、上記ハイパーリンクコードデータ生成ステップで生成した上記ハイパーリンクコードデータを送信する送信ステップと、上記送信ステップにより送信された上記ハイパーリンクコードデータを受信する受信ステップと、上記受信ステップが受信した上記ハイパーリンクコードデータを、表示する表示ステップと、上記ハイパーリンクコードデータを、上記表示ステップに表示して行う、
（１）上記ハイパーリンクコードデータが表すコード画像ファイルを読み取り、売買規定情報として、復号する売買規定情報復号ステップと、上記売買規定情報復号ステップにより復号された売買規定情報又は決済規定情報に従って、決済処理を行う決済処理ステップと、を備える第一特徴、及び、
（２）上記ハイパーリンクコードデータにハイパーリンクにより対応付けられた上記ｗｅｂサイト情報を取得し表示するｗｅｂサイト情報取得表示ステップと、上記表示したｗｅｂサイト情報で書き込み処理を行う書き込み処理ステップと、を備える第二特徴とから成ることを特徴とする決済方法。
上記商品又はサービスの売買取引を行う、というその売買取引が、上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンをクーポン等を活用して行う売買取引であって、上記コード画像ファイルが、少なくとも上記商品又はサービスの値引き後の値段（無料も含む）を含むことを特徴とする請求項１から４の何れか一項に記載の決済方法。
上記コード画像ファイルが、上記売買取引に係る広告プロモーションを表す広告プロモーション識別子、値引き商品販売数を限定する販売数管理情報、一度の購入数によって値引き金額が変わる可変値段管理情報、値引き販売期間の管理を行う値引期間管理情報又は購入額に応じた還元ポイント管理情報の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする請求項１から５の何れか一項に記載の決済方法。
上記決済処理ステップによって行われる決済処理で出力される各情報及び決済処理に用いる各情報である売買処理情報を送信する売買処理情報送信ステップと、上記売買処理情報送信ステップが送信した売買処理情報を受信する売買処理情報受信ステップと、上記受信した売買処理情報を記憶する売買処理情報記憶ステップと、上記売買処理情報記憶ステップに記憶した売買処理情報と上記コード画像ファイルに含まれる情報とを用いて、上記所定の取引を分析する取引情報分析ステップと、上記取引情報分析ステップによって分析した結果を、新たな所定の取引に活用する分析活用ステップと、を更に備える請求項１から６の何れか一項に記載の決済方法。
上記所定の取引を行う、というその取引に、上記商品サービスを購入する顧客に購入額に応じた還元ポイントを提供することを含み、上記コード画像ファイルに上記購入額に応じた還元ポイント管理情報を含んでおり、上記コード画像ファイルに含む上記購入額に応じた還元ポイント管理情報に従い還元ポイントを所定の取引をした顧客に供与したという供与還元ポイント情報を、上記決済処理ステップにより決済処理した結果となる売買処理情報中に含み上記売買処理情報送信ステップが送信し、上記売買処理情報送信ステップが送信した上記売買処理情報を上記売買処理情報受信ステップが受信し、上記売買処理情報受信ステップが受信した上記売買処理情報を上記売買処理情報記憶ステップが記憶しており、上記売買処理情報記憶ステップに記憶する上記売買処理情報中の上記供与還元ポイント情報を、送信する還元ポイント送信ステップと、上記還元ポイント送信ステップが送信した供与還元ポイント情報を、受信する還元ポイント受信ステップと、を更に備えると共に、上記ハイパーリンクコードデータ生成ステップ及び上記コード画像ファイル生成ステップで生成する上記ハイパーリンクコードデータ及び上記コード画像ファイルの白黒色で構成されるコードパターンが、白又は黒色以外の色で生成されることを特徴とする請求項１から７の何れか一項に記載の決済方法。
商品又はサービスの販売管理及びその分析を行うための販売サーバと、上記商品又はサービスの売買取引を行うための売買規定情報をコードパターンに変換するコード変換ステップと、上記コード変換ステップで変換したコードパターンを、コード画像ファイルとして生成するコード画像ファイル生成ステップと、上記販売サーバから、上記コード画像ファイル生成ステップにより生成されたコード画像ファイルを、ネットワークを介して提供し、上記販売サーバから提供されたコード画像ファイルを、ネットワークを介して取得し、
取得したコード画像ファイルを所定の画面上に表示する顧客端末と、上記顧客端末が表示したコード画像ファイルが表すコードパターンを読み取り、コード画像ファイルを復号するコードリーダと、上記コードリーダが復号したコード画像ファイルが示す販売情報に従って、決済処理を行うＰＯＳレジスタ部と、ＰＯＳレジスタ部が行った決済処理の結果である売買処理情報を上記販売サーバへ、ネットワークを介して送信するＰＯＳサーバと、上記ＰＯＳサーバが送信した売買処理情報を、上記販売サーバが、ネットワークを介して受信し、上記受信した販売処理情報を、記憶ステップに記憶し、上記記憶ステップに記憶した複数の販売処理情報を、分析する情報分析ステップと、を備えることを特徴とする決済方法。
上記商品又はサービスの値引き等キャンペーンの内容や条件に応じて、上記コード画像ファイル生成ステップが生成する上記コード画像ファイルの数を設定する生成ファイル数設定ステップを、更に備えている請求項１１から１９の何れか一項に記載の決済方法。
上記売買処理情報送信ステップが、上記売買処理情報を、ブロックチェーンにブロードキャストすることを特徴とする請求項１８又は１９のいずれかの項に記載の決済システム。