WO2014208666A1 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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仁一 田辺
達樹 野中
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Abstract

 本発明の課題は、被取付箇所の形状に影響を受けることなく、確実に配置可能であるとともに、ユニット化することにより、取付作業性及び搬送性を向上させ、複数の設置有無バージョンに柔軟に対応することが可能なサイドエアバッグ装置を提供することにある。 車体と後部座席との間に設けられるサイドエアバッグ装置SAに関する。エアバッグ装置SAは、膨出可能なエアバッグと、このエアバッグ内にガスを注入するインフレータ22と、エアバッグ及びインフレータ22を格納するケース10と、を少なくとも有して構成されている。このエアバッグ装置SAは、ケース10に、エアバッグ及びインフレータ22を格納した状態でユニット化されており、被取付部Kに対してユニットごと着脱可能である。

Description

サイドエアバッグ装置
 本発明は、車両側方から付加される衝撃を緩和するためのサイドエアバッグ装置に係り、特に、リアシートに好適に適用されるサイドエアバッグ装置に関するものである。
 従来、サイドエアバッグ装置として、エアバッグ内にガスを注入するインフレータと、エアバッグおよびインフレータを前側から覆う樹脂製のカバーと、インフレータをカバーに取り付けるための金属製のボックスと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
 具体的に、この技術では、インフレータでエアバッグを膨張させると、エアバッグが樹脂製のカバーの薄肉部を破壊して膨張展開するようになっている。
 本例の(サイド)エアバッグ装置は、車両のボディ(車両内側の壁部)と後部座席の背もたれ部との間に形成される空間に固定されている。
 つまり、この(サイド)エアバッグ装置は、インフレータとエアバッグとを主要構成としており、これらインフレータとエアバッグは、L字形状のインナーカバーを介して上記空間にボルト固定されている。
特開2009-40328号公報
 このような構成のサイドエアバッグ装置は、車両のボディ(車両内側の壁部)と後部座席の背もたれ部との間に形成される空間に取付けることができるよう構成されている。
 しかし、このような構成のサイドエアバッグ装置は、被取付部への取付が煩雑であり、作業性が損なわれているという問題があった。
 このため、簡易かつ確実に被取付部へ取付可能なサイドエアバッグ装置の開発が望まれていた。
 本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユニット化することにより、取付作業性の向上を実現したサイドエアバッグ装置を提供することにある。
 前記課題は、本発明に係るサイドエアバッグ装置によれば、車体と後部座席との間に設けられるサイドエアバッグ装置であって、該エアバッグ装置は、膨出可能なエアバッグと、該エアバッグ内にガスを注入するインフレータと、前記エアバッグ及び前記インフレータを格納するケースと、を少なくとも有して構成されており、前記エアバッグ装置は、前記ケースに、前記エアバッグ及び前記インフレータを格納した状態でユニット化されており、被取付部に対してユニットごと着脱可能であることにより解決される。
 このように構成されることによって、サイドエアバッグ装置が、1個のユニットとして完成することとなる。
 このように、本発明に係るサイドエアバッグ装置は、エアバッグユニットを取付けた状態でユニット化して(1個のユニットとして完成して)おり、アタッチメント方式で設置することができるため、取付作業が容易となり作業性が向上する。
 また、このとき、前記被取付部は、孔部、切欠き部、切断部、から選択される構成をとり、前記ケースには、前記被取付部の自由端部を係止するための係止部がそなえられており、該係止部の係止力により前記被取付部に取付けられると好適である。
 このように構成されることによって、ユニット化されたサイドエアバッグ装置を係止部により簡易かつ確実に取付けることができる。
 更にこのとき、前記被取付部は、孔部、切欠き部、切断部、から選択される構成をとり、前記ケースには、前記被取付部の自由端を挟持して配設位置を案内するとともに位置決めを行う係合案内部が形成されると好適である。
 具体的には、前記係合案内部は、前記ケースにおいて、前記インフレータの軸方向端部に形成されていると好適である。
 このように係合案内部が構成されることにより、設置操作性が向上するとともに、位置決めが容易になる。また、取付安定性も向上する。
 また、係止部の位置の具体的構成として、前記係止部は、前記ケースにおいて、前記被取付部材の車両前方側に位置する側の端面に配置されるように形成されていると好適である。
 更に、前記ケースは、有底筐体として構成されており、前記ケースの有底筐体開口部には、全周に渡ってフランジ状の周縁部が形成されており、前記フランジ部は、前記ケースの底面壁よりも前記車両の前方側に配置されるとともに、前記係止部は、前記フランジ部に形成されていると好適である。
 また、更に具体的な構成として、前記係止部は、前記インフレータの軸方向と異なる方向へ係止力が作用するように設けられると好適であるとともに、前記係止部は、前記インフレータの軸方向と略平行に並列するように複数備えられていると好適である。
 このように構成されていると、エアバッグ装置の取付安定性が向上する。
 また、前記ケースの外側面には、補強のために外側へ向けて突出形成されたリブ部が備えられており、前記係止部は前記リブ部が形成される位置と整合する位置に形成されると、取付剛性が向上するため好適である。
 具体的には、前記リブ部は、前記係止部と整合する位置に形成される係止部側リブ部と、その他の通常リブ部とで、構成されており、前記係止部側リブ部は、前記通常リブ部よりも、外側へ向けての突出量が小さいと好適である。
 また、更に具体的には、前記リブ部は、車体の構造体へと連結されると好適である。
 また、前記リブ部は、表皮取付用のリブとして機能すると好適であり、より具体的には、前記リブ部は、前記係止部と整合する位置に形成される係止部側リブ部と、その他の通常リブ部とで、構成されており、前記表皮取付用のリブは、前記通常リブ部であると好適である。
 このように構成されていると、リブに複数の機能を持たせることができるとともに、剛性もまた向上する。
 更に、前記ケースには、力布取付部が形成されていると好適であり、前記ケースの側面には、力布貫通孔が形成されており、前記係止部は、前記力布貫通孔を車両上下方向に避けた位置に形成されていると好適である。
 このように構成されていることにより、力布を使用する場合であっても対応できるとともに、貫通孔部分を避けて係止部が形成されるため剛性を確保することができる。
 また、車両搭載時において、前記ケースは、該ケースの開口部が車両前方に向くように配置されており、前記開口部には、リアバックサイド前端部に配置されるパッドの少なくとも一部が挿入されていると、位置決めにおいて有利である。
 本発明によれば、取付作業が容易となり作業性が向上する。
 本発明によれば、サイドエアバッグ装置を係止部により簡易かつ確実に取付ることができる。
 本発明によれば、設置操作性が向上するとともに、位置決めが容易になる。また、取付安定性も向上する。
 本発明によれば、エアバッグ装置の取付安定性が向上する。
 本発明によれば、取付剛性が向上する。
 本発明によれば、リブに複数の機能を持たせることができるとともに、剛性もまた向上する。
 本発明によれば、力布を使用する場合であっても対応できるとともに、貫通孔部分を避けて係止部が形成されるため剛性を確保することができる。
 本発明によれば、簡易かつ確実に位置決めを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るサイドエアバッグ装置の配設場所を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサイドエアバッグ装置の斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係るサイドエアバッグ装置の取付部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るサイドエアバッグ装置の取付状態を示す説明図である。 図4のA-A線断面図である。 図4のB-B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る格納ケース及び閉塞部材を示す説明図である。
 以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るサイドエアバッグ装置について、各図を参照しながら説明する。
 なお、以下に説明する実施形態は、本発明の適用を示した例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
 すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
 図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示したものであり、図1はサイドエアバッグ装置の配設場所を示す説明図、図2はサイドエアバッグ装置の斜視説明図、図3はサイドエアバッグ装置の取付部を示す斜視図、図4はサイドエアバッグ装置の取付状態を示す説明図、図5は図4のA-A線断面図、図6は図4のB-B線断面図、図7は格納ケース及び閉塞部材を示す説明図である。
 なお、以下の説明において、車両の前後方向とは、通常走行時の前後方向を意味し、また、車両の内側(以下、単に内側ともいう)とは、車室側(車両の室内側)のことを意味し、車両の外側(以下、単に外側ともいう)とは、車外側のことを意味している。
 また、本説明において、前後、左右、上下は、後部座席Sに座る乗員を基準とする。
<車両内部の構成>
 以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
 図1に示すように、サイドエアバッグ装置SAは、長尺状に形成され、車体Cと後部座席Sとの間に設けられている。
 また、左右のサイドエアバッグ装置SAは、左右対称な構造となっているため、以下においては、一方のサイドエアバッグ装置SAを代表して説明する。
 図2に示すように、サイドエアバッグ装置SAは、ケース10と、ケース10内に収容されるエアバッグユニット20と、を主要構成としている。
 本実施形態に係るケース10は、サイドエアバッグ装置SAの外観形状を規定する樹脂製の部材であり、上下方向に延びる長尺状の有底筐体として形成されている。
 本実施形態に係るサイドエアバッグ装置SAは、独立してユニット化されており、これが大きな特徴となっている。
 取付け方は、後に詳述するが、このユニット化されたサイドエアバッグ装置SAは、図3に示すバックサイド部材Kに形成された、エアバッグ取付孔K1に取付けられる。
 つまり、従来のように、個々の部材を組付けるのではなく、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置SAは、これ自体が既にユニット化されており、これを着脱することによって、サイドエアバッグ装置SAを容易に取付若しくは取外しすることが可能となる。
 換言すれば、被取付部材には、これを取付けるための孔部若しくは凹部が存在すれば足り、よって、被取付部の形状が変わっても柔軟に対応することができ、汎用性が飛躍的に向上する。
 ケース10は、底面壁11と、第一側壁12,12と、第二側壁13,13とで外観有底筐体形状に形成されている。
 底面壁11は、略長方形状平板部であり、その相対向する短辺からは、第一側壁12,12が各々起立しており、相対向する長辺からは、第二側壁13,13が、第一側壁12,12が起立する方向と同方向に向けて各々起立している。
 つまり、底面壁11と、第一側壁12,12及び第二側壁13,13とで、有底筐体が形成されている(以下、「有底筐体部M」と記すことがある)。
 そして、この有底筐体部Mの開口端部には、フランジ状の周縁部14が形成されている。
 この周縁部14は、有底筐部Mの開口端部全周に渡ってフランジ状に形成されている。
 なお、底面壁11には、2個のインフレータ取付孔11a(図4参照)が形成されている。
 そして、図2及び図4に示すように、本実施形態に係るケース10には、係合案内部15と係止爪部16とが形成されている。
 この係合案内部15は、第一側壁12,12の上方(開口端部側)に1個ずつ形成されており(合計2個)、係止爪部16は、第二側壁13,13の上方(開口端部側)に2個ずつ形成される(合計4個)形成されている。
 図2、図4に示すように、係合案内部15は、第一側壁12,12上方の位置から外側に突出するように各々1個ずつ形成されている。
 図5に示すように、この係合案内部15は、上部片15aと、下部片15bと、リブ部15cと、を主要構成としている。
 上部片15aは、その上面(開口端部方向側の面)が、周縁部14の上面(開口端部方向側の面)と面一となるように、周縁部14から外側方向へ突出形成された矩形平板部である。
 下部片15bは、上部片15aよりも若干小さく形成されており、第一側壁12より外側方向へ向けて突出形成されている。
 この下部片15bは、上部片15a位置から距離t1分下方から突出形成されており、上部片15aと略平行に延びている。
 この距離t1は、バックサイド部材Kの肉厚(詳しくいえば、エアバッグ取付孔K1周縁の肉厚)とほぼ同じ若しくはその肉厚より若干大きくなるように構成されている。
 この構成をとることによって、上部片15aと下部片15bにより、エアバッグ取付孔K1周縁部(以下、「取付周縁部K11」と記す)を挟持することができる。
 また、リブ部15cは、下部片15bの下面(底面壁11が配設される側の面)と第一側壁12の外側面とで形成される内隅を架橋するように(この内隅を埋めるように)配設されて、当該部分を補強する。
 次いで、係止爪部16について説明する。
 図2、図6に示すように、係止爪部16は、第二側壁13,13の上方の位置から外側に突出するように各々2個ずつ形成されている。
 この係止爪部16は、フック部16aと、リブ部16cと、を主要構成としている。
 フック部16aは、周縁部14端部から下部方向(底面壁11が配設される側)に向けて立下り(以下、この立下り部分を「フック立下り部161」と記す)、下方端部から外側へ向けて折り返された(以下、この折り返し部分を「フック係止部162」と記す)断面略L形状の鉤状部である。
 なお、フック立下り部161は、周縁部14に対して鈍角となる内隅を成して立下がっていると好適である。
 このように立下がることにより、フック係止部162が係止された際に、その復元力により被係止部を押圧することができるため、取付剛性が向上する。
 また、係止爪部16を構成するフック部16aは、インフレータ22の軸方向と異なる方向へ係止力が作用するように構成されており、これにより安定性が向上する。
 更に、係止爪部16は、インフレータ22の軸方向と略平行に並列するように複数備えられている。
 つまり、インフレータ22を挟む位置に配設されて、その取付安定性を向上させる。
 また更に、図示は省略するが、底面壁11には、力布の端部取付ける力布取付部と、第二側壁13には、力布をケース10内外へ貫通させる力布貫通孔が形成されており、係止爪部16は、この力布貫通孔が形成される位置を、インフレータ22の軸方向において避ける位置に形成されている。よって、剛性を向上させることができる。
 また、リブ部16cは、係止爪部16が形成される位置に配設される係止部側リブ部163と、係止爪部16が形成されない位置に配設される通常リブ部164とで構成されている。
 係止部側リブ部163は、第二側壁13から外側へ突出するものであり、周縁部14の下面(底面壁11が配設される側の面)と第一側壁12の外側面とで形成される内隅を架橋するように(この内隅を埋めるように)配設されて、当該部分を補強する。
 そして、係止側リブ部163の外側方向への突出量は、通常リブ部の外側方向への突出量よりも小さくなるように構成されている。
 また、通常リブ部164は、第二側壁13から外側へ向けて突出形成されるリブであり、表皮取付用リブとして機能し、係止爪部16とは、上下方向にずれた位置に配設されている(つまり、上下方向において同じ位置には形成されない)。
 なお、当該通常リブ部164を車両構造物に連結することもできる。
 このように構成されたケース10は、バックサイド部材Kに形成されたエアバッグ取付孔K1に取付けられる。
 底面壁11、第一側壁12,12、第三側壁13,13で構成された有底筐体部Mは、当該エアバッグ取付孔K1に内挿される。
 このとき、図5に示すように、係合案内部15を構成する上部片15aと下部片15bにより、取付周縁部K11のうち係合案内部15が配設される位置部分が挟持される。
 つまり、当該構成によって、ケース10は配設位置に案内されるとともに、位置決めを行うことができる。
 また、エアバッグ取付孔K1にケース10を取付けた際、フック部16aが配設される位置には、フック取付孔K12が形成されているとよい(図6(a)参照)。
 図6(a)に示すように、このフック取付孔K12に、フック部16aが貫通され、フック係止部162により係止される。
 このフック取付孔K12の位置は、一例として示したものであり、取付周縁部K11の形状によって適宜選択することができるものである。例えば、端部に向けて緩やかに傾斜している場合には、この傾斜面に取付孔K12を作成してもよい。
 なお、図6(b)により、係止状態のバリエーションを示した。
 図6(b)では、取付周縁部K11のうち係止爪部16が配設される位置部分が、フック部16aにより係止される。
 この場合、フック立下り部161の上下方向長さを、取付周縁部K11の厚さよりも若干長く形成するとよい。
 なお、上述の通り、フック立下り部161は、周縁部14に対して鈍角となる内隅を成して立下がっているため、フック部16aが係止された際に、その復元力により取付周縁部K11を押圧することができ、取付剛性が向上する。
 このようにして、サイドエアバッグ装置SAは、バックサイド部材Kに簡易に取付けられる。
 なお、有底筐体として構成されるケース10の内部には、エアバッグユニット20が内挿された状態で固定されており、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置SAは、この状態で1個のユニットとして完成している。
 エアバッグユニット20は、通常使用されているエアバッグモジュールが使用されていえば足り、どのような構成であってもよいが、以下、簡単に一例を説明する。
 エアバッグユニット20は、前述の通り、ケース10の筐体内部に納められ、展開時風船状に膨出するエアバッグ(図示せず)と、このエアバッグ内にガスを注入するインフレータ22とを、主要構成として備えられる。インフレータ22は、公知のインフレータが使用されており、略円柱状のガス発生装置を、主要構成として構成されている。
 なお、通常、このガス発生装置は、リテーナと呼ばれる保持部材に保持された状態で、ケース10を構成する底面壁11に固定される。
 このリテーナは、例えば、板金を略矩形の筒状に形成することで構成されており、その内部でガス発生装置23を保持するよう構成されている。リテーナの底面壁11との接触面である後面は、平面となっており、その適所には、2つの雄ネジ部が後方に突出するように一体に設けられている。そして、この雄ネジ部を、底面壁11に形成されたインフレータ取付孔11a(図4参照)に貫通させて螺設することにより、ガス発生装置23は、リテーナを介してケース10に取付けられる。
 また、サイドエアバッグ装置SA搭載時には、図7(a)にも示すように、本実施形態に係るケース10を使用することが可能であるが、サイドエアバッグ装置SAを搭載しない場合には、図7(b)に示すような閉塞部品SBを使用するとよい。
 この閉塞部材SBは、ケース10の開口部形状と整合する形状に形成されており、同様に、上部片15aやフック部16aが形成されている。
 よって、サイドエアバッグ装置SA非搭載時には、この閉塞部材SBをエアバッグ取付孔K1に取付けることにより、当該部分を閉塞することが可能となる。
 このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置SAは、1個のユニットとして完成している。
 よって、被取付部材(バックサイド部材K等)の形状が変わっても、柔軟に対応することができる。つまり、異なる車種や設計変更時においても、柔軟に活用できる汎用性を有している。
 また、エアバッグユニット20を取付けた状態でユニット化することができるため、搬送時にエアバッグユニット20を保護することが可能となるとともに、搬送性もまた向上する。
 更に、1個のユニットとして完成しており、アタッチメント方式で設置することができるため、取付作業が容易となり作業性が向上するとともに、エアバッグ装置SA搭載時及び非搭載時に柔軟に対応することが可能となる。
 なお、サイドエアバッグ装置SAの車両搭載時において、ケース10は、その開口部が車両前方に向くように配置されており、この開口部には、リアバックサイド前端部に配置されるパッドの少なくとも一部が挿入されるよう構成されている。
 これにより、位置決めが容易になる。
SA サイドエアバッグ装置
10 ケース
M 有底筐体部
11 底面壁
11a インフレータ取付孔
12 第一側壁
13 第二側壁
14 周縁部
15 係合案内部
15a 上部片
15b 下部片
15c リブ部
16 係止爪部(係止部)
16a フック部
161 フック立下り部
162 フック係止部
16c リブ部
163 係止部側リブ部
164 通常リブ部
20 エアバッグユニット
22 インフレータ
C 車体
K バックサイド部材
K1 エアバッグ取付孔
K11 取付周縁部
K12 フック取付孔
M 有底筐体部
S 後部座席
SB 閉塞部材

Claims (16)

  1.  車体と後部座席との間に設けられるサイドエアバッグ装置であって、
     該エアバッグ装置は、膨出可能なエアバッグと、該エアバッグ内にガスを注入するインフレータと、前記エアバッグ及び前記インフレータを格納するケースと、を少なくとも有して構成されており、
     前記エアバッグ装置は、前記ケースに、前記エアバッグ及び前記インフレータを格納した状態でユニット化されており、被取付部に対してユニットごと着脱可能であることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2.  前記被取付部は、孔部、切欠き部、切断部、から選択される構成をとり、
     前記ケースには、前記被取付部の自由端部を係止するための係止部がそなえられており、該係止部の係止力により前記被取付部に取付けられることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3.  前記被取付部は、孔部、切欠き部、切断部、から選択される構成をとり、
     前記ケースには、前記被取付部の自由端を挟持して配設位置を案内するとともに位置決めを行う係合案内部が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4.  前記係合案内部は、前記ケースにおいて、前記インフレータの軸方向端部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のサイドエアバッグ装置。
  5.  前記係止部は、前記ケースにおいて、前記被取付部材の車両前方側に位置する側の端面に配置されるように形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  6.  前記ケースは、有底筐体として構成されており、
     前記ケースの有底筐体開口部には、全周に渡ってフランジ状の周縁部が形成されており、
     前記フランジ部は、前記ケースの底面壁よりも前記車両の前方側に配置されるとともに、前記係止部は、前記フランジ部に形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  7.  前記係止部は、前記インフレータの軸方向と異なる方向へ係止力が作用するように設けられることを特徴とする請求項2乃至請求項6いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  8.  前記係止部は、前記インフレータの軸方向と略平行に並列するように複数備えられていることを特徴とする請求項2乃至請求項7いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  9.  前記ケースの外側面には、補強のために外側へ向けて突出形成されたリブ部が備えられており、前記係止部は前記リブ部が形成される位置と整合する位置に形成されることを特徴とする請求項2乃至請求項8いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  10.  前記リブ部は、前記係止部と整合する位置に形成される係止部側リブ部と、その他の通常リブ部とで、構成されており、
     前記係止部側リブ部は、前記通常リブ部よりも、外側へ向けての突出量が小さいことを特徴とする請求項9に記載のサイドエアバッグ装置。
  11.  前記リブ部は、車体の構造体へと連結されることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のサイドエアバッグ装置。
  12.  前記リブ部は、表皮取付用のリブとして機能することを特徴とする請求項9乃至請求項11いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  13.  前記リブ部は、前記係止部と整合する位置に形成される係止部側リブ部と、その他の通常リブ部とで、構成されており、
     前記表皮取付用のリブは、前記通常リブ部であることを特徴とする請求項12に記載のサイドエアバッグ装置。
  14.  前記ケースには、力布取付部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  15.  前記ケースの側面には、力布貫通孔が形成されており、前記係止部は、前記力布貫通孔を車両上下方向に避けた位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項14いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  16.  車両搭載時において、
     前記ケースは、該ケースの開口部が車両前方に向くように配置されており、
     前記開口部には、リアバックサイド前端部に配置されるパッドの少なくとも一部が挿入されていることを特徴とする請求項1乃至請求項15いずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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