JP2737316B2 - 静電吸着搬送用無端状ベルト - Google Patents
静電吸着搬送用無端状ベルトInfo
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- JP2737316B2 JP2737316B2 JP28872489A JP28872489A JP2737316B2 JP 2737316 B2 JP2737316 B2 JP 2737316B2 JP 28872489 A JP28872489 A JP 28872489A JP 28872489 A JP28872489 A JP 28872489A JP 2737316 B2 JP2737316 B2 JP 2737316B2
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- Japan
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- electrode
- endless
- endless belt
- electrostatic attraction
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写装置等において使用される原稿搬送装
置などの自動用紙搬送装置に使用するための静電吸着搬
送用無端状ベルトに関する。
置などの自動用紙搬送装置に使用するための静電吸着搬
送用無端状ベルトに関する。
(従来の技術) 従来、自動用紙搬送装置を備えた複写装置において
は、プラテン部に用紙を搬送する手段として、一般に無
端状ベルトが用いられており、そして、搬送を確実にす
るため、静電気による吸着作用を利用して用紙を無端状
ベルトに吸着させて搬送するものが使用されている(例
えば特公昭56−51964号公報参照)。
は、プラテン部に用紙を搬送する手段として、一般に無
端状ベルトが用いられており、そして、搬送を確実にす
るため、静電気による吸着作用を利用して用紙を無端状
ベルトに吸着させて搬送するものが使用されている(例
えば特公昭56−51964号公報参照)。
第5図は、従来使用されている静電吸着搬送用の無端
状ベルトの断面図である。この無端状ベルトは、絶縁層
8、補強用布7及び絶縁層9よりなる複合積層体の上
に、櫛の歯状に形成された複数のパターン電極2及び3
が互いに組み合わされて対向するように形成され、その
上に半導電性材料として熱可塑性プラスチック層6が設
けられた構造を有している。なお、パターン電極2、3
は無端状ベルトの内側端面に露出した受電端子10と電気
的に接続されている。
状ベルトの断面図である。この無端状ベルトは、絶縁層
8、補強用布7及び絶縁層9よりなる複合積層体の上
に、櫛の歯状に形成された複数のパターン電極2及び3
が互いに組み合わされて対向するように形成され、その
上に半導電性材料として熱可塑性プラスチック層6が設
けられた構造を有している。なお、パターン電極2、3
は無端状ベルトの内側端面に露出した受電端子10と電気
的に接続されている。
この無端状ベルトは、第6図に示されるように給電機
構を有する一対のロール21及び22に張架され、搬送され
る。ロールの片側に設けられた金属部分が、電源20とシ
ャフト23、24を介して電気的に接続されているので、給
電は、それぞれのロールの金属部分が、無端状ベルト25
端部に露出した受電端子と接触することにより行われ
る。
構を有する一対のロール21及び22に張架され、搬送され
る。ロールの片側に設けられた金属部分が、電源20とシ
ャフト23、24を介して電気的に接続されているので、給
電は、それぞれのロールの金属部分が、無端状ベルト25
端部に露出した受電端子と接触することにより行われ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第5図に記載のような構造の無端状ベルト
は、構造が複雑であってその作成工程が増加し、コスト
面でも不利であるばかりでなく、ベルトの厚みの増加も
避けられない。その結果、小径のロールに張架すること
が困難になり、その用途が限定されてしまうと言う問題
があった。また、異なる素材を幾層にも積層して形成し
ているため、長時間使用すると、使用に際しての屈曲運
動により、積層体を構成する各層に剥がれを生じ、使用
不能になるという問題もあった。さらにまた、パターン
電極の下に絶縁層と補強用布よりなる厚い積層構造が存
在するため、その積層構造を貫通してベルト内側面に露
出するように受電端子を設けることは、技術的にも繁雑
であり、またコスト的にも不利であった。
は、構造が複雑であってその作成工程が増加し、コスト
面でも不利であるばかりでなく、ベルトの厚みの増加も
避けられない。その結果、小径のロールに張架すること
が困難になり、その用途が限定されてしまうと言う問題
があった。また、異なる素材を幾層にも積層して形成し
ているため、長時間使用すると、使用に際しての屈曲運
動により、積層体を構成する各層に剥がれを生じ、使用
不能になるという問題もあった。さらにまた、パターン
電極の下に絶縁層と補強用布よりなる厚い積層構造が存
在するため、その積層構造を貫通してベルト内側面に露
出するように受電端子を設けることは、技術的にも繁雑
であり、またコスト的にも不利であった。
本発明は、従来の無端状ベルトの上記のような問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構造で、
耐久性のある静電吸着搬送用無端状ベルトを提供するこ
とにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構造で、
耐久性のある静電吸着搬送用無端状ベルトを提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明の静電吸着搬送用無端状ベルトは、給電機構を
有する複数のローラに張架され、ローラの駆動により搬
送され、ローラからの給電により静電吸着力を発生して
用紙を吸着搬送するためのものであって、第1の発明
は、体積抵抗率108〜1012Ωcmの無端状半導電性ベルト
と、上記無端状半導電性ベルトの内側面に形成された第
1の電極及び第2の電極と、上記第1及び第2電極の上
に設けられた導電性保護膜とからなることを特徴とす
る。又、第2の発明は、体積抵抗率108〜1012Ωcmの無
端状半導電性ベルトと、上記無端状半導電性ベルトの内
側面に形成された第1の電極及び第2の電極と、上記第
1及び第2電極の上であって、ローラの給電機構と接触
しない部分に設けられた絶縁性保護膜とからなることを
特徴とする。
有する複数のローラに張架され、ローラの駆動により搬
送され、ローラからの給電により静電吸着力を発生して
用紙を吸着搬送するためのものであって、第1の発明
は、体積抵抗率108〜1012Ωcmの無端状半導電性ベルト
と、上記無端状半導電性ベルトの内側面に形成された第
1の電極及び第2の電極と、上記第1及び第2電極の上
に設けられた導電性保護膜とからなることを特徴とす
る。又、第2の発明は、体積抵抗率108〜1012Ωcmの無
端状半導電性ベルトと、上記無端状半導電性ベルトの内
側面に形成された第1の電極及び第2の電極と、上記第
1及び第2電極の上であって、ローラの給電機構と接触
しない部分に設けられた絶縁性保護膜とからなることを
特徴とする。
第2図は、本発明の静電吸着搬送用無端状ベルトを使
用した紙送り用装置の一例の概略構成図であって、プリ
ンターや複写機の原稿読み取り用のフィーダーである。
図中、11は給紙ベルトであって、本発明の静電吸着搬送
用無端状ベルトが使用される。12は駆動ロール、13は従
動ロールであって、給紙ベルトが張架されている。14は
トレイで、給紙すべき用紙(原稿)aが載置されてい
る。15は給紙ロールでリタードロール16と対向して配置
されている。17は制止板、18はテークアウエイロール
対、19は紙検知センサ、20は電源である。
用した紙送り用装置の一例の概略構成図であって、プリ
ンターや複写機の原稿読み取り用のフィーダーである。
図中、11は給紙ベルトであって、本発明の静電吸着搬送
用無端状ベルトが使用される。12は駆動ロール、13は従
動ロールであって、給紙ベルトが張架されている。14は
トレイで、給紙すべき用紙(原稿)aが載置されてい
る。15は給紙ロールでリタードロール16と対向して配置
されている。17は制止板、18はテークアウエイロール
対、19は紙検知センサ、20は電源である。
上記のような紙送り用装置において、無端状半導電性
ベルトの内側面に形成された第1及び第2電極は、耐久
性が要求される。すなわち無端状半導電性ベルトは、ロ
ーラの曲率で曲げられるため、ローラの曲率がR=10〜
20mmのように小さい場合には、かなりの屈曲性が必要に
なり、電極に亀裂が生じなく、又、電極が摩耗しないこ
とが要求される。本発明においては、電極の上に導電性
保護膜または絶縁性保護膜が形成されているため、小さ
な半径を有するローラに張架して搬送させた場合、電極
に亀裂が生じて電極の一部に絶縁が生じることがなく、
又長期間の使用による摩耗によって電極に短絡が生じる
こともなくなる。
ベルトの内側面に形成された第1及び第2電極は、耐久
性が要求される。すなわち無端状半導電性ベルトは、ロ
ーラの曲率で曲げられるため、ローラの曲率がR=10〜
20mmのように小さい場合には、かなりの屈曲性が必要に
なり、電極に亀裂が生じなく、又、電極が摩耗しないこ
とが要求される。本発明においては、電極の上に導電性
保護膜または絶縁性保護膜が形成されているため、小さ
な半径を有するローラに張架して搬送させた場合、電極
に亀裂が生じて電極の一部に絶縁が生じることがなく、
又長期間の使用による摩耗によって電極に短絡が生じる
こともなくなる。
(実施例) 第1図(a)は、第1の発明の静電吸着搬送用無端状
ベルトの裏面図、(b)はその縦断面図である。図中、
1は無端状半導電性ベルト、2及び3は第1電極及び第
2電極を構成するパターン電極、4は導電性保護膜であ
る。
ベルトの裏面図、(b)はその縦断面図である。図中、
1は無端状半導電性ベルト、2及び3は第1電極及び第
2電極を構成するパターン電極、4は導電性保護膜であ
る。
無端状半導電性ベルトは、体積抵抗率108〜1012Ωcm
になるように材料を使用して形成される。例えば、ポリ
ウレタン、NBR、シリコーンゴム、ポリエステル、ポリ
プロピレン等をベースとし、補強剤として、ポリエステ
ル、ナイロン、レーヨンその他の合成繊維よりなるメッ
シュ材を埋め込んだものが好適に使用される。
になるように材料を使用して形成される。例えば、ポリ
ウレタン、NBR、シリコーンゴム、ポリエステル、ポリ
プロピレン等をベースとし、補強剤として、ポリエステ
ル、ナイロン、レーヨンその他の合成繊維よりなるメッ
シュ材を埋め込んだものが好適に使用される。
第1電極及び第2電極を構成するパターン電極2及び
3は、櫛の歯状に互いに対向するように形成されてい
る。これらのパターン電極は、体積抵抗率103Ω・cm以
下の銀、銅、ニッケル、等の導電性ペーストを、スクリ
ーン印刷などの印刷によって作成することができる。強
度を得るために、印刷後100〜120℃で焼成してインクを
硬化させるのが好ましい。また、予め基材ベルト上に圧
接着した銅系薄層を、フォトエッチング等により加工し
て、パターン電極を形成することもできる。
3は、櫛の歯状に互いに対向するように形成されてい
る。これらのパターン電極は、体積抵抗率103Ω・cm以
下の銀、銅、ニッケル、等の導電性ペーストを、スクリ
ーン印刷などの印刷によって作成することができる。強
度を得るために、印刷後100〜120℃で焼成してインクを
硬化させるのが好ましい。また、予め基材ベルト上に圧
接着した銅系薄層を、フォトエッチング等により加工し
て、パターン電極を形成することもできる。
パターン電極の上には導電性保護膜が形成されるが、
合成樹脂をビヒクルとする印刷インクを用いて印刷によ
って形成することができる。この導電性保護膜は、体積
抵抗率103Ω・cm以下であることが好ましい。具体的に
は、カーボン粉を分散させた印刷インクが良好であっ
た。
合成樹脂をビヒクルとする印刷インクを用いて印刷によ
って形成することができる。この導電性保護膜は、体積
抵抗率103Ω・cm以下であることが好ましい。具体的に
は、カーボン粉を分散させた印刷インクが良好であっ
た。
パターン電極として、銀ペーストによって形成した銀
電極パターンを有する静電吸着搬送用無端状ベルトを、
第2図に示されるような紙送り用装置のローラ(R=10
〜20mm)に張架し、搬送テストを行ったところ、約100
万枚相当の搬送時間になるまで、電極に亀裂は発生しな
かった。
電極パターンを有する静電吸着搬送用無端状ベルトを、
第2図に示されるような紙送り用装置のローラ(R=10
〜20mm)に張架し、搬送テストを行ったところ、約100
万枚相当の搬送時間になるまで、電極に亀裂は発生しな
かった。
なお、比較のために、導電性保護膜を形成しないもの
を用いた場合には、数万枚の搬送時間になった時点で、
電極に亀裂が生じ、電極が一部絶縁状態になり、ベルト
全体に給電がなされない状態が生じた。この状態で用紙
を搬送した場合には、用紙とベルトとの吸着力が不十分
になり、送り出しまたは搬送不良が発生する可能性が高
くなる。
を用いた場合には、数万枚の搬送時間になった時点で、
電極に亀裂が生じ、電極が一部絶縁状態になり、ベルト
全体に給電がなされない状態が生じた。この状態で用紙
を搬送した場合には、用紙とベルトとの吸着力が不十分
になり、送り出しまたは搬送不良が発生する可能性が高
くなる。
本発明において、銀電極パターンの耐久性が改良され
た理由は、次のように考えられる。すなわち、銀電極パ
ターン上に導電性保護膜が存在しない場合、最初の段階
で生じた細かい亀裂が、ベルトの搬送回転を繰り返して
いくうちに、電極の絶縁が生じるまで深く進行し拡大し
てしまう。ところが、銀電極パターン上に導電性保護層
が存在すると、銀電極層の表面の伸縮は制御され、亀裂
の発生、進行が大巾に防止される。さらに又、銀電極の
場合、高湿度下においては電圧の印加時に空気中の水分
と反応して酸化銀、還元銀が形成され、それが両電極間
に結晶として成長し、短絡の原因となるが、導電性保護
膜を設けることにより防止することができる。
た理由は、次のように考えられる。すなわち、銀電極パ
ターン上に導電性保護膜が存在しない場合、最初の段階
で生じた細かい亀裂が、ベルトの搬送回転を繰り返して
いくうちに、電極の絶縁が生じるまで深く進行し拡大し
てしまう。ところが、銀電極パターン上に導電性保護層
が存在すると、銀電極層の表面の伸縮は制御され、亀裂
の発生、進行が大巾に防止される。さらに又、銀電極の
場合、高湿度下においては電圧の印加時に空気中の水分
と反応して酸化銀、還元銀が形成され、それが両電極間
に結晶として成長し、短絡の原因となるが、導電性保護
膜を設けることにより防止することができる。
第3図及び第4図は、第2の発明の静電吸着搬送用無
端状ベルトの裏面図であって、無端状半導電性ベルト1
上に第1電極及び第2電極を構成するパターン電極2及
び3が形成され、そしてこれらパターン電極2及び3
の、ローラの給電機構と接触しない部分に絶縁性保護膜
5が設けられている。第3図においては、絶縁性保護膜
5が連続したひとつの層となって形成されており、第4
図においては、絶縁性保護膜5が各パターン電極の櫛の
歯状の部分に、それぞれ独立して設けられている。
端状ベルトの裏面図であって、無端状半導電性ベルト1
上に第1電極及び第2電極を構成するパターン電極2及
び3が形成され、そしてこれらパターン電極2及び3
の、ローラの給電機構と接触しない部分に絶縁性保護膜
5が設けられている。第3図においては、絶縁性保護膜
5が連続したひとつの層となって形成されており、第4
図においては、絶縁性保護膜5が各パターン電極の櫛の
歯状の部分に、それぞれ独立して設けられている。
上記の場合、半導電性ベルト及びパターン電極は、上
記したと同様にして形成されたものである。また、絶縁
性保護膜は、絶縁性合成樹脂材料、例えば、ポリエステ
ル、テフロン、ポリプロピレン、絶縁性ゴム等、公知の
種々の材料を用い、印刷法によって形成することができ
る。そして、その膜厚は、通常5〜15μmの範囲で形成
される。なお、補強の為に2度塗りを行って膜厚を厚く
することも可能である。
記したと同様にして形成されたものである。また、絶縁
性保護膜は、絶縁性合成樹脂材料、例えば、ポリエステ
ル、テフロン、ポリプロピレン、絶縁性ゴム等、公知の
種々の材料を用い、印刷法によって形成することができ
る。そして、その膜厚は、通常5〜15μmの範囲で形成
される。なお、補強の為に2度塗りを行って膜厚を厚く
することも可能である。
これらの場合において、絶縁性保護膜は次のような役
割を果たす。即ち(1)静電吸着搬送用無端状ベルト
を、例えば第2図に示されるような紙送り装置に使用し
た場合、ベルトの内側に金属片、例えばクリップ、ステ
ープラーの針等が混入したさいに、それらによってパタ
ーン電極2とパターン電極3との間で短絡が生じるのを
防止する。(2)長期間の使用によって、櫛の歯状に平
行して並んでいる部分の電極が摩耗して、摩耗粉が隣り
の電極に伸びて電気的に短絡するのを防止する。(3)
電極に亀裂が発生し、拡大することによって絶縁化する
のを防止する。(4)電極を銀系のインクを用いて形成
した場合、前記したように高湿下において水分と反応し
て酸化銀或いは還元銀が形成して短絡の危険性が増すの
を防止する。
割を果たす。即ち(1)静電吸着搬送用無端状ベルト
を、例えば第2図に示されるような紙送り装置に使用し
た場合、ベルトの内側に金属片、例えばクリップ、ステ
ープラーの針等が混入したさいに、それらによってパタ
ーン電極2とパターン電極3との間で短絡が生じるのを
防止する。(2)長期間の使用によって、櫛の歯状に平
行して並んでいる部分の電極が摩耗して、摩耗粉が隣り
の電極に伸びて電気的に短絡するのを防止する。(3)
電極に亀裂が発生し、拡大することによって絶縁化する
のを防止する。(4)電極を銀系のインクを用いて形成
した場合、前記したように高湿下において水分と反応し
て酸化銀或いは還元銀が形成して短絡の危険性が増すの
を防止する。
(発明の効果) 本発明の静電吸着搬送用無端ベルトは、上記した構成
を有するから、構造が簡単であり、そして、無端状半導
電性ベルト上の第1の電極及び第2の電極の上に、導電
性又は絶縁性の保護膜が設けられているから、これら保
護層によって電極が保護され、長期間の使用によっても
電極が摩耗することがなく、また、小さな半径を有する
ローラに張架して搬送させた場合、電極に亀裂が生じて
電極の一部に絶縁が生じることもない。
を有するから、構造が簡単であり、そして、無端状半導
電性ベルト上の第1の電極及び第2の電極の上に、導電
性又は絶縁性の保護膜が設けられているから、これら保
護層によって電極が保護され、長期間の使用によっても
電極が摩耗することがなく、また、小さな半径を有する
ローラに張架して搬送させた場合、電極に亀裂が生じて
電極の一部に絶縁が生じることもない。
第1図(a)は第1発明の静電吸着搬送用ベルトの一例
の裏面図、(b)はその断面図、第2図は、紙送り装置
の概略構成図、第3図及び第4図は、それぞれ第2発明
の静電吸着搬送用ベルトの一例の裏面図、第5図は従来
の静電吸着搬送用無端ベルトの断面図、第6図は無端状
ベルトを張架した状態を示す説明図である。 1……無端状半導電性基体ベルト、2、3……パターン
電極、4……導電性保護膜、5……絶縁性保護膜、6…
…熱可塑性プラスチック層、7……補強用布、8、9…
…絶縁層、10……受電端子、11……給紙ベルト、12……
駆動ロール、13……従動ロール、14……トレイ、15……
給紙ロール、16……リタードロール、17……制止板、18
……テークアウエイロール対、19……紙検知センサ、20
……電源、21、22……ロール、23、24……シャフト、25
……無端状ベルト、a……用紙。
の裏面図、(b)はその断面図、第2図は、紙送り装置
の概略構成図、第3図及び第4図は、それぞれ第2発明
の静電吸着搬送用ベルトの一例の裏面図、第5図は従来
の静電吸着搬送用無端ベルトの断面図、第6図は無端状
ベルトを張架した状態を示す説明図である。 1……無端状半導電性基体ベルト、2、3……パターン
電極、4……導電性保護膜、5……絶縁性保護膜、6…
…熱可塑性プラスチック層、7……補強用布、8、9…
…絶縁層、10……受電端子、11……給紙ベルト、12……
駆動ロール、13……従動ロール、14……トレイ、15……
給紙ロール、16……リタードロール、17……制止板、18
……テークアウエイロール対、19……紙検知センサ、20
……電源、21、22……ロール、23、24……シャフト、25
……無端状ベルト、a……用紙。
Claims (2)
- 【請求項1】給電機構を有する複数のローラに張架さ
れ、ローラの駆動により搬送され、ローラからの給電に
より静電吸着力を発生して用紙を吸着搬送する静電吸着
搬送用無端状ベルトであって、体積抵抗率108〜1012Ωc
mの無端状半導電性ベルトと、上記無端状半導電性ベル
トの内側面に形成された第1の電極及び第2の電極と、
上記第1及び第2電極の上に設けられた導電性保護膜と
からなることを特徴とする静電吸着搬送用無端状ベル
ト。 - 【請求項2】給電機構を有する複数のローラに張架さ
れ、ローラの駆動により搬送され、ローラからの給電に
より静電吸着力を発生して用紙を吸着搬送する静電吸着
搬送用無端状ベルトであって、体積抵抗率108〜1012Ωc
mの無端状半導電性ベルトと、上記無端状半導電性ベル
トの内側面に形成された第1の電極及び第2の電極と、
上記第1及び第2電極の上であって、ローラの給電機構
と接触しない部分に設けられた絶縁性保護膜とからなる
ことを特徴とする静電吸着搬送用無端状ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28872489A JP2737316B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 静電吸着搬送用無端状ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28872489A JP2737316B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 静電吸着搬送用無端状ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03152035A JPH03152035A (ja) | 1991-06-28 |
JP2737316B2 true JP2737316B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17733868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28872489A Expired - Lifetime JP2737316B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 静電吸着搬送用無端状ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737316B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5593151A (en) * | 1994-12-19 | 1997-01-14 | Xerox Corporation | Self biasing electrostatic paper transport |
JP2018103781A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 無限軌道およびそれを備えた壁面吸着走行装置 |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP28872489A patent/JP2737316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03152035A (ja) | 1991-06-28 |
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