WO2015052923A1 - 電流ヒューズ - Google Patents

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Abstract

 定格を向上させるとともに、アーク放電に伴う金属の爆発的な飛散を防止でき、確実に回路を遮断することができる電流ヒューズを提供する。 電流ヒューズ(1)は、絶縁基板(2)と、絶縁基板(2)に設けられたメインヒューズエレメント(3)と、絶縁基板(2)に設けられ、メインヒューズエレメント(3)よりも融点の高いサブヒューズエレメント(4)とを有し、メインヒューズエレメント(3)とサブヒューズエレメント(4)とが並列に接続されている。

Description

電流ヒューズ 関連出願へのクロスリファレンス
 本出願は、日本国特許出願2013-212358号(2013年10月9日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
 本発明は、電流経路上に実装され、定格を超える電流が流れた時に自己発熱により溶断し当該電流経路を遮断する電流ヒューズに関する。
 従来、定格を超える電流が流れた時に自己発熱により溶断し、電流経路を遮断する電流ヒューズが用いられている。電流ヒューズとしては、一般にPbハンダ等の低融点金属を用いて形成されたものが提供されている。また、ヒューズエレメントとして、ハンダをガラス管に封入したホルダー固定型ヒューズや、セラミック基板表面にAg電極を印刷したチップヒューズ、銅電極の一部を細らせてプラスチックケースに組み込んだねじ止め又は差し込み型ヒューズ等が多く用いられている。
特開2002-319345号公報
 この種の電流ヒューズにおいては、搭載される電子機器やバッテリ等の高容量化、高定格化に伴い、電流定格の向上が求められている。
 ここで、低融点金属のヒューズエレメントを基板上に搭載し表面実装可能に形成された電流ヒューズにおいては、定格を超えた電圧が印加され大電流が流れることにより溶断する際に、アーク放電が発生すると、ヒューズエレメントが広範囲にわたって溶融し、蒸気化した金属が爆発的に飛散する。そのため、飛散した金属によって新たに電流経路が形成され、あるいは飛散した金属が端子や周囲の電子部品等に付着するおそれがある。
 また、アーク放電を速やかに止めて回路を遮断する対策として、中空ケース内に消弧材を詰めたものや、放熱材の周りにヒューズエレメントを螺旋状に巻きつけてタイムラグを発生させる高電圧対応の電流ヒューズも提案されている。しかし、従来の高電圧対応の電流ヒューズにおいては、消弧材の封入や螺旋ヒューズの製造といった、何れも複雑な材料や加工プロセスが必要とされ、ヒューズ素子の小型化や電流の高定格化といった面で不利である。
 以上のように、定格を向上させとともに、アーク放電に伴う低融点金属の爆発的な飛散を防止でき、確実に回路を遮断することができる電流ヒューズの開発が望まれている。
 上述した課題を解決するために、本発明に係る電流ヒューズは、絶縁基板と、上記絶縁基板に設けられたメインヒューズエレメントと、上記絶縁基板に設けられ、上記メインヒューズエレメントよりも融点の高いサブヒューズエレメントとを有し、上記メインヒューズエレメントと上記サブヒューズエレメントとが並列に接続されているものである。
 また、本発明に係る電流ヒューズは、メインヒューズエレメントと、上記メインヒューズエレメントよりも融点の高いサブヒューズエレメントとを有し、上記メインヒューズエレメントの抵抗値は、上記サブヒューズエレメントの抵抗値以下であり、上記メインヒューズエレメントと上記サブヒューズエレメントとが並列に接続されているものである。
 本発明によれば、相対的に融点の低いメインヒューズエレメントと、相対的に融点の高いサブヒューズエレメントが並列に接続されているため、低融点のメインヒューズエレメントが溶断すると、高融点のサブヒューズエレメント側に電流が流れる。したがって、メインヒューズエレメントが溶断する瞬間にサブヒューズエレメントに電流が流れるため、メインヒューズエレメントのアーク放電が防止され、またアーク放電の発生は高融点のサブヒューズエレメントの溶断時における小規模なものとなる。これにより、定格の向上を図るとともに、アーク放電に伴う低融点金属の爆発的な飛散を防止することができる。
図1は、本発明が適用された電流ヒューズを示す外観斜視図であり、(A)は第1の面側を、(B)は第2の面側を示す。 図2は、絶縁基板の第1の面側を示す外観斜視図である。 図3は、メインヒューズエレメントを示す斜視図である。 図4は、作動前における電流ヒューズを示す図であり、(A)は第1の面側を示す平面図、(B)は第2の面側を示す平面図である。 図5は、メインヒューズエレメントが溶断した電流ヒューズを示す図であり、(A)は第1の面側を示す平面図、(B)は第2の面側を示す平面図である。 図6は、サブヒューズエレメントが溶断している電流ヒューズを示す図であり、(A)は第1の面側を示す平面図、(B)は第2の面側を示す平面図である。 図7は、サブヒューズエレメントがすべて溶断した電流ヒューズを示す図であり、(A)は第1の面側を示す平面図、(B)は第2の面側を示す平面図である。 図8は、絶縁基板に側面電極を設けた電流ヒューズを示す外観斜視図であり、(A)は第1の面側を、(B)は第2の面側を示す。 図9は、絶縁基板に嵌合凹部を設けた電流ヒューズを示す外観斜視図であり、(A)は第1の面側を、(B)は第2の面側を示す。 図10は、高融点金属層と低融点金属層を有し、被覆構造を備える可溶導体を示す斜視図であり、(A)は高融点金属層を内層とし低融点金属層で被覆した構造を示し、(B)は低融点金属層を内層とし高融点金属層で被覆した構造を示す。 図11は、高融点金属層と低融点金属層の積層構造を備える可溶導体を示す斜視図であり、(A)は上下2層構造、(B)は内層及び外層の3層構造を示す。 図12は、高融点金属層と低融点金属層の多層構造を備える可溶導体を示す断面図である。 図13は、高融点金属層の表面に線状の開口部が形成され低融点金属層が露出されている可溶導体を示す平面図であり、(A)は長手方向に沿って開口部が形成されたもの、(B)は幅方向に沿って開口部が形成されたものである。 図14は、高融点金属層の表面に円形の開口部が形成され低融点金属層が露出されている可溶導体を示す平面図である。 図15は、高融点金属層に円形の開口部が形成され、内部に低融点金属が充填された可溶導体を示す平面図である。 図16は、高融点金属によって囲まれた低融点金属が露出された可溶導体を示す斜視図である。 図17は、図16に示す可溶導体を用いた短絡素子を保護キャップを省略して示す断面図である。
 以下、本発明が適用された電流ヒューズについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
 本発明が適用された電流ヒューズ1は、回路基板上に表面実装可能な電流ヒューズであり、図1(A)(B)に示すように、絶縁基板2と、絶縁基板2に設けられたメインヒューズエレメント3と、絶縁基板2に設けられたメインヒューズエレメント3よりも融点の高いサブヒューズエレメント4とを有する。電流ヒューズ1は、回路基板に実装されることにより、当該回路上においてメインヒューズエレメント3とサブヒューズエレメント4とが並列に接続される。
 [絶縁基板]
 絶縁基板2は、たとえば、アルミナ、ガラスセラミックス、ムライト、ジルコニアなどの絶縁性を有する部材を用いて略矩形板状に形成されている。なかでも、絶縁基板2は、耐熱衝撃性に優れ、かつ熱伝導率も高いセラミックス材料を用いると、後述するメインヒューズエレメント3やサブヒューズエレメント4の熱を奪い、アーク放電を抑えることができることから、好ましい。絶縁基板2は、その他にも、ガラスエポキシ系プリント基板、フェノール基板等のプリント配線基板に用いられる材料を用いてもよいが、可溶導体メインヒューズエレメント3やサブヒューズエレメント4の溶断時の温度に留意する必要がある。
 絶縁基板2は、第1の面2aにメインヒューズエレメント3が搭載され、第1の面2aと反対側の第2の面2bにサブヒューズエレメント4が形成される。図2に示すように、第1の面2aには、相対向する側縁部に、メインヒューズエレメント3が接続される一対のメイン電極6a,6bが形成されている。メイン電極6a,6bは、例えばAgやCuあるいはこれらを主成分とする合金等の高融点金属がパターニングされることにより形成することができる。
 [メインヒューズエレメント]
 メインヒューズエレメント3は、定格を超える電流が流れた時に自己発熱により溶断するいずれの金属を用いることができ、例えば、Pbを主成分とするハンダ等の低融点金属を用いることができる。ただし、この場合、RoHS等の環境要求に対応することに留意する必要がある。
 また、メインヒューズエレメント3は、低融点金属と高融点金属とを含有してもよい。低融点金属としては、Snを主成分とするPbフリーハンダなどのハンダを用いることが好ましく、高融点金属としては、Ag、Cu又はこれらを主成分とする合金などを用いることが好ましい。高融点金属と低融点金属とを含有することによって、電流ヒューズ1を回路基板にリフロー実装する場合に、リフロー温度が低融点金属の溶融温度を超えて、低融点金属が溶融しても、低融点金属の外部への流出を抑制し、メインヒューズエレメント3の形状を維持することができる。また、溶断時も、低融点金属が溶融することにより、高融点金属を溶食(ハンダ食われ)することで、高融点金属の融点以下の温度で速やかに溶断することができる。なお、メインヒューズエレメント3は、後に説明するように、様々な構成によって形成することができる。
 メインヒューズエレメント3は、絶縁基板2の第1の面2aに離間して形成されたメイン電極6a,6b間にわたって搭載されている。また、メインヒューズエレメント3は、ハンダ等の低融点金属を介してメイン電極6a,6b上に接続されている。
 また、図3に示すように、メインヒューズエレメント3は、絶縁基板2の第1の面2a上に配設される主面部3aと、主面部3aの両側縁より立設され絶縁基板2のメイン電極6a,6bが設けられている側縁部と隣接する両側面2c,2dに嵌合する側壁部3bが形成されている。側壁部3bは、絶縁基板2の両側面2c,2dと略同じ高さを有し、両側面2c,2dに嵌合することにより先端部が絶縁基板2の第2の面2bと略面一の高さに位置する。メインヒューズエレメント3は、側壁部3bの先端部が回路基板に形成された接続電極に接続されることにより回路上に接続される。
 なお、メインヒューズエレメント3は、側壁部3bがさらに絶縁基板2の第2の面2b側に屈曲され、絶縁基板2の側面及び第2の面2bに嵌合するようにしてもよい。この場合、メインヒューズエレメント3は、側壁部3bの先端部がサブ電極7a,7bと接続し、このサブ電極7a,7bを介してサブヒューズエレメント4と並列に接続される。
 また、電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント4が搭載された第1の面2a上に、保護キャップ5が設けられている。保護キャップ5は、メインヒューズエレメント3を跨いで絶縁基板2の第1の面2a上に搭載され、これによりメインヒューズエレメント3を保護するとともに絶縁基板2に押さえる。保護キャップ5は、リフロー温度にも耐えられるナイロン系やLCP系のプラスチックを用いて形成されている。
 [サブヒューズエレメント]
 サブヒューズエレメント4は、メインヒューズエレメント3の溶断時において大電流の迂回経路を構成することによりアーク放電を抑制するものであり、図1(B)に示すように、絶縁基板2の第2の面2bに形成されている。サブヒューズエレメント4は、第2の面2bの両側縁に形成されたサブ電極7a,7b間を繋ぐ導電パターンとして形成され、例えばAg、Cuあるいはこれらを主成分とする合金等の、メインヒューズエレメント3よりも高融点の金属を用いて形成されている。
 サブヒューズエレメント4は、第2の面2bに形成されたサブ電極7a,7bと同一の材料によって、同時かつ一体に形成することができる。例えば、サブヒューズエレメント4は、サブ電極7a,7bとともに、高融点金属のパターン印刷により絶縁基板2の第2の面2bに形成することができる。
 そして、サブヒューズエレメント4は、サブ電極7a,7bが、電流ヒューズ1が実装される回路基板の接続電極に、ハンダ等の低融点金属を介して接続されることにより、回路上に接続される。これにより、サブヒューズエレメント4は、同じく側壁部3bを介して回路基板の接続電極に接続されているメインヒューズエレメント3と並列に接続される。
 サブヒューズエレメント4は、メインヒューズエレメント3よりも融点が高いため、定格を超える電流が流れた場合に、メインヒューズエレメント3が溶断した後に溶断する。したがって、電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント3の溶断時において、サブヒューズエレメント4が大電流の迂回経路を構成することにより、メイン電極6a,6b間にアーク放電が発生する電位が生じることがなく、アーク放電によるメインヒューズエレメント3の溶融金属の爆発的な飛散を抑制することができる。
 [抵抗値]
 また、サブヒューズエレメント4の抵抗値は、メインヒューズエレメント3の抵抗値以上とされている。したがって、電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント3に多くの電流が流れるため、定格を超える電流が流れた場合には最初にメインヒューズエレメント3が発熱し、溶断する。すなわち、電流ヒューズ1は、サブヒューズエレメント4を、メインヒューズエレメント3に比して、高融点、高抵抗とすることにより、常にメインヒューズエレメント3に多くの電流が流れ、メインヒューズエレメント3が溶断した後に、サブヒューズエレメント4に電流が流れることとなる。
 [遮断部]
 ここで、サブヒューズエレメント4は、一部に幅狭に形成された遮断部10が形成されることが好ましい。遮断部10は、他の部位よりも幅が狭小化されることにより、高抵抗の部位とされている。したがって、サブヒューズエレメント4は、メインヒューズエレメント3の溶断後、定格を超える電流が流れると、遮断部10が最も早く発熱し、溶断する。電流ヒューズ1は、遮断部10が溶断することにより、電流経路を遮断する。
 このとき、電流ヒューズ1は、幅狭に形成された遮断部10が溶断することから、アーク放電が発生した場合にも、遮断部10を構成する溶融金属の量が少なく、爆発的な飛散を抑制することができる。
 また、サブヒューズエレメント4は、遮断部10が複数並列されることにより、サブ電極7a,7b間を繋ぐ複数の導電パターンを並列して形成してもよい。これにより、各導電パターンを構成する遮断部10の幅をさらに狭小化し、高抵抗化することができる。電流ヒューズ1は、サブヒューズエレメント4に電流が流れると、複数の遮断部10が順次溶断していき、最後の遮断部10の溶断時にアーク放電が発生する。このとき、複数並列されている各遮断部10は、さらに狭小化されているため、溶断部位も狭く、また溶融金属の量も少ないため、アーク放電が発生した場合にも爆発的な飛散を防止することができる。
 [絶縁層]
 また、サブヒューズエレメント4は、絶縁層11によって被覆されていることが好ましい。絶縁層11としては、ガラスを主成分とする層が挙げられる。絶縁層11によって被覆されることにより、サブヒューズエレメント4は、アーク放電による遮断部10の飛散を防止することができる。また、サブヒューズエレメント4は、空気を排除してガラス等の絶縁層11に被覆されることにより、通電により発熱した熱を絶縁層11を介して効率よく放熱することができる。したがって、高熱によるアーク放電の持続を防ぎ、速やかにアーク放電を抑制することができる。
 [製造工程]
 次いで電流ヒューズ1の製造工程について説明する。先ず、絶縁基板2の第1、第2の面2a,2bに、例えばAgペーストを印刷、焼成することにより、メイン電極6a,6b、サブ電極7a,7b及びサブヒューズエレメント4を形成する。このとき、サブヒューズエレメント4は、サブ電極7a,7b間の略中央部に複数の遮断部10が並列されることにより、サブ電極7a,7b間を繋ぐ複数の導電パターンが形成されることが好ましい。
 次いで、絶縁基板2の第1の面2aにメインヒューズエレメント3を搭載する。メインヒューズエレメント3は、メイン電極6a,6b上に搭載される。このとき、メインヒューズエレメント3は、接続用のハンダを介してメイン電極6a,6b上に接続してもよい。また、メインヒューズエレメント3は、側壁部3bが絶縁基板2の側面2c,2dに嵌合し、側壁部3bの先端部が絶縁基板2の第2の面2bと略面一とされる。最後に、保護キャップ5がメインヒューズエレメント3を跨いで絶縁基板2の第1の面2a上に搭載される。
 この電流ヒューズ1は、絶縁基板2の第2の面2bが回路基板への実装面となり、回路基板に形成された接続電極に、メインヒューズエレメント3の側壁部3bの先端部及びサブ電極7a,7bが、接続用ハンダ等を介して接続される。これにより、電流ヒューズ1は、回路基板の電流経路に組み込まれるとともに、当該回路上においてメインヒューズエレメント3とサブヒューズエレメント4とが並列に接続される。
 [ヒューズ動作]
 次いで、図4~図7を参照して電流ヒューズ1の動作について説明する。なお、図4~図7においては保護キャップ5を省略している。電流ヒューズ1は、定格電流が通電している初期状態においては、抵抗値がサブヒューズエレメント4よりも低いメインヒューズエレメント3側に電流の大部分が通電される。なお、電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント3及びサブヒューズエレメント4の抵抗値を同等とした場合には、両方に電流が流れる。
 何らかの異常により定格を超える電流が流れると、図4(A)(B)に示すように、比較的低融点のメインヒューズエレメント3の主面部3aの中央から発熱し、溶断に至る。なお、高融点に形成されているサブヒューズエレメント4は、メインヒューズエレメント3とともに通電された場合にも、自己発熱による溶断には時間を要することから、メインヒューズエレメント3が先に溶断する。また、サブヒューズエレメント4は、メインヒューズエレメント3よりも高抵抗に形成されることにより、電流の大部分がメインヒューズエレメント3側に流れることから、メインヒューズエレメント3が先に溶断する。
 図5(A)(B)に示すように、メインヒューズエレメント3が溶断すると、並列接続されていたサブヒューズエレメント4へ全電流が流れる。サブヒューズエレメント4は、図6(A)(B)に示すように、複数の遮断部10のうち比較的抵抗値の低い箇所から発熱、溶断していき、図7(A)(B)に示すように、最後の遮断部10が溶断することにより、回路が遮断される。
 そして、電流ヒューズ1によれば、メインヒューズエレメント3が溶断したときにも、並列に接続されているサブヒューズエレメント4に電流が流れることから、溶断されたメインヒューズエレメント3の間でアーク放電が発生することを防止することができる。したがって、メインヒューズエレメント3を構成する低融点金属が爆発的に飛散することを防止することができる。
 また、電流ヒューズ1によれば、サブヒューズエレメント4に他の部位よりも狭小化されることにより高抵抗化された遮断部10を設けることにより、当該遮断部10が溶断する。遮断部10は、溶融金属の量が少ないため、溶断部位においてアーク放電が発生した場合にも、爆発的な飛散を抑制することができる。
 また、電流ヒューズ1によれば、この遮断部10を複数並列させ、より狭小化された複数の導電パターンを設けることにより、溶断時における遮断部10の溶融金属の量をさらに減らすことができ、アーク放電による溶融金属の爆発的な飛散を防止することができる。
 さらに、電流ヒューズ1によれば、サブヒューズエレメント4を絶縁層11によって被覆することにより、効果的にアーク放電の発生を抑制し、溶融金属の爆発的な飛散を防止することができる。また、電流ヒューズ1は、サブヒューズエレメント4が絶縁層11によって被覆されることにより、空気に晒されている場合に比して効率良く自己発熱による熱を放熱することができる。したがって、最後の遮断部10が溶断した際にアーク放電が発生した場合にも、その熱を効率よく放出し、短時間でアーク放電を抑制することができる。
 [変形例]
 なお、電流ヒューズ1は、図8(A)(B)に示すように、絶縁基板2の側面2cにメイン電極6a及びサブ電極7aと電気的に接続する側面電極12aを形成し、絶縁基板2の側面2dにメイン電極6b及びサブ電極7bと電気的に接続する側面電極12bを形成してもよい。側面電極12a,12bを設けることにより、電流ヒューズ1は、メイン電極6aとサブ電極7a、メイン電極6bとサブ電極7bがそれぞれ接続される。これにより、電流ヒューズ1は、メイン電極6a,6b上に搭載されたメインヒューズエレメント3と、サブ電極7a,7bと接続されているサブヒューズエレメント4とが電気的に接続される。
 また、電流ヒューズ1は、側面電極12a,12bを設けることにより、メインヒューズエレメント3への通電抵抗をサブヒューズエレメント4よりも低減させ、溶断されたメインヒューズエレメント3のアーク放電の発生を抑制することができる。
 なお、電流ヒューズ1は、側面電極12a,12bに代えて若しくはこれらに加えて、メイン電極6a,6b及びサブ電極7a,7bと電気的に接続するスルーホール電極を形成してもよい。また、図8(A)(B)に示すように、メインヒューズエレメント3は、メイン電極6a,6bに接続される主面部3aのみを有し、側壁部3bを形成しなくてもよい。
 また、側壁部3bを無くすことで、保護キャップ5を側壁部3bを導出させる部分開放型から(図1(A)参照)、メインヒューズエレメント3を絶縁基板2の第1の面2a上に密閉する密閉型とすることができる。電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント3のアーク放電抑制効果により、保護キャップ5が溶融金属の爆発的飛散によって外れる事態も抑制される。
 [嵌合凹部]
 また、電流ヒューズ1は、図9(A)(B)に示すように、絶縁基板2の側面2c,2dに、メインヒューズエレメント3の側壁部3bが嵌合する嵌合凹部13を形成してもよい。嵌合凹部13は、側壁部3bの厚み以上の深さを有することが好ましい。これにより、嵌合凹部13に側壁部3bが嵌合されたとき、絶縁基板2の側面2c,2dから側壁部3bがはみ出ることを防止することができる。また、嵌合凹部13を形成することにより、電流ヒューズ1は、メインヒューズエレメント3の位置決めを図ることができ、さらに多面付け基板でのメインヒューズエレメント3の実装や保護キャップ5の実装が可能となり、生産効率の向上を図ることができる。
 [電極表面コーティング処理]
 また、電流ヒューズ1は、メイン電極6a,6bやサブ電極7a,7b、あるいはサブヒューズエレメント4の表面上には、Ni/Auメッキ、Ni/Pdメッキ、Ni/Pd/Auメッキ等の被膜が、公知のメッキ処理により形成してもよい。これにより、電流ヒューズ1は、メイン電極6a,6bやサブ電極7a,7b、あるいはサブヒューズエレメント4の酸化を防止することができる。また、電流ヒューズ1をリフロー実装する場合や過電流遮断直前の状態の場合に、メインヒューズエレメント3を接続する接続用ハンダあるいはメインヒューズエレメント3の外層を形成する低融点金属が溶融することにより、メイン電極6a,6bやサブ電極7a,7b、あるいはサブヒューズエレメント4を溶食(ハンダ食われ)するのを防ぐことができる。
 [メインヒューズエレメント構成]
 上述したように、メインヒューズエレメント3は、低融点金属と高融点金属とを含有してもよい。低融点金属としては、Snを主成分とするPbフリーハンダなどのハンダを用いることが好ましく、高融点金属としては、Ag、Cu又はこれらを主成分とする合金などを用いることが好ましい。このとき、メインヒューズエレメント3は、図10(A)に示すように、内層として高融点金属層70が設けられ、外層として低融点金属層71が設けられた可溶導体を用いてもよい。この場合、メインヒューズエレメント3は、高融点金属層70の全面が低融点金属層71によって被覆された構造としてもよく、相対向する一対の側面を除き被覆された構造であってもよい。高融点金属層70や低融点金属層71による被覆構造は、メッキ等の公知の成膜技術を用いて形成することができる。
 また、図10(B)に示すように、メインヒューズエレメント3は、内層として低融点金属層71が設けられ、外層として高融点金属層70が設けられた可溶導体を用いてもよい。この場合も、メインヒューズエレメント3は、低融点金属層71の全面が高融点金属層70によって被覆された構造としてもよく、相対向する一対の側面を除き被覆された構造であってもよい。
 また、メインヒューズエレメント3は、図11に示すように、高融点金属層70と低融点金属層71とが積層された積層構造としてもよい。
 この場合、メインヒューズエレメント3は、図11(A)に示すように、メイン電極6に搭載される下層と、下層の上に積層される上層からなる2層構造として形成され、下層となる高融点金属層70の上面に上層となる低融点金属層71を積層してもよく、反対に下層となる低融点金属層71の上面に上層となる高融点金属層70を積層してもよい。あるいは、メインヒューズエレメント3は、図11(B)に示すように、内層と内層の上下面に積層される外層とからなる3層構造として形成してもよく、内層となる高融点金属層70の上下面に外層となる低融点金属層71を積層してもよく、反対に内層となる低融点金属層71の上下面に外層となる高融点金属層70を積層してもよい。
 また、メインヒューズエレメント3は、図12に示すように、高融点金属層70と低融点金属層71とが交互に積層された4層以上の多層構造としてもよい。この場合、メインヒューズエレメント3は、最外層を構成する金属層によって、全面又は相対向する一対の側面を除き被覆された構造としてもよい。
 また、メインヒューズエレメント3は、内層を構成する低融点金属層71の表面に高融点金属層70をストライプ状に部分的に積層させてもよい。図13は、メインヒューズエレメント3の平面図である。
 図13(A)に示すメインヒューズエレメント3は、低融点金属層71の表面に、幅方向に所定間隔で、線状の高融点金属層70が長手方向に複数形成されることにより、長手方向に沿って線状の開口部72が形成され、この開口部72から低融点金属層71が露出されている。メインヒューズエレメント3は、低融点金属層71が開口部72より露出することにより、溶融した低融点金属と高融点金属との接触面積が増え、高融点金属層70の浸食作用をより促進させて溶断性を向上させることができる。開口部72は、例えば、低融点金属層71に高融点金属層70を構成する金属の部分メッキを施すことにより形成することができる。
 また、メインヒューズエレメント3は、図13(B)に示すように、低融点金属層71の表面に、長手方向に所定間隔で、線状の高融点金属層70を幅方向に複数形成することにより、幅方向に沿って線状の開口部72を形成してもよい。
 また、メインヒューズエレメント3は、図14に示すように、低融点金属層71の表面に高融点金属層70を形成するとともに、高融点金属層70の全面に亘って円形の開口部73が形成され、この開口部73から低融点金属層71を露出させてもよい。開口部73は、例えば、低融点金属層71に高融点金属層70を構成する金属の部分メッキを施すことにより形成することができる。
 メインヒューズエレメント3は、低融点金属層71が開口部73より露出することにより、溶融した低融点金属と高融点金属との接触面積が増え、高融点金属の浸食作用をより促進させて溶断性を向上させることができる。
 また、メインヒューズエレメント3は、図15に示すように、内層となる高融点金属層70に多数の開口部74を形成し、この高融点金属層70に、メッキ技術等を用いて低融点金属層71を成膜し、開口部74内に充填してもよい。これにより、メインヒューズエレメント3は、溶融する低融点金属が高融点金属に接する面積が増大するので、より短時間で低融点金属が高融点金属を溶食することができるようになる。
 また、メインヒューズエレメント3は、低融点金属層71の体積を、高融点金属層70の体積よりも多く形成することが好ましい。メインヒューズエレメント3は、定格電流値を超える過電流加熱され、低融点金属が溶融することにより高融点金属を溶食し、これにより速やかに溶融、溶断することができる。したがって、メインヒューズエレメント3は、低融点金属層71の体積を高融点金属層70の体積よりも多く形成することにより、この溶食作用を促進し、速やかにメイン電極6a,6b間を遮断することができる。
 また、メインヒューズエレメント3は、図16に示すように、略矩形板状に形成され、外層を構成する高融点金属によって被覆され主面部3aよりも肉厚に形成された相対向する一対の第1の側縁部3cと、内層を構成する低融点金属が露出され第1の側縁部3cよりも薄い厚さに形成された相対向する一対の第2の側縁部3dとを有し、第2の側縁部3dがメインヒューズエレメント3の通電方向の両側端となる向きで、メイン電極6aとメイン電極6bとの間にわたって接続されるようにしてもよい。
 第1の側縁部3cは、側面が高融点金属層70によって被覆されるとともに、これによりメインヒューズエレメント3の主面部3aよりも肉厚に形成されている。第2の側縁部3dは、側面に、外周を高融点金属層70によって囲繞された低融点金属層71が露出されている。第2の側縁部3dは、第1の側縁部3cと隣接する両端部を除き主面部3aと同じ厚さに形成されている。
 そして、図17に示すように、メインヒューズエレメント3は、第2の側縁部3dがメイン電極6aからメイン電極6b間にわたるメインヒューズエレメント3の通電経路に沿って配設されている。これにより、電流ヒューズ1は、メイン電極6a,6b間にわたるメインヒューズエレメント3を速やかに溶融、短絡させることができる。なお、図17では、保護キャップ5を省略している。
 すなわち、第2の側縁部3dは、第1の側縁部3cよりも相対的に薄肉に形成されている。また、第2の側縁部3dの側面は、内層を構成する低融点金属層71が露出されている。これにより、第2の側縁部3dは、低融点金属層71による高融点金属層70の侵食作用が働き、かつ、侵食される高融点金属層70の厚さも第1の側縁部3cに比して薄く形成されていることにより、高融点金属層70によって肉厚に形成されている第1の側縁部3cに比して、少ない熱エネルギーで速やかに溶融させることができる。
 このような構成を有するメインヒューズエレメント3は、低融点金属層71を構成するハンダ箔等の低融点金属箔を、高融点金属層70を構成するAg等の金属で被覆することにより製造される。低融点金属層箔を高融点金属被覆する工法としては、長尺状の低融点金属箔に連続して高融点金属メッキを施すことができる電解メッキ法が、作業効率上、製造コスト上、有利となる。
 電解メッキによって高融点金属メッキを施すと、長尺状の低融点金属箔のエッジ部分、すなわち、側縁部において電界強度が相対的に強まり、高融点金属層70が厚くメッキされる(図16参照)。これにより、側縁部が高融点金属層によって肉厚に形成された長尺状の導体リボン40が形成される。次いで、この導体リボン40を長手方向と直交する幅方向(図16中C-C’方向)に、所定長さに切断することにより、メインヒューズエレメント3が製造される。これにより、メインヒューズエレメント3は、導体リボン40の側縁部が第1の側縁部3cとなり、導体リボン40の切断面が第2の側縁部3dとなる。また、第1の側縁部3cは、高融点金属によって被覆され、第2の側縁部3dは、端面(導体リボン40の切断面)に上下一対の高融点金属層70と高融点金属層70によって挟持された低融点金属層71とが外方に露出されている。
1 電流ヒューズ、2 絶縁基板、2a 第1の面、2b 第2の面、2c、2d 側面、3 メインヒューズエレメント、3a 主面部、3b 側壁部、4 サブヒューズエレメント、5 保護キャップ、6 メイン電極、7 サブ電極、10 遮断部、11 絶縁層、12 側面電極、13 嵌合凹部

Claims (28)

  1.  絶縁基板と、
     上記絶縁基板に設けられたメインヒューズエレメントと、
     上記絶縁基板に設けられ、上記メインヒューズエレメントよりも融点の高いサブヒューズエレメントとを有し、
     上記メインヒューズエレメントと上記サブヒューズエレメントとが並列に接続されている電流ヒューズ。
  2.  上記メインヒューズエレメントの抵抗値は、上記サブヒューズエレメントの抵抗値以下である請求項1記載の電流ヒューズ。
  3.  上記メインヒューズエレメントは、上記絶縁基板の一方の面に設けられ、
     上記サブヒューズエレメントは、上記絶縁基板の他方の面に設けられている請求項2に記載の電流ヒューズ。
  4.  上記サブヒューズエレメントは、上記絶縁基板上に形成された第1及び第2の電極を繋ぐ導電パターンである請求項3記載の電流ヒューズ。
  5.  上記サブヒューズエレメントは、銀又は銅を主成分とする導電パターンである請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  6.  上記サブヒューズエレメントは、一部に幅狭に形成された遮断部が形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  7.  上記サブヒューズエレメントは、複数の導電パターンが並列して形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  8.  上記サブヒューズエレメントは、絶縁層によって被覆されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  9.  上記絶縁層は、ガラスを主成分とする層である請求項8記載の電流ヒューズ。
  10.  上記絶縁基板は、セラミック基板、若しくはガラスエポキシ系プリント基板である請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  11.  上記絶縁基板は、一方の面に第3、第4の電極が形成され、
     上記第3、第4の電極間に跨って上記メインヒューズエレメントが搭載されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  12.  上記絶縁基板は、一方の面に形成された第3、第4の電極と、他方の面に形成された第1、第2の電極とが、それぞれスルーホール電極又は側面電極を介して連続されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  13.  上記メインヒューズエレメントは、上記絶縁基板の一方の面に形成された第3、第4の電極と低融点金属によって接続されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  14.  上記メインヒューズエレメントは、上記絶縁基板の一方の面に搭載されるとともに、上記絶縁基板の側面、又は上記絶縁基板の側面を介して上記絶縁基板の他方の面側に嵌合されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  15.  上記メインヒューズエレメント上の保護部材が搭載されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  16.  上記メインヒューズエレメント及び上記サブヒューズエレメントは、実装される回路基板の接続電極に接続され、上記接続電極を介して並列に接続されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  17.  上記メインヒューズエレメントは、ハンダである請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  18.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、
     上記低融点金属が溶融し、上記高融点金属を溶食する請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  19.  上記低融点金属はハンダであり、
     上記高融点金属は、Ag、Cu又はAg若しくはCuを主成分とする合金である請求項18記載の電流ヒューズ。
  20.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、内層が上記高融点金属であり、外層が上記低融点金属の被覆構造である請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  21.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、内層が上記低融点金属であり、外層が上記高融点金属の被覆構造である請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  22.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、上記低融点金属と、上記高融点金属とが積層された積層構造である請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  23.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、上記低融点金属と、上記高融点金属とが交互に積層された4層以上の多層構造である請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  24.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、内層を構成する上記低融点金属の表面に形成された上記高融点金属に、開口部が設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  25.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、多数の開口部を有する上記高融点金属の層と、上記高融点金属の層上に形成された上記低融点金属の層とを有し、上記開口部に上記低融点金属が充填されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  26.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、上記低融点金属の体積が、上記高融点金属の体積よりも多い請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  27.  上記メインヒューズエレメントは、低融点金属と高融点金属とを含有し、外層を構成する上記高融点金属によって被覆され主面部よりも肉厚に形成された相対向する一対の第1の側縁部と、内層を構成する上記低融点金属が露出され上記第1の側縁部よりも薄い厚さに形成された相対向する一対の第2の側縁部とを有し、上記第2の側縁部が該メインヒューズエレメントの通電方向の両側端となる向きとなる請求項1~4のいずれか1項に記載の電流ヒューズ。
  28.  メインヒューズエレメントと、
     上記メインヒューズエレメントよりも融点の高いサブヒューズエレメントとを有し、
     上記メインヒューズエレメントの抵抗値は、上記サブヒューズエレメントの抵抗値以下であり、
     上記メインヒューズエレメントと上記サブヒューズエレメントとが並列に接続されている電流ヒューズ。
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