JPH055750U - 紙葉類搬送用平ゴムベルト - Google Patents

紙葉類搬送用平ゴムベルト

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JPH055750U
JPH055750U JP6063191U JP6063191U JPH055750U JP H055750 U JPH055750 U JP H055750U JP 6063191 U JP6063191 U JP 6063191U JP 6063191 U JP6063191 U JP 6063191U JP H055750 U JPH055750 U JP H055750U
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
belt
rubber layer
paper sheets
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6063191U
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English (en)
Inventor
康一 中川
昭二 金森
英一 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP6063191U priority Critical patent/JPH055750U/ja
Publication of JPH055750U publication Critical patent/JPH055750U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙葉類搬送用平ゴムベルトのゴム配合を2層
構造にすることによって、搬送時の外観的汚れと静電気
の発生を同時に防止する。 【構成】 紙葉類搬送用平ゴムベルトの搬送側には色ゴ
ム層を、プーリと接触する非搬送側には導電性ゴム層を
配置し、更に芯体帆布間の中間ゴム層を色ゴム層、導電
性ゴム層、もしくは黒ゴム層のいずれか1つを配置した
紙葉類搬送用平ゴムベルト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙葉類搬送用平ゴムベルトに関し、詳しくは自動改札機、現金預金 支払機等において紙幣、切符等の紙葉類を搬送する用途に使用される搬送用平ゴ ムべルトのに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙葉類搬送用平ゴムベルト(20)は、図2に示すように、1〜複数枚 の帆布(2)にゴム(4)を積層しているものが良く知られている。 特に、紙葉類を汚さないように黒色以外の色ゴム(4)がベルト全体に用いられ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来のベルトに用いられているゴムは、紙を汚さない ように黒色以外の色ゴムが用いられているが、そのゴムは通電性がなく、紙を搬 送する際ベルトとプーリ間との摩擦により静電気を発し、紙粉がベルトについた り、紙を重ね送りしたりするという欠点がある。
【0004】 一方、静電気の発生を防ぐためゴム配合中にアセチレンブラック、ファーネス ブラック等の導電性カーボンを混入することは知られているが、この導電性ゴム は黒色のためベルトとプーリが接触して摩擦することによってベルトが摩耗し、 その摩耗粉が紙葉類を汚したり、ベルトと紙葉類とのこすれによる紙の汚れ等の 欠点がある。
【0005】 本考案は上記の如き実情に鑑みその欠点を解消すべく鋭意検討した結果、平ゴ ムベルトのゴム配合を改善することによって紙葉類搬送時の外観的汚れと静電気 の発生を同時に防止する紙葉類搬送用平ゴムベルトを提供することを目的とする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするところは、少なくとも一層の 芯体帆布の上下両面にゴム状弾性体を積層貼着してなる紙葉類搬送用平ゴムベル トにおいて、搬送側となる上面には色ゴム層、又プーリと接触する非搬送側とな る下面には導電性ゴム層を配置し、更に芯体帆布間の中間ゴム層として色ゴム層 、導電性ゴム層もしくは黒ゴム層のいずれか1つを配置した紙葉類搬送用平ゴム ベルトである。
【0007】
【作用】
上記の如き構成の本考案の平ゴムベルトは、搬送用として使用される場合、紙 葉類を搬送する側は、色ゴム層のため汚れにくく、プーリで駆動される側は、導 電性ゴム層のため帯電しにくく搬送側のゴム面に紙の重なりおよび紙粉も付着し にくいという作用がある。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る紙葉類搬送用平ゴムベルトの具体的実施例について添付図 面にもとずいて説明する。 図1は芯体帆布(2)の上下両面にゴム状弾性体を積層貼着した搬送用平ゴム ベルトの一例を示す部分斜視図で、搬送用ゴム平ベルト(1)は縦、横糸が綿糸 、脂肪族ポリアミド、芳香剤ポリアミド単独、又は綿糸と脂肪族ポリアミド、ポ リエステル糸との混紡糸などで織りなされた帆布(2)を複数プライ(図1では 3プライ)各帆布間に中間ゴム層(3)を介して積層し、この芯体帆布(2)の 上面となる搬送側にはNR,SBR,CR,NBRなどの単一材又はこれらを適 宜ブレンドした色ゴム層(4)を、又、下面となる駆動プーリと接触する非搬送 側には、上記色ゴム層(4)と同材質の導電性ゴム層(5)がそれぞれ積層貼着 され一体化されている。
【0009】 前記、芯体帆布層(2)の上側にある色ゴム層(4)と下側にある導電性ゴム 層(5)は本考案の特徴部であって、まず色ゴム層(4)は、通常のゴム配合物 からカーボンブラックを除去したゴム配合物で搬送物と接触する所は、非通電性 となっている。
【0010】 又、導電性ゴム層(5)は前記したゴム100重量部に対し、導電性カーボン ブラック例えばアセチレンブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラック 又はファーネスブラックを10〜60重量部配合したものである。
【0011】 尚、導電性カーボン量が10重量部以下では通電性の機能が充分発揮されず静 電気が発生する。一方、導電性カーボン量が60重量部以上では電気抵抗値は小 さくなり静電気の発生は防止出来るがゴム練り加工がしにくくなり、又、ゴム物 性的には切断時の伸びが小さくなってベルト寿命が短くなる不具合がある。そし て前記芯体帆布間の中間ゴム(3)は前記した色ゴム、導電性ゴム、もしくは通 常のカーボンが配合された黒ゴムのいずれであってもよい。
【0012】 (試験例) 次に、本考案に係る紙葉類搬送用平ゴムベルトと、従来の搬送用平ゴムベルト との電気抵抗値を確認した試験例を示す。 図1に示す本考案に係る平ゴムベルト(1)は芯体帆布がポリエステル、色ゴ ム層がNBRを主体とした非導電性カーボンブラックまたは導電性カーボンブラ ックが配合されていない配合物、又導電性ゴム層はNBRを主体とし導電性カー ボンブラックがゴム100重量部に対し40重量部配合された配合物で構成され 、一方、図2に示す従来の平ゴムベルト(20)はポリエステル芯体帆布と前記 したNBRを主体とした非導電性カーボンブラックまたは導電性カーボンブラッ クのない色ゴムで構成されている。
【0013】 それぞれのベルトについて、自動絶縁抵抗計(トランジスタ定電圧方式で50 0V、100MΩ型)を用いてベルト長手方向216mm間の電気抵抗値を測定 した。その結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】 この結果より、本考案の平ゴムベルトはプーリと接触する非搬送側で静電防止 機能を有している事が確認できると共に、このベルトを使用して紙葉類の搬送を 実施した結果、搬送側での紙の重ね合わせもなく、又汚れも生じなかった。
【0016】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係る紙葉類搬送用平ゴムベルトは平ゴムベルトの上面の ゴム配合を色ゴム層、下面のゴム配合を導電性ゴム層の2層構造とし紙葉類搬送 物と接触する色ゴム層は通電性がなく静電気が発生しても、プーリと接触する下 面の導電性ゴム層より静電気を逃がす構造となっているため、紙葉類搬送時の外 観的汚れと静電気による紙粉付着、紙の重ね送りを同時に防止することが出来、 紙葉類搬送用平ゴムベルトとして好適な効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紙葉類搬送用平ゴムベルトの1部
断面斜視図。
【図2】従来の紙葉類搬送用平ゴムベルトの断面図。
【符号の説明】
1 搬送用平ゴムベルト 2 芯体帆布 3 中間ゴム層 4 色ゴム層 5 導電性ゴム層

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】少なくとも一層の芯体帆布の上下両面にゴ
    ム状弾性体を積層貼着してなる紙葉類搬送用平ゴムベル
    トにおいて、搬送側となる上面には色ゴム層を、又プー
    リと接触する非搬送側となる下面には導電性ゴム層を配
    置し、更に芯体帆布間の中間ゴム層として色ゴム層、導
    電性ゴム層、もしくは黒ゴム層のいずれか1つを配置し
    たことを特徴とする紙葉類搬送用平ゴムベルト
JP6063191U 1991-07-05 1991-07-05 紙葉類搬送用平ゴムベルト Pending JPH055750U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011021542A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 ニッタ株式会社 紙葉類搬送用ローラ
WO2011021540A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 ニッタ株式会社 紙葉類搬送用ローラ
KR101671951B1 (ko) * 2015-06-09 2016-11-03 (주)화승엑스윌 마모확인 타입 철광석 운송용 컨베이어 벨트 및 그 제조방법

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JPS59136729A (ja) * 1983-01-13 1984-08-06 ザ・グツドイア−・タイヤ・アンド・ラバ−・コンパニ− 導電性書類運搬ベルト
JPS6112551A (ja) * 1984-06-25 1986-01-20 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 原稿搬送ベルト

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