WO2014024522A1 - 電池 - Google Patents

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Abstract

本発明は、注液口が捲回電極体の正極端部又は負極端部のいずれかに偏って配置されている場合であっても、注液口から注入した電解液が、捲回電極体に十分に含浸され得る電池を提供することにある。本発明の電池は,捲回電極体と,注液口が設けられた電池ケースと,正極端子部材と,負極端子部材とを備える。捲回電極体は,正極端部と,負極端部とを有する。正極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮された正極端子接合部を有する。負極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮された負極端子接合部を有する。注液口は,正極端子接合部又は負極端子接合部のうちいずれか一方に偏って位置している。捲回電極体は,注液口から遠い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離が,注液口に近い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離よりも大きいものである。

Description

電池
 本発明は,電池に関する。詳しくは,電解液の含浸性が良好な電池の構造に関する。
 近年,リチウムイオン二次電池などの電池は,携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器,ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両等,多岐にわたる分野で利用されている。特にリチウムイオン二次電池は,エネルギー密度が高いため,各種の機器に搭載する上で好適である。
 このような二次電池の構造として,例えば,下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の二次電池は,角型の電池ケース(ケース3,以下説明においてかっこ書きにて特許文献1中の名称と符号を記す)に捲回電極体(偏平捲回型電極体4)を収容した構成となっている。捲回電極体は,箔状の正極集電体(正極集電体413)の表面に正極活物質層(正極活物質層412)が形成された正極板(正極板41),箔状の負極集電体(負極集電体423)の表面に負極活物質層(負極活物質層422)が形成された負極板(負極板42),および,正極板と負極板とを絶縁するセパレータ(セパレータ43)を捲回した扁平形状とされている。この捲回電極体は,正極活物質層の形成されていない正極活物質層非形成部(辺縁部414)が捲回されてなる正極端部(突出端部411)を,捲回軸方向に沿う一端側に有するとともに,負極活物質層の形成されていない負極活物質層非形成部(辺縁部424)が捲回されてなる負極端部(突出端部421)を,捲回軸方向に沿う他端側に有している。
 正極端部には,正極端子部材(正極端子1)が接合され,負極端部には,負極端子部材(負極端子2)が接合される。各端部(各突出端部411,421)における正極端子又は負極端子との接合部は,正極活物質層非形成部(辺縁部414)又は負極活物質層形成部(辺縁部424)の積層体が,捲回軸方向に直行する電池ケースの厚さ方向に圧縮された状態となっている(特許文献1の図1,段落[0040]参照)。特にこの文献に記載の二次電池では,捲回電極体の各端部(各突出端部411,421)は,捲回軸方向に沿う端面で見たときに,その一部が電池ケースの厚さ方向に沿って完全につぶれている(圧縮されている)。
 このように構成された二次電池では,捲回電極体の捲回軸方向に沿う両端部(突出端部411,421)と,この両端部の間の部分との間に,厚さの差が生じる。そのため,この厚さの差により生じたスペースに,正極端子部材及び負極端子部材を収めることができるので,電池全体を小型化できるとされている(特許文献1の段落[0018]参照)。
特開2002-8708号公報
 しかしながら,上記特許文献1に記載の二次電池では,正極端子部材及び負極端子部材は,捲回電極体の各端部(各突出端部411,421)から略同じ距離だけ捲回軸方向の内側へ入った所に接合されている。また,捲回電極体の各端部(各突出端部411,421)は,捲回軸方向に沿う端面で見たときに,その一部が電池ケースの厚さ方向に沿って完全につぶれている(圧縮されている)。言い換えれば,捲回電極体の捲回軸方向に沿う両端には,正極板又は負極板が隙間なく積層された部分があり,その部分の捲回密度は非常に高くなっている。そのため,捲回電極体の捲回軸方向における両端部は,電解液の含侵性が低いものとなっていた。
 特に,二次電池では電池ケースに設けられた注液口から電解液を注入するが,この注液口の位置が,いずれかの端部(正極端部又は負極端部)に偏っている場合には,注液口から遠い方の端部にまで電解液が十分に行き渡らないおそれがある。そのような場合に,注液口から遠い方の端部の捲回密度が高いと,その端部に十分な電解液が含侵しないという問題が生じ得る。電解液が十分に含浸しない場合,電池としての機能が発揮されない。
 本発明は,上記のような問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,注液口が捲回電極体の正極端部又は負極端部のいずれかに偏って配置されている場合であっても,注液口から注入した電解液が,捲回電極体の両端部に十分に含侵され得る電池を提供することにある。
 この課題の解決を目的としてなされた本発明の一態様における電池は,箔状の正極集電体の表面に正極活物質層が形成された正極板,箔状の負極集電体の表面に負極活物質層が形成された負極板,および,正極板と負極板とを絶縁するセパレータを捲回してなる捲回電極体と,捲回電極体を収容する電池ケースと,電池ケースに設けられ,電池ケース内へ電解液を注入するための注液口と,捲回電極体に接合される正極端子部材および負極端子部材と,を備える。捲回電極体は,正極板における正極活物質層の形成されていない正極活物質層非形成部が負極板からはみ出た状態で捲回されてなる正極端部を,捲回軸方向の一端側に有するとともに,負極板における負極活物質層の形成されていない負極活物質層非形成部が正極板からはみ出た状態で捲回されてなる負極端部を,捲回軸方向の他端側に有する。正極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮され,正極端子部材が接合される正極端子接合部を有する。負極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮され,負極端子部材が接合される負極端子接合部を有する。注液口は,正極端子接合部又は負極端子接合部のうちいずれか一方に偏って位置している。捲回電極体は,注液口から遠い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離が,注液口に近い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離よりも大きいものである。
 上記構成の電池では,注液口から遠い方の接合部は,注液口に近い方の接合部よりも,各接合部が設けられている端部における捲回軸方向に沿う端までの距離が長い。従って,捲回電極体は,注液口から遠い方の接合部側の端面における捲回密度が,注液口に近い方の接合部側の端面における捲回密度よりも低くなる。これは,捲回電極体が圧縮された部分である接合部が,捲回電極体の端からどの程度離れるかによって,捲回電極体の端面の圧縮の程度が変わってくるためである。
 よって上記構成の電池によれば,注液口が,正極端子接合部又は負極端子接合部のうちいずれか一方に偏っていることにより,注液口から遠い方の接合部のある端部(正極端部又は負極端部)に電解液が十分に行き渡らないおそれがある場合であっても,注液口から遠い方の接合部のある端部の捲回密度が低いことにより,その端部の含侵性が向上し,その端部にまで電解液を十分に含侵させることができる。なお,注液口に近い方の接合部のある端部は,注液口から近いため,捲回密度が高くても電解液が十分に含侵し得る。よって上記構成によれば,捲回電極体の両端部に電解液が十分に含侵され得る電池を提供することができる。
 ここで上記構成の電池では,注液口は,正極端子接合部寄りに設けられており,捲回電極体は,負極端子接合部から当該負極端子接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離が,正極端子接合部から当該正極端子接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離よりも大きいものであることが望ましい。
 このような構成とすれば,注液口が正極端子接合部寄りに設けられていても,負極端子接合部のある負極端部にまで十分に電解液が含侵されるので,電解液の含侵性の良好な電池を提供できる。
 また電池の使用に際して規定値を超える電圧での充電があったときには,電解液が気化し,そのガスが電池内に充満することがある。このガスは,主に正極端部側に発生する。上記構成では,正極端部は,負極端部よりも接合部の位置が捲回軸方向に沿う端に近い。よって,捲回電極体における正極端子接合部よりも捲回軸方向に沿う中央側の部分を,ガス抜けのための膨張可能な領域(接合部のない圧縮されていない領域)として広くとることができる。よって,ガス抜け性の良好な電池とすることができる。
 本構成によれば,注液口が捲回電極体の正極端部又は負極端部のいずれかに偏って配置されている場合であっても,注液口から注入した電解液が,捲回電極体の両端部に十分に含侵され得る電池を提供することができる。
実施形態に係る電池を示す断面図である。 実施形態の電池が備える捲回電極体の斜視図である。 同捲回電極体の構造を示す図である。 同捲回電極体を構成する正極板を示す図である。 同捲回電極体を構成する負極板を示す図である。 実施形態に係る端子付蓋部材を示す斜視図である。 正極端子部材を接続した捲回電極体の左端面図である。 負極端子部材を接続した捲回電極体の右端面図である。
 以下,本発明の電池を具体化した実施形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は,実施形態に係る電池100の断面図である。実施形態に係る電池100は,図1に示すように,角型の電池ケース110と,電池ケース110の内部に収容された捲回電極体(発電要素)150とを備える角型のリチウムイオン二次電池である。この電池100は,ハイブリッドカーや電気自動車等の車両や,ハンマードリル等の電池使用機器に搭載されるものである。なお,本明細書において,特に断りのない限りは,上下左右は,図1を基準にいうものとし,また,図1中紙面手前側を前方,紙面奥側を後方というものとする。
1.捲回電極体
 捲回電極体150について図2~5に基づいて説明する。図2,3に示すように,捲回電極体150は,帯状の正極板155,負極板156,及びセパレータ157を扁平形状に捲回した扁平型の捲回電極体150である。
 正極板155は,図4に示すように,長手方向DAに延びる帯状で,アルミニウム箔からなる正極集電体(正極基材)151と,この正極集電体151の表面の一部に配置された正極活物質層(正極合材層)152とを有している。正極活物質層152は,正極活物質153とアセチレンブラックからなる導電材とPVDF(結着剤)とを含んでいる。
 正極集電体151のうち,正極活物質層152が塗工されている部位を,正極活物質層形成部(正極合材層塗工部)151cという。一方,正極活物質層152が塗工されていない部位を,正極活物質層非形成部(正極合材層未塗工部)151bという。正極活物質層非形成部151bは,正極集電体151(正極板155)の幅方向DB(図4において左右方向)の端部(図4において左端部)に位置し,正極集電体151(正極板155)の長手方向DA(図4において上下方向)に沿って帯状に延びている。
 また,負極板156は,図5に示すように,長手方向DAに延びる帯状で,銅箔からなる負極集電体(負極基材)158と,この負極集電体158の表面の一部に配置された負極活物質層(負極合材層)159とを有している。負極活物質層159は,負極活物質154とSBR(結着剤)とCMC(増粘剤)とを含んでいる。
 負極集電体158のうち,負極活物質層159が塗工されている部位を,負極活物質層形成部(負極合材層塗工部)158cという。一方,負極集電体158のうち,負極活物質層159が塗工されていない部位を,負極活物質層非形成部(負極合材層未塗工部)158bという。負極活物質層非形成部158bは,負極集電体158(負極板156)の幅方向DB(図5において左右方向)の端部(図5において右端部)に位置し,負極集電体158(負極板156)の長手方向DA(図5において上下方向)に沿って帯状に延びている。
 このように構成された正極板155,負極板156を,図3に示すようにセパレータ157を間に介在させて,扁平形状に捲回したものが,図2に示す捲回電極体150である。捲回電極体150は,図1に示すように,捲回軸方向を水平方向に沿わせた状態で,電池ケース110内に収容される。
 この捲回電極体150は,図2に示すように,正極活物質層非形成部151bが負極板156からはみ出た状態で捲回されてなる正極端部185を有する。正極端部185は,捲回軸方向について捲回電極体150の一端部(左端部)をなす。
 また,捲回電極体150は,図2に示すように,負極活物質層非形成部158bが正極板155からはみ出た状態で捲回されてなる負極端部186を有する。負極端部186は,捲回軸方向について捲回電極体150の他端部(右端部)をなす。
 また捲回電極体150は,正極活物質層形成部151c(正極板155の正極活物質層152が形成された部分)と,負極活物質層形成部158c(負極板156の負極活物質層159が形成された部分)と,セパレータ157とが捲回されてなる発電部187を有する(図2参照)。発電部187は,捲回軸方向について正極端部185と負極端部186との間に位置する。
2.電池ケース
 電池ケース110について図1及び図6に基づいて説明する。図6は,実施形態に係る端子付蓋部材115の一部を分解した斜視図である。
 電池ケース110は,図1に示すように,上部に開口部111dを有する矩形箱状の電池ケース本体111と,電池ケース本体111の開口部111dを閉塞する板状の電池ケース蓋113とを備えている。電池ケース110は,金属(具体的には純アルミニウム)からなる。また電池ケース110は,電池ケース蓋113以外の面のうちの2面が他の面よりも大面積の扁平面をなす扁平角型のものである。
 電池ケース本体111は,内部に捲回電極体150を収容している。電池ケース本体111は,電池ケース蓋113に対向する矩形板状のケース底壁部111bと,ケース底壁部111bの周縁から上方へ立設する4つのケース側壁部111cとを備える。
 電池ケース蓋113は,電池ケース本体111に対して溶接により接合されている。電池ケース蓋113は,矩形板状をなし,その長手方向(左右方向)の両端部には,この電池ケース蓋113を貫通する円形状の貫通孔113h,113kが形成されている。また,電池ケース蓋113の長手方向の中央部には,安全弁113jが設けられている。この安全弁113jは,電池ケース蓋113と一体的に形成されて,電池ケース蓋113の一部をなしている。
 安全弁113jは,電池ケース蓋113の他の部分よりも薄く形成されると共に,その上面には溝部113jvが形成されている(図6参照)。これにより,安全弁113jは,電池ケース110内部の内圧が所定圧力に達した際に作動する。即ち,内圧が所定圧力に達したときに溝部113jvが破断して,電池ケース110の内部のガスを外部に放出する。
 また,電池ケース蓋113の安全弁113jと貫通孔113hとの間には,電解液(図示なし)を電池ケース110内に注入するための注液口113nが形成されている(図1参照)。この注液口113nは,注液栓113mにより封止されている。
 さらに,電池100は,電池ケース本体111の内部で捲回電極体150に電気的に接続すると共に,電池ケース蓋113の貫通孔113h,113kを通じて外部に延出する電極端子部材(正極端子部材130及び負極端子部材140)を備えている。
 正極端子部材130は,正極接続部材135と正極外部端子部材(外部接続端子)137と正極締結部材(ボルト)139とにより構成されている(図1,図6参照)。このうち,正極接続部材135は,金属(純アルミニウム)からなり,捲回電極体150に接続すると共に,電池ケース蓋113の貫通孔113hを通じて外部に延出している。正極外部端子部材137は,金属からなり,電池ケース蓋113上(電池ケース110の外部)に位置し,電池ケース110の外部において正極接続部材135と電気的に接続している。正極締結部材139は,金属からなり,電池ケース蓋113上(電池ケース110の外部)に位置し,正極外部端子部材137に電気的に接続されている。
 負極端子部材140は,負極接続部材145と負極外部端子部材(外部接続端子)147と負極締結部材(ボルト)149とにより構成されている(図1,図6参照)。このうち,負極接続部材145は,金属(純銅)からなり,捲回電極体150に接続すると共に,電池ケース蓋113の貫通孔113kを通じて外部に延出している。負極外部端子部材147は,金属からなり,電池ケース蓋113上(電池ケース110の外部)に位置し,電池ケース110の外部において負極接続部材145と電気的に接続している。負極締結部材149は,金属からなり,電池ケース蓋113上(電池ケース110の外部)に位置し,負極外部端子部材147に電気的に接続されている。
 さらに,電池100は,正極端子部材130(詳細には,正極接続部材135)と電池ケース蓋113との間に介在し,両者を電気的に絶縁するガスケット(第1絶縁部材)170を備えている。ガスケット170は,電気絶縁性の樹脂(具体的にはPFA)からなる。このガスケット170は,負極端子部材140(詳細には,負極接続部材145)と電池ケース蓋113との間にも介在している。
 また電池100は,電気絶縁性の樹脂(具体的には100%PPS)からなり,電池ケース蓋113上に配置されたインシュレーター(第2絶縁部材)180を備えている。このインシュレーター180は,正極端子部材130(詳細には,正極外部端子部材137及び正極締結部材139)と電池ケース蓋113との間に介在し,両者を電気的に絶縁する。なお,このインシュレーター180は,負極端子部材140(詳細には,負極外部端子部材147及び負極締結部材149)と電池ケース蓋113との間にも介在している。
 本実施形態では,これらの電極端子部材(正極端子部材130及び負極端子部材140)と,ガスケット170,170と,インシュレーター180,180とを,電池ケース蓋113に組み付けることにより,端子付蓋部材115が構成されている。具体的には,図6に示すように,正極端子部材130に設けられた加締め部133と台座部131との間に,正極外部端子部材137,インシュレーター180,電池ケース蓋113,及び,ガスケット170を挟んで固定すると共に,負極端子部材140に設けられた加締め部143と台座部141との間に,負極外部端子部材147,インシュレーター180,電池ケース蓋113,及び,ガスケット170を挟んで固定することで,これらが一体となった端子付蓋部材115が形成されている。
3.電極端子部材と捲回電極体との接合
 次に,電極端子部材(正極端子部材130および負極端子部材140)と捲回電極体150との接合について詳述する。電極端子部材(正極端子部材130および負極端子部材140)のうち正極接続部材135および負極接続部材145が,捲回電極体150に対して接合される。正極接続部材135は,台座部131と挿通部132と加締め部133と電極体接続部134とを有している(図1,6参照)。このうち,台座部131は,矩形板状をなし,電池ケース本体111の内部に位置している。挿通部132は,台座部131の上面から突出する円柱形状で,電池ケース蓋113の貫通孔113hに挿通されている。加締め部133は,挿通部132の上端に連なった部位であり,加締められて(拡径するように変形されて)円盤状をなし,正極外部端子部材137に電気的に接続している。
 電極体接続部134は,台座部131の下面から電池ケース本体111のケース底壁部111b側に延びる板状部134aと,板状部134aから内側へ(前方へ)折れており,捲回電極体150に対して溶接される溶接部134bとを備える。溶接部134bは,捲回電極体150の正極端部185に溶接される。これにより,正極接続部材135と捲回電極体150とが電気的かつ機械的に接続される。
 負極接続部材145は,正極接続部材135と同様の構成とされている。すなわち,負極接続部材145は,台座部141と挿通部142と加締め部143と電極体接続部144とを有している(図1,6参照)。このうち,台座部141は,矩形板状をなし,電池ケース本体111の内部に位置している。挿通部142は,台座部141の上面から突出する円柱形状で,電池ケース蓋113の貫通孔113kを挿通している。加締め部143は,挿通部142の上端に連なった部位であり,加締められて(拡径するように変形されて)円盤状をなし,負極外部端子部材147に電気的に接続している。
 電極体接続部144は,台座部141の下面から電池ケース本体111の底壁部111b側に延びる板状部144aと,板状部144aから内側へ(後方へ)折れており,捲回電極体150に対して溶接される溶接部144bとを備える。溶接部144bは,捲回電極体150の負極端部186に溶接される。これにより,負極接続部材145と捲回電極体150とが電気的かつ機械的に接続される。なお,正極接続部材135および負極接続部材145の溶接には,例えば,スポット溶接や超音波溶接等が用いられる。
 ここで,正極端部185における正極接続部材135の接合部を,正極端子接合部190と称する。正極端子接合部190は,図7に示すように,捲回電極体150の捲回軸方向に直行する電池ケース110の厚さ方向(前後方向)に沿って圧縮されている。また,図1に示すように,正極接続部材135は,捲回電極体150の左端150aから距離a離れた位置に接合されている。すなわち,正極接続部材135と,捲回電極体150の左端150aとの捲回軸方向に沿う離隔距離は,aである。この捲回電極体150の左端150aから距離aの位置というのは,ほとんど捲回電極体150の左端150aから離れていない位置である。このことから,正極端子部材130の捲回電極体150に対する溶接を,端溶接と称する。端溶接の場合,捲回電極体150を左端面150eから見たとき,図7に示すように,左端面(左巻き口)150eの上部は,正極板155が略隙間なく捲回(積層)されている。すなわち,捲回電極体150は,左端150a側の捲回密度が,後述する右端150b側の捲回密度よりも高い。このようになるのは,正極端子接合部190が圧縮されていることにより,その周りの部分も圧縮されることに起因する。
 一方,負極端部186における負極接続部材145の接合部を,負極端子接合部191と称する。負極端子接合部191は,図8に示すように,捲回電極体150の捲回軸方向に直行する電池ケース110の厚さ方向(前後方向)に沿って圧縮されている。また,図1に示すように,負極接続部材145は,捲回電極体150の右端150bから距離b離れた位置に接合されている。すなわち,負極接続部材145と,捲回電極体150の右端150bとの捲回軸方向に沿う離隔距離は,bである。離隔距離bとaとの関係は,a<bとなっている。捲回電極体150の右端150bから距離bの位置というのは,捲回電極体150の右端150bから内側へ入り込んだ位置である。このことから,負極端子部材140の捲回電極体150に対する溶接を,内側溶接と称する。内側溶接の場合,捲回電極体150を右端面150fから見たとき,図8に示すように,右端面(右巻き口)150fの上部は,負極板156が多少の隙間をもって捲回されている。すなわち,右端面(右巻き口)150fの上部の前後方向に沿う幅寸法y(図8参照)は,左端面(左巻き口)150eの上部の前後方向に沿う幅寸法x(図7参照)よりも大きい。言い換えれば,捲回電極体150は,右端150b側の捲回密度が左端側の捲回密度よりも低い。このようになるのは,負極端子接合部191が圧縮されていることにより,その周りの部分が圧縮されても,右端150bは,負極端子接合部191から距離b離れているため,左端面150eのように隙間なく圧縮されることはないからである。
 また本実施形態では,電池ケース蓋113に設けられた注液口113nの位置は,図1に示すように,捲回電極体150における捲回軸方向(左右方向)に沿う中央位置よりも,正極端子接合部190側に偏っている。言い換えれば,正極端子接合部190は,負極端子接合部191よりも注液口113nに近く,負極端子接合部191は,正極端子接合部190よりも注液口113nから遠くに位置している。
 このように,注液口113nの位置が正極端部185に偏っている場合,正極端部185へは電解液が含浸しやすくなり,負極端部186へは電解液が含浸しにくくなる。しかし本実施形態では,注液口113nから遠い負極端部186にある負極端子接合部191と捲回電極体150の右端150bとの離隔距離bを,注液口113nから近い正極端部185にある正極端子接合部190と捲回電極体150の左端150aとの離隔距離aよりも,大きくしている。これにより,捲回電極体150における右端150b側の捲回密度を,左端150a側の捲回密度よりも低くして,右端150b側(負極端部186側)の電解液の含浸性を向上させている。
 よって本実施形態の電池100では,注液口113nから遠い負極端部186であっても,右端面150fの捲回密度が低いため,電解液が十分に浸透する。一方,注液口113nに近い正極端部185は,左端面150eの捲回密度が高くても,注液口113nが近いため,電解液が十分に浸透する。従って本実施形態によれば,捲回電極体150への電解液の含浸性の良い電池100を製造することができる。
 なお実施形態において注液口113nを正極端部185寄りに設けたのは,次の理由による。すなわち,正極端部185の材質は,アルミニウムであり,負極端部186の材質である銅よりも,導電率が低い。よって,正極端子部材130を正極端部185に溶接するためには,その溶接面積を,負極端部186の溶接面積よりも,大きくすることが望ましい。但し正極端部185における溶接面積を大きくしてしまうと,その分,正極端部185が圧縮される(正極端子接合部190が大きくなる)ため,正極端部185への電解液の含浸性が悪くなる。そこで,注液口113nを正極端部185側に配置して,正極端部185へ電解液を行き渡りやすくしているのである。
4.電解液の注入
 上述のように端子付蓋部材115を捲回電極体150に接合した後,捲回電極体150を電池ケース本体111に収納するとともに,電池ケース本体111の開口部111dを電池ケース蓋113で塞ぎ,電池ケース本体111に対して電池ケース蓋113の全周を溶接する。これにより,電池ケース110は,捲回電極体150を収納した状態で封止される。
 その後,電池ケース蓋113に形成された注液口113nから,電池ケース110内へ電解液を注入する。注入された電解液は,捲回電極体150に含浸する。本実施形態では,電解液として,非水溶媒に電解質を溶解した非水電解液を用いる。非水溶媒としては,エチレンカーボネート,プロピレンカーボネート,ジメチルカーボネート(DMC),ジエチルカーボネート,エチルメチルカーボネート(EMC),1,2-ジメトキシエタン,1,2-ジエトキシエタン,テトラヒドロフラン,1,3-ジオキソラン等からなる群から選択された一種または二種以上を用いることができる。本実施形態に係る電池100では,ジエチルカーボネートとエチレンカーボネートとの混合溶媒(例えば質量比1:1)を用いている。
 また,電解質(支持塩)としては,フッ素を構成元素とする各種リチウム塩から選択される一種または二種以上を用いることができる。例えば,LiPF,LiBF,LiASF,LiCFSO,LiCSO,LiN(CFSO,LiC(CFSO等からなる群から選択される一種または二種以上を用いることができる。本実施形態に係る電池100では,電解質としてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)を用いている。その濃度は約1mol/リットルである。
 注液口113nから上記電解液を注入した後は,注液口113nに注液栓113mを挿入する。これにより,注液口113nが封止される。その後,所定の処理を行うことで,実施形態の電池100(図1参照)が完成する。
 なお実施形態の電池100は,この電池100による電気エネルギーを動力源の全部または一部に使用する車両に搭載することができる。「車両」としては,例えば,電気自動車,ハイブリッド自動車,プラグインハイブリッド自動車,ハイブリッド鉄道車両,フォークリフト,電気車いす,電動アシスト自転車,電動スクーターなどが挙げられる。
5.実施形態の作用効果
 以上説明したように,実施形態の電池100は,箔状の正極集電体151の表面に正極活物質層152が形成された正極板155,箔状の負極集電体158の表面に負極活物質層159が形成された負極板156,および,正極板155と負極板156とを絶縁するセパレータ157を捲回してなる捲回電極体150と,捲回電極体150を収容する電池ケース110と,電池ケース110に設けられ,電池ケース110内へ電解液を注入するための注液口113nと,捲回電極体150に接合される正極端子部材130および負極端子部材140と,を備える。捲回電極体150は,正極板155における正極活物質層152の形成されていない正極活物質層非形成部151bが負極板156からはみ出た状態で捲回されてなる正極端部185を,捲回軸方向の一端(左端150a)側に有するとともに,負極板156における負極活物質層158の形成されていない負極活物質層非形成部158bが正極板155からはみ出た状態で捲回されてなる負極端部186を,捲回軸方向の他端(右端150b)側に有する。正極端部185は,捲回軸方向に直行する方向(前後方向)に圧縮され,正極端子部材130が接合される正極端子接合部190を有する。負極端部186は,捲回軸方向に直行する方向(前後方向)に圧縮され,負極端子部材140が接合される負極端子接合部191を有する。
 さらに実施形態の電池100では,注液口113nは,正極端子接合部190寄りに設けられている。捲回電極体150は,負極端子接合部191から,負極端子接合部191側の捲回軸方向に沿う端(右端150b)までの離隔距離bが,正極端子接合部190から,正極端子接合部190側の捲回軸方向に沿う端(左端150a)までの離隔距離aよりも大きいものである。
 このように構成された本実施形態の電池100では,注液口113nから遠い負極端子接合部191は,注液口113nに近い正極端子接合部190よりも,捲回電極体150における捲回軸方向に沿う端(負極端子接合部191においては右端150b,正極端子接合部190においては左端150a)までの距離が,a<bと長い(図1参照)。従って,捲回電極体150は,負極端子接合部191側の端面150f(図8参照)における捲回密度が,正極端子接合部190側の端面150e(図7参照)における捲回密度よりも低くなる。言い換えれば,右端面150fの箔間隙間が,左端面150eの箔間隙間よりも大きくなる。これは,捲回電極体150が圧縮された部分である接合部190,191が,捲回電極体150の端150a,150bからどの程度離れるかによって,捲回電極体150の端面150e,150fの圧縮の程度が変わってくるためである。なお,接合部190(191)が捲回電極体150の端150a(150b)から離れるほど,捲回電極体150の端面150e(150f)の捲回密度は低くなり,接合部190(191)が捲回電極体150の端150a(150b)に近づくほど,捲回電極体150の端面150e(150f)の捲回密度は高くなる。
 よって実施形態のように,注液口113nが,正極端子接合部190に偏っていることにより,負極端部186に電解液が十分に行き渡らないおそれがある場合であっても,負極端部186の捲回密度が低いことにより,負極端部186の含浸性が向上するので,負極端部186に電解液を十分に含浸させることができる。なお,電解液は,主に捲回電極体150の両端部150a,150bから含浸される。また,正極端部185は,注液口113nから近いため,捲回密度が高くても電解液が十分に含浸し得る。よって本実施形態によれば,捲回電極体150の両端部(正極端部185および負極端部186)に電解液が十分に含浸され得る電池100とすることができる。
 また電池100の使用に際して規定値を超える電圧での充電があったときには,電解液が気化し,そのガスが電池100内に充満することがある。このガスは,主に正極端部185側に発生する。本実施形態では,正極端部185に設けられた正極端子接合部190の方が,負極端部186に設けられた負極端子接合部191よりも,捲回電極体150の捲回軸方向に沿う端(正極端子接合部190においては左端150a,負極端子接合部191においては右端150b)に近い。よって,捲回電極体150における正極端子接合部190よりも捲回軸方向に沿う中央側の部分(すなわち,正極端子接合部190と発電部187との間の部分)を,ガス抜けのための膨張可能な領域(接合部190のない圧縮されていない領域)として広くとることができる。よって,正極端子接合部190と捲回電極体150の左端150aとの離隔距離をaではなくbとする場合と比べて,ガス抜け性の良好な電池とすることができる。
6.変更例
 以上,本発明を実施形態に即して説明したが,本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で,適宜変更して適用できることは言うまでもない。例えば,上記実施形態では,電池として,リチウム二次電池を例示したが,例えばニッケル水素電池,ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池などにも,本発明の技術的思想を適用できる。
 また実施形態では,注液口113nを正極端子接合部190寄りに設けたが,ガス抜けの良さ(ガス発生時の安全性)を考慮しなければ,負極端子接合部191寄りに設けてもよい。この場合,注液口113nから遠い正極端子接合部190と捲回電極体150の左端150aとの離隔距離aが,注液口113nに近い負極端子接合部191と捲回電極体150の右端150bとの離隔距離bよりも,大きくなるように構成する。
 また,電極端子部材(正極端子部材130,負極端子部材140)は,捲回電極体150からの電力を外部へ出力できれば,どのような構成であってもよく,必ずしも実施形態のように,正極接続部材135(負極接続部材145)と,正極外部端子部材137(負極接続部材147)と,正極締結部材139(負極締結部材149)とから構成されている必要はない。
100…電池
110…電池ケース
113n…注液口
130…正極端子部材
140…負極端子部材
150…捲回電極体
185…正極端部
186…負極端部
150a…左端
150b…右端
150e…左端面(左巻き口)
150f…右端面(右巻き口)
151…正極集電体
152…正極活物質層
155…正極板
156…負極板
157…セパレータ
158…負極集電体
159…負極活物質層
190…正極端子接合部
191…負極端子接合部
 
 

Claims (2)

  1.  箔状の正極集電体の表面に正極活物質層が形成された正極板,箔状の負極集電体の表面に負極活物質層が形成された負極板,および,前記正極板と前記負極板とを絶縁するセパレータを捲回してなる捲回電極体と,
     前記捲回電極体を収容する電池ケースと,
     前記電池ケースに設けられ,前記電池ケース内へ電解液を注入するための注液口と,
     前記捲回電極体に接合される正極端子部材および負極端子部材と,を備え,
     前記捲回電極体は,
      前記正極板における前記正極活物質層の形成されていない正極活物質層非形成部が前記負極板からはみ出た状態で捲回されてなる正極端部を,捲回軸方向の一端側に有するとともに,
      前記負極板における前記負極活物質層の形成されていない負極活物質層非形成部が前記正極板からはみ出た状態で捲回されてなる負極端部を,捲回軸方向の他端側に有し,
     前記正極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮され,前記正極端子部材が接合される正極端子接合部を有し,
     前記負極端部は,捲回軸方向に直行する方向に圧縮され,前記負極端子部材が接合される負極端子接合部を有する電池であって,
     前記注液口は,前記正極端子接合部又は前記負極端子接合部のうちいずれか一方に偏って位置しており,
     前記捲回電極体は,
      前記注液口から遠い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離が,前記注液口に近い方の接合部から当該接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離よりも大きいものであることを特徴とする電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって,
     前記注液口は,前記正極端子接合部寄りに設けられており,
     前記捲回電極体は,
      前記負極端子接合部から当該負極端子接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離が,前記正極端子接合部から当該正極端子接合部側の捲回軸方向に沿う端までの離隔距離よりも大きいものであることを特徴とする電池。
     
     
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