WO2013171954A1 - 撮像装置、半導体集積回路および撮像方法 - Google Patents

撮像装置、半導体集積回路および撮像方法 Download PDF

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Abstract

 本願に開示された撮像装置は、撮像素子と、撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、撮像素子とフォーカスレンズとの距離が変化するように、撮像素子またはフォーカスレンズの一方を駆動する駆動部と、駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、撮像素子の露光のタイミングに基づき、変位制御部を制御するように構成された同期部とを備える。撮像素子またはフォーカスレンズの変位範囲は、第1範囲と第1範囲と離間した第2範囲と、第1範囲および第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、所定の変位パターンは、撮像素子またはフォーカスレンズの一方が、第1範囲、第2範囲および第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、第1タイプの変位パターンおよび第2タイプの変位パターンの一方と、第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される。

Description

撮像装置、半導体集積回路および撮像方法
 本願は被写体深度拡張技術を利用した動画を撮影することが可能な撮像素子に関する。
 撮像装置において、被写界深度拡張(Extended Depth Of Field、以下EDOFと称する)を実現する方式として、様々な方法が提案されている。例えば、露光時間中にフォーカスレンズもしくは撮像素子を動かすフォーカススイープ動作を行い、深度方向に一律に合焦した画像を畳み込み(つまり各深度でボケを均一化することと同義)、あらかじめ測定もしくはシミュレーションにより得られたボケパターンによって画像復元処理を行うことによって、EDOF画像を得る方法が提案されている(非特許文献1)。この方法は、Flexible DOF(以下F-DOFと称する)と称される。
 F-DOFは、良好な画質が得られる方式として知られており、EDOF効果も高い。軸外特性もレンズ特性そのものに依存するため、性能を高めやすい。ただし、露光中フォーカス位置を動かしても、同一被写体が同一の画像位置上に畳み込まれる必要があることから、光学的な条件として像側テレセントリックレンズである必要がある。
 EDOF技術の利用分野の1つに、顕微鏡が挙げられる。顕微鏡による撮像の場合、撮影対象が静物体であるため、時間をかけて撮影することができる。このため、Focal Stack方式が古くから用いられてきた。この方式は、合焦位置の異なる複数枚の画像を撮影し、それぞれ合焦していると思われる領域をそれぞれの画像から抽出・合成し、EDOF画像を得る。これらの作業に手間および時間を要することから、F-DOF方式も併用した技術が提案されている(特許文献1~4)。F-DOFを顕微鏡用途で用いる場合、露光中に被写体である試料またはレンズ鏡筒を移動させる。露光後の画像復元処理を前提とする場合、像のボケが常に均一になるよう被写体またはレンズ鏡筒を移動させる。この移動の仕方を適切に制御すれば、単一のボケパターンを使った画像復元処理方法が適用できるため合理的であることが知られている(特許文献5)。そのためには、撮像素子を移動させる場合、撮像素子を等速度で動かす。またフォーカスレンズを移動させる場合、撮像面が等速度で動くのに相当するフォーカスレンズの変位を行う必要がある(非特許文献1)。動かすパターンとしては、奥側合焦端位置から手前側合焦端位置まで、またはその逆でもよいことが知られている。
 この一例を図18に示す。図18(a)および(b)は、横軸に時間を取った場合の撮像素子の露光状態および撮像素子の読み出し状態を示しており、図18(c)は、横軸に時間をとり、縦軸にフォーカス位置を取った場合のフォーカスレンズの変位を示している。図18(a)および(b)において斜線部は撮像素子への露光およびデータの読み出しを行うタイミングを示している。フォーカス位置を近側合焦位置から遠側合焦位置に変位させる動作に同期して撮像素子への露光を行うことで、同一シーンの種々の位置にある被写体を同一の画像位置上に、焦点が合った状態で畳み込んだ画像を得ることができる。以下、このようなフォーカス位置の変位を「スイープパターン」、得られる画像を「スイープ画像」と呼ぶ。別の例を図18(d)に示す。この例では、撮像素子の露光時間中にフォーカス位置を近側合焦位置から遠側合焦位置の間を往復変位することでスイープ画像を得ている。このようなスイープパターンであっても、直線変位部分のフォーカスレンズの変位速度が等速であれば、各フォーカス位置での露光時間は均一となるため、図18(c)で説明したものと同等のスイープ画像を得ることができる。
 この技術は、通常のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラに応用可能である。近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラには、より簡単にかつ失敗の少ない撮影が求められている。EDOF技術には全焦点画像、すなわち合焦ミスからの開放という効果が期待できる。高画質であること、EDOF効果の大きさ、EDOF範囲の任意変更が可能なこと、通常のオートフォーカス機構を応用することで実現可能なこと(特別な光学系を用意しなくてすむこと)、EDOF撮影と通常撮影の切り替えが容易なこと、などから、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラにEDOF技術を用いる場合、F-DOF方式が好適であると考えられる。
独国特許発明第2301800号明細書 特公平5-27084号公報 特許第3191928号公報 米国特許第7711259号明細書 特許第3084130号公報
H.Nagahara, S.Kuthirummal, C.Zhou and S.Nayar, "Flexible Depth of Field Photography", European Conference on Computer Vision (ECCV),Oct.16th, Morning Session 2: Computational Photography (2008) 松井修平, 長原一, 谷口倫一郎,「フォーカススイープ撮像によるDFD」, 情報処理学会研究報告, 2010-CVIM-174 No,6, (2010)
 デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラにEDOF技術を用いる場合、動画撮影においても、EDOF撮影が行えることが好ましい。また、被写体の距離情報を得られることが好ましい。本願は、EDOF動画を撮影でき、精度よく被写体の距離情報を推定することのできる撮像装置、撮像装置に用いられる集積回路および撮像方法を提供する。
 本発明の一態様である撮像装置は、二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、前記撮像素子と前記フォーカスレンズとの距離が変化するように、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方を駆動する駆動部と、前記駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、前記一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部を制御するように構成された同期部とを備え、前記一方の変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンの一方と、前記第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される。
 本願に開示された撮像装置によれば、変位範囲が離間した2つの範囲でフォーカスレンズを変位させることにより、ハーフスイープのEDOF画像を取得することができる。また、被写体の距離を精度良く推定することができる。
第1および第3の実施形態による撮像装置のブロック構成図を示す。 第1および第3の実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 図2における露光・スイープステップをさらに詳細に説明したフローチャートである。 第1および第2の実施形態におけるフォーカスレンズまたは撮像素子の変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第2の実施形態による撮像装置のブロック構成図を示す。 第2の実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 (a)CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子のローリングシャッタ動作を説明する図であり、(b)および(c)は、フォーカスレンズの変位パターンの例をそれぞれ示す図である。 第3の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第4の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第4の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第4の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第4の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 第4の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンおよび露光のタイミングの一例を示す図である。 (a)は第5の実施形態におけるフォーカスレンズの変位パターンの一例を示す図であり、(b)および(c)は第3範囲S13’における変位速度の例を示す図である。(d)は、変位パターンS10、S30、S50の変位範囲を示しており、(e)は、変位パターンS10、S30、S50によって得られる画像の被写体距離とぼけ量との関係を示している。 (a)、(b)は、撮像素子における露光のタイミングを示す図であり、(c)、(d)は、(a)、(b)の露光のタイミングに対応してEDOF画像を得るための、フォーカスレンズの変位パターンを示す図である。 本願発明者が検討した撮像装置のブロック構成図である。 被写体、フォーカスレンズおよび撮像素子の位置関係を示す図である。 図18に示す撮像装置におけるフォーカスレンズの位置と露光時間との関係を示す図である。 被写体距離uと像面側焦点距離vの関係の一例を示すグラフである。 本願発明者が検討した他の撮像装置のブロック構成図である。 F-DOF方式によるフォーカスレンズの変位パターンを示す図である。 (a)から(c)はハーフスイープ方式で画像を取得する場合におけるフォーカスレンズの変位範囲および撮影された画像における被写体距離とぼけ量との関係を示す図であって、(a)、(b)、(c)はフォーカスレンズの2つの変位範囲が接している場合、離間している場合、重なっている場合における結果を示している。
 本願発明者は、通常の撮影に用いられる、オートフォーカス機構等のフォーカスレンズを駆動させる機構を備えたデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラにおいて、EDOF動画を得るために適した構造について詳細に検討した。
 まず、F-DOF方式の撮影を実現するのに必要な構成を、図19を用いて説明する。図19に示す撮像装置300は、露光時間中にフォーカスレンズを変位させる構造を備えている。撮像装置300は、フォーカスレンズ101を含むレンズ光学系120、フォーカスレンズ101を駆動するフォーカスレンズ駆動部103および撮像素子104を含む。フォーカスレンズ101の位置を変化させることにより、撮像素子104との距離を変化させ、フォーカス距離を変更し得る。フォーカスレンズ101が固定していると考えた場合、フォーカス距離の変更は、焦点位置の変更と同義である。
 レリーズ受付部113がユーザから露光開始指令を受け付けると、フォーカスレンズ位置検出部115が、フォーカスレンズ101のそのときの位置(初期位置)を検出する。検出後、フォーカスレンズ101の位置を所定の端位置、例えば最近端もしくは最遠端へ変位させる。
 図20は、撮影シーンに含まれる被写体と撮像装置300内におけるフォーカスレンズ101および撮像素子104との位置関係を示す模式図である。
 最近端とは、撮影シーンに含まれる被写体のうち、撮像装置300に最も近い被写体が撮像素子104の撮像面上において像を形成するようにフォーカスレンズ101を移動させた場合におけるフォーカスレンズ101の位置をいう。この時、撮像面上において合焦する被写体から撮像装置300のフォーカスレンズ101までの距離uは最も短くなり、フォーカスレンズ101と撮像素子104との距離vは最も長くなる。
 また、最遠端とは、撮影シーンに含まれる被写体のうち、撮像装置300に最も遠い被写体が撮像素子104の撮像面上において像を形成するようにフォーカスレンズ101を移動させた場合におけるフォーカスレンズ101の位置をいう。この時、撮像面上において合焦する被写体から撮像装置300のフォーカスレンズ101までの距離uは最も長くなり、フォーカスレンズ101と撮像素子との距離vは最も短くなる。なお、図20では、図示し易さのため、被写体と撮像装置300との距離に比べて、フォーカスレンズ101の最近端と最遠端との距離が大きく示されている。
 フォーカスレンズ101の初期化作業と同時に、露光時間決定部114にて、シャッタ速度や絞り値などの撮影パラメータを決定する。これらの動作の終了後すみやかに、露光、フォーカスレンズの変位の同期を取る露光・フォーカスレンズ変位同期部107は、露光開始の指令をフォーカスレンズ変位制御部106およびシャッタ開閉指令部112へ出力する。同時にフォーカスレンズ位置検出部115で検出されたフォーカスレンズ101の端位置に基づき、端位置が最遠端であれば最遠端から最近端へ、端位置が最近端であれば最近端から最遠端へ、露光時間内にフォーカスレンズ101を変位させる指令をフォーカスレンズ変位制御部106へ出力する。
 図21は、露光時間および露光量と像面側の焦点距離との関係を示している。像面側の焦点距離はフォーカスレンズ101の位置によって変化し、撮像素子面に対して等速にフォーカスレンズの位置が変位するよう、フォーカスレンズ変位制御部106の指令に基づき、フォーカスレンズ101がフォーカスレンズ駆動部103によって駆動される。上述したように、被写体とフォーカスレンズ101との距離をuとし、フォーカスレンズ101と撮像素子104との距離をvとし、焦点距離をfとすると、一般的にレンズの公式より、
 1/f=1/u+1/v  (式1)
の関係が成り立つ。レンズが複数枚存在するときは、レンズ主点位置で考慮する。一例として、fが18[mm]のときのuとvとの関係を図22に示す。フォーカスレンズ101が変位することにより、レンズ主点と撮像素子間の距離vが変化する。撮像素子面に対して等速にフォーカスレンズの変位が変化するよう、フォーカスレンズ101を駆動するとは、このvの変化速度が一定であることを意味する。図22に示すように、vが等速度で変位しても、被写体側の焦点面とレンズ主点間の距離uが等速度で変位するわけではない。また図22の横軸は像面側焦点距離vであるため、被写体距離uの大小とは逆の関係になる。つまり、被写体距離が長い(遠くに位置する)被写体ほど像面側焦点距離vが短くなる。
 露光・フォーカスレンズ変位同期部107から露光開始指令を受け取ると、シャッタ開閉指令部112はすぐに、シャッタ111が開くよう制御する。また所定の露光時間経過後、露光・フォーカスレンズ変位同期部107は、シャッタ開閉指令部112へ露光終了指令を出力する。シャッタ開閉指令部112は露光終了指令を受け取り、すぐに、シャッタ111が閉まるよう制御を行う。
 上記手順によって撮像素子104に被写体の光学像が結像すると、結像した光学像は、撮像素子104によって電気信号に変換され、読み出し回路108を介して、画像処理部109へ画像信号が出力される。同時に露光・フォーカスレンズ変位同期部107より画像処理部109へ、露光が終了したことおよびF-DOFによるフォーカスレンズの変位の撮影が行われたことが通知される。画像処理部109は画像信号を受け取り、必要な信号処理を行い、記録部110へ出力する。
 図23に示す撮像装置400は、撮像素子104、撮像素子位置検出部202、露光・撮像素子変位同期部207、撮像素子変位制御部206、撮像素子駆動部203を備え、露光時間中に撮像素子を変位させる。撮像素子位置検出部202は、撮像装置300とは異なり、撮像素子104の位置を検出する。露光・撮像素子変位同期部207は露光のタイミングと撮像素子104の変位との同期を取る。撮像素子変位制御部206は、撮像素子104の変位を制御する。撮像素子駆動部203は、撮像素子変位制御部206からの信号を受けて撮像素子104を駆動する。
 レリーズ受付部113がユーザから露光開始指令を受け付けると、撮像素子位置検出部202が、撮像素子104のそのときの位置(初期位置)を検出する。検出後、撮像素子104の位置を所定の端位置、例えば最近端もしくは最遠端へ変位させる。ここで所定の合焦範囲のうち、最近端とは、撮影シーンに含まれる被写体のうち、撮像装置400に最も近い被写体が撮像素子104の撮像面上において像を形成するように撮像素子104を移動させた場合における撮像素子104の位置をいう。この時、被写体からフォーカスレンズ101までの距離uは最も短くなり、フォーカスレンズ101と撮像素子104との距離vは最も長くなる。また、最遠端とは、撮影シーンに含まれる被写体のうち、撮像装置400に最も遠い被写体が撮像素子104の撮像面上において像を形成するように撮像素子104を移動させた場合における撮像素子104の位置をいう。この時、被写体からフォーカスレンズ101までの距離uは最も長くなり、フォーカスレンズ101と撮像素子104との距離vは最も短くなる。
 撮像素子104の初期化作業と同時に、露光時間決定部114にて、シャッタ速度や絞り値などの撮影パラメータを決定する。これらの動作の終了後すみやかに、露光、撮像素子変位の同期を取る露光・撮像素子変位同期部207は、露光開始の指令を撮像素子変位制御部206およびシャッタ開閉指令部112へ出力する。同時に撮像素子位置検出部202で検出された撮像素子104の端位置に基づき、端位置が最遠端であれば最遠端から最近端へ、端位置が最近端であれば最近端から最遠端へ、露光時間内に撮像素子104を変位させる指令を撮像素子変位制御部206へ出力する。撮像素子104は等速で変位する。
 露光・撮像素子変位同期部207から露光開始指令を受け取ると、シャッタ開閉指令部112はすぐに、シャッタ111が開くよう制御する。また所定の露光時間経過後、露光・撮像素子変位同期部207は、シャッタ開閉指令部112へ露光終了指令を出力する。シャッタ開閉指令部112は露光終了指令を受け取り、すぐに、シャッタ111が閉まるよう制御する。
 上記手順にて撮像素子104に被写体の光学像を結像すると、結像した光学像は、撮像素子104によって電気信号に変換され、読み出し回路108を介して画像処理部109へ電気信号が出力される。同時に露光・撮像素子変位同期部207より画像処理部109へ、露光が終了したことおよびF-DOFによるフォーカスレンズの変位の撮影が行われたことが通知される。これ以外の構成は、図19に示す撮像装置300と同じ動作を行う。
 このような構成によって、デジタルスチルカメラ・デジタルビデオカメラにおいてF-DOF方式の撮影が実現できるが、動画を撮影する場合、動画を構成する1コマ1コマの画像の間にタイムラグが発生することなく連続的に撮影を行うこと好ましい。このために、動画撮影中は図24に示すようにフォーカスレンズの位置を最遠端と最近端との間で往復変位させ、往の変位および復の変位にそれぞれ1ビデオフレーム期間を割り当てることによって、なめらかなEDOF動画を撮影することが可能となる。
 このようにして得られた全焦点画像に加えて、撮影シーンの奥行き情報、つまり、撮影シーンに含まれる複数の被写体の前後関係を示す距離情報があれば、撮影シーンの三次元情報を得ることができる。撮影シーンにおける被写体の距離計測技術について様々な方式が提案されている。それらを大別すると、赤外線や超音波、レーザーなどを照射し、反射波が戻ってくるまでの時間や反射波の角度などをもとに距離を算出する能動的手法と、被写体の像に基づいて距離を算出する受動的手法がある。特にカメラにおいては赤外線などを照射するための装置を必要としない受動的手法が広く用いられている。
 受動的手法にも多くの手法が提案されているが、その一つとしてフォーカスの変化によって生じるぼけに基づいて距離を計測するDepth from Defocus(以下DFDと呼ぶ)と呼ばれる手法がある。この手法によれば、複数のカメラを必要せず、少数の画像から距離計測を行うことが可能である。
 DFDを実現する手法として、前述のF-DOFを利用したハーフスイープと呼ばれる方式が提案されている(非特許文献2)。この方式は、F-DOFにおけるフォーカススイープの範囲を遠側合焦端位置(最遠端)と近側合焦端位置(最近端)との間の中間合焦位置で二分し、それぞれの範囲でスイープして得られる二枚の画像を用いて奥行きを推定する。また、同時にこの二枚の画像を用いて全焦点画像を生成することが可能である。以下、区別のため遠側合焦端位置から近側合焦端位置までの全区間をスイープする前述の方式をフルスイープと称する。
 図25(a)を参照しながら、非特許文献2に開示されたDFDによって、奥行きを推定する方法を説明する。
 図25(a)の右側の図は、ハーフスイープ方式によって合焦位置を変化させながら撮影する場合におけるレンズ位置と、焦点が合う被写体距離との関係を示している。最近端と最遠端との間を中間合焦位置で二分し、範囲S1内および範囲S2内でそれぞれレンズを移動させながら被写体を撮影する。
 図25(a)の左側の図はこのようにした撮影した2つの画像において、それぞれの画像に含まれる、種々の距離にある被写体とその被写体のぼけ量との関係を示している。曲線S1は、図25(a)の右側の図における範囲S1でフォーカスレンズを変位させた場合に得られる画像における関係を示し、曲線S2は、範囲S2でフォーカスレンズを変位させた場合に得られる画像における関係を示している。曲線S1において、範囲S1’で示される距離にある被写体のぼけ量は小さく、また、ぼけ量は一定である。これは、フォーカスレンズを範囲S1で変位させた場合に、焦点が合う被写体の範囲を示している。範囲S1’外にある被写体には焦点は合わないため、範囲S1’から遠ざかるにつれて被写体はぼける。曲線S2についても同様である。DFDでは、これら2つの画像から、被写体の距離を算出する。この場合、2つの画像におけるぼけ量の差が大きいほど、算出される被写体の距離の精度は高くなる。このため、図に示すように、範囲S1’と範囲S2’の境界近傍に位置する被写体の距離の算出精度は悪くなる。
 このような精度の低下を抑制するために、出願人は、国際公開第2012/066774号において、2つのフォーカスレンズの変位範囲を離間させるハーフスイープ方式によって被写体の距離の推定する方法を提案している。図25(b)の右側の図に示すように、最近端と最遠端との間において、範囲S3を隔てて範囲S1および範囲S2を設定し、範囲S1内および範囲S2内でそれぞれレンズを移動させながら被写体を撮影する。
 図25(b)の左側の図はこのようにした撮影した2つの画像において、それぞれの画像に含まれる、種々の距離にある被写体とその被写体のぼけ量との関係を示している。図から分かるように、範囲S3に対応する範囲S3’にある被写体は、フォーカスレンズが合焦位置にないため、曲線S1および曲線S2のいずれにおいても、ぼけ量が一定とならない。また、範囲S3’においては、曲線S1’を示す画像と曲線S2’を示す画像におけるぼけ量の差が図25(a)の場合に比べて大きい。このため、この方法によれば、範囲S3’においても算出される被写体の距離の精度を高められる。
 なお、2つのフォーカスレンズの変位範囲が重なる場合、被写体距離の算出精度が悪い範囲が広くなる。図25(c)の右側の図に示すように、最近端と最遠端との間において、範囲S1および範囲S2が部分的に重なるように設定し、範囲S1内および範囲S2内でそれぞれレンズを移動させながら被写体を撮影した場合、図25(c)の左側の図に示すように、2つの画像におけるぼけ量が最少となる領域S1’とS2’とは部分的に重なってしまう。
 したがって、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラにおいて、精度の高い撮影シーンの奥行き情報の推定を行い、EDOF動画を得るためには、上述した2つのフォーカスレンズの変位範囲を離間させるハーフスイープ方式を用いことが好ましい。
 また、デジタルビデオカメラにおいて、被写体の移動に伴いながら、品質の高い全焦点画像を取得するには、被写体の移動に伴って、フォーカスレンズの変位範囲も変化させることが好ましい。
 本願発明者は、このような課題に対応し、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラにおいて、精度の高い被写体までの距離の推定(撮影シーンの奥行き情報の推定)を行い、EDOF動画を得る新規な撮像装置を想到した。
 本発明の一態様の概要は以下のとおりである。
 本発明の一態様である撮像装置は、二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、前記撮像素子と前記フォーカスレンズとの距離が変化するように、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方を駆動する駆動部と、前記駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、前記一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部を制御するように構成された同期部とを備え、前記一方の変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンの一方と、前記第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される。
 前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素子の露光中に、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位し、前記画像を構成する光電変換素子の非露光中に、前記第3タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位してもよい。
 前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、略等速で前記一方が変位する副変位パターンを含み、前記第1タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さは、前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さと等しくてもよい。
 前記第3タイプの変位パターンにおける前記一方が変位する速さは、前記第1タイプおよび前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さと異なっていてもよい。
 前記第3タイプの変位パターンにおける前記一方が変位する速さは、前記第1タイプおよび前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さよりも大きくてもよい。
 前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲の全体と、前記第1範囲の少なくとも一部および前記第2範囲の少なくとも一部とを含む範囲全体を少なくとも1回変位してもよい。
 前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲の全体と、前記第1範囲の全体と、前記第2範囲の全体とを含む全範囲を少なくとも1回変位してもよい。
 前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲内において、変位しない期間を含んでいてもよい。
 前記第1タイプの変位パターン、前記第2タイプの変位パターンおよび前記第3の変位パターンに従って、前記一方がそれぞれ変位する期間の少なくとも一部において、前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素子が露光してもよい。
 前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、前記第3タイプの変位パターンを挟んで交互に繰り返されてもよい。
 前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、前記一方は、前記第1範囲および前記第2範囲の全体を少なくとも一往復してもよい。
 前記第1タイプ、第2タイプおよび第3タイプの変位パターンの繰り返しにおいて、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の位置が異なっていてもよい。
 前記第1タイプ、第2タイプおよび第3タイプの変位パターンの繰り返しにおいて、前記第1範囲および前記第2範囲の長さは等しいが位置が前記第1合焦位置と前記第2合焦位置との間で異なっていてもよい。
 前記撮像装置は、前記撮像シーンに基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する露光時間決定部と、前記第1合焦位置、前記第2合焦位置および前記露光時間に基づいて前記変位パターンを決定する変位設定部とをさらに備えていてもよい。
 前記撮像装置は、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方の位置を検出する位置検出部をさらに備え、前記変位制御部は前記位置検出部の出力および前記変位パターンに基づき、前記駆動部に駆動量を指令してもよい。
 前記撮像装置は、前記撮像素子から前記画像信号を読み出す読み出し回路をさらに備え、前記同期部は、前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部および前記読み出し回路を制御してもよい。
 前記撮像素子は、CCDイメージセンサであってよい。
 前記撮像素子は、CMOSイメージセンサであってよい。
 前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、それぞれ、少なくとも全変位範囲を2以上の整数回、往復変位してもよい。
 本発明の一態様である集積回路は、二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、前記撮像素子と前記フォーカスレンズとの距離が変化するように、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方を駆動する駆動部とを備えた撮像装置の集積回路であって、前記駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、前記駆一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部を制御するように構成された同期部とを備え、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方の変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素子の露光中に、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位し、前記画像を構成する光電変換素子の非露光中に、前記第3タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位する。
 本発明の一態様である撮像方法は、二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子に、フォーカスレンズによって光を集光することにより、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子を変位させながら前記複数の光電変換素子を露光させ撮像シーンを結像させる撮像方法であって、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素 子の露光中に、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位し、前記画像を構成する光電変換素子の非露光中に、前記第3タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位する。
 以下、図面を参照しながら、本発明による撮像装置、集積回路および撮像方法の実施の形態を詳細に説明する。以下の説明において、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。
 (第1の実施形態)
 以下、図面を参照しながら、本発明による撮像装置、集積回路および撮像方法の第1の実施形態を説明する。
 図1は、本実施形態の撮像装置100を示すブロック構成図である。撮像装置100は、フォーカスレンズ駆動部103と、撮像素子104と、フォーカスレンズ変位制御部106と、露光・フォーカスレンズ変位同期部107と、レンズ光学系120とを備える。
 撮像素子104は、本実施形態ではCCDイメージセンサであり、二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する。複数の光電変換素子に光を入射させ露光した後、複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する。
 レンズ光学系120は、撮像素子104に向けて集光し、撮像シーンを撮像素子104に結像させるフォーカスレンズ101を含む。撮像シーン中の所望の被写体に対して合焦させるため、レンズ光学系120はフォーカスレンズ101以外に他の1枚以上のレンズを含んでいてもよい。フォーカスレンズ101も複数枚のレンズで構成されていてもよい。フォーカスレンズ101が複数のレンズによって構成される場合、フォーカスレンズの位置とは、複数のレンズによる主点の位置をいう。
 本実施形態では、フォーカスレンズ駆動部103は、撮像素子104とフォーカスレンズ101との距離が変化するように、撮像素子104またはフォーカスレンズ101の一方を駆動する駆動部として機能する。つまり、フォーカスレンズ駆動部103は、駆動信号に基づき、撮像素子104とフォーカスレンズ101との距離が変化するように、フォーカスレンズ101を駆動する。
 フォーカスレンズ変位制御部106は、以下において説明するように、フォーカスレンズ駆動部103に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、フォーカスレンズ101の変位を制御するように構成されている。
 露光・フォーカスレンズ変位同期部107は、撮像素子104の露光のタイミングに基づき、フォーカスレンズ変位制御部106を制御するように構成されている。
 撮像装置100は、さらに、フォーカスレンズ位置検出部102と、フォーカスレンズ変位設定部105と、読み出し回路108と、画像処理部109と、記録部110と、シャッタ111と、シャッタ開閉指令部112と、レリーズ受付部113と、露光時間決定部114とを含む。
 フォーカスレンズ位置検出部102は、位置センサを含み、フォーカスレンズ101の位置を検出し、検出信号をフォーカスレンズ変位制御部106へ出力する。フォーカスレンズ変位設定部105はフォーカスレンズ101の変位パターンを設定し、目標フォーカスレンズの位置とする。これにより、フォーカスレンズ変位制御部106は、目標フォーカスレンズの位置とフォーカスレンズ位置検出部102によって検出されたフォーカスレンズ101の現在位置との差から駆動信号を計算してフォーカスレンズ駆動部103に出力する。
 レリーズ受付部113において、ユーザからの露光開始指令を受け付けると、露光時間決定部114が撮像素子104の露光時間を決定する。また、露光・フォーカスレンズ変位同期部107およびフォーカスレンズ変位設定部105に露光時間に関する情報を出力する。
 露光・フォーカスレンズ変位同期部107は、露光時間に関する情報に基づき、同期したタイミングで露光、フォーカスレンズ101の駆動および撮像素子104からの電気信号の読み出しを行うように、シャッタ開閉指令部112、フォーカスレンズ変位制御部106および読み出し回路108に指令を出力する。具体的には、シャッタ開閉指令部112に露光のタイミングおよび露光時間を指令する。また、フォーカスレンズ変位制御部106にフォーカスレンズ101を駆動するタイミングおよび駆動時間を指令する。
 シャッタ111は、シャッタ開閉指令部112からの指令に応じて開閉動作を行う。シャッタ111が開状態のとき、撮像素子104はフォーカスレンズ101によって集光された光によって露光され、露光された光は電気信号に変換されて出力される。また、以下において説明するように、撮像素子104は電子シャッタを備えており、シャッタ開閉指令部112からの指令に応じて撮像素子104の電子シャッタの開閉が制御される。
 読み出し回路108は撮像素子104に読み出し信号を出力することによって電気信号を読み出し、読み出した電気信号を画像処理部109へ出力する。
 画像処理部109は入力された電気信号に対して各種補正等を行い、逐次1ビデオフレーム分の撮影シーンの画像を構成する画像信号を構築し、記録部110に出力する。また、以下において、説明するように、被写体までの距離を推定してもよい。
 これにより、撮像装置100は、フォーカスレンズ101を駆動してフォーカスレンズの位置を変化させながら撮像素子104に露光させ、ハーフスイープ画像を得ることが可能となる。
 撮像装置100の上述の構成要素のうち、フォーカスレンズ位置検出部102、フォーカスレンズ駆動部103、撮像素子104、画像処理部109、レリーズ受付部113、記録部110は、公知のハードウエアによって構成されていてもよい。また、フォーカスレンズ変位設定部105、フォーカスレンズ変位制御部106、露光・フォーカスレンズ変位同期部107、読み出し回路108、画像処理部109、記録部110、シャッタ開閉指令部112、および露光時間決定部114の各構成要素の一部または全部は、CPUなどの情報処理回路およびメモリ等の記憶部に記憶されたソフトウエアによって構成されていてもよい。この場合、情報処理回路は、以下において説明する撮像方法の手順を規定するソフトウエアをメモリから読み出し、撮像方法の手順を実行することによって、撮像装置100の各構成要素を制御する。これら情報処理回路およびメモリに記憶されたソフトウエアによって実現される構成要素の一部は、専用の集積回路によって構成されていてもよい。例えば、フォーカスレンズ変位設定部105、フォーカスレンズ変位制御部106、露光・フォーカスレンズ変位同期部107およびシャッタ開閉指令部112は集積回路を構成してもよい。
 次に、図1、図2、図3および図4を参照しながら、本実施形態の撮像方法、特に、ハーフスイープ方式によって画像を得るためのフォーカスレンズの位置と撮像素子104の露光および信号読み出しのタイミングについて説明する。
 図2は本実施の形態の撮像方法を示すフローチャートである。まず、ユーザによるレリーズ動作を受け付けると(S101)、露光時間決定部114にてシャッタ速度や絞り値などの撮影パラメータから露光時間パラメータを決定する(S102)。露光時間パラメータは、フォーカスレンズ変位設定部105および露光・フォーカスレンズ変位同期部107に出力される。
 次に、決定した露光時間パラメータから、フォーカスレンズ変位設定部105は、フォーカスレンズの位置の変位パターンを生成する(S103)。変位パターンは、以下において詳細に説明する。
 フォーカスレンズの位置の変位パターン決定後、露光・フォーカスレンズ変位同期部107は、撮像素子104の露光のタイミングに基づいて、フォーカスレンズ変位設定部105および読み出し回路108が動作するように、シャッタ開閉指令部112、フォーカスレンズ変位設定部105および読み出し回路108に指令を出力する。これにより、シャッタ開閉指令部112がシャッタ111を解放し(S104)、撮像素子104の露光が開始される。露光の開始に同期して、フォーカスレンズ変位制御部106の指令により、フォーカスレンズ駆動部103がフォーカスレンズ101を変位させる(S105)。ここで同期とは、同時である場合および所定の遅延時間を挟む場合を含む。またフォーカスレンズ101の変位に同期した所定のタイミングで撮像素子104から、撮影シーンの画像を構成する電気信号が読み出し回路108に出力される。また、シャッタ開閉指令部112の指令に基づき撮像素子104の電子シャッタが開閉され、撮像素子104の露光が制御される。
 撮影が完了したら、シャッタ111を閉じ(S106)、フォーカス位置変位を停止する(S107)ことで撮影を完了する。動画撮影の場合は、ユーザからの録画停止処理指令が入力されるまで露光・スイープ動作を継続すればよい。このようにすることで、連続してハーフスイープ画像を得ることができ、動画撮影を行うことができる。
 次に、図3および図4を参照しながら露光・スイープ動作の詳細を説明する。
 図3は撮影時のスイープ動作を示すフローチャートである。また、図4の上部は、フォーカスレンズの位置を最遠端と最近端との間で変位させたときのフォーカスレンズの位置変化、つまりスイープパターン(変位パターン)を示し、下部は、撮像素子104の露光のタイミングを示している。図4の上部の横軸は時間を示し、縦軸は、フォーカスレンズの位置(撮像素子との距離)を示している。図4の上部中、実線はハーフスイープの変位パターンを示し(第1タイプの変位パターン、第2タイプの変位パターン)、点線はハーフスイープの変位パターンの間に実行される非露光時の変位パターン(第3タイプの変位パターン)を示している。
 図25(b)を参照して説明したように、本実施形態の撮像装置は、撮影した画像から被写体までの距離を精度よく推定するために、2つのフォーカスレンズの変位範囲を離間させるハーフスイープ方式を採用する。具体的には、フォーカスレンズの位置である最遠端と最近端との間において、第1範囲S1と第1範囲S1と離間した第2範囲S2と、第1範囲S1および第2範囲S2とに挟まれた第3範囲S3とを設定する。それぞれの範囲において、フォーカスレンズは、所定の変位パターンで変位する。ただし、フォーカスレンズは、画像を構成する光電変換素子の露光時に、第1範囲S1および第2範囲S2を変位し、非露光時に第3範囲を変位する。ここで画像を構成する光電変換素子の露光時とは、1フィールド期間中、光電変換素子に光が照射し、光電変換により、画像用の電気信号を生成するために撮像素子が露光される期間をいう。また、非露光時とは、1フィールド期間中、画像用の電気信号を生成するために撮像素子が露光される期間以外の期間をいう。非露光時には、電子シャッタにより、光電変換素子は露光されるが、画像用の電気信号へ寄与しないように、生成した電気信号が破棄される露光期間等が含まれる。
 図4に示すように、第3範囲は最遠端と最近端との中間の位置を含むように設定される。第1範囲および第2範囲の長さは異なっていてもよいが、概ね同定であることが好ましい。また、第3範囲の長さは第1範囲および第2範囲より短いことが好ましい。さらに、第1範囲および第2範囲と第3範囲とは接しており、つながっていることが好ましい。
 上述したように最遠端および最近端とは、撮像装置から種々の距離にある被写体が含まれる撮像シーン中、所定の距離範囲内にある種々の被写体を撮像素子104の撮像面に焦点が一致するようにフォーカスレンズ101を移動させた場合おいて、最も撮像装置に近い被写体が結像する場合および最も撮像装置に遠い被写体が結像する場合におけるフォーカスレンズ101の位置をいう。最遠端(第1合焦位置)で結像する被写体は、所定の距離範囲内のうち、最も撮像装置から長い距離に位置(第1被写体距離)し、最近端(第2合焦位置)で結像する被写体は、所定の距離範囲内のうち、最も撮像装置から短い距離に位置(第2被写体距離)している。
 図3および図4に示すように、まず、フォーカスレンズ駆動部103は、フォーカスレンズ変位制御部106の指令に基づき、フォーカスレンズ101を初期位置へ移動させる(S111)。本実施形態では第3範囲S3の最遠端側へフォーカスレンズを移動させる。
 次に、第3タイプの変位パターンにしたがって、第3範囲S3の最遠端側から最近端側へフォーカスレンズ101を変位させる(S112)。この間、電子シャッタ等によって、光電変換素子に入射した光が画像用の電気信号へ寄与しないように処理される。これにより、画像を形成することなく、フォーカスレンズ101が第1範囲S1の最遠端側へ移動する。
 次に第1タイプの変位パターンにしたがって、フォーカスレンズ101を第1範囲S1で変位させる(S113)。本実施形態では、撮像素子104がCCDであり、グローバルシャッタによって露光されるため、第1範囲S1の全範囲を少なくとも1回、フォーカスレンズ101が移動すれば、均一なハーフスイープ画像を得ることができる。しかし、本実施形態では、次のフォーカスレンズ101の変位範囲(第2範囲S2)への移動を考慮し、最近端へ向かい、再び第1範囲S1の最遠端側へ戻るように、つまり、第1範囲S1を一往復するように、フォーカスレンズ101を変位させる。この間、電子シャッタ等によって、光電変換素子に入射した光が画像用の電気信号として変換されるように処理される。これにより、ハーフスイープの画像が得られる。なお、図に示すように、露光によって、撮像素子104の光電変換素子に蓄積した電荷は、全画素において一度に転送されるが、転送された電荷は逐次読み出される。この読出しは、例えば、次のフレームで行われる。
 その後、第3’タイプの変位パターンにしたがって、第3範囲S3の最近端側から最遠端側へフォーカスレンズ101を変位させる(S114)。この間、電子シャッタ等によって、光電変換素子に入射した光が画像用の電気信号へ寄与しないように処理される。これにより、画像を形成することなく、フォーカスレンズ101が第2範囲S2の最近端側へ移動する。
 次に第2タイプの変位パターンにしたがって、フォーカスレンズ101を第2範囲S1で変位させる(S115)。上述したように、第2範囲S2の全範囲を少なくとも1回、フォーカスレンズ101が移動すれば、均一なハーフスイープ画像を得ることができるが、次のフォーカスレンズ101の変位範囲(第1範囲S1)への移動を考慮し、最遠端へ向かい再び第2範囲S2の最近端側へ戻るように、つまり、第2範囲S2を一往復するように、フォーカスレンズ101を変位させる。この間、電子シャッタ等によって、光電変換素子に入射した光が画像用の電気信号へ寄与する処理される。これにより、ハーフスイープの画像が得られる。
 これにより(S112-S115)、本実施形態におけるフォーカスレンズのスイープ動作の一周期が完了する。動画を撮影する場合には、この動作を繰り返し続ければよい。具体的には、第1範囲を変位する第1タイプの変位パターンおよび第2範囲を変位する第2タイプの変位パターンを、第3範囲を変位する第3タイプ、第3’タイプの変位パターンを挟んで交互に繰り返せばよい。この場合、第3範囲を変位する変位パターンは、往復パターンではないため、第1範囲から第2範囲への変位(第3’タイプの変位パターン)と第2範囲から第1範囲への変位(第3タイプの変位パターン)とで変位パターンは、逆になる。ユーザによる撮影完了を示す入力を確認し(S6)、撮影完了が指示された場合、スイープ動作を終了する。
 第1範囲を変位する第1タイプの変位パターンは、図4に示すように、第1範囲の最遠端側から最近端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンおよび、第1範囲の最近端側から最遠端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンを含む。同様に、第2範囲を変位する第2タイプの変位パターンは、第2範囲の最近端側から最遠端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンおよび、第1範囲の最遠端側から最近端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンを含む。第1範囲の副変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の速さは、第2範囲の副変位パターンにおける速さと等しい。これにより、それぞれの範囲内において、種々の距離にある被写体が均一に露光される。また、2つのハーフスイープ画像における露光も等しくなる。
 一方、第3範囲を変位する第3タイプ、第3’タイプの変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の変位速度は露光に関係しない。このため、第3タイプ、第3’タイプの変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の変位速度は、一定でなくてもよいし、第1タイプの変位パターンおよび第2タイプの変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の変位速度と異なっていてもよい。ただし、第3範囲におけるフォーカスレンズ101の移動は、ハーフスイープ画像の生成に関係がないため、第3範囲をフォーカスレンズ101が移動する時間は短い方が、撮像装置のフレームレートを高められる。このため、第3タイプ、第3’タイプの変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の変位速度は、第1タイプの変位パターンおよび第2タイプの変位パターンにおけるフォーカスレンズ101の変位速度よりも大きいことが好ましい。上述したように、第3範囲におけるフォーカスレンズ101の変位速度は一定でなくてもよいので、フォーカスレンズ101の変位速度は、第3範囲の少なくとも一部分において、第1範囲および第2範囲よりも大きければよい。図4に示す第3タイプの変位パターンは、第3範囲の最遠端側から最近端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンを含み、第3’タイプの変位パターンは、第3範囲の最近端側から最遠端側へ略等速でフォーカスレンズ101が変位する副変位パターンを含む。
 なお、図4において破線の丸印で示すように、第1範囲、第2範囲および第3範囲の境界において、急激に速度が変化するようにフォーカスレンズの変位を制御することが容易ではない場合、あるいは、急激に速度が変化することが装置の構成上、好ましくない場合には、図4中の拡大部分図で示すように、スムーズな速度変化が生じるように境界における変位パターンを正弦波や二次関数曲線によってつないでもよい。
 得られたハーフスイープ画像から被写体の距離情報を推定する方法は図25(b)を参照して説明した通りであり、詳細には非特許文献2に開示されている。
 このように本実施形態によれば、2つの離間した範囲において、フォーカスレンズを駆動させハーフスイープ画像を取得し、得られたハーフスイープ画像に基づいて、被写体の距離情報を算出するため、高い精度で被写体距離を推定することができる。また、2つの離間した範囲に挟まれる範囲におけるフォーカスレンズの変位速度を大きくすることによって、露光に寄与しないフォーカスレンズの移動時間を短くすることができるため、撮像装置におけるフレームレートを高めることが可能となる。
 なお、本実施形態では、第3範囲S3からフォーカスレンズの変位を開始しているが、第1範囲S1あるいは第2範囲S2からフォーカスレンズの変位を開始してもよい。
 また、2つのハーフスイープ画像を合成し、全区間におけるスイープ画像を生成してもよい。この場合、第1範囲と第2範囲との間の第3範囲において、フォーカスレンズを変位させながら画像を取得していないため、厳密な意味で全区間におけるスイープ画像を生成することはできない。しかし、図25(b)に示すように、第1範囲や第2範囲の近傍では被写体のぼけ量は少ないため、実質的には全区間におけるスイープ画像とみなすことができる品質の画像を得ることができる。
 また、被写体の距離情報の算出は画像処理部109以外の信号処理部、例えば、撮像装置100の外部のコンピュータや信号処理部によって行ってもよい。
 (第2の実施形態)
 図5および図6を参照しながら、本発明による撮像装置、集積回路および撮像方法の第2の実施形態を説明する。
 図5は、本実施形態の撮像装置200を示すブロック構成図である。第1の実施形態の撮像装置100と同一の構成要素には同じ参照符号を付している。撮像装置200は、撮像素子104の位置を移動させることにより、レンズ光学系120のフォーカスレンズ101との距離を変化させる点で撮像装置100と異なる。
 このために、撮像装置200は、撮像素子位置検出部202、撮像素子駆動部203、撮像素子変位設定部205、撮像素子変位制御部206および露光・撮像素子変位同期部207を備える。
 撮像素子位置検出部202は、位置センサを含み、撮像素子104の位置を検出し、検出信号を撮像素子変位制御部206へ出力する。撮像素子変位設定部205は撮像素子104の変位パターンを設定し、目標撮像素子の位置とする。これにより、撮像素子変位制御部206は、目標撮像素子位置と撮像素子位置検出部202によって検出された撮像素子104の現在位置との差から駆動信号を計算して撮像素子駆動部203に出力する。
 レリーズ受付部113において、ユーザからの露光開始指令を受け付けると、露光時間決定部114が撮像素子104の露光時間を決定する。また、露光・撮像素子変位同期部207に露光時間に関する情報を出力する。
 露光・撮像素子変位同期部207は、露光時間に関する情報に基づき、同期したタイミングで露光、撮像素子104の駆動および撮像素子104からの電気信号の読み出しを行うように、シャッタ開閉指令部112、撮像素子変位制御部206および読み出し回路108に指令を出力する。具体的には、シャッタ開閉指令部112に露光のタイミングおよび露光時間を指令する。また、撮像素子変位制御部206に撮像素子104を駆動するタイミングおよび駆動時間を指令する。これにより、撮像装置200は、撮像素子104を駆動して撮像素子の位置を変化させながら撮像素子104に露光させ、スイープ画像を得ることが可能となる。
 図6は、本実施形態の撮像方法を示すフローチャートである。撮像素子とフォーカスレンズとの距離を変化させるために、撮像素子を変位させることを除けば、図2で説明した第1の実施形態における撮像方法と同じである。
 撮像素子の変位パターンは、第1の実施形態で説明したフォーカスレンズの位置の変位パターンである、図4と同じである。
 このように、撮像素子を駆動し、撮像素子の位置を変化させる構成であっても、第1の実施形態と同様に、高い精度で被写体距離を推定することができる。
 (第3の実施形態)
 第1および第2の実施形態の撮像装置は、撮像素子として、CCDイメージセンサを用いる。CCDイメージセンサは、全画素を同時に読み出すことができるグローバルシャッタ動作が可能であるため、第1および第2の実施形態の撮像装置におけるフォーカスレンズの変位パターンもCCDイメージセンサに適している。本実施の形態では撮像素子としてCMOSイメージセンサを用いた撮像装置、集積回路および撮像方法を説明する。本実施形態の撮像装置の全体の構成や動作は、第1の実施形態の撮像装置と同じであり、撮像素子のみが異なる。このため、撮像素子が異なることによる変位パターンの違いを主として説明する。
 CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子は、多数の画素を高速に読み出すのに適しており、例えばFullHD(1920×1080)サイズの画像を秒間60フレーム読み出すことが可能な撮像素子が実現されている。
 CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子を露光して得られた電荷を連続して読み出す場合、二次元に配列された画素集合を行などの部分単位で順次走査して各画素から電荷を読み出すローリングシャッタと呼ばれる電子シャッタ制御方式が用いられる。
 図7(a)はこのような撮像素子において画素集合からの電荷を読み出すタイミングを示している。横軸は時間を示し、縦軸は、撮像素子の読み出し行の位置を示している。撮像素子はN行の複数の画素行によって構成されている。図7(a)に示すように、撮像素子の先頭行から順次走査して各画素から電荷を読み出し、その直後から電荷を蓄積し始め、所定時間経過後に再度走査して各画素から電荷を読み出すことにより画像信号を得る。第N行目の走査が終了した後は先頭から走査を再度繰り返すことにより、連続した動画像を得ることができる。図7(a)からわかるように、ローリングシャッタで撮影を行う場合、撮像素子面内での撮像タイミングにずれが生じ、先頭行と最終行では最大で1ビデオフレーム分のずれが生じる。
 F-DOF方式によって画像を取得する場合、フォーカス状態を所定の合焦範囲の最遠端から最近端まで変位させて、撮像素子面内の全ての画素を均一に露光させる必要がある。図7(b)は、図7(a)の横軸と対応しており、ローリングシャッタにより、1ビデオフレーム期間内にフォーカスレンズを最遠端から最近端までスイープ動作させ場合の変位パターンを示している。図7(a)に示すタイミングで撮像素子を露光する場合、第1読出し行の露光の期間にフォーカスレンズは最遠端から最近端の全範囲を移動する。しかし、第N行の露光の期間にフォーカスレンズは、最近端にのみ位置する。これらの間の行の露光の期間にフォーカスレンズは最遠端から最近端までの範囲の一部分のみを変位する。このため、図7(b)に示す変位パターンでフォーカスレンズを変位させても正しいスイープ画像を得ることができない。
 図7(c)は、CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子に適した変位パターンの一例を示している。図7(c)に示す変位パターンは、1ビデオフレーム期間に、最遠端から変位を開始し、最近端へ到達した後、最遠端へ戻るつまり1ビデオフレーム期間に最遠端から最近端までを1往復変位している。この例では、露光時間が1ビデオフレームに一致しているため、変位パターンの往復動作は1ビデオフレームに一致しているが、往復動作は露光時間に同期していればよい。つまり、露光時間の2以上の整数倍の往復動作を行えばよい。図7(c)に示す変位パターンは、2ビデオフレームの期間、変位パターンが続くことによって、つまりスイープ動作が2往復であることによって、撮像素子面内の全ての画素を均一に露光させることができる。
 撮像素子104がCMOSイメージセンサである場合、ローリングシャッタで撮影が行われるため、撮像素子104の光電変換素子の一部は、有効画素以外の画素を構成する。このような光電変換素子は、画像の構成に寄与しないが、読出しには時間を要する。言い換えると、画像の構成に寄与する光電変換素子を露光する時間は、全画素の読出し時間より短くなる。したがって、撮像素子104がCMOSイメージセンサである場合、画像の構成に寄与しない光電変換素子の露光・読出の間、ハーフスイープ画像を得るためのフォーカスレンズの変位条件とは異なる条件でフォーカスレンズを変位させてもよい。つまり、第1範囲および第2範囲をフォーカスレンズが変位する場合において、画像の構成に寄与しない光電変換素子の露光・読出の間は、例えば、フォーカスレンズを、第3範囲を変位する条件で変位させてもよい。
 図8は、CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子を用いてフ2つの離間した範囲でフォーカスレンズを変位させハーフスイープ画像を得る場合のフォーカスレンズの変位パターンと、撮像素子の露光・読出しのタイミングの一例を示している。図8に示すように、1つのスイープ画像を得るため、フォーカスレンズ101を第1範囲S1および第2範囲S2において二往復させている。
 図8に示す変位パターンでは、第3範囲S3の途中から、フォーカスレンズを変位させ、画像を構成しない行の光電変換素子の露光を開始する。この時のフォーカスレンズの変位速度は、第3範囲S3における速度である。続けて、第1範囲をフォーカスレンズが変位し始めた後、画像を構成する行の光電変換素子を露光し始めるタイミングで、ハーフスイープによる画像を取得するための条件でフォーカスレンズを変位させる。つまり、フォーカスレンズの変位速度を低下させる。また、第1範囲における変位の終了直線に、画像を構成する行の光電変換素子の露光が完了するため、それ以降は、フォーカスレンズを第3範囲S3の変位に用いる速度でフォーカスレンズを変位させている。第2範囲をフォーカスレンズが変位する場合も同様の制御を行う。図8から分かるように、画像を構成する光電変換素子のどの行についても、フォーカスレンズが第1範囲S1を一往復しており、露光時間が一定である。また、第3範囲S3におけるフォーカスレンズの変位速度からハーフスイープ画像を取得するための変位速度へ切り替えるときのフォーカスレンズの位置P1と、ハーフスイープ画像を取得するための変位速度から第3範囲S3におけるフォーカスレンズの変位速度へ切り替えるときのフォーカスレンズの位置P2とは一致している。
 図8に示す変位パターンによれば、第1範囲および第2範囲において、画像を構成する行の光電変換素子を露光し、第3範囲において、画像を構成する行の光電変換素子の露光を行わない。このような変位パターンを用いることによって、画像を構成しない行の光電変換素子の露光・読み出しにおけるフォーカスレンズの変位速度を大きくすることができ、撮像装置のフレームレートを高めることができる。また、このような変位パターンを採用することによって、電子シャッタを用いずに、ハーフスイープによる画像を取得することができる。
 図9は、CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子を用いた場合の他のフォーカスレンズの変位パターンと、撮像素子の露光・読出しのタイミングの一例を示している。図9に示すフォーカスレンズの変位パターンでは、第3範囲S3におけるフォーカスレンズの変位速度からハーフスイープ画像を取得するための変位速度へ切り替えるときのフォーカスレンズの位置P1と、ハーフスイープ画像を取得するための変位速度から第3範囲S3におけるフォーカスレンズの変位速度へ切り替えるときのフォーカスレンズの位置P2とは異なっている。しかし、この場合でも、画像を構成する光電変換素子のどの行についても、フォーカスレンズが第1範囲S1を一往復しており、露光時間が一定である。このような変位パターンを採用しても、電子シャッタを用いずに、ハーフスイープによる画像を取得することができる。
 図10および図11は、CMOSイメージセンサによって構成される撮像素子を用いた場合の他のフォーカスレンズの変位パターンと、撮像素子の露光・読出しのタイミングの一例を示している。図10および図11に示す変位パターンは、図8および図9に示す変位パターンにおいて、電子シャッタによって、画像を構成する光電変換素子の露光時間を短くしている。このように、画像を構成する光電変換素子の露光時間を短くする場合において、撮像素子104のローリングシャッタの動作時間が変化しなければ、電子シャッタによる非露光時間は相対的に長くなる。このため、第3範囲をフォーカスレンズ101が変位する速度を遅くする。
 このように、ローリングシャッタ動作を行うCMOSイメージセンサによって構成される撮像素子を用いた場合でも、2つの離間した範囲において、フォーカスレンズを駆動させハーフスイープ画像を取得し、得られたハーフスイープ画像に基づいて、被写体の距離情報を算出するため、高い精度で被写体距離を推定することができる。
 なお、図10および図11に示す変位パターンを用いてフォーカスレンズを駆動する場合、電子シャッタによる非露光時間は任意に設定し得る。このため、図10および図11の変位パターンにおいて、電子シャッタによる露光開始時におけるフォーカスレンズの位置も任意に設定し得る。また、第1範囲S1および第2範囲S2をフォーカスレンズが変位している間に電子シャッタによる非露光期間を設定することができ、この非露光期間におけるフォーカスレンズの変位速度は任意の値に設定することができる。
 (第4の実施形態)
 第1から第3の実施形態の撮像装置では、フォーカスレンズ101または撮像素子104が第3範囲を変位する間、撮像素子は露光されていなかった。しかし、第1の実施形態で説明したように、ハーフスイープ画像を、離間した第1範囲および第2範囲において取得する限り、高い精度で被写体距離を推定することができる。したがって、第3範囲をフォーカスレンズ101または撮像素子104が変位する間の一部または全部の期間において、撮像素子を露光させ、画像を取得してもよい。また、第3範囲を含む限り、第1範囲や第2範囲の一部あるいは全部を含んで、フォーカスレンズ101または撮像素子104を変位させてもよい。これにより、ハーフスイープ画像以外に、フルスイープ画像や固定した焦点位置における画像を取得することが可能となる。本実施形態では、このような形態の撮像装置を説明する。
 本実施形態の撮像装置は、第1の実施形態の撮像装置100または第2の実施形態の撮像装置200と同じ構造を備えている。第1および第2の実施形態と異なるのは、露光のタイミングおよび撮像素子またはフォーカスレンズのスイープ動作における変位パターンであるため、主としてこの点を説明する。
 図12は、第3タイプの変位パターンが、第3範囲の全体と、第1範囲の全体と、第2範囲の全体とを含む全範囲を1回変位する例を示している。図12において、DP1、DP2、DP3はそれぞれ第1タイプ、第2タイプ、第3タイプの変位パターンを示している。
 図12に示すように、まず、フォーカスレンズ駆動部103は、フォーカスレンズ変位制御部106の指令に基づき、フォーカスレンズ101を初期位置へ移動させる。本実施形態では第1範囲S1の最近端から少し最遠端側にある位置へフォーカスレンズ101を移動させる。
 まず、第1タイプの変位パターンDP1にしたがって、初期位置から第1範囲S1の最近端へフォーカスレンズ101を変位させる。この間、撮像素子104の光電変換素子を非露光状態にする。これにより、画像を形成することなく、フォーカスレンズ101が第1範囲S1の最近端へ移動する。
 次に、フォーカスレンズ101を第1範囲S1の全範囲で変位させる。本実施形態では、撮像素子104がCCDイメージセンサであり、グローバルシャッタによって露光されるため、第1範囲S1の全範囲を少なくとも1回、フォーカスレンズ101が移動すれば、均一なハーフスイープ画像を得ることができる。しかし、本実施形態では、次にフルスイープ画像を取得するため、最遠端側へ移動し後、再び最近端へ戻るように、つまり、第1範囲全体を1往復するように、フォーカスレンズ101を変位させる。この間、光電変換素子を露光させる。これにより、ハーフスイープの画像が得られる。
 次に第3タイプの変位パターンDP3にしたがって、最近端から最遠端の少し手前まで、第1範囲S1の全体、第3範囲S3の全体、第2範囲S2のほぼ全体を含む範囲でフォーカスレンズ101を変位させる。最近端から少しフォーカスレンズ101が最遠端側へ移動するまの期間、撮像素子104の光電変換素子を非露光状態にし、その後、光電変換素子を露光させながら、フォーカスレンズ101を最遠端の少し手前まで変位させる。これにより、第1範囲のほぼ全体、第3範囲の全体および第2範囲のほぼ全体を含む範囲によるフルスイープ画像が得られる。
 次に、第2タイプの変位パターンDP2にしたがって、フォーカスレンズ101を第2範囲S2で変位させる。最遠端の少し手前から最遠端まで光電変換素子が非露光状態のままでフォーカスレンズ101を移動させ、次に光電変換素子を露光させながら、第2範囲S2全体で、フォーカスレンズ101を一往復させる。これにより、ハーフスイープの画像が得られる。
 最後に第3’タイプの変位パターンDP3’にしたがって、最遠端から最近端の少し手前まで、第2範囲S2の全体、第3範囲S3の全体、第1範囲S1のほぼ全体を含む範囲でフォーカスレンズ101を変位させる。最遠端から少しフォーカスレンズ101が最近端側へ移動するまでの期間、撮像素子104の光電変換素子を非露光状態にし、その後、光電変換素子を露光させながら、フォーカスレンズ101を最近端の少し手前まで変位させる。これにより、第2範囲ほぼ全体、第3範囲の全体および第1範囲のほぼ全体を含む範囲によるフルスイープ画像が得られる。
 本実施形態によれば、2つの離間した範囲において撮影されたハーフスイープ画像とフルスイープ画像とを取得することができる。このため、第1の実施形態で説明したように、ハーフスイープ画像を用いることによって、高い精度で被写体距離を推定することができる。また、推定した被写体距離を用いて、フルスイープ画像を処理することにより、画像中の任意の距離に位置する被写体にリフォーカスされた画像を得ることができる。
 また、本実施形態によれば、フルスイープの変位パターンは、2つのハーフスイープの変位パターンに挟まれている。このため、各全焦点画像を得る撮影の前後にハーフスイープの画像を得る撮影を行い、全焦点画像とニアスイープ画像およびファースイープ画像とが連続して取得できる。このため、全焦点画像および推定した被写体距離の情報は、2ビデオフレーム周期で得られる。よって、なめらかなEDOF動画を得ることが可能である。例えば、例えば30fpsで撮像可能な撮像素子を用いれば15fpsの三次元動画を得ることができる。より高速撮像が可能な撮像素子を用いれば、よりなめらかな(高フレームレート)EDOF動画を実現することができる。
 また、本実施形態によれば1ビデオフレームの期間に一致した長さのフルスイープの変位パターンを用いて全焦点画像を得るため、全焦点画像全体が時間的に一致したタイミングで取得され、自然な、全焦点画像が得られる。これらのことから本実施形態によれば、高品質で違和感がなく、かつ、なめらかなEDOF動画を得ることができる。
 なお、図12に示すスイープパターンでは、第3タイプの変位パターンは、第1範囲、第2範囲、第3範囲のほぼ全体で変位しているが、第3範囲の全体を変位する限り、他の変位パターンであってよい。
 図13は、第3タイプの変位パターンDP3および第3’タイプの変位パターンDP3’が、最遠端と最近端との間の一部分を変位するスイープパターンを示している。
 また、図14に示すように、第3タイプの変位パターンは、フォーカスレンズが変位せず、所定の位置で停止している変位パターンを含んでいてもよい。この場合、2つのハーフスイープ画像に加えて、所定の距離に位置する被写体に合焦した通常の撮影条件による画像を得ることができる。
 また、撮像素子が第3の実施形態で説明したようにローリングシャッタによって露光が行われるCMOSイメージセンサであってもよい。図15、図16は、図13、図14に示すスイープ動作をCMOS型イメージセンサの撮像素子を用いて撮影を行う場合の変位パターンを示している。第3の実施形態で説明したように、第1範囲、第2範囲、および、第3タイプ(第3’タイプ)の変位パターンDP3(DP3’)で変位する範囲のそれぞれにおいて、フォーカスレンズを2往復させることによって、撮像素子内のすべての画素を均一に露光させることができる。変位は2以上の整数回往復すれな3往復以上であってもよい。この場合の撮像素子の露光のタイミングは第3の実施形態で説明したとおりである。
 このように本実施形態によれば、離間した第1範囲および第2範囲において、ハーフスイープ画像を取得でき、高い精度で被写体距離を推定することができる。また、第3範囲をフォーカスレンズ101または撮像素子104が変位する間の一部または全部の期間において、撮像素子を露光させ、画像を取得できる。このときの変位は、第3範囲を含む限り、第1範囲や第2範囲の一部あるいは全部を含むことができ、また、第3タイプの変位パターンの全範囲または一部の範囲の間、撮像素子を露光させることができる。よって、上述のハーフスイープ画像に加えて、さまざまな条件で撮影した画像を取得することができる。
 (第5の実施形態)
 本実施形態の撮像装置は、被写体の移動に伴いながら、フォーカスレンズの変位範囲も変化させ、EDOF動画を得る。このために、本実施形態の撮像装置は、以下に説明する変位パターンでフォーカスレンズを変位させる。撮像装置の構成は、第1の実施形態の撮像装置または第2の実施形態の撮像装置のいずれの構成であってもよい。また、撮像素子は、CCDイメージセンサであってもよいし、CMOSイメージセンサであってもよい。以下では、第1の実施形態の撮像装置の構成を備え、撮像素子がCMOSイメージセンサである場合を例に挙げ、本実施形態を説明する。
 図17(a)は、本実施形態によるフォーカスレンズの変位パターンであって、着目する被写体が撮像装置に近づいてくる場合の変位パターンを示している。
 図17(a)に示す変位パターンは、2つのハーフスイープ画像を得るための変位パターンS10、S20、S30、S40、S50が連なっている。変位パターンS10、S20、S30、S40、S50はそれぞれ例えば、第3の実施形態で説明した図8に示す変位パターンに対応している。具体的には、第1範囲S11、第3範囲S13、第2範囲S12を第3の実施形態で説明したようにフォーカスレンズが変位する。図17(a)から分かるように、変位パターンS10よりも変位パターンS20は全体的にフォーカスレンズの変位範囲が最近端側へシフトしている。同様に、変位パターンS20よりも変位パターンS30は全体的にフォーカスレンズの変位範囲が最近端側へシフトしており、変位パターンS40、S50も同様である。各変位パターンにおける第1範囲S11、S21、S31、S41、S51および第2範囲S12、S22、S32、S42、S52の長さは、例えば、等しい。
 このようにフォーカスレンズの変位範囲が最近端側へシフトさせる場合には、図に示すように、変位パターンS10の第2範囲S12から変位パターンS20の第1範囲へフォーカスレンズを移動させるための第3範囲S13’を第3範囲S13に比べて、最近端側に長く移動するように、第3範囲S13’を設定する。この場合、図17(b)に示すように、変位パターンS10の第3範囲S13’において、フォーカスレンズを第3範囲S13と同じ速度V1で変位させ、変位パターンS20の第3範囲S13’において速度V1より早い速度V2で変位させてもよい。あるいは、図17(c)に示すように、第3範囲S13’全体においてフォーカスレンズを速度V1より早い速度V2’で変位させてもよい。上述したように、第3範囲S13と第3範囲S13’とは長さが互いに異なる。このため、このように速度を設定し、フォーカスレンズが第3範囲S13を移動する時間と、第3範囲S13’を移動する時間とを互いに等しくすることによって、いずれのフレーム期間も等しくすることができる。
 図17(d)は、変位パターンS10、30、50におけるフォーカスレンズの変位範囲を示しており、図17(e)は、変位パターンS10、30、50によって得られるハーフスイープ画像における被写体距離と像のぼけ量との関係を示している。これらの図に示すように、ハーフスイープ画像を得るための変位パターンをずらすことによって、ぼけ量を一定にしながら、合焦範囲をシフトさせることができる。
 このように、本実施形態によれば、ハーフスイープ画像を得るための変位パターンにおけるフォーカスレンズの変位範囲をシフトさせることによって、合焦範囲を変化させながらEDOF動画を得ることができる。したがって、被写体が移動しており、撮像装置と被写体との距離が変化する場合でも、被写体の移動にともなって合焦範囲を変化させてハーフスイープ画像を得ることができる。
 なお、本実施形態では、被写体が撮像装置に接近する場合における変位パターンを説明したが、被写体が撮像装置から遠ざかる場合にも本実施形態は好適に用いることができる。この場合、例えば、第3範囲S13’を第3範囲S13に比べて、最近端で短くなるようにすれば、変位パターンS20を変位パターンS10に比べて、最遠端側へシフトさせることができる。また、被写体の移動は一定速度でなくてよい。この場合、第3範囲S13’、S23’、S33’、S43’の長さを被写体の移動速度に応じて長くしたり短くしてもよい。つまり被写体が移動に応じて、変位パターンS10、S20、S30、S40、S50等の位置が最遠端と最近端との間でシフトしてもよい。
 また、本実施形態において、第1および第2の実施形態で説明したように、被写体までの距離を算出してもよいし、算出しなくてもよい。
 本願に開示された撮像装置、集積回路および撮像方法は、例えば民生用もしくは業務用のデジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラなどの撮像装置に好適に用いられる。
 100、200、300、400 撮像装置
 101 フォーカスレンズ
 102 フォーカスレンズ位置検出部
 103 フォーカスレンズ駆動部
 104 撮像素子
 105 フォーカスレンズ変位設定部
 106 フォーカスレンズ変位制御部
 107 露光・フォーカスレンズ変位同期部
 108 読み出し回路
 109 画像処理部
 110 記録部
 111 シャッタ
 112 シャッタ開閉指示部
 113 レリーズ受付部
 114 露光時間決定部
 115 フォーカスレンズ位置検出部
 120 レンズ
 202 撮像素子位置検出部
 203 撮像素子駆動部
 205 撮像素子変位設定部
 206 撮像素子変位制御部
 207 露光・撮像素子変位同期部

Claims (20)

  1.  二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子と、
     前記撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、
     前記撮像素子と前記フォーカスレンズとの距離が変化するように、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方を駆動する駆動部と、
     前記駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、前記一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、
     前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部を制御するように構成された同期部と、
    を備え、
     前記一方の変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、
     前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、
     前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンの一方と、前記第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される、撮像装置。
  2.  前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素子の露光中に、前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位し、
     前記画像を構成する光電変換素子の非露光中に、前記第3タイプの変位パターンに従って、前記一方が変位する、撮像装置。
  3.  前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、略等速で前記一方が変位する副変位パターンを含み、前記第1タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さは、前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さと等しい、請求項2に記載の撮像装置。
  4.  前記第3タイプの変位パターンにおける前記一方が変位する速さは、前記第1タイプおよび前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さと異なる、請求項3に記載の撮像装置。
  5.  前記第3タイプの変位パターンにおける前記一方が変位する速さは、前記第1タイプおよび前記第2タイプの変位パターンの前記副変位パターンにおける速さよりも大きい、請求項3に記載の撮像装置。
  6.  前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲の全体と、前記第1範囲の少なくとも一部および前記第2範囲の少なくとも一部とを含む範囲全体を少なくとも1回変位する請求項1に記載の撮像装置。
  7.  前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲の全体と、前記第1範囲の全体と、前記第2範囲の全体とを含む全範囲を少なくとも1回変位する請求項6に記載の撮像装置。
  8.  前記第3タイプの変位パターンは、前記第3範囲内において、変位しない期間を含む請求項1に記載の撮像装置。
  9.  前記第1タイプの変位パターン、前記第2タイプの変位パターンおよび前記第3の変位パターンに従って、前記一方がそれぞれ変位する期間の少なくとも一部において、前記複数の光電変換素子のうち、画像を構成する光電変換素子が露光する請求項6から8のいずれかに記載の撮像装置。
  10.  前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、前記一方は、前記第1範囲および前記第2範囲の全体を少なくとも一往復する、請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置。
  11.  前記第1タイプ、第2タイプおよび第3タイプの変位パターンの繰り返しにおいて、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の位置が異なる、請求項1から10のいずれかに記載の撮像装置。
  12.  前記第1タイプ、第2タイプおよび第3タイプの変位パターンの繰り返しにおいて、前記第1範囲および前記第2範囲の長さは等しく、位置が前記第1合焦位置と前記第2合焦位置との間で異なる請求項11に記載の撮像装置。
  13.  前記撮像シーンに基づいて前記撮像素子の露光時間を決定する露光時間決定部と、
     前記第1合焦位置、前記第2合焦位置および前記露光時間に基づいて前記変位パターンを決定する変位設定部と
    をさらに備える請求項1から12のいずれかに記載の撮像装置。
  14.  前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方の位置を検出する位置検出部をさらに備え、
     前記変位制御部は前記位置検出部の出力および前記変位パターンに基づき、前記駆動部に駆動量を指令する請求項13に記載の撮像装置。
  15.  前記撮像素子から前記画像信号を読み出す読み出し回路をさらに備え、
     前記同期部は、前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部および前記読み出し回路を制御する請求項14に記載の撮像装置。
  16.  前記撮像素子は、CCDイメージセンサである請求項1から15のいずれかに記載の撮像装置。
  17.  前記撮像素子は、CMOSイメージセンサである請求項1から15のいずれかに記載の撮像装置。
  18.  前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンは、それぞれ、少なくとも全変位範囲を2以上の整数回、往復変位する請求項17に記載の撮像装置。
  19.  二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子に向けて集光する、フォーカスレンズを含むレンズ光学系と、前記撮像素子と前記フォーカスレンズとの距離が変化するように、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方を駆動する駆動部とを備えた撮像装置の集積回路であって、
     前記駆動部に指令を出力することにより、所定の変位パターンに基づき、前記駆一方の駆動による変位を制御するように構成された変位制御部と、
     前記撮像素子の露光のタイミングに基づき、前記変位制御部を制御するように構成された同期部と、
    を備え、
     前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方の変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、
     前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、
     前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンの一方と、前記第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される、集積回路。
  20.  二次元に配列され、撮像面を構成している複数の光電変換素子を有する撮像素子であって、前記複数の光電変換素子を露光させ、前記複数の光電変換素子から電気信号を読み出すことにより、画像信号を生成する撮像素子に、フォーカスレンズによって光を集光することにより、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子を変位させながら前記複数の光電変換素子を露光させ撮像シーンを結像させる撮像方法であって、
     前記撮像素子または前記フォーカスレンズの変位範囲は、撮像シーン中の第1被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第1合焦位置と、前記撮像シーン中の第2被写体距離において合焦する、前記フォーカスレンズまたは前記撮像素子の第2合焦位置との間において、第1範囲と前記第1範囲と離間した第2範囲と、前記第1範囲および前記第2範囲とに挟まれた第3範囲とを含み、
     前記所定の変位パターンは、前記撮像素子または前記フォーカスレンズの一方が、前記第1範囲、前記第2範囲および前記第3範囲の全体をそれぞれ少なくとも1回変位する第1、第2および第3タイプの変位パターンを含み、
     前記第1タイプの変位パターンおよび前記第2タイプの変位パターンの一方と、前記第3タイプの変位パターンとは、交互に繰り返される、撮像方法。
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