JP2002289159A - 非水電解質二次電池パック - Google Patents

非水電解質二次電池パック

Info

Publication number
JP2002289159A
JP2002289159A JP2001087039A JP2001087039A JP2002289159A JP 2002289159 A JP2002289159 A JP 2002289159A JP 2001087039 A JP2001087039 A JP 2001087039A JP 2001087039 A JP2001087039 A JP 2001087039A JP 2002289159 A JP2002289159 A JP 2002289159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
electrolyte secondary
battery pack
aqueous electrolyte
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001087039A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Isozaki
義之 五十崎
Takashi Kishi
敬 岸
Yuji Sato
優治 佐藤
Motoi Kanda
基 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001087039A priority Critical patent/JP2002289159A/ja
Publication of JP2002289159A publication Critical patent/JP2002289159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の安全弁動作後に生じる負極表面に析出
するLiの反応に起因した電池の破裂の問題を解消した
安全性の高い非水電解質二次電池パックの提供を課題と
する。 【解決手段】 内部に充満した可燃性ガスを破裂に至る
前に外部へ放出する安全弁を有する非水電解質二次電池
と、この非水電解質二次電池を内部の空隙に収納する絶
縁性密閉ケースとを具備する非水電解質二次電池パック
であって、二酸化炭素ガスと窒素ガスの混合ガス、或い
は二酸化炭素ガスと水蒸気の混合ガスを所定の割合で空
隙に充填した非水電解質二次電池パック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質二次電
池をパック内に収納した非水電解質二次電池パックに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、非水電解質二次電池を、電気自動
車や電動工具、コードレスクリーナなどの電源として適
用することが検討されている。このような用途では、複
数の電池を直列に接続したり、並列に接続したものを直
列に接続してなる組電池をプラスチック等からなる絶縁
ケースに収納した電池パックとして使用される。この種
の電池パックにおいては、安全性が重要である。
【0003】従来、非水電解液を使用したリチウムイオ
ン電池においては、充電器の故障などにより充電時に通
常以上の電流を与えるいわゆる過充電状態や、誤使用に
より短絡状態になって大電流が流れたりすると、非水電
解液が分解されて可燃性のガスを発生し電池内圧が上昇
する。このような事態が更に続くと、発生した可燃性ガ
スが電池容器内部に充満するため、破裂を生じる場合が
ある。そこで、破裂を未然に防止するため、非水電解液
を使用したリチウムイオン電池には、電池容器内部に充
満した可燃性ガスを破裂に至る前に外部へ放出するため
の安全弁が単電池ごとに備えられている。過充電等の異
常が生じると、電解液が分解して電池内圧が上昇し、安
全弁が作動する。この状態で、電池の破裂は防止できる
が、電池内部(負極表面)には、Liが析出している可
能性があり、危険である。即ち、析出したLiが電解液
と反応して電池温度が上昇し、続いて正極活物質の熱分
解反応が生じて更に電池温度が上昇し、最終的には電池
の破裂などから一定の時間差をおいて破裂(熱暴走)を
招く恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池パックは、
内部の電池の一つに異常が生じた際、安全弁が作動して
電池内部のガスを放出することはできても、負極表面に
析出するLiが反応して再び電池の破裂等の問題が発生
する。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、電池の安全弁動作後に生じる負極表面に析出するL
iの反応に起因した電池の破裂の問題を解消した安全性
の高い非水電解質二次電池パックを提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の非水電解質二次電池パックは、内部に充
満した可燃性ガスを破裂に至る前に外部へ放出する安全
弁を有する非水電解質二次電池と、この非水電解質二次
電池を内部の空隙に収納する絶縁性密閉ケースとを具備
する非水電解質二次電池パックにおいて、二酸化炭素ガ
スと窒素ガスを主成分とする混合ガスであって窒素ガス
の体積%が3%〜20%であり残りが実質的に炭酸ガス
である混合ガスが前記空隙に充填されていることを特徴
とする。
【0007】請求項2の非水電解質二次電池パックは、
内部に充満した可燃性ガスを破裂に至る前に外部へ放出
する安全弁を有する非水電解質二次電池と、この非水電
解質二次電池を内部の空隙に収納する絶縁性密閉ケース
とを具備する非水電解質二次電池パックにおいて、二酸
化炭素ガスと水蒸気を主成分とする混合ガスであって水
蒸気の体積%が0.001%〜5%であり残りが実質的
に炭酸ガスである混合ガスが前記空隙に充填されている
ことを特徴とする。上記混合ガスは水蒸気或いは窒素ガ
スの残りの残部が実質的に二酸化炭素であるが、体積%
で不純物ガスを2%以下望ましくは不可避的な不純物ガ
スが1%以下であっても実質的に残部が二酸化炭素とし
て作用することができる。
【0008】このような構成の非水電解質二次電池パッ
クでは、電池パック内部の電池の一つに異常が生じ、そ
の電池の安全弁が作動したとしても、析出Liの反応に
起因する、その後の電池の破裂を防止することができ
る。また、万が一電池の一つが発火し電池パック内部の
温度が上昇して他の電池の安全弁が作動したとしても、
他の電池が連鎖的に破裂したり発火したりするのを防止
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる非水電解質
二次電池パックの一例を図1から図5を参照として詳細
に説明する。 (第1の実施の形態)まず、本発明に係る非水電解質二
次電池パックの一例である非水電解質二次電池パックに
ついて説明する。図1及び図2に示すように、例えばA
BS樹脂からなる絶縁ケース1の内部には、非水電解質
二次電池2(円筒型リチウムイオン二次電池)が12本
収納されている。非水電解質二次電池2は、2並列6直
列に接続板5で接続されてなる組電池22を構成してい
る。前記絶縁性ケース1a、1bは超音波融着により密
閉され、これにより電池パック内部は密閉された構造と
なり、絶縁性密閉ケースとして機能する。電池パック内
部には、混合ガス4として窒素ガスを体積%で5%、そ
れ以外を実質的に二酸化炭素としたガスが封入されてい
る。ここで、この様な混合ガスが負極に析出したLiを
不活性にするための反応は以下の式(1)で表される。 6Li+ N2 → 2Li3N …(1) また、この混合ガスを水蒸気とそれ以外を実質的に二酸
化炭素とすることもできる。この場合には、この様な混
合ガスが負極に析出したLiを不活性にするための反応
は以下の式(2)で表される。 2Li+ CO2 + H2O → Li2CO3 + H2 …(2) この非水電解質二次電池パックには、破裂防止のための
破裂弁3が設けられている。また、PTC素子などの保
護回路を設けても良い。 (第2の実施の形態)次に、本発明に係る非水電解質二
次電池パックの第2の実施の形態である非水電解質二次
電池パックについて説明する。
【0010】図3に示すように、例えばABS樹脂から
なる絶縁ケース31の内部には、非水電解質二次電池3
2(円筒型リチウムイオン二次電池)が4本収納されて
いる。非水電解質二次電池32は、直列に接続されて組
電池320を構成している。
【0011】前記絶縁ケース31の内部には、紫外線感
知式の炎センサー34、混合ガス35aを噴射する噴射
ノズル30が設置されている。この噴射ノズル30は弁
の機構も兼ね備えており、万が一電池が発火した場合に
は、前記炎センサー34からの感知信号に基づき、噴射
ノズル30から混合ガス35aが配管36を通して噴射
される。
【0012】混合ガス35aが充填された混合ガスタン
ク35bは、ここでは絶縁ケース31の外部に設けた例
を示したが、絶縁ケース31の内部に設けも良い。
【0013】混合ガス35aとしては、第1の実施の形
態と同様に二酸化炭素と窒素ガスの混合ガス、二酸化炭
素と水蒸気の混合ガス等を用いることができる。
【0014】また、ここでは前記絶縁ケースの内部に炎
センサーを備える例を示したが、炎センサーの他、熱セ
ンサー、煙センサー、あるいはこれらのうちの一種以上
を設けても良い。
【0015】また、放熱性を良くするために、前記絶縁
ケース31のいずれかの面に冷却穴を設けても良い。 (非水電解質二次電池)次に、上述した本発明の実施の
形態1及び実施の形態2に係る非水電解質二次電池パッ
クに収納される非水電解質二次電池(例えば円筒型リチ
ウムイオン二次電池)について図4を用いて説明する。
【0016】例えばステンレスからなる有底円筒状の容
器42は、底部に絶縁体43が配置されている。電極群
44は、前記容器42内に収納されている。前記電極群
44は、正極45、セパレータ46および負極47をこ
の順序で積層した帯状物を負極47が外側に位置するよ
うに渦巻き上に捲回した構造になっている。前記セパレ
ータ46は、例えば不織布、ポリプロピレン微多孔フィ
ルム、ポリエチレン微多孔フィルム、ポリエチレン−ポ
リプロピレン微多孔積層フィルムから形成される。
【0017】前記容器42内には、電解液が収容されて
いる。中央部に孔が開口されたPTC素子48、前記P
TC素子48上に配置された安全弁49及びこの安全弁
49に配置された帽子形状の正極端子50は、前記容器
42の上部開口部に絶縁ガスケット51を介してかしめ
固定されている。なお、前記正極端子50には、ガス抜
き孔(図示しない)が開口されている。正極リード52
の一端は、前記正極45に、他端は正極端子50にそれ
ぞれ接続されている。前記負極47は、負極リード53
を介して負極端子である容器42に接続されている。
【0018】次に、正極45、負極47および電解液を
具体的に説明する。 a)正極45 前記正極45は、例えば正極活物質、導電剤および結着
剤を適当な溶媒に分散させて得られる正極材ペーストを
集電体の片側、もしくは両面に塗布することにより作製
する。
【0019】前記正極活物質としては、LiCoO2
あるいは組成式LiCo1-xx2、LiNi1-xx2
(但し、前記Mは1種以上の元素、前記xは0<x≦
0.5を示す)で表されるリチウム複合金属酸化物を使
用することができる。 具体的にはLiCo1-xNix
2、LiNi1-xCox2、LiNi1-x-yCoxAl
y2、LiNi1-x-yCoxMny2等を挙げることがで
きる。(前記x、yは0<x≦0.5、0≦y<0.
5、かつ0<x+y≦0.5を示す)また、これらのリ
チウム複合金属酸化物を2種以上混合したものを用いて
も良い。
【0020】また、正極活物質としては、リチウムニッ
ケル複合金属酸化物とスピネル型リチウムマンガン酸化
物との混合物を用いることができる。
【0021】リチウム複合酸化物としては、LiNiO
2、LiNi0.7Co0.32、LiCo0.8Ni0.22
Li1.075Ni0.755Co0.171.90.1、Li1.10Ni
0.74Co0.161.850.15、Li1.075Ni0.705Co
0.17Al0.051.90.1、Li 1.10Ni0.72Co0.16
Nb0.021.850.15、LiNi1-x-yCoxy2(但
し、前記Mは Al、B、Nbから選ばれる少なくとも
1種の元素、前記x、yは0<x≦0.5、0<y<
0.5、かつ0<x+y≦0.5を示す)で表されるリ
チウムニッケル複合酸化物等を挙げることができる。
【0022】中でも、組成式LiNi1-x-yCoxy2
(但し、前記Mは Al、B、Nbから選ばれる少なく
とも1種の元素、前記x、yは0<x≦0.5、0<y
<0.5、かつ0<x+y≦0.5を示す)で表される
リチウムニッケル複合酸化物を用いることが好ましい。
具体的には、LiNi1-x-yCoxAly2、LiNi1-
x-yCoxy2、LiNi1-x-yCoxNby2、LiN
1-a-b-cCoaAlbNb c2等を挙げることができ
る。(前記x、yは0<x≦0.5、0<y<0.5、
かつ0<x+y≦0.5、前記a、b、cは、0<a≦
0.5、0<b<0.5、0<c<0.5、かつ0<a
+b+c≦0.5を示す) このようなリチウムニッケ
ル複合金属酸化物は、熱安定性が高く安全性に優れるた
め好ましい。前記スピネル型リチウムマンガン酸化物と
しては、具体的には、Li1+aMn2-a4、Li1+aMn
2-a-bCob4、 Li1+aMn2-a-bAlb4、 Li1+a
Mn2- a-bFeb4、 Li1+aMn2-a-bMgb4、 L
1+aMn2-a-bTib4、 Li 1+aMn2-a-bNb
b4、 Li1+aMn2-a-bGeb4等を挙げることがで
きる。(前記aは0<a、かつ2>a+bを示す) 導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボン
ブラック、人工黒鉛、天然黒鉛等を用いることができ
る。
【0023】結着剤としては、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)、PVdFの水素もしくはフッ素のうち、少なく
とも1つを他の置換基で置換した変性PVdF、フッ化
ビニリデン−6フッ化プロピレンの共重合体、ポリフッ
化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−6フッ化プロ
ピレンの3元共重合体等を用いることができる。
【0024】結着剤を分散させるための有機溶媒として
は、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチル
ホルムアミド(DMF)等が使用される。
【0025】集電体としては、例えば厚さ10〜25μ
mのアルミニウム箔、ステンレス箔、チタン箔等を挙げ
ることができる。
【0026】正極活物質層の片面の厚さは、30〜80
μmであることが好ましい。前記厚さがこの範囲である
と、大電流放電特性が向上する。前記厚さの好ましい範
囲は、50μm〜65μmである。
【0027】正極45において、活物質層の圧延後の充
填密度は2.7g/cm3以上が好ましい。更に好ましく
は3.0g/cm3以上である。充填密度を3.0g/c
3以上とすると電池を高容量化することができる。た
だし、充填密度が高すぎると大電流放電特性が低下する
恐れがあるため、充填密度の上限値は3.5g/cm3
下であることが好ましい。 b)負極47 前記負極47は、例えばリチウムイオンを吸蔵・放出す
る炭素質物またはカルコゲン化合物を含むもの、軽金属
等からなる。中でもリチウムイオンを吸蔵・放出する炭
素質物またはカルコゲン化合物を含む負極は、前記二次
電池のサイクル寿命などの電池特性が向上するために好
ましい。
【0028】リチウムイオンを吸蔵・放出する炭素質物
としては、例えばコークス、炭素繊維、熱分解気相炭素
物、黒鉛、樹脂焼成体、メソフェーズピッチ系炭素繊維
またはメソフェーズ球状カーボンの焼成体などを挙げる
ことができる。中でも、2500℃以上で黒鉛化したメ
ソフェーズピッチ系炭素繊維またはメソフェーズ球状カ
ーボンを用いると電極容量が高くなるため好ましい。
【0029】リチウムイオンを吸蔵・放出するカルコゲ
ン化合物としては、二硫化チタン(TiS2)、二硫化
モリブデン(MoS2)、セレン化ニオブ(NbSe2
などを挙げることができる。このようなカルコゲン化合
物を負極に用いると、二次電池の電圧は降下するものの
前記負極の容量が増加するため、二次電池の容量が向上
される。更に、負極47はリチウムイオンの拡散速度が
大きいため、二次電池の急速充放電性能が向上される。
【0030】軽金属としては、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、マグネシウム合金、リチウム金属、リチウム
合金などを挙げることができる。
【0031】負極(例えば炭素材からなる負極)47
は、具体的には炭素材、導電剤および結着剤を適当な溶
媒に分散させて得られる負極材ペーストを集電体に片
側、もしくは両面に塗布することにより作製する。
【0032】結着剤としては、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用い
ることができる。
【0033】集電体としては、例えば銅箔、ニッケル箔
等を用いることができるが、電気化学的な安定性および
捲回時の柔軟性等を考慮すると、銅箔がもっとも好まし
い。このときの箔の厚さとしては、8μm以上15μm
以下であることが好ましい。
【0034】負極活物質層の片面の厚さは、30〜80
μmであることが好ましい。厚さがこの範囲であると、
大電流放電特性が向上する。前記厚さの好ましい範囲
は、50μm〜65μmである。
【0035】負極47において、活物質層の圧延後の充
填密度は1.35g/cm3以上が好ましい。更に好まし
くは1.4g/cm3以上である。充填密度を1.4g/
cm3以上とすると電池を高容量化することができる。た
だし、充填密度が高すぎると大電流放電特性が低下する
恐れがあるため、充填密度の上限値は1.45g/cm3
以下であることが好ましい。 c)電解液 セパレータ46に含浸されている電解液は非水溶媒に電
解質を溶解した組成を有する。
【0036】非水溶媒としては、例えばプロピレンカー
ボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)など
の環状カーボネート、例えばジメチルカーボネート(D
MC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチ
ルカーボネート(DEC)などの鎖状カーボネート、
1,2−ジメトキシエタン(DME)、ジエトキシエタ
ン(DEE)などの鎖状エーテル、テトラヒドロフラン
(THF)や2−メチルテトラヒドロフラン(2−Me
THF)などの環状エーテルやクラウンエーテル、γ−
ブチロラクトン(γ−BL)などの脂肪酸エステル、ア
セトニトリル(AN)などの窒素化合物、スルホラン
(SL)やジメチルスルホキシド(DMSO)などの硫
黄化合物などから選ばれる少なくとも1種を用いること
ができる。
【0037】中でも、EC、PC、γ−BLから選ばれ
る少なくとも1種からなるものや、EC、PC、γ−B
Lから選ばれる少なくとも1種とDMC、MEC、DE
C、DME、DEE、THF、2−MeTHF、ANか
ら選ばれる少なくとも1種とからなる混合溶媒を用いる
ことが望ましい。また、負極47に前記リチウムイオン
を吸蔵・放出する炭素質物を含むものを用いる場合に、
負極を47備えた二次電池のサイクル寿命を向上させる
観点から、ECとPCとγ−BL、ECとPCとME
C、ECとPCとDEC、ECとPCとDEE、ECと
AN、ECとMEC、PCとDMC、PCとDEC、ま
たはECとDECからなる混合溶媒を用いることが望ま
しい。
【0038】電解質としては、例えば過塩素酸リチウム
(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiP
6)、ホウフッ化リチウム(LiBF4)、六フッ化砒
素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホ
ン酸リチウム(LiCF3SO3)、四塩化アルミニウム
リチウム(LiAlCl4)、ビストリフルオロメチル
スルホニルイミドリチウム[LiN(CF3SO22
などのリチウム塩を挙げることができる。中でもLiP
6、LiBF4、LiN(CF3SO22を用いると、
導電性や安全性が向上されるために好ましい。
【0039】電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、
0.5モル/L〜2.0モル/Lの範囲にすることが好
ましい。 (第3の実施の形態)本実施の形態は、非水電解質二次
電池パックに収納される非水電解質二次電池に薄型平板
構造の非水電解質二次電池を用いた例である。基本的構
造は第1の実施の形態と同一であるので異なる部分につ
いて説明を加える。図5に示すように、外装材がラミネ
ートフィルム60からなり、外装材の正極、負極、及び
セパレータの材質などは第1の実施の形態と同一であ
り、積層物が偏平状に捲回された構造を有する電極群か
ら構成されている。ここで、1は絶縁性密閉ケースであ
り、3は破裂弁であり、5は電池相互を接続する接続板
であり、61は正極または負極リードである。
【0040】以上詳述したように、本発明に係る非水電
解質二次電池パックでは、電池パック内部の電池の一つ
に異常が生じ、その電池の安全弁が作動したとしても、
電池パック内に封入された混合ガスの作用により活性な
析出Liを不活性にするため、その後の電池の破裂を防
止することができる。
【0041】また、本発明に係る非水電解質二次電池パ
ックでは、電池パック内部の電池の一つに異常が生じ、
その電池が万が一発火し、電池パック内部の温度が上昇
することにより他の電池の安全弁が作動したとしても、
炎センサー等が異常を感知し、前記センサーからの感知
信号に基づき混合ガスが噴射され、前記混合ガスの作用
により活性な析出Liが不活性となるため、他の電池が
連鎖的に破裂したり発火したりするのを防止することが
できる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例についてより具体的に
説明する。 (実施例1)第1の実施の形態で述べたような構成を有
する非水電解質二次電池パックを用意し、これを実施例
1とした。電池パック内部には、混合ガス4として窒素
ガスを体積%で5%、それ以外を実質的に二酸化炭素と
したガスを封入した。試験電池は、18650サイズの
円筒型リチウムイオン二次電池(正極:LiCoO2
負極:メソフェーズピッチ系炭素繊維)であり、単電池
当たりの定格容量は1500mAhである。 (比較例1)一方、比較例1として、絶縁ケースの内部
に混合ガスを空気としたこと以外は実施例1と同様の構
成を有する非水電解質二次電池パックを用意し、これを
比較例1の非水電解質二次電池パックとした。
【0043】以上のようにして得られた実施例1及び比
較例1の非水電解質二次電池パックを所定個数用意し、
充電器の故障を想定し、それぞれ3Aの電流値で組電池
における定格容量の200%まで充電する過充電試験を
実施した。その結果、実施例1の非水電解質二次電池パ
ックでは、いずれも発火や破裂などの異常は認められな
かった。これに対して、比較例1の非水電解質二次電池
パックは低い確率ではあるが発火や破裂にいたる物が見
られた。 (実施例2〜実施例9、比較例2、比較例3)以上の実
施例1の非水電解質二次電池パックの混合ガスの炭酸ガ
スと窒素ガスの体積割合を種々変化させたのが実施例2
〜実施例10、比較例2、及び比較例3である。これら
の電池パックについて、実施例1と同様の信頼性試験を
実施した。その結果が表1である。評価ランクとして、試
験用サンプルを各実施例共に100個作成し、信頼性試
験の結果動作する良品の100個に対する割合で表し、
Aランクは100%〜98%以上、Bランクは98%未満、8
0%以上、Cランクは80%未満とした。
【0044】
【表1】
【0045】以上の表1から、明らかなように窒素ガス
の体積%が信頼性に大きく影響することが判明した。中
でも、窒素ガスの体積%が3%〜20%で有ればよく、
特に5%〜10%であることが電池破裂回避の高い信頼
性を得られる点から望ましい。 (実施例10)また、本発明の第2の実施の形態で述べ
たような構成を有する非水電解質二次電池パックを用意
し、これを実施例10とした。但し、電池パック内部に
は、混合ガス35aとして体積%で窒素ガスを6%、水
蒸気を0・5%それ以外を実質的に二酸化炭素としたガ
を封入した点以外は第2の実施の形態と同一である。試
験電池は、26650サイズの円筒型リチウムイオン二
次電池(正極:LiCoO2、負極:メソフェーズピッ
チ系炭素繊維)であり、単電池当たりの定格容量は3A
hである。 (比較例4)また、絶縁ケースの内部に炎センサーおよ
び混合ガスを噴射するための噴射ノズルを設けなかった
こと以外は実施例10と同様の構成を有する非水電解質
二次電池パックを用意し、これを比較例4の非水電解質
二次電池パックとした。
【0046】以上のようにして得られた実施例10、及
び比較例4の非水電解質二次電池パックを所定個数用意
し、充電器の故障を想定し、それぞれ3Aの電流値で組
電池における定格容量の200%まで充電する過充電試
験を実施した。その結果、実施例10の非水電解質二次
電池パックでは、炎センサーが作動して混合ガスの噴出
が行われたが、電池パックが発火したり破裂したものは
皆無であった。
【0047】一方、比較例4の電池パックでは、いずれ
も破裂・発火に至ったものが多数見られた。
【0048】以上の本発明の実施例によれば、電池パッ
ク内部の電池の一つに異常が生じ、その電池の安全弁が
作動したとしても、電池パック内に封入された混合ガス
の作用により活性な析出Liを不活性にするため、その
後の電池の破裂を防止することができる。また、本発明
に係る非水電解質二次電池パックでは、電池パック内部
の電池の一つに異常が生じ、その電池が万が一発火し、
電池パック内部の温度が上昇することにより他の電池の
安全弁が作動したとしても、炎センサー等が異常を感知
し、前記センサーからの感知信号に基づき混合ガスが噴
射され、前記混合ガスの作用により活性な析出Liが不
活性となるため、他の電池が連鎖的に破裂したり発火し
たりするのを防止することができる。したがって、非水
電解質電池パックの安全性を確保できる。このような電
池パックは、電動工具、コードレスクリーナなどの電源
としては勿論のこと、電気自動車用の電源としても有用
である。 (実施例11〜実施例18、比較例5、比較例6)実施
例10の非水電解質二次電池パックにおける混合ガスの
炭酸ガスと水蒸気を種々変化させたのが実施例2〜実施
例10、比較例2、及び比較例3である。これらの電池
パックについて、実施例10と同様の信頼性試験を実施
した。その結果が表2である。評価の方法は表1と同様
である。
【0049】
【表2】
【0050】以上の表2から、明らかなように水蒸気の
体積%が信頼性に大きく影響することが判明した。中で
も、水蒸気の体積%が0.001%〜5%で有ればよ
く、特に高い信頼性を得られるのは0・1%〜1%であ
ることが望ましい。
【0051】
【発明の効果】上記構成によって、電池の安全弁動作後
に生じる負極表面に析出するLiの反応に起因した電池
の破裂の問題を解消した安全性の高い非水電解質二次電
池パックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る非水電解質
二次電池パックを示す斜視図(非水電解質二次電池を収
納したところを示す図)
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る非水電解質
二次電池パックを示す斜視図
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る非水電解質
二次電池パックを示す断面図
【図4】 本発明に係る非水電解質二次電池パックに収
納される非水電解質二次電池の 一例を示す図
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係る非水電解質
二次電池パックの斜視図
【符号の説明】
1 絶縁性ケース 2 非水電解質二次電池 3 破裂弁 4 混合ガス 5 接続板 22 組電池 30 噴射ノズル 31 絶縁性ケース 32 非水電解質二次電池 33 破裂弁 34 炎センサー 35a 混合ガス 35b 混合ガスタンク 36 配管
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 優治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 神田 基 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5H029 AJ12 AK03 AL04 AL06 AL07 AL11 AL12 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ06 BJ27 CJ23 DJ02 DJ08 EJ09 EJ12 HJ07 5H040 AA37 AS04 AS19 AY04 NN00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に充満した可燃性ガスを破裂に至る
    前に外部へ放出する安全弁を有する非水電解質二次電池
    と、この非水電解質二次電池を内部の空隙に収納する絶
    縁性密閉ケースとを具備する非水電解質二次電池パック
    において、二酸化炭素ガスと窒素ガスを主成分とする混
    合ガスであって窒素ガスの体積%が3%〜20%であり
    残りが実質的に炭酸ガスである混合ガスが前記空隙に充
    填されていることを特徴とする非水電解質二次電池パッ
    ク。
  2. 【請求項2】 内部に充満した可燃性ガスを破裂に至る
    前に外部へ放出する安全弁を有する非水電解質二次電池
    と、この非水電解質二次電池を内部の空隙に収納する絶
    縁性密閉ケースとを具備する非水電解質二次電池パック
    において、二酸化炭素ガスと水蒸気を主成分とする混合
    ガスであって水蒸気の体積%が0.001%〜5%であ
    り残りが実質的に炭酸ガスである混合ガスが前記空隙に
    充填されていることを特徴とする非水電解質二次電池パ
    ック。
JP2001087039A 2001-03-26 2001-03-26 非水電解質二次電池パック Pending JP2002289159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087039A JP2002289159A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 非水電解質二次電池パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087039A JP2002289159A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 非水電解質二次電池パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002289159A true JP2002289159A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18942334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001087039A Pending JP2002289159A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 非水電解質二次電池パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002289159A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004088784A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Nec Lamilion Energy Ltd. ラミネート型電池用の放熱部材およびその製造方法
JP2007095483A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2012252909A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Toyota Motor Corp 電池パック
CN103943799A (zh) * 2013-01-18 2014-07-23 罗伯特·博世有限公司 在车辆电池释放气体时提供安全措施的设备和方法
JP2016136473A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日立化成株式会社 蓄電ユニット
US20170047573A1 (en) * 2015-08-14 2017-02-16 Audi Ag Energy storage arrangement, in particular for a motor vehicle, motor vehicle and method for producing an energy storage receptacle for an energy storage arrangement
JP2019160488A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 電池モジュール
JP2019160774A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司Contemporary Amperex Technology Co., Limited 電池モジュール
JP2020107416A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 三菱自動車工業株式会社 電池パック
DE102020216378A1 (de) 2020-12-21 2022-06-23 Volkswagen Aktiengesellschaft Hochvoltbatterie für ein elektrisch betriebenes Fahrzeug

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004088784A1 (ja) * 2003-03-31 2006-07-06 Necラミリオンエナジー株式会社 ラミネート型電池用の放熱部材およびその製造方法
JP4955269B2 (ja) * 2003-03-31 2012-06-20 日本電気株式会社 ラミネート型電池用の放熱部材およびその製造方法
WO2004088784A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Nec Lamilion Energy Ltd. ラミネート型電池用の放熱部材およびその製造方法
JP2007095483A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2012252909A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Toyota Motor Corp 電池パック
CN103943799A (zh) * 2013-01-18 2014-07-23 罗伯特·博世有限公司 在车辆电池释放气体时提供安全措施的设备和方法
JP2016136473A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日立化成株式会社 蓄電ユニット
US10707470B2 (en) * 2015-08-14 2020-07-07 Audi Ag Energy storage arrangement, in particular for a motor vehicle, motor vehicle and method for producing an energy storage receptacle for an energy storage arrangement
US20170047573A1 (en) * 2015-08-14 2017-02-16 Audi Ag Energy storage arrangement, in particular for a motor vehicle, motor vehicle and method for producing an energy storage receptacle for an energy storage arrangement
JP2019160488A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 電池モジュール
JP7000927B2 (ja) 2018-03-09 2022-01-19 トヨタ自動車株式会社 電池モジュール
US10559798B2 (en) 2018-03-16 2020-02-11 Contemporary Amperex Technology Co., Limited Battery module
JP2019160774A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司Contemporary Amperex Technology Co., Limited 電池モジュール
JP2020107416A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 三菱自動車工業株式会社 電池パック
DE102020216378A1 (de) 2020-12-21 2022-06-23 Volkswagen Aktiengesellschaft Hochvoltbatterie für ein elektrisch betriebenes Fahrzeug
DE102020216378B4 (de) 2020-12-21 2024-02-29 Volkswagen Aktiengesellschaft Hochvoltbatterie für ein elektrisch betriebenes Fahrzeug

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2219247B1 (en) Cylindrical secondary battery
KR100882121B1 (ko) 안전성이 향상된 비수전해액 및 전기화학소자
US20090291330A1 (en) Battery with enhanced safety
JP2002203553A (ja) 正極活物質及び非水電解質二次電池
KR20070082551A (ko) 안전성이 향상된 비수전해액 및 전기화학소자
JPH11195429A (ja) 非水電解液二次電池
JP2005071678A (ja) 電池
JP3529750B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2005183384A (ja) リチウム充電式電気化学的電池の正極用の電気化学的活物質
JPH11176470A (ja) 有機電解液二次電池
JP5109349B2 (ja) 二次電池
JP2003142078A (ja) 非水系二次電池
JP2002289159A (ja) 非水電解質二次電池パック
JP3512846B2 (ja) 非水電解液電池
JP2005347222A (ja) 電解液および電池
JP4455008B2 (ja) 非水電解質二次電池
JPH0513105A (ja) 非水電解液電池
JPH04329268A (ja) 非水電解質二次電池
JP2001297763A (ja) 非水電解質二次電池
JP2001185143A (ja) 非水電解質二次電池およびその組電池
JP4240422B2 (ja) 有機電解液二次電池
JP4951923B2 (ja) リチウムイオン二次電池用電解質およびリチウムイオン二次電池
JP2003282143A (ja) 非水電解液二次電池
JP2000188132A (ja) 非水電解質二次電池
JP2000188132A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050414

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050606