JPH05139516A - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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Publication number
JPH05139516A
JPH05139516A JP30037791A JP30037791A JPH05139516A JP H05139516 A JPH05139516 A JP H05139516A JP 30037791 A JP30037791 A JP 30037791A JP 30037791 A JP30037791 A JP 30037791A JP H05139516 A JPH05139516 A JP H05139516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
cover rubber
belt body
steel cord
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30037791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuji Shimotashiro
裕司 下田代
Minoru Muranaka
稔 村中
Osamu Shinohara
篠原  攻
Tatsuo Arai
龍雄 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP30037791A priority Critical patent/JPH05139516A/ja
Publication of JPH05139516A publication Critical patent/JPH05139516A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト本体の表面に帯電する静電気が導電体
のスチールコードに流れるのを防止することで、スチー
ルコードの端末部に帯電して集中放電が生じるのを有効
に防止させ、以てベルト本体のカバーゴムに静電気の集
中放電によって生じる焼けこげによる穴が生じるのを防
止したコンべヤベルトを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 ベルト本体4は、導電体のスチールコード5
を埋設したクッションゴム層6の上下面に、上面カバー
ゴム層7と下面カバーゴム層8とを積層して一体的に構
成され、ベルト本体4の下面カバーゴム層8を、109
Ω・cm以上の電気絶縁性材料により構成するか、または
ベルト本体4のクッションゴム層6を109 Ω・cm以上
の電気絶縁性材料により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンべヤベルトに係
わり、更に詳しくはコンべヤベルトの表面に帯電する静
電気が導電体のスチールコードに流れ、更にスチールコ
ードの端末部に帯電して集中放電が生じるのを有効に防
止させたコンべヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バラ荷等の搬送物を載置させて連
続的に輸送するベルトコンべヤ装置としては、例えば、
図4に示すように駆動ローラ1と従動ローラ2との間に
複数本のガイドローラ3を介してエンドレス状のベルト
本体4が掛回されて構成されている。一般にこのような
ベルト本体4は、図示しないスチールコードを埋設した
クッションゴム層の上下面に、上面カバーゴム層と下面
カバーゴム層とが積層されて構成され、またこれらのゴ
ム複合物は、配合してあるカーボン及び金属酸化物の影
響により、体積固有電気抵抗は102 〜105 Ω・cmで
半導電特性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このため、コンべヤ
ベルトの駆動時に、駆動,従動ローラ1,2やガイドロ
ーラ3自身及び駆動,従動ローラ1,2とベルト本体や
ガイドローラ3とベルト本体との間の摩擦、或いは運搬
物同志の摩擦で静電気が発生する。この静電気は、カバ
ーゴム層,クッションゴム層を通って導電体であるスチ
ールコードに流れ、静電気は更にスチールコードを媒体
としてスチールコードの分断されている端末部まで長距
離移動して帯電し、ここで集中放電が生じる。この結
果、ローラと接触する部分のベルト本体4のカバーゴム
が前記静電気の集中放電によって焼け、こげ穴を作ると
言う問題があり、このようなこげ穴が一部に生じると、
この部分から穴が拡大すると言う問題があった。
【0004】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、ベルト本体の表面に帯電する静電気
が導電体のスチールコードに流れるのを防止すること
で、スチールコードの端末部に帯電して集中放電が生じ
るのを有効に防止させ、以てベルト本体のカバーゴムに
静電気の集中放電によって生じる焼けこげによる穴が生
じるのを防止したコンべヤベルトを提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ベルト本体の少なくとも下面カバーゴム層
を電気絶縁性材料により構成するか、またはベルト本体
のクッションゴム層を電気絶縁性材料により構成したこ
とを要旨とするものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、ロー
ラ自身及びローラとベルト本体との間の摩擦、或いは運
搬物同志の摩擦で発生する静電気が、カバーゴム層,ク
ッションゴム層を通って導電体であるスチールコードに
流れるのを防止し、一方、静電気はベルト本体とローラ
との間でエネルギーが分散されてコロナ放電するのみで
あるので、静電気が帯電して集中放電が生じるのを防止
でき、これによりベルト本体のカバーゴムに焼け焦げに
よる穴が出来るのを有効に防止出来るものである。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明の第
1実施例を示すベルト本体4の一部拡大断面図(図4の
A−A矢視断面図)を示し、このベルト本体4は、導電
体のスチールコード5を埋設したクッションゴム層6の
上下面に、上面カバーゴム層7と下面カバーゴム層8と
を積層して一体的に構成され、この実施例では、下面カ
バーゴム層8を、109 Ω・cm以上の電気絶縁性材料に
より構成されている。
【0008】即ち、静電気が一番帯電し易い場所として
は、ローラとベルト本体4とが接触して摩擦が生じる下
面カバーゴム層8であり、この部分を電気絶縁性材料に
より構成することで、帯電する静電気はクッションゴム
層6を介して導電体のスチールコード5に流れることは
無くなり、従ってスチールコード5の分断されている端
末部で帯電し、ここで集中放電による焼け焦げの穴が発
生するのを有効に防止出来るものである。
【0009】なお、ベルト本体4とローラとの間で発生
する静電気は、エネルギーが分散されてコロナ放電する
のみである。また、図2はこの発明の第2実施例を示す
ベルト本体4の一部拡大断面図であり、この実施例は、
上面カバーゴム層7と下面カバーゴム層8とを電気絶縁
性材料により構成し、ローラとベルト本体4とが接触し
て摩擦により生ずる静電気のみならず、上面カバーゴム
層7上に載置される運搬物同志の摩擦で発生する静電気
をも導電体のスチールコード5に流れないようにしたも
のである。
【0010】更に、図3はこの発明の第3実施例を示す
ベルト本体4の一部拡大断面図であり、この実施例は、
スチールコード5に静電気が流れないようにする手段と
して導電体のスチールコード5を埋設したクッションゴ
ム層6を電気絶縁性材料により構成すれば、上面カバー
ゴム層7及び下面カバーゴム層8に静電気が帯電したと
してもスチールコード5に流れることはなく、従って、
集中放電による焼け焦げの穴が発生するのを有効に防止
出来るものである。
【0011】以上のように、静電気が導電体のスチール
コード5に流れないように電気絶縁性材料により覆うこ
とで、ローラ自身及びローラとベルト本体4との間の摩
擦、或いは運搬物同志の摩擦で発生する静電気が、カバ
ーゴム層7,8,クッションゴム層6を通ってスチール
コード5に流れるのを有効に防止でき、一方、静電気は
ベルト本体4とローラとの間でエネルギーが分散されて
コロナ放電するのみであるので、静電気が帯電して集中
放電が生じるのを防止でき、これによりベルト本体のカ
バーゴムに焼け焦げによる穴が出来るのを有効に防止出
来るものである。
【0012】
【発明の効果】この発明は、上記のようにベルト本体の
少なくとも下面カバーゴム層を電気絶縁性材料により構
成するか、またはベルト本体のクッションゴム層を電気
絶縁性材料により構成することで、ベルト本体の表面に
帯電する静電気が導電体のスチールコードに流れるのを
防止でき、スチールコードの端末部に帯電して集中放電
が生じるのを有効に防止させ、以てベルト本体のカバー
ゴムに静電気の集中放電によって生じる焼けこげによる
穴が生じるのを防止出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すベルト本体の一部
拡大断面図である。
【図2】この発明の第2実施例を示すベルト本体の一部
拡大断面図である。
【図3】この発明の第3実施例を示すベルト本体の一部
拡大断面図である。
【図4】従来のベルトコンべヤ装置の説明図である。
【符号の説明】
1 駆動ローラ 2 従動ローラ 3 ガイドローラ 4 ベルト本体 5 導電体のスチールコード 6 クッションゴム層 7 上面カバーゴム層 8 下面カバーゴム層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールコードを埋設したクッションゴ
    ム層の上下面に、上面カバーゴム層と下面カバーゴム層
    とを積層してベルト本体を構成して成るコンべヤベルト
    において、前記ベルト本体の少なくとも下面カバーゴム
    層を電気絶縁性材料により構成したことを特徴とするコ
    ンべヤベルト。
  2. 【請求項2】 スチールコードを埋設したクッションゴ
    ム層の上下面に、上面カバーゴム層と下面カバーゴム層
    とを積層してベルト本体を構成して成るコンべヤベルト
    において、前記ベルト本体のクッションゴム層を電気絶
    縁性材料により構成したことを特徴とするコンべヤベル
    ト。
JP30037791A 1991-11-15 1991-11-15 コンベヤベルト Pending JPH05139516A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30037791A JPH05139516A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 コンベヤベルト

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JP30037791A JPH05139516A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 コンベヤベルト

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Publication Number Publication Date
JPH05139516A true JPH05139516A (ja) 1993-06-08

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ID=17884050

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JP30037791A Pending JPH05139516A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 コンベヤベルト

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JP (1) JPH05139516A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5609242A (en) * 1995-07-12 1997-03-11 The Goodyear Tire & Rubber Company Steel cable conveyor belt with improved penetration and rip resistance
US20150232276A1 (en) * 2012-08-23 2015-08-20 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Conveyor Belt

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5609242A (en) * 1995-07-12 1997-03-11 The Goodyear Tire & Rubber Company Steel cable conveyor belt with improved penetration and rip resistance
US20150232276A1 (en) * 2012-08-23 2015-08-20 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Conveyor Belt
US9783367B2 (en) * 2012-08-23 2017-10-10 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Conveyor belt

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