JP2007268082A - ファスナーテープ及びファスナーストリンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】編物が本来有する柔らかさを維持しつつ、エレメント取付部におけるテープ長手方向への伸長を抑制するとともにエレメント取付部の強度が向上したスライドファスナー用のファスナーテープを提供する。
【解決手段】テープ主体部(3,23,33,53)の一側縁に沿って複数のウェールからなるエレメント取付部(2,22,32,52)が一体に編成されてなる経編組織からなるスライドファスナー用の細幅ファスナーテープ(1,21,31,51)であって、前記エレメント取付部(2,22,32,52)に、少なくとも、隣り合う2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸(11,13,16,18)と、隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸(14,17)と、が配されてなることを特徴とするファスナーテープ。
【選択図】図1

Description

本発明は、経編組織からなるスライドファスナー用の細幅ファスナーテープ、及び、同ファスナーテープに連続状のファスナーエレメント列が取り付けられたファスナーストリンガーに関し、具体的には、編物が本来有する柔らかさを備えるとともに、エレメント取付部が長手方向に伸長し難く、且つエレメント取付部の強度が向上した細幅ファスナーテープ及びファスナーストリンガーに関する。
近年、スライドファスナーが各種の柔軟な衣料にも取り付けられるようになってきており、ファスナーテープ自体の柔軟性が要求されている。そこで、織物等に比べて柔軟性に富み、また、形態の安定性にも優れるという観点から、経編組織からなるファスナーテープが広く用いられるようになってきている。一般に、スライドファスナーに使用される経編組織のファスナーテープは、衣服等のような被着物と縫着するテープ主体部と、同テープ主体部の一側縁に沿って形成されるエレメント取付部とを有しており、このエレメント取付部にコイル状に成形された連続状のファスナーエレメント列が縫工により取り付けられる。
このようなスライドファスナー用ファスナーテープの一例が、特開昭55−10918号公報(特許文献1)や特許第3439574号公報(特許文献2)等に記載されている。例えば、前記特許文献1に記載されているスライドファスナー用テープは、テープ主体部(同文献では、中間帯域と記載)の一側縁に沿ってエレメント取付部(同文献では、務歯取付帯域と記載)を有しており、更にエレメント取付部と反対側の側縁には耳部(同文献では、側縁帯域と記載)を有している。
この特許文献1において、前記テープ主体部の地組織は、4ウェールに跨って走行するシングルコード編糸と、トリコット編糸とから構成されており、シングルコード編糸としてはテクスチャード糸が使用され、トリコット編糸としてはマルチフィラメント糸が使用されている。更に、前記エレメント取付部及び耳部は、テープ主体部の地組織に更にマルチフィラメント糸からなる鎖編糸が交絡されるとともに、マルチフィラメント糸からなる経挿入糸が各ウェールにジグザグ状に挿入されて構成されている。
一方、前記特許文献2は、エレメント取付部では長手方向の伸縮が抑制され、テープ主体部では長手方向に伸縮可能な機能を備えたスライドファスナー用のファスナーテープに関する発明を開示している。この特許文献2に実施例の1つとして記載されているファスナーテープは、テープ主体部の地組織が、マルチフィラメント糸によるトリコット編糸と、テクスチャード糸による4ウェールに跨って配されるシングルコード編糸とから構成されている。また、同テープ主体部の一側縁に形成されるエレメント取付部は、テープ主体部の地組織に、マルチフィラメント糸による鎖編糸と、マルチフィラメント糸による経挿入糸とが配されている。
また、特許文献2に別の実施例として記載されているファスナーテープは、全ウェールに渡って配されるマルチフィラメント糸による二目編糸と、テープ主体部に4ウェールに跨って配されるテクスチャード糸によるシングルコード編糸と、エレメント取付部に配されるマルチフィラメント糸による鎖編糸と、エレメント取付部及び同エレメント取付部側のテープ主体部を構成するウェールに対し、4ウェールに跨って配されるテクスチャード糸による緯挿入糸とが配されている。
更に、特許文献2に記載されている上記2種類のファスナーテープは、エレメント取付部の最も外側に形成されるウェールに、エレメント取付部のその他のウェールに配される鎖編糸よりも太い鎖編糸が配されている。また、その反対側でテープ主体部の最も外側縁に配される編糸にも、その他のテープ主体部に配される編糸よりも太い編糸が使用されている。
従って、特許文献2のファスナーテープは、エレメント取付部の縁部が太い編糸で補強されているため、ファスナーエレメントを安定して装着することが可能となる。更に、テープ主体部は伸縮可能な編組織であるから、被着物に順応した縫製手段を用いることができる。しかも、テープ主体部の縁部が二種の太い編糸の交絡によって補強されているため、テープの破損を防ぐとともに、被着物への縫着を体裁良く行えるといった利点も得られる。
一方、上述のようなファスナーテープに連続状のファスナーエレメント列を縫工により取り付けたスライドファスナーの他に、例えば、2列の針床を有するダブル経編機を使用してファスナーテープを編成すると同時に、そのエレメント取付部に連続状のファスナーエレメント列を編込むことにより取り付けた編込みスライドファスナーが知られている。このような編込みスライドファスナーの一例が、例えば特許第3396335号公報(特許文献3)や特開2005−230040号公報(特許文献4)等に記載されている。
前記特許文献3に記載のスライドファスナーでは、テープ主体部が、鎖編糸と、トリコット編糸と、4ウェールに跨って挿入される緯挿入糸とから構成されている。また、エレメント取付部は、トリコット編糸と、緯挿入糸と、エレメント取付部の最外側に配される鎖編糸とにより編成される地組織に、緻密なダブル鎖編組織で編成される固定用鎖編糸がファスナーエレメント列を編み込んで固定している。
特に、特許文献3では、複数の固定用鎖編糸のうち、ファスナーエレメントの噛合頭部寄りの固定用鎖編糸の太さを、残りの固定用鎖編糸の太さよりも太くしている。それとともに、固定用鎖編糸のニードルループがエレメントの上脚部の上面を押し付けるようにし、且つ、そのシンカーループでエレメントの上下脚部を強力に締め付けるようにしている。これにより、最も太い前記固定用鎖編糸のエレメントに対する締付け力及び接触面積が増加して、エレメントがファスナーテープに強固に取付けられる。更に、特許文献3によれば、エレメントの上下脚部の取付状態がより安定化し、例えばスライドファスナーのファスナー面に対して強力な折曲げ力や突上げ力が作用した場合でも、ファスナーエレメント列の噛合割れを防止できるとしている。
しかし、特許文献3のようなダブル経編機を用いてファスナーテープを編成する場合には、ダブル組織の鎖編糸、シングルの鎖編糸、トリコット編糸などを交絡して1本のニードルにより編目を作るため、連続状のファスナーエレメント列を固定用編糸で固定する際にニードルにかかる負荷が非常に大きくなる。このため、ニードルの折損や各編糸に目飛びなどが頻繁に発生し、高速編成が極めて難しい状況にあった。また、前記特許文献3の編込みスライドファスナーのように、エレメント固定用のダブル鎖編糸にてエレメントの頭部側の脚部部分を強固に固定する場合には、編糸が補強されて噛合強度が高くなる反面、開閉時のエレメントの動きが少なくなるため、スライダーの摺動操作が重くなる傾向があるといった不具合もあった。
そこで、このような問題を解消するために、前記特許文献4に記載されている編込みスライドファスナーにおいては、エレメント取付部がシングル組織からなる地鎖編糸とダブル組織からなる3本以上の固定用鎖編糸とから基本的に構成されている。また、ダブル組織の固定用鎖編糸は、一方のニードルループが連続状ファスナーエレメント列の脚部を跨いで押え付けるとともに、他方のニードルループが地編糸のニードルループと絡み合わせて連続状ファスナーエレメント列を載置する地組織を構成している。
このような特許文献4に記載の編込みスライドファスナーであれば、ダブル組織及びシングル組織が共に鎖編組織により構成され、しかも各ニードルでは2本以上の編糸の交絡がない。このため、編成時にニードルに過負荷がかからずに、折損や目飛びなどの発生を防止できる。また、特許文献4では、ダブル編糸及びシングル編糸が同じ鎖編組織により編成されるため、編機では余分な運動が不要となり、高速運転が可能になる。
更に、固定用鎖編糸と地鎖編糸とからエレメント取付部の地組織を構成しているので、エレメント取付部では長手方向の伸長が適度に抑えられる。その上、固定用鎖編糸のニードルループがファスナーエレメントの上下両面に配されるとともに、シンカーループがファスナーエレメントを挟み込むことによりファスナーエレメントを締付け固定している。このため、ファスナーエレメント列の取付強度が高く、しかもファスナーエレメントの表面部分が柔らかくなり、スライダーの摺動性も向上するとしている。
特開昭55−10918号公報 特許第3439574号公報 特許第3396335号公報 特開2005−230040号公報
近年、スライドファスナーの用途は、衣類やかばん類を始め、様々な分野に拡大してきている。このため、スライドファスナーには、その用途に応じた特徴や機能を持たせることが求められており、ファスナーテープに対しても様々な特徴や風合いを持たせることが望まれている。
しかしながら、従来のファスナーテープは、細幅のテープを編成する経編機の編成空間が非常に狭小であることや、ニードルの強度上の問題から、ファスナーテープの経編組織が特定の種類に限定されてしまい、テープ自体に新たな特徴や優位性を付与することが難しかった。例えば、前記特許文献1や特許文献2等のように、ファスナーテープのエレメント取付部に、鎖編糸とともにトリコット編糸やシングルコード編糸のような2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行する編糸を配した場合、同エレメント取付部に更に緯挿入糸を挿入することが難しく、エレメント取付部の強度をある程度以上に大きくすることができなかった。
一般に、スライドファスナーは、ファスナーエレメントのサイズが大きくなる程、ファスナーテープに求められる強度もより高くなる。従って、上記のようなエレメント取付部に緯挿入糸が挿入されていないファスナーテープは、その強度に限界があるため、取り付け可能なファスナーエレメントのサイズも限定されてしまうという欠点があった。このため、従来のシングル組織のファスナーテープは、例えばチェーン幅が7mm以上となるスライドファスナーのファスナーテープとして用いられることはなかった。
また、特許文献2に別の実施例として記載されているファスナーテープのように、エレメント取付部の編組織を鎖編糸と二目編糸で構成した場合は、同エレメント取付部に緯挿入糸を挿入することが可能である。しかしこの場合、鎖編糸は、ウェール方向に平行なシンカーループしか形成されず、また、二目編糸は、ウェール方向及びコース方向に平行なシンカーループしか形成されないため、エレメント取付部には、例えばトリコット編糸やシングルコード編糸のような隣接する各コース間で2以上のウェールに跨って斜めに走行するシンカーループが存在しない。
このため、エレメント取付部にトリコット編糸やシングルコード編糸が配された前記特許文献1のようなファスナーテープの場合では、例えばスライドファスナーの噛合時に横引き力が加えられた際に、エレメント取付部が幅方向に伸長するとともに、トリコット編糸やシングルコード編糸の斜めに走行するシンカーループによりエレメント取付部が長手方向に収縮する。これにより、ファスナーエレメント列の各エレメント間の間隔が狭められるため、左右のエレメント列の噛合強度が高くなる。従って、ファスナーテープに横引き力が加えられても噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
しかし、前記特許文献2に別の実施例として記載されているように、エレメント取付部が鎖編糸、二目編糸、及び緯挿入糸で形成されている場合、上述のように、エレメント取付部にシングルコード編糸等のような隣接する各コース間で2以上のウェールに跨って斜めに走行するシンカーループが存在しないため、ファスナーテープに横引き力が加えられても、エレメント取付部が長手方向に収縮しない。このため、左右のエレメント列の噛合強度を高めることができず、横引き力を受けた際に噛合割れが発生することがあった。
一方、例えば前記特許文献3や特許文献4などのように、エレメント取付部がダブル編組織で構成されている場合には、エレメント取付部の肉厚が必然的に厚くなるため、編物が本来有する柔らかさが損なわれてしまうという問題もあった。このため、従来では、ファスナーテープに柔らかさを持たせるために、編糸を細くしてテープの肉厚を薄くする等の工夫が行われていた。
しかしこの場合、スライドファスナーに柔らかさが得られる反面、エレメント取付部の強度が低下するという不具合があった。また、このようなエレメント取付部の強度低下を防ぐために、例えばエレメント取付部の編糸にハイマルチ糸を使用する等のように材質面での強化を図ることも可能であるが、その一方で、材料コストへの負担が大きくなるという問題もあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、編物が本来有する柔らかさを維持しつつ、エレメント取付部におけるテープ長手方向への伸長を抑制するとともにエレメント取付部の強度が向上しており、またスライドファスナーに用いた際に噛合割れの発生を防ぐことが可能なスライドファスナー用のファスナーテープ、及びファスナーストリンガーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるファスナーテープは、基本的な構成として、テープ主体部の一側縁に沿って複数のウェールからなるエレメント取付部が一体に編成されてなる経編組織からなるスライドファスナー用の細幅ファスナーテープであって、前記エレメント取付部に、少なくとも、隣り合う2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸と、隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸と、が配されていることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係るファスナーテープの一態様として、前記エレメント取付部は、トリコット編糸と、鎖編糸と、シングルコード編糸とから形成される編組織により構成されていることが好ましい。
また、前記エレメント取付部の各コース間において、前記シングルコード編糸のシンカーループと前記緯挿入糸とが互いに交差し、同エレメント取付部の最も外側に形成される第1ウェールに前記シングルコード編糸と前記緯挿入糸とが交互に配されていることが好ましい。更にこの場合、前記緯挿入糸は、前記シングルコード編糸が走行するウェール数よりも1つ以上少ないウェール間に跨って挿入されていることが好ましい。
本発明において、前記エレメント取付部には、経挿入糸が更に挿入されていることが好ましい。
一方、本発明に係るファスナーテープの別の態様として、前記エレメント取付部は、トリコット編糸と、トリコット型二目編糸と、一部のウェールに配される鎖編糸とから形成される編組織により構成されていることが好ましい。
また、前記エレメント取付部の各コース間において、前記トリコット型二目編糸のシンカーループと前記緯挿入糸とが互いに交差し、同エレメント取付部の最も外側に形成される第1ウェールに前記トリコット型二目編糸と前記緯挿入糸とが交互に配されていることが好ましい。更にこの場合、前記緯挿入糸は、前記トリコット型二目編糸が走行するウェール数よりも1つ以上少ないウェール間に跨って挿入されていることが好ましい。
本発明において、前記エレメント取付部には、経挿入糸が更に挿入されていることが好ましい。
そして、本発明によれば、前記構成を備えるファスナーテープの前記エレメント取付部にファスナーエレメント列が取り付けられているファスナーストリンガーが提供される。
本発明に係るスライドファスナー用の細幅ファスナーテープでは、エレメント取付部に、少なくとも、隣り合う2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸と、隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸と、が配されている。
細幅のファスナーテープを編成する従来の経編機は、その編成空間が狭いことや、ニードルの強度上の問題から、前述のように、ファスナーテープの経編組織が特定の種類に限定されていた。しかし、本発明者等は、経編機の構造等について鋭意研究を重ねた結果、狭い編成空間内にあっても、従来よりも各編目に交絡させる編糸の数や挿入糸の数を増やして細幅のファスナーテープを編成することが可能な新規のクロッシェ編機を開発することに成功した。そして、この新規のクロッシェ編機を用いてファスナーテープを編成することにより、その作製されたファスナーテープは、従来では得ることができなかった優れた品質を有していることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、エレメント取付部に、少なくとも、例えばトリコット編糸、シングルコード編糸、又はトリコット型二目編糸のように隣り合う2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸と、隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸とが配されている本発明のファスナーテープは、前記経編糸の存在により、エレメント取付部の長手方向への伸長を抑制し、各エレメント間の間隔が大きくなることを防いで、エレメントのピッチを安定させることができる。なお、本発明でいうトリコット型二目編糸とは、各コースで隣接する2つのウェールにそれぞれニードルループを形成しながらジグザグ状に配され、例えば2−4/2−0の編組織を構成する編糸をいう(図9を参照)。
また、前記緯挿入糸の存在により、エレメント取付部の強度が向上するため、糸のほつれが生じ難く、更に、例えばチェーン幅が7mm以上となるスライドファスナー等に対して使用することが可能となり、その用途を大きく拡大させることができる。更に、本発明のファスナーテープは、エレメント取付部の肉厚が例えば前記ダブル編組織のように厚くなることもないため、編物が本来有する柔らかさを十分に備えたものとなる。
また、本発明のファスナーテープは、エレメント取付部が、トリコット編糸と、鎖編糸と、シングルコード編糸とから形成される編組織により構成されている。このようなファスナーテープは、エレメント取付部の長手方向への伸長を効果的に抑制することができ、例えばファスナーエレメントの縫着作業を安定して行うことができ、また、各エレメント間の間隔が大きくなることも防げる。
更に、本発明のファスナーテープでは、前記エレメント取付部の各コース間において、シングルコード編糸のシンカーループと緯挿入糸とが互いに交差しており、また、エレメント取付部の最も外側に形成される第1ウェールにシングルコード編糸と緯挿入糸とが交互に配されている。これにより、緯挿入糸の存在が、シングルコード編糸が配されていない部分の糸密度を高めるため、エレメント取付部の強度を更に向上させることができる。従って、得られたファスナーテープに連続状のファスナーエレメント列を縫工により取り付けた後、そのファスナーテープに強い横引き力が加えられても、ファスナーエレメント列の縫糸が刺通しているエレメント取付部の部分で裂損が生じるのを防ぐことができる。
この場合、本発明では、前記緯挿入糸が、シングルコード編糸が走行するウェール数よりも1つ以上少ないウェール間に跨って挿入されている。これにより、例えばスライドファスナーの噛合時に横引き力が加えられたときに、エレメント取付部では、シングルコード編糸が緯挿入糸に拘束されることなくファスナーテープの長手方向に収縮するように変位する。その結果、ファスナーエレメント列の各エレメント間の間隔を狭めて、左右のエレメント列の噛合強度を高めることができ、テープに横引き力が加えられても噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
また、前記ファスナーテープは、エレメント取付部に経挿入糸を更に挿入することが可能であり、これにより、エレメント取付部の長手方向への伸長を一層抑えるとともに、エレメント取付部の強度をより向上させることができる。
次に、本発明に係る別の態様のファスナーテープは、エレメント取付部が、トリコット編糸と、トリコット型二目編糸と、一部のウェールに配される鎖編糸とから形成される編組織により構成されている。このようなファスナーテープは、エレメント取付部の長手方向への伸長を効果的に抑制することができ、例えばファスナーエレメントの縫着作業を安定して行うことができ、また、各エレメント間の間隔が大きくなることも防げる。
更に、前記エレメント取付部の各コース間において、トリコット型二目編糸のシンカーループと緯挿入糸とが互いに交差しており、また、エレメント取付部の最も外側に形成される第1ウェールにトリコット型二目編糸と緯挿入糸とが交互に配されている。これにより、緯挿入糸の存在が、トリコット型二目編糸が配されていない部分の糸密度を高めるため、エレメント取付部の強度を向上させることができる。従って、前述と同様に、ファスナーテープにファスナーエレメント列を縫着した後に、そのファスナーテープに強い横引き力が加えられても、縫糸が刺通している部分で裂損の発生を防ぐことができる。
この場合、本発明では、前記緯挿入糸が、トリコット型二目編糸が走行するウェール数よりも1つ少ないウェール間に跨って挿入されている。これにより、例えばスライドファスナーの噛合時に横引き力が加えられたときに、各エレメント間の間隔が狭められる。従って、テープに横引き力が加えられても、左右のエレメント列の噛合強度を高めることができるため、噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
また、前記ファスナーテープは、エレメント取付部に経挿入糸を更に挿入することが可能であり、これにより、エレメント取付部の長手方向への伸長を一層抑えるとともに、エレメント取付部の強度をより向上させることができる。
そして、本発明により提供されるファスナーストリンガーは、前記構成を備えたファスナーテープのエレメント取付部にファスナーエレメント列が取り付けられたものである。このため、本発明のファスナーストリンガーは、編物が本来有する柔らかさを維持しつつ、エレメント取付部の長手方向への伸長が効果的に抑制される。また、エレメント取付部が従来よりも優れた強度を有しており、糸のほつれが生じ難く、更に例えば従来よりもチェーン幅が大きいスライドファスナー等に対して適用可能となるため、ファスナーストリンガーの用途を大きく拡大させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する実施例に限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
例えば、以下の各実施例では、ファスナーテープの経編組織を具体的に説明している。しかし、本発明では、エレメント取付部に、少なくとも、2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸と、隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸とが配されていれば良く、下記各実施例で示している編糸以外の編糸を用いてファスナーテープを編成することも可能である。
図1〜図3は、本発明の実施例1に係るスライドファスナー用のファスナーテープを示している。図1は、同ファスナーテープの全体の経編組織を示す編組織図であり、図2は、同ファスナーテープに使用する各構成編糸の編組織図であり、図3は、同ファスナーテープに連続状ファスナーエレメント列を取り付けたファスナーストリンガーの断面を模式的に示す断面図である。
本実施例1に係るファスナーテープ1は、3つの経糸ガイドバーを所定空間内で互いに干渉させることなく独立して駆動させることにより細幅テープを編成可能なクロッシェ編機を用いて編成可能な経編組織からなるテープである。この本実施例1のファスナーテープ1は、図1に示したように、全幅が第1ウェールW1〜第14ウェールW14により構成されており、第5ウェールW5〜第10ウェールW10がテープ主体部3を形成している。また、テープ主体部3の一側縁に沿って第1ウェールW1〜第4ウェールW4よりなるエレメント取付部2が形成され、テープ主体部3の反対側の側縁に沿って第11ウェールW11〜第14ウェールW14よりなる耳部4が形成されている。
前記テープ主体部3は、図2に示すような1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸11と、1−0/0−1の開き目の鎖編糸12と、シンカーループが4つのウェールに跨って走行する3−4/1−0の閉じ目のシングルコード編糸13とにより編成されており、このテープ主体部3の経編組織の各編目は、上記3つの編糸11,12,13のニードルループを交絡して形成されている。
なお、本実施例において、シングルコード編糸13は上記のように閉じ目で編成されている。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば図4に示すように4−3/0−1の開き目のシングルコード編糸13’で編成することが可能であり、また、テープ主体部3を構成するトリコット編糸11及び鎖編糸12についても、閉じ目又は開き目を任意に選択することができる。
前記エレメント取付部2は、上述のテープ主体部3の編組織に、第1ウェールW1〜第3ウェールW3に跨ってジグザグ状に挿入される0−0/3−3の1本の緯挿入糸14と、第1ウェールW1〜第4ウェールW4の各ウェールで経方向にジグザグ状に挿入される0−0/1−1の経挿入糸15とが編成されて構成されている。
即ち、本実施例1では、エレメント取付部2に、前記緯挿入糸14が配されているとともに、2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸として、トリコット編糸11及びシングルコード編糸13が配されている。
また、このエレメント取付部2では、前記緯挿入糸14が、その地組織を構成する前記シングルコード編糸13のシンカーループと各コース間において交差するように挿入されている。更に、これらのシングルコード編糸13と緯挿入糸14とは、第1ウェールW1に交互に配されるように編成されている。これにより、エレメント取付部2において、シングルコード編糸13が配されていない部分には緯挿入糸14が配されるようになるため、部分的な糸密度の低下を防いで、エレメント取付部2の強度を向上させている。なお、この場合、緯挿入糸14がトリコット編糸11及びシングルコード編糸13で隠れるように挿入されることにより、トリコット編糸11及びシングルコード編糸13により形成されるサテン模様をファスナーテープ1に表出することが可能となる。
特に、エレメント取付部2には、各ウェールに経挿入糸15が挿入されているとともに、テープ主体部3に隣接する第4ウェールW4上の各編目は、トリコット編糸11、鎖編糸12、及びシングルコード編糸13の3つのニードルループを交絡して形成されている。このため、エレメント取付部2の強度は、より一層高められている。
前記耳部4は、エレメント取付部2と同様の編組織で構成されている。即ち、テープ主体部3の編組織に、第12ウェールW12〜第14ウェールW14の3ウェールに跨って挿入される緯挿入糸14と、第11ウェールW11〜第14ウェールW14の各ウェールで経方向に挿入される経挿入糸15とが編成されて構成されている。また、シングルコード編糸13と緯挿入糸14とは、耳部4の各コース間において互いに交差し、且つ、最外縁の第14ウェールW14で交互に配されるように編成されている。
このようにファスナーテープ1のエレメント取付部2と耳部4とを同じ編組織で構成することにより、ファスナーテープ1の左右端縁部における編組織のバランスが取れるため、テープにねじれや湾曲が生じることを防いで、そのテープ形状を安定させることができる。また、必要に応じて、エレメント取付部2ではなく、耳部4にエレメント列を取り付けることが可能であり、ファスナーテープ1の利便性が向上する。
なお、本発明において、ファスナーテープ1に用いられる各編糸11、12、13及び各挿入糸14,15の材質や太さについては特に限定されるものではなく、従来から一般的に使用されているマルチフィラメント糸やテクスチャード糸等を用いることができ、用途等に応じて任意に選択することができる。
以上のような本実施例1のファスナーテープ1は、エレメント取付部2の長手方向への伸長が抑制され、また、エレメント取付部2の強度も、従来の前記特許文献1や特許文献に記載されているようなシングル組織の細幅ファスナーテープに比べて向上している。従って、従来のファスナーテープでは強度不足のために用いることができなかったチェーン幅が7mm以上となるスライドファスナー等に適用することが可能となり、その用途を大幅に拡大できる。
また、このようなファスナーテープ1は、強度が向上しているにも関わらず、編物が本来有している柔らかさが殆ど損なわれておらず、また、糸のほつれが発生しにくくなり、従来のファスナーテープでは得られない特徴や優位性を有している。更に、例えばファスナーテープ1を構成する編糸に安価なローカウント糸(太番手糸)を用いることにより、ファスナーテープ1の強度を一層向上させるとともに、ファスナーテープのコストダウンを図ることが可能となる。
そして、上記本実施例1のファスナーテープ1に、モノフィラメントから成形された連続状のファスナーエレメント列41を取り付けることにより、図3に示すようなファスナーストリンガー5が作製される。この場合、先ず、コイル状に成形されたエレメント列41の中空部に芯紐42を挿通し、同エレメント列41をその噛合頭部43をテープ外側に向けてファスナーテープ1のエレメント取付部2の所定位置に載置する。次に、第1ウェールW1と第2ウェールW2との間の溝部44a、及び第2ウェールW2と第3ウェールW3との間の溝部44bにミシン針を刺通することにより、縫着糸45として2本のニードル糸45aとルーパー糸45bとが各エレメント41aの上脚部46及び下脚部47を締め付けるようにして、エレメント列41及び芯紐42をファスナーテープ1に縫着する。このとき、エレメント取付部2の前記各溝部44a,44bにはニードル糸45aがそれぞれ配置される。
上記のようにして作製されたファスナーストリンガー5では、ファスナーテープ1のエレメント取付部2にシングルコード編糸13と緯挿入糸14とが上述のように配されていることにより、糸密度の部分的な低下を防いでエレメント取付部2の強度を高めている。従って、ファスナーストリンガー5に強い横引き力が加えられても、ニードル糸45aが刺通している部分でファスナーテープ1に裂損が生じることを防ぐことができる。また、エレメント取付部2の緯挿入糸14及び経挿入糸15が挿入されている第1ウェールW1〜第3ウェールW3では、テープの長手方向にも幅方向にも伸長が抑制されるため、エレメント列41の取付状態が安定している。このため、ファスナーストリンガー5を長期に渡り安定して使用することが可能となる。
更に、本実施例1のファスナーテープ1では、エレメント取付部2に配される緯挿入糸14が、シングルコード編糸13が走行するウェール数よりも1つ少ない3つのウェール間に跨って挿入されている。このため、ファスナーストリンガー5に横引き力が加えられたときに、シングルコード編糸13及び緯挿入糸14が互いに拘束されることはないので、ファスナーストリンガー5のエレメント取付部2(第1ウェールW1〜第4ウェールW4)はテープ幅方向に若干伸長するとともに長手方向で収縮し、その結果、連続状のエレメント列41における各エレメント間隔が短くなる。
これにより、例えば左右一組の前記ファスナーストリンガー5にスライダーを挿通して、左右の対向するファスナーエレメント列41を噛合した場合に、エレメント噛合時に左右のファスナーテープ1に対して横引き力が加えられても、エレメント間隔が短くなることによってその噛合強度が高められるため、噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
なお、本実施例1の変形例となるファスナーテープ1’を図5に示す。この図5に示したファスナーテープ1’は、エレメント取付部2の構成(編組織)が図1に示した実施例1のファスナーテープ1と同一であるが、テープ主体部3’の構成(編組織)が実施例1のファスナーテープ1と異なっている。
即ち、図5に示したファスナーテープ1’のテープ主体部3’は、1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸11と、シンカーループが4つのウェールに跨って走行する3−4/1−0の閉じ目のシングルコード編糸13とにより編成されており、1−0/0−1の開き目の鎖編糸12が省略されている。
このようなファスナーテープ1’であっても、エレメント取付部2の長手方向への伸長が抑制され、また、エレメント取付部2の強度も従来に比べて向上しているため、実施例1のファスナーテープ1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。また、このファスナーテープ1’は、テープ主体部に鎖編糸12が配されていないため、実施例1のファスナーテープ1に比べて、テープ主体部の強度は劣るものの、テープ主体部の伸縮性が向上する。このため、例えばスライドファスナーを衣類等の被着物へ取り付ける際に、取り付けを体裁良く行うことができ、また、被着物の伸縮あるいは湾曲動作にも容易に順応することができる。
次に、本発明の実施例2に係るファスナテープについて説明する。ここで、図6は、本実施例2のファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図であり、図7は、同ファスナーテープに連続状ファスナーエレメント列を取り付けたファスナーストリンガーの断面を模式的に示す断面図である。なお、本実施例2、及びその後に説明する実施例3及び4では、前記実施例1と同様の構成を有する編糸や部材については、同じ符号を用いることによってその説明を省略して、前記実施例1と異なる構成を中心に説明を行う。
図6に示した本実施例2のファスナーテープ21は、経編組織を有するテープ主体部23の一側縁に沿って第1ウェールW1〜第3ウェールW3よりなるエレメント取付部22が形成されており、また、同テープ主体部23の他側縁には図示していない耳部が形成されている。
本実施例2のファスナーテープ21では、そのテープ主体部23が、前記実施例1と同様の編組織を形成するトリコット編糸11及び鎖編糸12と、シンカーループが3つのウェールに跨って走行する2−3/1−0の閉じ目のシングルコード編糸16とにより編成されており、各編目には上記3つの編糸11,12,16のニードルループが交絡している。なお、これらのトリコット編糸11、鎖編糸12、及びシングルコード編糸16は、前記実施例1と同様に、閉じ目又は開き目を任意に選択することができる。
前記エレメント取付部22は、前記実施例1よりも1ウェール少ない3つのウェールW1〜W3で構成されている。また、エレメント取付部22は、本実施例2のテープ主体部23の編組織に、第1ウェールW1及び第2ウェールW2に跨ってジグザグ状に走行する0−0/2−2の1本の緯挿入糸17と、第1ウェールW1〜第3ウェールW3の各ウェールで経方向にジグザグ状に走行する0−0/1−1の経挿入糸15とが挿入されている。
即ち、本実施例2でも、エレメント取付部22に、前記緯挿入糸17が配されているとともに、2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸として、トリコット編糸11及びシングルコード編糸16が配されている。
また、エレメント取付部22において、緯挿入糸17は、シングルコード編糸16と各コース間において交差するように挿入されており、更に、シングルコード編糸16と緯挿入糸17とが第1ウェールW1に交互に配されるように編成されている。これにより、部分的な糸密度の低下を防いで、エレメント取付部22の強度を向上させている。なお、本実施例2において不図示の耳部は、エレメント取付部22とは反対側のテープ主体部23の側縁に沿って、上記エレメント取付部22と同様の編組織で3ウェールに渡って形成されている。これにより、ファスナーテープ21の左右のバランスをとるとともにテープの利便性を向上させている。
このような本実施例2のファスナーテープ21は、編物本来の柔らかさを保持するとともに、エレメント取付部22の長手方向への伸長が抑制され、また、エレメント取付部22の強度も、従来のシングル組織の細幅ファスナーテープに比べて向上している。従って、前記実施例1と同様に、糸のほつれが発生しにくく、また、チェーン幅が7mm以上となるスライドファスナー等に適用することが可能である。
そして、本実施例2のファスナーテープ21に、連続状のファスナーエレメント列41を取り付けることにより、図7に示すようなファスナーストリンガー25が作製される。なお、ファスナーエレメント列41の取り付けは、基本的に前記実施例1と同様の方法で行うことができるが、本実施例2のファスナーテープ21は上述のようにエレメント取付部22が3つのウェールW1〜W3で構成されているため、第1及び第2ウェールW1,W2間の溝部44aのみにミシン針を刺通させて、同溝部44aに配される1本のニードル糸45aとルーパー糸45bとにより、エレメント列41及び芯紐42をファスナーテープ21に縫着している。
このようにして作製されたファスナーストリンガー25は、前記実施例1のファスナーストリンガー5と同様の効果を得ることができる。即ち、エレメント取付部22の強度が高いため、強い横引き力が加えられても、ニードル糸45aが刺通している部分で裂損が生じることを防ぐことができる。また、エレメント噛合時に左右のファスナーテープ21に横引き力が加えられても、エレメント取付部22が長手方向に収縮してエレメント列41の各エレメント間隔が短くなるため、結果的に噛合強度が高められて噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
図8及び図9は、本発明の実施例3に係るファスナーテープを示している。図8は、本実施例3のファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図であり、図9は、同ファスナーテープに使用する各構成編糸の編組織図である。
本実施例3に係るファスナーテープ31は、テープ主体部33の一側縁に沿って第1ウェールW1〜第4ウェールW4からなるエレメント取付部32が形成されており、また、同テープ主体部33の他側縁には図示していない耳部が形成されている。
前記テープ主体部33は、図9に示すような1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸11と、4つのウェールに跨って編目を形成する2−4/2−0のトリコット型二目編糸18とにより編成されて経編組織を構成している。
前記エレメント取付部32は、上述のテープ主体部33の編組織に、1−0/0−1の開き目の鎖編糸12が第1及び第2ウェールW1,W2に配されて交絡し、更に、第1ウェールW1〜第3ウェールW3に跨ってジグザグ状に挿入される1本の緯挿入糸14と、第1ウェールW1〜第4ウェールW4の各ウェールで経方向にジグザグ状に挿入される経挿入糸15とが編成されて構成されている。
即ち、本実施例3では、エレメント取付部32に、前記緯挿入糸14が配されているとともに、2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸として、トリコット型二目編糸18が配されている。
また、本実施例3では、鎖編糸12を第1及び第2ウェールW1,W2に配することにより、テープ側縁部の形状を安定させており、また、前記実施例1では第3及び第4ウェールW3,W4に配していた鎖編糸12を省略することにより、ファスナーテープの肉厚がウェールW3,W4にて部分的に厚くなることを防いでいる。
また、このエレメント取付部32では、前記緯挿入糸14が、トリコット型二目編糸18のシンカーループと各コース間において交差するように挿入されており、更に、トリコット型二目編糸18と緯挿入糸14とが第1ウェールW1に交互に配されるように編成されている。これにより、エレメント取付部32においては、トリコット型二目編糸18が配されていない部分に緯挿入糸14が配されるようになるため、部分的な糸密度の低下を防いで、エレメント取付部32の強度を向上させている。
なお、本実施例3において、耳部は、テープ主体部33の他側縁側の4ウェールにおいて、上記エレメント取付部32と同様の編組織で構成されており、ファスナーテープ31の左右のバランスをとるとともに、テープの利便性を向上させている。
以上のような本実施例3のファスナーテープ31は、編物本来の柔らかさを保持している。それとともに、エレメント取付部32の長手方向への伸長が抑制され、また、エレメント取付部32の強度も、従来のシングル組織の細幅ファスナーテープに比べて向上している。従って、前記実施例1と同様に、糸のほつれが発生しにくく、また、チェーン幅が7mm以上となるスライドファスナー等に使用することが可能となり、その用途を大きく拡大させることができる。
更に、本実施例3のファスナーテープ31に、連続状のファスナーエレメント列41を前記実施例1と同様にして取り付けることによって、ファスナーストリンガーが作製される。このファスナーテープ31から作製されたファスナーストリンガーであれば、エレメント取付部32の強度がトリコット型二目編糸18と緯挿入糸14とにより高められているため、ニードル糸が刺通している部分で裂損が生じることを防ぐことができる。
更に、本実施例3のファスナーテープ31では、エレメント取付部32に配される緯挿入糸14が、トリコット型二目編糸18が配されるウェール数よりも1つ少ない3つのウェール間に跨って挿入されている。従って、例えばエレメント噛合時に左右のファスナーテープ31に横引き力が加えられても、前記実施例1の場合と同様に、ファスナーテープ31のエレメント取付部32が長手方向に収縮して各エレメント間隔が短くなるため、結果的に噛合強度が高められて噛合割れの発生を防ぐことが可能となる。
図10は、本発明の実施例4に係るファスナーテープ51の経編組織を部分的に示す編組織図である。
本実施例4に係るファスナーテープ51は、テープ主体部53の一側縁に沿って第1ウェールW1〜第4ウェールW4からなるエレメント取付部52が形成されており、また、同テープ主体部53の他側縁には図示していない耳部が形成されている。
前記テープ主体部53は、前記実施例1と同じ編組織を有している。即ち、このテープ主体部53は、1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸11と、1−0/0−1の開き目の鎖編糸12と、シンカーループが4つのウェールに跨って走行する3−4/1−0の閉じ目のシングルコード編糸13とにより編成されている。
前記エレメント取付部52は、上述のテープ主体部53の編組織に、第1ウェールW1〜第3ウェールW3と、第2ウェールW2〜第4ウェールW4とに跨ってジグザグ状に挿入される0−0/3−3の2本の緯挿入糸14と、第1ウェールW1〜第4ウェールW4の各ウェールで経方向にジグザグ状に挿入される0−0/1−1の経挿入糸15とが編成されて構成されている。
即ち、本実施例4では、エレメント取付部52に、2本の前記緯挿入糸14が配されているとともに、2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸として、トリコット編糸11及びシングルコード編糸13が配されている。
また、エレメント取付部52において、2本の緯挿入糸14は、シングルコード編糸16と各コース間において交差するように挿入されており、更に、シングルコード編糸16と、第1ウェールW1〜第3ウェールW3を走行する緯挿入糸14とが第1ウェールW1に交互に配されるように編成されている。これにより、部分的な糸密度の低下を防いで、エレメント取付部52の強度を向上させている。
このような本実施例4のファスナーテープ51は、編物本来の柔らかさを保持するとともに、エレメント取付部52の長手方向への伸長が抑制される。また、エレメント取付部52には2本の緯挿入糸14が挿入されているため、エレメント取付部52の強度は、実施例1のファスナーテープ1よりも更に向上している。
そして、本実施例4のファスナーテープ51に、連続状のファスナーエレメント列41を前記実施例1と同様にして取り付けることによって、ファスナーストリンガーが作製される。このファスナーテープ51から作製されたファスナーストリンガーは、エレメント取付部52の強度が非常に高いため、ファスナーストリンガーに強い横引き力が加えられても、エレメント取付部52に裂損が生じることを効果的に防ぐことができる。また、エレメント取付部52の第1ウェールW1〜第4ウェールW4に渡って緯挿入糸14及び経挿入糸15が挿入されているため、テープの長手方向にも幅方向にも伸長が抑制され、エレメント列41の取付状態が非常に安定している。このため、ファスナーストリンガー5を長期に渡り安定して使用することが可能となる。
本発明は、連続状のファスナーエレメント列が縫着されることによりスライドファスナーのファスナーストリンガーとして用いられるスライドファスナー用のファスナーテープ、及び、そのファスナーストリンガーに有効に適用される。
実施例1のファスナーテープの全体の経編組織を示す編組織図である。 同ファスナーテープに使用する各構成編糸の編組織図である。 同ファスナーテープに連続状ファスナーエレメント列を取り付けたファスナーストリンガーの断面を模式的に示す断面図である。 実施例1に用いることができる別のシングルコード編糸の編組織図である。 実施例1の変形例におけるファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図である。 実施例2のファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図である。 同ファスナーテープに連続状ファスナーエレメント列を取り付けたファスナーストリンガーの断面を模式的に示す断面図である。 実施例3のファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図である。 同ファスナーテープに使用する各構成編糸の編組織図である。 実施例4のファスナーテープの経編組織を部分的に示す編組織図である。
符号の説明
1,1’ ファスナーテープ
2 エレメント取付部
3,3’ テープ主体部
4 耳部
5 ファスナーストリンガー
11 トリコット編糸
12 鎖編糸
13,13’ シングルコード編糸
14 緯挿入糸
15 経挿入糸
16 シングルコード編糸
17 緯挿入糸
18 トリコット型二目編糸
21 ファスナーテープ
22 エレメント取付部
23 テープ主体部
25 ファスナーストリンガー
31 ファスナーテープ
32 エレメント取付部
33 テープ主体部
41 ファスナーエレメント列
41a エレメント
42 芯紐
43 噛合頭部
44a,44b 溝部
45 縫着糸
45a ニードル糸
45b ルーパー糸
46 上脚部
47 下脚部
51 ファスナーテープ
52 エレメント取付部
53 テープ主体部
W1〜W14 第1ウエール〜第14ウエール

Claims (10)

  1. テープ主体部(3,23,33,53)の一側縁に沿って複数のウェールからなるエレメント取付部(2,22,32,52)が一体に編成されてなる経編組織からなるスライドファスナー用の細幅ファスナーテープ(1,21,31,51)であって、
    前記エレメント取付部(2,22,32,52)に、少なくとも、
    隣り合う2以上のウェールに渡って、ニードルループを形成しながらジグザグに走行し、前記ニードルループが1つのウェール上で1コースおきの他の編糸のニードルループと交絡する経編糸(11,13,16,18)と、
    隣り合う2以上のウェールに渡って走行する緯挿入糸(14,17)と、
    が配されてなることを特徴とするファスナーテープ。
  2. 前記エレメント取付部(2,22,52)は、トリコット編糸(11)と、鎖編糸(12)と、シングルコード編糸(13,16)とから形成される編組織により構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のファスナーテープ。
  3. 前記エレメント取付部(2,22,52)の各コース間において、前記シングルコード編糸(13,16)のシンカーループと前記緯挿入糸(14,17)とが互いに交差し、同エレメント取付部(2,22,52)の最も外側に形成される第1ウェール(W1)に前記シングルコード編糸(13,16)と前記緯挿入糸(14,17)とが交互に配されてなることを特徴とする請求項2記載のファスナーテープ。
  4. 前記緯挿入糸(14,17)は、前記シングルコード編糸(13,16)が走行するウェール数よりも1つ以上少ないウェール間に跨って挿入されてなることを特徴とする請求項3記載のファスナーテープ。
  5. 前記エレメント取付部(2,22,52)に、経挿入糸(15)が更に挿入されてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のファスナーテープ。
  6. 前記エレメント取付部(32)は、トリコット編糸(11)と、トリコット型二目編糸(18)と、一部のウェールに配される鎖編糸(12)とから形成される編組織により構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のファスナーテープ。
  7. 前記エレメント取付部(32)の各コース間において、前記トリコット型二目編糸(18)のシンカーループと前記緯挿入糸(14)とが互いに交差し、同エレメント取付部(32)の最も外側に形成される第1ウェール(W1)に前記トリコット型二目編糸(18)と前記緯挿入糸(14)とが交互に配されてなることを特徴とする請求項6記載のファスナーテープ。
  8. 前記緯挿入糸(14)は、前記トリコット型二目編糸(18)が走行するウェール数よりも1つ以上少ないウェール間に跨って挿入されてなることを特徴とする請求項7記載のファスナーテープ。
  9. 前記エレメント取付部(32)に、経挿入糸(15)が更に挿入されてなることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のファスナーテープ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のファスナーテープ(1,21,31,51)の前記エレメント取付部(2,22,32,52)にファスナーエレメント列(41)が取り付けられてなることを特徴とするファスナーストリンガー。
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