JP2020030783A - サーバ装置、電子商取引システム、及び電子商取引方法 - Google Patents

サーバ装置、電子商取引システム、及び電子商取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ及び実店舗に対応して出力されるリンク先のウェブページにおいて、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスが購入された場合、その商品又はサービスの一部を実店舗に分配する。【解決手段】出力手段は、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、ユーザを識別するためのユーザ識別子及び実店舗を識別するための店舗識別子に対応するアフィリエイトリンクであって、商品を購入するための商品ページへのアフィリエイトリンクを出力する。分配手段は、この商品ページにおいて商品が購入された場合、商品の売上げの一部を実店舗に分配する。【選択図】図13

Description

本発明は、電子商取引により商品又はサービスを取引する技術に関する。
電子商取引により商品又はサービスを取引する技術が知られている。例えば特許文献1には、実店舗の店舗会員コードを会員データベースに登録し、クライアント端末との間で成立した電子商取引における取引額を実店舗毎に集計し、取引額に基づいて実店舗に特典を付与することが記載されている。
特開2003−256727号公報
ユーザは、例えば実店舗において実際に商品を手に取って確認した後、SNS(social networking service)を利用してその商品を紹介する情報を発信する場合がある。この商品がEC(electronic commerce)サイトにおいても販売されている場合、ユーザが発信する情報にECサイトに含まれるこの商品を販売するページへのリンクが含まれていれば、他のユーザがこのリンクから商品のページにアクセスし、商品を購入することができる。この場合、ユーザが実店舗において実際に商品を確認、または商品を借り利用方法などを解説できたことが、他のユーザによる商品の購入に繋がったと考えられるため、実店舗も商品の売上げに貢献していると言える。しかし、特許文献1に記載の技術では、単にユーザが仮想店舗において商品を購入した場合に、予め登録された実店舗にその取引額に応じた特典を与えることが開示されているに過ぎず、上述したようにリンク先のウェブページにおいて他のユーザが商品を購入した場合に、その商品の売上げの一部を実店舗に分配することはできない。
本発明は、ユーザ及び実店舗に対応して出力されるリンク先のウェブページにおいて、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスが購入された場合、その商品又はサービスの一部を実店舗に分配することを目的とする。
本発明は、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力する出力手段と、前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配する分配手段とを有するサーバ装置を提供する。
前記リンクは、前記ユーザが前記実店舗において借りた商品を購入するためのウェブページへのリンクであってもよい。
前記サーバ装置は、前記実店舗に設置された店舗端末から、前記商品を識別するための商品識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を受信する受信手段と、前記商品識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を含むデータセットを記録するデータベースを記憶する記憶手段とを有してもよい。
前記サーバ装置は、前記データベースに記録されている情報に基づいて前記ユーザに対し他の商品を推薦する推薦手段を有してもよい。
前記データセットが、前記実店舗において前記ユーザに応対した店員を識別するための店員識別子を含んでもよい。
前記分配手段が、前記売上げの一部を前記店員に分配してもよい。
前記リンクが、第1ユーザが前記実店舗において使用した前記商品又は提供を受けた前記サービスについて、当該第1ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであり、前記リンクにより示される前記ウェブページを介して前記第1ユーザと異なる第2ユーザが前記商品又は前記サービスを購入した場合、前記分配手段は、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記第1ユーザに分配してもよい。
前記リンクは、前記ユーザが前記実店舗において提供を受けたサービスを購入するためのウェブページへのリンクであってもよい。
前記サーバ装置は、前記ユーザが所持するユーザ端末から、前記商品又は前記サービスを識別するための商品又はサービス識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を受信する受信手段と、前記商品又は前記サービス識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を含むデータセットを記録するデータベースを記憶する記憶手段とを有してもよい。
前記データベースは、第1ユーザのユーザ識別子に対応するリンクにより示されるウェブページを介して他のユーザが前記商品又は前記サービスを購入した実績を示す実績情報を記録し、前記出力手段は、前記第1ユーザが所持するユーザ端末に対し、前記実績情報の少なくとも一部を出力してもよい。
前記サーバ装置は、前記ユーザから前記商品又は前記サービスに関するアフィリエイト申請を受け付ける受け付け手段を有し、前記出力手段は、前記アフィリエイト申請に応じて前記リンクを出力してもよい。
また、本発明は、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力する出力手段と、前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配する分配手段とを有する電子商取引システムを提供する。
さらに、本発明は、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力するステップと、前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配するステップとを有する電子商取引方法を提供する。
本発明によれば、ユーザ及び実店舗に対応して出力されるリンク先のウェブページにおいて、ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスが購入された場合、その商品又はサービスの一部を実店舗に分配することができる。
第1実施形態に係るシステム構成を例示する図。 本サービスの別の利用方法を例示する図。 本サービスの追加機能を例示する図。 本サービスの追加機能を例示する図。 本サービスの別の例を示す図。 本サービスの別の例を示す図。 第2実施形態に係る電子商取引システム1の構成の一例を示す図。 サーバ装置30のハードウェア構成の一例を示す図。 ストレージ33に記憶されたユーザデータベース331の一例を示す図。 サーバ装置30の機能構成の一例を示す図。 レンタルデータベース332の一例を示す図。 第2実施形態に係る処理の一例を示すシーケンスチャート。 第2実施形態に係る処理の一例を示すシーケンスチャート。 商品ページ110の一例を示す図。 コンテンツ120の一例を示す図。 第3実施形態に係る処理の一例を示すシーケンスチャート。 コンテンツ130の一例を示す図。 変形例に係るサーバ装置30の機能構成の一例を示す図。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係るシステム構成を例示する図である。まず初回は(1)登録及び(2)本人確認を行う。本人確認の結果はデータとして入力され、サーバ装置(図1の「本件サイト」)に送信される。盗難防止のため、ユーザは初回に身分証明書を提出する。サーバ装置は、本人確認情報を外部サービス(図1の「他の事業者」)に依頼する。外部サービスは、証明書のデータからユーザ情報を入力するサービスである。外部サービスは、本人確認情報をデータ入力し、必要なデータをサーバ装置に提供する(3)。
ユーザ登録が完了すると、ユーザは本サービスと提携している企業の店舗(図1の「アパレル企業」)に行き、商品の貸し出しを受ける(4)。本サービスは、例えばいわゆるウェブサービス(ウェブアプリケーション)として提供されるので、ユーザは、自身のユーザ端末(例えばスマートフォン)にインストールされている汎用のウェブブラウザから本サービスのサーバ装置(サイト)にアクセスする。あるいは、ユーザ端末には本サービスを受けるための専用アプリケーションプログラム(以下「専用アプリ」という)がインストールされ、専用アプリを介してサーバ装置にアクセスしてもよい。サーバ装置にアクセスしたブラウザ又は専用アプリは、会員番号を示すコード画像(例えばQRコード(登録商標))を表示する。店舗において、店員はこのコード画像を読み取ることにより貸し出し処理を行う。例えば、商品は衣服であり、最大90分間の貸し出しを受けることができる。荷物を店舗に預けることもできる。なお、本システムの会員に種別を設け(例えば「無料会員」及び「有料会員」)、会員の種別に応じて商品の貸し出し点数及び貸し出し時間に差を設けてもよい。
貸し出しを行うと、店舗端末(例えば、タブレット端末又はPoS(Point of sale system)端末等のコンピュータ装置)はレンタル情報をサーバ装置に送信する(5)。レンタル情報は、いつ誰に何を貸したのかを示す情報であり、時刻情報、ユーザ識別子、商品識別子、及び店舗識別子を含む。レンタル情報は、商品の貸し出し処理をした店員を識別する店員識別子を含んでもよい。サーバ装置は、店舗端末から送信されたレンタル情報をデータベースに記録する。
商品の貸し出しを受けている間、ユーザは、店舗から外出することができ、他の店舗において別の商品の貸し出しを受けて商品の組み合わせを試したり、写真撮影をしたり、撮影した写真をSNS(Social Networking Service)に投稿したりすることができる。
貸し出しを終了するとき、ユーザは店舗に行き、商品を返却する(6)。その商品が気に入れば購入することもできる。本サービスの運営会社(図1の「本件事業者」)は、一定期間終了後に貸し出しに係る商品を所定の価格で買い取る。運営会社はサーバ装置の運営を行い、運営費を得る。また、運営会社は、本サービスの会員企業から会費を徴収する。エンドユーザは会費無料である。
図2は、本サービスの別の利用方法を例示する図である。貸し出しの対象商品は、翌シーズンのサンプル商品であってもよい。この例によれば本システムをテストマーケティングに用いることができ、この結果(注文数)に応じて生産量を決めることができる。
図3及び図4は、本サービスの追加機能を例示する図である。AI(artificial intelligence)等の技術を用い、ユーザ本人又は他人のレンタル情報の履歴及び購買履歴から、商品の組み合わせの提案(レコメンド)を行ってもよい。提案した組み合わせと、その後、その商品をユーザが購入したか否かの情報をシステムにフィードバックし、提案のエンジンを改善してもよい。
図5及び図6は、本サービスの別の例を示す図である。本サービスは従来の単なるECモール(アパレルのオンラインショッピングサイト等)とは違い、試着履歴データに基づき、本サービスで販売された売上げが、商業施設やアパレル企業の実店舗に還元されるサービスである。また商品の販売を行う、アフィリエイトに取り組む利用者にも利益が還元されるサービスである。
近年、EC事業者を始めとするIT企業が、実店舗で商品を見たユーザに、ECサイトでその商品を購入させるといったショールーミングを加速させている。このようなことを背景に商業施設等のリアルの店舗は、商品を見てもらえるものの、ECサイトで買われることにより、売上げを確保できなかった。
本サービスはそれらの課題を解決するサービスである。購買が行われた起点が実店舗にある場合、売上げの一部を実店舗に分配する仕組みとなっている。想定ユーザは(1)一般的な消費者(図5の例)および(2)インフルエンサー(図6の例)である。インフルエンサーとは、SNSにおいて多数のフォロワーを有し、本サービスが提供するアフィリエイトプログラムに取り組む利用者、または、本サービスを利用するアパレル企業の商品や商業施設等の情報を発信する利用者をいう。
(1)一般的な利用者の場合
例えば一般的な利用者が商業施設で、本サービスを利用し、試着レンタルを行ったとする。レンタルした商品を返却後、その商品が欲しくなった場合、本サービスサイトにある試着履歴データから、本サービスのECサイト(図5の「本件ECモール」)にアクセスし、試着した商品を購入できる。この際、購買に繋がった要因として、事前に商業施設での試着が起点になったこと捉え、本サービスは事前に定めた料率に基づいて、売上げの一部を手数料として商業施設に分配する。当然、購入されたアパレルメーカーにも売上げが分配される。データ上では、事前の試着レンタル履歴の商品番号と、購入時の商品番号が紐付く。試着レンタル履歴のデータには、どの店舗で借りたかのデータが含まれており、それによって実店舗への売上げの分配を実現する。
(2)インフルエンサーの場合
インフルエンサーは、一般的な利用者と同様に、本サービスでリアル店舗で商品をレンタルし、その商品を着用してSNSで投稿するように写真を撮る。その後、本サービスのECサイトでアフィリエイトを行うための申請をする。ECサイトは、申請に基づいて、アフィリエイトリンクのURLを生成し、インフルエンサーに送信する。
インフルエンサーは自身のSNSやブログなどで、撮影した写真と共に閲覧者に商品が買われるようにアフィリエイトリンクのURLも投稿または記述する。そして閲覧者がその商品を購入した際、インフルエンサーには料率に基づいた手数料(コミッション)を受け取ることができる。それだけでなく本サービスのECサイトでは、そのインフルエンサーがSNSやブログ等で投稿する際に利用した写真は、本件サイトを利用したことで広告用の写真が撮影でき、その商品を貸し出した商業施設やアパレル企業の店舗にも売上げに対する貢献部分があると考え、事前に定めた料率に基づいて商業施設等の店舗にも売上げを分配する。
上述の第1実施形態は本システムの一例を示すものにすぎず、本発明はこれに限定されない。例えば、要求される機能を実現できるものであれば、本システムのハードウェア構成、並びにサーバ装置及びクライアント装置における機能の分担はどのようなものであってもよい。例えば、外部システムの機能の一部を本システムに実装してもよい。また、本システムのハードウェアにより実行されるプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記憶されて提供されてもよいし、インターネット等を介したダウンロードにより提供されてもよい。あるいはブロックチェーンなどの技術を活用される場合でも良い。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態において説明したシステムのより具体的な実装の例を説明する。
2.1.構成
図7は、第2実施形態に係る電子商取引システム1の構成の一例を示す図である。電子商取引システム1においては、実店舗において販売する商品をウェブページにおいて購入することができる。電子商取引システム1は、複数のユーザ端末10と、店舗端末20と、サーバ装置30とを備える。なお、図7に示す各装置の数は例示であり、これに限定されない。複数のユーザ端末10、店舗端末20、及びサーバ装置30は、通信回線40を介して接続されている。通信回線40は、これらの装置間の通信を伝送する。通信回線40には、例えばインターネット及び無線通信回線が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザにより所持され使用されるコンピュータ装置である。ユーザ端末10には、例えばスマートフォン、タブレット端末等の携帯可能なコンピュータが用いられてもよい。ユーザ端末10は、後述するサーバ装置30と同様の構成に加えて、入力部11と、表示部12と、撮像部13とを備える。入力部11は、ユーザが操作して各種の情報を入力するのに用いられる。入力部11には、例えばタッチパネル又は操作キーが用いられてもよい。表示部12は、各種の画像を表示する。表示部12には、例えば液晶ディスプレイが用いられてもよい。撮像部13は、画像を撮像する。撮像部13には、例えばデジタルカメラが用いられてもよい。ユーザ端末10は、撮像部13を用いてコードを読み取る機能を有する。このコードは、一次元コードであってもよいし、二次元コードであってもよい。
ユーザ端末10を利用するユーザの中には、例えばインフルエンサーと呼ばれる人物と、フォロワーと呼ばれる人物とが含まれてもよい。インフルエンサーとは、世間に与える影響力が大きい情報の発信者をいう。インフルエンサーには、例えばSNSにおいて多数のフォロワーを有する人が含まれてもよい。フォロワーとは、SNSにおいて特定のユーザが発信する情報に常に関心を持っている人をいう。
店舗端末20は、実店舗に設置され、実店舗の店員により使用される。この実店舗とは、実際に商品を手に取って確認することができる店をいう。なお、以下の説明では、実店舗を単に「店舗」という。店員は、店舗において接客応対を行う。店舗端末20には、例えばタブレット端末、PoS端末等のコンピュータが用いられてもよい。店舗端末20は、後述するサーバ装置30と同様の構成に加えて、入力部21と、表示部22と、読み取り部23とを備える。入力部21は、店員が操作して各種の情報を入力するのに用いられる。入力部21には、タッチパネル、操作キー、又はキーボードとマウスが用いられてもよい。表示部22は、各種の画像を表示する。表示部22には、例えば液晶ディスプレイが用いられてもよい。読み取り部23は、コードを読み取る。読み取り部23には、例えばバーコードリーダ又は二次元コードリーダが用いられてもよい。あるいは、読み取り部23には、例えばタブレット端末に付随しているカメラや、PoS端末のハンディターミナルが用いられてもよい。
図8は、サーバ装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置30は、ウェブサーバの機能を有し、ECサイトを提供する。ECサイトには、複数の商品ページが含まれる。商品ページは、商品を販売するウェブページである。ECサイトにおいて販売される商品には、実店舗において販売される商品が含まれる。サーバ装置30には、例えば汎用のコンピュータが用いられてもよい。例えばサーバ装置30は、プロセッサ31と、メモリ32と、ストレージ33と、通信インタフェース34とを備える。これらの構成は、バス35を介して接続されている。プロセッサ31は、プログラムをメモリ32に読み出して実行することにより、各種の処理を実行する。プロセッサ31には、例えばCPU(Central Processing Unit)が用いられてもよい。メモリ32は、プロセッサ31により実行されるプログラムを記憶する。メモリ32には、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)が用いられてもよい。ストレージ33は、各種のデータ及びプログラムを記憶する。ストレージ33には、例えばハードディスク又はフラッシュメモリが用いられてもよい。通信インタフェース34は、通信回線40に接続され、通信回線40を介してデータ通信を行う。
図9は、ストレージ33に記憶されたユーザデータベース331の一例を示す図である。ユーザデータベース331には、ユーザ識別子と関連付けて、ユーザ情報が含まれる。ユーザ識別子は、ユーザを一意に識別する情報である。ユーザ識別子には、例えば会員番号が用いられてもよい。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報には、例えば本人確認情報と、個人情報と、属性情報と、決済情報とが含まれる。本人確認情報は、ユーザの本人認証が済んでいることを示す情報である。一例において、未登録のユーザが電子商取引システム1に会員登録する際には、本人認証が行われる。本人認証は、例えば、入力された電話番号に対してSMS(Short Message Service)を介して一時的なPIN(Personal Identification Number)コードを送信し、ウェブページにおいてユーザにこのPINコードを入力させることにより行われる。あるいは、本人認証は、本人確認書類(運転免許証等)を撮影した写真をユーザがユーザ端末10を介してサーバ装置30に送信し、サーバ装置30又は他のサーバ装置が本人確認書類をデータベースに記録することにより行われてもよい。個人情報は、ユーザ個人を識別し得る情報である。個人情報には、例えばユーザの住所、氏名、電話番号、メールアドレスが用いられてもよい。属性情報は、ユーザの属性を示す情報である。属性情報には、例えばユーザの性別及び年齢が用いられてもよい。決済情報は、決済に用いられる情報である。決済情報には、例えばクレジットカードの番号又は金融機関の口座を示す口座情報が用いられてもよい。これらの情報は、例えばECサイトのユーザ登録時に入力されてもよい。
図10は、サーバ装置30の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置30は、受信手段301と、受け付け手段302と、生成手段303と、出力手段304と、決済処理手段305と、分配手段306として機能する。これらの機能は、メモリ32に記憶されたプログラムと、このプログラムを実行するプロセッサ31との協働により、プロセッサ31が演算を行い又は通信インタフェース34による通信を制御することにより実現される。
受信手段301は、店舗において商品を使用したユーザを識別するためのユーザ識別子、この店舗を識別するための店舗識別子、この商品を識別するための商品識別子、及びこのユーザに応対した店員を識別するための店員識別子を店舗端末20から受信する。商品識別子は、商品を一意に識別する情報である。ユーザ識別子は、ユーザを一意に識別する情報である。店舗識別子は、店舗を一意に識別する情報である。店員識別子は、店員を一意に識別する情報である。商品識別子、ユーザ識別子、店舗識別子、及び店員識別子は、それぞれ、例えば文字、数字、記号、又はこれらのうち少なくとも2つの組合せにより構成されてもよい。この商品の使用には、例えば商品の貸し出しを受けたことが含まれてもよい。受信手段301により受信されたユーザ識別子、店舗識別子、商品識別子、及び店員識別子を含むデータセットは、ストレージ33に記憶されたレンタルデータベース332に記録される。
図11は、レンタルデータベース332の一例を示す図である。レンタルデータベース332には、ユーザが店舗において商品を使用した日時を示す日時情報と、受信手段301が受信したユーザ識別子、店舗識別子、商品識別子、及び店員識別子とが関連付けて含まれる。なお、店員識別子はレンタルデータベース332の必須項目ではなく、店舗端末20は店員識別子を含まないデータをサーバ装置30に送信してもよい。
受け付け手段302は、ユーザから商品に関するアフィリエイト申請を受け付ける。アフィリエイト申請は、商品識別子及びユーザ識別子を含む。このアフィリエイトとは、ユーザがウェブを利用して商品又はサービスを紹介することで他のユーザが商品を購入した場合に、報酬を受け取ることができる仕組みをいう。この申請の受け付けは、例えばユーザが使用するユーザ端末10からアフィリエイトの申請情報を受信することにより実現されてもよい。
生成手段303は、受信手段301が受信したユーザ識別子及び店舗識別子に対応するリンクであって、受信手段301が受信した商品識別子により識別される商品を購入するためのウェブページへのリンクを生成する。この「対応する」とは、1のユーザ識別子と店舗識別子との組に対して、1のリンクが用いられることを意味する。ユーザ識別子又は店舗識別子が異なる場合には、別のリンクが用いられる。リンクとは、ウェブページの所在を示す情報をいう。このウェブページは、例えばユーザが店舗において借りた商品を販売する商品ページであってもよい。
出力手段304は、アフィリエイト申請に応じて、生成手段303が生成したリンクを出力する。このリンクの出力は、例えばユーザ端末10にリンクを送信することにより実現されてもよい。
決済処理手段305は、ECサイトにおいて商品が購入されると、その商品の対価を決済する決済処理を行う。この決済処理では、例えばユーザからECサイトの運営者に商品の対価の支払いが行われる。この決済処理は、クレジットカードを利用して行われてもよいし、金融機関の口座を用いて行われてもよい。
分配手段306は、ウェブページにおいて商品が購入された場合、その商品の売上げの一部を店舗及び店員に分配する。この分配は、例えば金融機関の口座への振り込みにより行われてもよいし、ECサイトや提携店舗において商品やサービスの購入に使用できるポイントを付与することにより行われてもよい。あるいは、この分配は、電子マネーの送金により行われてもよい。
2.2.動作
図12及び13は、第2実施形態に係る電子商取引システム1の処理の一例を示すシーケンスチャートである。複数のユーザ端末10には、ユーザ端末10Aと、ユーザ端末10Bとが含まれる。ユーザ端末10Aは、インフルエンサー等のユーザAにより使用される。ユーザ端末10Bは、ユーザAのフォロワー等のユーザAとは異なるユーザBにより使用される。なお、以下の説明では、ユーザ端末10A、10Bの構成には、それぞれ符号の末尾に「A」、「B」を付して説明する。ユーザAは店舗へ行き、所望の商品の貸し出しを受ける。この店舗は、例えば洋服を販売する店であり、商品は洋服である。
ステップS11において、店舗端末20は、店員のアカウント情報を用いて、ECサイトにログインする。例えば店舗の店員は、予めユーザ登録を行っており、ECサイトのアカウント情報を有している。店舗端末20は、店員の操作に応じてアカウント情報が入力されると、入力されたアカウント情報をサーバ装置30に送信して、ECサイトにログインする。
ステップS12において、店舗端末20は、ユーザAのユーザ識別子を示す第1のコードを、読み取り部23を用いて読み取る。例えばユーザAは、予めユーザ登録を行っており、ECサイトのアカウント情報を有している。ユーザAは、入力部11Aを用いた操作により、予めECサイトにアカウント情報を入力してログインしている。ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作により第1のコードの取得が指示されると、サーバ装置30に第1のコードの取得要求を送信する。この取得要求に応じてサーバ装置30からユーザ端末10Aに第1のコードが送信されると、この第1のコードが表示部12Aに表示される。店員は、読み取り部23を表示部12Aに表示されたコードにかざす。読み取り部23は、表示部12Aに表示された第1のコードを読み取ってユーザ識別子を取得する。ユーザ識別子は、例えば「U001」である。
ステップS13において、店舗端末20は、店舗を一意に識別する店舗識別子とユーザAに貸し出す商品を一意に識別する商品識別子とを示す第2のコードを、読み取り部23を用いて読み取る。この第2のコードは、予め用意され、例えば商品に取り付けられている。店員は、読み取り部23を第2のコードにかざす。読み取り部23は、第2のコードを読み取って店舗識別子と商品識別子とを取得する。店舗識別子は、例えば「X店」である。商品識別子は、例えば「M12345」である。
ステップS14において、店舗端末20は、レンタル情報をサーバ装置30に送信する。このレンタル情報は、いつ誰に何を貸し出したのかを示す情報である。レンタル情報には、商品を貸し出した日時を示す日時情報と、ステップS12又はS13において取得されたユーザ識別子、店舗識別子、及び商品識別子とが含まれる。
ステップS15において、サーバ装置30は、受信手段301においてレンタル情報を受信すると、受信したレンタル情報と、ログインしている店員、すなわちユーザAに応対した店員の店員識別子とをレンタルデータベース332に記録する。この店員識別子は、例えば図9に示すユーザデータベース331から読み出されて用いられてもよい。あるいは、レンタル情報が店員識別子を含んでいてもよい。
図11に示すように、レンタルデータベース332には、日時情報「2018年9月1日」と、ユーザ識別子「U001」と、店舗識別子「X店」と、商品識別子「M12345」と、店員識別子「S010」とを含むデータセットが記録される。これは、2018年9月1日に、ユーザ識別子が「U001」のユーザAが、店舗識別子が「X店」の店舗で、商品識別子が「M12345」の商品の貸し出しを受けたことを示す。また、商品の貸し出しの際に、店員識別子が「S101」の店員がユーザAに応対したことを示す。
貸し出し手続きが完了すると、ユーザAは、商品を借りて所定の時間、店舗から外出することができる。例えばユーザAは、借りた洋服を着て店舗から外出する。この間、ユーザAは、他の店舗において別の商品との組合せを試したり、商品を身に着けた自分の写真を撮影したり、SNSを利用して写真を投稿したりすることができる。
貸し出しを終了するとき、ユーザAは店舗に戻り、借りた商品を返却する。ここでユーザAは、商品が気に入れば店舗において購入してもよいし、商品を購入しなくてもよい。店舗において商品を購入しなかった場合でも、ユーザAは、ECサイトにおいてこの商品を購入してもよい。この場合、以下の処理が行われる。
ステップS16において、ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作に応じて、ECサイトに含まれるユーザAが借りた商品を販売する商品ページ110を表示部12Aに表示する。例えばユーザ端末10Aは、ユーザAの操作によりECサイトにアクセスする。ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作によりユーザAが借りた商品を販売する商品ページ110を表示するよう指示されると、ECサイトの商品ページ110の表示に用いられる表示データの取得要求をサーバ装置30に送信する。この取得要求に応じてサーバ装置30からユーザ端末10Aに表示データが送信されると、この表示データに応じた商品ページ110が表示部12Aに表示される。
図14は、商品ページ110の一例を示す図である。商品ページ110には、商品の画像111と、商品の詳細情報112と、購入ボタン113とが含まれる。この商品を購入する場合、ユーザAは、入力部11Aを用いて購入ボタン113を押す。
ステップS17において、ユーザ端末10Aは、購入ボタン113が押されると、商品の購入要求をサーバ装置30に送信する。この購入要求には、ユーザ識別子「U001」と商品識別子「M12345」とが含まれる。
ステップS18において、サーバ装置30は、この購入要求を受信すると、決済処理手段305において商品の代金の決済処理を行う。この決済処理では、例えばユーザデータベース331において、ユーザ識別子「U001」と関連付けられた決済情報が用いられ、商品の代金の支払いが行われる。決済処理が完了すると、商品がユーザAに納入される。
ステップS19において、サーバ装置30は、ユーザAが購入した商品を店舗において借りていたか否かを判定する。例えば購入要求に含まれるユーザ識別子「U001」と商品識別子「M12345」との組がレンタルデータベース332に含まれない場合、ステップS19の判定がNOになる。この場合、この処理は終了する。一方、図11に示すように、レンタルデータベース332にユーザ識別子「U001」と商品識別子「M12345」との組が含まれる場合、ステップS19の判定がYESになる。この場合、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、サーバ装置30は、ユーザAが購入した商品の売上げの一部を分配手段306においてユーザAに商品を貸し出した店舗及びユーザAを応対した店員に分配する。例えば商品識別子が「M12345」の商品の代金のうち所定の比率の金額が、店舗識別子が「X店」の店舗及び店員識別子が「S010」の店員に分配される。例えば商品の代金のうち第1の比率の金額が店舗に分配され、商品の代金のうち第2の比率の金額が店員に分配される。残りの金額は、ECサイトの運営者に分配される。このとき、第1の比率は、運営者に分配される金額の比率より大きくてもよい。また、第2の比率は、運営者に分配される金額の比率より小さくてもよい。店舗への分配は、例えば金融機関の口座への振り込みにより行われてもよい。また、店員への分配は、金額に応じたポイントを付与することにより行われてもよい。
なお、ユーザAが同一の商品を複数の店舗において借りた記録がレンタルデータベース332に残っていた場合、サーバ装置30は、売上げ分配の対象となる店舗を、所定のルールに従って決定する。一例において、売上げ分配の対象となる店舗は、その商品を最初に借りた店舗である。あるいは、その商品を借りた全ての店舗を売上げ分配の対象としてもよい。この場合において、ユーザがその商品を借りた順番に応じて決められる係数(例えば最初に借りた店舗に対して大きい係数、最後に借りた店舗に対して小さい係数)、又はユーザの利用実績に応じて決められる係数(例えばユーザの利用頻度が高い店舗に対して大きい係数、利用頻度が低い店舗に対して小さい係数)に従って売上げが分配されてもよい。
一方、ユーザAは、店舗において借りた商品を店舗及びECサイトのいずれにおいても購入しなかった場合でも、SNSを利用してその商品を紹介するコンテンツを投稿してもよい。この場合、図12に示すステップS16からS20の処理に代えて、図13に示す以下の処理が行われる。
ステップS21において、ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作に応じて、アフィリエイトの申請情報をサーバ装置30に送信する。この申請情報には、ユーザ識別子「U001」と、店舗識別子「X店」と、商品識別子「M12345」と、店員識別子「S010」が含まれる。これらの店舗識別子「X店」及び商品識別子「M12345」は、例えばユーザAが店舗に行ったときに、ユーザ端末10Aが上述した第2のコードを撮像部13Aを用いて読み取ることにより予め取得されてもよい。この場合、第2コードが示す情報には、店員識別子「S010」が含まれていてもよい。
ステップS22において、サーバ装置30は、受け付け手段302においてこの申請情報を受信すると、生成手段303においてアフィリエイトリンク123を生成する。このアフィリエイトリンク123は、ECサイトに含まれる商品識別子が「M12345」の商品を販売する商品ページ110のアドレスを示すリンクである。また、アフィリエイトリンク123は、ユーザ識別子「U001」、店舗識別子「X店」、及び店員識別子「S010」に対応する。
ステップS23において、サーバ装置30は、生成されたアフィリエイトリンク123を出力手段304からユーザ端末10Aに送信する。
ステップS24において、ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作に応じて、ユーザAが借りた商品を紹介するコンテンツであって、アフィリエイトリンク123を含むコンテンツ120を生成し、SNSを利用してこのコンテンツ120を投稿する。
図15は、コンテンツ120の一例を示す図である。コンテンツ120には、借りた商品を着用したユーザAの写真121と、ユーザAが記載したこの商品を紹介するテキスト122と、アフィリエイトリンク123とが含まれる。このテキスト122は、例えば洋服の着心地や着用した感想を示すものであってもよい。なお、図15に示す例では、アフィリエイトリンク123が個別に表示されているが、アフィリエイトリンク123は写真121に埋め込まれていてもよい。
ステップS25において、ユーザ端末10Bは、SNSを利用してユーザAにより投稿されたコンテンツ120を表示部12Bに表示する。例えば図15に示すコンテンツ120が表示され、ユーザBはこれを閲覧する。このコンテンツ120において紹介された商品に興味がある場合、ユーザBは、入力部11Bを用いた操作によりアフィリエイトリンク123を選択する。
ステップS26において、ユーザ端末10Bは、アフィリエイトリンク123の選択に応じて、アフィリエイトリンク123のリンク先であるECサイトの商品ページ110を表示部12Bに表示する。例えばユーザ端末10Bは、アフィリエイトリンク123が示すアドレスを用いて商品ページ110を表示するための表示データの取得要求をサーバ装置30に送信する。この取得要求に応じてサーバ装置30からユーザ端末10Bに表示データが送信されると、この表示データに応じた商品ページ110が表示部12Bに表示される。商品を購入する場合、例えばユーザBは、入力部11Bを用いて図14に示す購入ボタン113を押す。
ステップS27において、ユーザ端末10Bは、上述したステップS17と同様に、購入ボタン113の押下に応じて、商品の購入要求をサーバ装置30に送信する。この購入要求には、例えばユーザ識別子「U002」と、商品識別子「M12345」と、店員識別子「S010」とが含まれる。
ステップS28において、サーバ装置30は、この購入要求を受信すると、上述したステップS18と同様に、決済処理手段305において商品の代金の決済処理を行う。この決済処理では、例えばユーザデータベース331において、ユーザ識別子「U002」と関連付けられた決済情報が用いられる。この決済情報を用いて、商品の代金の支払いが行われる。決済処理が完了すると、ユーザBに商品が納入される。
ステップS29において、サーバ装置30は、ユーザBが購入した商品の売上げの一部を分配手段306においてアフィリエイトリンク123に対応するユーザA、ユーザAに商品を貸し出した店舗、及びユーザAを接客した店員に分配する。例えば商品識別子が「M12345」の商品の代金のうち所定の比率の金額が、ユーザ識別子が「U001」のユーザA、店舗識別子が「X店」の店舗、及び店員識別子が「S010」の店員に分配される。例えば商品の代金のうち第3の比率の金額がユーザAに分配され、商品の代金のうち第4の比率の金額が店舗に分配され、商品の代金のうち第5の比率の金額が店員に分配される。残りの金額は、ECサイトの運営者に分配される。このとき、第4の比率は、運営者に分配される金額の比率及び第3の比率より大きくてもよい。また、第3の比率は、第5の比率より大きくてもよい。さらに、第5の比率は、運営者に分配される金額の比率より小さくてもよい。店舗への分配は、例えば金融機関の口座への振り込みにより行われてもよい。また、ユーザA及び店員への分配は、金額に応じたポイントを付与することにより行われてもよい。
なお、上述した第2実施形態では、「ストレージ33」、「レンタルデータベース332」、「ユーザA」、「ユーザB」が、それぞれ本発明に係る「記憶手段」、「データベース」、「第1ユーザ」、「第2ユーザ」として用いられている。
以上説明した第2実施形態によれば、ユーザAが店舗において商品を借りた後、ユーザAがECサイトにおいてその商品を購入した場合、その商品の売上げの一部を店舗に分配することができる。また、ユーザAが店舗において商品を借りた後、ユーザAが投稿したコンテンツを見た他のユーザBが、そのコンテンツに含まれるリンク先の商品ページにおいてその商品を購入した場合、その商品の売上げの一部をユーザA及び店舗に分配することができる。さらに、これらの場合に、店舗においてユーザAに応対した店員にも、その商品の売上げの一部を個別に分配することができる。
3.第3実施形態
上述した第2実施形態では、ユーザが店舗において商品の貸し出しを受けていたが、第3実施形態では、ユーザは店舗において販売されている商品を紹介する投稿、ライブ配信、又は録画での配信を行う。このライブ配信とは、リアルタイムで動画を配信することをいう。この商品は、洋服の他、電化製品、書籍、化粧品等、どのような商品であってもよい。第3実施形態に係る電子商取引システム1の構成は、第2実施形態に係る電子商取引システム1の構成と同様であるため、その説明を省略する。なお、第3実施形態においては、ユーザが店舗において使用した商品には、ユーザが店舗において投稿等を生成するのに使用した商品、すなわちユーザが紹介する商品が含まれる。
図16は、第3実施形態に係る電子商取引システム1の処理の一例を示すシーケンスチャートである。ユーザAは店舗において販売されている商品を紹介する投稿を行うために、その店舗へ行く。この店舗は、例えば洋服、電化製品、書籍、化粧品等、ユーザAが所望の商品を販売する店である。
ステップS31において、ユーザ端末10Aは、店舗を一意に識別する店舗識別子とユーザAが所望の商品を一意に識別する商品識別子とを示すコードを、撮像部13Aを用いて読み取る。例えば店舗識別子を示すコードは店頭に用意されており、商品識別子を示すコードは商品に取り付けられていてもよい。この場合、ユーザAは、撮像部13Aをこれらのコードにそれぞれかざす。撮像部13Aは、コードを読み取って店舗識別子と商品識別子とを取得する。店舗識別子は、例えば「X店」である。商品識別子は、例えば「M67890」である。
ステップS32において、ユーザ端末10Aは、上述したステップS21と同様に、アフィリエイトの申請情報をサーバ装置30に送信する。この申請情報には、ユーザ識別子「U001」と、店舗識別子「X店」と、商品識別子「M67890」とが含まれる。
ステップS33において、サーバ装置30は、上述したステップS22と同様に、受け付け手段302においてこの申請情報を受信すると、生成手段303においてアフィリエイトリンク132を生成する。このアフィリエイトリンク132は、ECサイトに含まれる商品識別子が「M67890」の商品を販売する商品ページへのリンクであり、この商品ページのアドレスを示す。また、このアフィリエイトリンク132は、ユーザ識別子「U001」及び店舗識別子「X店」に対応する。また、申請情報は、図11に示すレンタルデータベース332と同様に、ストレージ33に記憶されたアフィリエイトデータベースに記録される。ただし、アフィリエイトデータベースに含まれる日時情報は、アフィリエイトが申請された日時を示す。また、アフィリエイトデータベースには、図11に示すレンタルデータベース332に含まれる店員識別子は含まれなくてもよい。
ステップS34において、サーバ装置30は、上述したステップS23と同様に、生成されたアフィリエイトリンク132を出力手段304からユーザ端末10Aに送信する。
ステップS35において、ユーザ端末10Aは、ユーザAの操作に応じて、ユーザAが所望の商品を紹介するコンテンツ130を生成し、SNSを利用してこのコンテンツ130を投稿する。このコンテンツ130には、アフィリエイトリンク132が含まれる。コンテンツ130は、動画であってもよいし、静止画又はテキストであってもよい。
図17は、コンテンツ130の一例を示す図である。コンテンツ130には、ユーザAが商品を紹介する動画131と、アフィリエイトリンク132とが含まれる。
ステップS36〜ステップS40の処理は、上述したステップS25〜S29と同様であるため、その説明を省略する。
なお、上述した第3実施形態では、「ストレージ33」、「アフィリエイトデータベース」、「ユーザA」、「ユーザB」が、それぞれ本発明に係る「記憶手段」、「データベース」、「第1ユーザ」、「第2ユーザ」として用いられている。
以上説明した第3実施形態によれば、ユーザAが店舗において販売される商品を紹介したコンテンツを見た他のユーザBが、そのコンテンツに含まれるリンク先の商品ページにおいてその商品を購入した場合、その商品の売上げの一部をユーザA及び店舗に分配することができる。
4.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態に対し、種々の変形がなされてもよい。また、以下の変形例が組み合わせて実施されてもよい。さらに、第1〜第3実施形態のうちいずれか一の実施形態の一部の事項が、他の実施形態の事項に対し追加又は置換して用いられてもよい。
上述した第2及び第3実施形態において、第1のユーザの購入履歴に応じて、第2のユーザに対し商品が推薦されてもよい。この場合、例えばユーザデータベース331には、各ユーザが商品を購入した履歴を示す購入履歴情報が記録される。この購入履歴情報には、例えばユーザが購入した商品の商品識別子が含まれる。また、サーバ装置30は、図18に示すように、図10に示す機能に加えて推薦手段307を有する。推薦手段307は、ユーザデータベース331に含まれる情報に基づいてユーザに対し商品を推薦する。例えば推薦手段307は、ユーザデータベース331に含まれる属性情報と購入履歴情報とを機械学習することにより、ユーザの属性と購入する商品の傾向との対応関係を示すモデルを生成する。そして、推薦手段307は、ユーザ又は他のユーザがECサイトにアクセスすると、このモデルを用いて、そのユーザ又は他のユーザの属性に対応する商品を決定し、その商品を推薦する推薦情報をECサイトに出力する。推薦する商品は、例えばユーザ又は他のユーザがアクセスした商品ページ110において販売される商品と組み合わせて使用される商品であってもよい。同様に、推薦手段307は、ユーザデータベース331とレンタルデータベース332又はアフィリエイトデータベースとに含まれる情報に基づいてユーザに対し商品が推薦されてもよい。
上述した第2及び第3実施形態において、ユーザ端末10Aに対し、アフィリエイトリンク123又は132により示される商品ページ110を介して他のユーザが商品を購入した実績を示す実績情報が出力されてもよい。この場合、ユーザデータベース331、レンタルデータベース332、又はアフィリエイトデータベースには、ユーザ毎に、そのユーザに対応するアフィリエイトリンク123又は132により示される商品ページ110を介して他のユーザが商品を購入した実績を示す実績情報が記録される。この実績情報には、例えば他のユーザを識別するユーザ識別子と、他のユーザが購入した商品の合計金額とが含まれる。例えば、ユーザデータベース331に含まれる実績情報から、合計金額が多い順番に所定数の他のユーザの実績情報が抽出され、抽出された実績情報がサーバ装置30からユーザ端末10Aに送信され、表示部12Aに表示されてもよい。
上述した第2実施形態において、ユーザA又はユーザBは、ECサイトに商品のレビューを投稿してもよい。この場合、例えばユーザA又はユーザBが商品を購入した場合には、ユーザA又はユーザBにより投稿されたレビューがECサイト上で表示されてもよい。一方、例えばユーザAが商品を借りた後、商品を購入しなかった場合には、ユーザAにより投稿されたレビューがECサイト上で非表示にされてもよい。
上述した第2実施形態において、ECサイト上には、そのECサイトにおいて販売されている商品を紹介するために各ユーザにより投稿されたコンテンツの少なくとも一部が表示されてもよい。例えばユーザAにより投稿された図15に示すコンテンツ120に含まれる写真121がECサイト上に表示されてもよい。この場合、例えば他のユーザがECサイトからコンテンツ120にアクセスし、コンテンツ120に含まれるアフィリエイトリンク123を選択し、アフィリエイトリンク123により示される商品ページ110を介して商品を購入した場合には、上述した第2実施形態と同様に、この商品の売上げの一部がユーザAに分配されてもよい。
上述した第3実施形態において、ユーザAは、実店舗において購入した商品を紹介するコンテンツを生成してもよい。すなわち、コンテンツは必ずしも実店舗において生成されなくてもよく、ユーザの自宅等の他の場所において生成され、投稿されてもよい。
上述した第3実施形態において、上述した第2実施形態と同様に、商品の売上げの一部が店員に分配されてもよい。この場合、ユーザ端末10Aは、店員を一意に識別する店員識別子を示すコードを、撮像部13Aを用いて読み取る。
上述した第3実施形態において、ユーザAが使用し、他のユーザBが購入する対象は、商品に限定されない。例えば店舗において提供されるサービスであってもよい。このサービスには、例えばマッサージ、ヘアカット、メイクアップ、客にボーリング又はダーツをさせるサービス、及び飲食の提供等が含まれてもよい。この場合、上述した商品識別子に代えて、サービスを一意に識別するサービス識別子が用いられてもよい。
ユーザ端末10又は店舗端末20が、店舗識別子、商品識別子、及びユーザ識別子等の識別子を取得する手法は、可視化されたコードをカメラで読み取るものに限定されない。例えば、店舗は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を用いたいわゆるビーコン技術により、店舗情報を含むビーコン信号を送信してもよい。この場合、ユーザ端末10は、このビーコン信号を受信し、自身がいる店舗の店舗識別子を取得する。あるいは、ユーザ端末10は、GPS(Global Positioning System)信号又は無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントから得られる位置情報に基づいて自身がいる店舗を特定し、その店舗の店舗識別子を取得してもよい。また、商品識別子については、商品識別子が記録された無線ICタグを商品に取り付け、ユーザ端末10でこの無線ICタグから商品識別子を読み取ってもよい。これらはあくまで識別子を取得する手法の一例であり、どのような技術が用いられてもよい。
上述した第2及び第3実施形態において、電子商取引システム1の機能を実現する主体は、上述した各実施形態において説明した例に限定されない。サーバ装置30の機能の一部を他の装置が有してもよい。例えば、サーバ装置3の機能の一部を他のサーバ装置に実装してもよいし、ユーザ端末10に実装してもよい。
上述した第2及び第3実施形態において、電子商取引システム1において行われる処理のステップは、上述した各実施形態で説明した例に限定されない。この処理のステップは、矛盾のない限り、入れ替えられてもよい。本発明は電子商取引システム1において行われる処理のステップを備える電子商取引方法として提供されてもよい。
本発明は、ユーザ端末10、店舗端末20、又はサーバ装置30において実行されるプログラムとして提供されてもよい。このプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
本発明は、ユーザ端末から身分証のデータを受信する受信手段と、前記身分証を用いた本人確認の結果を含むユーザデータを取得する第1取得手段と、前記ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザが実店舗において借りた商品を識別する商品識別子、及び当該実店舗を識別する店舗識別子を含むレンタル情報を取得する第2取得手段と、前記ユーザ識別子、前記商品識別子、及び前記店舗識別子の組を記録する第1データベースと、前記第1データベースに記録されている情報に基づいて他の装置に情報を出力する出力手段とを有するサーバ装置を提供してもよい。
また、本発明は、ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザが実店舗において借りた商品を識別する商品識別子、及び当該実店舗を識別する店舗識別子を含むレンタル情報を記憶する第1データベースと、ユーザ識別子及び商品識別子を含むアフィリエイト申請をユーザ端末から受信すると、前記第1データベースから当該ユーザ識別子及び当該商品識別子を含むレンタル情報を抽出し、当該抽出されたレンタル情報に含まれる店舗識別子に応じた情報を含む、前記商品を購入するためのリンクを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、前記リンクを特定する情報を含む前記商品の購入要求を受信すると、当該購入要求を第2データベースに記録する記録手段と、前記第2データベースに記録された購入要求を集計し、当該集計結果に基づいて前記商品の販売に係る売上げの一部を前記実店舗に分配する分配手段とを有するサーバ装置を提供してもよい。
このサーバ装置は、前記第1データベースに記録されている情報に基づいて、前記ユーザに対し商品を推薦してもよい。
前記第1データベースに記録される情報の組が、前記ユーザに前記商品を貸し出した店員を識別する店員識別子を含んでもよい。
このサーバ装置は、前記第2データベースに記録された購入要求を店員毎に集計し、当該集計結果に基づいて前記店員の貢献度を計算する計算手段を有してもよい。
さらに、本発明は、ユーザ端末から身分証のデータを受信するステップと、前記身分証を用いた本人確認の結果を含むユーザデータを取得するステップと、前記ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザが実店舗において借りた商品を識別する商品識別子、及び当該実店舗を識別する店舗識別子を含むレンタル情報を取得するステップと、前記ユーザ識別子、前記商品識別子、及び前記店舗識別子の組を第1データベースに記録するステップと、前記第1データベースに記録されている情報に基づいて他の装置に情報を出力するステップとを有する電子商取引方法を提供してもよい。
さらに、本発明は、ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザが実店舗において借りた商品を識別する商品識別子、及び当該実店舗を識別する店舗識別子を含むレンタル情報を第1データベースに記録するステップと、ユーザ識別子及び商品識別子を含むアフィリエイト申請をユーザ端末から受信すると、前記第1データベースから当該ユーザ識別子及び当該商品識別子を含むレンタル情報を抽出し、当該抽出されたレンタル情報に含まれる店舗識別子に応じた情報を含む、前記商品を購入するためのリンクを前記ユーザ端末に送信するステップと、前記リンクを特定する情報を含む前記商品の購入要求を受信すると、当該購入要求を第2データベースに記録するステップと、前記第2データベースに記録された購入要求を集計し、当該集計結果に基づいて前記商品の販売に係る売上げの一部を前記実店舗に分配するステップとを有する電子商取引方法を提供してもよい。
上述した第1実施形態において、エンドユーザには有料会員と無料会員が含まれてもよい。この場合、運営会社は、有料会員から会費を徴収する。一方、無料会員は、会費がかからない。この場合、有料会員に提供されるサービスは、無料会員に提供されるサービスと異なってもよい。例えば無料会員は最大90分の貸し出しを受けることができるのに対し、有料会員は最大180分の貸し出しを受けられる等、有料会員は、無料会員よりも貸し出し時間が長くてもよい。また、有料会員は、一度に8点の商品の貸し出しを受けられる等、無料会員よりも一度に貸し出しを受けられる点数が多くてもよい。
上述した第2実施形態において、ユーザAは、必ずしも商品の貸し出しを受けなくてもよい。例えばユーザAは、店舗へ行き、この店舗の店舗識別子と所望の商品の商品識別子とを示すコードを撮像部13Aを用いて読み取り、後日、ECサイトにおいてこの商品を購入してもよい。このコードは、単一のコードであってもよいし、複数のコードであってもよい。例えば店舗識別子と商品識別子との両方を示す商品コードが用意されていてもよい。あるいは、店舗識別子を示す店舗コードと商品識別子を示す商品コードとが別々に用意されており、ユーザAは、店舗コードと商品コードとを順に読み取ってもよい。この場合、ECサイトにおいてユーザAが購入した商品の売上げの一部が店舗に分配されてもよい。ただし、この場合には、店舗において店員による接客応対が行われていないため、店員には売上げが分配されなくてもよい。
上述した第2実施形態において、店舗がテナントとして商業施設に入っている場合、商業施設も販売促進に寄与したと捉え、商業施設にも売上げが分配されても良い。この場合、レンタル情報には、店舗が入っている商業施設を識別するための施設識別子が含まれてもよい。この変形例によれば、店舗がテナントとして商業施設に入っている場合、商業施設も販売促進に寄与したと捉え、商業施設にも売上げが分配することができる。
上述した第3実施形態において、ユーザAは飲食店の様子をライブ配信してもよい。この場合、例えばユーザBがこのライブ配信を見てこの飲食店の予約を取ると、ユーザAに報酬が支払われてもよい。この場合、ユーザBが飲食店の予約をする際に、例えばユーザAのライブ配信を見たことが伝えられ、サーバ装置30にユーザAの識別子が入力されてもよい。この予約は、店頭において行われてもよいし、電話を用いて行われてもよいし、オンラインで行われてもよい。他の例において、このライブ配信においてユーザAのユーザ識別子が含まれるクーポンが配信されてもよい。このクーポンには予め有効期限が設定されている。ユーザBは、クーポンをダウンロードする。そして、ユーザBが有効期限内に対象の飲食店においてクーポンを使用すると、サーバ装置30にクーポンの内容が入力され、ユーザBの売上げの一部がユーザAに分配されてもよい。さらに他の例において、ユーザBは、ユーザAのライブ配信を見て、対象の飲食店をお気に入りリストに追加してもよい。このお気に入りリストには、対象の飲食店と関連付けてユーザAの識別子が含まれる。このお気に入りリストは、サーバ装置30内に記憶されていてもよいし、サーバ装置30がアクセスし得る場所に記憶されていてもよい。後日、ユーザBがこの飲食店に訪問して決済を行うと、ユーザBのお気に入りリストに基づいて、その売上げの一部がユーザAに分配されてもよい。
1:電子商取引システム、10:ユーザ端末、20:店舗端末、30:サーバ装置、301:受信手段、302:受け付け手段、303:生成手段、304:出力手段、305:決済処理手段、306:分配手段、307:推薦手段

Claims (13)

  1. ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力する出力手段と、
    前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配する分配手段と
    を有するサーバ装置。
  2. 前記リンクは、前記ユーザが前記実店舗において借りた商品を購入するためのウェブページへのリンクである
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記実店舗に設置された店舗端末から、前記商品を識別するための商品識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を受信する受信手段と、
    前記商品識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を含むデータセットを記録するデータベースを記憶する記憶手段と
    を有する請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記データベースに記録されている情報に基づいて前記ユーザに対し他の商品を推薦する推薦手段
    を有する請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記データセットが、前記実店舗において前記ユーザに応対した店員を識別するための店員識別子を含む
    請求項3又は4に記載のサーバ装置。
  6. 前記分配手段が、前記売上げの一部を前記店員に分配する
    請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記リンクが、第1ユーザが前記実店舗において使用した前記商品又は提供を受けた前記サービスについて、当該第1ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであり、
    前記リンクにより示される前記ウェブページを介して前記第1ユーザと異なる第2ユーザが前記商品又は前記サービスを購入した場合、前記分配手段は、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記第1ユーザに分配する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  8. 前記リンクは、前記ユーザが前記実店舗において提供を受けたサービスを購入するためのウェブページへのリンクである
    請求項1に記載のサーバ装置。
  9. 前記ユーザが所持するユーザ端末から、前記商品又は前記サービスを識別するための商品又はサービス識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を受信する受信手段と、
    前記商品又は前記サービス識別子、前記ユーザ識別子、及び前記店舗識別子を含むデータセットを記録するデータベースを記憶する記憶手段と
    を有する請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 前記データベースは、第1ユーザのユーザ識別子に対応するリンクにより示されるウェブページを介して他のユーザが前記商品又は前記サービスを購入した実績を示す実績情報を記録し、
    前記出力手段は、前記第1ユーザが所持するユーザ端末に対し、前記実績情報の少なくとも一部を出力する
    請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 前記ユーザから前記商品又は前記サービスに関するアフィリエイト申請を受け付ける受け付け手段を有し、
    前記出力手段は、前記アフィリエイト申請に応じて前記リンクを出力する
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  12. ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力する出力手段と、
    前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配する分配手段と
    を有する電子商取引システム。
  13. ユーザが実店舗において使用した商品又は提供を受けたサービスについて、当該ユーザを識別するためのユーザ識別子及び当該実店舗を識別するための店舗識別子に対応するリンクであって、当該商品又は当該サービスを購入するためのウェブページへのリンクを出力するステップと、
    前記ウェブページにおいて前記商品又は前記サービスが購入された場合、当該商品又は当該サービスの売上げの一部を前記実店舗に分配するステップと
    を有する電子商取引方法。
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