WO2013118443A1

WO2013118443A1 - 換気装置

Info

Publication number: WO2013118443A1
Application number: PCT/JP2013/000389
Authority: WO
Inventors: 一裕塩山; 徹藤本
Original assignee: ダイキン工業株式会社
Priority date: 2012-02-10
Filing date: 2013-01-25
Publication date: 2013-08-15
Also published as: JP2013164200A; US20150017906A1; EP2813772A4; CN104081130B; EP2813772A1; CN104081130A; JP5382154B2; EP2813772B1

Abstract

　換気装置は、室外空気を給気として室内へ供給するとともに、室内空気を排気として室外へ排出することにより換気を行う。換気装置は、前記給気と前記排気との間で熱交換を行う熱交換エレメントが配設された熱交換ユニットと、前記給気を加湿する加湿エレメントが配設された加湿ユニットと、を備える。前記熱交換ユニットには、前記室外空気を吸引して前記加湿ユニットに送風する給気用送風機と、前記給気用送風機から送風された給気を導出して前記加湿ユニットに導く給気導出口とが設けられている。前記加湿ユニットには、前記熱交換ユニットから導出された給気を導入する給気導入口と、前記給気導入口から導入された給気が拡散するのを規制する給気ダクトとが設けられている。

Description

換気装置

　本発明は、室外空気を給気として室内へ供給するとともに、室内空気を排気として室外へ排出することにより換気を行う換気装置に関する。

　従来、下記特許文献１に示されるように、長さ方向に分割された構成の換気装置（調湿換気装置）が知られている。この換気装置は、互いに分離可能なファンユニットと熱交換ユニット（調湿ユニット）とを備えている。ファンユニットには、換気に必要な部品としての給気ファンおよび排気ファン、換気装置全体の電気的制御に必要な電装品等が収納されている。一方、水回りユニットである熱交換ユニットには、調湿および熱交換に必要な部品としての熱交換エレメントおよび加湿エレメント等が収納されている。ファンユニットと熱交換ユニットとは、接続部の外周部に配置された接続手段によって互いに接続されている。

　前記のように換気装置が複数個のユニットに分割された構成の場合には、前記各ユニットの小型化及び軽量化が可能となり、その取扱いが容易になる。このため、一人の作業者であっても簡単に設置場所まで各ユニットを搬入することができ、しかも、各ユニットの据付作業を天井裏のような狭くて高さも低い空間内で行う場合においては、例えば天井裏に各ユニットを吊り下げて据え付ける作業等を容易かつ安全に行うことが可能となる。

　前記特許文献１に開示されているように、給気ファンおよび排気ファン等が収容されたファンユニットと、熱交換エレメントおよび加湿エレメント等が収容された熱交換ユニットとに分割された換気装置では、両ユニットの接続部における給気の流れおよび排気の流れが阻害されることがないように前記接続部の気密性を確保する必要がある。このため、接続部における気密性を確保するための工夫が必要となって構造が複雑になるという問題がある。

　また、前記換気装置には、加湿機能を必要とするタイプと必要としないタイプとがあり、該加湿機能の有無に応じて前記熱交換ユニット内における給気および排気の流れが大幅に変更される。このため、熱交換ユニットに接続されるファンユニットも、タイプに応じて仕様の異なるものに変更する必要がある。したがって、前記換気装置を構成するファンユニットとして、加湿器を有する熱交換ユニットに接続されるタイプのファンユニットと、加湿器のない熱交換ユニットに接続されるタイプのファンユニットとをそれぞれ取り揃える必要がある。このため、換気装置が複数個のユニットに分割された構成となっている場合においても、前記各ユニットの仕様を共通化することができず、換気装置の生産性を向上させることが困難である。

特開２０００－２７４７６５号公報

　本発明の目的は、各ユニットの接続部における給気の流れおよび排気の流れを良好に維持しつつ、換気装置の生産性を効果的に向上させることができるようにすることである。

　本発明の一局面に従う換気装置は、室外空気を給気として室内へ供給するとともに、室内空気を排気として室外へ排出することにより換気を行う換気装置であって、前記給気と前記排気との間で熱交換を行う熱交換エレメントが配設された熱交換ユニットと、前記給気を加湿する加湿エレメントが配設された加湿ユニットと、を備える。前記熱交換ユニットには、前記室外空気を吸引して前記加湿ユニットに送風する給気用送風機と、前記給気用送風機から送風された給気を導出して前記加湿ユニットに導く給気導出口とが設けられている。前記加湿ユニットには、前記熱交換ユニットから導出された給気を導入する給気導入口と、前記給気導入口から導入された給気が拡散するのを規制する給気ダクトとが設けられている。

本発明に係る換気装置の一実施形態を描いた斜視図である。前記換気装置の分解斜視図である。前記換気装置の平面図である。（Ａ）給気ガイドの正面図であり、（Ｂ）給気ガイドの側面図であり、（Ｃ）給気ガイドの平面図である。前記換気装置に設けられた給気用送風機の設置状態を示す断面図である。加湿ユニットの具体的構成を示す斜視図である。シール部材の具体的構成を示す斜視図である。給水管の設置状態を示す平面図である。ドレンパンの具体的構成を示す平面図である。図９のＸ－Ｘ線に沿う位置での断面図である。図９のＸＩ－ＸＩ線に沿う位置での断面図である。

　以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

　図１および図２は、本発明に係る換気装置の一実施形態を示している。本実施形態に係る換気装置１は、天井等に設置されるものであり、全熱交換式の熱交換ユニット２と、等湿膜式の加湿ユニット３とを有する。換気装置１は、室外空気ＯＡを吸入する室外空気吸入口４と、該室外空気ＯＡを給気ＳＡとして室内側に吹き出す給気吹出口５と、室内空気ＲＡを吸入する室内空気吸入口６と、該室内空気ＲＡを排気ＥＡとして室外側に吹き出す排気吹出口７とを有している。室外空気吸入口４、給気吹出口５、室内空気吸入口６および排気吹出口７には、図外の天井配管等に接続されるダクト継手８が取り付けられている。

　図３に示すように、熱交換ユニット２と加湿ユニット３とは、締結ボルトを介して互いに締結されるＬ字形金具９，１０からなる連結部材により一体に連結されている。換気装置１の左右両側面部には、規格部品等からなる吊り金具１１（図１参照）が取り付けられている。この吊り金具１１は、天井から垂下された吊りボルト（図示せず）に係止され、これにより、換気装置１は、熱交換ユニット２と加湿ユニット３が連結された状態で天井部から吊り下げられる。

　熱交換ユニット２は、室外空気吸入口４から吸入された室外空気ＯＡと、室内空気吸入口６から吸入された室内空気ＲＡとの間で熱交換する機能を有する。熱交換ユニット２は、主な構成要素として、本体ケース１２と、全熱交換用の熱交換エレメント１３と、給気用送風機１４と、排気用送風機１５とを備えている。

　熱交換ユニット２の本体ケース１２は、偏平な直方体形状を有する中空のボックス状体からなる。本体ケース１２の前面板１６、つまり加湿ユニット３に近い側の壁面部には、給気導出口１７および排気導入口１８が形成されている。本体ケース１２の後面板１９、つまり加湿ユニット３から離れた側の壁面部には、前記室外空気吸入口４および排気吹出口７が形成されている。また、本体ケース１２の内部空間は、図示を省略した仕切り板により、室外空気吸入口４から給気導出口１７へ流れる給気流路２０と、排気導入口１８から排気吹出口７へ流れる排気流路２１とに仕切られている。

　本体ケース１２の左右両側面板２２，２３には、吊り金具１１用の取付穴２４と、Ｌ字形金具９用の取付穴２５とが形成されている。すなわち、本体ケース１２の側面板２２，２３において前記後面板１９に近い位置には、吊り金具１１用の締結ボルトが螺合されるねじ穴からなる取付穴２４が形成されている。一方、本体ケース１２の側面板２２，２３における前記前面板１６に近い位置には、連結部材を構成するＬ字形金具９用の締結ボルトが螺合されるねじ穴からなる取付穴２５が形成されている。

　熱交換エレメント１３は、本体ケース１２の前面板１６および後面板１９との間に所定間隔を置いてこれらと平行になるように配置されている。本体ケース１２内に導入された室外空気ＯＡおよび室内空気ＲＡが前記熱交換エレメント１３を通過すると、その際に室外空気ＯＡと室内空気ＲＡとの間で全熱交換が行われる。

　前記給気用送風機１４は、本体ケース１２の前面板１６と熱交換エレメント１３との間に配設されている。給気用送風機１４の吐出口は、本体ケース１２の前面板１６に形成された給気導出口１７に接続されている。そして、前記給気用送風機１４が作動状態となることにより、本体ケース１２内の給気流路２０において、室外空気吸入口４から給気導出口１７へ向かう空気の流れが生成される。具体的には、前記給気用送風機１４の吸引力に応じ、室外空気吸入口４から本体ケース１２内に室外空気ＯＡが引き込まれる。これに伴い、室外空気ＯＡは、熱交換エレメント１３に供給されて室内空気ＲＡとの間で全熱交換され、その後、室外空気ＯＡは、前記給気導出口１７から加湿ユニット３内に給気ＳＡとして供給される。

　前記排気用送風機１５は、本体ケース１２の後面板１９と熱交換エレメント１３との間に配設されている。排気用送風機１５の吐出口は、本体ケース１２の後面板１９に形成された排気吹出口７に接続されている。そして、排気用送風機１５が作動状態となると、本体ケース１２内の排気流路２１において、排気導入口１８から排気吹出口７へ向かう空気の流れが生成される。具体的には、排気用送風機１５の吸引力に応じ、室内空気吸入口６から室内空気ＲＡが加湿ユニット３内に取り込まれるとともに、排気導入口１８を介して本体ケース１２内に取り入れられる。室内空気ＲＡは、熱交換エレメント１３に供給されて室外空気ＯＡとの間で全熱交換された後、排気吹出口７から本体ケース１２外へ排気ＥＡとして排出される。

　図２において本体ケース１２の紙面手前側に位置する側面板２２には、熱交換ユニット２用の電装品が収容された電装品箱２６が取り付けられている。また、本体ケース１２の給気導出口１７には、給気用送風機１４の吹出口から吐出された給気ＳＡを、加湿ユニット３に配設された加湿エレメント３１に向けて案内する案内ガイド２７が設けられている。

　案内ガイド２７は、図４および図５に示すように、給気用送風機１４の吹出部下面に沿った円弧状面２８ａを有する脚部２８と、該脚部２８の前面上部から前方に突設されたガイド部２９とを有する。案内ガイド２７は、発泡スチロール材等により形成されている。ガイド部２９の上面は、前下がりの傾斜面２９ａとして形成されており、ガイド部２９の底面は、円弧状の湾曲面２９ｂとして形成されている。

　案内ガイド２７の脚部２８は、本体ケース１２内に配設されており、前記円弧状面２８ａが給気用送風機１４の吹出部下面に沿った状態で前面板１６に取り付けられている。すなわち、円弧状面２８ａは、すなわち給気用送風機１４のケーシングの一部を構成している。前記ガイド部２９は、湾曲面２９ｂが給気導出口１７の下部内面に沿った状態で前面板１６に取り付けられている。そして、案内ガイド２７のガイド部２９により給気導出口１７の下側部が覆われ、かつガイド部２９は、本体ケース１２の外側に突出するとともに、後述する給気ダクト４６に挿入された状態で本体ケース１２に設置されている。この状態で、ガイド部２９の底面（湾曲面２９ｂ）が給気ダクト４６の後述するダクト本体４７の内面に沿うように配置されている。したがってガイド部２９の底面（湾曲面２９ｂ）は、ダクト本体４７の内面に接触している。これにより、給気用送風機１４から送風された給気ＳＡは、ガイド部２９の傾斜面２９ａに沿って後述の加湿エレメント３１に案内される。

　加湿ユニット３は、給気用送風機１４から送風された給気ＳＡを加湿する機能を有するものであり、図２および図６等に示すように、主な構成要素として、直方体形状を有する中空のボックス状体からなる収容ケース３０と、該収容ケース３０内に収容された加湿エレメント３１と、加湿エレメント３１に対して給気流動方向下流側に配設されて該加湿エレメント３１に対する給排水を行う給排水機構３２等からなる水回り部品と、加湿エレメント３１および給排水機構３２の下方に配設されたドレンパン３３と、を備えている。

　収容ケース３０の前面板（熱交換ユニット２から離れた側の壁面）３４には、前記給気吹出口５および室内空気吸入口６が形成されている。また、収容ケース３０の後面板（熱交換ユニット２に近い側の壁面）３５には、熱交換ユニット２の給気導出口１７から導出された給気ＳＡを導入する給気導入口３６と、熱交換ユニット２の排気導入口１８に向けて室内空気ＲＡを導出する排気導出口３７とが形成されている。

　収容ケース３０の左右両側面板３８，３９には、それぞれ吊り金具１１用の取付孔４１と、Ｌ字形金具１０用の取付孔４２とが形成されている。すなわち、収容ケース３０の側面板３８，３９において、前記前面板３４に近い位置には、吊り金具１１用の締結ボルトが螺着されるねじ孔からなる取付孔４１が形成されている。一方、収容ケース３０の側面板３８，３９において、前記後面板３５に近い位置には、前記連結部材を構成するＬ字形金具１０用の締結ボルトが螺着されるねじ孔からなる取付孔４２が形成されている。

　また、図６において収容ケース３０の紙面手前側に位置する側面板３８には、加湿ユニット３用の電装品が収容された電装品箱４４が設置されている。さらに、図６において、前記後面板３５の外面側（熱交換ユニット２側）には、熱交換ユニット２と加湿ユニット３との連結部を気密状にシールして該連結部から空気が漏れるのを防止するシール部材４３が固着されている。シール部材４３は、熱交換ユニット２の給気導出口１７と加湿ユニット３の給気導入口３６との接続部を囲むように配設されている。また別のシール部材４３は、熱交換ユニット２の排気導入口１８と加湿ユニット３の排気導出口３７との接続部を囲むように配設されている。

　図７に示すように、前記シール部材４３は、ポリエチレン樹脂発泡体等からなる適度の弾力性と気密性とを有する素材により、所定の厚みを有する正方形状のプレート状体に形成されている。シール部材４３の中央部には、前記給気導入口３６および排気導出口３７に対応した円形の抜き孔４３ａが形成されている。そして、シール部材４３の抜き孔４３ａと収容ケース３０の給気導入口３６および排気導出口３７とが位置合わせされた状態で、左右一対のシール部材４３が収容ケース３０の後面板３５に取り付けられている。この状態で、熱交換ユニット２の本体ケース１２と、加湿ユニット３の収容ケース３０とが前記連結部材によって互いに連結されている。給気導出口１７と加湿ユニット３の給気導入口３６との接続部の外周は、シール部材４３を介してシールされている。また、排気導入口１８と加湿ユニット３の排気導出口３７との接続部の外周も、シール部材４３を介してシールされている。これにより、両ケース１２，３０の連結部における気密性が確保されている。

　後面板３５の内面側には、給気導入口３６を介して導入された給気ＳＡが拡散するのを規制する給気ダクト４６が設けられている。すなわち、給気ダクト４６は加湿ユニット３内に配置されている。給気ダクト４６は、図５に示すように、先窄まりの円筒状に形成されたダクト本体４７と、該ダクト本体４７の基端部に設けられたフランジ部４８とを有している。フランジ部４８は、加湿ユニット３の後面板３５の内面に重ね合わされるとともに後面板３５にねじ止めされている。熱交換ユニット２の給気用送風機１４から送風された給気ＳＡは、その流動方向が給気ダクト４６のダクト本体４７により規制され、加湿エレメント３１に集中的に吹き付けられる。

　前記収容ケース３０内には、仕切板４９が設置されている（図６参照）。仕切板４９は、収容ケース３０の内部空間を給気ＳＡが流動する給気流動空間と室内空気ＲＡが流動する排気流動空間とに仕切る。収容ケース３０内の給気流動空間には、加湿エレメント３１および給排水機構３２が配置されている。給排水機構３２は、加湿エレメント３１に供給される水分を貯留する給水タンク５０と、該給水タンク５０に水道水を供給する給水管５１と、該給水管５１に設けられた給水電磁弁５２と、給水タンク５０に設けられたレベルスイッチ５３と、給水タンク５０内に供給された水道水を加湿エレメント３１に導出する導水管５４と、加湿エレメント３１内の水分を必要に応じて外部に排出する排水管５５と、該排水管５５に設けられた排水電磁弁５６およびフロートスイッチ５７と、を有している。

　給水管５１には、図８に示すように、給水中の不純物を濾過するストレーナ５８の収容部５９が設けられている。該ストレーナ５８の収容部５９は、平面視で給水管５１から加湿エレメント３１および収容ケース３０の中央側に向けて斜め後方側に突設されている。ストレーナ収容部５９の先端部には、スパナ等の工具６０により回動操作される固定ボルト６１が螺着されている。

　前記収容ケース３０の側面板３９には、加湿エレメント３１を取り出すことができる大きさを有するメンテナンス用の開口部６２が形成されており、側面板３９には、開口部６２を覆う被覆カバー６３がねじ止めされている。被覆カバー６３を取り外した状態で、開口部６２から収容ケース３０内に工具６０の先端部を挿入することができる。固定ボルト６１を回動操作して、その固定状態を解除することにより、収容部５９からストレーナ５８を取り出すことができる。つまり、固定ボルト６１および収容部５９は、工具６０を用いて開口部６２を通してストレーナ５８を取り外すことができるような位置に配置されている。

　加湿エレメント３１は、給排水機構３２から供給された水分を貯える保水層が透湿膜からなる袋状体に封入された構成である。加湿エレメント３１は、収容ケース３０の前面板３４および後面板３５間に配設されるとともに、これらと所定間隔を置いて平行に設置されている。給気ＳＡは、加湿エレメント３１の保水層に貯えられ水分により加湿される。

　ドレンパン３３は、図９および図１０に示すように、収容ケース３０の側面板３８と仕切板４９との間に配設された偏平な皿状からなる。ドレンパン３３は、加湿エレメント３１および給排水機構３２の設置部下面を覆う底壁６４と、収容ケース３０内の給気流動方向の上流側に位置する上流側周壁６５と、給気流動方向の下流側に位置する下流側周壁６６と、該上流側周壁６５および下流側周壁６６の側端部同士を連結するように設置された左右一対側壁６７，６８とを有している。

　ドレンパン３３の上流側周壁６５は、加湿エレメント３１の下部前面（側面の下部）に沿って配置されている。つまり上流側周壁６５は、給気流動方向における上流側であって熱交換ユニット２に近い側の加湿エレメント３１の側面の下部に沿って設置されている。そして、上流側周壁６５は、加湿エレメント３１の側面の下部に接触している。言い換えると、ドレンパン３３は、加湿エレメント３１よりも給気流動方向の上流側部を除く範囲（つまり加湿エレメント３１が設置される部とその給気流動方向の下流側の部位とを含む一定の範囲）に配設されている。また、収容ケース３０の側面板３８側に位置するドレンパン３３の側壁６７には、加湿エレメント３１からドレンパン３３内に流下したドレン水を外部に排出するためのドレン排出部６９が突設されている。

　ドレンパン３３の底壁６４は、収容ケース３０の側面板３８側に位置する部位の上面が、仕切板４９側に位置する部位に比べて下方に位置するように傾斜している（図１０参照）。これにより、ドレンパン３３内の側面板３８側に流下したドレン水は、側面板３８側に流下し、ドレン排出部６９から外部に排出される。

　図１１に示すように、ドレンパン３３の底壁６４には、その給気流動方向の上流側であって上流側周壁６５に隣接した部位を上方に膨出させた第１膨出部７１と、該第１膨出部７１と所定距離を置いて給気流動方向の下流側に位置する部位を上方に膨出させた第２膨出部７２とが、それぞれドレンパン３３の幅方向（給気ＳＡの流動方向と直交する方向）に延びるように設置されている。第１膨出部７１の幅方向一端部には、側壁６７に沿って延びるように端部膨出部７４（図９参照）がつながっている。第１膨出部７１は、ドレンパン３３における幅方向の全体に亘って形成されている。一方、第２膨出部７２は、ドレンパン３３における両端部を残して形成されている。したがって、第２膨出部７２は、側壁６７，６８との間に間隔をおいて形成されている。そして、第１，第２膨出部７１，７２上及び端部膨出部７４上に加湿エレメント３１の下端部が載置されて支持されている。

　ドレンパン３３の底壁６４における第１膨出部７１と第２膨出部７２との間には、加湿エレメント３１の下方に流下した水分をドレンパン３３の側壁６７に設けられたドレン排出部６９に向けて案内するドレン通路７３が形成されている。

　前記構成において、加湿エレメント３１による加湿を行う際には、給水電磁弁５２を開状態とするとともに、排水電磁弁５６を閉状態とする。これにより、給水管５１から給水タンク５０内に供給された水分が、導水管５４を介して加湿エレメント３１に導出され、該加湿エレメント３１内に貯えられる。

　加湿エレメント３１内に充分な量の水分が貯えられ、かつ給水タンク５０内の水位が上昇してレベルスイッチ５３の上限高さに達すると、給水電磁弁５２が閉状態となって給水が停止される。また、加湿エレメント３１の加湿機能が発揮されることにより、給水タンク５０内の水位が下降してレベルスイッチ５３の下限高さに達すると、給水電磁弁５２が開状態となって給水が再開される。

　一方、加湿エレメント３１による加湿を停止する際には、給水電磁弁５２を閉状態とするとともに、排水電磁弁５６を開状態とする。これにより、加湿エレメント３１内に貯えられた水分が、排水管５５を介してドレンパン３３内に排水されるとともに、該ドレンパン３３内の排水がドレン排出部６９を介して収容ケース３０の外部へ導出される。そして、例えば３０分程度に設定された排出時間が経過した時点で、排水電磁弁５６が閉状態となって排水作業が終了する。

　フロートスイッチ５７は、ドレン排出部６９に物が詰まる等の故障が発生してドレンパン３３内における水位の異常上昇が生じたことを検出するように構成されている。フロートスイッチ５７により異常が検出されると、給水および排水をそれぞれ停止させるべく、給水電磁弁５２および排水電磁弁５６が閉状態とされる。

　熱交換ユニット２と加湿ユニット３とが互いに連結された換気装置１が天井部等に取り付けられ、この状態で、換気装置１が作動すると、給気用送風機１４の吸引力に応じて室外空気吸入口４から熱交換ユニット２内に室外空気ＯＡが吸入される。この室外空気ＯＡは、熱交換エレメント１３に供給されて熱交換され、その後、給気ダクト４６を通って加湿ユニット３内の加湿エレメント３１に吹き付けられる。加湿エレメント３１により加湿され給気ＳＡは、給気吹出口５から室内に吹き出される。また、室内空気ＲＡは、排気用送風機１５の吸引力に応じて加湿ユニット３から熱交換ユニット２内に吸入され、室外に排気ＥＡとして排出される。このようにして換気が行われる。

　前記のように、室外空気ＯＡを給気ＳＡとして室内へ供給するとともに、室内空気ＲＡを排気ＥＡとして室外へ排出することにより換気を行う換気装置１において、給気ＳＡと排気ＥＡとの間で熱交換を行う熱交換エレメント１３とが配設された熱交換ユニット２と、給気ＳＡを加湿する加湿エレメント３１が配設された加湿ユニット３と、が設けられている。そして、熱交換ユニット２には、室外空気ＯＡを吸引して加湿ユニット３に送風する給気用送風機１４と、該給気用送風機１４から送風された給気ＳＡを加湿ユニット３に導出する給気導出口１７とが設けられ、加湿ユニット３には、熱交換ユニット２から導出された給気ＳＡを導入する給気導入口３６と、該給気導入口３６から導入された給気ＳＡが拡散するのを規制する給気ダクト４６とが設けられている。したがって、各ユニット２，３の接続部における給気ＳＡの流れおよび排気ＥＡの流れを良好に維持しつつ、換気装置１の生産性を効果的に向上させることができる。

　すなわち、前記実施形態では、換気装置１の主要部を構成する給気用送風機１４および排気用送風機１５と熱交換エレメント１３とが熱交換ユニット２に配設される一方で、熱交換ユニット２とは別体に形成された加湿ユニット３内に加湿エレメント３１が配設されている。このため、加湿エレメント３１を使用した加湿機能を必要とするタイプと、加湿機能を必要としないタイプとにおいて、熱交換ユニット２の構造を大幅に変更する必要はない。したがって、熱交換ユニット２の仕様を共通化して換気装置１の生産性を効果的に向上させることができる。

　しかも、加湿エレメントが熱交換ユニットに配設された構成の従来技術では、加湿機能の有無に応じて熱交換ユニット内における給気および排気の流れが大幅に変更されるのに対し、本実施形態のように熱交換ユニット２とは別体の加湿ユニット３に加湿エレメント３１が配設された構成の場合には、熱交換ユニット２内における給気ＳＡおよび排気ＥＡの流れを大幅に変更することなく、熱交換ユニット２の仕様を変更することができる。このため、複数種の熱交換ユニット２に取り付けられる加湿ユニット３の仕様を共通化することができ、これにより換気装置１の生産性をさらに効果的に向上させることが可能となる。

　また、加湿ユニット３には、熱交換ユニット２から導出された給気ＳＡを導入する給気導入口３６と、該給気導入口３６から導入された給気ＳＡが拡散するのを規制する給気ダクト４６とが設けられているため、熱交換ユニット２と加湿ユニット３とを別体に形成したにも拘わらず、熱交換ユニット２の給気用送風機１４から送風された給気ＳＡを加湿エレメント３１に対して効率よく集中させることができる。したがって、加湿エレメント３１による加湿機能を効果的に向上できるとともに、給気ＳＡの流動性を阻害することなく、熱交換ユニット２と加湿ユニット３との連結部における気密性を充分に確保できる。

　すなわち、前記構成に代え、熱交換ユニット２の給気用送風機１４から送風された給気ＳＡを加湿エレメント３１に対して集中的に供給するための給気ダクトを、熱交換ユニット２の本体ケース１２（具体的には前面板１６）の外面に取り付けた構造とすることも可能である。しかし、このように構成した場合には、熱交換ユニット２と加湿ユニット３とを天井部に取り付けて連結する作業を行う際に、給気ダクトを加湿ユニット３に形成された給気導入口に挿入して両ユニット２，３を互いに連結する作業と、両ユニット２，３の連結部をシールする作業と、両ユニット２，３を天井部に取り付ける作業とを同時に行わなければならない。したがって、これらの作業が極めて煩雑になることが避けられない。

　これに対して、本実施形態のように給気ダクト４６が加湿ユニット３に設けられた構造の場合には、熱交換ユニット２と加湿ユニット３とを天井部に取り付けて連結する作業を行う際に、給気ダクト４６を加湿ユニット３の給気導入口３６に挿入する作業が不要となる。このため、天井部への取付作業およびユニット２，３同士の連結作業を容易に行うことができる。しかも、両ユニット２，３の連結部をシールする作業を行う際に、給気ダクト４６が邪魔になることがないため、連結部のシール作業を容易かつ適正に行うことができる。

　また、前記実施形態では、熱交換ユニット２と加湿ユニット３との連結部をシールするシール部材４３が設けられ、該シール部材４３により熱交換ユニット２の給気導出口１７と加湿ユニット３の給気導入口３６との接続部の外周が囲繞されるように構成されている。したがって、シール部材４３を加湿ユニット３の後面板３５に予め取り付けておくことにより、熱交換ユニット２と加湿ユニット３とを互いに連結する際に、連結部をシール部材４３で容易かつ適正にシールできる。

　なお、熱交換ユニット２の本体ケース１２に給気ダクトが取り付けられた構成の場合には、給気ダクトに対応した大きさの抜き孔４３ａをシール部材４３に形成する必要がある。しかしながら、前記実施形態のように給気ダクト４６が加湿ユニット３に設けられた構造の場合には、給気ダクト４６の影響を受けることなく、抜き孔４３ａの大きさを設定することができるため、換気装置１を構成する各ユニット２，３の上下寸法をコンパクト化しつつ、抜き孔４３ａの外周部におけるシール部材４３の肉厚を充分の確保することができる。したがって、シール部材４３により、熱交換ユニット２と加湿ユニット３との連結部を、簡単かつ効果的にシールできる。

　また、前記実施形態では、熱交換ユニット２の給気導出口１７に、給気用送風機１４から送風された給気ＳＡを加湿ユニット３の加湿エレメント３１に向けて案内する案内ガイド２７が設けられている。このため、給気用送風機１４の給気吐出口の大きさ及び形状に対して、加湿ユニット３に設けられた給気導入口３６および給気ダクト４６のダクト本体４７からなる給気流動部の大きさ及び形状が異なる場合であったとしても、給気用送風機１４の給気吐出口から送風された給気ＳＡが加湿エレメント３１に向けて適正に吹き付けられるように、給気ＳＡの送風方向を案内ガイド２７により適正に案内することができる。したがって、加湿エレメント３１による給気ＳＡの加湿効率を効果的に向上させることができる。

　さらに、前記実施形態では、加湿ユニット３には、給気を加湿させる加湿エレメント３１と、加湿エレメント３１の給気流動方向下流側に配設されて加湿エレメント３１に対する給排水を行う給排水機構３２と、該給排水機構３２および加湿エレメント３１の下方に配設されたドレンパン３３とが配設されており、ドレンパン３３の給気流動方向の上流側に位置する上流側周壁６５が加湿エレメント３１の下部前面に沿って設置されている。このため、加湿エレメント３１に吹き付けられる給気ＳＡの流れを、簡単な構成で適正に制御して、加湿エレメント３１の加湿能力を効果的に発揮させることができる。

　すなわち、前記実施形態では、ドレンパン３３の上流側周壁６５が加湿エレメント３１の下部前面に沿って設置され、ドレンパン３３が加湿エレメント３１よりも給気流動方向の上流側部を除く範囲に配設されている。このため、加湿エレメント３１の下端部とドレンパン３３の上流側周壁６５との間に大きな隙間が形成されるのを防止することができる。したがって、別体の遮蔽部材等を設けることなく、給気ダクト４６から加湿ユニット３内に吹き付けられた給気ＳＡが加湿エレメント３１の下方部を通ってドレンパン３３内に進入するのを防止することができ、ドレンパン３３内に生成された析出成分が給気ＳＡにより吹き上げられて飛散するという事態の発生を簡単な構成で効果的に抑制できる。しかも、給気ＳＡを加湿エレメント３１に効率よく吹き付けてその加湿能力を充分に発揮させることができる。

　しかも、前記給排水機構３２からなる水回り部品が加湿エレメント３１の給気流動方向下流側に配設され、かつ、ドレンパン３３が、加湿エレメント３１の設置部とその給気流動方向の上流側部とを含む一定の範囲（つまり加湿エレメント３１および給排水機構３２の設置部に対応した範囲）に配設されている。このため、加湿エレメント３１および給排水機構３２から流下する水分と、加湿エレメント３１に吹き付けられる給気ＳＡによってその流動方向の下流側に運ばれる水分とをドレンパン３３によって適正に受け止めることができ、しかも、給気ＳＡによって運ばれる水分が外部に飛散するのを効果的に防止することができる。

　また、前記実施形態では、ドレンパン３３の底壁６４に、その給気流動方向の上流側部位を上方に膨出させた第１，第２膨出部７１，７２が設けられ、第１，第２膨出部７１，７２上に加湿エレメント３１の下端部が載置されるように構成されている。このため、加湿エレメント３１の設置状態を安定して維持できるとともに、給気ＳＡが加湿エレメント３１の下方部を通ってドレンパン３３内に進入するのを第１膨出部７２等によっても効果的に阻止することができる。

　また、前記実施形態では、ドレンパン３３には、上流側周壁６５に隣接する第１膨出部７１と、該第１膨出部７１から所定距離を置いて給気流動方向の下流側に位置する第２膨出部７１とが設けられ、該第１，第２膨出部７１，７２をそれぞれドレンパン３３の幅方向に延びるように設置されている。また、ドレンパン３３には、加湿エレメント３１の下方に流下した水分をドレン排出部６９に向けて案内するドレン通路７３が、第１膨出部７１と第２膨出部７２との間に形成されている。このため、第１，第２膨出部７１，７２により加湿エレメント３１の下端部をより安定して支持することができるとともに、加湿エレメント３１の下方に流下した水分をドレン通路７３に沿ってドレン排出部６９の設置部側にスムーズに流動させて、これを効率よく排出することができる。

　また、前記実施形態では、加湿エレメント３１および給排水機構３２を収容する収容ケース３０に、メンテナンス用の開口部６２が形成されるとともに、給排水機構３２に、ドレンパン３０上においてその幅方向に延びる給水管５１と、該給水管５１を介して供給される水分中の不純物を濾過するストレーナ５８の収容部５９とが設けられている。そして、この収容部５９は、給水管５１から加湿エレメント３１に向けて突出するように設けられている。このため、ストレーナ５８を清掃する際等に、開口部６２から収容ケース３０内に挿入した工具６０により、固定ボルト６１を回動操作して、固定ボルト６１の固定状態を解除することができる。したがって、収容部５９に対するストレーナ５８の着脱作業を容易に行うことができる。

　すなわち、前記実施形態では、ストレーナ５８の収容部５９が、平面視で給水管５１から加湿エレメント３１および収容ケース３０の中央側に向けて斜め後方側に突設されている。このため、加湿エレメント３１を取り出すために設けられたメンテナンス用の開口部６２から工具６０の先端部のみを挿入して、該工具６０により固定ボルト６１を回動操作することができる。したがって、加湿エレメント３１を収容ケース３０内から取り出した状態で、工具６０の全体を収容ケース３０内に挿入して固定ボルト６１を回動操作するという煩雑な作業を要することなく、ストレーナ５８の着脱作業を極めて容易に行うことができる。

　ここで、前記実施形態について概説する。

　（１）前記実施形態の換気装置は、室外空気を給気として室内へ供給するとともに、室内空気を排気として室外へ排出することにより換気を行うものである。前記換気装置は、前記給気と前記排気との間で熱交換を行う熱交換エレメントが配設された熱交換ユニットと、前記給気を加湿する加湿エレメントが配設された加湿ユニットと、を備える。前記熱交換ユニットには、前記室外空気を吸引して前記加湿ユニットに送風する給気用送風機と、前記給気用送風機から送風された給気を導出して前記加湿ユニットに導く給気導出口とが設けられている。前記加湿ユニットには、前記熱交換ユニットから導出された給気を導入する給気導入口と、前記給気導入口から導入された給気が拡散するのを規制する給気ダクトとが設けられている。

　この構成では、換気装置の主要部を構成する給気用送風機と熱交換エレメントとが熱交換ユニットに配設される一方で、これとは別体に形成された加湿ユニット内に加湿エレメントが配設されている。このため、加湿エレメントを使用した加湿機能を必要とするタイプと、加湿機能を必要としないタイプとにおいて、熱交換ユニットの構造を大幅に変更する必要はない。このため、熱交換ユニットの仕様を共通化して換気装置の生産性を効果的に向上させることができる。また、熱交換ユニット内における給気および排気の流れを大幅に変更することなく、該熱交換ユニットの仕様を変更することができる。このため、複数種の熱交換ユニットに取り付けられる加湿ユニットの仕様を共通化することができ。これにより、換気装置の生産性をさらに効果的に向上させることが可能となる。そして、熱交換ユニットから導出された給気が導入される給気導入口と、給気導入口に導入された給気が拡散するのを規制する給気ダクトとが加湿ユニットに設けられているため、前記のように熱交換ユニットと加湿ユニットとを別体に形成したにも拘わらず、熱交換ユニットの給気用送風機から送風された給気を加湿エレメントに対して効率よく集中させることができる。したがって、加湿エレメントによる加湿機能を効果的に向上できるとともに、給気の流動性を阻害することなく、熱交換ユニットと加湿ユニットとの連結部における機密性を充分に確保することができる。

　（２）前記換気装置において、前記熱交換ユニットと前記加湿ユニットとの間には、前記給気導出口と前記給気導入口との接続部を囲むことにより、前記熱交換ユニットと前記加湿ユニットとの間をシールするシール部材が配設されていることが好ましい。

　この構成では、熱交換ユニットと加湿ユニットとの連結部をシールするシール部材が設けられている。このため、シール部材を加湿ユニットに予め取り付けておくことにより、熱交換ユニットと加湿ユニットとを互いに連結する際に、両ユニットの間をシール部材で容易かつ適正にシールすることができる。

　（３）前記換気装置において、前記熱交換ユニットの前記給気導出口には、前記給気用送風機から送風された給気を前記加湿ユニットの前記加湿エレメントに向けて案内する案内ガイドが設けられていることが好ましい。

　この構成では、給気用送風機の給気吐出口と、加湿ユニットに設けられた給気導入口および給気ダクトの給気流動部との大きさおよび形状が異なる場合であっても、給気用送風機の給気吐出口から送風された給気が加湿エレメントに向けて適正に吹き付けられるように、給気の送風方向を案内ガイドにより適正に案内することができる。したがって、加湿エレメントによる給気の加湿効率を効果的に向上させることができる。

　（４）前記換気装置において、前記案内ガイドは、前記給気導出口の内周面に沿って配置されるとともに前記給気ダクトの給気流動部での内面に沿って配置される湾曲面状の底面と、傾斜面状の上面とを有することが好ましい。

　この構成では、熱交換ユニットの給気導出口から送風された給気を給気ダクトの給気流動部での内面に沿って確実に流れるようにすることができる。

　以上説明したように、本実施形態によれば、換気装置を構成する熱交換ユニットと加湿ユニットとの接続部における給気の流れおよび排気の流れを良好に維持しつつ、換気装置の生産性を効果的に向上させることができる。

　１　換気装置
　２　熱交換ユニット
　３　加湿ユニット
　１３　熱交換エレメント
　１４　給気用送風機
　１７　給気導出口
　２７　案内ガイド
　３６　給気導入口
　４３　シール部材
　４６　給気ダクト

Claims

　室外空気を給気として室内へ供給するとともに、室内空気を排気として室外へ排出することにより換気を行う換気装置であって、
　前記給気と前記排気との間で熱交換を行う熱交換エレメントが配設された熱交換ユニットと、
　前記給気を加湿する加湿エレメントが配設された加湿ユニットと、を備え、
　前記熱交換ユニットには、前記室外空気を吸引して前記加湿ユニットに送風する給気用送風機と、前記給気用送風機から送風された給気を導出して前記加湿ユニットに導く給気導出口とが設けられ、
　前記加湿ユニットには、前記熱交換ユニットから導出された給気を導入する給気導入口と、前記給気導入口から導入された給気が拡散するのを規制する給気ダクトとが設けられている換気装置。
　請求項１に記載の換気装置において、
　前記熱交換ユニットと前記加湿ユニットとの間には、前記給気導出口と前記給気導入口との接続部を囲むことにより、前記熱交換ユニットと前記加湿ユニットとの間をシールするシール部材が配設されている換気装置。
　請求項１または２に記載の換気装置において、
　前記熱交換ユニットの前記給気導出口には、前記給気用送風機から送風された給気を前記加湿ユニットの前記加湿エレメントに向けて案内する案内ガイドが設けられている換気装置。
　請求項３に記載の換気装置において、
　前記案内ガイドは、前記給気導出口の内周面に沿って配置されるとともに前記給気ダクトの給気流動部での内面に沿って配置される湾曲面状の底面と、傾斜面状の上面とを有する換気装置。