WO2017022341A1

WO2017022341A1 - 車両用シートスライド装置

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Publication number: WO2017022341A1
Application number: PCT/JP2016/068001
Authority: WO
Inventors: 貴紀佐藤; 小島　康敬
Original assignee: アイシン精機株式会社
Priority date: 2015-08-06
Filing date: 2016-06-16
Publication date: 2017-02-09
Also published as: US20180215289A1; JP2017035910A; US10414300B2; CN107848443A; JP6520542B2

Abstract

車両用シートスライド装置（１０）は、上方にシート（１）を支持するアッパレール（６）と、アッパレール（６）をその長手方向に沿って相対移動可能に支持するロアレール（５）と、ロアレール（５）に対するアッパレール（６）の相対移動を規制するように構成されたロック機構（７）と、を備える。アッパレール（６）は、その幅方向に対向する一対の側壁部（１５）と、両側壁部（１５）を接続する上壁部（１６）と、を備える。上壁部（１６）は、複数のシート固定部（２０）を有し、アッパレール（６）は、その長手方向端部と長手方向端部に最も近いシート固定部（２０）との間に少なくとも一つの孔部（４０）を有し、孔部（４０）は各側壁部（１５）及び上壁部（１６）に形成された切欠きである。

Description

車両用シートスライド装置

　本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。

　一般に、車両用のシートスライド装置は、上方にシートを支持するアッパレールと、アッパレールをその長手方向に沿って相対移動可能に支持するロアレールと、を備えている。例えば、特許文献１に記載のシートスライド装置のアッパレールは、その幅方向に対向する一対の側壁部と、これらの両側壁部を接続する上壁部と、を備えている。そして、その上壁部には、シート固定部として機能する複数のボルトが設けられている（特許文献１の第３図参照）。

　また、通常、上記のようなシートスライド装置は、ロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制した状態とその相対移動を許容する状態との間で切り替え可能なロック機構を備えている。そして、これにより、シートのスライド位置を調整すること及びその調整したスライド位置を保持することが可能になっている。

特開２００６－２７３１７５号公報

　しかしながら、シートにスライド方向への大荷重が入力された場合には、そのシートを支持するアッパレールに対して当該アッパレールをロアレールから引き剥がすような力（剥離荷重）が作用する。例えば、車両の前方衝突時には、シートに前方への慣性力が働くことで、アッパレールに対し、その上壁部に設けられたシート固定部のうちアッパレールの後端部側に位置するシート固定部を上方に引き上げる力が加わることになる。そして、従来のシートスライド装置においては、この剥離荷重により生ずる応力が、アッパレールの長手方向端部とロアレールとの当接部位に集中するという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。

　本発明の目的は、剥離荷重入力時の応力集中を抑えて高い信頼性を確保することのできる車両用シートスライド装置を提供することにある。

　上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、上方にシートを支持するアッパレールと、前記アッパレールをその長手方向に沿って相対移動可能に支持するロアレールと、前記ロアレールに対する前記アッパレールの相対移動を規制するように構成されたロック機構と、を備え、前記アッパレールは、その幅方向に対向する一対の側壁部と、前記両側壁部を接続する上壁部と、を備え、前記上壁部は、複数のシート固定部を有し、前記アッパレールは、その長手方向端部と該長手方向端部に最も近い前記シート固定部との間に少なくとも一つの孔部を有し、該孔部は前記各側壁部及び前記上壁部に形成された切欠きである、車両用シートスライド装置。

シートスライド装置の概略構成図。図１のシートスライド装置の要部斜視図。アッパレールの後端部近傍における図２のシートスライド装置の側面図。図３におけるIV－IV線に沿った断面図。アッパレールの後端部近傍を示す側面図。アッパレールの後端部近傍を示す平面図。剥離荷重の入力時のアッパレールの状態を示す側面図。剥離荷重の入力時のアッパレールの状態を示す斜視図。孔部を有さない比較例のシートスライド装置における剥離荷重の入力時の状態を示す側面図。孔部を有さない比較例のシートスライド装置における剥離荷重の入力時の状態を示す斜視図。（ａ）は、別例におけるアッパレールに形成された孔部を示す平面図であり、（ｂ）はその孔部の側面図である。（ａ）は、別例におけるアッパレールに形成された孔部を示す平面図、（ｂ）はその孔部の側面図、（ｃ）はさらなる別例の孔部を示す側面図、（ｄ）はさらなる別例の孔部を示す平面図。

　以下、一実施形態の車両用のシートスライド装置１０を図面に従って説明する。
　図１に示すように、車両用のシート１は、シートクッション２と、このシートクッション２の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック３と、を備えている。また、図１及び図２に示すように、車両の床部４には、車両前後方向に延びる左右一対のロアレール５が設けられている。尚、図２には、片方のロアレール５が示されている。更に、ロアレール５には、それぞれ、ロアレール５の長手方向に沿って当該ロアレール５上を相対移動可能なアッパレール６が装着されている。そして、シート１は、これらアッパレール６の上方に支持されている。

　また、これらのロアレール５とアッパレール６との間には、ロアレール５に対するアッパレール６の相対移動を規制した状態とその相対移動を許容する状態との間で切り替え可能なロック機構７が設けられている。尚、このロック機構７は、ループハンドル８を引き上げることで、アッパレール６の相対移動を規制するロック状態から当該アッパレール６の相対移動を許容するアンロック状態に切り替えられる周知の構成を有している。本実施形態では、ロアレール５及びアッパレール６により、車両前後方向においてシート１のスライド位置を調整可能なシートスライド装置１０が形成されている。

　詳述すると、図２～図４に示すように、ロアレール５は、車両の床部４（図１参照）に固定される固定部である平板状の底壁部１１を備えている。また、底壁部１１の幅方向両端（図４中、左右方向における両端）からそれぞれ外壁部１２が上方に延びている。そして、これら外壁部１２の上端（図４中、上側の端部）からそれぞれロアレール５の幅方向内側に向かって上壁部が延びるとともに、それら上壁部の先端から下方に向かって内壁部１４が延びている。

　一方、アッパレール６は、その幅方向に対向する一対の側壁部１５と、両側壁部１５を接続する板状の上壁部１６と、を備えている。そして、側壁部１５に対してアッパレール６の幅方向外側且つ上方に向かって折り返される態様で、折返部１７が側壁部１５の下端から延びている。

　アッパレール６の両側壁部１５及び上壁部１６が断面略チャネル形状の本体部１８を構成しており、本体部１８がロアレール５の両内壁部１４間に配置される態様でアッパレール６がロアレール５に装着される。また、アッパレール６の各側壁部１５の下端部に設けられた折返部１７は、ロアレール５の外壁部１２と内壁部１４とに囲まれた空間内に配置される。これにより、上方向及び幅方向へのロアレール５に対するアッパレール６の相対移動が規制されるようになっている。

　ロアレール５の幅方向に対向する、ロアレール５の外壁部１２とアッパレール６の折返部１７との間に、図示しない複数のボール（鋼球）が介在される。そして、これらのボールがロアレール５の外壁部１２及びアッパレール６の折返部１７に摺接して転動することにより、そのロアレール５に対するアッパレール６の円滑なスライド動作が担保されている。

　また、アッパレール６は、その上壁部１６に複数のシート固定部２０を有している。具体的には、これらのシート固定部２０は、アッパレール６の上壁部１６に設けられた複数の貫通孔２１に対し、螺子軸２２ａが上壁部１６から上方（図３及び図４中、上側）に突出する態様でボルト２２を挿通することにより構成されている。尚、本実施形態では、溶接によって、ボルト２２のボルトヘッド２２ｂがアッパレール６の上壁部１６に固着されている。シート固定部２０すなわちボルト２２は、アッパレール６の長手方向に沿って配列されている。シート固定部２０を用いて容易にシート１をアッパレール６に固定することが可能になっている。

　（剥離荷重分散構造）
　次に、本実施形態のシートスライド装置１０に実装された剥離荷重分散構造について説明する。

　図５及び図６に示すように、アッパレール６は、その後端部６ｂと当該後端部６ｂに最も近いシート固定部２０ｂとの間の部位に、上壁部１６及び両側壁部１５を連続して切り欠くことによって形成された孔部４０を有している。孔部４０は上壁部１６及び両側壁部１５に亘って連続的に延びる切欠きである。具体的には、この孔部４０は、上壁部１６をその長手方向に分断するように、アッパレール６の幅方向（図６中、上下方向）に延びている。孔部４０はまた、上壁部１６の幅方向両端から両側壁部１５に沿って下方へ延びている。各側壁部１５と上壁部１６との間の境界部分に形成されたコーナー部４２は、孔部４０によってアッパレール６の長手方向に分断されている。孔部４０において各側壁部１５に形成された部分の先端の周縁４０ａは、略半円形の湾曲形状を有している。

　また、孔部４０は、アッパレール６の最も後方に位置するシート固定部２０ｂ（ボルト２２）の近傍に設けられている。そして、アッパレール６の上壁部１６は、孔部４０におけるシート固定部２０に近い方（図５及び図６中、左側）の周縁部分からアッパレール６の後端部６ｂに向かって延びる張出部４１を有している。

　尚、張出部４１もまた、略半円板形状を有している。これにより、孔部４０の周縁が、角張った部分を有しないものとなっている。
　次に、図７～図１０を参照して、アッパレール６の孔部４０の作用について説明する。尚、各図中、「破線の矢印」は、最も後方のシート固定部２０ｂに剥離荷重Ｆが入力された場合に、アッパレール６に形成される荷重伝達経路を示している。そして、各図中、一点鎖線による「囲み」は、剥離荷重Ｆの入力により生ずる応力が周囲よりも高い部分を示している。

　図７及び図８に示すように、例えば、車両の前方衝突時等、シート１を前方に移動させるような大荷重がシート１へ入力された場合、アッパレール６には、その後端部６ｂを上方に引き上げることにより当該アッパレール６をロアレール５から引き剥がすような力が作用する。このとき、孔部４０は、シート固定部２０ｂを介してアッパレール６に入力される剥離荷重Ｆをそのアッパレール６の長手方向に分散させるように機能する。

　即ち、断面略チャネル形状の本体部１８を有するアッパレール６は、本体部１８の両側壁部１５を上下方向に切り欠くことによって形成された切欠き（孔部４０）を支点として上下方向に撓みやすくなる。そして、この撓みやすさは、切欠きが、各側壁部１５と上壁部１６との間の境界部分、つまり、本体部１８のコーナー部４２に存在することによって、より一層顕著なものとなる。

　上記切欠きすなわち孔部４０は、アッパレール６における後端部６ｂと最も後方のシート固定部２０ｂとの間に形成されている。孔部４０が形成された部分を支点としたアッパレール６の撓みを利用することにより、当該孔部４０の近傍において、上記シート固定部２０ｂを介して入力される剥離荷重Ｆをアッパレール６の長手方向に分散させることが可能になっている。

　詳述すると、図９及び図１０に示すように、アッパレール６Ｂに上記孔部４０が形成されていない比較例のシートスライド装置１０Ｂの場合、アッパレール６Bの最も後方に位置するシート固定部２０ｂを引き上げるような剥離荷重Ｆが、略直線的に、ロアレール５に当接するアッパレール６Bの部位である後端部６ｂに伝達される。尚、この比較例のアッパレール６Ｂ及び本実施形態のアッパレール６の場合、剥離荷重Ｆの入力により後端部６ｂが持ち上がることで、折返部１７の基端部１７ａ及び先端部１７ｂ（図４参照）の最後端部分が、ロアレール５に当接する当接部位になる。そして、当接部位への剥離荷重Ｆの伝達により、この当接部位の近傍に応力が集中することになる。

　一方、図７及び図８に示すように、本実施形態のシートスライド装置１０の場合、剥離荷重Ｆの入力時には、孔部４０が形成された部分を支点として、アッパレール６が略「Ｖの字」状に撓む。これにより、アッパレール６における孔部４０下方の幅広い範囲が剥離荷重Ｆの伝達経路となることで、シート固定部２０ｂを介してアッパレール６に入力された剥離荷重Ｆが、アッパレール６の後端部６ｂを含む比較的広い領域に分散される。これにより、剥離荷重Ｆの入力時の応力集中が抑えられて高い信頼性が確保される。

　以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
　（１）シートスライド装置１０は、上方にシート１を支持するアッパレール６と、アッパレール６をその長手方向に沿って相対移動可能に支持するロアレール５と、このロアレール５に対するアッパレール６の相対移動を規制するように構成されるロック機構７と、を備える。また、アッパレール６は、幅方向に対向する一対の側壁部１５と、これらの両側壁部１５を接続する上壁部１６と、を備える。更に、この上壁部１６は、アッパレール６に対するシート１の固定に用いられる複数のシート固定部２０を有する。そして、アッパレール６は、その後端部６ｂと当該後端部６ｂに最も近いシート固定部２０ｂとの間に孔部４０を有し、孔部４０は各側壁部１５及び上壁部１６に形成された切欠きである。

　上記構成によれば、孔部４０が形成された部分を支点としてアッパレール６が略「Ｖの字」状に撓むことにより、シート固定部２０ｂを介してアッパレール６に入力された剥離荷重Ｆを、アッパレール６の後端部６ｂを含む比較的広い領域に分散させることができる。そして、これにより、剥離荷重Ｆの入力時の応力集中が抑えられて高い信頼性が確保される。

　（２）孔部４０は、アッパレール６の上壁部１６及び両側壁部１５に亘って連続して延びる。これにより、その孔部４０が形成された部分を支点として、よりアッパレール６が撓みやすくなる。その結果、より好適に、剥離荷重Ｆにより生ずる応力の集中を抑えて高い信頼性を確保することができる。

　（３）シート固定部２０（２０ｂ）は、アッパレール６の上壁部１６に固定されたボルト２２である。これにより、ボルト２２を用いた締結によって、容易にシート１を固定することができる。

　（４）上壁部１６は、孔部４０におけるシート固定部２０ｂに近い方の周縁部分からアッパレール６の後端部６ｂに向かって延びる張出部４１を有する。これにより、孔部４０がシート固定部２０ｂ（ボルト２２）に近い位置に形成される場合であっても、そのシート固定部２０ｂに必要な強度を確保することができる。特に、ボルト２２（のボルトヘッド２２ｂ）が上壁部１６に対して溶接される場合、そのボルト２２の周辺が溶接時の熱により脆弱になりやすい。しかしながら、上記構成によれば、張出部４１は溶接時に過熱されないので、シート固定部２０ｂに必要な強度を確保することができる。

　（５）孔部４０において各側壁部１５に形成された部分の先端の周縁４０ａが略半円形の湾曲形状を有する。即ち、孔部４０における少なくとも各側壁部１５に形成された部分の周縁形状が、角張った部分を有しないことで、剥離荷重Ｆにより生ずる応力が、孔部４０の周縁部分に集中しないようにすることができる。そして、これにより、より好適に、シート固定部２０ｂを介してアッパレール６に入力された剥離荷重Ｆを、ロアレール５に当接する後端部６ｂの当接部位から当該アッパレール６の長手方向に分散させることができる。

　（６）前記孔部は、前記アッパレールの後端部と該後端部に最も近い前記シート固定部との間に形成される、車両用シートスライド装置。即ち、車両の前方衝突時、アッパレールには、アッパレールの後端部をロアレールから引き剥がすような大きな剥離荷重が入力される。そして、上記構成によれば、剥離荷重の入力による応力集中を抑えて高い信頼性を確保することができる。

　なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
　・上記実施形態では、孔部４０は、アッパレール６の上壁部１６及び両側壁部１５に亘って連続して延びる切欠きであることとした。しかし、これに限らず、少なくともコーナー部４２が孔部４０によってアッパレール６の長手方向に分断されている構成であればよい。例えば、図１１（ａ）、（ｂ）に示すように、アッパレール６Ｃは、その後端部６ｂと当該後端部６ｂに最も近いシート固定部２０ｂとの間の部分に、当該側壁部１５及び上壁部１６を部分的に切り欠くことによって形成された、互いに独立した一対の孔部４０Ｃを有していてもよい。このような構成としても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。尚、図１１（ａ）及び図１１（ｂ）並びに以下に示す図１２（ａ）～図１２（ｄ）においては、各図中、右側にアッパレール６Ｃ（６Ｄ，６Ｅ，６Ｆ）の後端部６ｂが存在し、左側にシート固定部２０ｂ及びアッパレール６Ｃ（６Ｄ，６Ｅ，６Ｆ）の前端部６ａが存在する。

　・また、図１２（ａ）及び図１２（ｂ）に示すアッパレール６Ｄのように、上壁部１６は張出部４１を有していなくてもよい。上壁部１６において、孔部４０Ｄの互いに対向する縁部は直線状に平行に延びている。更に、図１２（ｃ）に示すアッパレール６Ｅのように、孔部４０において各側壁部１５に形成された部分の先端の周縁４０ａについては、必ずしも略半円形のＲ形状でなくともよい。張出部４１の形状もまた、必ずしも略半円板形状でなくともよい。但し、剥離荷重Ｆの入力時、応力が孔部４０Ｅの周縁部分に集中しないようにするためには、少なくとも各側壁部１５に形成された部分の周縁形状が、角張った部分を有しないものであることが望ましい。図１２（ｄ）に示すアッパレール６Ｆのように、上壁部１６が、孔部４０Ｆにおけるアッパレール６の前方側の周縁部分と後方側の周縁部分とを接続する接続部４３を有していてもよい。

　・上記実施形態では、孔部４０は、その先端の周縁４０ａが折返部１７に到達するように両側壁部１５に沿って下方へ延びていてもよい。
　・上記実施形態では、アッパレール６は、その後端部６ｂと最も後方のシート固定部２０ｂとの間に孔部４０を有することとした。しかし、これに限らず、アッパレール６は、その前端部６ａ（図２参照）と最も前方のシート固定部２０ａとの間に孔部を有していてもよい。あるいは、アッパレール６は、その長手方向両側に孔部を有していてもよい。

　・上記実施形態では、溶接を用いてアッパレール６の上壁部１６にボルト２２を固定していた。しかし、これに限らず、その上壁部１６に対するボルト２２の固定方法については、例えば、そのボルトヘッド２２ｂとナットとの間に上壁部１６を挟み込む等、任意に変更してもよい。そして、ボルト２２以外の構成によって、シート固定部２０を構成してもよい。

Claims

　上方にシートを支持するアッパレールと、
　前記アッパレールをその長手方向に沿って相対移動可能に支持するロアレールと、
　前記ロアレールに対する前記アッパレールの相対移動を規制するように構成されたロック機構と、
　を備え、
　前記アッパレールは、その幅方向に対向する一対の側壁部と、前記両側壁部を接続する上壁部と、を備え、
　前記上壁部は、複数のシート固定部を有し、
　前記アッパレールは、その長手方向端部と該長手方向端部に最も近い前記シート固定部との間に少なくとも一つの孔部を有し、該孔部は前記各側壁部及び前記上壁部に形成された切欠きである、
　車両用シートスライド装置。
　請求項１に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記孔部は、前記上壁部及び前記両側壁部に亘って連続して延びる、
　車両用シートスライド装置。
　請求項２に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記上壁部は、前記孔部における前記シート固定部に近い方の周縁部分から前記アッパレールの前記長手方向端部に向かって延びる張出部を有する、車両用シートスライド装置。
　請求項１～請求項３の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記孔部において少なくとも前記各側壁部に形成された部分の周縁が、角張った部分を有しない形状である、車両用シートスライド装置。
　請求項１～請求項４の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記孔部は、前記上壁部と前記各側壁部との間の境界部分に形成されるコーナー部に存在する、車両用シートスライド装置。
　請求項１～請求項５の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記シート固定部は、前記上壁部に固定されたボルトである、車両用シートスライド装置。
　請求項１～請求項６の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
　前記孔部は、前記アッパレールの後端部と該後端部に最も近い前記シート固定部との間に形成される、車両用シートスライド装置。