JP7235994B2 - 換気装置、および換気装置の組み立て方法 - Google Patents

換気装置、および換気装置の組み立て方法 Download PDF

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Description

本開示は、換気装置、および換気装置の組み立て方法に関するものである。
特許文献1には、換気装置に用いられる各々の物品をモジュール化することで、各モジュールの選択的に装着可能な換気装置が開示されている。
特開2007-139410号公報
各モジュールには空気通路が形成される。複数のモジュールが順に連結されることで、隣り合うモジュール間で空気通路が連通する。このことで、換気装置の空気通路は一端のモジュールから他端のモジュールに亘って形成される。
各モジュールの空気通路は、モジュールによって形成される位置が異なる。そのため、選択するモジュールによっては、隣り合うモジュール間で空気通路が連通せず、自由にモジュールを選択できなくなることがある。
本開示の目的は、容易に複数のモジュールを組み合わせることができる換気装置を提供することにある。
本開示の第1の態様は、室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成される換気装置(10)であって、
第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、
第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、
第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)とを含む第3モジュール(50)とを備え、
前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)が順に連結される状態において、前記空気通路(AP)が前記第1モジュール(30)から前記第3モジュール(50)に亘って形成されるように、前記第1開口(38)、前記第2開口(42)、前記第3開口(43)、および前記第4開口(52)が、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)の並び方向である第1方向からみて重複する換気装置である。
第1の態様では、第1~第3モジュール(30,40,50)の並び方向から見て、モジュール(30,40,50)に形成された第1開口(38)、第2開口(42)、第3開口(43)、および第4開口(52)は第1モジュール(30)から第3モジュール(50)に亘って重複する。このことで、第1開口(38)および第4開口(52)も重複するため、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを直接連結させても空気通路(AP)を形成できる。その結果、容易に複数のモジュールを組み合わせることができる。第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を備えた換気装置(10)と、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを備えた換気装置(10)とを選択的に製造できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
第1シール部材(61)と第2シール部材(62)とをさらに備え、
前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とは、前記第1シール部材(61)を介して連結され、かつ、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とは第2シール部材(62)を介して連結される。
第2の態様では、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)により、隣り合うケーシング(31,41,51)間の隙間を埋めることができる。このことにより、空気通路(AP)内の空気が隣り合うケーシング(31,41,51)間を通るときに、該空気が外部に漏れることを抑制できる。
本開示の第3の態様は、第2の態様において、
前記第1シール部材(61)および前記第2シール部材(62)は、弾性材料を含み、
前記第1シール部材(61)は、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧されることで固定され、かつ、
前記第2シール部材(62)は、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されることで固定される。
第3の態様では、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は隣り合うケーシング(31,41,51)により押圧され密着する。このことで、隣り合うケーシング(31,41,51)を流れる空気の空気漏れの抑制を向上できる。
本開示の第4の態様は、第3の態様において、
前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)をさらに備え、
該第4ケーシング(12)は、
前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧され、かつ、前記第2シール部材(62)が、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)および前記第3ケーシング(51)を固定する。
第4の態様では、第4ケーシング(12)により、各シール部材(61,62)は押圧された状態を維持できると共に、第1~第3ケーシング(31,41,51)を第4ケーシング(12)内に固定できる。
本開示の第5の態様は、第4の態様において、
前記第4ケーシング(12)は、直方体状に形成され、
前記第1方向に直交する第2方向の前記第2ケーシング(41)の長さは、前記第1ケーシング(31)および前記第3ケーシング(51)のそれよりも長い。
第5の態様では、第4ケーシング(12)は直方体状に形成されるため、第4ケーシング(12)内には、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)に隣接する空きスペースが形成される。しかし、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を備え、第2モジュール(40)を有さない換気装置(10)では、このような空きスペースをなくすことができる結果、第4ケーシング(12)をコンパクトにできる。
本開示の第6の態様は、第5の態様において、
前記第4ケーシング(12)は、前記室内の天井面または壁面である第1面(7)に沿って配置され、
前記第2方向は、前記第1方向に直交し、かつ、前記第1面(7)に沿う方向である。
第6の態様では、第2ケーシング(41)における第1方向に直交しかつ第1面に沿う方向の長さは、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)のそれよりも長い。
本開示の第7の態様は、第5または第6の態様において、
前記第4ケーシング(12)の内面のうち、前記第2方向に向かい合う2つの面の一方を第1内側面(12ei)としたときに、
前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)、および前記第3ケーシング(51)の前記第2方向のそれぞれの一端は、前記第1内側面(12ei)に接する。
第7の態様では、第4ケーシング(12)内の第1内側面(12ei)に、第1~第3ケーシング(31,41,51)の第2方向の一端を固定できる。
本開示の第8の態様は、第7の態様において、
前記第4ケーシング(12)の内面のうち前記第1内側面(12ei)に向かい合う第2内側面(12fi)が、前記第2ケーシング(41)の前記第2方向の他端に接する。
第8の態様では、第1内側面(12ei)と第2内側面(12fi)とを利用して第2モジュール(40)を第4ケーシング(12)内に固定できる。
本開示の第9の態様は、第8の態様において、
前記第1ケーシング(31)、および前記第3ケーシング(51)の前記第2方向の移動を規制する規制部材(63a,63b)を有する。
第9の態様では、第1内側面(12ei)と規制部材(63a,63b)により、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を第4ケーシング(12)内に固定できる。このように、第1内側面(12ei)および第2内側面(12fi)を利用して、第1~第3モジュール(30,40,50)を第4ケーシング(12)内に固定できるため、すべてのモジュール(30,40,50)の両側に規制部材(63a,63b)を設けることを不要にできる。
本開示の第10の態様は、第4~第9の態様において、
前記機能要素(25)は、前記第2モジュール(40)を流れる空気を冷媒によって熱交換する冷媒熱交換器(25)であり、
前記第2モジュール(40)は、前記冷媒熱交換器(25)と冷媒配管(86,87)とを接続する接続部(27)を有し、
前記接続部(27)は、
前記第4ケーシング(12)の内面と、前記第1ケーシング(31)の外面と、前記第2ケーシング(41)の外面とにより形成される第1空間(S1)、または、
前記第4ケーシング(12)の内面と、前記第2ケーシング(41)の外面と、前記第3ケーシング(51)の外面とにより形成される第2空間(S2)に配置される。
第10の態様では、第1空間(S1)および第2空間(S2)に、接続部(27)に接続される冷媒配管(86,87)を設置できる。このように第4ケーシング(12)内の空きスペースを有効利用できる。
本開示の第11の態様は、
室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成される換気装置(10)の組み立て方法であって、
第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)を含む第3モジュール(50)とを用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、前記第1開口(38)と前記第2開口(42)とが重複し、かつ、前記第3開口(43)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)を順に連結し、
前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、前記第1開口(38)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を連結する。
第11の態様の換気装置(10)の組み立て方法により、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を備えた換気装置(10)と、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を備えた換気装置(10)とを選択的に製造できる。
図1は、実施形態に係る換気装置が設けられる建物の概略の構成図である。 図2は、換気装置の冷媒回路の概略の構成図である。 図3は、換気装置の外観を示す斜視図である。 図4は、図3のIV-IV線矢視断面図である。 図5は、図4のV-V線矢視断面図である。 図6は、換気装置の下面図である。 図7は、換気装置における室内パネルを外した状態の下面図である。 図8は、第2換気ユニットの内部構造を示す断面図である。
《実施形態》
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解の容易のために必要に応じて寸法、比、または数を、誇張あるいは簡略化して表す場合がある。
(1)換気装置の概要
本開示の換気装置(10)は、室内空間(5)を換気する。図1に示すように、換気装置(10)は、一般家屋などの建物の室内空間(5)を換気する。換気装置(10)には、空気通路(AP)が形成される。空気通路(AP)は、後述する給気路(13)および排気路(14)を含む。
換気装置(10)は、室外空間(6)の室外空気(OA)を供給空気(SA)として室内に供給する。同時に、換気装置(10)は、室内空間(5)の室内空気(RA)を排出空気(EA)として室外に排出する。ここでいう「室内空間」は、居間などの居室と、廊下などの非居室とを含む。室内空間(5)は、本開示の室内である。室外空間(6)は、本開示の室外である。換気装置(10)は、室内空間(5)の空気の温度を調節する。換気装置(10)は、冷房運転と暖房運転とを行う。
-換気ユニット-
換気装置(10)は、換気ユニット(11)を有する。本例の換気ユニット(11)は、横置き式の換気ユニットである。換気ユニット(11)は、天井の裏側の天井裏空間(8)に配置される。換気ユニット(11)には、空気通路(AP)が形成される。空気通路(AP)は、給気路(13)と排気路(14)とを有する。給気路(13)は、室外空気(OA)を室内空間(5)に供給する通路である。排気路(14)は、室内空気(RA)を室外に排出する通路である。換気ユニット(11)は、給気ファン(22)、排気ファン(23)、全熱交換器(21)、および利用熱交換器(25)を有する。換気ユニット(11)の詳細は後述する。
-ダクト-
換気ユニット(11)には、外気ダクト(D1)、排気ダクト(D2)、および給気ダクト(D3)が接続される。外気ダクト(D1)の流入端は室外空間(6)に繋がる。外気ダクト(D1)の流出端は給気路(13)の流入端に繋がる。排気ダクト(D2)の流入端は排気路(14)の流出端に繋がる。排気ダクト(D2)の流出端は室外空間(6)に繋がる。給気ダクト(D3)の流入端は給気路(13)の流出端に繋がる。給気ダクト(D3)の流出端は室内空間(5)に繋がる。
-熱源ユニット-
図2に示すように、換気装置(10)は、熱源ユニット(80)を有する。熱源ユニット(80)と、利用熱交換器(25)とは、第1連絡配管(86)および第2連絡配管(87)を介して接続される。この配管の接続により、冷媒回路(R)が構成される。冷媒回路(R)には、冷媒が充填される。冷媒は、例えばR32(ジフルオロメタン)である。冷媒回路(R)は、冷媒が循環することで冷凍サイクルを行う。第1連絡配管(86)は、ガス側の連絡配管である。第2連絡配管(87)は、液側の連絡配管である。
熱源ユニット(80)は、室外空間(6)に配置される。熱源ユニット(80)は、熱源ファン(81)を有する。熱源ユニット(80)は、冷媒回路(R)の要素として、圧縮機(82)、熱源熱交換器(83)、切換機構(84)および膨張弁(85)を有する。
圧縮機(82)は、吸入した冷媒を圧縮する。圧縮機(82)は、圧縮した冷媒を吐出する。圧縮機(82)は、インバータ式である。
熱源熱交換器(83)は、フィンアンドチューブ式の空気熱交換器である。熱源熱交換器(83)は、その内部を流れる冷媒と室外空気とを熱交換させる室外熱交換器である。
熱源ファン(81)は、熱源熱交換器(83)の近傍に配置される。本例の熱源ファン(81)は、プロペラファンである。熱源ファン(81)は、熱源熱交換器(83)を通過する空気を搬送する。
切換機構(84)は、冷房サイクルである第1冷凍サイクルと、暖房サイクルである第2冷凍サイクルとを切り換えるように、冷媒回路(R)の流路を変更する。切換機構(84)は、四方切換弁である。切換機構(84)は、第1ポート(84a)、第2ポート(84b)、第3ポート(84c)、および第4ポート(84d)を有する。切換機構(84)の第1ポート(84a)は、圧縮機(82)の吐出部と繋がる。切換機構(84)の第2ポート(84b)は、圧縮機(82)の吸入部と繋がる。切換機構(84)の第3ポート(84c)は、第1連絡配管(86)を介して利用熱交換器(25)のガス端部と繋がる。切換機構(84)の第4ポート(84d)は、熱源熱交換器(83)のガス端部と繋がる。
切換機構(84)は、第1状態と第2状態とに切り換わる。第1状態(図2の実線で示す状態)の切換機構(84)は、第1ポート(84a)と第4ポート(84d)とを連通し且つ第2ポート(84b)と第3ポート(84c)とを連通する。第2状態(図2の破線で示す状態)の切換機構(84)は、第1ポート(84a)と第3ポート(84c)とを連通し、第2ポート(84b)と第4ポート(84d)とを連通する。
膨張弁(85)は、一端が熱源熱交換器(83)の液端部と繋がり、他端が第2連絡配管(87)を介して利用熱交換器(25)の液端部と繋がる。膨張弁(85)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
(2)換気ユニットの詳細構造
換気ユニット(11)の詳細構造について具体的に説明する。なお、以下の説明において「上」「下」「左」「右」「前」「後」は、図3~5に示すように、換気ユニット(11)を正面から見たときの方向である。換気ユニット(11)の正面は、後述する第1ダクト接続部(C1)および第2ダクト接続部(C2)が設けられた側面である。
図3~図5に示すように、換気ユニット(11)は、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、第3モジュール(50)、および、第4ケーシング(12)を備える。ここでいうモジュールは、複数の部品を一体として扱えるように構成したものをいう。
前方から後方に向かって順に第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、第3モジュール(50)が並んで第4ケーシング(12)内に配置される。第1~第3モジュール(30,40,50)の並び方向は、本開示の第1方向である。本例の第1方向は、前後方向である。第1方向に直交する方向は、本開示の第2方向である。本例の第2方向は、左右方向である。
各モジュール(30,40,50)は、異なる機能を有する。具体的に、第1モジュール(30)は、全熱交換器(21)および排気ファン(23)を有する。第2モジュール(40)は、利用熱交換器(25)を有する。第3モジュール(50)は、給気ファン(22)を有する。第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)が連結された状態において、空気通路(AP)が第1モジュール(30)から第3モジュール(50)に亘って形成される。
(2-1)第4ケーシング
第4ケーシング(12)は、天井裏空間(8)に配置される(図1参照)。第4ケーシング(12)は、天井面(7)に沿うように延びている。天井面(7)は、本開示の第1面(7)である。第4ケーシング(12)は、直方体状に形成される。直方体状とは、上下方向、前後方向、および左右方向にそれぞれ互いに向かい合う計6つの面を有する形状である。具体的に、第4ケーシング(12)は、上板(12a)、下板(12b)、第1側板(12c)、第2側板(12d)、第3側板(12e)、および、第4側板(12f)を有する。第4ケーシング(12)は、中空の箱状に形成される。言い換えると、第4ケーシング(12)内には、内部空間(16)が形成される。
第1側板(12c)は、第4ケーシング(12)の前側面を構成する。第1側板(12c)には、第1取付穴(73a)と第2取付穴(73b)とが一つずつ形成される。第1取付穴(73a)および第2取付穴(73b)は、左右方向に並んで配置される。第1取付穴(73a)は、第2取付穴(73b)よりも下方に配置される。
第2側板(12d)は、第4ケーシング(12)の後側面を構成する。第2側板(12d)には、第3取付穴(73c)が形成される。第3取付穴(73c)は、5つ形成される。各第3取付穴(73c)には、筒状のダクト固定部(54)が挿通する。各ダクト固定部(54)は、第2側板(12d)から後方に突出する。各ダクト固定部(54)には、第3ダクト接続部(C3)が設けられる。各第3ダクト接続部(C3)は、筒状に形成される。第3ダクト接続部(C3)は、ダクト固定部(54)の内面に固定される。各第3ダクト接続部(C3)には、給気ダクト(D3)の流入端が接続される。なお、図1では、便宜上、給気ダクト(D3)を1本のみ図示している。
第3側板(12e)は、第4ケーシング(12)の左側面を構成する。第3側板(12e)の内側面を第1内側面(12ei)とする。第1内側面(12ei)は、第4ケーシング(12)の内面のうち、左右方向に向かい合う2つの面の一方である。
第4側板(12f)は、第4ケーシング(12)の右側面を構成する。第4側板(12f)の内側面を第2内側面(12fi)とする。第2内側面(12fi)は、第4ケーシング(12)の内面のうち第3側板(12e)の第1内側面(12ei)に向かい合う面である。
上板(12a)は、第4ケーシング(12)の上面を構成する。下板(12b)は、第4ケーシング(12)の下面を構成する。
下板(12b)は、第2側板(12d)の下端から、後述する第1ケーシング(31)の後側面まで延びる。
第4ケーシング(12)内には、ダクト固定部材(17)が設けられる。ダクト固定部材(17)は、第1ダクト接続部(C1)および第2ダクト接続部(C2)を固定する部材である。ダクト固定部材(17)は、内部空間(16)の前端に配置される。ダクト固定部材(17)は、内部空間(16)の左寄りに配置される。ダクト固定部材(17)は、直方体状に形成される本体部(17a)と、該本体部(17a)を貫通する2つの筒部(17b,17b)とを有する。
本体部(17a)は、第1側板(12c)の内面と、後述する第1ケーシング(31)の前側面とに接するように配置される。本体部(17a)の左側面は、第3側板(12e)の内側面(第1内側面(12ei))に接する。
2つの筒部(17b)のうち一方は、第3側板(12e)の第1取付穴(73a)を挿通し、他方は第3側板(12e)の第2取付穴(73b)を挿通する。第1取付穴(73a)を挿通する筒部(17b)の内面には、第1ダクト接続部(C1)が固定される。第2取付穴(73b)を挿通する筒部(17b)の内面には、第2ダクト接続部(C2)が固定される。
第1ダクト接続部(C1)および第2ダクト接続部(C2)は、それぞれ筒状に形成される。第1ダクト接続部(C1)および第2ダクト接続部(C2)は、それぞれ筒部(17b)から前方に突出する。第1ダクト接続部(C1)には、外気ダクト(D1)の流出端が接続される。第2ダクト接続部(C2)には、排気ダクト(D2)の流入端が接続される。
図5~図7に示すように、第4ケーシング(12)の下面には、点検口(18)が形成される。点検口(18)は、下板(12b)の前方に形成される。点検口(18)は、第4ケーシング(12)の内部空間(16)と連通する。点検口(18)の下方には、室内パネル(15)が設けられる。
室内パネル(15)は、点検口(18)を覆うように配置される。図1に模式的に示すように、室内パネル(15)は、天井面(7)を貫通する開口(7a)の内部に設けられる。室内パネル(15)は、室内空間(5)に面する。室内パネル(15)は、平板部(15b)およびフレーム部(15c)で構成される。平板部(15b)は、点検口(18)を閉塞する。フレーム部(15c)は、平板部(15b)の周囲を囲む枠である。室内パネル(15)は、取り外し可能である。
室内パネル(15)の平板部(15b)には、吸込口(15a)が形成される。吸込口(15a)は、点検口(18)に含まれる。言い換えると、点検口(18)の一部が吸込口(15a)を形成している。吸込口(15a)は、室内空気を吸い込む。吸込口(15a)は、室内空間(5)と排気路(14)の流入端とを互いに連通させる。
(2-2)第1モジュール
図4および図5に示すように、第1モジュール(30)は、第1ケーシング(31)と、全熱交換器(21)と、排気ファン(23)と、フィルタ(24)とを有する。
-第1ケーシング-
第1ケーシング(31)は、第4ケーシング(12)内における前側に配置される。第1ケーシング(31)は、点検口(18)の上部に配置される。第1ケーシング(31)は、直方体状に形成される。第1ケーシング(31)は、発泡スチロールで構成される。第1ケーシング(31)の上面は、第4ケーシング(12)の上板(12a)に接する。第1ケーシング(31)の下面は、第4ケーシング(12)の下板(12b)に接する。第1ケーシング(31)の左側面は、第4ケーシング(12)の第3側板(12e)の内側面(第1内側面(12ei))に接する。第1ケーシング(31)の左側面は、本開示の第1ケーシング(31)の左右方向の一端である。第1ケーシング(31)の右側面と第4ケーシング(12)の第4側板(12f)との間には、第1空間(S1)が形成される。
第1空間(S1)は、内部空間(16)に形成される。第1空間(S1)は、第4ケーシング(12)の内面、第1ケーシング(31)の外面、および第2ケーシング(41)の外面に囲まれた空間である。厳密には、第1空間(S1)は、第1側板(12c)、第4側板(12f)、上板(12a)、ダクト固定部材(17)の右側面、第1ケーシング(31)の右側面、後述する第2ケーシング(41)の前側面、および、室内パネル(15)により囲まれた空間である。
第1ケーシング(31)の後側面の下端には、第1ケーシング(31)とフレーム部(15c)とを締結する第1締結部材(63a)が設けられている(図5の一部拡大図参照)。第1締結部材(63a)は、本開示の規制部材(63a)である。第1締結部材(63a)は、例えばボルトである。第1締結部材(63a)は、フレーム部(15c)、第1ケーシング(31)の順に挿通する。このように、第1締結部材(63a)は、第1ケーシング(31)の左右方向(本例では右方向)の移動を規制する。
第1ケーシング(31)の上側部分および下側部分は、開放されている。第1ケーシング(31)は、仕切部(32)、全熱交換器収容部(33)、およびハウジング部(34)を有する。
仕切部(32)は、第1ケーシング(31)の上下方向の中央よりも上側に形成される板状の部分である。仕切部(32)は、第4ケーシング(12)内における第1ケーシング(31)内の空間を全熱交換器収容空間(33a)とファン収容空間(34a)とに仕切る。
全熱交換器収容空間(33a)は、仕切部(32)の下方に形成される。全熱交換器収容空間(33a)は、全熱交換器収容部(33)と室内パネル(15)とによって囲まれた空間である。全熱交換器収容部(33)は、箱状に形成された部分である。全熱交換器収容空間(33a)には、全熱交換器(21)およびフィルタ(24)が配置される。
ファン収容空間(34a)は、仕切部(32)の上方に形成される。ファン収容空間(34a)は、ハウジング部(34)と第4ケーシング(12)の上板(12a)とによって囲まれた空間である。図4に示すように、ハウジング部(34)は、上面視において排気ファン(23)の周囲を囲むように円弧状に形成された部分である。ハウジング部(34)は、仕切部(32)から上方に延びる。ファン収容空間(34a)には、排気ファン(23)が配置される。
第1ケーシング(31)の前側面には、略矩形状の第1流入口(35)と第1流出口(36)とが形成される。第1流入口(35)は、全熱交換器収容空間(33a)に連通する。第1流入口(35)は、ダクト固定部材(17)を介して、第1ダクト接続部(C1)に連通する。第1ダクト接続部(C1)の流入端から第1流入口(35)を経由して全熱交換器(21)の前側面までの流路は、第1流路(P1)を構成する。第1流路(P1)は、給気路(13)のうち全熱交換器(21)の上流側の流路を構成する。
第1流出口(36)は、ファン収容空間(34a)に連通する。第1流出口(36)は、ダクト固定部材(17)を介して、第2ダクト接続部(C2)に連通する。仕切部(32)には、略円形状の連通口(39)が形成される。連通口(39)は、全熱交換器(21)の上方に形成される。連通口(39)は、全熱交換器収容空間(33a)とファン収容空間(34a)とを連通する。
第2ダクト接続部(C2)の流出端から第1流出口(36)および連通口(39)を経由して全熱交換器(21)の上面までの流路が、第2流路(P2)を構成する。第2流路(P2)は、排気路(14)のうち全熱交換器(21)の下流側の流路を構成する。
第1ケーシング(31)の後側面には、第1開口(38)が形成される。第1開口(38)は、略矩形に形成される。第1開口(38)は、全熱交換器収容空間(33a)に連通する。全熱交換器(21)の後側面から第1開口(38)を経由して第3ダクト接続部(C3)の流入端までの流路が、第3流路(P3)を構成する。第3流路(P3)は、給気路(13)のうち全熱交換器(21)の下流側の流路を構成する。
第1ケーシング(31)の下側には、略矩形状の第2流入口(37)が形成される。第2流入口(37)は、全熱交換器収容空間(33a)に連通する。第2流入口(37)は、第4ケーシング(12)の点検口(18)の上方に形成される。室内パネル(15)の吸込口(15a)から第2流入口(37)を経由して全熱交換器(21)の下面までの流路が、第4流路(P4)を構成する。第4流路(P4)は、排気路(14)のうち全熱交換器(21)の上流側の流路を構成する。
-全熱交換器-
全熱交換器(21)は、本開示の第1熱交換器に対応する。全熱交換器(21)は、第1ケーシング(31)に収容される。具体的に、全熱交換器(21)は、全熱交換器収容空間(33a)に配置される。全熱交換器(21)は、給気路(13)を流れる空気と排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる。全熱交換器(21)の内部には、給気側内部流路(21a)と、排気側内部流路(21b)とが形成される。給気側内部流路(21a)と排気側内部流路(21b)とは、互いに直交する。
給気側内部流路(21a)の流入部は、第1流路(P1)に繋がる。給気側内部流路(21a)の流出部は、第3流路(P3)に繋がる。このように、給気路(13)は、第1流路(P1)、給気側内部流路(21a)、および第3流路(P3)を有する。
排気側内部流路(21b)の流入部は、第4流路(P4)に繋がる。排気側内部流路(21b)の流出部は、第2流路(P2)に繋がる。このように、排気路(14)は、第4流路(P4)、排気側内部流路(21b)、および第2流路(P2)を有する。
全熱交換器(21)は、給気側内部流路(21a)の空気と、排気側内部流路(21b)の空気との間で熱を移動させる。全熱交換器(21)は、給気側内部流路(21a)の空気と、排気側内部流路(21b)の空気との間で水分を移動させる。このように、全熱交換器(21)は、給気側内部流路(21a)の空気と、排気側内部流路(21b)の空気との間で、潜熱および顕熱を交換させる。
全熱交換器(21)は、排気側内部流路(21b)の流入面が、吸込口(15a)の開口面に沿うように配置される。言い換えると、排気側内部流路(21b)を流れる空気は、略鉛直方向に流れる。排気側内部流路(21b)を流れる空気は、下から上に向かって流れる。給気側内部流路(21a)を流れる空気は、略水平方向に流れる。給気側内部流路(21a)を流れる空気は、前から後ろに向かって流れる。
-排気ファン-
排気ファン(23)は、第2流路(P2)に配置される。排気ファン(23)は、第1ケーシング(31)におけるファン収容空間(34a)に収容される。排気ファン(23)は、排気路(14)の空気を搬送する。排気ファン(23)は、シロッコ型である。排気ファン(23)は、ターボ型やプロペラ型であってもよい。
排気ファン(23)は、第2モータ(M2)によって駆動される。第2モータ(M2)の回転数は可変である。第2モータ(M2)は、回転数が調節されるDCファンモータである。排気ファン(23)は、その風量が可変に構成される。
第2モータ(M2)は、第4ケーシング(12)の上板(12a)における前後方向の前側に固定される。言い換えると、第2モータ(M2)は、第1ケーシング(31)の上部に固定される。排気ファン(23)は、第2モータ(M2)の下方に配置される。
-フィルタ-
換気ユニット(11)は、フィルタ(24)を有する。フィルタ(24)は、第1流路(P1)に配置される。フィルタ(24)は、給気路(13)における全熱交換器(21)の上流側に配置される。フィルタ(24)は、第1ケーシング(31)における第1流入口(35)と全熱交換器(21)との間に配置される。フィルタ(24)は、室外空気(OA)中の塵埃を捕集する。第4流路(P4)にフィルタを設けてもよい。
(2-2)第2モジュール
第2モジュール(40)は、第2ケーシング(41)、利用熱交換器(25)、ドレンパン(28)、ポンプ(29)、および、冷媒管接続部(27)を有する。
-第2ケーシング-
第2ケーシング(41)は、第4ケーシング(12)内に収容される。第2ケーシング(41)は、第1ケーシング(31)の後方に隣接して配置される。第2ケーシング(41)は、第4ケーシング(12)内における中央に配置される。
第2ケーシング(41)は、直方体状に形成される。第2ケーシング(41)は、樹脂で構成される。第2ケーシング(41)の左右方向の長さは、第1ケーシング(31)の左右方向の長さよりも長い。第2ケーシング(41)の左右方向の長さは、後述する第3ケーシング(51)の左右方向の長さよりも長い。第2ケーシング(41)の左右方向の長さは、第4ケーシング(12)の内部空間(16)の左右方向の長さと概ね同じである。言い換えると、第4ケーシング(12)の左右方向の長さは、第2ケーシング(41)の左右方向の長さによって決定される。
具体的に、第2ケーシング(41)の前側面は、後述する第1シール部材(61)を介して、第1ケーシング(31)の後側面に接する。第2ケーシング(41)の上面は、第4ケーシング(12)の上板(12a)に接する。第2ケーシング(41)の下面は、第4ケーシング(12)の下板(12b)に接する。
第2ケーシング(41)の左側面は、第4ケーシング(12)の第3側板(12e)の内側面(第1内側面(12ei))に接する。第2ケーシング(41)の左側面は、本開示の第2ケーシング(41)の左右方向の一端である。第2ケーシング(41)の右側面は、第4ケーシング(12)の第4側板(12f)の内側面(第2内側面(12fi))に接する。第2ケーシング(41)の右側面は、本開示の第2ケーシング(41)の左右方向の他端である。このように、第2ケーシング(41)は、第3側板(12e)と第4側板(12f)とにより左右方向の移動が規制される。
第2ケーシング(41)の下面は、開放されている。第2ケーシング(41)の内部における左側には、利用熱交換器(25)が配置される。
第2ケーシング(41)の前側面には、第2開口(42)が形成される。第2開口(42)は、略矩形に形成される。第2開口(42)は、利用熱交換器(25)の前方に形成される。第2開口(42)は、第1ケーシング(31)の第1開口(38)に対応する位置に形成される。具体的に、第2開口(42)は、第1開口(38)に重複するように形成される。より具体的に、第2開口(42)の一部が、第1開口(38)と重なり合うように、第2開口(42)は、第1開口(38)よりも一回り大きく形成されている。このことで、第2ケーシング(41)の内部空間と全熱交換器収容空間(33a)とが連通する。
第2ケーシング(41)の後側面には、第3開口(43)が形成される。第3開口(43)は、利用熱交換器(25)の後方に形成される。第3開口(43)は、前後方向からみて第1開口(38)および第2開口(42)と重複するように形成される。言い換えると、前後方向から見て、第2開口(42)と第3開口(43)とは互いに重なり合っている。前後方向から見て第1開口(38)と第3開口(43)とも互いに重なり合っている。第2ケーシング(41)における第2開口(42)から第3開口(43)までの流路は、第3流路(P3)の一部を構成する。
-利用熱交換器-
利用熱交換器(25)は、空気を処理する本開示の機能要素(25)である。利用熱交換器(25)は、本開示の冷媒熱交換器(25)である。利用熱交換器(25)は、第3流路(P3)に配置される。利用熱交換器(25)は、給気路(13)における全熱交換器(21)の下流側に配置される。
利用熱交換器(25)は、第2ケーシング(41)の内部空間において、左右方向および上下方向に延びるように設けられる。利用熱交換器(25)は、後方に向かって下方に傾いた姿勢で配置される。利用熱交換器(25)は、鉛直方向に対して45度傾いて配置される。利用熱交換器(25)の上端は、第2ケーシング(41)の上面に支持される。利用熱交換器(25)の下端は、ドレンパン(28)に支持される。
利用熱交換器(25)は、第2ケーシング(41)を流れる空気を冷媒によって熱交換させる。利用熱交換器(25)は、フィンアンドチューブ式の空気熱交換器である。利用熱交換器(25)は、多数のフィンと伝熱管(25a)とを有する。伝熱管(25a)は、多数のフィンの配列方向に延びる。伝熱管(25a)の内部には、冷媒が流れる。
利用熱交換器(25)は、冷房運転において蒸発器として機能する。利用熱交換器(25)は、暖房運転において放熱器(厳密には、凝縮器)として機能する。
-冷媒管接続部-
冷媒管接続部(27)は、利用熱交換器(25)と連絡配管(86,87)とを接続するコネクタである。冷媒管接続部(27)は、本開示の接続部(27)である。連絡配管(86,87)は、本開示の冷媒配管(86,87)である。冷媒管接続部(27)は、第1空間(S1)に配置される。具体的に、換気ユニット(11)は、第1冷媒管接続部(27a)および第2冷媒管接続部(27b)を有する。第1冷媒管接続部(27a)は、第1連絡配管(86)と伝熱管(25a)とを接続する。第2冷媒管接続部(27b)は、第2連絡配管(87)と伝熱管(25a)とを接続する。第1冷媒管接続部(27a)および第2冷媒管接続部(27b)は、第2ケーシング(41)の前側面における右側に固定される。第1冷媒管接続部(27a)および第2冷媒管接続部(27b)は、第2ケーシング(41)の前側面から前方に突出するように配置される。第1冷媒管接続部(27a)および第2冷媒管接続部(27b)は、第2ケーシング(41)の前側面を貫通して固定される。
-ドレンパン-
ドレンパン(28)は、第4ケーシング(12)の下板(12b)の上方に配置される。ドレンパン(28)は、第4ケーシング(12)の下板(12b)の上に載っている(図5参照)。ドレンパン(28)は、利用熱交換器(25)の下方に配置される。ドレンパン(28)は、第2ケーシング(41)の下方に配置される。ドレンパン(28)は、第2ケーシング(41)の下側を閉塞する。ドレンパン(28)は、上側が開放された皿状に形成される。ドレンパン(28)は、利用熱交換器(25)の周囲で発生した凝縮水を受ける。
-ポンプ-
ポンプ(29)は、ドレンパン(28)の上方に配置される。ポンプ(29)は、利用熱交換器(25)の右側に配置される。ポンプ(29)の上部には、排水管(29a)が接続される。ポンプ(29)が運転されると、ドレンパン(28)内の水は、ポンプ(29)に吸い込まれた後、排水管(29a)を経由して、第4ケーシング(12)の外部へ排出される。
(2-3)第3モジュール
第3モジュール(50)は、第3ケーシング(51)と、給気ファン(22)とを有する。
-第3ケーシング-
第3ケーシング(51)は、第2ケーシング(41)の後方に隣接して配置される。第3ケーシング(51)は、第4ケーシング(12)内における後側に配置される。
第3ケーシング(51)は、直方体状に形成される。第3ケーシング(51)は、発泡スチロールで構成される。第3ケーシング(51)の左右方向の長さは、第1ケーシング(31)の左右方向の長さと略等しい。
第3ケーシング(51)の前側面は、後述する第2シール部材(62)を介して、第2ケーシング(41)の後側面に接する。第3ケーシング(51)の上面は、第4ケーシング(12)の上板(12a)に接する。第3ケーシング(51)の下面は、第4ケーシング(12)の下板(12b)に接する。第3ケーシング(51)の左側面は、第4ケーシング(12)の第3側板(12e)の内側面(第1内側面(12ei))に接する。
第3ケーシング(51)の左側面は、本開示の第3ケーシング(51)の左右方向の一端である。第3ケーシング(51)の後側面は、第4ケーシング(12)の第2側板(12d)と接する。第3ケーシング(51)の右側面と第4ケーシング(12)の第4側板(12f)との間には、第2空間(S2)が形成される。
第2空間(S2)は、内部空間(16)に形成される。第2空間(S2)は、第4ケーシング(12)の内面、第2ケーシング(41)の外面、および第3ケーシング(51)の外面に囲まれた空間である。厳密には、第2空間(S2)は、第2側板(12d)、第4側板(12f)、上板(12a)、下板(12b)、第3ケーシング(51)の右側面、および、第2ケーシング(41)の後側面により囲まれた空間である。第2空間の左右方向の長さは、第1空間(S1)の左右方向の長さと略等しい。
第3ケーシング(51)の後側面の下端には、第3ケーシング(51)と第2側板(12d)とを締結する第2締結部材(63b)が設けられている(図5の一部拡大図参照)。第2締結部材(63b)は、本開示の規制部材(63b)である。第2締結部材(63b)は、例えばボルトである。第2締結部材(63b)は、第4ケーシング(12)の後方から、第2側板(12d)、第3ケーシング(51)の順に挿通する。このように、第2締結部材(63b)は、第3ケーシング(51)の左右方向(本例では右方向)の移動を規制する。
第3ケーシング(51)の後側面には、流出口(53)が形成される。具体的に、流出口(53)は、第3ケーシング(51)の後側面を貫通する筒状のダクト固定部(54)の内部である。ダクト固定部(54)は5つ形成される。
ダクト固定部(54)は、第3モジュール(50)が第4ケーシング(12)内に配置された状態で、第3取付穴(73c)を挿通する。ダクト固定部(54)は、第2側板(12d)から後方に突出する。ダクト固定部(54)には、第3ダクト接続部(C3)が固定される。第3ケーシング(51)における第2開口(42)から第3ダクト接続部(C3)の流入端までの流路は、第3流路(P3)の一部を構成する。
第3ケーシング(51)の前側面には、第4開口(52)が形成される。第4開口(52)は、略矩形に形成される。第4開口(52)は、第2ケーシング(41)の第3開口(43)に対応する位置に形成される。具体的に、第4開口(52)は、前後方向から見て第3開口(43)に重複するように形成される。より具体的に、第4開口(52)は、第3開口(43)の一部と重なり合うように、第3開口(43)よりも一回り小さく形成される。また、第4開口(52)は、第1~第3モジュール(30,40,50)を前後方向から見て、第1開口(38)にも重複するように形成される。さらに、第4開口(52)は、第1~第3モジュール(30,40,50)を前後方向から見て、第2開口(42)にも重複するように形成される。
-給気ファン-
給気ファン(22)は、本開示の送風機(22)である。給気ファン(22)は、第3流路(P3)に配置される。給気ファン(22)は、給気路(13)の空気を搬送する。給気ファン(22)は、シロッコ型である。給気ファン(22)は、ターボ型やプロペラ型であってもよい。
給気ファン(22)は、第1モータ(M1)によって駆動される。第1モータ(M1)の回転数は可変である。第1モータ(M1)は、回転数が調節されるDCファンモータである。給気ファン(22)は、その風量が可変に構成される。給気ファン(22)は、ハウジングを介して、第3ケーシングに固定される。
(3)シール部材
換気ユニット(11)は、第1シール部材(61)と第2シール部材(62)とを有する(図4の一部拡大図参照)。第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は、弾性材料を含む。第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は、例えば、樹脂素材を含む。
第1シール部材(61)は、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)との間に設けられる。具体的に、第1シール部材(61)は、第1ケーシング(31)の後側面と第2ケーシング(41)の前側面とが重なり合う部分に配置される。別の言い方をすると、第1シール部材(61)は、第1開口(38)の周辺であって、かつ、第2開口(42)の周辺に設けられる。このように、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とは、第1シール部材(61)を介して連結される。
第2シール部材(62)は、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)との間に設けられる。具体的に、第2シール部材(62)は、第2ケーシング(41)の後側面と第3ケーシング(51)の前側面とが重なり合う部分に配置される。別の言い方をすると、第2シール部材(62)は、第3開口(43)の周辺であって、かつ、第4開口(52)の周辺に設けられる。このように、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とは、第2シール部材(62)を介して連結される。
第1シール部材(61)は、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とにより押圧されることで固定されている。第2シール部材(62)は、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とにより押圧されることで固定されている。具体的に説明すると、第4ケーシング(12)の第1側板(12c)の内面から第2側板(12d)の内面までの長さは、ダクト固定部材(17)、第1ケーシング(31)、第2ケーシング(41)および第3ケーシング(51)のそれぞれの前後方向の長さの和と略等しい。このことで、第1~第3モジュール(30,40,50)およびダクト固定部材(17)が、第4ケーシング(12)内に収容された状態において、第1シール部材(61)は、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とにより押圧される。同様に、第2シール部材(62)は、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とにより押圧される。このようにして、第1ケーシング(31)、第2ケーシング(41)および第3ケーシング(51)は、第4ケーシング(12)の前後方向の内方に働く力により固定される。
(4)運転動作
換気装置(10)の運転動作について図2を参照しながら説明する。換気装置(10)は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行う。図2では、冷房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示し、暖房運転時の冷媒の流れを破線矢印で示している。
(4-1)冷房運転
冷房運転では、圧縮機(82)および熱源ファン(81)が運転し、切換機構(84)が第1状態となり、膨張弁(85)の開度が調節される。加えて、冷房運転では、給気ファン(22)および排気ファン(23)が運転する。
冷房運転時の冷媒回路(R)は、第1冷凍サイクルを行う。第1冷凍サイクルでは、熱源熱交換器(83)が放熱器として機能し、利用熱交換器(25)が蒸発器として機能する。
冷房運転時の換気ユニット(11)では、排気ファン(23)の運転に伴い室内空気(RA)が第4流路(P4)に取り込まれる。給気ファン(22)の運転に伴い室外空気(OA)が第1流路(P1)に取り込まれる。第1流路(P1)の空気は、全熱交換器(21)の給気側内部流路(21a)を流れる。第4流路(P4)の空気は、全熱交換器(21)の排気側内部流路(21b)を流れる。
例えば夏季においては、図1に示す他の空気調和装置(A)により室内空間(5)が冷房される。この場合、室内空気(RA)の温度は室外空気(OA)の温度よりも低くなる。加えて、室内空気(RA)の湿度は室外空気(OA)の湿度よりも低くなる。このため、全熱交換器(21)では、給気側内部流路(21a)の空気が排気側内部流路(21b)の空気によって冷却される。同時に、全熱交換器(21)では、給気側内部流路(21a)の空気中の水分が排気側内部流路(21b)の空気へ移動する。
排気側内部流路(21b)から第2流路(P2)へ流出した空気は、排気ダクト(D2)を流れ、排出空気(EA)として室外空間(6)へ排出される。
給気側内部流路(21a)において冷却および除湿された空気は、第3流路(P3)に流出する。この空気は、利用熱交換器(25)によって冷却される。冷却された空気は、給気ダクト(D3)を流れ、供給空気(SA)として室内空間(5)へ供給される。
(4-2)暖房運転
暖房運転では、圧縮機(82)および熱源ファン(81)が運転し、切換機構(84)が第2状態となり、膨張弁(85)の開度が調節される。加えて、暖房運転では、給気ファン(22)および排気ファン(23)が運転する。
暖房運転時の冷媒回路(R)は、第2冷凍サイクルを行う。第2冷凍サイクルでは、利用熱交換器(25)が放熱器として機能し、熱源熱交換器(83)が蒸発器として機能する。
例えば冬季においては、図1に示す他の空気調和装置(A)により室内空間(5)が暖房される。この場合、室内空気(RA)の温度は室外空気(OA)の温度よりも高くなる。加えて、室内空気(RA)の湿度は室外空気(OA)の湿度よりも高くなる。このため、全熱交換器(21)では、給気側内部流路(21a)の空気が排気側内部流路(21b)の空気によって加熱される。同時に、全熱交換器(21)では、排気側内部流路(21b)の空気中の水分が給気側内部流路(21a)の空気へ移動する。
排気側内部流路(21b)から第2流路(P2)へ流出した空気は、排気ダクト(D2)を流れ、排出空気(EA)として室外空間(6)へ排出される。
給気側内部流路(21a)において加熱および加湿された空気は、第3流路(P3)に流出する。この空気は、利用熱交換器(25)によって加熱される。加熱された空気は、給気ダクト(D3)を流れ、供給空気(SA)として室内空間(5)へ供給される。
〈本開示の換気装置の組み立て方法〉
次に、本開示の換気装置(10)の組み立て方法について説明する。厳密には、換気ユニット(11)の組み立て方法について説明する。
本例の組み立て方法は、第1換気ユニット(11a)と第2換気ユニット(11b)とを選択的に組み立てる方法である。第1換気ユニット(11a)は、全熱交換器(21)と、利用熱交換器(25)と、給気ファン(22)とを有する。具体的には、第1換気ユニット(11a)は、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を有する。第1換気ユニット(11a)は、上述の換気ユニット(11)と同じである。第1換気ユニット(11a)は、図3~図7記載の換気ユニット(11)と同じであるため、ここでは図示を省略する。
図8は、第2換気ユニット(11b)の内部構造の断面図を示す。図8は、図5の第1換気ユニット(11a)の内部構造を示す断面図に相当する。図8に示すように、第2換気ユニット(11b)は、全熱交換器(21)と給気ファン(22)とを有する。第2換気ユニット(11b)は、機能要素である利用熱交換器(25)を有さない。具体的に、第2換気ユニット(11b)は、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを有し、第2モジュール(40)は有さない。
本例の組み立て方法では、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を用いて、第1換気ユニット(11a)を備える換気装置(10)を組み立てる場合、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を順に連結する。第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を用いて、第2換気ユニット(11b)を備える換気装置(10)を組み立てる場合、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を連結する。
第1換気ユニット(11a)を組み立てる場合、第1開口(38)と第2開口(42)とが重複し、かつ、第3開口(43)と第4開口(52)とが重複するように、各モジュール(30,40,50)(各ケーシング(31,41,51))を配置する。例えば、各ケーシング(31,41,51)の左側面を第4ケーシング(12)の第3側板(12e)(具体的には、第1内側面(12ei))に接するように配置する。このことで、第1モジュール(30)から第3モジュール(50)にかけて空気通路(AP)(厳密には、給気路(13))が形成される。
第2換気ユニット(11b)を組み立てる場合、第1開口(38)と第4開口(52)とが重複するように、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを直接連結させる。言い換えると、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とが隣り合うように配置される。このことで、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)との間で空気通路(AP)(厳密には、給気路(13))が形成される。
第2換気ユニット(11b)の第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)は、第4ケーシング(12)の第3側板(12e)と第4側板(12f)とに接するように配置される。具体的に、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)の左側面は、第1内側面(12ei)に接し、かつ、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)の右側面は、第2内側面(12fi)に接する。
このことで、第2換気ユニット(11b)の第4ケーシング(12)は、第1換気ユニット(11a)の第4ケーシング(12)よりも、左右方向および前後方向の長さが短くなるように形成される。第2換気ユニット(11b)の第4ケーシング(12)内には、第1空間(S1)および第2空間(S2)が形成されない。
-実施形態の効果-
実施形態の換気装置(10)では、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、第3モジュール(50)が順に連結される状態において、空気通路(AP)が第1モジュール(30)から第3モジュール(50)に亘って形成されるように、第1開口(38)、第2開口(42)、第3開口(43)、および第4開口(52)が、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)の並び方向である前後方向(第1方向)からみて重複する。
第1開口(38)、第2開口(42)、第3開口(43)、および第4開口(52)は互いに少なくとも一部が重なり合っている。そのため、第1~第3モジュール(30,40,50)を前後方向から見て、第1開口(38)および第4開口(52)も重なり合うため、第1モジュール(30)と第3モジュールとを直接連結させても、給気路(13)(空気通路(AP))を形成できる。その結果、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを含み、第2モジュール(40)を有さない換気装置(10)を提供できる。
加えて、第1~第3モジュール(30,40,50)を有する換気装置(10)と、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを有する換気装置(10)を選択的に提供できる。
実施形態の換気装置(10)では、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とは、第1シール部材(61)を介して連結され、かつ、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とは第2シール部材(62)を介して連結される。
このことにより、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)により、隣り合うケーシング(31,41,51)間の隙間を埋めることができる。その結果、給気路(13)内の空気が隣り合うケーシング(31,41,51)の隙間から漏れることを抑制できる。加えて、利用熱交換器(25)により冷却された空気が漏れることで第4ケーシング(12)が冷却されることにより、第4ケーシング(12)に結露が生じることを抑制できる。
実施形態の換気装置(10)では、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は、弾性材料を含む。第1シール部材(61)は、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とにより押圧されることで固定され、かつ、第2シール部材(62)は、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とにより押圧されることで固定される。
このことにより、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は隣り合うケーシング(31,41,51)により押圧され密着する。その結果、隣り合うケーシング(31,41,51)間の隙間からの空気漏れを抑制できる。
実施形態の換気装置(10)では、第1シール部材(61)が、第1ケーシング(31)と第2ケーシング(41)とにより押圧され、かつ、第2シール部材(62)が、第2ケーシング(41)と第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、第4ケーシング(12)は、第1ケーシング(31)、第2ケーシング(41)および第3ケーシング(51)を固定する。
このことにより、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)が押圧されることで、第1~第3ケーシング(31,41,51)を第4ケーシング(12)内に固定できる。また、第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は、隣り合うケーシング(31,41,51)により押圧されて設けられているだけなので、各モジュールを簡便に第4ケーシング(12)から取り外しできる。
実施形態の換気装置(10)では、第4ケーシング(12)は、直方体状に形成される。前後方向(第1方向)に直交する左右方向(第2方向)の第2ケーシング(41)の長さは、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)のそれよりも長い。
このことにより、第4ケーシング(12)内には、左右方向において第1ケーシング(31)に隣り合う空間(第1空間(S1))と第2ケーシング(41)に隣り合う空間(第2空間(S2))が形成される。しかし、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を備え、第2モジュール(40)を有さない換気装置(10)にすると、このような空間(第1空間(S1)および第2空間(S2))をなくすことができる。その結果、第4ケーシング(12)をコンパクトにできる。
実施形態の換気装置(10)において、第4ケーシング(12)は、室内の天井面(7)(第1面(7))に沿って配置され、第2方向は、第1方向に直交し、かつ、前記第1面(7)に沿う方向である。
このことにより、第2ケーシング(41)における左右方向(第2方向)の長さが、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)のそれよりも長くなるように、換気ユニット(11)を天井面(7)に配置できる。このように配置することで、換気ユニット(11)の点検口(18)を天井面(7)に形成できるため、サービスマンによる換気ユニット(11)の点検、メンテナンスなどの作業をやり易くできる。
本実施形態の換気装置(10)では、第1ケーシング(31)、第2ケーシング(41)、および第3ケーシング(51)のそれぞれの左側面は、第4ケーシング(12)の第1内側面(12ei)に接する。
このことにより、第1~第3ケーシング(31,41,51)を、第4ケーシング(12)内の第3側板(12e)に揃えて配置できる。加えて、第1~第3ケーシング(31,41,51)のそれぞれの左側面を第3側板(12e)に固定できる。
本実施形態の換気装置(10)では、第4ケーシング(12)の第2内側面(12fi)が、第2ケーシング(41)の右側面に接する。このことで、第1内側面(12ei)と第2内側面(12fi)とを利用して、第2モジュール(40)が第4ケーシング(12)内の左右方向に移動することを規制できると共に、第2モジュール(40)を第4ケーシング(12)内に固定できる。
本実施形態の換気装置(10)では、第1ケーシング(31)、および第3ケーシング(51)の左右方向の移動を規制する締結部材(63a,63b)(規制部材)を有する。このことにより、第3側板(12e)と第1締結部材(63a)とにより、第1ケーシング(31)が左右方向に移動することを規制できる。また、第3側板(12e)と第2締結部材(63b)とにより、第2ケーシング(41)が左右方向に移動することを規制できる。このように、第3側板(12e)を利用して第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)を第4ケーシング(12)に固定できるため、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)の両側面に第1~第2締結部材(63a,63b)を設けることを不要にできる。
本実施形態の換気装置(10)では、第2モジュール(40)は、冷媒熱交換器(25)と冷媒配管(86,87)とを接続する第1冷媒管接続部(27a)と第2冷媒管接続部(27b)とを有する。各冷媒管接続部(27a,27b)は、第4ケーシング(12)の内面と、第1ケーシング(31)の外面と、第2ケーシング(41)の外面とにより形成される第1空間(S1)に配置される。
このことで、第1空間(S1)に、接続部(27)に接続される冷媒配管(86,87)を設置できる。このように第4ケーシング(12)内の空きスペースを有効利用できる。
本実施形態の換気装置(10)の組み立て方法では、第1モジュール(30)と、第2モジュール(40)と、第3モジュール(50)とを用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、第1開口(38)と第2開口(42)とが重複し、かつ、第3開口(43)と第4開口(52)とが重複するように、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、及び第3モジュール(50)を順に連結する。一方、第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を用いて換気装置(10)を組み立てる場合、第1開口(38)と第4開口(52)とが重複するように、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を連結する。
この組み立て方法により、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)を備えた換気装置(10)(厳密には、第1換気ユニット(11a))と、第1モジュール(30)および第3モジュール(50)を備えた換気装置(10)(厳密には、第2換気ユニット(11b))とを選択的に製造できる。
組み合わせるモジュール(30,40,50)を変更するだけで、第1換気ユニット(11a)および第2換気ユニット(11b)を作り分けることができるため、例えば、ユーザのニーズに合わせて、迅速に第1換気ユニット(11a)または第2換気ユニット(11b)を製造できる。加えて、第1換気ユニット(11a)および第2換気ユニット(11b)は、共通のモジュール(第1モジュール(30)と第3モジュール(50))を使用するため、各換気ユニット(11a,11b)に合わせてパーツを用意する必要がない。そのため、製造コストを抑えることができると共に、製造工程の増加を抑えることもできる。
加えて、実施形態の第2換気ユニット(11b)は、第2ケーシング(41)を含まないため、第4ケーシング(12)を第1換気ユニット(11a)の第4ケーシング(12)よりも小さく形成できる。このことで、換気ユニット(11)を小型化できる。
加えて、実施形態の第2換気ユニット(11b)では、第4ケーシング(12)の第3側板(12e)と第4側板(12f)とにより、第1ケーシング(31)および第2ケーシング(41)の左右方向の移動を規制できる。そのため、第1~第2締結部材(63a,63b)を不要にできる。別の言い方をすると、第3側板(12e)と第4側板(12f)とにより、第1ケーシング(31)および第2ケーシング(41)を第4ケーシング(12)内に固定できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態および変形例については、以下のような構成としてもよい。
機能要素(25)は、加湿器や空気清浄ユニットであってもよい。空気清浄ユニットは、給気路(13)を流れる空気に含まれる塵埃やダニなどを捕捉するフィルタを有する。また、空気清浄ユニットは、給気路(13)を流れる空気に含まれる有害物質を放電により分解する放電装置を有していてもよい。放電装置は、ストリーマ放電またはグロー放電を行うプラズマ放電装置を含む。
本開示の規制部材(63a,63b)は、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)を左右方向の移動を規制するものであればよい。例えば、規制部材(63a,63b)は、室内パネル(15)の上面、または下板(12b)の上面に設けられる突起(図示省略)であってもよい。このような突起は、室内パネル(15)の上面において、第1ケーシング(31)の右側面が配置される位置に設けられる。また、このような突起は、下板(12b)において、第3ケーシング(51)の右側面が配置される位置に設けられる。
このような突起と第3側板(12e)とにより、第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)は、左右方向の移動が規制される。特に、第3ケーシングについては、突起は、下板(12b)の一部を内部空間(16)側に向かって切り起こすことで形成されてもよい。具体的に、突起は、第3ケーシング(51)の右側面が配置される位置において、下板(12b)を半円状に切り起こすことで形成される。切り起こした半円状の突起は第3ケーシング(51)の右側面に接する。このことで、上記実施形態に記載の締結部材(63a,63b)を設ける必要がなく、かつ、締結部材(63a,63b)を設ける場合よりも簡便に第1ケーシング(31)および第3ケーシング(51)を第4ケーシング(12)内に固定できる。
換気ユニット(11)は、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、および第3モジュール(50)が順に連結されていればよく、第4ケーシング(12)を備えなくてよい。
換気ユニット(11)は、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、第3モジュール(50)の順に配置されていなくてもよい。
第4ケーシング(12)は、内部に第1空間(S1)または第2空間(S2)が設けられていればよく、長方形状に形成されていなくてもよい。
隣り合うケーシング(31,41,51)の間からの空気漏れ抑制できればよく、第1シール部材(61)または第2シール部材(62)は設けられなくてもよい。
第1シール部材(61)および第2シール部材(62)は押圧により隣り合うケーシング(31,41,51)間に設けられなくてもよい。また、第1シール部材(61)または第2シール部材(62)は、ケーシング(31,41,51)間で接着により固定されてもよい。
第2ケーシング(41)は、締結部材(63a,63b)により固定されていてもよい。第2ケーシングに隣接する空間があってもよい。
接続部(27)は、第2空間(S2)に配置されていてもよい。このことで、第2空間(S2)に連絡配管(86,87)を配置することができるため、第2空間(S2)を有効活用できる。
実施形態の換気ユニット(11)は縦置きに設置することもできる。例えば、換気ユニット(11)は、建物の内壁の裏側の空間に配置できる。この場合、第4ケーシング()は、本開示の第1面(7)である、壁裏の壁面(7)に沿って配置される。本開示の第1方向は、上下方向となる。具体的に、換気ユニット(11)は、下方から上方に向かって、第1モジュール(30)、第2モジュール(40)、及び第3モジュール(50)の順に配置される。このように縦置きの場合でも、上下方向(第1方向)から見て、第1開口(38)、第2開口(42)、第3開口(43)、および、第4開口(52)は重複している。第1開口(38)と第4開口(52)も少なくとも一部が重なり合うため、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを直接連結しても、第1開口(38)と第4開口(52)とが重複する。このことにより、第1モジュール(30)と第3モジュール(50)とを含み、第2モジュール(40)を有さない縦型の換気ユニット(11)も製造できる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、換気装置および換気装置の組み立て方法について有用である。
AP 空気通路
S1 第1空間
S2 第2空間
7 第1面
10 換気装置
12 第4ケーシング
12ei 第1内側面
12fi 第2内側面
13 給気路
14 排気路
21 第1熱交換器
22 給気ファン(送風機)
25 利用熱交換器(機能要素、冷媒熱交換器)
27 接続部
27a 第1冷媒管接続部(接続部)
27b 第2冷媒管接続部(接続部)
30 第1モジュール
31 第1ケーシング
38 第1開口
40 第2モジュール
41 第2ケーシング
42 第2開口
43 第3開口
50 第3モジュール
51 第3ケーシング
52 第4開口
61 第1シール部材
62 第2シール部材

Claims (14)

  1. 室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成されると共に、前記排気路(14)に連通する吸込口(15a)を備える換気装置であって、
    第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、
    第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、
    第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)とを含む第3モジュール(50)とを備え、
    前記第1熱交換器(21)は、前記給気路(13)を流れる空気が流通する給気側内部流路(21a)と、前記排気路(14)を流れる空気が流通する排気側内部流路(21b)とを有し、かつ、前記排気側内部流路(21b)の流入面が吸込口(15a)の開口面に沿うように配置され、
    前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)が順に連結される状態において、前記空気通路(AP)が前記第1モジュール(30)から前記第3モジュール(50)に亘って形成されるように、前記第1開口(38)、前記第2開口(42)、前記第3開口(43)、および前記第4開口(52)が、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)の並び方向である第1方向からみて重複する換気装置。
  2. 第1シール部材(61)と第2シール部材(62)とをさらに備え、
    前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とは、前記第1シール部材(61)を介して連結され、かつ、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とは第2シール部材(62)を介して連結される請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記第1シール部材(61)および前記第2シール部材(62)は、弾性材料を含み、
    前記第1シール部材(61)は、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧されることで固定され、かつ、
    前記第2シール部材(62)は、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されることで固定される請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)をさらに備え、
    該第4ケーシング(12)は、
    前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧され、かつ、前記第2シール部材(62)が、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)および前記第3ケーシング(51)を固定する請求項3に記載の換気装置。
  5. 室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成される換気装置であって、
    第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、
    第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、
    第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)とを含む第3モジュール(50)と、
    弾性材料を含む第1シール部材(61)及び弾性材料を含む第2シール部材(62)と、
    前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)とを備え、
    前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)が順に連結される状態において、前記空気通路(AP)が前記第1モジュール(30)から前記第3モジュール(50)に亘って形成されるように、前記第1開口(38)、前記第2開口(42)、前記第3開口(43)、および前記第4開口(52)が、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)の並び方向である第1方向からみて重複し、
    前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とは、前記第1シール部材(61)を介して連結され、かつ、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とは第2シール部材(62)を介して連結され、
    該第4ケーシング(12)は、
    前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧され、かつ、前記第2シール部材(62)が、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)および前記第3ケーシング(51)を固定する換気装置。
  6. 前記第4ケーシング(12)は、直方体状に形成され、
    前記第1方向に直交する第2方向の前記第2ケーシング(41)の長さは、前記第1ケーシング(31)および前記第3ケーシング(51)のそれよりも長い請求項4または5に記載の換気装置。
  7. 前記第4ケーシング(12)は、前記室内の天井面または壁面である第1面(7)に沿って配置され、
    前記第2方向は、前記第1方向に直交し、かつ、前記第1面(7)に沿う方向である
    請求項に記載の換気装置。
  8. 前記第4ケーシング(12)の内面のうち、前記第2方向に向かい合う2つの面の一方を第1内側面(12ei)としたときに、
    前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)、および前記第3ケーシング(51)の前記第2方向のそれぞれの一端は、前記第1内側面(12ei)に接する請求項またはに記載の換気装置。
  9. 前記第4ケーシング(12)の内面のうち前記第1内側面(12ei)に向かい合う第2内側面(12fi)が、前記第2ケーシング(41)の前記第2方向の他端に接する請求項に記載の換気装置。
  10. 前記第1ケーシング(31)、および前記第3ケーシング(51)の前記第2方向の移動を規制する規制部材(63a,63b)を有する請求項に記載の換気装置。
  11. 前記機能要素(25)は、前記第2モジュール(40)を流れる空気を冷媒によって熱交換する冷媒熱交換器(25)であり、
    前記第2モジュール(40)は、前記冷媒熱交換器(25)と冷媒配管(86,87)とを接続する接続部(27)を有し、
    前記接続部(27)は、
    前記第4ケーシング(12)の内面と、前記第1ケーシング(31)の外面と、前記第2ケーシング(41)の外面とにより形成される第1空間(S1)、または、
    前記第4ケーシング(12)の内面と、前記第2ケーシング(41)の外面と、前記第3ケーシング(51)の外面とにより形成される第2空間(S2)に配置される請求項4~10のいずれか1つに記載の換気装置。
  12. 室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成される換気装置であって、
    第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、
    第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)とを含む第3モジュール(50)と、
    第1シール部材(61)と第2シール部材(62)と、
    前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)とを備え、
    前記第1モジュール(30)、前記第3モジュール(50)が順に連結される状態において、前記空気通路(AP)が前記第1モジュール(30)から前記第3モジュール(50)に亘って形成されるように、前記第1開口(38)および前記第4開口(52)が、前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)の並び方向である第1方向からみて重複し、
    前記第1ケーシング(31)と前記第3ケーシング(51)とは、弾性材料を含む第1シール部材(61)を介して連結され、
    該第4ケーシング(12)は、
    前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)および前記第3ケーシング(51)を固定する換気装置。
  13. 室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成されると共に、前記排気路(14)に連通する吸込口(15a)を備える換気装置(10)の組み立て方法であって、
    第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含み、該第1熱交換器(21)は、前記給気路(13)を流れる空気が流通する給気側内部流路(21a)と、前記排気路(14)を流れる空気が流通する排気側内部流路(21b)とを有し、かつ、前記排気側内部流路(21b)の流入面が吸込口(15a)の開口面に沿うように配置される第1モジュール(30)と、第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)を含む第3モジュール(50)とを用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、前記第1開口(38)と前記第2開口(42)とが重複し、かつ、前記第3開口(43)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)を順に連結し、
    前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、前記第1開口(38)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を連結する換気装置(10)の組み立て方法。
  14. 室外空気を室内に供給する給気路(13)と、室内空気を室外に排出する排気路(14)とを含む空気通路(AP)が形成される換気装置(10)の組み立て方法であって、
    第1開口(38)が形成される第1ケーシング(31)と、該第1ケーシング(31)に収容されると共に、前記給気路(13)を流れる空気と前記排気路(14)を流れる空気とを熱交換させる第1熱交換器(21)とを含む第1モジュール(30)と、第2開口(42)および第3開口(43)が形成される第2ケーシング(41)と、該第2ケーシング(41)に収容されると共に、空気を処理する機能要素(25)を含む第2モジュール(40)と、第4開口(52)が形成される第3ケーシング(51)と、該第3ケーシング(51)に収容される送風機(22)を含む第3モジュール(50)と、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)とを用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、
    前記第1開口(38)と前記第2開口(42)とが重複し、かつ、前記第3開口(43)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)、前記第2モジュール(40)、前記第3モジュール(50)を順に連結すると共に、
    弾性材料を含む第1シール部材(61)を介して前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とを連結し、かつ、弾性材料を含む第2シール部材(62)を介して前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とを連結し、
    前記第4ケーシング(12)により、前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第2ケーシング(41)とにより押圧され、かつ、前記第2シール部材(62)が、前記第2ケーシング(41)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)、前記第2ケーシング(41)および前記第3ケーシング(51)を固定し、
    前記第1モジュール(30)と、前記第3モジュール(50)と、前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を内部に配置する第4ケーシング(12)とを用いて前記換気装置(10)を組み立てる場合、
    前記第1開口(38)と前記第4開口(52)とが重複するように、前記第1モジュール(30)および前記第3モジュール(50)を連結すると共に、
    弾性材料を含む第1シール部材(61)を介して前記第1ケーシング(31)と前記第3ケーシング(51)とを連結し、
    前記第4ケーシング(12)により、前記第1シール部材(61)が、前記第1ケーシング(31)と前記第3ケーシング(51)とにより押圧されるように、前記第1ケーシング(31)および前記第3ケーシング(51)を固定する
    換気装置(10)の組み立て方法。
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