JP6639111B2 - 二次電池 - Google Patents

二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6639111B2
JP6639111B2 JP2015114613A JP2015114613A JP6639111B2 JP 6639111 B2 JP6639111 B2 JP 6639111B2 JP 2015114613 A JP2015114613 A JP 2015114613A JP 2015114613 A JP2015114613 A JP 2015114613A JP 6639111 B2 JP6639111 B2 JP 6639111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
extension
exterior material
short
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015114613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017004640A (ja
Inventor
直樹 岩村
直樹 岩村
博清 間明田
博清 間明田
川村 公一
公一 川村
橋本 達也
達也 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015114613A priority Critical patent/JP6639111B2/ja
Publication of JP2017004640A publication Critical patent/JP2017004640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639111B2 publication Critical patent/JP6639111B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

本発明の実施形態は、二次電池に関する。
近年二酸化炭素排出量の削減や、ガソリンのような化石燃料の枯渇の懸念などから、エネルギー源として二次電池を使用した自動車が実用化されて来ている。この二次電池としては、高出力、高エネルギー密度、小型軽量化、低価格などが求められるほか、安全性、耐久性の改善も必要不可欠である。
高エネルギー密度の自動車用二次電池としては、リチウムイオン二次電池が知られている。この高エネルギー密度リチウムイオン二次電池は、セパレータを介して積層された正極および負極が巻回された電極群を含む電極組立体を、有機電解液に含浸し電池缶に封入したものが典型的である。
二次電池は、外部からの力による損傷(圧壊)によって外装缶が変形し、外装缶内で電極群の正極の活物質と負極の活物質とが短絡することによって生じる熱暴走により発火に至る可能性がある。そこで、外力が二次電池に加えられた場合に電極群の正極の活物質と負極の活物質とが短絡する前に、活物質が付与されていない箇所で短絡させる二次電池がある。
特開平10−261429号公報
電極群に外力が加えられた場合に電極群の正極の活物質と負極の活物質とが短絡する前に、より確実に活物質が付与されていない箇所で短絡させたいという課題がある。
上記の課題を解決するために、安全性の高い二次電池を提供する。
一実施形態に係る二次電池は、外装缶と、蓋とが溶接されて外装材が形成される二次電池であって、電極群と、第1の集電タブと、第2の集電タブと、第1の端子と、第2の端子と、第1のリードと、第2のリードと、短絡部材と、を具備する。電極群は、セパレータを介して重ねられた正極及び負極が扁平形状に捲回され、外装材内に収容される。第1のリードは、外装缶内に設けられ、第1の端子と第1の集電タブとを接続する。第2のリードは、外装缶内に設けられ、第2の端子と第2の集電タブとを接続する。短絡部材は、電極群に外力が加えられた場合に第1のリードと第2のリードとを短絡させる。短絡部材は、第1の延出部材と、第2の延出部材と、を備える。第1の延出部材は、外装材内でそれぞれ外装材と絶縁層を介して配され、第1のリードと接続され且つ捲回軸方向と平行な方向に第1のリードから延出する。第2の延出部材は、第2のリードと接続され且つ捲回軸方向と平行な方向に第2のリードから延出する。絶縁層は、短絡部材と外装材との間に設けられた絶縁体、及び短絡部材と外装材との間に設けられた空隙を有する。第1の延出部材及び第2の延出部材は、電極群が外力によって変形した場合に電極群の変形に応じて折曲されて空隙を横貫して外装材に接触するように形成されている。
図1は、一実施形態に係る二次電池の電極組立体の構成例について説明する為の図である。 図2は、一実施形態に係る二次電池の構成例について説明する為の図である。 図3は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の例について説明する為の図である。 図4は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の例について説明する為の図である。 図5は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の例について説明する為の図である。 図6は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の他の例について説明する為の図である。 図7は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の他の例について説明する為の図である。 図8は、一実施形態に係る二次電池の一部の断面の他の例について説明する為の図である。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る電極組立体10の構成例を示す。図2は、電極組立体10が外装缶30に収納された二次電池1の構成例を示す。
電極組立体10は、電極群11、正極集電タブ(第1の集電タブ)12、負極集電タブ(第2の集電タブ)13、蓋20、正極端子(第1の端子)22、負極端子(第2の端子)23、ガスケット24、正極リード(第1のリード)26、及び負極リード(第2のリード)27を備える。また、電解質が電極群11に保持されている。なお、電解質は、例えば、非水電解質である。
二次電池1は、電極組立体10、及び外装缶30を備える。電極組立体10を外装缶30に収納し、蓋20を外装缶30に溶接し、外装缶30内に有機電解液を注入することにより二次電池1が作製される。
電極群11は、正極と、負極と、正極と負極との間に挟み込まれたセパレータと、が積層された積層体が捲回軸を中心に偏平形状に捲回されたものである。正極は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体と、正極集電体の長辺に平行な一端部からなる正極集電タブ12と、少なくとも正極集電タブ12の部分を除いて正極集電体に形成された正極材料層(正極活物質含有層)とを含む。一方、負極は、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体と、負極集電体の長辺に平行な一端部からなる負極集電タブ13と、少なくとも負極集電タブ13の部分を除いて負極集電体に形成された負極材料層(負極活物質含有層)とを含む。
このような正極、セパレータ、及び負極は、正極集電タブ12が電極群11の捲回軸方向にセパレータから突出し、かつ負極集電タブ13がこれとは反対方向にセパレータから突出するよう、正極及び負極の位置をずらして捲回されている。このような捲回により、電極群11は、一方の端面から渦巻状に捲回された正極集電タブ12が電極群11の捲回軸方向に突出し、かつ他方の端面から渦巻状に捲回された負極集電タブ13が電極群11の捲回軸方向に突出する状態になる。
なお、以下方向を示す場合、電極群11の捲回軸方向と平行な方向をX方向、電極群11の厚さ方向と平行な方向をY方向、方向XとYとに垂直な方向をZ方向と称する。
以下、正極、負極、セパレータ、及び非水電解質について説明する。
正極は、例えば、正極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。正極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる酸化物や硫化物、ポリマーなどが使用できる。好ましい活物質としては、高い正極電位が得られるリチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウム燐酸鉄等が挙げられる。
負極は、負極活物質を含むスラリーをアルミニウム箔もしくはアルミニウム合金箔からなる集電体に塗着することにより作製される。負極活物質としては、特に限定されるものではないが、リチウムを吸蔵放出できる金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、合金等が使用でき、好ましくは、リチウムイオンの吸蔵放出電位が金属リチウム電位に対して0.4V以上貴となる物質である。このようなリチウムイオン吸蔵放出電位を有する負極活物質は、アルミニウムもしくはアルミニウム合金とリチウムとの合金反応を抑えられることから、負極集電体および負極関連構成部材へのアルミニウムもしくはアルミニウム合金の使用を可能とする。たとえば、チタン酸化物、チタン酸リチウムのようなリチウムチタン複合酸化物、タングステン酸化物、アモルファススズ酸化物、スズ珪素酸化物、酸化珪素などがあり、中でもリチウムチタン複合酸化物が好ましい。セパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、これらのうち同一材又は異種材の積層物等を用いることができる。
セパレータを形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリマー、エチレン−ブテン共重合ポリマー等を挙げることができる。
電解液は、非水溶媒に電解質(例えば、リチウム塩)を溶解させることにより調製された非水電解液が用いられる。非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、スルホラン、アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジメトキシプロパン、ジメチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン等を挙げることができる。非水溶媒は、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCFSO)等のリチウム塩を挙げることができる。電解質は単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。電解質の非水溶媒に対する溶解量は、0.2mol/L〜3mol/Lとすることが望ましい。
蓋20は、導電性を有する金属により形成されている。蓋20は、導電性を有する有底角筒形状の外装缶30の開口部とほぼ同じサイズで形成されており、少なくとも開口部を塞ぐことができるように形成されている。蓋20は、導電性を有する有底角筒形状の外装缶30の開口部に配置されて外装缶30に溶接される。このように蓋20と外装缶30とが溶接されることにより、電極組立体10を封入した外装材が形成される。蓋20は、正極端子22を通過させる孔と、負極端子23を通過させる孔と、を備える。蓋20は、孔に設置される絶縁部材であるガスケット24を介して正極端子22及び負極端子23をそれぞれ固定する。
蓋20は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等から形成することができる。アルミニウム合金としては、マンガン、鉄、銅、ケイ素、亜鉛等の元素を含む合金が好ましい。
正極端子22及び負極端子23は、外部に二次電池1の電極群11に蓄えられた電力を供給する為のインタフェースである。正極端子22及び負極端子23は、蓋20から突出するように設けられている。正極端子22は、正極リード26を介して正極集電タブ12に電気的に接続されている。また、負極端子23は、内部の負極リード27を介して負極集電タブ13に電気的に接続されている。
正極リード26は、正極端子22と正極集電タブ12とを接続する。例えば、正極リード26の一部が正極端子22として形成されており、正極リード26の端部が正極集電タブ12に接続されている構成であってもよい。負極リード27は、負極端子23と負極集電タブ13とを接続する。例えば、負極リード27の一部が負極端子23として形成されており、負極リード27の端部が負極集電タブ13に接続されている構成であってもよい。
正極リード26は、接続されている正極端子22が蓋20にかしめられることにより、蓋20に固着される。負極リード27は、接続されている負極端子23が蓋20にかしめられることにより、蓋20に固着される。上記のように、正極リード26が正極端子22と正極集電タブ12と接続され、負極リード27が負極端子23と負極集電タブ13と接続されることにより、電極組立体10が作製される。
負極活物質に炭素系材料が使用されたリチウムイオン二次電池の場合、正極端子22は、一般的に、アルミニウムあるいはアルミニウム合金が使用される。また、負極端子23は、銅、ニッケル、ニッケルメッキされた鉄などの金属が使用される。また、負極活物質にチタン酸リチウムが使用された場合は、上記の金属に加えて負極端子23にアルミニウムあるいはアルミニウム合金が使用されていてもよい。正極端子22及び負極端子23にアルミニウムあるいはアルミニウム合金が使用された場合、正極集電タブ12、負極集電タブ13、正極リード26、及び負極リード27は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金から形成されていることが望ましい。例えば、Al、Mg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu、及びSiよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素を含むアルミニウム合金が使用される。
外装缶30は、導電性を有する有底角筒形状の金属により形成されている。外装缶30は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等から形成することができる。アルミニウム合金としては、マンガン、鉄、銅、ケイ素、亜鉛等の元素を含む合金が好ましい。外装缶30の板厚は、1mm以下にすることができ、0.2〜0.7mmであることがより好ましい。
上記のように作製された電極組立体10を電極群11を先頭にして外装缶30の開口部に対してZ方向で緩挿する。さらに、蓋20が外装缶30の開口部に接触している状態で蓋20の側縁部と外装缶の開口部の一部とを例えばレーザ溶接などの溶接方法により溶接する。この結果、蓋20と外装缶30とにより外装材内に電極組立体10が封入される。さらに、外装材内に有機電解液を注入して二次電池1が使用可能な状態になる。
図3は、図2の二次電池1をAA線で切断した場合の断面図の例を示す。
正極リード26及び負極リード27は、それぞれ絶縁体28または空隙29により形成される絶縁層を介して蓋20の内面側に固着されている。絶縁体28は、絶縁部材であり、例えば絶縁性の樹脂などにより形成される。空隙29は、正極リード26及び負極リード27と蓋20との間に設けられた空間である。即ち、空隙29と対向する位置では、蓋20の内面が露出している状態になっている。図3の例によると、絶縁体28は、厚さTで形成されている。また、空隙29も絶縁体28と同様に蓋20と、正極リード26または負極リード27とがTの距離だけ離間するように形成されている。即ち、空隙29または絶縁体28により形成された絶縁層がZ方向に厚さTで形成されている。
正極リード26は、リード部(第1のリード部)26a、及び延出部(第1の延出部)26bを備える。リード部26aは、正極端子22と正極集電タブ12とを電気的に接続する部材である。リード部26aは、正極端子22が接続されている位置から電極群11側に向かってZ方向に延出している。この結果、リード部26aは、電極群11の正極集電タブ12の近傍に配置される。さらに、リード部26aは、正極集電タブ12と溶接されることにより、正極集電タブ12及び電極群11の正極に電気的に接続される。延出部26bは、正極端子22が接続されている位置から負極端子23側に向かってX方向に延出している。なお、延出部26bは、正極端子22が接続されている位置から負極端子23側に向かってX方向に延出している。図3の例よると、延出部26bは、絶縁体28の端部と接触する位置から空隙29側に向かって長さLで延出するように形成されている。
負極リード27は、リード部(第2のリード部)27a、及び延出部(第2の延出部)27bを備える。リード部27aは、負極端子23と負極集電タブ13とを電気的に接続する部材である。リード部27aは、負極端子23が接続されている位置から電極群11側に向かってZ方向に延出している。この結果、リード部27aは、電極群11の負極集電タブ13の近傍に配置される。さらに、リード部27aは、負極集電タブ13と溶接されることにより、負極集電タブ13及び電極群11の負極に電気的に接続される。延出部27bは、負極端子23が接続されている位置から正極端子22側に向かってX方向に延出している。なお、延出部27bは、負極端子23が接続されている位置から正極端子22側に向かってX方向に延出している。図3の例よると、延出部27bは、絶縁体28の端部と接触する位置から空隙29側に向かって長さLで延出するように形成されている。
延出部26b及び延出部27bは、二次電池1に外力が加えられて外装材としての蓋20が変形した場合に蓋20の内面に接触するように形成されている。また、延出部26b及び延出部27bは、二次電池1に外力が加えられて電極群11が変形した場合に電極群11により折曲されて蓋20に接触するように形成されている。
電極群11は、捲回軸に直交する面、即ちタブが設けられている面より、捲回軸と平行な側面の方が剛性が低い。この為、電極群11に外力が加えられた場合、電極群11は、タブが設けられている面に対して側面の方が変形しやすい。即ち、電極群11は、外力が加えられた場合にX方向よりY方向またはZ方向に変形しやすい。なお、外装缶30に収納されている場合、外装缶30の内面により電極群11のY方向への変形が抑制される為、電極群11は、Z方向で且つ空間が設けられている蓋20側に向かって変形しやすい。そこで、延出部26b及び延出部27bは、図4に示されるように電極群11が蓋20側に向かって変形した場合に電極群11の変形に応じて折曲されて空隙29を横貫して外装材である蓋20の内面に接触するように形成されている。
延出部26b及び延出部27bが外装材に接触した場合、外装材を介して正極リード26と負極リード27とを短絡させることができる。この結果、二次電池1の圧壊時に電力が蓄えられた状態で正極活物質と負極活物質とが短絡することを防ぐことができる。即ち、延出部26b及び延出部27bは、外装材または電極群11に外力が加えられた場合に正極リード26と負極リード27とを短絡させる短絡部材として機能する。
即ち、二次電池1は、外装材内でそれぞれ外装材と絶縁層を介して配され、正極リードと接続され且つ電極群11の捲回軸方向と平行な方向に正極リード26から延出した延出部26bと、負極リードと接続され且つ電極群11の捲回軸方向と平行な方向に負極リード27から延出した延出部27bとを備える。さらに、上記の絶縁層は、短絡部材としての延出部26b及び延出部27bと蓋20との間に設けられた絶縁体28、並びに延出部26b及び延出部27bと蓋20との間に設けられた空隙29を備える。なお、蓋20は、電極群11の捲回軸方向及び厚さ方向、即ちX方向及びY方向に平行であり、且つ空隙29に面した短絡面を備える。延出部26b及び延出部27bは、電極群11に外力が加えられて変形した場合、電極群11の変形に応じて折曲されて空隙29を横貫して蓋20の短絡面に接触するように形成されている。
さらに、図5に示されるように、延出部26b及び延出部27bの長さLが少なくともL>Tを満たす長さであれば、電極群11の変形に応じて蓋20に延出部26b及び延出部27bが接触することができる。また、延出部26b及び延出部27bが蓋20に接触する際に蓋20に対して角度φを成す場合でも、延出部26b及び延出部27bは、Lsinφ>Tの関係を満たす長さLで形成されていれば、電極群11の変形に応じて蓋20に延出部26b及び延出部27bが接触することができる。
図6及び図7は、図2の二次電池1をAA線で切断した場合の断面図の他の例を示す。なお、図3乃至図5の例で示した構成と同じ構成には同じ参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示すように、正極リード26がリード部26a及び延出部26bに加えて接続部26cを備え、負極リード27がリード部27a及び延出部27bに加えて接続部27cを備える点が図3乃至図5の例と異なる。
接続部26cは、延出部26bをリード部26aの正極端子22が接続されている位置より蓋20から離れる方向に変位させてリード部26aに接続する部材である。また、接続部27cは、延出部27bをリード部27aの負極端子23が接続されている位置より蓋20から離れる方向に変位させてリード部27aに接続する部材である。
接続部26cは、リード部26aの蓋20と平行な面に対してθの角度を成すようにリード部26aに一端が接続されている。また、接続部26cの他端には、リード部26aと接続部26cの一端とが成す角度θを打ち消す角度で延出部26bが接続されている。即ち、延出部26bは、接続部26cの端部から蓋20と平行な方向に長さLだけ延出している。
接続部27cは、リード部27aの蓋20と平行な面に対してθの角度を成すようにリード部27aに一端が接続されている。また、接続部27cの他端には、リード部27aと接続部27cの一端とが成す角度θを打ち消す角度で延出部27bが接続されている。即ち、延出部27bは、接続部27cの端部から蓋20と平行な方向に長さLだけ延出している。
接続部26c及び接続部27cは、図7に示されるように電極群11が蓋20側に向かって変形して延出部26b及び26cに対してZ方向に力が加わった場合に折曲するように構成されている。接続部26c及び接続部27cは、延出部26b及び延出部27bより剛性が低く形成されている。例えば、接続部26cのリード部26aとの接続位置、及び接続部27cのリード部27aとの接続位置がそれぞれ最も折曲しやすいように形成されている。このように構成されている場合、変形した電極群11が延出部26b及び延出部27bに当接した場合に接続部26c及び接続部27cがZ方向に折曲され、延出部26b及び延出部27bが空隙29を横貫して蓋20の短絡面に接触する。この結果、正極リード26と負極リード27とを短絡させることができる。
さらに、図7に示されるように、延出部26b及び延出部27bの長さLは、蓋20に接触する際に蓋20と延出部26b及び延出部27bとが成す角度がθとなるような長さで形成されている。即ち、延出部26b及び延出部27bの長さLは、接続部26c及び27cがリード部26a及びリード部27aとの接続位置からそれぞれ角度θだけ折曲された場合に延出部26b及び延出部27bの端部がそれぞれ蓋20に接触するように形成されている。この場合も、図3乃至図5の例と同様にLsinθ>Tの関係を満たすように延出部26b及び延出部27b並びに接続部26c及び接続部27cが形成されていれば、電極群11の変形に応じて延出部26b及び延出部27bが蓋20に接触することができる。
また、例えば、図8に示されるように接続部26cとリード部26aとの接続位置26e、及び接続部27cのリード部27aとの接続位置27eにそれぞれ切欠き26d及び切欠き27dが形成されていてもよい。切欠き26d及び切欠き27dは、正極リード26及び負極リード27を形成する部材が一部削られることによって形成される。切欠き26d及び切欠き27dが形成された接続位置26e及び接続位置27eは、リード部26a及びリード部27a、延出部26b及び延出部27b、並びに接続部26c及び接続部27cに比べて剛性が低く形成されている。この為、変形した電極群11が延出部26b及び延出部27bに当接した場合に接続位置26e及び接続位置27eが延出部26b及び延出部27b、並びに接続部26c及び接続部27cより先に変形する。この結果、図7の例と同様に接続部26c及び接続部27cがZ方向に折曲され、延出部26b及び延出部27bが空隙29を横貫して蓋20の短絡面に接触する。この結果、正極リード26と負極リード27とを短絡させることができる。
上記のように構成された二次電池1は、電極群11が変形した場合に電極群11と当接する位置に設けられ、正極リード26及び負極リード27のリード部26a及びリード部27aに接続された短絡部材を備える。短絡部材が電極群11の変形によって折曲して蓋20の内面に接触することにより正極リード26と負極リード27とが外装材内で短絡する。これにより、正極活物質が付与されている箇所と負極活物質が付与されている箇所での短絡を防ぐことができ、安全性の高い二次電池を提供することができる。
またさらに、上記のように構成された二次電池1は、外装材の外部に短絡部材を配する必要が無く、短絡部材がリードの一部として形成されている為、組立が容易になる。またさらに、外装材の外部に短絡部材が設けられていない為、短絡部材に対する直接の衝撃により誤って正極リード26と負極リード27とを短絡させることを防ぐことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された事項を付記する。
[1]導電性を有する有底角筒形状の外装缶と、導電性を有し前記外装缶の開口部に配置される蓋とを具備し、前記外装缶と前記蓋とが溶接されて外装材が形成される二次電池であって、
セパレータを介して重ねられた正極及び負極が扁平形状に捲回され、前記外装材内に収容された電極群と、
前記電極群の一方から捲回軸方向に突出した第1の集電タブと、
前記電極群の他方から捲回軸方向に突出した第2の集電タブと、
前記外装材から突出するように設けられた第1の端子と、
前記外装材から突出するように設けられた第2の端子と、
前記外装缶内に設けられ、前記第1の端子と前記第1の集電タブとを接続する第1のリードと、
前記外装缶内に設けられ、前記第2の端子と前記第2の集電タブとを接続する第2のリードと、
前記電極群に外力が加えられた場合に前記第1のリードと前記第2のリードとを短絡させる短絡部材と、
を具備する二次電池。
[2]前記短絡部材は、前記外装材内でそれぞれ前記外装材と絶縁層を介して配され、前記第1のリードと接続され且つ前記捲回軸方向と平行な方向に前記第1のリードから延出した第1の延出部材と、前記第2のリードと接続され且つ前記捲回軸方向と平行な方向に前記第2のリードから延出した第2の延出部材と、を具備する[1]に記載の二次電池。
[3]前記絶縁層は、前記短絡部材と前記外装材との間に設けられた絶縁体、及び前記短絡部材と前記外装材との間に設けられた空隙を有し、
前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材は、前記電極群が前記外力によって変形した場合に前記電極群の変形に応じて折曲されて前記空隙を横貫して前記外装材に接触するように形成されている[2]に記載の二次電池。
[4]前記蓋は、前記電極群の捲回軸方向及び厚さ方向に平行であり、且つ前記空隙に面した短絡面を具備し、
前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材は、前記電極群の変形に応じて折曲されて前記空隙を横貫して前記短絡面に接触するように形成されている[3]に記載の二次電池。
[5]前記絶縁体が厚さTで設けられ、前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材が前記絶縁体から前記空隙側に長さLで延出するように形成された場合、L>Tの関係にある[3]または[4]に記載の二次電池。
[6]前記短絡部材は、前記第1の延出部材を前記第1のリードより前記外装材から離れる方向に変位させて前記第1のリードに接続する第1の接続部と、前記第2の延出部材を前記第2のリードより前記外装材から離れる方向に変位させて前記第2のリードに接続する第2の接続部と、
を具備し、第1の延出部を延長した面と第1の接続部及び第2の延出部を延長した面と第2の接続部の成す角度をθとした場合、Lsinθ>Tの関係であることを特徴とする[2]に記載の二次電池。
1…二次電池、10…電極組立体、11…電極群、12…正極集電タブ、13…負極集電タブ、20…蓋、22…正極端子、23…負極端子、24…ガスケット、26…正極リード、26a…リード部、26b…延出部、26c…接続部、27…負極リード、27a…リード部、27b…延出部、27c…接続部、28…絶縁体、29…空隙、30…外装缶。

Claims (4)

  1. 導電性を有する有底角筒形状の外装缶と、導電性を有し前記外装缶の開口部に配置される蓋とを具備し、前記外装缶と前記蓋とが溶接されて外装材が形成される二次電池であって、
    セパレータを介して重ねられた正極及び負極が扁平形状に捲回され、前記外装材内に収容された電極群と、
    前記電極群の一方から捲回軸方向に突出した第1の集電タブと、
    前記電極群の他方から捲回軸方向に突出した第2の集電タブと、
    前記外装材から突出するように設けられた第1の端子と、
    前記外装材から突出するように設けられた第2の端子と、
    前記外装缶内に設けられ、前記第1の端子と前記第1の集電タブとを接続する第1のリードと、
    前記外装缶内に設けられ、前記第2の端子と前記第2の集電タブとを接続する第2のリードと、
    前記電極群に外力が加えられた場合に前記第1のリードと前記第2のリードとを短絡させる短絡部材と、を具備し、
    前記短絡部材は、前記外装材内でそれぞれ前記外装材と絶縁層を介して配され、前記第1のリードと接続され且つ前記捲回軸方向と平行な方向に前記第1のリードから延出した第1の延出部材と、前記第2のリードと接続され且つ前記捲回軸方向と平行な方向に前記第2のリードから延出した第2の延出部材と、を備え
    前記絶縁層は、前記短絡部材と前記外装材との間に設けられた絶縁体、及び前記短絡部材と前記外装材との間に設けられた空隙を有し、
    前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材は、前記電極群が前記外力によって変形した場合に前記電極群の変形に応じて折曲されて前記空隙を横貫して前記外装材に接触するように形成されている
    二次電池。
  2. 前記蓋は、前記電極群の捲回軸方向及び厚さ方向に平行であり、且つ前記空隙に面した短絡面を具備し、
    前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材は、前記電極群の変形に応じて折曲されて前記空隙を横貫して前記短絡面に接触するように形成されている請求項に記載の二次電池。
  3. 前記絶縁体が厚さTで設けられ、前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材が前記絶縁体から前記空隙側に長さLで延出するように形成された場合、L>Tの関係にある請求項またはに記載の二次電池。
  4. 前記短絡部材は、前記第1の延出部材を前記第1のリードより前記外装材から離れる方向に変位させて前記第1のリードに接続する第1の接続部と、前記第2の延出部材を前記第2のリードより前記外装材から離れる方向に変位させて前記第2のリードに接続する第2の接続部と、
    を具備し、前記絶縁体の厚さをT、前記第1の延出部材及び前記第2の延出部材が前記絶縁体から空隙側に延出する長さをL、第1の延出部を延長した面と第1の接続部及び第2の延出部を延長した面と第2の接続部の成す角度をθとした場合、Lsinθ>Tの関係であることを特徴とする請求項に記載の二次電池。
JP2015114613A 2015-06-05 2015-06-05 二次電池 Expired - Fee Related JP6639111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114613A JP6639111B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114613A JP6639111B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017004640A JP2017004640A (ja) 2017-01-05
JP6639111B2 true JP6639111B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=57752649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015114613A Expired - Fee Related JP6639111B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6639111B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109802059B (zh) * 2017-11-17 2022-04-08 宁德新能源科技有限公司 电池
CN117678114A (zh) * 2021-07-20 2024-03-08 株式会社村田制作所 二次电池
WO2024096711A1 (ko) * 2022-11-04 2024-05-10 주식회사 엘지에너지솔루션 이차 전지

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017004640A (ja) 2017-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10418612B2 (en) Secondary battery and a method of manufacturing secondary battery
CN107710459B (zh) 电池及电池包
JP6593344B2 (ja) 円筒形電池
CN107534101B (zh) 电池及组电池
JP6173730B2 (ja) 電池
US20170187025A1 (en) Secondary battery
JP6173729B2 (ja) 電池の製造方法
JP2011049064A (ja) 電池
JPWO2018180828A1 (ja) 円筒形電池
JP2011192547A (ja) 電池
JP2011210390A (ja) 電池及び電池モジュール
US9142862B2 (en) Nonaqueous electrolyte secondary battery
JP4539658B2 (ja) 電池
CN114447536A (zh) 电池及电池的制造方法
CN108028350B (zh) 电化学能量储存装置
JP2018056084A (ja) 角形二次電池
JP6639111B2 (ja) 二次電池
JP6407665B2 (ja) 組電池
KR102457497B1 (ko) 이차 전지
WO2015186834A1 (ja) 二次電池
JP2017004888A (ja) 二次電池、及び二次電池の製造方法
JP2010086775A (ja) 二次電池
WO2019049377A1 (ja) 電池及び電池パック
JPH0831450A (ja) 密閉形非水電解液二次電池
JP6640467B2 (ja) 二次電池、二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170904

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20190612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191224

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6639111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees