WO2014030747A1 - コンベヤベルト - Google Patents

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Abstract

 支持ローラ乗り越えによるベルト稼働時の走行抵抗を一段と低減させることができるコンベヤベルトを提供する。上カバーゴム層(5)と下カバーゴム層(6)との間に、クッションゴム(4)により被覆されたスチールコード(3)を多数並列して構成された心体層(2)を配置し、下カバーゴム層(6)を形成するゴムを、周波数10Hz、動歪み2%、20℃における損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムにするとともに、クッションゴム(4)の最大厚さt2を薄くしてスチールコード(3)の公称直径の1/3以下にする。

Description

コンベヤベルト
 本発明は、コンベヤベルトに関し、さらに詳しくは、支持ローラ乗り越えによる走行抵抗を一段と低減させることができるコンベヤベルトに関するものである。
 近年、ベルト駆動用モータの消費電力を削減できる省エネルギー仕様のコンベヤベルトが多くなってきた。このような省エネルギー仕様のコンベヤベルトは、支持ローラに接触する下カバーゴム層を形成するゴムとして、エネルギーロスの指標となる損失係数tanδの値が小さい低ロスゴムを用いるようにしている(例えば、特許文献1参照)。この損失係数tanδは、ゴムの貯蔵弾性率E'と損失弾性率E"とを用いてE"/ E'により算出される値である。この損失係数tanδの値が小さい程、ゴムが変形する際に熱として散逸されるエネルギー量が小さい(エネルギーロスが少ない)ことを示す。
 下カバーゴム層を形成するゴムに損失係数tanδ値が小さい低ロスゴムを用いると、走行しているコンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際のゴム変形が小さくなり、走行抵抗を小さくすることができる。そのため、コンベヤベルトが稼動する際のエネルギーロスが小さくなり、ベルト駆動用モータの省電力化に寄与する。
 図6に例示するように、スチールコード3を心体とするコンベヤベルト11の場合、上カバーゴム層5と下カバーゴム層6との間に配置される心体層2は、ベルト幅方向に多数並列されたスチールコード3が、クッションゴム4により被覆、埋設されて構成される。ベルト幅方向両端部には耳ゴム7が配置される。このクッションゴム4はスチールコード3を、上カバーゴム層5および下カバーゴム層6と良好に接着するために用いられる接着ゴムであり、クッションゴム4の厚さt、即ち、最大厚さはスチールコード3の公称直径よりも厚くなっている。
 コンベヤベルトが支持ローラを乗り越える際のゴム変形を詳しく分析すると、下カバーゴム層のゴムだけでなく、クッションゴムも変形していて、この変形が走行抵抗の一因になっていることが判明した。ところが、クッションゴムは、スチールコードと上カバーゴム層および下カバーゴム層との接着性を最優先する必要があるため、配合上の制約が厳しい。それ故、クッションゴムの配合を、単純に損失係数tanδの値が小さくなるようにすることは困難であり、支持ローラ乗り越え時の走行抵抗を低減させるには障害になっていた。
日本国特開平11-139523号公報
 本発明の目的は、支持ローラ乗り越えによるベルト稼働時の走行抵抗を一段と低減させることができるコンベヤベルトを提供することにある。
 上記目的を達成するため本発明のコンベヤベルトは、上カバーゴム層と下カバーゴム層との間に、クッションゴムにより被覆されたスチールコードを多数並列して構成された心体層が配置されたコンベヤベルトにおいて、前記下カバーゴム層を形成するゴムを、周波数10Hz、動歪み2%、20℃における損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムにするとともに、前記クッションゴムの最大厚さが前記スチールコードの公称直径の1/3以下であることを特徴とする。
 本発明によれば、支持ローラと接触する下カバーゴム層を形成するゴムを、損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムにすることに加えて、クッションゴムの最大厚さをスチールコードの公称直径の1/3以下にしている。従来のクッションゴムの厚さ(最大厚さ)は、スチールコードの公称直径よりも厚かったので、本発明では、クッションゴムの体積を大幅に削減することができる。それ故、損失係数tanδの調整が困難なクッションゴムの影響を小さくすることができるため、ベルト稼働時の走行抵抗を一段と低減させることが可能になる。
 ここで、前記心体層の隣り合うスチールコードどうしが、前記クッションゴムにより連結されている仕様にすることもできる。この仕様によれば、クッションゴムを形成するゴムのシート材を用いて心体層を製造できるので、心体層を製造する工程を単純化することができる。
 例えば、前記スチールコードの外周面を覆うクッションゴムの厚さが、隣り合うスチールコードの間にあるクッションゴムの厚さよりも薄くなっている仕様にすることもできる。この仕様によれば、クッションゴムを形成するゴムの一定厚さのシート材を用いて心体層を製造できるので、心体層を製造する工程をより単純化できる。また、クッションゴムの厚さのばらつきが小さい安定した心体層を生産性よく製造するには有利である。
 前記スチールコードの外周面を覆うクッションゴムの厚さが、隣り合うスチールコードの間にあるクッションゴムの厚さと同じになっている仕様にすることもできる。この仕様によれば、スチールコードと上カバーゴム層および下カバーゴム層との接着力をばらつきなく均一化するには有利になる。
 前記隣り合うスチールコードの間に、上カバーゴム層を形成するゴムが介在せずに、下カバーゴム層を形成するゴムが介在している仕様にすることもできる。この仕様によれば、下カバーゴム層を形成する低ロスゴムの体積割合を大きくできるので、ベルト稼働時の走行抵抗を低減させるには有利になる。
 或いは、前記心体層の隣り合うスチールコードどうしが前記クッションゴムにより連結されずに、隣り合うスチールコードの間に、前記上カバーゴム層および下カバーゴム層を形成するゴムが介在している仕様にすることもできる。この仕様によれば、クッションゴムの体積を必要最小限にすることができるので、ベルト稼働時の走行抵抗を低減させるには益々有利になる。
 前記スチールコードの公称直径は、例えば、2.5mm~12.0mm程度である。この程度の太さのスチールコードが、心体層の構成部材として多用されているので、本発明を用いると有益である。
図1は本発明のコンベヤベルトを張設した状態を例示する説明図である。 図2は図1のコンベヤベルトの横断面図である。 図3は図1の心体層の製造工程を例示する説明図である。 図4はコンベヤベルトの別の実施形態を例示する横断面図である。 図5はコンベヤベルトのさらに別の実施形態を例示する横断面図である。 図6は従来のコンベヤベルトを例示する横断面図である。
 以下、本発明のコンベヤベルトを図に示した実施形態に基づいて説明する。
 図1、図2に例示する本発明のコンベヤベルト1は、ベルトコンベヤ装置の駆動プーリ8と従動プーリ9との間に張設される。駆動プーリ8と従動プーリ9との間には、多数の支持ローラ10が配置され、これら支持ローラ10が下カバーゴム層6に接触する。心体層2はコンベヤベルト1を張設した際の張力を負担する部材である。
 上カバーゴム層5と下カバーゴム層6との間に、1層の心体層2が配置されている。心体層2は、ベルト長手方向に延設されてベルト幅方向に間隔をあけて並列された多数のスチールコード3と、これらスチールコード3を被覆するクッションゴム4とにより構成されている。心体となるスチールコード3の本数や太さは、コンベヤベルト1に対する要求性能(剛性、伸び等)により決定される。スチールコード3の公称直径は、例えば2.5mm~12.0mm程度である。隣り合うスチールコード3の間隔は例えば、8mm~25mm程度である。コンベヤベルト1には必要に応じて補強層が埋設される。
 上カバーゴム層5を形成するゴムは、主にコンベヤベルト1により搬送される物に応じて適宜、決定されるが、従来のコンベヤベルト11で使用されている天然ゴム、合成ゴム等を例示できる。
 下カバーゴム層6を形成するゴムは、周波数10Hz、動歪み2%、20℃における損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムである。下カバーゴム層6を形成するゴムとしては、具体的に天然ゴム、合成ゴム等を例示できる。
 上カバーゴム層5の厚さは、例えば1.5mm~30mm、下カバーゴム層6の厚さは、例えば1.5mm~20mmであり、上カバーゴム層5の厚さが下カバーゴム層6の厚さ以上であることが多い。
 クッションゴム4を形成するゴムとしては、従来のコンベヤベルト11で使用されている天然ゴム、合成ゴム等を例示できる。この実施形態では、隣り合うスチールコード3の間におけるクッションゴム4の厚さt2が最大厚さになっていて、この厚さt2が、スチールコード3の公称直径の1/3以下になっている。
 クッションゴム4の厚さt1、t2の下限値は、スチールコード3と上カバーゴム層5および下カバーゴム層6との一定レベルの接着力を確保できる厚さであり、例えば、スチールコード3の公称直径の1/10程度、あるいは、1.0mm程度である。
 図2に記載の実施形態では、心体層2を構成する隣り合うスチールコード3どうしが、クッションゴム4により連結されている。そして、スチールコード3の外周面を覆うクッションゴム4の厚さt1が、隣り合うスチールコード3の間にあるクッションゴム4の厚さt2よりも薄くなっている。例えば、厚さt1が厚さt2の50%程度になっている。
 この心体層2を製造するには図3に例示するように、並列させて引き揃えた多数のスチールコード3の上下を、厚さt1のクッションゴム4a、4bのシート材により挟むようにする。これにより、スチールコード3がクッションゴム4により被覆され、スチールコード3の外周面を覆うクッションゴム4の厚さt1が、隣り合うスチールコード3の間にあるクッションゴム4の厚さt2よりも薄くなった心体層2が製造される。そして、この心体層2の上下をそれぞれ、上カバーゴム層5を形成するゴムと下カバーゴム層6を形成するゴムとで挟んだ状態にして、通常の加硫工程を行なうことにより、コンベヤベルト1を製造することができる。
 このように本発明では、下カバーゴム層6を形成するゴムとして、損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムを採用することで、コンベヤベルト1が支持ローラ10を乗り越える際の走行抵抗を小さくしてコンベヤベルト1が稼動する際のエネルギーロスを小さくしている。そして、低ロスゴムの採用に加えて、クッションゴム4の厚さt2(最大厚さ)をスチールコード3の公称直径の1/3以下に設定している。
 図6に例示したように、従来のコンベヤベルト11に使用されている心体層2を構成するクッションゴム4の厚さ(最大厚さ)tは、スチールコード3の公称直径よりも厚くなっている。即ち、隣り合うスチールコード3の間にあるクッションゴム4の厚さtが最大厚さであり、この部分が厚くてクッションゴム4の体積が大きくなっていた。
 一方、本発明によれば、クッションゴム4の厚さt2(最大厚さ)を薄くしたので、クッションゴム4の体積を大幅に削減できる。それ故、損失係数tanδの値を調整することが困難なクッションゴム4の走行抵抗に対する影響を小さくすることができる。即ち、従来のクッションゴム4を使用しても、ベルト稼働時の走行抵抗を一段と低減させることが可能になる。より好ましくは、クッションゴム4の厚さt2(最大厚さ)をスチールコード3の公称直径の1/4以下にする。
 この実施形態では心体層2の隣り合うスチールコード3どうしが、クッションゴム4により連結されている仕様なので、上述したように心体層2を製造する工程を単純化することができる。しかも、スチールコード3の外周面を覆うクッションゴム4の厚さt1が、隣り合うスチールコード3の間にあるクッションゴム4の厚さt2よりも薄くなっているので、一定厚さt1のシート材を用いて心体層2を製造することができる。それ故、心体層2を製造する工程をより単純化できる。さらには、クッションゴム4の厚さのばらつきが小さい安定した心体層2を、生産性よく製造するには有利である。
 尚、スチールコード3の外周面を覆うクッションゴム4の厚さt1を、隣り合うスチールコード3の間にあるクッションゴム4の厚さt2と同じにした仕様(t1≒t2)にすることもできる。このような仕様の心体層2を製造するには例えば、クッションゴム4を形成するゴムとして、間隔をあけて肉厚を相対的に厚くした部分を有するシート材を用意する。そして、シート材の肉厚を相対的に厚くした部分がスチールコード3に対応するようにして、並列させて引き揃えた多数のスチールコード3の上下をシート材により挟むようにする。
 この仕様によれば、接着ゴムとして機能するクッションゴム4の厚さが、位置によらずに一定になるので、スチールコード3と上カバーゴム層5および下カバーゴム層6との接着力のばらつきを小さくして均一化するには有利になる。
 図4に例示するコンベヤベルト1の実施形態では、隣り合うスチールコード3の間に、上カバーゴム層5を形成するゴムが介在せずに、下カバーゴム層6を形成するゴム(低ロスゴム)が介在している。換言すると、隣り合うスチールコード3どうしの間では、クッションゴム4がそれぞれのスチールコード3の上端部に位置して、隣り合うスチールコード3を連結して心体層2が構成されている。その他の構成は図2に示した実施形態と同じである。
 この心体層2を製造するには、例えば、平面上に載置した厚さt1のクッションゴム4aのシート材の上に、並列させて引き揃えた多数のスチールコード3を配置する。このシート材の上に、厚さt1のクッションゴム4bの別のシート材を配置するとともに、スチールコード3の外周面に沿ってスチールコード3の間に入り込ませて、スチールコード3の上下をシート材により挟むようにする。
 これにより、平面上に載置したシート材の面は平らになるので、この面側に上カバーゴム層5を形成するゴムを配置し、この面とは反対側の面側に下カバーゴム層6を形成するゴムを配置して、心体層2を上カバーゴム層5と下カバーゴム層6とで挟んだ状態にして、通常の加硫工程を行なうことにより、コンベヤベルト1を製造することができる。
 この仕様の場合、隣り合うスチールコード3の間には、低ロスゴムだけが介在する。それ故、低ロスゴムの体積割合を大きくできるので、ベルト稼働時の走行抵抗を低減させるには有利になる。
 図5にコンベヤベルト1のさらに別の実施形態を例示する。この実施形態では、隣り合うスチールコード3どうしがクッションゴム4により連結されていない。その代わり、隣り合うスチールコード3の間に、上カバーゴム層5および下カバーゴム層6を形成するゴムが介在している。その他の構成は図2に示した実施形態と同じである。
 この心体層2を製造するには、クッションゴム4を形成するゴムにより、外周面を所定厚さt1で被覆したスチールコード3を並列させて引き揃えた状態にする。そして、この心体層2(厚さt1で外周面をゴム被覆したスチールコード3の並列体)の上下をそれぞれ、上カバーゴム層5を形成するゴムと下カバーゴム層6を形成するゴムとで挟んだ状態にして、通常の加硫工程を行なうことにより、コンベヤベルト1を製造することができる。
 この仕様の場合、クッションゴム4の体積を必要最小限にすることができる。さらには、隣り合うスチールコード3の間に、下カバーゴム層6を形成するゴム(低ロスゴム)がある程度入り込むので、ベルト稼働時の走行抵抗を低減させるには益々有利になる。
1 コンベヤベルト
2 心体層
3 スチールコード
4、4a、4b クッションゴム
5 上カバーゴム層
6 下カバーゴム層
7 耳ゴム
8 駆動プーリ
9 従動プーリ
10 支持ローラ
11 従来のコンベヤベルト

Claims (7)

  1.  上カバーゴム層と下カバーゴム層との間に、クッションゴムにより被覆されたスチールコードを多数並列して構成された心体層が配置されたコンベヤベルトにおいて、前記下カバーゴム層を形成するゴムを、周波数10Hz、動歪み2%、20℃における損失係数tanδが0.07以下の低ロスゴムにするとともに、前記クッションゴムの最大厚さが前記スチールコードの公称直径の1/3以下であることを特徴とするコンベヤベルト。
  2.  前記心体層の隣り合うスチールコードどうしが、前記クッションゴムにより連結されている請求項1に記載のコンベヤベルト
  3.  前記スチールコードの外周面を覆うクッションゴムの厚さが、隣り合うスチールコードの間にあるクッションゴムの厚さよりも薄くなっている請求項2に記載のコンベヤベルト。
  4.  前記スチールコードの外周面を覆うクッションゴムの厚さが、隣り合うスチールコードの間にあるクッションゴムの厚さと同じになっている請求項2に記載のコンベヤベルト。
  5.  前記隣り合うスチールコードの間に、上カバーゴム層を形成するゴムが介在せずに、
    下カバーゴム層を形成するゴムが介在している請求項2に記載のコンベヤベルト。
  6.  前記心体層の隣り合うスチールコードどうしが前記クッションゴムにより連結されずに、隣り合うスチールコードの間に、前記上カバーゴム層および下カバーゴム層を形成するゴムが介在している請求項1に記載のコンベヤベルト。
  7.  前記スチールコードの公称直径が2.5mm~12.0mmである請求項1~6のいずれかに記載のコンベヤベルト。
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