JP2019160488A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の積層方向に積層された複数の単電池のうち、中央部に位置する単電池の温度上昇を優先して抑制することができる電池モジュールを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、電池モジュール1の長手方向に沿って積層された複数の単電池2と、積層された複数の単電池2を収容した電池ケース10と、アルゴンガス29が収容されたガス収容ケース20とを備える。電池ケース10は、中央部に位置する単電池2に向けてアルゴンガス29を噴出する噴出口35を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、電動車両に搭載される電池モジュールに関する。
電池モジュールに含まれる複数の単電池の各々においては、過充電および/または内部短絡などの異常に伴って単電池内が過剰に発熱し、単電池内に可燃性物質を含むガスが発生し得る。このガス(以下「発煙ガス」ともいう)が多量に発生すると、単電池の内部圧力が上昇して単電池の外装体(たとえば、アルミラミネートなど)が破損し、電池モジュール内において発煙ガスに酸素が供給され、電池モジュールが熱暴走に至る可能性が懸念される。
特開2015−111570号公報(特許文献1)には、所定の積層方向に積層された単電池を収容した電池ケースと不活性ガスを収容したガス収容ケースとを備えた電池モジュールが開示されている。この電池モジュールは、単電池が積層された積層方向の一端側の面に設けられた噴出口から電池ケース内に不活性ガスを噴出して、電池ケース内を不活性ガスで満たす。これにより、単電池と不活性ガスとの間で熱交換を行なわせて単電池の温度上昇を抑制することができる。また、発煙ガスが発生した場合に、発煙ガスに酸素が供給されることを防ぎ、熱暴走を抑制することができる。なお、以下においては、不活性ガスとの熱交換により温度上昇を抑制すること、および、不活性ガスにより酸素の供給を遮断することを「不活性化」ともいう。
特開2015−111570号公報 特開平10−92476号公報
所定の積層方向に積層された複数の単電池のうち、積層方向における中央部に位置する単電池は、中央部以外に位置する単電池(たとえば、積層方向の端部側に設けられた単電池)に比べて放熱性が低いため、温度が高温になりやすい。そのため、電池モジュールの熱暴走を的確に防止するためには、中央部以外に位置する単電池より優先して、中央部に位置する単電池の温度上昇を抑制することが望ましい。
特許文献1に記載された電池モジュールは、不活性ガスの噴出口が中央部から離れているために、中央部以外に位置する単電池より優先して、中央部に位置する単電池を不活性化させることができないことが懸念される。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、所定の積層方向に積層された複数の単電池のうち、中央部に位置する単電池の温度上昇を優先して抑制することができる電池モジュールを提供することである。
本開示に係る電池モジュールは、所定の積層方向に積層された複数の電池と、複数の電池を収容可能な電池ケースと、不活性ガスが収容されたガス収容ケースとを備える。電池ケースは、複数の電池のうち積層方向における中央部に位置する電池に向けて不活性ガスを噴射する噴出口を含む。
上記構成によれば、電池モジュールに含まれる積層方向に積層された単電池のうち、最も高温になりやすい積層方向における中央部に位置する単電池に向けて不活性ガスが噴出される。そのため、中央部以外に位置する単電池より優先して、中央部に位置する単電池を不活性化させることができる。これによって、中央部に位置する単電池の温度上昇を優先して抑制することができ、電池モジュールの熱暴走を的確に抑制することができる。
本開示によれば、所定の積層方向に積層された複数の単電池のうち、中央部に位置する単電池の温度上昇を優先して抑制することができる電池モジュールを提供することができる。
実施の形態に係る電池モジュールの構成を模式的に示す図である。 電池モジュールを上面視した概略図と所定条件下における複数の単電池の温度分布とを示した図である。 実施の形態に係る電動車両のECUにおいて実行される制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態>
本実施の形態においては、本実施の形態に係る電池モジュール1がハイブリッド自動車、電気自動車および燃料電池自動車などの電動車両に搭載される例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る電池モジュール1の構成を模式的に示す図である。電池モジュール1は、複数の単電池2と、電池ケース10と、ガス収容ケース20と、供給ダクト30と、排出部40とを備える。
複数の単電池2は、図1に示されるように、電池モジュール1(電池ケース10)の長手方向(図1のx軸方向)に沿って積層されている。なお、以下においては、複数の単電池2が積層された方向(電池モジュール1の長手方向)を「積層方向」ともいう。
単電池2は、充放電可能な二次電池である。単電池2としては、たとえば、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池(リチウムポリマー二次電池を含む)などである。また、単電池2は、正極と負極との間に液体電解質を有する電池であってもよいし、固体電解質を有する電池(全固体電池)であってもよい。
ガス収容ケース20は、電池ケース10の短手方向(図1におけるy軸方向)を一辺とした面に隣接して設けられている。ガス収容ケース20には、アルゴンガス、窒素ガスおよびフッ素ガスなどの不活性ガスが収容されている。本実施の形態においては、ガス収容ケース20には、不活性ガスとしてアルゴンガス29が収容されている例について説明する。
ガス収容ケース20に収容されているアルゴンガス29は、電動ポンプ25によって供給ダクト30を通じて電池ケース10に設けられた噴出口35から電池ケース10内に噴出される。
供給ダクト30は、ガス収容ケース20と電池ケース10とを連通させるように構成されている。供給ダクト30には、逆止弁27が設けられており、ガス収容ケース20から電池ケース10の方向にアルゴンガス29が流入するように構成されている。
電池ケース10は、積層された複数の単電池2を収容可能に構成されている。電池ケース10には、電池ケース10内の気体を電池ケース10外へ排出するための排出部40が設けられている。排出部40は、ガス収容ケース20が隣接する電池ケース10の面と対向する面の側に設けられ、その一端が図示しない排気ダクトに連通している。排気ダクトは、電池モジュール1が搭載される電動車両の外部と連通している。排出部40には、逆止弁15が設けられており、電池ケース10内の圧力が一定圧力以上になると電池ケース10内から電池ケース10外へ電池ケース10内の気体が排出されるように構成されている。
積層された複数の単電池2のうち、積層方向の中心に位置する単電池2Aには、温度センサ50が設けられている。温度センサ50は、積層方向の中心に位置する単電池2Aの温度を検出して、電動車両のECU(Electronic Control Unit)100に出力する。温度センサ50には、たとえば、熱電対が用いられる。
ECU100は、温度センサ50により検出された単電池2Aの検出温度Tに基づいて、ガス収容ケース20から電池ケース10に流入されるアルゴンガス29の流量を制御する。具体的には、ECU100は、ガス収容ケース20に含まれる電動ポンプ25を制御することによりガス収容ケース20から電池ケース10に流入されるアルゴンガス29の流量を制御する。
図2は、電池モジュール1を上面視した概略図(図2の上図)と所定条件下における複数の単電池2の温度分布(図2の下図)とを示した図である。図2に示された温度分布には、所定条件下(たとえば、数十分間継続して電池モジュール1を使用した直後)における実験結果が示されている。図2に示された温度分布の横軸には単電池2の位置が示されており、縦軸には単電池2の温度が示されている。
温度分布は、図2に示されるように、積層された複数の単電池2のうち積層方向の中心に位置する単電池2Aを頂点として山なりのグラフgfを描くことが実験的に導かれている。また、所定条件下を変更した場合(たとえば、数分間あるいは数時間継続して電池モジュール1を使用した直後)においては、図2に示されたグラフgfが図2における縦軸(温度)の方向に上下することが実験的に導かれている。つまり、種々の条件下において、積層された複数の単電池2のうち、積層方向の中心に近い位置にある単電池ほど温度が高くなることが示されている。これは、積層方向の端部側に位置する単電池よりも、積層方向の中心に近い位置にある単電池の方が放熱性が低いためである。
(噴出口について)
ここで、単電池2においては、過充電および/または内部短絡などの異常に伴って単電池2内が過剰に発熱し、単電池2内に発煙ガスが発生し得る。発煙ガスが多量に発生すると、単電池2の内部圧力が上昇して単電池2の外装体(たとえば、アルミラミネートなど)が破損し、電池モジュール1内において発煙ガスに酸素が供給され、電池モジュール1が熱暴走に至る可能性が懸念される。
上述したとおり、積層された複数の単電池2は、中心に近い位置にある単電池ほど温度が高くなる傾向にある。そこで、複数の単電池2の不活性化が必要となるような場合においては、積層方向の端部側に位置する単電池よりも優先して、積層方向の中心近くに位置する単電池を不活性化させることが望ましい。
そこで、本実施の形態においては、所定条件下における温度分布において、積層方向の中心位置を含み、単電池2の温度が所定温度Tth以上となる領域(以下においては「中央部」ともいう)に位置する単電池2に向かってアルゴンガス29を噴出させる噴出口35を電池ケース10に設けた。
なお、所定温度Tthは、任意に設定可能な温度であり、単電池2の特性および温度分布の標準偏差などを考慮して設定される。
図2を用いて中央部に位置する単電池2および噴出口35が設けられる位置について具体的に説明する。図2においては積層された単電池2のうち、所定温度Tth以上の温度となっている単電池は、tn番目の単電池(中心の単電池)2A、tn±1の単電池2、tn±2の単電池2およびtn±3の単電池2である。ゆえに、これらの単電池2が「中央部に位置する単電池2」である。
そして、噴出口35は、中央部に位置する単電池2にアルゴンガス29を噴出させることができる位置、たとえば、tn番目の単電池(中心の単電池)2Aの真上に設けられる。これによって、噴出口35からアルゴンガス29が噴出された際に、中央部に位置する単電池2、特にtn番目の単電池2Aを優先的に不活性化させることができる。そして、tn番目の単電池2Aに向かって噴出されたアルゴンガス29は、図1に矢印で示されたように、tn番目の単電池2Aの位置付近を基準としてx軸方向の正方向側と負方向側に拡散していく。つまり、tn番目の単電池2Aに向かって噴出されたアルゴンガス29は、tn番目の単電池2Aの位置付近を基準として、積層方向の中央部に位置する単電池2から順に積層方向の端部側に位置する単電池2へ向かって拡散していく。これによって、積層方向の端部側に位置する単電池よりも優先して、積層方向の中心近くに位置する単電池を不活性化させることができる。
なお、噴出口35は、たとえば、中央部に位置する単電池2のうちのtn番目の単電池2A以外の単電池2の真上に設けられてもよい。この場合においても、中央部に位置する単電池2を優先的に不活性化させることができる。
さらに、噴出口35は、中央部に位置する単電池2の真上に設けられることに限られるものではなく、中央部に位置する単電池2に向けてアルゴンガス29を噴出できればよい。たとえば、噴出口35は、中央部の真上の領域から外れた領域に設けられ、噴出方向が中央部に位置する単電池2に向くように設けられてもよい。
また、温度センサ50が設けられる位置は、tn番目の単電池(中心の単電池)2Aに限られるものではない。温度センサ50は、たとえば、tn番目の単電池2A以外の中央部に位置する単電池2のうちのいずれかの単電池2に設けられてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る電池モジュール1は、電池モジュール1の長手方向に沿って積層された複数の単電池2と、積層された複数の単電池2を収容した電池ケース10と、アルゴンガス29が収容されたガス収容ケース20とを備える。電池ケース10は、中央部に位置する単電池2に向けてアルゴンガス29を噴出する噴出口35を含む。これによって、噴出口35からアルゴンガス29が噴出された際に、積層された複数の単電池2のうち最も高温になり得る積層方向の中央部に位置する単電池2を、積層方向の中央部に位置しない単電池2よりも優先して不活性化させることができる。ゆえに、電池モジュール1の熱暴走を的確に抑制させることができる。
(アルゴンガスの噴出条件および流量制御)
次に、アルゴンガス29の噴出条件および流量制御について説明する。単電池2の状態に応じて、電池ケース10内に噴出(流入)されるアルゴンガス29の流量が制御されることによって、より的確に複数の単電池2を不活性化させることができ、電池モジュール1の熱暴走を抑制することができる。そこで、本実施の形態においては、温度センサ50が検出した積層方向の中心に位置する単電池2Aの検出温度Tに応じて、電池ケース10内へのアルゴンガス29の流入の有無および流入の流量が制御される。
以下においては、検出温度Tが、第1温度、第1温度より高い第2温度および第2温度より高い第3温度(第1温度<第2温度<第3温度)の3段階に応じて、電池ケース10内へのアルゴンガス29の流入の有無および流入の流量が制御される例について説明する。なお、アルゴンガス29の流入の有無および流入の流量の制御は、上記の3段階に応じて制御されることに限られるものではなく、たとえば、検出温度Tに応じてリニアに制御されてもよい。
本実施の形態においては、ECU100は、温度センサ50が検出した積層方向の中心に位置する単電池2Aの検出温度Tが第1温度以上となった場合に、アルゴンガス29を電池ケース10内に流入させるように電動ポンプ25を制御する。
また、ECU100は、検出温度Tが第1温度以上となった場合において、検出温度Tに応じて、単位時間当たりのアルゴンガス29の流入量を変更するように電動ポンプ25を制御する。具体的には、ECU100は、検出温度Tが第1温度以上であり、かつ、第2温度未満である場合(第1温度≦検出温度T<第2温度)、第1流入量[m/min]でアルゴンガス29を電池ケース10内に流入させるように電動ポンプ25を制御する。ECU100は、検出温度Tが第2温度以上であり、かつ、第3温度未満である場合(第2温度≦検出温度T<第3温度)、第1流入量よりも多い第2流入量[m/min](第1流入量<第2流入量)でアルゴンガス29を電池ケース10内に流入させるように電動ポンプ25を制御する。ECU100は、検出温度Tが第3温度以上である場合(第3温度≦検出温度T)、第2流入量よりも多い第3流入量[m/min](第2流入量<第3流入量)でアルゴンガス29を電池ケース10内に流入させるように電動ポンプ25を制御する。
なお、第1温度、第2温度および第3温度は、単電池2の特性に応じて任意に設定される温度である。第1温度は、単電池2(電池モジュール1)が熱暴走に至る可能性のある温度として設定される。第3温度は、単電池2(電池モジュール1)が熱暴走に至った可能性がある温度として設定される。第2温度は、第1温度と第3温度との中間の温度に設定される。
このように、検出温度Tに応じて、電池ケース10内にアルゴンガス29を流入させる流量を異ならせることによって、的確に複数の単電池2を不活性化させることができ、電池モジュール1の熱暴走を抑制することができる。また、万一、ある単電池2が熱暴走に至ってしまったような場合であっても、周囲の他の単電池2および周辺の部品などに影響を及ぼすことを抑制して、さらなる故障を防ぐことができる。
図3は、本実施の形態に係る電動車両のECU100において実行される制御処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電動車両の制御のメインルーチンから呼び出され、所定周期ごとに実行される。図3に示すフローチャートの各ステップは、ECU100によるソフトウェア処理によって実現される場合について説明するが、その一部あるいは全部がECU100内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
ECU100は、温度センサ50から取得した検出温度Tが第1温度以上であるか否かを判定する(S110)。ECU100は、検出温度Tが第1温度未満であると判定した場合は(S110においてNO)、単電池2の使用による正常な範囲の温度であるので、電池ケース10内にアルゴンガス29を流入させることなく、処理をメインルーチンに返す。
ECU100は、検出温度Tが第1温度以上であると判定すると(S110においてYES)、検出温度Tが「第1温度以上かつ第2温度未満」であるか否かを判定する(S120)。ECU100は、「検出温度Tが第1温度以上かつ第2温度未満」であると判定した場合には(S120においてYES)、電池モジュール1(複数の単電池2、特に中央部に位置する単電池2)が熱暴走に至る可能性がある温度になっているため、電動ポンプ25を制御して、電池ケース10内に第1流入量でアルゴンガス29を流入(噴出口35から噴出)させる(S130)。
ECU100は、検出温度Tが「第1温度以上かつ第2温度未満」でない、すなわち、検出温度Tが第2温度以上であると判定すると(S120においてNO)、検出温度Tが第3温度未満であるか否かを判定する(S140)。ECU100は、検出温度Tが「第2温度以上かつ第3温度未満」であると判定した場合には(S140においてYES)、電池モジュール1が熱暴走に至る可能性が高まっているため、電動ポンプ25を制御して、電池ケース10内に第2流入量でアルゴンガス29を噴出口35から噴出させる(S150)。
ECU100は、検出温度Tが「第2温度以上かつ第3温度未満」でない、すなわち、検出温度Tが第3温度以上であると判定した場合には(S140においてNO)、電池モジュール1(複数の単電池2、特に中央部に位置する単電池2)が熱暴走に至った可能性がある温度になっているため、電池ケース10内に最大流量である第3流入量でアルゴンガス29を流入するように電動ポンプ25を制御し、電池ケース10内にアルゴンガス29を噴出口35から噴出させる(S160)。そして、ECU100は、電動車両の駆動力を停止させるフラグを出力する(S170)。フラグの出力により、たとえば、電動車両の運転席のパネルに異常表示がさせたり、電動車両の駆動力の起動が禁止させたりする。
なお、電動車両の駆動力を停止させるとは、たとえば、電動車両のシステムメインリレーを開状態とし、車載の蓄電装置と駆動部との接続を切り離したREADY−OFFの状態にすることをいう。また、ハイブリッド自動車であれば、READY−OFF状態に加えて、エンジン起動を停止させた状態にすることをいう。
以上のように、積層方向に積層された複数の単電池2のうちの最も高温となり得る積層方向の中心に位置する単電池2Aの温度を監視し、単電池2Aの検出温度Tに基づいて、電池ケース10内にアルゴンガス29を流入させるか否か、および、電池ケース10内にアルゴンガス29を流入させる流量を制御することで、複数の単電池2を不活性化させるために必要なアルゴンガス29の流量を適切に流入させることができ、電池モジュール1の熱暴走を的確に抑制することができる。また、万一、ある単電池2が熱暴走に至ってしまったような場合であっても、周囲の他の単電池2および周辺の部品などに影響を及ぼすことを抑制して、さらなる故障を防ぐことができる。
なお、本実施の形態においては、検出温度Tには、一個の温度センサ50で検出された温度が用いられたが、複数個の温度センサで検出された温度から算出された値が用いられてもよい。たとえば、中央部に位置する単電池2の各々に温度センサを設け、これらの温度センサで検出された温度の平均値を検出温度Tとしてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電池モジュール、2,2A 単電池、10 電池ケース、15,27 逆止弁、20 ガス収容ケース、25 電動ポンプ、29 アルゴンガス、30 供給ダクト、35 噴出口、40 排出部、50 温度センサ、100 ECU、T 検出温度、Tth 所定温度。

Claims (1)

  1. 所定の積層方向に積層された複数の電池と、前記複数の電池を収容可能な電池ケースと、不活性ガスが収容されたガス収容ケースとを備え、
    前記電池ケースは、前記複数の電池のうち前記積層方向における中央部に位置する電池に向けて前記不活性ガスを噴射する噴出口を含む、電池モジュール。
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