WO2017098635A1 - 編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法、および製造装置 - Google Patents

編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法、および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】編込みスライドファスナーをより効率的に製造すること。 【解決手段】編物のファスナーテープ(91)の一側縁部にコイル状のエレメント列(95)を編込んだ編込みスライドファスナー用ストリンガー(90)の製造方法であって、複数本の導糸針(32)のスイング動作及びショギング動作と複数本の編針(31)の往復動作との共同動作により、ファスナーテープにエレメント列を編んでいくに際し、線状のモノフィラメント(94,94)を送り出すように編み幅方向に並列状態で配置された2つのガイド(34,34)の編み幅方向への往復動作と、モノフィラメントに対して巻き掛けられる位置と離れる位置に移動するように編み幅方向に並列状態で配置された2つのフック(38,38)の往復動作との共同動作により、モノフィラメントをコイル状に曲げてエレメント列にし、それによってファスナーテープの一側縁部にエレメント列が編み込まれたストリンガーを二本で一組となるように一組のチェーン製造単位で製造し、さらに、複数組のチェーン製造単位を編み幅方向に並列状態で配置することで、複数組のストリンガーを並列状態で製造する編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法。

Description

編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法、および製造装置
 本発明は、ファスナーテープを編んでいるときに、線状のモノフィラメントをコイル状に曲げてエレメント列にし、それによってファスナーテープの一側縁部にエレメント列が編み込まれたストリンガーを製造する編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法、および製造装置に関する。
 上記した編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法が、以下の特許文献1、2に開示されている。
特開平10-42916号公報 WO2015/097830
 これら特許文献に記載の製造方法によれば、1本の編込みスライドファスナー用ストリンガーを安定した形態で効率的に製造できるものであるが、この特許文献に記載のように1本のストリンガーを連続して製造するだけでは、その後の工程が複雑になり、編込みスライドファスナーを効率的に製造できないという課題があった。すなわち、実際の商品である編込みスライドファスナーは、二本のストリンガーと、二本のストリンガーを噛合および分離させるスライダーとを備えるものである。したがって製造されたストリンガーが一本では、編込みスライドファスナーを効率よく製造することはできず、その後に例えばストリンガーを二本同じ場所へ搬送する工程や、二本のストリンガーのエレメント列同士を噛合させてチェーンとする工程などの後処理が複雑になる。
 本発明は上記実情を考慮してなされたもので、その目的は編込みスライドファスナーを、より効率的に製造することである。
 本発明のうち編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法は、編物のファスナーテープの一側縁部にコイル状のエレメント列を編込んだ編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法であって、複数本の導糸針のスイング動作及びショギング動作と複数本の編針の往復動作との共同動作により、ファスナーテープにエレメント列を編んでいくに際し、線状のモノフィラメントを送り出すように編み幅方向に並列状態で配置された2つのガイドの編み幅方向への往復動作と、モノフィラメントに対して巻き掛けられる位置と離れる位置に移動するように編み幅方向に並列状態で配置された2つのフックの往復動作との共同動作により、モノフィラメントをコイル状に曲げてエレメント列にし、それによってファスナーテープの一側縁部にエレメント列が編み込まれたストリンガーを二本で一組となるように一組のチェーン製造単位で製造し、さらに、複数組のチェーン製造単位を編み幅方向に並列状態で配置することで、複数組のストリンガーを並列状態で製造することを特徴とする。
 また本発明のうち編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造装置は、編物のファスナーテープの一側縁部にコイル状のエレメント列を編込んだ編込みスライドファスナー用ストリンガーを製造するためのストリンガー製造部を備えたものである。そしてストリンガー製造部は、複数の針溝を有する針床と、複数の針溝に案内される複数の編針と、ファスナーテープ用の編糸を通す複数の導糸針と、線状のモノフィラメントを通すガイドと、モノフィラメントを巻き掛けるフックと、フックをモノフィラメントに対して巻き掛けられる位置および離れる位置に移動させるフック移動装置と、ファスナーテープの一側縁部においてモノフィラメントを曲げてエレメント列にするためにガイドを編み幅方向に往復動させるガイド移動装置とを備えるものである。そのうえで編み幅方向に並列する2つのストリンガー製造部により構成される一組のチェーン製造単位が、さらに、編み幅方向に並列状態で複数組配置されている。
 また本発明の編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法および製造装置は、チェーン製造単位における、2つのガイドと2つのフックとを、編み幅方向に非対称的に配置しても良く、それによって二本のストリンガーをエレメント列同士が編み幅方向の一方側を向く状態で製造しても良いが、エレメント列同士を噛合しやすくし、二本のストリンガーをチェーンにしやすくするには次のようにすることが望ましい。
 すなわちチェーン製造単位における、複数のガイドと複数のフックとが、編み幅方向に対称的に一対配置されることにより、二本のストリンガーがエレメント列同士を対向させた対称的な状態で製造されるようにすることである。
 本発明によれば、二本で一組となるストリンガーを、チェーン製造単位の組数に応じた数だけ製造できるので、その後に二本のストリンガーを一本のチェーンに製造しやすくなり、その結果、編込みスライドファスナーを効率的に製造できる。
 しかもチェーン製造単位における、ガイドとフックとを編み幅方向に対称的に一対配置したものであれば、二本のストリンガーをエレメント列同士が対向した対称的な状態で製造できるので、その後に二本のストリンガーを1本のチェーンにし易くなる。
第一実施形態の編込みスライドファスナー用チェーンの製造装置を示すブロック図である。 ストリンガーの製造装置を示す平面図である。 ストリンガーの製造装置を示す側面図である。 ガイド移動装置の平面図である。 ガイド移動装置の側面図である。 ストリンガーの一部を示す平面図である。 シンカーが針床から離れている状態を示す説明図である。 シンカーが針床に接近した状態を示す説明図である。 フックがエレメント部から外れ、ガイドがエレメント部の折返し部側に位置する状態を示す説明図である。 フックがエレメント部から外れ、ガイドがエレメント部の噛合頭部側に位置する状態を示す説明図である。 フックがモノフィラメントを押さえた状態を示す説明図である。 モノフィラメントがフックに巻掛けられ、ガイドが折返し部側に位置する状態を示す説明図である。 シンカーがストリンガーの一端を押さえたまま、編針が上昇した状態を示す説明図である。 噛合装置の正面図である。 噛合装置の背面図である。 噛合装置の平面図である。 図16のXVII-XVII線断面図と、その一部を拡大した断面図である。 図16のXVIII-XVIII線断面図である。 噛合装置の使用状態を示す平面図である。 図19のXX-XX線断面図である。 図19のXXI-XXI線断面図である。
 第一実施形態の編込みスライドファスナー用チェーンの製造装置は、複数本の編糸と複数本の線状のモノフィラメントとから二本で一組となるストリンガーを複数組製造し、各組の二本のストリンガーから一本のチェーンを製造するものである。
 ストリンガー90は図19に示すように、所定の長さ及び幅を有する編物のファスナーテープ91と、ファスナーテープ91の幅方向の一側縁部に編み込まれたコイル状のエレメント列95とを備えるものである。またストリンガー90は、その幅方向の全長のうちエレメント列側90aにはファスナーテープ91の一部とエレメント列95とが存在し、その幅方向の全長のうちエレメント列側90aとは反対側、つまり非エレメント列側90bにはファスナーテープ91の残りの部分が存在する。
 エレメント列95は樹脂製で、且つ多数巻のコイル状である。またコイル状の一巻分をエレメント部95aと称する。
 エレメント部95aは図6に示すように、別のエレメント列95のエレメント部95aに噛合う噛合頭部95bと、噛合頭部95bの長さ方向の両端からファスナーテープ91の幅方向に延長する一対の脚部95c,95cと、一方の脚部95cのうち噛合頭部95bとは反対側の端から別のエレメント列95の一方の脚部95cに連結するために折り返す折返し部95dとを備える。
 ファスナーテープ91は、経編されたもので、編糸92として、鎖編糸92a、トリコット編糸92b、緯挿入糸92cを備え、鎖編糸92aにより複数本並列したウェールを形成し、隣り合うウェールにトリコット編糸92bを編み込み、所定数のウェールに緯挿入糸92cを編み込んだものである。またファスナーテープ91は、その厚み方向の両側の鎖編糸92aがエレメント列95の全長に亘ってエレメント部95aの一対の脚部95c,95cを挟むことにより、エレメント列95を固定してある。
 チェーン97は図19に示すように二本のストリンガー90,90を互いの噛合頭部95b,95bで噛合させたものである。
 第一実施形態の編込みスライドファスナー用チェーンの製造装置は図1に示すように、編糸92を供給する編糸供給装置1、モノフィラメント94を供給するモノフィラメント供給装置2、編糸供給装置1とモノフィラメント供給装置2から供給された編糸92とモノフィラメント94によりストリンガー90を複数本(この実施形態では偶数本)製造するストリンガー製造装置3、ストリンガー製造装置3で製造された偶数本のストリンガー90を2本ずつ噛合させて、前記偶数本の半数のチェーン97を製造する複数の噛合装置4,4…、これら噛合装置4,4…で製造された複数本のチェーン97,97,…を巻き取る巻取装置5を備えるものである。
 ストリンガー製造装置3の本体は、経編用の編機であって、たとえばシングルラッシェル機、ダブルラッシェル機であり、この実施形態ではシングルラッシェル機としてある。またストリンガー製造装置3は、ストリンガー90を製造する複数のストリンガー製造部3aと、全てのストリンガー製造部3aを同期して駆動させる原動軸3bとを備える。
 全てのストリンガー製造部3aは図2に示すように、ストリンガー製造装置3の幅方向に並列している。またストリンガー製造装置3の幅方向に隣り合う2つのストリンガー製造部3aは、一組のチェーン製造単位となり、チェーン97を製造するための二つのストリンガー90を製造する。図2ではストリンガー製造装置3は、全部で10個のストリンガー製造部3aを備えるもので、10個のストリンガー製造部3aが五組のチェーン製造単位になっている。チェーン製造単位の二つのストリンガー製造部3a,3aは、ストリンガー製造装置3の幅方向に対称的に配置されている。
 ストリンガー製造部3aは図3又は図7に示すように、複数の針溝30aを有する針床30、複数の針溝30aに沿って往復動すると共に針床30から出没する複数の編針31、複数の編針31を往復動させる編針移動装置31a、編糸を通す導糸針32、導糸針32に所定の動作をさせる導糸針移動装置32a、ストリンガーの一端を押さえる複数のシンカー33、シンカー33を往復動させるシンカー移動装置33a、線状のモノフィラメントを案内するガイド34、ファスナーテープの一側縁部においてモノフィラメントを曲げてコイル状のエレメント列にするためにガイド34を往復動させるガイド移動装置35、モノフィラメントを巻き掛けるフック38、フック38をモノフィラメントに対して巻き掛けられる位置および離れる位置に移動させるフック移動装置39、カムやリンク等を有すると共に各移動装置31a,32a,33a,35,38,39を原動軸に連結する伝達機構(図示略)を備える。
 またストリンガー製造部3aは、ガイド34とフック38と編針移動装置31aとガイド移動装置35とフック移動装置39を針床30に対してその針溝30aの深さ方向(針床30の厚み方向)のうち一方側(より詳しくは針溝30aの奥から入口に向かう方向側)に配置してあると共に、シンカー33とシンカー移動装置33aを針床30に対してその針溝30aの深さ方向のうち他方側(より詳しくは針溝30aの入口から奥へ向かう方向側)に配置し、導糸針移動装置32aを針床30に対してその針溝30aから編針31が突出する側に配置してある。
 このように針床30に対してその針溝30aの深さ方向のうち両側に、ガイド34、フック38、編針移動装置31a、ガイド移動装置35、フック移動装置39の配置と、シンカー33、シンカー移動装置33aの配置とを分けてあるので、これらを配置し易くなる。
 針床30は、所定の横幅、縦幅および厚みを有する平板で、厚み方向の一面には縦幅方向に延長する複数の針溝30aが横幅方向に所定間隔をあけて形成されている。また複数の針溝30aは、編針31を往復動可能に案内するもので、編針31を針床30の縦幅方向の両面のうち一面から突出させるようになっている。針床30の縦幅方向の両面のうち、編針31が突出する面を針突出面30bと言う。
 以後、ストリンガー製造装置3の説明においては次の(1)~(3)のように方向を定める。
(1)編み幅方向とは、針床30の横幅方向、言い換えればストリンガー製造装置3の本体(編機)の幅方向であり、図7での左右方向である。
(2)高さ方向とは、針床30の縦幅方向であり、図7での紙面に対して直交する方向であり、上方向とは前記直交する方向のうち手前側を向く方向であり、下方向とは前記直交する方向のうち奥側を向く方向である。
(3)前後方向とは、針床30の厚み方向、言い換えれば針溝30aの深さ方向であり、前方向とは針溝30aの深さ方向のうち入口側を向く方向を言い、後方向とは、針溝30aの深さ方向のうち針溝30aの底側を向く方向を言う。
 編針31は例えばべら針であり、その開口方向を前方向とする。
 導糸針32は図3に示すように、編糸92を通す穴32bが形成されている。また導糸針32は、鎖編用、トリコット編用、緯挿入糸用の用途に分けられる。導糸針32は、用途毎に、複数本編み幅方向に並列させて導糸針バー32cに固定されている。導糸針バー32cには所定の編み目を形成するために導糸針移動装置32aが固定されている。
 たとえば鎖編用の導糸針移動装置は、導糸針32にショギング動作(編み幅方向に移動する動作)およびスイング動作(前後方向に移動する動作)させ、それによって鎖編糸を、編針31の回りに一巻きさせるものである。また緯挿入糸用の導糸針移動装置は、導糸針32に編針31の後側でショギング動作させ、それによって鎖編糸で形成された所定数のウェールに緯挿入糸を編み込むものである。
 ガイド34は筒であって、図2~図5に示すように筒の貫通方向が前後方向を向いている。またチェーン製造単位の二つのガイド34,34は、編み幅方向に間隔をあけて対称的に配置されている。なおガイド34は図9に示すように、その内部にモノフィラメント94を通し、モノフィラメント94を送り出すようにしてある。
 ガイド移動装置35は、編み幅方向に延長するガイド軸35aと、ガイド軸35aに連結すると共にガイド34を固定するリンク装置35bとを備える。
 ガイド軸35aは、少なくともチェーン製造単位の二つのガイド移動装置35,35を共通に駆動するものである。またガイド軸35aは、ストリンガー製造装置のフレーム(図示略)に揺動可能に支持されると共に、伝達機構を介して原動軸に連結される。
 リンク装置35bは、ガイド軸35aの揺動運動をガイド34の編み幅方向への往復運動に変換するもので、複数本のリンクと複数の連結部とを備える。図4,5の例では、リンク装置35bは、3本のリンク36a,36b,36cと、3本のリンク36a,36b,36cを2本ずつ連結する2つの連結部37a,37bと、3本のリンク36a,36b,36cのうち1本を揺動可能に支持する支軸37jとを備える。3本のリンク36a,36b,36cを、ガイド軸35a側からガイド34側へ向かって順に第1、第2、第3のリンク36a,36b,36cと称し、2つの連結部37a,37bを、ガイド軸35a側からガイド34側へ向かって順に第1、第2の連結部37a,37bと称する。
 第1のリンク36aは、ガイド軸35aの半径方向外側に延長するもので、その長さ方向の一端部をガイド軸35aに固定してある。ちなみに図4,5の例では、第1のリンク36aは、その長さ方向を高さ方向に一致させ、その下端部をガイド軸35aに固定してある。そして第1のリンク36aは、ガイド軸35aの所定角度範囲の揺動運動を、第1のリンク36aの先部である上端部の前後方向への揺動運動(往復運動)に変える。また第1のリンク36aは、チェーン製造単位の二つのガイド移動装置35,35で共通のものである。そして高さ方向から視て第1のリンク36aを編み幅方向に等分すると共に前後方向に延長する仮想の中心線L1に対して、二つのガイド移動装置35,35の二つのリンク装置35b,35bは対称的に配置されている。
 第2のリンク36bは、その長さ方向を前後方向とするものである。
 第1の連結部37aは、第2のリンク36bの前端部と、第1のリンク36aの上端部とを連結するものである。また第1の連結部37aは回り対偶や球面対偶等の面対偶で、第1のリンク36aの先部の前後方向への往復運動を、第2のリンク36bの前後方向の往復運動として伝達する。なおチェーン製造単位の二つの第1の連結部37a,37aは、第1のリンク36aに対して編み幅方向の両外側に配置されている。
 第3のリンク36cは、高さ方向から視てL字状である。より詳しくは第3のリンク36cは、前後方向に延長すると共にガイド34を固定する固定片36dと、編み幅方向に延長すると共に第2の連結部37bに連結する連結片36eとを備え、固定片36dと連結片36eを互いの一端部同士において直角に屈曲する形で接合してある。固定片36dと連結片36eの接合する部分は屈曲部と言う。また固定片36dと連結片36eの両端部のうち屈曲部から遠い方の端部は、先部と言う。そして屈曲部は、連結片36eの先部よりも、前記の仮想の中心線L1に対して近い位置関係にある。
 固定片36dは、前後方向に延長する板状の固定片本体部36hと、固定片本体部36hの先部から高さ方向の一方である上方に段差状に突出する段部36iとを備える。段部36iは前後方向にガイド34を貫通する状態で固定してある。
 支軸37jは、第3のリンク36cの屈曲部を高さ方向に貫通すると共に、その高さ方向の一部をストリンガー製造装置のフレーム(図示略)に固定してある。そして支軸37jは、第3のリンク36cをその屈曲部を中心にして揺動可能に支持するものである。
 第2の連結部37bは、第2のリンク36bの後端部と第3のリンク36cの連結片36eの先部とを連結するものである。また第2の連結部37bは、回り対偶や球面対偶等の面対偶であって、第2のリンク36bの前後方向の揺動運動を第3のリンク36cの連結片36eの前後方向への揺動運動として伝達するものである。なお第2の連結部37bは、第3のリンク36cにおける連結片36eの先部の上側に配置されている。
 チェーン製造単位の二つのリンク装置35b、35bは、以下の要領でガイド軸35aの動きをガイド34に伝える。
(1)原動軸を駆動させると、伝達機構を介して、共通のガイド軸35aが所定角度範囲で揺動する。
(2)ガイド軸35aの揺動に伴って、共通の第1のリンク36aの上部がガイド軸35aを中心にして前後方向に揺動する。
(3)第1のリンク36aの揺動に伴って、二つの第2のリンク36b,36bが前後方向に揺動する。また二つの第2のリンク36b,36bは左右対称的に揺動する。
(4)第2のリンク36bの揺動に伴って、第3のリンク36cが支軸37jを中心にして揺動し、固定片36dの先部がガイド34と一緒に編み幅方向に揺動する。このとき二つの第3のリンク36cおよび二つのガイド34,34は、左右対称的に揺動する。
 上記したチェーン製造単位の二つのガイド移動装置35,35は、共通のガイド軸35aにより一対のガイド34,34を往復動させることができるので、各ガイド34を別々のガイド軸により往復動させるものに比べて、一対のエレメント列95,95、ひいては一対のストリンガー90,90を効率的に製造できるし、ストリンガー製造装置3の部品点数を少なくできる。また二つのガイド移動装置35,35は、共通の第1のリンク36aを用いるので、ストリンガー製造装置3の部品点数を少なくできると共に、編み幅方向の寸法を短くできる。また第3のリンク36cの固定片36dが第2の連結部37bの先部よりも仮想の中心線L1に対して近い位置なので、たとえば第3のリンク36cの固定片36dが第2の連結部37bの先部よりも仮想の中心線L1に対して遠いものに比べれば、チェーン製造単位の二つのガイド34,34が編み幅方向に近い位置となり、チェーン製造単位の二つのガイド移動装置35,35の編み幅方向の寸法を短くできる。
 フック38は図7,8に示すように、前後方向に直線状に延長する棒状部38aと、棒状部38aの後端部である先部に連続すると共にモノフィラメントを引掛ける引掛け部38bとを備える。
 引掛け部38bは、編み幅方向から視て棒状部38aの先端から針突出面30b側に曲がると共に棒状部38aの前端側へ折り返すように曲がったものである。
 フック移動装置39は図2,3に示すように、少なくともチェーン製造単位の二つのストリンガー製造部3a,3aを共通に駆動するもので、編み幅方向に延長するフック軸39aと、フック軸39aからその半径方向外側に且つ針突出面30bの上方に向かって延長するアーム39bとを備える。
 フック軸39aは、織機のフレームに回転可能に支持されており、前後方向に関しては針床30とガイド軸35aの間に位置すると共に、高さ方向に関してはリンク装置35bよりも上方に離れて位置する。
 アーム39bは、前後方向に延長すると共に、その先部である前端部をフック軸39aに固定し、その後端部であって編み幅方向の両側面を、チェーン製造単位の二つのフック38,38を別々に取り付けるための一対の取付部39c,39cとしてある。またアーム39bの編み幅方向の中心と、チェーン製造単位の二つのガイド移動装置35,35の編み幅方向の中心は、高さ方向から視て仮想の中心線L1に位置するようになっている。そしてアーム39bの一対の取付部39c,39cにフック38がそれぞれ固定されると、一対のフック38,38は編み幅方向に対称的、言い換えれば仮想の中心線L1に対して対称的な配置となる。また一対のフック38,38は、編み幅方向に近接して対向し、その間隔はファスナーテープ91の幅よりも狭くなっている。
 上記した共通のフック移動装置39は、フック軸39aが揺動すると、フック軸39aを中心にしてアーム39bの先部が高さ方向に揺動し、一対のフック38,38が針突出面30bの上方で高さ方向に揺動する。また共通のフック移動装置39は、一つのフック軸39aにより一対のフック38,38を往復動させることができるので、各フックを別々のフック軸により往復動させるものに比べて、一対のエレメント列95,95、ひいては一対のストリンガー90,90を効率的に製造できるし、ストリンガー製造装置3の部品点数を少なくできる。
 シンカー33は図3,7,8に示すように前後方向に延長すると共に編み幅方向を厚み方向とする平板である。また複数のシンカー33は編み幅方向に間隔をあけて並列状態で、その後部をシンカーバー33bに固定されている。シンカーバー33bに固定された複数のシンカー33をシンカー列と称する。シンカー列は、前後方向に往復動するもので、その往復動の範囲は、針突出面30bに対して後方に離れる位置と、針突出面30bの上方であってストリンガー90を押さえる位置との間である。
 またストリンガー製造部3aは、複数のシンカー33,33,…、複数の編針31,31,…、フック38、ガイド34を、互いに接触しないように配置してある。より詳しくは以下の通りである。図8に示すようにシンカー列が前進した状態の場合、高さ方向から視て各シンカー33の先部である前端部は針突出面30bの上方であって隣り合う編針31,31の間、言い換えれば隣り合う針溝30a,30aの間に位置する。またシンカー列が前進した状態の場合、フック38とガイド34は、高さ方向から視て隣り合う編針31,31の間であって、所定数の編針(図では2本の編針31,31)に対して編み幅方向の両外側に位置する。この所定数の編針31は、エレメント列を固定するための編糸を巻き掛けるもので、以下では「固定用編針」と称する。2本の固定用編針31,31の編み幅方向両隣りの2つの針溝30a,30aには編針31が収容されていない。なお針溝30aは針床30に対して編み幅方向に等間隔ごとに形成され、これら2つの針溝30a,30aを除く針溝30aには編針31が収容されている。そして2本の固定用編針31,31の間にシンカー33が出入りするように配置され、2本の固定用編針31,31に対して編み幅方向のうち一方の隣り(エレメント部95aの噛合頭部95bを形成する側)がフック38の位置に設定され、2本の固定用編針31,31とフック38に対して編み幅方向の両隣りの針溝30a,30aの上方がガイド34の編み幅方向の往復動の限界位置に設定される。図7のガイド34の実線が左側の限界位置で、一点鎖線が右側の限界位置である。シンカー列が後退した状態のときに、ガイド34は編み幅方向に往復動する。また図8に示すようにシンカー列が前進した状態のときに、ガイド34は左側の限界位置にいる。なおこの実施例ではシンカー列が前進した状態のときに(ストリンガー90の一端を押さえるときに)、シンカー列のうち2つのシンカー33,33は、フック38に対して編み幅方向の両隣りに近接している。そしてシンカー列は、フック38に対応する位置以外において、シンカー33を編み幅方向に等間隔あけて配置し、フック38に対応する位置の両隣りのシンカー33,33の間隔を、前記等間隔の2倍以上あけてあり、それによってシンカー33とフック38の接触を防止している。
 シンカー移動装置33aは図3に示すように、編み幅方向に延長するシンカー軸33cと、シンカー軸33cを中心にして前後に揺動するシンカー筬33dとを備える。
 シンカー軸33cは、織機のフレームに回転可能に支持されている。
 シンカー筬33dは、編み幅方向と高さ方向に延長する。また編み幅方向から視てシンカー筬33dは、高さ方向の上端部に、シンカーバー33bを前方に突出する状態で固定し、シンカー列が針突出面30bの上方を向くようにしてある。
 上記した構成のシンカー移動装置33aは、シンカー軸33cを中心にしてシンカー筬33dを所定角度範囲で揺動させることにより、シンカー列の先部を針突出面30bの上方に配置させたり、遠ざけたりする。またシンカー移動装置33aを針床30に対して後側に配置し、ガイド移動装置35とフック移動装置39を針床30に対して前側に配置しているので、ガイド移動装置35、フック移動装置39、シンカー移動装置33aの設置場所を針床30に対して前後の同じ側にする場合に比べて、各移動装置を設置し易くなるし、フック38やガイド34に対してシンカー33を接触しないように配置することが容易になる。
 上記したチェーン製造単位の二つのストリンガー製造部3a,3aは、以下の要領で作動する。
 駆動源を駆動させると、伝達機構が連動し、編針用、導糸針用、シンカー用、フック用、ガイド用の各移動装置が作動し、編針31、導糸針32、シンカー33、フック38、ガイド34が以下(1)~(6)の順番で動く。なお図9~図13においては、エレメント近傍の動作状況を見やすくため、エレメント近傍のシンカー33と、最もエレメント側のウェールの鎖編糸92aと編針とを省略して図示している。
(1)図9に示すように各編針31は針溝30aの中に完全に入っており、各フック38の引掛け部38bは針突出面30bの上方であって最も離れた位置で停止している。また一対のガイド34,34が針突出面30bとフック38との高さ方向の間にそれぞれ位置すると共に、編み幅方向に最も離れた位置で停止している。フック38の停止位置は、隣り合う編針31,31の間であって、エレメントの折返し部95d側の位置である。
(2)各ガイド34は図10に示すように、エレメントの噛合頭部95b側へ移動してフック38と針突出面30bの高さ方向の間を通過する。この移動により、ストリンガー製造部3aごとに一対の脚部95c,95cの一方が形成される。またこの移動により、一対のガイド34は編み幅方向に最も接近した状態になる。
(3)一対のフック38,38は図11に示すように下降することにより針突出面30b側へ移動して、ストリンガー製造部3aごとに引掛け部38bがガイド34の近傍で脚部95cを下方へ押さえる。またシンカー33がストリンガー製造部3aごとに針突出面30b側へ向かって移動を開始する。
(4)ガイド34がフック38の引掛け部38bの中を通過して折返し部95d側へ移動し、図12に示すように折返し部95dで停止する。この移動により、フック38にエレメント部95aが巻き掛けられ、エレメント部95aの噛合頭部95bおよび一対の脚部95c,95cの他方がストリンガー製造部3aごとに形成される。またこの移動により一対のガイド34は編み幅方向に最も離れた状態になる。
(5)編針31が図13に示すように高さ方向に往復動して針突出面30bに対して所定回数出没すると共に、各回ごとに導糸針32が所定のスイング動作やショギング動作をすることにより、ファスナーテープ91の編地が所定コース分形成される。この例では図6に対応させて2コース分形成されるものとする。この2コース分の編地は、隣り合うエレメント部95a,95aの間の編地であって、エレメント部95aの一対の脚部95c,95cをファスナーテープ91に編み込むものである。また各回毎に編針31が針突出面30bに対して上昇している間に、シンカー33が隣り合う編針31,31の間に進入し、ストリンガー90の長さ方向の一端においてエレメント列側90aと非エレメント列側90bをそれぞれシンカー33で押さえる。これによって、編針31の上昇に伴って編地が一緒に上昇しようとするのを防ぐ。また編針31が上昇位置に達した後、シンカー33は針突出面30bの上方から後方に移動し始め、編針31が下降している間に編糸に接触しないようになる。
(6)次に一対のフック38が上方へ移動することにより、フック38からエレメント部95aが外れ、(1)の状態に戻る。
 以上の(1)~(6)の動作を繰り返すことにより、二本のストリンガー90が同時に編み幅方向に並列状態で且つ対称的に製造される。
 上記した構成のストリンガー製造装置3によれば、チェーン製造単位ごとに二本のストリンガー90を編むことができるので、複数本のストリンガー90を効率的に製造することができる。したがって二本で一組となるストリンガーを、チェーン製造単位の組数に応じた数だけ製造できる。またストリンガー90の長さ方向の一端をシンカー33で押さえるので、ストリンガー90の外観が向上する。またシンカー列がストリンガー90の一端を押さえるときにフック38に対してその両隣りに2つのシンカー33,33が位置するので、シンカーがフックに対してその両隣りの一方にのみ位置するものに比べて、ストリンガー90を押さえる箇所が多くなるので、ストリンガー90の編成が安定する。しかも2本のストリンガー90を一対のエレメント列95,95が編み幅方向に対向した対称的な状態で編むので、その後に2本のストリンガー90を1本のチェーン97にし易くなる。このような効果を有するストリンガー製造装置3で製造されたストリンガー90は、針床30の後面側に沿って下降した後に、噛合装置4に送られる。
 噛合装置4は図19~図21に示すように、その内部に一対のストリンガー90,90を通す案内路40を空間部として備えるものである。案内路40は、その幅方向に離れた二つの入口40aと、一つの出口40bとを備える。
 以後、噛合装置4の説明においては次のように方向を定める。幅方向とは、案内路40の幅方向であり、図19の左右方向で、左右方向とも言う。長さ方向とは、案内路40の長さ方向であり、図19の上下方向である。また入口方向とは、長さ方向のうち案内路40の出口40bから入口40aに向かう方向であり、図での下方向である。出口方向とは、長さ方向のうち案内路40の入口40aから出口40bに向かう方向であり、図での上方向である。高さ方向とは、案内路40の高さ方向であり、図19の紙面に直交する方向を言い、上下方向とも言う。上方向とは、直交する方向のうち手前側を向く方向を言い、下方向とは当該直交する方向のうち紙面に対して奥側を向く方向を言う。なお本実施形態では、幅方向とは、ストリンガー製造装置3の説明での編み幅方向と同じであり、長さ方向とはストリンガー製造装置3の説明での前後方向と同じであり、高さ方向とはストリンガー製造装置3の説明での高さ方向と同じであるものとする。
 噛合装置4は図14~21に示すように、幅方向に対称的なもので、案内路40を形成するための構成要素として、幅方向に並列する一対のストリンガー90,90をその厚み方向の両側から案内するために高さ方向に間隔をあけて対向する第1および第2の基板部50,60と、第1および第2の基板部50,60の間を長さ方向の入口40a側において幅方向の中間部で仕切る仕切部65であって分離している一対のエレメント列95,95の幅方向の両内側を案内する仕切部65と、幅方向に3つに分離している第1の基板部50の幅方向の中央部を第2の基板部60の方へ押し付ける押し付け部70と、第1の基板部50から第2の基板部60との間隔を狭める状態に突出すると共に一対のエレメント列95,95の幅方向の両外側を案内する一対の外側凸部52,52と、第1および第2の基板部50,60の高さ方向の間隔を長さ方向の出口側であって幅方向の中間部において狭める第1および第2の中央凸部59,61と、案内路40の幅方向の両外側において第1および第2の基板部50,60の間に挟まれる一対のスペーサー部53,53とを備える。
 第2の基板部60は矩形状の平板で、その厚み方向を高さ方向に一致にさせてある。また第2の基板部60は、その上面を左右および前後方向に平らな平面とし、一対のストリンガー90,90の高さ方向の下面を案内する。なお第2の基板部60は図示の例では図示しないフレームに対してボルトによって固定される。
 第2の中央凸部61は、第2の基板部60の上面の幅方向の中央部から上方に突出するもので、第2の基板部60の長さ方向の出口側の全長に亘って延長する。また第2の中央凸部61は、上方に向かうにつれて徐々に幅狭になる形状である。なお第2の基板部60と第2の中央凸部61とは、一つの部品のベース部材62である。
 第1の基板部50は、幅方向に間隔をあけて配置される一対の側方基板部51,51と、一対の側方基板部51,51の間に挟まれる状態で配置される中央基板部56とを備える。本実施形態では、一対の側方基板部51,51と中央基板部56とは別部品であり、中央基板部56と仕切部65と第1の中央凸部59とは一つの部品の中央部材55であり、幅方向の同じ側に位置する側方基板部51とスペーサー部53と外側凸部52とは、一つの部品の翼板部材54である。そして一対の翼板部材54,54は第2の基板部60の幅方向に間隔をあけて第2の基板部60に固定され、中央部材55は第2の基板部60の上に配置されると共に一対の翼板部材54,54の間で高さ方向に移動可能に案内される。
 一対の側方基板部51,51は、幅方向に対向する一対の内端面51a,51aを有している。一対の内端面51a,51aは、長さ方向に延長しており、長さ方向の出口側には長さ方向に平行な一対の平行面51b,51bを備え、長さ方向の入口側には長さ方向に対して傾く一対の斜面51c,51cを備える。一対の内端面51a,51aの間隔は、一対の平行面51b,51bでは等しく、一対の斜面51c,51cでは、一対の平行面51b,51bから入口方向に離れるにつれて徐々に広がっている。なお側方基板部51の幅方向の両縁部のうち内端面51a側の縁部を内縁部と言い、反対側の縁部を外縁部と言う。
 側方基板部51は、高さ方向から視て歪な六角形の板で、長さ方向の寸法を第2の基板部60と同じにし、幅方向の寸法を第2の基板部60の幅の半分よりも短くしてある。より詳しくは側方基板部51の六角形は、長さ方向および幅方向に平行な2辺を有する矩形の入口側の2つの隅角部を、斜めに切り落としたような形状である。
 中央基板部56は、一対の側方基板部51,51よりも厚みの厚い平板であって、一対の平行面51b,51bの間に配置される中央平行部57と、中央平行部57から入口40a側に延長すると共に一対の斜面51c,51cの間に配置される中央傾斜部58とを備える。
 中央平行部57は高さ方向から視て、長さ方向に一直線に延長する矩形状である。第1の中央凸部59は、中央平行部57の下面の幅方向の中央部から第2の基板部60の方へ突出すると共に、中央平行部57の長さ方向の全長に亘って延長する。
 また中央平行部57および第1の中央凸部59は、その下面を前後および左右方向に平らな平面とし、噛合した状態の一対のエレメント列95,95における一対の脚部95c,95cを高さ方向の上側から案内する。
 また中央平行部57と第1の中央凸部59の下面に対向するのが、第2の基板部60のと第2の中央凸部61の上面である。そして第1および第2の中央凸部59,61が第1および第2の基板部50,60の高さ方向の間隔を狭め、噛合した状態の一対のエレメント列95,95における一対の噛合頭部95b,95b側を案内する。
 中央傾斜部58は、高さ方向から視て三角形状で、出口方向へ向かうにつれて徐々に幅を狭くする形状である。また中央傾斜部58はその下面(第2の基板部60への対向面)を左右及び前後方向に平らな平面とし、この平面の幅方向中央部から仕切部65を下方に突出している。したがって中央傾斜部58の下面は、仕切部65の幅方向両側に露出しており、分離している状態の一対のエレメント列95,95の噛合頭部95b側を高さ方向の上側から案内する。
 仕切部65は、高さ方向から視て中央傾斜部58よりも小さな三角形状で、出口方向へ向かうにつれて徐々に幅を狭くする形状である。また仕切部65の幅方向の両面は、分離している状態の一対のエレメント列95,95における一対の噛合頭部95b,95bを、幅方向の両内側から案内する。
 外側凸部52は、側方基板部51の下面の内縁部から下方に突出しており、第2の基板部60との間隔を狭める。外側凸部52の突出長さは、外側凸部52と第2の基板部60との高さ方向の間隔がファスナーテープ91の厚みとほぼ同じ寸法になるように設定してあり、外側凸部52と第2の基板部60との間にファスナーテープ91を通過させるようにしてある。
 また外側凸部52は、側方基板部51の内縁部の斜面51cに対応する部分に沿って延長し、その延長する一端は案内路40の入口40aに位置し、その延長する他端は側方基板部51の内縁部の平行面51bに位置する。したがって一対の外側凸部52,52の幅方向の間隔は、入口40aから出口40bへ向かうにつれて徐々に狭くなっている。また案内路40の入口側においては、一対の外側凸部52,52の間に仕切部65が存在し、各外側凸部52と仕切部65との間隔は、エレメント列95の幅よりも僅かに大きく設定されている。いっぽう仕切部65に対して出口側においては、一対の外側凸部52,52の間には仕切部65が存在せず、一対の外側凸部52,52の間隔は、一対のエレメント列95,95が噛合するのに適切な寸法に設定されている。
 また外側凸部52は、内端面51aの斜面51cよりも幅方向外側に且つ出口方向に間隔をあけて配置されている。したがって一対の側方基板部51,51の下面(第2の基板部60への対向面)は、一対の外側凸部52,52よりも幅方向内側において第2の基板部60に対向する状態で存在し、エレメント列95の一対の脚部95c,95cのうち折返し部95d側の幅方向外面側を案内する。なおこの実施形態では図17の拡大部分に示すように、一対の外側凸部52,52よりも幅方向内側において一対の側方基板部51,51の下面は、中央基板部56の中央傾斜部58の下面よりも高くなっている。
 スペーサー部53は、側方基板部51の下面であって幅方向の外縁部から下方に突出している。スペーサー部53の幅方向の内端面51aは、側方基板部51の長さ方向の出口40b側へ向かって徐々に幅方向内側へ向かう状態に傾斜している。したがって一対のスペーサー部53,53はその幅方向の間隔が出口方向へ向かうにつれて徐々に狭くなる。またスペーサー部53と側方基板部51を高さ方向に貫通するボルトB1で、翼板部材54は第2の基板部60に対して固定してある。
 押し付け部70は、中央部材55を高さ方向に貫通するロッド71と、ロッド71の一端部(下端部)を第2の基板部60に固定する固定部72と、ロッド71の外周側を囲む状態で中央部材55を第2の基板部60へ押し付けるバネとしての圧縮コイルバネ73、ロッド71の他端部(上端部)に固定されると共に圧縮コイルバネ73を押さえる押さえ部材74を備える。
 ロッド71は、丸棒である。またロッド71を通す貫通穴55aが中央部材55には中央傾斜部58と仕切部65を貫通する状態で形成されている。貫通穴55aは、ロッド71の直径よりも僅かに大きいものとし、それゆえ中央部材55がロッド71に沿って高さ方向に移動可能となっている。
 固定部72は、第2の基板部60のうち仕切部65が接触する部分において高さ方向に貫通すると共にロッド71を通す固定穴60hと、ロッド71のうち第2の基板部60の下側において高さ方向に直交する方向に貫通する抜け止め穴71aと、抜け止め穴71aに差し込まれると共に抜け止め穴71aから両端部が突出する抜け止めピン71pとを備える。また固定部72は、第2の基板部60の入口40a側の端面においてその全高に亘って固定穴60hに通じる溝部60sを備える。溝部60sの幅方向の全長は、抜け止めピン71pの直径よりも大きくしてある。それによって抜け止めピン71pの一端部のみをロッド71に差したまま、ロッド71を固定穴60hに出し入れできるようにしてある。
 押さえ部材74は、ロッド71に対して鍔状に張り出す状態で通される押さえ部本体75と、押さえ部本体75をロッド71に固定する雄ネジ76とを備える。
 押さえ部本体75は、円盤状で、中央部にロッド71を通す抜穴75aを備え、外周面の複数個所には抜穴75aに通じると共に雄ネジ76を螺合する雌ネジ穴75bを備えるものである。
 上記した構成の噛合装置4は、ロッド71の両端部に押さえ部材74と固定部72を固定すると共に、固定部72と押さえ部材74の間において中央部材55と圧縮コイルバネ73をロッド71に通した状態で配置し、圧縮コイルバネ73を縮んだ状態としている。したがって圧縮コイルバネ73には復元力が作用し、中央部材55の仕切部65が第2の基板部60に押し付けられる。
 上記した噛合装置4は図19~21に示すように、以下の(1)~(5)の手順で二本のストリンガー90,90の一対のエレメント列95,95を噛合させる。
(1)ストリンガー製造装置3から送り出された二本のストリンガー90,90が、一対のエレメント列95,95を対向させると共に幅方向に離れた状態で案内路40の2つの入口40a,40aに入ってくる。
(2)一対のエレメント列95,95は、一対の噛合頭部95b,95bが仕切部65の幅方向両側に案内され、折返し部95dが一対の外側凸部52,52に案内されて、案内路40を進んでいく。ちなみに二本のストリンガー90,90の一対のエレメント列側90a,90aの高さ方向の両側は、一対の外側凸部52,52と仕切部65の間において、中央基板部56および一対の側方基板部51,51の下面と第2の基板部60の上面によって案内される。
(3)仕切部65は出口方向へ向かって徐々に幅狭になり、しかも一対の外側凸部52,52は出口方向へ向かって徐々に幅方向に接近するものなので、一対のエレメント列95,95が出口方向へ進むにつれて、互いの噛合頭部95b、95bが徐々に接近していく。
(4)一対のエレメント列95,95が仕切部65を通過すると、通過した部分の一対のエレメント列95,95は、一対の折返し部95dが一対の外側凸部52,52によって案内されることから、一対の噛合頭部95b,95bが噛合し、二本のストリンガー90,90から一本のチェーン97が製造される。またこのとき一対の脚部95c,95cが中央基板部56と第2の基板部60によって高さ方向に案内されるだけでなく、一対の脚部95c、95cの噛合頭部側が一対の第1の中央凸部59,61によって高さ方向に挟まれるように案内されるので、一対の噛合頭部95b,95bが噛合されやすくなる。
 なおチェーン97が製造されるとき、押し付け部70(圧縮コイルバネ73)の復元力によって中央部材55と第2の基板部60とは接触している。またこのとき、案内路40を通過するストリンガー90のエレメント列側90aの高さは、案内路40の高さ(より詳しくは、一対の外側凸部52,52と仕切部65の間であって、中央基板部56および一対の側方基板部51,51の下面と第2の基板部60の上面の間隔)以下である。
 但しストリンガーは、部分的にエレメント列側90aの高さが、案内路40の高さよりも高い場合、いわゆる不良の場合もある。この場合にはエレメント列側90aが圧縮コイルバネ73の復元力に逆らって中央部材55を上昇させて、圧縮コイルバネ73をより縮め、案内路40の高さ方向の寸法を広げるようにし、案内路40にエレメント列側90aが詰まらないようにしてある。
 またエレメント列側90aの不良部分が案内路40を通過すると、圧縮コイルバネ73の復元力によって元のように中央部材55が第2の基板部60に接触し、一対の噛合頭部95b,95bが噛合し、二本のストリンガー90,90が一本のチェーン97になる。
(5)この後、チェーン97は一対の噛合頭部95b,95bが噛合した状態のまま案内路40の出口40bから送り出される。
 全ての噛合装置4で製造されたチェーン97は、それぞれ巻取装置5に巻き取られる。
 上記した噛合装置4によれば、二本のストリンガー90,90を一本のチェーン97にすることから、その後にスライドファスナーを製造するときに、二本のストリンガー90を別々に用意しなくて良く、スライドファスナーを製造し易くなる。当該噛合装置4は、編込みスライドファスナーの製造ラインに用いるのに特に適したものであるが、編込みスライドファスナー以外のタイプのコイルファスナーの噛合装置としても使用できるものでもある。
 なお編込みスライドファスナー用チェーンの製造装置は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。たとえば以下のような変更も可能である。
 ストリンガー製造装置3は、上記実施形態では全数のストリンガー90を2本ずつ一対のエレメント列95,95が編み幅方向に対向する状態で製造するものであったが、これに限らず全数のストリンガー90をエレメント列95が編み幅方向の一方側を向く状態で製造するものであっても良いし、全数のストリンガー90のうち一部を2本ずつ一対のエレメント列95,95が編み幅方向に対向する状態で製造し、全数のストリンガー90のうち残りを編み幅方向の一方側を向く状態で製造するものであっても良い。
 またストリンガー製造装置3は、上記実施形態ではチェーン製造単位ごとにガイド移動装置35のガイド軸35a、第1のリンク36a、フック移動装置39のフック軸39a、アーム39bを2つのストリンガー製造部3a,3aで共通のものとしていたが、これに限らず、ガイド移動装置35、フック移動装置39をストリンガー製造部3aごとに別々に備えるものとしても良いし、ガイド移動装置35のガイド軸35a、フック移動装置39のフック軸39aだけを複数のストリンガー製造部3aで共通できるものとしても良い。
 噛合装置4は、上記実施形態では一対のスペーサー部53,53を備えるものであったが、一対のスペーサー部53,53の無いものであっても良い。この場合、第1の基板部50は、一対の側方基板部51,51と中央基板部56を一体とし、中央基板部56を仕切部65を介して第2の基板部60に固定する。
 また噛合装置4は、上記実施形態では押し付け部70を備えるものであったが、これに限らず、押し付け部70の無いものであっても良い。この場合、中央部材55は第2の基板部60に対して高さ方向に移動不能であれば良く、たとえば第2の基板部60に固定されていても良いし、或いは少なくとも一方の側方基板部51に固定されていれば良い。
 また噛合装置4は、上記実施形態では第1の基板部50を、一対の側方基板部51,51と中央基板部56とが3つに分離したものとしていたが、これに限らず、第1の基板部50を一対の側方基板部51,51と中央基板部56とが一体となったものであっても良い。
 また噛合装置4は、上記実施形態では仕切部65を中央部材55の一部とし、仕切部65を有する中央部材55を一対の側方基板部51,51に対して高さ方向に移動可能に設けてあったが、これに限らず、仕切部65を中央部材55とは別部材とし、仕切部65を第2の基板部60と一体のものとしても良い。
 また噛合装置4は、上記実施形態では固定部72が抜け止めピン71pを用いるものとしてあるが、これに限らず固定部72が第2の基板部60とロッド71とを螺合するねじ対偶等の他の固定手段を用いるものであっても良い。
 また噛合装置4は、上記実施形態では第1および第2の中央凸部59,61を備えるものであったが、第1および第2の中央凸部59,61の無いものであっても良い。
 1 編糸供給装置
 2 モノフィラメント供給装置
 3 ストリンガー製造装置
 3a ストリンガー製造部
 3b 原動軸
 4 噛合装置
 5 巻取装置
 30 針床
 30a 針溝
 30b 針突出面
 31 編針
 31a 編針移動装置
 32 導糸針
 32a 導糸針移動装置
 32b 穴
 32c 導糸針バー
 33 シンカー
 33a シンカー移動装置
 33b シンカーバー
 33c シンカー軸
 33d シンカー筬
 34 ガイド
 35 ガイド移動装置
 35a ガイド軸
 35b リンク装置
 36a 第1のリンク
 36b 第2のリンク
 36c 第3のリンク
 36d 固定片
 36e 連結片
 36h 固定片本体部
 36i 段部
 37j 支軸
 L1 仮想の中心線
 37a 第1の連結部
 37b 第2の連結部
 38 フック
 38a 棒状部
 38b 引掛け部
 39 フック移動装置
 39a フック軸
 39b アーム
 39c 取付部
 40 案内路
 40a 入口
 40b 出口
 50 第1の基板部
 51 側方基板部
 51a 内端面
 51b 平行面
 51c 斜面
 52 外側凸部
 53 スペーサー部
 B1 ボルト
 54 翼板部材
 55 中央部材
 55a 貫通穴
 56 中央基板部
 57 中央平行部
 59 第1の中央凸部
 58 中央傾斜部
 60 第2の基板部
 60h 固定穴
 60s 溝部
 61 第2の中央凸部
 62 ベース部材
 65 仕切部
 70 押し付け部
 71 ロッド
 71a 抜け止め穴
 71p 抜け止めピン
 72 固定部
 73 圧縮コイルバネ
 74 押さえ部材
 75 押さえ部本体
 75a 抜穴
 75b 雌ネジ穴
 76 雄ネジ
 90 ストリンガー
 90a エレメント列側
 90b 非エレメント列側
 91 ファスナーテープ
 92 編糸
 92a 鎖編糸
 92b トリコット編糸
 92c 緯挿入糸
 94 モノフィラメント
 95 エレメント列
 95a エレメント部
 95b 噛合頭部
 95c 脚部
 95d 折返し部
 97 チェーン

Claims (4)

  1.  編物のファスナーテープ(91)の一側縁部にコイル状のエレメント列(95)を編込んだ編込みスライドファスナー用ストリンガー(90)の製造方法であって、
     複数本の導糸針(32)のスイング動作及びショギング動作と複数本の編針(31)の往復動作との共同動作により、前記ファスナーテープ(91)に前記エレメント列(95)を編んでいくに際し、
     線状のモノフィラメント(94,94)を送り出すように編み幅方向に並列状態で配置された2つのガイド(34,34)の編み幅方向への往復動作と、前記モノフィラメント(94,94)に対して巻き掛けられる位置と離れる位置に移動するように編み幅方向に並列状態で配置された2つのフック(38,38)の往復動作との共同動作により、前記モノフィラメント(94)をコイル状に曲げて前記エレメント列(95)にし、それによって前記ファスナーテープ(91)の一側縁部に前記エレメント列(95)が編み込まれた前記ストリンガー(90)を二本で一組となるように一組のチェーン製造単位で製造し、
     さらに、複数組のチェーン製造単位を編み幅方向に並列状態で配置することで、複数組の前記ストリンガー(90)を並列状態で製造することを特徴とする編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法。
  2.  前記チェーン製造単位における、前記複数のガイド(34,34)と前記複数のフック(38,38)とを、編み幅方向に対称的に一対配置することにより、二本の前記ストリンガー(90)をエレメント列(95,95)同士が対向した対称的な状態で製造することを特徴とする請求項1記載の編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造方法。
  3.  編物のファスナーテープ(91)の一側縁部にコイル状のエレメント列(95)を編込んだ編込みスライドファスナー用ストリンガー(90)を製造するためのストリンガー製造部(3a)を備えた編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造装置であって、
     前記ストリンガー製造部(3a)は、
     複数の針溝(30a)を有する針床(30)と、
     前記複数の針溝(30a)に案内される複数の編針(31)と、
     ファスナーテープ用の編糸(92)を通す複数の導糸針(32)と、
     線状のモノフィラメント(94)を通すガイド(34)と、
     前記モノフィラメント(94)を巻き掛けるフック(38)と、
     前記フック(38)を前記モノフィラメント(94)に対して巻き掛けられる位置および離れる位置に移動させるフック移動装置(39)と、
     前記ファスナーテープ(91)の一側縁部において前記モノフィラメント(94)を曲げて前記エレメント列(95)にするために前記ガイド(34)を編み幅方向に往復動させるガイド移動装置(35)とを備え、
     編み幅方向に並列する2つの前記ストリンガー製造部(3a)により構成される一組のチェーン製造単位を、さらに、編み幅方向に並列状態で複数組配置したことを特徴とする編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造装置。
  4.  前記チェーン製造単位における、前記複数のガイド(34,34)と前記複数のフック(38,38)とを、編み幅方向に対称的に一対配置してあることを特徴とする請求項3記載の編込みスライドファスナー用ストリンガーの製造装置。
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