JPH0812237A - ハンドベルト - Google Patents

ハンドベルト

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Publication number
JPH0812237A
JPH0812237A JP14501094A JP14501094A JPH0812237A JP H0812237 A JPH0812237 A JP H0812237A JP 14501094 A JP14501094 A JP 14501094A JP 14501094 A JP14501094 A JP 14501094A JP H0812237 A JPH0812237 A JP H0812237A
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JP
Japan
Prior art keywords
canvas
layer
hand belt
cushion layer
rubber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14501094A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yatomi
功 矢冨
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH0812237A publication Critical patent/JPH0812237A/ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドベルトの寿命を向上させ、且つ、走行
の駆動力を軽減させる。 【構成】 帆布12の最下層12bと第2層12c間に
テンションメンバ13が間装され、且つ、クッション層
16が設けられる。クッション層16は帆布12より応
力に対して変形しやすく、応力を吸収するゴム材、特に
好ましくはスポンジゴムで形成される。 【効果】 ハンドベルト11が曲げ応力を受けた場合、
クッション層16が変形し、帆布のC字型横断面のC寸
法を変形させない。このため、ハンドベルト11がガイ
ドレールに押圧されず、摩擦を受けないため、寿命が向
上されると共に、走行抵抗を受けないため、駆動力が軽
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータやオートラ
イン等のハンドベルトに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、エスカレータあるいはオート
ライン等乗客をステップに載置して移動する乗客コンベ
アがある。乗客コンベアは乗客を載置して移動するステ
ップと共にエンドレスに移動して、乗客がバランスを失
わないように掴まる手すり即ちハンドベルトを設けてい
る。
【0003】ハンドベルト1は図4に示すように、複数
枚の帯状の帆布2間に補強のために補強材として鋼線等
の複数のテンションメンバ3を挟持させ、断面略C字型
に形成し、最下層帆布2aの両側端を上層の帆布の側端
部を被覆するように折返して一体とした芯体4を形成
し、芯体4上に化粧ゴム層5を取着して外観をよくし、
両端を相互に接続して輪にして形成される。ハンドベル
ト1はガイドレール6に取付けられ、図5に示すよう
に、乗客コンベアに装着され駆動ローラ7等により駆動
され、ステップと共にエンドレスに回転されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなハンドベル
ト1は、昇降口においては送出、送入される際、外側に
曲げ応力、所謂順曲げfaを受け、斜面または水平面に
向う部位では内側に曲げ応力、所謂逆曲げfbの応力を
反復して受けることになる。このため、ハンドベルト1
は耐屈曲性に優れていることが要求される。
【0005】しかしながら、耐屈曲性を有するハンドベ
ルトであっても、曲げ応力を受けることにより、ハンド
ベルト1は変形し、特に、逆曲げfbを受けると、C寸
法(図4)が収縮されるため、ガイドレール6に押し付
けられることにより、走行抵抗が増加し、寿命が短くな
ってしまったり、また、走行抵抗に対抗して駆動させな
ければならないため、駆動力を要してしまった。
【0006】本発明は上記欠点を解消するためになされ
たものであって、耐屈曲性に優れ、長寿命であり、且
つ、走行時の駆動力を減少することができるハンドベル
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のハンドベルトは、複数枚が積層された帯状
の帆布と、帆布に間装される補強材と、帆布上に積層さ
れた化粧ゴム層とを備えた横断面略C字型のハンドベル
トにおいて、積層された帆布間にクッション層を備えた
ものである。
【0008】更に、本発明のハンドベルトのクッション
層は帆布の最下層及び最下層上に積層される第2層間に
設けられたものであり、更にスポンジゴムからなること
が好ましい。
【0009】
【作用】ハンドベルトの積層帆布間にクッション層を設
ける。ハンドベルトが応力を受けた場合、クッション層
が変形するため、ハンドベルトのC横断面形状は変形を
受けず、ハンドベルトに負荷される応力が緩和される。
クッション層はなるべく内側に設けたほうが、ハンドベ
ルトのC横断面形状は変形を受けずに済むため、帆布の
最下層と最下層上の第2層間にクッション層を設けると
より効果的である。また、クッション層をスポンジゴム
で形成すると、ハンドベルトに負荷される応力をより緩
和することができる。このため、ハンドベルトの耐屈曲
性が向上され、しかも、ハンドベルトがガイドレールに
押し付けられることがなく、走行のための駆動力を減少
することができる。
【0010】
【実施例】本発明のハンドベルトを適用した一実施例を
図面を参照して説明する。図1に示すハンドベルト11
は、帯状の複数の、例えば4層の帆布12と、帆布12
間に間装される補強材であるテンションメンバ13を備
え、最上層の帆布12a上に化粧ゴム層15が積層され
たものである。
【0011】帆布12は剛性であり耐屈曲性を有し、複
数枚積層されることにより所望の強度とすることができ
るため、芯体を形成するのに好適に用いられる。所望の
強度を有するように、帆布12は3〜7枚が積層される
が、帆布同志の接着は困難であるため、相互に接着させ
るために、適宜ゴムのり等を予め含浸させて積層され
る。このように接着剤が含浸された帆布は、積層される
際、更に、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム
等の接着剤が塗布され、多数のローラを押圧することに
より、積層、接着され、屈曲されて横断面がC寸法を有
する略C字型に形成されるものである。最下層帆布12
bはその上に積層される帆布より幅が広いものであり、
その端部を折り曲げられ積層される帆布を一体とし、帆
布が端部から剥離するのを防止するように形成される。
【0012】帆布12間に挟持されるテンションメンバ
13は鋼等の撚線、あるいは帯状体等からなるものであ
り、ハンドベルトに負荷される摩擦力、挟圧力に対して
耐久性を付与している。テンションメンバ13は帆布1
2を4層とする場合は、最下層帆布12bと最下層上の
第2層帆布12c間に設けられ、例えば、5条の撚線が
等間隔で配置される。
【0013】このような、テンションメンバ13を挟持
した帆布間には、クッション層16が間装されて、芯体
14形成される。クッション層16は帆布より圧力に対
して伸縮性に富んだものであり、ハンドベルト11が逆
曲げを受けた場合、帆布が変形を受ける前にクッション
層16が変形し、応力を吸収することにより、帆布が受
ける変形を緩和するものである。クッション材としては
ゴム材が好適であり、天然ゴム(NR)、エチレンプロ
ピレンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロ
ロプレンゴム(CR)、アクリルニトリルブタジエンゴ
ム(NBR)等何れのものも使用することができる。こ
のようなゴム材はスポンジ体として使用するとより応力
を吸収するため好ましい。クッション層16は少なくと
もテンションメンバ13より内側に配置されるのが好ま
しく、帆布の下層間に配置されることにより帆布の変形
を防止する効果を向上することができる。このため、帆
布が4層であれば、最下層帆布12b及び第2層帆布1
2c間のテンションメンバ13の内側に配置される。ま
た、帆布が5層であれば、図2に示すようにテンション
メンバ13は第2層帆布12c及び第3層帆布12d間
に間装され、クッション層16は最下層帆布12b及び
第2層帆布12c間設けられるのが好ましい。クッショ
ン層16の厚さは凡そ1.5〜3mmである。
【0014】このような芯体14上に形成される化粧ゴ
ム層15は、弾性を有し、耐クリープ性に優れたもので
ある。このようなゴムとして、クロロスルホン化ポリエ
チレンゴム、天然ゴム(NR)、エチレンプロピレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレン
ゴム(CR)、アクリルニトリルブタジエンゴム(NB
R)等何れのものも使用することができる。これらのゴ
ムは長時間の圧力が負荷された場合、復元性を有するも
のであり、夜間、乗客コンベアが停止された時、駆動ロ
ーラで挟持された部分が復元し、変形が生じにくい。更
に、所望な色に着色可能な着色性を有するものが好まし
く、クロロスルホン化ポリエチレンゴムは光沢があり、
化粧ゴム層としての外観上特に好ましい性質を備えてい
る。
【0015】このようなハンドベルト11はエスカレー
タ等のガイドレール6に装着されて使用される。ハンド
ベルト11は斜面を走行中は、図3(a)に示すよう
に、応力を受けず、クッション層16は通常の厚さが維
持される。ハンドベルト11が応力、特に逆曲げfbを
受ける部位では、図3(b)に示すように、クッション
層16の厚さが収縮され、応力fa、fbを吸収する。
このため、芯体14は応力を受けず、帆布は変形しない
ため、横断面のC寸法は応力を受けない状態と同じC寸
法が維持される。従って、ハンドベルト11がガイドレ
ール6に押圧されることがなく、走行抵抗が増加せず、
通常の駆動力で駆動可能である。
【0016】本発明のハンドベルトをエスカレータに適
用した場合、駆動輪を駆動させずに移動するのに要する
力は20kgfであり、これに対してクッション層を備
えていない従来のものを同様に移動させるのに要する力
は26kgfであることからも、クッション層を備えた
ものは走行抵抗が著しく減少されていることが明らかで
ある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のハンドベルトによれば、帆布間に帆布より圧力に対
して変形し圧力を吸収しやすい性質を有する材質のクッ
ション層を設けたため、ハンドベルトが曲げ応力を受け
る部位において、クッション層が変形し、帆布は変形を
受けないため、走行抵抗が増加することがない。このた
め、ハンドベルトは摩擦を受けず長寿命となり、また、
走行に対して駆動力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す図。
【図3】本発明の一実施例の作用を説明する図。
【図4】従来例を示す図。
【図5】本発明及び従来例の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】
11‥‥‥ハンドベルト 12‥‥‥帆布 12b‥‥‥最下層帆布 12c‥‥‥第2層帆布 13‥‥‥補強材 15‥‥‥化粧ゴム層 16‥‥‥クッション層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚が積層された帯状の帆布と、前記帆
    布に間装される補強材と、前記帆布上に積層された化粧
    ゴム層とを備えた横断面略C字型のハンドベルトにおい
    て、積層された前記帆布間にクッション層を備えたこと
    を特徴とするハンドベルト。
  2. 【請求項2】前記クッション層は前記帆布の最下層及び
    前記最下層上に積層される第2層の間に設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載のハンドベルト。
  3. 【請求項3】前記クッション層はスポンジゴムからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のハンドベルト。
JP14501094A 1994-06-27 1994-06-27 ハンドベルト Withdrawn JPH0812237A (ja)

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JP14501094A JPH0812237A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 ハンドベルト

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6026598B1 (ja) * 2015-07-08 2016-11-16 東芝エレベータ株式会社 手摺りベルト及びそれを用いた乗客コンベア
JP6800391B1 (ja) * 2020-05-18 2020-12-16 三菱電機株式会社 ハンドレールおよびその製造方法

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