JPH1042916A - 編込みスライドファスナーストリンガの製造方法及び製造機 - Google Patents

編込みスライドファスナーストリンガの製造方法及び製造機

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JPH1042916A
JPH1042916A JP8210206A JP21020696A JPH1042916A JP H1042916 A JPH1042916 A JP H1042916A JP 8210206 A JP8210206 A JP 8210206A JP 21020696 A JP21020696 A JP 21020696A JP H1042916 A JPH1042916 A JP H1042916A
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knitting
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秀信 加藤
Shunji Akashi
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】形態の安定した編込みスライドファスナースト
リンガを効率的に製造し得る製造方法及び製造機を提供
する。 【解決手段】 第1の針床(1) に並列して配された多数
のニードル(6) と、第1の針床(1) の長手方向の一端部
に所定の間隔をおいて背中合せに配されてなる第2の針
床(2) の1以上のニードル(7) とを上下方向に摺動させ
ると共に編糸ガイド(8) をスウィング及びショギング動
作させる。このとき、所定のタイミングをもって前記第
1の針床(1) の長手方向の一端部に配されたモノフィラ
メント屈曲手段(3,30)を前記第1及び第2の針床(1,2)
間の上方空間部に沿ってアンダーラップ位置にて往復動
させて、エレメント列成形素材である直線状のモノフィ
ラメント(5) を屈曲させながら個々のファスナーエレメ
ント部分を連続成形して、前記ファスナーテープ(T) の
編成と同時に第1及び第2針床(1,2) の相対する各ニー
ドル(6,7) をもって同成形エレメント列を順次同テープ
(T) に編み込み固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経編組織で編成され
るファスナーテープの長手側縁部に沿って、直線状のモ
ノフィラメントから連続的に屈曲成形されるファスナー
エレメント列を前記テープの編成と同時に編み込み固定
してなる編込みスライドファスナーストリンガの製造方
法及び製造機に関し、特に前記長手側縁部の組織を緻密
化すると同時にファスナーエレメント列を安定な形態で
且つ強力に固定し得ると共に高生産性が実現される編込
みスライドファスナーストリンガの製造方法及び製造機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、この種の経編組織によりファス
ナーテープを編成すると同時にコイル状エレメント列を
編込み固定した編込みスライドファスナーストリンガ
が、例えば特開平2−255104号公報や伊国特許第
1118020号明細書に開示されている。また、これ
らの編込みスライドファスナーストリンガの製造機が、
前記伊国特許第1118020号明細書、或いは特公昭
48−40034号公報、特公昭49−42011号公
報等に開示されている。
【0003】この種の編込みスライドファスナーストリ
ンガの基本構造は、上記文献にも記載されているごと
く、ファスナーエレメント列の取付部をも含むファスナ
ーテープが鎖編組織、トリコット編組織、緯挿入糸を適
宜組み合わせて編成され、前記ファスナーエレメント列
は前記テープの編成と同時に各エレメント部分の各脚部
ごとに固定用鎖編糸の編目ループの一部を跨がらせて前
記取付部のテープ地組織の編目に連結し、ファスナーエ
レメント列を前記取付部のテープ地組織上に締め付けて
固定している。なお、前記ファスナーエレメント列の固
定用編組織は鎖編組織に限らずトリコット編組織、緯挿
入糸等が適宜組み合わされる場合もある。
【0004】かかる構造を備えた編込みスライドファス
ナーストリンガの製造機では、同じく上記文献に開示さ
れているように、前記ファスナーエレメント列をストリ
ンガ製造機に導入される以前にプレス及び屈曲加工がな
されて予めコイル状に成形してあり、かかる形態のファ
スナーエレメント列を製造機に付設された管状案内部材
(ファスナーエレメント列ガイド)に挿通案内して、前
記ファスナーテープのエレメント取付部の編成部位に連
続的に導入し、ファスナーエレメント列を前記取付部の
テープ地組織上の所定の部位に編成と同時に編み込み締
付け固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、予めコイル
状に成形された前記ファスナーエレメント列は、既述し
たとおり合成樹脂のモノフィラメントから構成されてい
るため、極めて伸縮性に富み形態が不安定なものであ
る。そのため、前記ファスナーエレメント列の1個分の
エレメント部分をファスナーテープのエレメント取付部
の編成部に正確に順次送り込むことは技術的に極めて難
しい上に、上記各文献の図面及び機械の説明からも明ら
かなように、従来機には各エレメント部分の位置決め手
段を備えていないため、隣接するエレメント部分のヘッ
ド部を均整に整列させた状態で且つ一律の形態を維持さ
せてファスナーテープに編込み固定することも困難であ
る。従って、この種の編込みスライドファスナーは未だ
製品として一般に市販されていないのが現状である。
【0006】本発明はこうした実情に鑑み開発されたも
のであり、その目的は形態の安定した編込みスライドフ
ァスナーストリンガを効率的に製造し得る製造方法及び
製造機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本発明方
法の主要な構成である経編組織からなるファスナーテー
プの編成と同時に連続ファスナーエレメント列の素材で
ある直線状の合成樹脂製モノフィラメントを屈曲成形し
ながら前記テープの長手側縁部に連続的に編込むスライ
ドファスナーストリンガの製造方法であって、第1の針
床に並列して配された多数のニードルを上下方向に摺動
させること、第1の針床の長手方向の一端部に所定の間
隔をおいて背中合せに配されてなる第2の針床の1以上
のニードルを上下方向に摺動させること、前記第1及び
第2の針床の各ニードルに対応して配された編糸ガイド
をスウィング及びショギング動作させること、前記第1
の針床の長手方向の一端部に配されたモノフィラメント
屈曲手段と前記第1及び第2の針床間の上方空間部を両
針床の長手方向に沿って往復動させること、並びに前記
ニードル、編糸ガイド及びモノフィラメント屈曲手段を
駆動手段により所定のタイミングで同調させて駆動する
ことを含んでなり、前記モノフィラメント屈曲手段は第
1針床及び第2針床の相対する所要本数のニードル間を
アンダーラップ位置にて往復動し、前記モノフィラメン
トを屈曲させながら個々のファスナーエレメント部分を
連続成形すると共に前記ファスナーテープの編成と同時
に第1及び第2針床の相対する各ニードルをもって同テ
ープに編み込み固定することを特徴とする編込みスライ
ドファスナーストリンガの製造方法により達成される。
【0008】好ましくは、1個の前記ファスナーエレメ
ント部分のヘッド部の屈曲成形時に、屈曲成形に同調し
て前記ヘッド部をヘッド部保持位置と非保持位置との間
を移動するヘッド部保持部材により保持させる。通常
は、前記モノフィラメント屈曲手段の一往復動を前記第
2の針床に配されたニードルの上昇時になすが、望まし
くはファスナーテープの1コースおきの編目形成ごとに
なすようにする。
【0009】前記ヘッド部保持位置を第2の針床の外端
側部位として、エレメント部分のヘッド部をファスナー
テープの外端縁に沿って成形し、通常のスライドファス
ナーストリンガを製造することができ、或いは前記ヘッ
ド部保持位置を第2の針床の内側端部位として、エレメ
ント部分のヘッド部をファスナーテープのエレメント取
付部の本体側に成形して、いわゆる隠しスライドファス
ナーストリンガを製造することもできる。これらの編成
時にあって、前記フィラメント屈曲手段をその一往復動
の終端位置において編糸と不干渉位置にまで退避させる
ようにすれば、各作動部材の編成動作が円滑になされる
ようになる。
【0010】こうした製造方法は、本発明機の主要な構
成をなす経編組織からなるスライドファスナーテープの
編成と同時に連続ファスナーエレメント列の素材である
直線状の合成樹脂製モノフィラメントを屈曲成形しなが
ら前記テープの長手側縁部に連続的に編込むスライドフ
ァスナーストリンガの製造機であって、並列して配され
た多数のニードルを上下方向に摺動可能に案内する第1
の針床、第1の針床の長手方向の一端部に所定の間隔を
おいて背中合せに配され、1以上のニードルを摺動可能
に案内する第2の針床、前記第1及び第2の針床に配さ
れた各ニードルに対応して配されスウィング動作及びシ
ョギング動作をなす編糸ガイド、並びに前記針床の長手
方向の一端部にあって前記第1及び第2の針床の上方空
間部を同針床の長手方向に沿って往復動するモノフィラ
メント屈曲手段と、前記ニードル、編糸ガイド及びモノ
フィラメント屈曲手段を同調させて所定のタイミングで
駆動する駆動手段とを備えてなり、前記モノフィラメン
ト屈曲手段は第1針床の所要本数のニードル間をアンダ
ーラップ位置にて往復動し、前記モノフィラメントを屈
曲させながら個々のファスナーエレメント部分を連続成
形すると共に前記ファスナーテープの編成と同時に第1
及び第2針床の相対する各ニードルをもって同テープに
編み込み固定することを特徴とする編込みスライドファ
スナーストリンガの製造機により達成される。
【0011】好ましくは、屈曲成形される1個の前記フ
ァスナーエレメント部分のヘッド部保持位置と非保持位
置との間を前記屈曲成形に同調して移動するヘッド部保
持部材を有しており、前記モノフィラメント屈曲手段の
一往復動が通常は前記第2の針床に配されたニードルの
上昇時になされるが、特に好ましくは前記モノフィラメ
ント屈曲手段の往復動がファスナーテープの1コースお
きの編目形成ごとになされる。そして、前記モノフィラ
メント屈曲手段の一往復動の終端位置において、同モノ
フィラメント屈曲手段が編糸との不干渉位置に退避する
ようにして、他の作動部材の編成動作を円滑に行わせる
ようにする。その編成にあたり、前記ヘッド部保持部材
を第2の針床の外側端部に配して、エレメント列のヘッ
ド部をファスナーテープの外側縁に沿って成形して、通
常の編込みスライドファスナーストリンガを製造するこ
とができ、前記ヘッド部保持部材を第2の針床の内側端
部に配し、エレメント列のヘッド部をファスナーテープ
のエレメント取付部のファスナーテープ本体側に成形し
て、いわゆる隠し編込みスライドファスナーストリンガ
を製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1及び図
2は本発明の第1実施例である編込みスライドファスナ
ーストリンガの製造機における編成動作を示しており、
図1はモノフィラメントのヘッド部屈曲時の作動関係を
示す説明図、図2はモノフィラメントによる1個のエレ
メント部分の屈曲完了時における作動関係を示す説明図
である。本実施例にあっては、前記製造機の本体は通常
の2床式(ダブル)ラッシェル機を使用しているため、
本体部分の構成細部は図示及び詳しい説明を省略する。
【0013】これらの図において、符号1は本発明の第
1針床、2は本発明の第2針床、3は本発明の特徴部を
なすモノフィラメント屈曲手段を構成するモノフィラメ
ントキャリア、4はモノフィラメント5の屈曲時にその
ヘッド部を内側から保持すると共にヘッド部の位置決め
をするヘッド部保持部材、6はバックニードル、7はフ
ロントニードル、8は編糸ガイドであり、9は地組織用
編成糸、9aはファスナーエレメント列10の固定用編
糸である。ここで、前記第1針床1、第2針床2、バッ
クニードル6、フロントニードル7及び編糸ガイド8は
ダブルラッシェル機に通常備え付けられている部材をそ
のまま利用できる。
【0014】しかして、図1及び図5に示す第1及び第
2実施例では前記第2針床2として、その長手方向の一
端部に必要とする数のニードル摺動溝2aだけを形成
し、残る部分は単なる平板として構成されている。ま
た、図6に示す実施例では前記第2針床2として、必要
とするニードル摺動溝2aだけを有する板材を採用する
に過ぎない。
【0015】前記バックニードル6はファスナーエレメ
ント列10を載置固定するためのテープ側縁部を含むフ
ァスナーテープTの地組織を編成するためのものであ
り、そのため第1針床1に並列して形成されている多数
の摺動溝内に収容され、それぞれが図3に示すように駆
動源15によってカム等の同期伝動機構16を介して独
立して上下動できるように収容されている。フロントニ
ードル7は、ファスナーテープTのエレメント列取付部
であるテープ外側縁部T1に一体に編み込まれるファス
ナーエレメント列10を、前記テープ外側縁部T1に沿
って編込み固定する固定用編組織を編成するためのもの
である。
【0016】従って、このフロントニードル7の使用本
数は、固定用編糸9aの本数により決まるものであり、
図示例の製造機にあっては3本のフロントニードル7が
使用され、ファスナーエレメント列10を3列の固定用
経編組織により編込固定されるが、ファスナーエレメン
トの幅が短く、ファスナーテープも細幅であれば、前記
フロントニードル7は1本で在る場合もある。即ち、前
記フロントニードル7の本数は製造使用とするスライド
ファスナーの仕様により変更されるものであり、例えば
2列の固定用経編組織によりファスナーエレメント列1
0を固定しようとする場合には、2本のフロントニード
ル7が使用される。なお、これらのニードルの編成機構
を前述とは逆にして、バックニードル6により固定用経
編組織を編成し、フロントニードル7によりファスナー
テープTの地組織を編成するようにすることもできる。
【0017】前記第1針床1及び第2針床2の上方に
は、個々のニードル6,7に編糸9,9aをラッピング
させるため同編糸9,9aを各ニードル6,7に導入す
るための編糸ガイド8が配設されている。これらの編糸
ガイド8は、バックニードル6とフロントニードル7の
それぞれの上下動に応じて、各編組織によって決められ
た各ニードル6,7に対して編糸9,9aをラッピング
するようにバックニードル6とフロントニードル7との
間を前後方向にスウィングすると共に、横方向にショギ
ングするように動作する。なお、図示例にあってはフロ
ントニードル7が相対して配されていないバックニード
ル6の区域では、編糸ガイド8はバックニードル6に対
してのみ地組織用編糸9をラッピングするように作動す
る。このような編糸ガイド8のラッピング動作と各ニー
ドル6,7の上下動とにより、対応する各ニードル6,
7に編糸9が導入されて、それぞれの編目が形成され
る。
【0018】また本実施例にあっては、前記第2針床2
の前方(図1の手前側)で且つフロントニードル7の側
部に、本発明の主要な構成部材をなすモノフイラメント
5の屈曲手段であるモノフィラメントキャリア3が設置
されている。このモノフィラメントキャリア3は、図1
に示す如く略L字状をなしており、その先端に前記モノ
フィラメント5の案内目孔3aが形成されている。この
案内目孔3aに挿通される前記モノフィラメント5は断
面が略楕円形をなす合成樹脂材料からなりキャリア3の
往復運動により所定の部位で屈曲され連続するファスナ
ーエレメント列10を成形する。また、前記キャリア3
の基端は図3に示すように単独の駆動源15にカム等の
同期伝動機構16を介して連結されており、前記案内目
孔3aを第1及び第2針床1,2の間隙部の上方を両針
床1,2の長手方向に沿って所要の距離を往復動する。
なお、前記モノフィラメント5は断面が略円形の合成樹
脂製モノフィラメントに予めプレス加工を施し、エレメ
ント部分を構成するヘッド部5a、上下脚部5b及び連
結部5cの各形成部位にを予め平坦部を成形しておくこ
ともある。
【0019】前記キャリア3の往復動作は、上記モノフ
イラメント5を上記目孔3aに挿通した状態で、バック
ニードル6が上昇位置にあり、フロントニードル7が下
降位置にあるときバックニードル6のアンダーラップ位
置にてなされ、複数本(図示例では3本)のフロントニ
ードル7の両端部において前記モノフイラメント5を屈
曲させて、コイル状の連続ファスナーエレメント列10
を形成する。このとき、モノフィラメント5の屈曲形態
とヘッド部5aにおける屈曲位置とを確保するため、本
実施例によればその先端を前記モノフィラメント5のヘ
ッド部5aの内側に向けて進退動作し、前記ヘッド部5
aを内側から保持する鉤状のヘッド部保持部材4が設け
られている。
【0020】なお、ファスナーエレメント列10のエレ
メント部分の連結部5cの屈曲位置は、その屈曲時に前
回のエレメント部分の上下脚部5bが既にファスナーテ
ープTに編み込まれた状態で固定されているため、その
屈曲位置を積極的に規定する必要がない。また、前記ヘ
ッド部保持部材4の進退動作は図3に示すごとく単独の
駆動源15にカムなどの同期伝動機構16を介して連結
されている。
【0021】なお、上述の各ニードル6,7、編糸ガイ
ド8、キャリア3、ヘッド部保持部材4の各作動部材は
図3に示すように単独の駆動源15から回転カムなどの
同期伝動機構16を介して所定のタイミングをもって作
動するようにしたが、駆動源15は単独である必要がな
く、また各作動部材を伝動機構を介して作動させること
をせずに、それぞれをコンピュータなどの図示せぬ中央
制御部に予め設定されたプログラムに従って、独立して
作動させるようにすることもできる。
【0022】さて、以上の構成を備えた本実施例機によ
りファスナーエレメント列10の同時編込みスライドフ
ァスナーストリンガの製造工程を、図1及び図2に示す
ファスナーエレメント列の成形及び編込み動作と基づい
て具体的に説明する。この製造例にあっては、例えば図
4に示す経編構造をもつ編込みスライドファスナースト
リンガーが製造される。
【0023】図4に示す編成組織を具体的に説明する
と、ファスナーテープTの地組織は、ファスナーエレメ
ント列10の取付部をも含めて、多数の並列するウエー
ルを形成する鎖編糸11と各ウエール間に跨がって編成
されるトリコット編糸12と4ウエールに跨がってジグ
ザク状に挿入される緯挿入糸13とから構成される。な
お、この緯挿入糸13は4ウエールではなく3ウエール
或いは5ウエール以上に跨がってジグザク状に挿入する
ようにもできる。しかして、緯挿入糸13の組織を全て
同一とする必要はなく、例えばファスナーエレメント列
10の取付部では2〜3ウエールを跨がるようにしてジ
グザグ状に挿入することも可能である。
【0024】また、図示例ではファスナーテープTの長
手方向に沿った側縁部の4ウエールがファスナーエレメ
ント列10の取付部T1を構成し、そのうち最外側のウ
エールを除く3ウエールの鎖編はダブル鎖編組織により
編成される固定用編糸11aにより編成される。即ち、
本実施例では前記固定用編糸11aは、バックニードル
6側が閉じ目、フロントニードル7側が開き目でダブル
鎖編がなされ、1コースおきに往復運動して屈曲成形さ
れるファスナーエレメント列10の1個分のエレメント
部分にあたる上下脚部5bを、フロントニードル7によ
る1個おきの鎖編のニードルループによって地組織に向
けて上から押さえ付けるようにして編み込まれる。
【0025】更に詳しくは、フロントニードル7にあっ
ては、編込まれるファスナーエレメント列10の上面に
おいてダブル鎖編組織の一方の編目を形成し、このニー
ドルループがウエール方向の次位に形成される同一の固
定用鎖編糸11aによるニードルループと絡み合い、こ
れを繰り返すことでファスナーエレメント列10の上面
を長手方向に沿って鎖編目が形成される。一方、バック
ニードル6にあっては、ファスナーエレメント列10の
取付部T1をも含めてファスナーテープTの全体の地組
織を編成する。即ち、バックニードル6は、鎖編糸1
1、トリコット編糸12及び緯挿入糸13により編成さ
れるテープ本体部分T2と、同じく前記トリコット編糸
12、緯挿入糸13、他方のニードルループによる3本
の固定用鎖編糸11a及び1本の鎖編糸11により編成
されるファスナーエレメント列取付部T1とを編成す
る。
【0026】このため、前記取付部T1では、ファスナ
ーエレメント列10の前後脚部間において、フロントニ
ードル7による一方の固定用鎖編目とバックニードル6
による他方の固定用鎖編目とが2層に形成されると共
に、バックニードル6による他の固定用鎖編目にトリコ
ット編糸12及び緯挿入糸13が絡み合って構成される
ことから極めて緻密で形態の安定した組織となる。
【0027】なお、一方の固定用鎖編目の間、或いはフ
ァスナーエレメント列10の連結部5c寄りの2列の固
定用鎖編目の間を固定用トリコット編で連結するように
することもできる。また、上記編糸の太さはスライドフ
ァスナーの種類や用途により決まるものであり、一律に
規定されるものではない。そして、図示例では編目が緩
んだ状態で示されているが、これは編物構造の理解を図
るためであって、実際の編目はより緻密に締まったもの
となる。
【0028】前述の編物構造からも理解できるように、
本実施例による編込みスライドファスナーストリンガの
製造機によれば、ファスナーエレメント列10の各ファ
スナーエレメント部分の上面にフロントニードル7によ
る1つの鎖編目を形成して、ファスナーエレメント列1
0をファスナーテープTに編込み固定し、次いで次位の
ファスナーエレメント部分間に同じくフロントニードル
7により1つの鎖編目を形成して、各ファスナーエレメ
ント部分の間を所定間隔に規定して、各ファスナーエレ
メント部分の間を所定のピッチ寸法とし、スライドファ
スナーとしての機能を維持させるようにしている。従っ
て、本実施例では2つの編目が形成されファスナーエレ
メント部分をファスナーテープTに一体に編込み固定す
る間を1サイクルとすると、この1サイクル中にバック
ニードル6とフロントニードル7とが、それぞれ交互に
2回上下動することになるため、各ニードルを作動する
伝動機構も2作動することになる。
【0029】ここで、1サイクルの編成時における各部
材の作動タイミングの一例を、図1及び図2に基づいて
具体的に説明する。 (a) フロントニードル7は下降限の位置にあるとき、バ
ックニードル6が上昇を開始し、上昇限位置に達したの
ち、所定の時間、その位置に止まる。同時に、編糸ガイ
ド8が作動して編糸9,9aをバックニードル6にラッ
ピングする。このとき、モノフィラメントキャリア3は
作動待機位置にある(図2参照)。
【0030】(b) 次いで、バックニードル6が下降し
て、ファスナーテープTの地組織の編目を形成する。こ
の下降中にモノフィラメントキャリア3が作動を開始し
てモノフィラメント5を、バックニードル6とフロント
ニードル7との間で往復動を開始する。
【0031】(c) バックニードル6の下降が完了すると
同時に、フロントニードル7が上昇を開始する。このフ
ロントニードル7の上昇の途中で、モノフィラメントキ
ャリア3が往動限位置に達し、このときヘッド部保持部
材4がモノフィラメント5のヘッド部5aの折返し位置
まで移動して停止する(図1参照)。次いで、モノフィ
ラメントキャリア3はモノフィラメント5のヘッド部5
aの中央部を屈曲させながら折返して待機位置まで戻
り、1個のファスナーエレメント部分を成形する。
【0032】(d) フロントニードル7は引続いて上昇し
て、その上昇限に達すると(図1参照)、編糸ガイド8
がバックニードル側からフロントニードル側へスウィン
グすると共に横方向にショギングし、フロントニードル
6に固定用編糸9aをオーバーラッピングする。この編
糸ガイド8の動きによって、固定用編糸9aはモノフィ
ラメントキャリア3の往復動によって先に形成されたフ
ァスナーエレメント部分の上下脚部5bの上方を前方
(図1の手前側)に横切ることになる。
【0033】(e) ここで、フロントニードル7が下降し
て、ファスナーエレメント部分の上面(図2の手前側)
に編目が形成される。これによって、ファスナーエレメ
ント列10のファスナーテープへの固定形態ができる。
ここで、ヘッド部保持部材4が前記ファスナーエレメン
ト部分のヘッド部5aから他の部材と干渉しない位置ま
で退避する(図1の仮想線位置)。
【0034】(f) フロントニードル7の下降が完了し
て、その位置を維持している間にバックニードル6が上
昇を開始する。バックニードル6の上昇が完了すると、
編糸ガイド8がフロントニードル側からバックニードル
側へスウィングすると共に横方向にショギングして、編
糸をバックニードル6にオーバラッピングする。次い
で、バックニードル6が下降してファスナーエレメント
列10の取付部T1の固定用鎖編目による地組織を編成
する。
【0035】(g)バックニードルの下降が完了すると、
引続いてフロントニードル7が上昇する。フロントニー
ドル7の上昇が完了すると、編糸ガイド8がバックニー
ドル側からフロントニードル側へスウィングすると共に
横方向にショキングし、編糸をフロントニードル7にオ
ーバーラッピングする。このとき、上記モノフィラメン
トキャリア3は待機位置にあり、モノフィラメント5の
屈曲動作は行われない。
【0036】(h) 次いで、フロントニードル7が下降し
て、先に形成したファスナーエレメント部分と未だ形成
されていない次位のファスナーエレメント部分との間に
一つの編目が形成される。
【0037】こうして、フロントニードルが対峙して存
在しない部分のバックニードル6は上記1サイクルに2
つの編目を形成しながら、ファスナーテープTの本体T
2と取付部Tの最外縁のの地組織を構成する編目を形成
する。
【0038】以上の (a)〜(h) の操作を1サイクルとし
て、以後はこの操作が順次繰り返され、モノフィラメン
ト5を順次屈曲成形しながらコイル状の連続ファスナー
エレメント列10をファスナーテープTの編成と同時
に、その取付部T1に編み込み固定する。
【0039】上述の各部材の作動説明から理解できるよ
うに、本発明の編込みスライドファスナーストリンガの
製造機にあっては、モノフィラメントキャリア3の作動
をバックニードル6とフロントニードル7との間で行う
ことになるが、その作動中はフロント又はバックのいず
れかのニードル列が下降した状態で行われるため、キャ
リア3の軌道を大きく取りやすく、その作動に何ら支障
をなくしている。
【0040】図5は本発明の第2実施例を示しており、
同図による実施例において上記第1実施例と異なるとこ
ろは、本発明のモノフィラメント屈曲手段としてのL字
状をなす上記キャリア3に代えて筒状ガイド30とした
ことと、このモノフィラメント屈曲手段の構成が変更さ
れたことにより、ヘッド部保持部材4をヘッド部成形部
位の下方に設置することが可能となり、同ヘッド部保持
部材4の運動による他の作動部材や編糸との干渉を効果
的に回避することが可能となる。
【0041】図6はファスナーエレメント列10がファ
スナーテープTのエレメント取付部T1と共に反転した
形態で使われる、いわゆる隠し編込みスライドファスナ
ーストリンガを製造する本発明の第3実施例を示してい
る。この実施例によれば、第2針床2を必要とする固定
用編糸12aの本数に相当するニードル摺動溝2aだけ
を有する板部材から構成して、フロントニードル7が存
在しない第1針床1の背面側に大きな空間部を作り出し
ている。この空間部をヘッド部保持部材4の運動空間と
し、ファスナーエレメント列10の各ヘッド部5aの成
形部位をファスナーテープTの本体部T2側に設定して
いる。また、ヘッド部保持部材4の設置部位を前述のよ
うに設定するため、モノフィラメント屈曲手段であるキ
ャリア3の図示せぬ駆動部を第1針床1及び第2針床2
の外側に設けている。
【0042】従って、この第3実施例によれば前記キャ
リア3によるモノフィラメント5の屈曲動作は、そのヘ
ッド部5aをエレメント列取付部T1の本体部T2側に
て成形するように、キャリア3を第1針床1及び第2針
床2の外側から往復運動させる。他の編成動作は上述の
動作と実質的に同じである。こうして編成された編込み
スライドファスナーストリンガは、エレメント列10の
連結部5cの近傍で同エレメント列10に沿ってファス
ナーテープTと共に反転させて折返し、熱セットして形
態を固定することにより隠し編込みスライドファスナー
ストリンガが製造される。
【0043】なお、上記第1〜第3の各実施例にあって
は、フロントニードル側でファスナーエレメント列10
をファスナーテープTに編込み固定するための固定用編
目を形成させているが、既述したようにフロントニード
ル側でファスナーテープTの地組織を編成し、バックニ
ードル側で固定用編目を形成することもできる。また、
地組織を構成する編組織及び固定用の編組織についても
上記実施例に規定されるものではなく、更にはモノフィ
ラメントを屈曲成形する連続ファスナーエレメント列も
上述のコイル状に限らず、例えばモノフィラメント屈曲
手段の屈曲作動ヘッド部保持部材によるヘッド部の保持
作動との間の作動タイミングを変更することにより、フ
ァスナーテープの平面上に横方向のU字形に屈曲したも
のを長手方向に沿って上下交互に連続した、所謂ジグザ
グ状に成形する場合もある。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の編込みスライドファスナーストリンガの製造方法及
び製造機によれば、例えば従来のダブルラッシェル経編
機に僅かな改良を加えるだけでファスナーエレメント列
を編み込んだ所望の編組織からなる経編スライドファス
ナーストリンガを効率的に製造することができ、しかも
本発明の特徴部の構成部材であるモノフィラメント屈曲
手段の往復軌道を第1針床と第2針床との間の上方に設
定され、その往復運動を前記針床のうちのいずれかに配
設された固定用編目編成用の編針の下降限度位置におい
て、他の針床に配された地組織編成用編針の上昇地に、
そのアンダーラップ位置を運動させるため、他の部材と
の干渉が完全に回避でき、そのため前記モノフィラメン
トも好タイミングをもって確実で且つ安定した形態に屈
曲成形を行うことができる。
【0045】また、前記モノフィラメント屈曲手段の設
置に加えて、モノフィラメントの屈曲時に屈曲自由端部
をなすヘッド部を内側から保持するヘッド部保持部材を
設置する場合には、更にその屈曲形態及びファスナーエ
レメント列のヘッド部の位置決め精度が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す編込みスライドファ
スナーストリンガ製造機によるエレメント部分の屈曲成
形途中の要部拡大斜視図である。
【図2】前記スライドファスナーストリンガ製造機によ
るエレメント部分の屈曲成形完了時の要部拡大斜視図で
ある。
【図3】前記編込みスライドファスナーストリンガ製造
機における主要部材の駆動機構のブロック図である。
【図4】本発明方法により製造された編込みスライドフ
ァスナーストリンガの編物構造例を一部切開して模式的
に示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 第1針床 2 第2針床 2a ニードル摺動溝 3 モノフィラメントキャリア(屈曲手
段) 3a 案内目孔 30 筒状ガイド(モノフィラメント屈曲
手段) 4 ヘッド部保持部材 5 モノフィラメント 5a ヘッド部 5b 脚部 5c 連結部 6 バックニードル 7 フロントニードル 8 編糸ガイド 9 編糸 9a 固定用編糸 10 ファスナーエレメント列 11 鎖編糸(地組織用) 11a 鎖編糸(固定用) 12 トリコット編糸 13 緯挿入糸 15 駆動源 16 同期伝動機構 T ファスナーテープ T1 取付部(テープ外側縁部) T2 テープ本体部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1及び図
2は本発明の第1実施例である編込みスライドファスナ
ーストリンガの製造機における編成動作を示しており、
図1はモノフィラメントのヘッド部屈曲時の作動関係を
示す説明図、図2はモノフィラメントによる1個のエレ
メント部分の屈曲完了時における作動関係を示す説明図
である。本実施例にあっては、前記製造機の本体は通常
の2床式(ダブル)ラッシェル機を使用しているた
め、本体部分の構成細部は図示及び詳しい説明を省略す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】これらの図において、符号1は本発明の第
1針床、2は本発明の第2針床、3は本発明の特徴部を
なすモノフィラメント屈曲手段を構成するモノフィラメ
ントキャリア、4はモノフィラメント5の屈曲時にその
ヘッド部を内側から保持すると共にヘッド部の位置決め
をするヘッド部保持部材、6はバックニードル、7はフ
ロントニードル、8は編糸ガイドであり、9は地組織用
編成糸、9aはファスナーエレメント列10の固定用編
糸である。ここで、前記第1針床1、第2針床2、バッ
クニードル6、フロントニードル7及び編糸ガイド8は
ダブルラッシェル機に通常備え付けられている部材を
そのまま利用できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】従って、このフロントニードル7の使用本
数は、固定用編糸9aの本数により決まるものであり、
図示例の製造機にあっては3本のフロントニードル7が
使用され、ファスナーエレメント列10を3列の固定用
経編組織により編込固定されるが、ファスナーエレメン
トの幅が短いものであれば、前記フロントニードル7は
1本で在る場合もある。即ち、前記フロントニードル7
の本数は製造使用とするスライドファスナーの仕様によ
り変更されるものであり、例えば2列の固定用経編組織
によりファスナーエレメント列10を固定しようとする
場合には、2本のフロントニードル7が使用される。な
お、これらのニードルの編成機構を前述とは逆にして、
バックニードル6により固定用経編組織を編成し、フロ
ントニードル7によりファスナーテープTの地組織を編
成するようにすることもできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ここで、1サイクルの編成時における各
部材の作動タイミングの一例を、図1及び図2に基づ
いて具体的に説明する。 (a) フロントニードル7は下降限の位置にあるとき、バ
ックニードル6が上昇を開始し、上昇限位置に達したの
ち、所定の時間、その位置に止まる。同時に、編糸ガイ
ド8が作動して編糸9,9aをバックニードル6にラッ
ピングする。このとき、モノフィラメントキャリア3は
作動待機位置にある(図2参照)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】(e) ここで、フロントニードル7が下降し
て、ファスナーエレメント部分の上面(図2の手前側)
に編目が形成される。これによって、ファスナーエレメ
ント列10のファスナーテープへの固定形態ができる。
ここで、ヘッド部保持部材4が前記ファスナーエレメン
ト部分のヘッド部5aから他の作動部材と干渉しない位
置まで退避する(図1の仮想線位置)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】(g)バックニードルの下降が完了すると、
引続いてフロントニードル7が上昇する。フロントニー
ドル7の上昇が完了すると、編糸ガイド8がバックニー
ドル側からフロントニードル側へスウィングすると共に
横方向にショングし、編糸をフロントニードル7にオ
ーバーラッピングする。このとき、上記モノフィラメン
トキャリア3は待機位置にあり、モノフィラメント5の
屈曲動作は行われない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】上述の各作動部材の作動説明から理解でき
るように、本発明の編込みスライドファスナーストリン
ガの製造機にあっては、モノフィラメントキャリア3の
作動をバックニードル6とフロントニードル7との間で
行うことになるが、その作動中はフロント又はバックの
いずれかのニードル列が下降した状態で行われるため、
キャリア3の軌道を大きく取りやすく、その作動に何ら
支障をなくしている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】従って、この第3実施例によれば前記キャ
リア3によるモノフィラメント5の屈曲動作は、そのヘ
ッド部5aをエレメント列取付部T1の本体部T2側に
て成形するように、キャリア3を第1針床1及び第2針
床2の外側から往復運動させる。他の作動部材は上述の
作動と実質的に同じである。こうして編成された編込み
スライドファスナーストリンガは、エレメント列10の
連結部5cの近傍で同エレメント列10に沿ってファス
ナーテープTと共に反転させて折返し、熱セットして形
態を固定することにより隠し編込みスライドファスナー
ストリンガが製造される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の編込みスライドファスナーストリンガの製造方法及
び製造機によれば、例えば従来のダブルラッシェル経編
機に僅かな改良を加えるだけでファスナーエレメント列
を編み込んだ所望の編組織からなる経編スライドファス
ナーストリンガを効率的に製造することができ、しかも
本発明の特徴部の作動部材であるモノフィラメント屈曲
手段の往復軌道を第1針床と第2針床との間の上方に設
定され、その往復運動を前記針床のうちのいずれかに配
設された固定用編目編成用の編針の下降限度位置におい
て、他の針床に配された地組織編成用編針の上昇地に、
そのアンダーラップ位置を運動させるため、他の作動
材との干渉が完全に回避でき、そのため前記モノフィラ
メントも好タイミングをもって確実で且つ安定した形態
に屈曲成形を行うことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】前記編込みスライドファスナーストリンガ製造
機における主要作動部材の駆動機構のブロック図であ
る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経編組織からなるファスナーテープの編
    成と同時に連続ファスナーエレメント列の素材である直
    線状の合成樹脂製モノフィラメントを屈曲成形しながら
    前記テープの長手側縁部に連続的に編込むスライドファ
    スナーストリンガの製造方法であって、 第1の針床(1) に並列して配された多数のニードル(6)
    を上下方向に摺動させること、 第1の針床(1) の長手方向の一端部に所定の間隔をおい
    て背中合せに配されてなる第2の針床(2) の1以上のニ
    ードル(7) を上下方向に摺動させること、 前記第1及び第2の針床(1,2) の各ニードル(6,7) に対
    応して配された編糸ガイド(8) をスウィング及びショギ
    ング動作させること、 前記第1の針床(1) の長手方向の一端部に配されたモノ
    フィラメント屈曲手段(3,30)と前記第1及び第2の針床
    (1,2) 間の上方空間部を両針床(1,2) の長手方向に沿っ
    て往復動させること、並びに前記ニードル(6,7) 、編糸
    ガイド(8) 及びモノフィラメント屈曲手段(3,30)を駆動
    手段(15)により所定のタイミングで同調させて駆動する
    ことを含んでなり、 前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)は第1針床(1) 及
    び第2針床(2) の相対する所要本数のニードル間をアン
    ダーラップ位置にて往復動し、前記モノフィラメント
    (5) を屈曲させながら個々のファスナーエレメント部分
    を連続成形すると共に前記ファスナーテープ(T) の編成
    と同時に第1及び第2針床(1,2) の相対する各ニードル
    (6,7) をもって同テープ(T) に編み込み固定することを
    特徴とする編込みスライドファスナーストリンガの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 更に、1個の前記ファスナーエレメント
    部分のヘッド部(5) の屈曲成形時に、屈曲成形に同調し
    て前記ヘッド部(5a)をヘッド部保持位置と非保持位置と
    の間を移動するヘッド部保持部材(4) により保持させる
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)の
    一往復動を前記第2の針床(2) に配されたニードル(7)
    の上昇時になす請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)の
    往復動をファスナーテープ(T) の1コースおきの編目形
    成ごとになす請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド部保持位置を第2の針床(2)
    の外端側部位として、エレメント部分のヘッド部(4a)を
    ファスナーテープ(T) の端縁に沿って成形する請求項1
    〜4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド部保持位置を第2の針床(2)
    の内側端部位として、エレメント部分のヘッド部(4a)を
    ファスナーテープ(T) のエレメント取付部の本体側に成
    形する請求項1〜4記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フィラメント屈曲手段(3,30)の一往
    復動の終端位置において、同フィラメント屈曲手段(3,3
    0)を編糸(9,9a)との不干渉位置に退避させる請求項5又
    は6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 経編組織からなるファスナーテープの編
    成と同時に連続ファスナーエレメント列の素材である直
    線状の合成樹脂製モノフィラメントを屈曲成形しながら
    前記テープの長手側縁部に連続的に編込むためのスライ
    ドファスナーストリンガの製造機であって、 並列して配された多数のニードル(6) を上下方向に摺動
    可能に案内する第1の針床(1) 、第1の針床(1) の長手
    方向の一端部に所定の間隔をおいて背中合せに配され、
    1以上のニードル(7) を摺動可能に案内する第2の針床
    (2) 、前記第1及び第2の針床(1,2) に配された各ニー
    ドル(6,7) に対応して配されスウィング動作及びショギ
    ング動作をなす編糸ガイド(8) 、並びに前記第1の針床
    (1) の長手方向の一端部にあって前記第1及び第2の針
    床(1,2) の上方空間部を両針床の長手方向に沿って往復
    動するモノフィラメント屈曲手段(3,30)と、前記ニード
    ル(6,7) 、編糸ガイド(8) 及びモノフィラメント屈曲手
    段(3,30)を所定のタイミングで同調させて駆動する駆動
    手段(15)とを備えてなり、 前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)は第1針床(1) 及
    び第2針床(2) の相対する所要本数のニードル(6,7) 間
    をアンダーラップ位置にて往復動し、前記モノフィラメ
    ント(5) を屈曲させながら個々のファスナーエレメント
    部分を連続成形すると共に前記ファスナーテープ(T) の
    編成と同時に第1及び第2針床(1,2) の相対する各ニー
    ドル(6,7) をもって同テープ(T) に編み込み固定するこ
    とを特徴とする編込みスライドファスナーストリンガの
    製造機。
  9. 【請求項9】 更に、屈曲成形される1個の前記ファス
    ナーエレメント部分のヘッド部保持位置と非保持位置と
    の間を前記屈曲成形に同調して移動するヘッド部保持部
    材(4) を有してなる請求項8記載の製造機。
  10. 【請求項10】前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)の
    一往復動が前記第2の針床(2) に配されたニードルの上
    昇時になされる請求項8又は9記載の製造機。
  11. 【請求項11】前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)の
    往復動がファスナーテープ(T) の1コースおきの編目形
    成ごとになされる請求項10記載の製造機。
  12. 【請求項12】前記モノフィラメント屈曲手段(3,30)の
    一往復動の終端位置において、同モノフィラメント屈曲
    手段(3,30)が編糸(9,9a)との不干渉位置に退避する請求
    項8〜11記載の製造機。
  13. 【請求項13】前記ヘッド部保持部材(4) が第2の針床
    (2) の外側端部に配され、エレメント列(10)のヘッド部
    (5a)がファスナーテープ(T) の外側縁に沿って成形され
    る請求項9〜12のいずれか記載の製造機。
  14. 【請求項14】前記ヘッド部保持部材(4) が第2の針床
    (2) の内側端部に配され、エレメント列(10)のヘッド部
    (5a)がファスナーテープ(T) のエレメント取付部(T1)の
    ファスナーテープ本体側に成形される請求項9〜12の
    いずれか記載の製造機。
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