JPH05139517A - コンベヤベルト - Google Patents
コンベヤベルトInfo
- Publication number
- JPH05139517A JPH05139517A JP30038091A JP30038091A JPH05139517A JP H05139517 A JPH05139517 A JP H05139517A JP 30038091 A JP30038091 A JP 30038091A JP 30038091 A JP30038091 A JP 30038091A JP H05139517 A JPH05139517 A JP H05139517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber layer
- steel cord
- static electricity
- conductive member
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スチールコードの端部同志を導電性部材によ
り接続したエンドレス構造にすることにより、静電気が
スチールコードの一部に帯電して集中放電が生じるのを
防止し、ベルト本体の一部に焼けこげによる穴が生じる
のを有効に防止したコンべヤベルトを提供することを目
的とするものである。 【構成】 ベルト本体４は、従来と同様に複数本のスチ
ールコード５を端末部で交互に配設した状態でクッショ
ンゴム層６内に埋設し、このクッションゴム層６の上下
面に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８とを積
層されて一体的に構成されている。前記スチールコード
５を端末部５ａ，５ｂは、各端末部５ａ，５ｂが交互に
位置するように配設され、その間を導電性ゴムまたは導
電性樹脂から成る導電性部材９により互いに導通するよ
うに接続されている。
り接続したエンドレス構造にすることにより、静電気が
スチールコードの一部に帯電して集中放電が生じるのを
防止し、ベルト本体の一部に焼けこげによる穴が生じる
のを有効に防止したコンべヤベルトを提供することを目
的とするものである。 【構成】 ベルト本体４は、従来と同様に複数本のスチ
ールコード５を端末部で交互に配設した状態でクッショ
ンゴム層６内に埋設し、このクッションゴム層６の上下
面に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８とを積
層されて一体的に構成されている。前記スチールコード
５を端末部５ａ，５ｂは、各端末部５ａ，５ｂが交互に
位置するように配設され、その間を導電性ゴムまたは導
電性樹脂から成る導電性部材９により互いに導通するよ
うに接続されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、コンべヤベルトに係
わり、更に詳しくはコンべヤベルトの表面に帯電する静
電気が導電体のスチールコードの端末部に帯電して集中
放電が生じるのを有効に防止させたコンべヤベルトに関
するものである。
わり、更に詳しくはコンべヤベルトの表面に帯電する静
電気が導電体のスチールコードの端末部に帯電して集中
放電が生じるのを有効に防止させたコンべヤベルトに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、バラ荷等の搬送物を載置させて連
続的に輸送するベルトコンべヤ装置としては、例えば、
図３に示すように駆動ローラ１と従動ローラ２との間に
複数本のガイドローラ３を介してエンドレス状のベルト
本体４が掛回されて構成されている。一般にこのような
ベルト本体４は、図４に示すように、複数本のスチール
コード５を端末部で交互に配設した状態でクッションゴ
ム層６内に埋設し、このクッションゴム層６の上下面
に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８とを積層
されて一体的に構成されている。また、このようなベル
ト本体４のゴム複合物は、配合してあるカーボン及び金
属酸化物の影響により、体積固有電気抵抗は１０2 〜１
０5 Ω・cmで半導電特性を有している。
続的に輸送するベルトコンべヤ装置としては、例えば、
図３に示すように駆動ローラ１と従動ローラ２との間に
複数本のガイドローラ３を介してエンドレス状のベルト
本体４が掛回されて構成されている。一般にこのような
ベルト本体４は、図４に示すように、複数本のスチール
コード５を端末部で交互に配設した状態でクッションゴ
ム層６内に埋設し、このクッションゴム層６の上下面
に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８とを積層
されて一体的に構成されている。また、このようなベル
ト本体４のゴム複合物は、配合してあるカーボン及び金
属酸化物の影響により、体積固有電気抵抗は１０2 〜１
０5 Ω・cmで半導電特性を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】このため、コンべヤ
ベルトの駆動時に、駆動，従動ローラ１，２やガイドロ
ーラ３自身及び駆動，従動ローラ１，２とベルト本体や
ガイドローラ３とベルト本体との間の摩擦、或いは運搬
物同志の摩擦で静電気が発生し、この静電気は、上下カ
バーゴム層７，８，クッションゴム層６を通って導電体
であるスチールコード５に流れ、静電気は更にスチール
コード５を媒体としてスチールコード５の分断されてい
る端末部まで長距離移動して帯電し、ここで集中放電が
生じる。
ベルトの駆動時に、駆動，従動ローラ１，２やガイドロ
ーラ３自身及び駆動，従動ローラ１，２とベルト本体や
ガイドローラ３とベルト本体との間の摩擦、或いは運搬
物同志の摩擦で静電気が発生し、この静電気は、上下カ
バーゴム層７，８，クッションゴム層６を通って導電体
であるスチールコード５に流れ、静電気は更にスチール
コード５を媒体としてスチールコード５の分断されてい
る端末部まで長距離移動して帯電し、ここで集中放電が
生じる。
【０００４】この結果、集中放電が生じるローラと接触
する部分のベルト本体４のカバーゴムが、静電気の集中
放電によって焼け、こげ穴を作ると言う問題があり、こ
のようなこげ穴がベルト本体４の一部に生じると、この
部分から穴が拡大すると言う問題があった。この発明
は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、ス
チールコードの端部同志を導電性部材により接続したエ
ンドレス構造にすることにより、静電気がスチールコー
ドの一部に帯電して集中放電が生じるのを防止し、ベル
ト本体の一部に焼けこげによる穴が生じるのを有効に防
止したコンべヤベルトを提供することを目的とするもの
である。
する部分のベルト本体４のカバーゴムが、静電気の集中
放電によって焼け、こげ穴を作ると言う問題があり、こ
のようなこげ穴がベルト本体４の一部に生じると、この
部分から穴が拡大すると言う問題があった。この発明
は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、ス
チールコードの端部同志を導電性部材により接続したエ
ンドレス構造にすることにより、静電気がスチールコー
ドの一部に帯電して集中放電が生じるのを防止し、ベル
ト本体の一部に焼けこげによる穴が生じるのを有効に防
止したコンべヤベルトを提供することを目的とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ベルト本体に埋設されるスチールコードの
分断された端末部同志を導電性部材により接続したこと
を要旨とするものである。
成するため、ベルト本体に埋設されるスチールコードの
分断された端末部同志を導電性部材により接続したこと
を要旨とするものである。
【０００６】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、スチ
ールコードの分断された端末部同志を導電性部材により
接続してエンドレス構造にすることで、静電気がスチー
ルコードの一部に帯電することがなくなり、この結果、
静電気の集中放電によるカバーゴムの焼け焦げによる穴
の発生を防止出来るものである。
ールコードの分断された端末部同志を導電性部材により
接続してエンドレス構造にすることで、静電気がスチー
ルコードの一部に帯電することがなくなり、この結果、
静電気の集中放電によるカバーゴムの焼け焦げによる穴
の発生を防止出来るものである。
【０００７】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図１は、この発明の第
１実施例を示すベルト本体４の継ぎ部の一部切欠した斜
視図を示し、このベルト本体４は、エンドレス状に構成
されている。
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図１は、この発明の第
１実施例を示すベルト本体４の継ぎ部の一部切欠した斜
視図を示し、このベルト本体４は、エンドレス状に構成
されている。
【０００８】前記、ベルト本体４は、従来と同様に複数
本のスチールコード５を端末部で交互に配設した状態で
クッションゴム層６内に埋設し、このクッションゴム層
６の上下面に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層
８とを積層されて一体的に構成されている。前記スチー
ルコード５の端末部５ａ，５ｂは、各端末部５ａ，５ｂ
が交互に位置するように配設され、その間を導電性ゴム
または導電性樹脂から成る導電性部材９により互いに導
通するように接続されている。
本のスチールコード５を端末部で交互に配設した状態で
クッションゴム層６内に埋設し、このクッションゴム層
６の上下面に、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層
８とを積層されて一体的に構成されている。前記スチー
ルコード５の端末部５ａ，５ｂは、各端末部５ａ，５ｂ
が交互に位置するように配設され、その間を導電性ゴム
または導電性樹脂から成る導電性部材９により互いに導
通するように接続されている。
【０００９】そして、その上下面は前記クッションゴム
層６により被覆されると共に、クッションゴム層６の上
下面には、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８と
が積層されるものである。また、他の実施例としては、
図２に示すように帯状の導電性部材９により、前記スチ
ールコード５の端末部５ａ，５ｂ同志を接続し、静電気
がスチールコード５の一部に帯電しないように構成され
ている。
層６により被覆されると共に、クッションゴム層６の上
下面には、上面カバーゴム層７と下面カバーゴム層８と
が積層されるものである。また、他の実施例としては、
図２に示すように帯状の導電性部材９により、前記スチ
ールコード５の端末部５ａ，５ｂ同志を接続し、静電気
がスチールコード５の一部に帯電しないように構成され
ている。
【００１０】以上のように構成することで、静電気がス
チールコード５の一部に帯電することがなくなり、静電
気の集中放電によるカバーゴムの焼け焦げによる穴の発
生が防止出来るものである。なお、ベルト本体４とロー
ラとの間で発生する静電気は、エネルギーが分散されて
コロナ放電するのみである。
チールコード５の一部に帯電することがなくなり、静電
気の集中放電によるカバーゴムの焼け焦げによる穴の発
生が防止出来るものである。なお、ベルト本体４とロー
ラとの間で発生する静電気は、エネルギーが分散されて
コロナ放電するのみである。
【００１１】
【発明の効果】この発明は、上記のようにベルト本体に
埋設されるスチールコードの分断された端末部同志を導
電性部材により接続して構成することにより、静電気が
スチールコードの一部に帯電して集中放電が生じるのが
防止され、ベルト本体の一部に焼けこげによる穴が生じ
るのを有効に防止出来る効果がある。
埋設されるスチールコードの分断された端末部同志を導
電性部材により接続して構成することにより、静電気が
スチールコードの一部に帯電して集中放電が生じるのが
防止され、ベルト本体の一部に焼けこげによる穴が生じ
るのを有効に防止出来る効果がある。
【図１】この発明の第１実施例を示すベルト本体の継ぎ
部の一部切欠した斜視図である。
部の一部切欠した斜視図である。
【図２】この発明の第２実施例を示すベルト本体の継ぎ
部の一部切欠した斜視図である。
部の一部切欠した斜視図である。
【図３】従来のベルトコンべヤ装置の説明図である。
【図４】図３のＡ−Ａ矢視拡大断面図である。
４ ベルト本体 ５ 導電体のスチール
コード ６ クッションゴム層 ７ 上面カバーゴム層 ８ 下面カバーゴム層 ９ 導電性部材
コード ６ クッションゴム層 ７ 上面カバーゴム層 ８ 下面カバーゴム層 ９ 導電性部材
Claims (1)
- 【請求項１】 スチールコードを埋設したクッションゴ
ム層の上下面に、上面カバーゴム層と下面カバーゴム層
とを積層してベルト本体を構成して成るコンべヤベルト
において、前記スチールコードの分断された端末部同志
を導電性部材により接続したことを特徴とするコンべヤ
ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30038091A JPH05139517A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンベヤベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30038091A JPH05139517A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンベヤベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05139517A true JPH05139517A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17884091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30038091A Pending JPH05139517A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | コンベヤベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05139517A (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP30038091A patent/JPH05139517A/ja active Pending
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