JPH08214921A - 編込みスライドファスナー - Google Patents

編込みスライドファスナー

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JPH08214921A
JPH08214921A JP7067184A JP6718495A JPH08214921A JP H08214921 A JPH08214921 A JP H08214921A JP 7067184 A JP7067184 A JP 7067184A JP 6718495 A JP6718495 A JP 6718495A JP H08214921 A JPH08214921 A JP H08214921A
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knitted
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knitting
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Yoshio Matsuda
義雄 松田
Hidenobu Kato
秀信 加藤
Yoshihito Ikeguchi
祥人 池口
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YKK Corp
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    • D04B21/00Warp knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B21/14Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes
    • D04B21/16Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes incorporating synthetic threads
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T24/252Zipper or required component thereof having coiled or bent continuous wire interlocking surface with stringer tape interwoven or knitted therewith

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経編ファスナーテープにファスナーエレメン
トを寸法的に安定して取付けられると共に、折り曲げに
よる噛合割れが生じない編込みスライドファスナーを得
ること。 【構成】 経編の地組織よりなるファスナーテープ1の
長手側縁部のファスナーエレメント取付部2に、コイル
状ファスナーエレメント列をファスナーテープ1の編成
と同時に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、
ファスナーエレメント取付部2に、コイル状ファスナー
エレメント列の上脚部6を押える固定用鎖編糸10を並
列に複数編込むと共に、その並列した複数の固定用鎖編
糸10間に、固定用の2本の緯挿入糸13,14をジグ
ザグ状に緯入れ交絡させてコイル状ファスナーエレメン
ト列を押えるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファスナーテープを経編
組織により編成すると同時にファスナーエレメント列を
テープの長手側縁部に編込んで取付けるところの編込み
スライドファスナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の編込みスライドファスナーとして
は例えば特公昭38−11673号公報および特開平2
−255104号公報に示すように、鎖編糸と緯挿入糸
とにより編成したファスナーテープの長手側縁部に、フ
ァスナーテープの編成と同時にプラスチックモノフィラ
メントからなるファスナーエレメント列を鎖編目内に編
込んでスライドファスナーを構成したものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の編
込みスライドファスナーは、ファスナーエレメント列を
鎖編目の一部分によってファスナーテープの長手側縁部
に固定しているだけなので、編目自体の特有な伸縮性に
より固定力が弱く、またファスナー面に対して上方へ突
き上げるような曲げを受けた時に、噛合割れを起し易い
点が問題となっていた。そこで本発明は従来の問題点を
解消して、ファスナーエレメント列を寸法的に安定して
強固に取付けられると共にファスナー面に対して上方へ
の突上げるような曲げに対しても適度な抵抗力を有し、
スライドファスナーの使用中の折り曲げによっても噛合
割れが起らず、円滑な作動が行えるようにした編込みス
ライドファスナーを提供することを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、経編の地組織よりなるファスナーテープの
長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状フ
ァスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同時
に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記フ
ァスナーエレメント取付部に、連続状ファスナーエレメ
ント列の脚部を押える固定用鎖編糸を並列に複数編込む
と共に、その並列した複数の固定用鎖編糸間に、固定用
の緯挿入糸をジグザグ状に緯入れ交絡させて編込みスラ
イドファスナーを構成したものである。また経編の地組
織よりなるファスナーテープの長手側縁部のファスナー
エレメント取付部に、連続状ファスナーエレメント列を
ファスナーテープの編成と同時に編込んだ編込みスライ
ドファスナーにおいて、前記ファスナーエレメント取付
部に、連続状ファスナーエレメント列の脚部を押える固
定用鎖編糸を並列に複数、ダブル組織により編込むと共
に、その並列した複数の固定用鎖編糸間に、固定用の緯
挿入糸をジグザグ状に緯入れ交絡させて編込みスライド
ファスナーを構成してもよい。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本発明の一実施例の組織図で、図2はこの実
施例で使用する編糸の組織図を示したものであり、また
図3および図4はファスナーエレメントの取付状態を模
型的に示したものである。この編込みスライドファスナ
ー(以下単にファスナーと呼ぶ)は1列の針床をもった
一般の経編機によって編成されるもので、ファスナーテ
ープ1の地組織は図2に示すトリコット編糸19(1−
5/1−0)と鎖編糸16(1−0/0−1)と、ファ
スナーテープ1の幅方向にジグザグ状に挿入される緯挿
入糸22(0−0/4−4)とから編成される。そして
ファスナーテープ1の長手側縁部の2ウェール3はファ
スナーエレメント取付部2となっていて、コイル状ファ
スナーエレメント列となるモノフィラメントを1コース
4おきに同一コース内を横方向に往復動させてファスナ
ーエレメント5が形成され、このファスナーエレメント
5は2ウェール3において編成する固定用鎖編糸10
(1−0/0−1)と固定用緯挿入糸13,14により
その上脚部6を押えられてファスナーテープ1の編成と
同時にコイル状ファスナーエレメント列として取付けら
れる。そして固定用緯挿入糸13,14は2ウェールに
並列して配置された固定用鎖編糸10に対して2本のフ
ァスナーエレメント固定用の緯挿入糸13,14(2−
2/0−0)(0−0/2−2)が互いにファスナーエ
レメント5の上脚部6上で交差するようにジグザグ状に
配置され、編目を編成することなく固定用鎖編糸10の
シンカーループ11に交絡して設けられている。図3お
よび図4はファスナーエレメント5の取付状態を模型的
に示したものである。(なお図3においては図解しやす
くするため、ファスナーテープ側のトリコット編糸19
は1本線で示し、緯挿入糸22は各コース4において単
に1本とし、各編糸は細くまた各ニードルループなどの
編目はゆるめた状態で示してあるが、実際には各種の糸
は編込みスライドファスナーとしての機能を考慮して太
くしたり、細くしたりまた編目も緻密に引き締ったもの
となっている。そして後述する第2実施例のファスナー
エレメント35の取付状態を示した図9においても同様
の趣旨で記載されている。) ファスナーテープ1の長手側縁部のエレメント取付部2
に取付けられるコイル状ファスナーエレメント列はナイ
ロン、ポリエステル等の合成樹脂製のモノフィラメント
によって形成されるもので、このモノフィラメントに予
め噛合部8および連結部9に相応する部分をスタンピン
グ加工により平坦にしておき、これを1コース4おきに
同一コース内を横方向に往復動させて緯入れを行い、図
3に示すように噛合部8および連結部9の平坦部で屈曲
させて、上脚部6と下脚部7とが上下に重合した状態に
配置してコイル状に連結させて構成するものである。そ
してこのファスナーエレメント5は、2ウェール3にお
いて編成するところの地組織の鎖編糸16とは別の固定
用の鎖編糸10と固定用の緯挿入糸13,14によって
固定されるもので、この固定用の鎖編糸10のシンカー
ループ11がファスナーエレメント5の上脚部6を押え
付けるように配置され、そのニードルループ12は地組
織を構成して長手方向に伸縮できない構造にしてファス
ナーエレメント5の寸法的な安定を図るようになってい
る。また固定用の緯挿入糸13,14は地組織の緯挿入
糸22とは別に設けられた夫々のガイドバーにより横振
りしてジグザグ状に緯入れされ、固定用の鎖編糸10の
シンカーループ11に編目を編成することなく単に交絡
して、ジグザグ状の2本の固定用緯挿入糸13,14は
ファスナーエレメント5の上脚部6上において交差して
ファスナーエレメント5を押え付けるように配置されて
いる。これによりファスナーエレメント列の上面は図4
に示すように2本の固定用の緯挿入糸13,14により
被覆され、ファスナー面の上方への突上げるような曲げ
に対して適度な抵抗力が与えられて折り曲げに伴う噛合
割れが防止されてファスナーの円滑な作動が確保される
ように構成されている。図5はファスナーエレメント取
付部2に配置した2本の固定用の緯挿入糸13,14の
間に経挿入糸15を挟んでファスナーエレメント列の折
り曲げ強度を更に強化すると共に伸縮を抑制したもので
ある。なお図5においてはファスナーエレメント列の上
側において交差する固定用の緯挿入糸13,14の間に
挟んで配置するようになっているが、ファスナーエレメ
ント列の下側に配置されている地組織を編成するトリコ
ット編糸19と緯挿入糸22との間に挟んで配置するよ
うにしてもよい。図6はガイドバーの横振りを変えてフ
ァスナーエレメントの固定用の緯挿入糸の配置位置を変
えた例であって、各ファスナーエレメント5の脚部と隣
接脚部との間に2本の固定用緯挿入糸13a,14aの
交差部を配置するようにしたもので、固定用緯挿入糸1
3a,14aはファスナーエレメント5の脚部間に配さ
れた固定用鎖編糸10のシンカーループ11のみに交絡
するように緯入れしたものである。なお固定用鎖編糸1
0と固定用緯挿入糸13,14とに太くて熱収縮性の大
きい糸を用いることにより、ファスナー完成後の熱セッ
ト加工により糸を収縮させて糸締りを強くして、更にフ
ァスナーエレメント5の寸法的安定性を高めると共に取
付けを強固にすることができる。またコイル状ファスナ
ーエレメント列を形成するモノフィラメントに、スタン
ピング加工を必要としないような断面形状が長方形また
はだ円形を有するものは、スタンピング加工を施すこと
なく、そのまま緯入れしてファスナーエレメント5を形
成してコイル状ファスナーエレメント列を構成すること
ができる。
【0006】図7は本発明の第2実施例の組織図で、図
8はこの実施例で使用する編糸の組織図を示したもの
で、また図9および図10はコイル状ファスナーエレメ
ント列の取付状態を模型的に示したものである。本発明
の第2実施例は2列の針床をもった経編機(例えばダブ
ルラッセル編機)によって編成されるもので、ファスナ
ーテープ31の地組織は図8に示す鎖編糸46(1−0
/0−0/0−1/1−1)とトリコット編糸49(1
−2/1−1/1−0/1−1)と、ファスナーテープ
31の4ウェール33にまたがってジグザグ状に挿入さ
れる緯挿入糸52(0−0/2−2/4−4/2−2)
とから編成される。そしてファスナーテープ31の長手
側縁部の2ウェール33はファスナーエレメント取付部
32となっていて、コイル状ファスナーエレメント列と
なるナイロン、ポリエステル等の合成樹脂製モノフィラ
メントがコース34を変えながら横方向に往復動して走
行し、図9に示すように各ファスナーエレメントの上下
脚部36,37は、2ウェール33において編成する固
定用鎖編糸40(0−1/1−0/1−0/0−1)と
固定用緯挿入糸43,44(1−1/2−2/1−1/
0−0)(1−1/0−0/1−1/2−2)とにより
押え付けられてファスナーテープ31の編成と同時にコ
イル状ファスナーエレメント列として取付けられる。な
お図7の組織図において針位置は1コース34ごとにバ
ックニードル(B)、フロントニードル(F)があり、
フロントニードル(F)においては編込まれるコイル状
ファスナーエレメント列の上面において編糸の編目が形
成される。即ちダブル組織となっている固定用鎖編糸4
0の一方のニードルループ42が上方側に形成され、こ
のループが長手方向の次位に形成される同一の固定用鎖
編糸40の一方のニードルループ42と絡み合い、この
ように繰返すことでコイル状ファスナーエレメント列の
長手方向に沿って鎖編目が形成されている。またバック
ニードル(B)においては、ファスナーテープ部分とフ
ァスナーテープの長手側縁部におけるファスナーエレメ
ント取付部32のファスナーエレメント列を載置する部
分を編成するもので、この実施例においては、鎖編糸4
6トリコット編糸49緯挿入糸52によってファスナー
テープ31が編成されると共に固定用鎖編糸40の他方
のニードルループ42が下方側に形成され、ファスナー
テープ31の地組織を編成する鎖編糸46のニードルル
ープと絡み合って緻密な組織を編成するようになってい
る。そして図7および図9に示すように、固定用鎖編糸
40は、その下方のニードルループ42が地組織側の鎖
編糸46のニードルループとトリコット編糸49のニー
ドルループ51とに絡み合って編込まれ、また固定用鎖
編糸40の上方のニードルループ42はその編目と固定
用緯挿入糸43,44とによってコイル状ファスナーエ
レメント列の各ファスナーエレメントの上下脚部36,
37を押え付けて固定するものである。そしてファスナ
ーエレメントの固定用緯挿入糸43,44はファスナー
エレメントの上下脚部36,37を押えつける固定用鎖
編糸40のニードルループ42に編目を編成せずに単に
交絡してジグザグ状に配置され、この2本の互いにジグ
ザグ状に緯入れされた固定用緯挿入糸43,44がファ
スナーエレメントの上脚部36上で交差して、図10に
示すように固定用鎖編糸40のニードルループ42と共
にファスナーエレメント35の上下脚部36,37を押
え付けて固定するように配置されている。なお、固定用
緯挿入糸43,44は、地組織を編成する緯挿入糸52
とは別に設けたガイドバーを用いて夫々ジグザグ状に横
振りして固定用鎖編糸40のニードルループ42に交絡
して配置するものである。図11は固定用緯挿入糸の配
置を変えて緯入れした例を示したもので、2本の固定用
緯挿入糸43a,44aを操作する各ガイドバーの横振
りを変えて、固定用緯挿入糸43a,44aが各ファス
ナーエレメント35の脚部と隣接脚部との間に配置され
る固定用鎖編糸40のニードルループ42と交絡するよ
うにして、2本の固定用緯挿入糸43a,44aの交差
する場所を各ファスナーエレメントの脚部間にとって、
ファスナーエレメント列の伸縮を抑制すると共に各ファ
スナーエレメントの間隔を均一に保持してピッチの狂い
が生じないようにしたものである。そしてダブル組織に
編成する固定用鎖編糸40と、これに交絡する固定用緯
挿入糸43,44とに、ファスナーテープを編成する編
糸より太くて熱収縮性の大きい糸を用いることにより、
ファスナー完成後の熱セット加工により糸を収縮させて
糸締りを強くして一層寸法的安定性を高めると共に取付
けを強固にすることができる。またここに用いるコイル
状ファスナーエレメント列を構成する合成樹脂製モノフ
ィラメントは第1実施例と同様に予め噛合部38、連結
部39に相応する部分をスタンピング加工により平坦化
しておき、これを経編機のフロントニードル(F)とバ
ックニードル(B)との間に供給し、緯入れ往復動を行
い、平坦化した噛合部38、連結部39のところで屈曲
してコイル状ファスナーエレメント列を形成する。なお
スタンピング加工を要しない断面形状が長方形またはだ
円形のモノフィラメントはスタンピング加工を施すこと
なくそのまま緯入れしてコイル状ファスナーエレメント
列を形成することができる。なおこの実施例において
は、バックニードル(B)においてファスナーテープ部
とコイル状ファスナーエレメント列の載置する部分を編
成し、フロントニードル(F)においてコイル状ファス
ナーエレメント列を固定する組織を編成しているが、逆
にフロントニードル(F)においてファスナーテープ部
とコイル状ファスナーエレメント列の載置する部分を編
成し、バックニードル(B)においてコイル状ファスナ
ーエレメント列を固定する組織を編成することもでき
る。そしてこの実施例においては固定用鎖編糸をコイル
状ファスナーエレメント列の上面で閉じ目で編成するよ
うになっているが、閉じ目の代りに開き目で編成するよ
うにしてもよい。またコイル状ファスナーエレメント列
の載置側を開き目で編成しているが、この場合も閉じ目
のものにしてもよい。あるいは固定用鎖編糸の編目を全
て開き目にしたり、逆に閉じ目にしてもよい。
【0007】本発明は以上のように経編ファスナーテー
プの長手側縁部のファスナーエレメント取付部に連続状
ファスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同
時に編込み、シングル組織にまたはダブル組織に編込ん
だ固定用鎖編糸に固定用緯挿入糸を交絡して挿入するこ
とによりファスナーエレメントを寸法的に安定して固定
すると共に上方への曲げに対して適度な抵抗力を与えて
噛合割れを防止するようにしたもので、この固定用鎖編
糸は実施例においては2本用いた例を示しているが、採
用する本数はファスナーエレメント列の大きさによって
適宜決めることができ、またこれに従って固定用緯挿入
糸の本数も適宜決めることができる。またファスナーエ
レメント取付部は固定用鎖編糸の使用本数により異なる
が、通常2乃至3ウェールの幅であって最側縁部の第1
番目のウェールは固定用に用いてもまた用いなくともよ
い。また固定用鎖編糸に隣接するファスナーテープ部分
の鎖編糸16a,46aに他のファスナーテープ部分の
鎖編糸16,46よりも太い糸を用いて、連続状ファス
ナーエレメント列の開閉を操作するスライダーの開閉摺
動に対する補強とし、更に固定用鎖編糸に隣接する最外
側縁部における地組織を編成する鎖編糸16b,46b
も同様に他のファスナーテープ部分の鎖編糸16,46
よりも太い糸を用いてウェールを大きく形成して、縁部
の保形と補強を与えるようにするとよい。そして実施例
においては連続状ファスナーエレメント列としてコイル
状ファスナーエレメント列を用いたものが例示されてい
るが、本発明はファスナーの平面内に横方向のU字形に
屈曲したものを長手方向に沿って上下交互に連続してジ
グザグ状に形成した所謂ジグザグ型のファスナーエレメ
ント列にも適用できる。また連続状ファスナーエレメン
ト列を形成するモノフィラメントによる噛合部と連結部
の形成配置位置を変えて取付けて、完成後にファスナー
エレメント取付部を折返して噛合部同士を噛合させて隠
しファスナーとして用いるようにすることもできる。な
おファスナーテープの地組織としては鎖編糸、トリコッ
ト編糸、緯挿入糸によって編成した実施例が示されてい
るが、トリコット編糸に代えて二目編糸を用いて編成し
ても同様な効果をもったファスナーを得ることができ
る。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、フ
ァスナーエレメント取付部の並列した複数の固定用鎖編
糸間に、固定用の緯挿入糸をジグザグ状に緯入れ交絡さ
せて配置して固定用鎖編糸と共にファスナーエレメント
列を押えて取付けるようにしたため、ファスナーエレメ
ント列の経方向の伸縮性が抑制されて寸法的に安定しピ
ッチの狂いが生じにくくなると共に、ファスナー面に対
し上方へ突上げるような曲げに対して適度な抵抗力が与
えられて、使用中に起るスライドファスナーの折り曲げ
による噛合割れが防止されて、円滑なスライドファスナ
ーの作動が確保される。そしてファスナーエレメント列
の上面は固定用鎖編糸による編目に加えて固定用の緯挿
入糸がジグザグ状に配置されているため、被覆性が一層
良好となり、耐アイロン性を向上させることができる等
の多くの優れた効果を有している。またファスナーエレ
メント取付部において、並列した複数の固定用鎖編糸を
ダブル組織に編成し、その固定用鎖編糸間に固定用の緯
挿入糸をジグザグ状に緯入れ交絡させて配置して固定用
鎖編糸と共にファスナーエレメント列を押えて取付ける
ように構成することによっても、並列した複数の固定用
鎖編糸をシングル組織に編成し、これに固定用の緯挿入
糸を交絡させたものと同様な多くの優れた効果をもった
編込みスライドファスナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1列の針床を用いて編成するファスナ
ーの1例を示す組織図である。
【図2】図1において用いる各編糸の組織図である。
【図3】図1におけるファスナーエレメントの取付状態
を模型的に示した斜視図である。
【図4】図1におけるファスナーエレメントの噛合時の
要部横断面図である。
【図5】図1において固定用緯挿入糸間に経挿入糸を挿
通した要部の斜視図である。
【図6】図1における固定用緯挿入糸の変形例を示す要
部の斜視図である。
【図7】本発明の2列の針床を用いて編成するファスナ
ーの1例を示す組織図である。
【図8】図7において用いる各編糸の組織図である。
【図9】図7におけるファスナーエレメントの取付状態
を模型的に示した斜視図である。
【図10】図7におけるファスナーエレメントの噛合時
の要部横断面図である。
【図11】図7における固定用緯挿入糸の変形例を示す
要部の斜視図である。
【符号の説明】
1,31 ファスナーテープ 5,35 ファスナーエレメント 10,40 固定用鎖編糸 13,13a,14,14a,43,43a,44,4
4a 固定用緯挿入糸 15 経挿入糸 16,16a,16b,46,46a,46b 鎖編
糸(地組織) 19,49 トリコット編糸(地組織) 22,52 緯挿入糸(地組織)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経編の地組織よりなるファスナーテープ
    の長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状
    ファスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同
    時に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記
    ファスナーエレメント取付部に、連続状ファスナーエレ
    メント列の脚部を押える固定用鎖編糸を並列に複数編込
    むと共に、その並列した複数の固定用鎖編糸間に、固定
    用の緯挿入糸をジグザグ状に緯入れ交絡させて配置させ
    たことを特徴とする編込みスライドファスナー。
  2. 【請求項2】 経編の地組織よりなるファスナーテープ
    の長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状
    ファスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同
    時に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記
    ファスナーエレメント取付部に、連続状ファスナーエレ
    メント列の脚部を押える固定用鎖編糸を並列に複数、ダ
    ブル組織により編込むと共に、その並列した複数の固定
    用鎖編糸間に、固定用の緯挿入糸をジグザグ状に緯入れ
    交絡させて配置させたことを特徴とする編込みスライド
    ファスナー。
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