JPH0831450A - 密閉形非水電解液二次電池 - Google Patents
密閉形非水電解液二次電池Info
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- JPH0831450A JPH0831450A JP6161761A JP16176194A JPH0831450A JP H0831450 A JPH0831450 A JP H0831450A JP 6161761 A JP6161761 A JP 6161761A JP 16176194 A JP16176194 A JP 16176194A JP H0831450 A JPH0831450 A JP H0831450A
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- Japan
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- safety valve
- battery
- valve plate
- secondary battery
- batteries
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 捲回式電極群2、安全弁板7を有する封口蓋
群3及び絶縁板9を備える密閉形非水電解液二次電池に
おいて、絶縁板中央のパイプ孔13に保持されたリベッ
ト端子12がリード線11と安全弁板7とを連結してお
り、電池内圧上昇時に安全弁板7とリベット端子12の
接合が破断されるようにしたことを特徴とする密封形非
水電解液二次電池。 【効果】 異常時に、電極群と封口蓋群の間が電気的に
遮断され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇が停止
されるため、安全性が向上した。
群3及び絶縁板9を備える密閉形非水電解液二次電池に
おいて、絶縁板中央のパイプ孔13に保持されたリベッ
ト端子12がリード線11と安全弁板7とを連結してお
り、電池内圧上昇時に安全弁板7とリベット端子12の
接合が破断されるようにしたことを特徴とする密封形非
水電解液二次電池。 【効果】 異常時に、電極群と封口蓋群の間が電気的に
遮断され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇が停止
されるため、安全性が向上した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過充電、過放電、短絡
などの異常時に、電極群と封口蓋群との間が電気的に遮
断され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇を停止さ
せることができるようにした密閉形非水電解液二次電池
に関する。
などの異常時に、電極群と封口蓋群との間が電気的に遮
断され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇を停止さ
せることができるようにした密閉形非水電解液二次電池
に関する。
【0002】
【従来技術】近年、電子機器の発達に伴い、小型で軽
量、かつエネルギー密度が高く、さらに繰り返し充放電
が可能な非水電解液を用いた二次電池の開発が要望され
ている。この種の二次電池としては、負極活物質として
リチウムまたはリチウム合金を用い、正極活物質として
モリブデン、バナジウム、チタン、ニオブなどの酸化
物;硫化物;セレン化物等を用いたものが知られてい
る。
量、かつエネルギー密度が高く、さらに繰り返し充放電
が可能な非水電解液を用いた二次電池の開発が要望され
ている。この種の二次電池としては、負極活物質として
リチウムまたはリチウム合金を用い、正極活物質として
モリブデン、バナジウム、チタン、ニオブなどの酸化
物;硫化物;セレン化物等を用いたものが知られてい
る。
【0003】また、最近では高エネルギー密度を有する
マンガン酸化物のサイクル特性を改良・向上させたスピ
ネル型LiMn2 O4 や、他のリチウムマンガン酸化物
についての検討が活発に行われている。
マンガン酸化物のサイクル特性を改良・向上させたスピ
ネル型LiMn2 O4 や、他のリチウムマンガン酸化物
についての検討が活発に行われている。
【0004】しかしながら、前記のような電池系におい
ては、充放電サイクルを繰り返すことによって負極活物
質であるリチウムの溶解、析出反応が繰り返され、リチ
ウム基板上に針状のリチウムデンドライト析出物が形成
され、内部短絡の原因となっていた。
ては、充放電サイクルを繰り返すことによって負極活物
質であるリチウムの溶解、析出反応が繰り返され、リチ
ウム基板上に針状のリチウムデンドライト析出物が形成
され、内部短絡の原因となっていた。
【0005】さらに前記のような電池においては、過充
電、過放電、短絡などの異常時には電解液がガス化し、
これにより電池内圧が上昇して電池が破裂、発火するよ
うな事態を招いていた。
電、過放電、短絡などの異常時には電解液がガス化し、
これにより電池内圧が上昇して電池が破裂、発火するよ
うな事態を招いていた。
【0006】このような問題点を解決するために、封口
蓋群に圧力弁を備えて、電池内圧が上昇した場合には、
弁作動によって内圧を解放する対策が従来から採用され
ている。
蓋群に圧力弁を備えて、電池内圧が上昇した場合には、
弁作動によって内圧を解放する対策が従来から採用され
ている。
【0007】このような電池の代表例を図5に示す。封
口蓋群3には、刻印構造14をもつ防爆用の安全弁板7
が備えられている。また、安全弁板が開裂した際に電解
液などの内容物が吐出するのを防止するために、ガス抜
け孔10を有する絶縁板9が電極群2の上端に設けられ
ている。
口蓋群3には、刻印構造14をもつ防爆用の安全弁板7
が備えられている。また、安全弁板が開裂した際に電解
液などの内容物が吐出するのを防止するために、ガス抜
け孔10を有する絶縁板9が電極群2の上端に設けられ
ている。
【0008】しかしながら、図5に示すような安全弁構
造では、安全弁が作動することにより電池が破裂したり
発火したりする危険性は低減されるものの、電池が電子
機器などに内蔵されている場合には、機器内に気化した
電解液が充満し、周囲の機器を破損するばかりでなく、
これらの機器が破裂、発火する危険性があった。このた
め、安全弁が作動する前に電池内圧力の上昇を停止する
機構が求められていた。
造では、安全弁が作動することにより電池が破裂したり
発火したりする危険性は低減されるものの、電池が電子
機器などに内蔵されている場合には、機器内に気化した
電解液が充満し、周囲の機器を破損するばかりでなく、
これらの機器が破裂、発火する危険性があった。このた
め、安全弁が作動する前に電池内圧力の上昇を停止する
機構が求められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するためになされたもので、過充電、過放
電、短絡などの異常時に、電池内圧の上昇により電池内
の電極群と封口蓋群の間を電気的に遮断して、安全弁が
開裂作動する以前に内圧上昇を停止させる電流遮断機構
を備える密閉形非水電解液二次電池を提供することを目
的とする。
問題を解決するためになされたもので、過充電、過放
電、短絡などの異常時に、電池内圧の上昇により電池内
の電極群と封口蓋群の間を電気的に遮断して、安全弁が
開裂作動する以前に内圧上昇を停止させる電流遮断機構
を備える密閉形非水電解液二次電池を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、図2に示すよ
うに、(i)正極、セパレータ及び負極を含む捲回式電
極群2;(ii)安全弁板7を有する封口蓋群3;ならびに
(iii) ビード加工部4を介して封口蓋群3に対向して設
置された絶縁板9を備える密閉形非水電解液二次電池に
おいて、絶縁板9の中央のパイプ孔13に保持されたリ
ベット端子12がリード線11と安全弁板7とを連結し
ており、電池内圧上昇時に安全弁板7とリベット端子1
2の接合が破断されるようにしたことを特徴とする密封
形非水電解液二次電池である。
うに、(i)正極、セパレータ及び負極を含む捲回式電
極群2;(ii)安全弁板7を有する封口蓋群3;ならびに
(iii) ビード加工部4を介して封口蓋群3に対向して設
置された絶縁板9を備える密閉形非水電解液二次電池に
おいて、絶縁板9の中央のパイプ孔13に保持されたリ
ベット端子12がリード線11と安全弁板7とを連結し
ており、電池内圧上昇時に安全弁板7とリベット端子1
2の接合が破断されるようにしたことを特徴とする密封
形非水電解液二次電池である。
【0011】本発明の電流遮断機構は、図2に示すよう
に、封口蓋群3中に備えられている安全弁板7の中央部
に、絶縁板9のパイプ孔13に保持されたリベット端子
12の頭部が溶着され、前記リベット端子12の先端は
パイプ孔13を通って絶縁板9の下へ張り出したところ
で潰し加工により絶縁板9に固定され、電極群2から出
たリード線11と溶接されている。
に、封口蓋群3中に備えられている安全弁板7の中央部
に、絶縁板9のパイプ孔13に保持されたリベット端子
12の頭部が溶着され、前記リベット端子12の先端は
パイプ孔13を通って絶縁板9の下へ張り出したところ
で潰し加工により絶縁板9に固定され、電極群2から出
たリード線11と溶接されている。
【0012】この電流遮断機構を構成する各部材は、つ
ぎのような位置関係にある。封口蓋群3が装着されるた
めに設けられた外装缶1の内側に張り出たビード加工部
4を介して封口蓋群3と絶縁板9とが対向して設置され
ている。この絶縁板9は、弁作動による内圧解放時に電
極群2などの内容物の飛散を防止する役割を果たす。そ
して安全弁板7の中央部とリード線11とは、絶縁板9
を介して固定されたリベット端子12によって連結され
ている。
ぎのような位置関係にある。封口蓋群3が装着されるた
めに設けられた外装缶1の内側に張り出たビード加工部
4を介して封口蓋群3と絶縁板9とが対向して設置され
ている。この絶縁板9は、弁作動による内圧解放時に電
極群2などの内容物の飛散を防止する役割を果たす。そ
して安全弁板7の中央部とリード線11とは、絶縁板9
を介して固定されたリベット端子12によって連結され
ている。
【0013】本発明の電流遮断機構は、具体的には以下
のように作用する。電池内圧が上昇して安全弁板7が上
方へ変位したとき、絶縁板9も内圧によって封口蓋群3
側へ押されるが、ビード加工部4によって押えられてい
るため、リード線11及びリベット端子12が封口蓋群
側3へ移動するのが妨げる。このとき、上昇しつつある
電池内圧は、接合強度の小さな安全弁板7とリベット端
子12の溶着部に効果的に作用して、この接合を破断
し、その結果、電極群2と封口蓋群3の電気的導通が遮
断されることになる。
のように作用する。電池内圧が上昇して安全弁板7が上
方へ変位したとき、絶縁板9も内圧によって封口蓋群3
側へ押されるが、ビード加工部4によって押えられてい
るため、リード線11及びリベット端子12が封口蓋群
側3へ移動するのが妨げる。このとき、上昇しつつある
電池内圧は、接合強度の小さな安全弁板7とリベット端
子12の溶着部に効果的に作用して、この接合を破断
し、その結果、電極群2と封口蓋群3の電気的導通が遮
断されることになる。
【0014】リベット端子12の材質としては、適度な
接合強度を与えるものであれば特に限定されるものでは
なく、アルミニウム、アルミニウム合金などが好適に用
いられる。また、リベット端子12の形状も絶縁板9に
保持できるような形であれば特に限定されるものではな
く、したがって、後述する図面に限定されるものではな
い。
接合強度を与えるものであれば特に限定されるものでは
なく、アルミニウム、アルミニウム合金などが好適に用
いられる。また、リベット端子12の形状も絶縁板9に
保持できるような形であれば特に限定されるものではな
く、したがって、後述する図面に限定されるものではな
い。
【0015】本発明に用いる正極としては、例えばLi
Mn2 O4 等を活物質とし、これにアセチレンブラック
などの導電剤、及びポリテトラフルオロエチレンなどの
結着剤を配合したものが挙げられ、負極としては、例え
ば金属リチウムやリチウム合金などが挙げられる。
Mn2 O4 等を活物質とし、これにアセチレンブラック
などの導電剤、及びポリテトラフルオロエチレンなどの
結着剤を配合したものが挙げられ、負極としては、例え
ば金属リチウムやリチウム合金などが挙げられる。
【0016】セパレータには、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の不織布や、こ
れらの多孔膜などを用いることができる。また、電解液
としては、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカ
ーボネート、1,2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラ
クトン及び2−メチルテトラヒドロフラン等から選ばれ
る一種以上の非水有機溶媒に、LiClO4 、LiPF
6 、LiBF4 等の電解質を0.2〜1.5mol/L の濃
度で溶解させたものを用いることができる。
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の不織布や、こ
れらの多孔膜などを用いることができる。また、電解液
としては、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカ
ーボネート、1,2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラ
クトン及び2−メチルテトラヒドロフラン等から選ばれ
る一種以上の非水有機溶媒に、LiClO4 、LiPF
6 、LiBF4 等の電解質を0.2〜1.5mol/L の濃
度で溶解させたものを用いることができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0018】(1)電池の組立 図1にしたがって説明する。正極には、リチウムとマン
ガンの複合酸化物LiMn2 O4 に導電材、バインダを
加え、アルミニウム基板に塗布・乾燥してシート状にし
たものを、負極には、金属リチウムを銅基板に圧着した
ものを、そして、これらの正負極の間に、ポリプロピレ
ン性多孔質フィルムをセパレータとして介在させて巻き
込み電極群2を構成し、さらに電解質として、六弗化リ
ン酸リチウム(LiPF6 )を溶解したプロピレンカー
ボネートとエチレンカーボネートとの混合溶媒(体積比
率50:50)を電解液として用い、円筒状の外装缶1
に収納した。ついで、封口蓋群3を外装缶1のビード加
工部4まで挿入し、外装缶1の上端をかしめ密閉して、
外径18mm、高さ50mm、容量1,500mAh の円筒形
電池を組立てた。
ガンの複合酸化物LiMn2 O4 に導電材、バインダを
加え、アルミニウム基板に塗布・乾燥してシート状にし
たものを、負極には、金属リチウムを銅基板に圧着した
ものを、そして、これらの正負極の間に、ポリプロピレ
ン性多孔質フィルムをセパレータとして介在させて巻き
込み電極群2を構成し、さらに電解質として、六弗化リ
ン酸リチウム(LiPF6 )を溶解したプロピレンカー
ボネートとエチレンカーボネートとの混合溶媒(体積比
率50:50)を電解液として用い、円筒状の外装缶1
に収納した。ついで、封口蓋群3を外装缶1のビード加
工部4まで挿入し、外装缶1の上端をかしめ密閉して、
外径18mm、高さ50mm、容量1,500mAh の円筒形
電池を組立てた。
【0019】(2)電流遮断機構の構成 上記のようにして組立てた円筒電池の電流遮断機構を、
図2〜4にしたがって説明する。端子板5、過電流加熱
保護素子6及び安全弁板7からなる封口蓋群3を、絶縁
封口パッキング8によって保持した。この安全弁板7の
中央部に、絶縁板9の中央部にあるパイプ孔13に保持
されたリベット端子12の頭部を溶着し、リベット端子
12の他端は、パイプ孔13を通って絶縁板9の下へ張
り出したところで潰し加工により固定し、これに電極群
2から出たリード線11を溶接して、電流遮断機構を構
成した。各部品の位置関係は、つぎのとおりである。絶
縁板9は、弁作動による内圧解放時に電極群2などの内
容物の飛散を防ぐため、外装缶1のビード加工部4の下
に位置し、電極群2から出たリード線11は絶縁板下面
に位置する。また、絶縁板9は中央に高さ3mm、外径4
mm、内径2mm程度のパイプ孔を備え、この中に保持され
たリベット端子12が、安全弁板7とリード線11を連
結している。電池内圧上昇時に安全弁板7が上方へ変位
したとき(図3)、絶縁板9はビード加工部4で押えら
れることにより、リード線11及びリベット端子12の
上昇を防ぎ、安全弁板7とリベット端子12の溶着部を
破断させる役割を果たしている。
図2〜4にしたがって説明する。端子板5、過電流加熱
保護素子6及び安全弁板7からなる封口蓋群3を、絶縁
封口パッキング8によって保持した。この安全弁板7の
中央部に、絶縁板9の中央部にあるパイプ孔13に保持
されたリベット端子12の頭部を溶着し、リベット端子
12の他端は、パイプ孔13を通って絶縁板9の下へ張
り出したところで潰し加工により固定し、これに電極群
2から出たリード線11を溶接して、電流遮断機構を構
成した。各部品の位置関係は、つぎのとおりである。絶
縁板9は、弁作動による内圧解放時に電極群2などの内
容物の飛散を防ぐため、外装缶1のビード加工部4の下
に位置し、電極群2から出たリード線11は絶縁板下面
に位置する。また、絶縁板9は中央に高さ3mm、外径4
mm、内径2mm程度のパイプ孔を備え、この中に保持され
たリベット端子12が、安全弁板7とリード線11を連
結している。電池内圧上昇時に安全弁板7が上方へ変位
したとき(図3)、絶縁板9はビード加工部4で押えら
れることにより、リード線11及びリベット端子12の
上昇を防ぎ、安全弁板7とリベット端子12の溶着部を
破断させる役割を果たしている。
【0020】(3)安全弁板 封口蓋群3に備えられる安全弁板7は、図4に示すよう
に、両面に幅0.5mm、深さ0.15mmの三角溝を設け
て刻印構造14とした。このような刻印構造とすること
により、電池内圧上昇時に安全弁板7を変位させ、さら
に開裂させることにより圧力を外へ解放するはたらきが
ある。
に、両面に幅0.5mm、深さ0.15mmの三角溝を設け
て刻印構造14とした。このような刻印構造とすること
により、電池内圧上昇時に安全弁板7を変位させ、さら
に開裂させることにより圧力を外へ解放するはたらきが
ある。
【0021】(4)過充電試験 上記(1)の手順にしたがい、電池を20個組立てた。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々3Aで過充電した。このときの電流
遮断作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の
発火を、上記20個の各電池について観察した。試験し
た20個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安
全弁が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数
及び発火した電池数を表1に示す。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々3Aで過充電した。このときの電流
遮断作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の
発火を、上記20個の各電池について観察した。試験し
た20個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安
全弁が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数
及び発火した電池数を表1に示す。
【0022】(5)過放電試験 上記(1)の手順にしたがい、電池を20個組立てた。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々1Aで過放電した。このときの電流
遮断作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の
発火を、上記20個の各電池について観察した。試験し
た20個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安
全弁が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数
及び発火した電池数を表2に示す。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々1Aで過放電した。このときの電流
遮断作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の
発火を、上記20個の各電池について観察した。試験し
た20個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安
全弁が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数
及び発火した電池数を表2に示す。
【0023】(6)外部短絡試験 上記(1)の手順にしたがい、電池を20個組立てた。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々外部短絡した。このときの電流遮断
作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の発火
を、上記20個の各電池について観察した。試験した2
0個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安全弁
が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数及び
発火した電池数を表3に示す。
これらの電池を各々ポリプロピレン製の密閉形電池ホル
ダーに装着し、各々外部短絡した。このときの電流遮断
作動、安全弁作動、電池ホルダーの変形及び電池の発火
を、上記20個の各電池について観察した。試験した2
0個の電池のうち、電流遮断が作動した電池数、安全弁
が作動した電池数、電池ホルダーが変形した電池数及び
発火した電池数を表3に示す。
【0024】比較例 絶縁板9にリベット端子を備えずに、安全弁板7とリー
ド線11を直接に溶接した以外は、実施例1と同じ構造
の電池を20個組立てた(図5)。そして、これらの各
電池について実施例と同様にして過充電試験、過放電試
験ならびに外部短絡試験を行った。結果をそれぞれ表1
〜3に示す。
ド線11を直接に溶接した以外は、実施例1と同じ構造
の電池を20個組立てた(図5)。そして、これらの各
電池について実施例と同様にして過充電試験、過放電試
験ならびに外部短絡試験を行った。結果をそれぞれ表1
〜3に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】本発明により、過充電、過放電、短絡な
どの異常時に、電極群と封口蓋群との間が電気的に遮断
され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇を停止させ
ることができるため、このような電池を内蔵する電子機
器等の破損が防止でき、より安全性の高い密閉形非水電
解液二次電池が提供できる。
どの異常時に、電極群と封口蓋群との間が電気的に遮断
され、安全弁が開裂作動する以前に内圧上昇を停止させ
ることができるため、このような電池を内蔵する電子機
器等の破損が防止でき、より安全性の高い密閉形非水電
解液二次電池が提供できる。
【図1】本発明の密閉形非水溶媒二次電池を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明の密閉形非水溶媒二次電池の電流遮断機
構を示す縦断面図である。
構を示す縦断面図である。
【図3】本発明の密閉形非水溶媒二次電池の電流遮断作
動時を示す縦断面図である。
動時を示す縦断面図である。
【図4】aは、本発明の密閉形非水溶媒二次電池の安全
弁板の裏面図である。bは、本発明の密閉形非水溶媒二
次電池の安全弁板の側面図である。cは、本発明の密閉
形非水溶媒二次電池の安全弁板の正面図である。
弁板の裏面図である。bは、本発明の密閉形非水溶媒二
次電池の安全弁板の側面図である。cは、本発明の密閉
形非水溶媒二次電池の安全弁板の正面図である。
【図5】従来の密閉形非水溶媒二次電池を示す縦断面図
である。
である。
1…外装缶 2…電極群 3…封口蓋群 4…ビード加工部 5…端子板 6…過電流加熱保護素子 7…安全弁板 8…絶縁封口パッキング 9…絶縁板 10…ガス抜け孔 11…リード線 12…リベット端子 13…パイプ孔 14…刻印構造
Claims (1)
- 【請求項1】 (i)正極、セパレータ及び負極を含む
捲回式電極群;(ii)安全弁板を有する封口蓋群;ならび
に(iii) ビード加工部を介して封口蓋群に対向して設置
された絶縁板を備える密閉形非水電解液二次電池におい
て、絶縁板中央のパイプ孔に保持されたリベット端子が
リード線と安全弁板とを連結しており、電池内圧上昇時
に安全弁板とリベット端子の接合が破断されるようにし
たことを特徴とする密封形非水電解液二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161761A JPH0831450A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 密閉形非水電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161761A JPH0831450A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 密閉形非水電解液二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831450A true JPH0831450A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15741398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6161761A Pending JPH0831450A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 密閉形非水電解液二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0831450A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002117906A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-19 | Nec Corp | LiMn二次電池、電池製造方法、電動移動車両 |
KR100436714B1 (ko) * | 2002-10-29 | 2004-06-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 각형리튬이차전지 |
JP2011151385A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 円筒状リチウムイオンキャパシタ |
US8435660B2 (en) | 2009-06-23 | 2013-05-07 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery and module thereof |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6161761A patent/JPH0831450A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002117906A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-19 | Nec Corp | LiMn二次電池、電池製造方法、電動移動車両 |
KR100436714B1 (ko) * | 2002-10-29 | 2004-06-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 각형리튬이차전지 |
US8435660B2 (en) | 2009-06-23 | 2013-05-07 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery and module thereof |
JP2011151385A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 円筒状リチウムイオンキャパシタ |
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