JP2011075119A - 外気処理空気調和機 - Google Patents

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Kazuhiro Higano
和広 日向野
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洋路 青山
Akihiro Nonaka
暁裕 野中
Hideyuki Takayama
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Abstract

【課題】断熱性が向上するとともに、外気及び内気を全熱交換素子に案内する風路を簡単に形成できる外気処理空気調和機を提供すること。
【解決手段】筐体11内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子31と、外気を屋内に全熱交換素子31を経て導入する導入経路35と、内気を屋外に全熱交換素子31を経て排出する排出経路34とを備え、屋外側吸込口14から全熱交換素子31の外気入口側の側面31aに至る外気吸込経路38a、及び屋内側吸込口12から全熱交換素子31の内気入口側の側面31bに至る内気吸込経路38bが風路形成体36で形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、外気を調温して屋内へ供給する外気処理空気調和機に関する。
一般に、筐体内に、外気と内気とを熱交換する全熱交換素子を備え、この全熱交換素子によって調温された外気を屋内に供給する外気処理空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の外気処理空気調和機では、筐体内で外気と内気とが混合せずに、かつ、全熱交換素子にて熱交換が十分になされるように、外気を屋内に全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子を経て排出する排出経路とがそれぞれ形成されている。そして、これら導入経路及び排出経路は、筐体内に板金を組み付けるとともに、これら板金にウレタン樹脂等からなる断熱材を巻いて形成するのが一般的である。
特開2002−323247号公報
しかしながら、従来の構成では、板金の表面に断熱材を一々巻かなければならず、その巻き作業が困難になるばかりか、外気処理空気調和機の重量が増大するといった問題があった。さらに、外気及び内気を全熱交換素子に案内する経路を形成するためには、板金の表面に突起を取り付けたり、板金を所定の曲面形状に折り曲げることを要し、その作業が困難になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、断熱性が向上するとともに、外気及び内気を全熱交換素子に案内する風路を簡単に形成できる外気処理空気調和機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子と、外気を屋内に前記全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に前記全熱交換素子を経て排出する排出経路とを備え、外気入口から前記全熱交換素子の外気入口側に至る屋外側導入経路、及び内気入口から前記全熱交換素子の内気入口側に至る屋内側排出経路が、発泡成形体で形成されていることを特徴とする。
この構成において、前記全熱交換素子の外気出口側、及び内気出口側を、前記発泡成形体の外に露出させて、当該発泡成形体と前記筐体の天板の間に、前記全熱交換素子の外気出口側から外気出口に至る屋外側排出経路、及び全熱交換器の内気出口側から内気出口に至る屋内側導入経路を形成した構成としても良い。また、前記発泡成形体は、前記屋内側導入経路の一部を形成する屋内側凹部と、前記屋外側排出経路の一部を形成する屋外側凹部とを備え、前記屋内側凹部に排出送風機が配置され、前記屋外側凹部に導入送風機が配置される構成としても良い。
また、前記発泡成型体は、前記全熱交換素子に対して左右に対称に配置されている構成としても良い。また、前記発泡成形体は、前記全熱交換素子を前記筐体の幅方向に抜き差し可能に支持するレール部材を備える構成としても良い。また、前記排出経路には、前記全熱交換素子の外気出口側に、当該排出経路を流れる空気と冷媒との熱交換を行う熱交換器が配置されている構成としても良い。
本発明によれば、外気入口から全熱交換素子の外気入口側に至る屋外側導入経路、及び内気入口から全熱交換素子の内気入口側に至る屋内側排出経路が発泡成形体で形成されているため、板金に断熱材を巻く作業や板金を折り曲げて風路を形成する作業が不要となり、外気及び内気を全熱交換素子に案内する風路を簡単に形成することができるとともに、外気処理空気調和機の軽量化を図ることができる。
本実施形態にかかる外気処理空気調和機の内部構造を示す斜視図である。 外気処理空気調和機の平面図である。 外気処理空気調和機の側断面図である。 外気処理空気調和機から全熱交換素子を引き出した状態を示す分解斜視図である。 風路形成体の分解斜視図である。 風路形成体を筐体に収容した際の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる外気処理空気調和機の内部構造を示す斜視図であり、図2は、外気処理空気調和機の平面図であり、図3は、外気処理空気調和機の側断面図である。この図1及び図2では筐体の上面パネルを省略している。
外気処理空気調和機(外調機)10は、図1に示すように、略直方体形状の筐体11を備え、この筐体11の長手方向に対向する一対の側面パネル11a、11bのうち、屋内側の側面パネル11aには、図2に示すように、屋内側吸込口(内気入口)12と屋内側吹出口(内気出口)13とが形成され、屋外側の側面パネル11bには屋外側吸込口(外気入口)14と屋外側吹出口(外気出口)15とが形成されている。これら各吸込口及び各吹出口には、それぞれダクト(不図示)が接続され、これらダクトを介して屋内もしくは屋外の空間に連通している。また、外気処理空気調和機10は、筐体11の4隅に固着された吊金具16を備え、これら吊金具16は、ビル等の建築物の躯体から垂下された吊りボルト(不図示)に止着され、筐体11が上記躯体と天井板との間の天井裏空間に吊り下げられるように構成される。
また、天井板には、図1に示すように、外気処理空気調和機10を保守、点検するための2つの点検口20、20が形成され、本実施形態では、これら点検口20、20は、外気処理空気調和機10の筐体11の長手方向に延びる一対の側面パネル11c、11dのうち、一方の側面パネル11cに沿って並設されている。この側面パネル11cには、外気処理空気調和機10の動作を制御する電装部品が収容された電装箱21が配置されている。
外気処理空気調和機10は、筐体11内に外気調温用の全熱交換ユニット30と、この全熱交換ユニット30に接続される空調ユニット60とを備えて構成されている。具体的には、筐体11内は、上記した側面パネル11a、11bと略平行に設けられた仕切壁17により屋外側と屋内側とに区分けされ、屋外側の空間に全熱交換ユニット30が収容されている。屋内側の空間は、屋内側吸込口12と屋内側吹出口13との間に設けられた仕切壁18により、さらに区分けされ、屋内側吹出口13に連通する空間には空調ユニット60が収容されている。この空調ユニット60は、仕切壁17に設けられた給気開口17aを通じて全熱交換ユニット30と連なっている。
屋内側吸込口12に連通する空間では、図2に示すように、仕切壁17に、後述する排出経路34、バイパス経路39にそれぞれ連なる排気開口17b、バイパス開口17cが設けられるとともに、これら排気開口17b、バイパス開口17cの一方を閉塞して、屋内側吸込口12から吸い込まれた内気RAを排出経路34もしくはバイパス経路39に切換えて流すためのダンパユニット(ダンパ機構)80が配置されている。このダンパユニット80は、略L字形状に折り曲げられ、排気開口17b、バイパス開口17cの一方を開放し、他方を閉塞するダンパ板81と、このダンパ板81を回動させるダンパモータ82とを備える。
全熱交換ユニット30は、図2に示すように、内気RAと外気OAとの顕熱の熱交換を行う全熱交換素子31と、この全熱交換素子31の屋外側に設けられた排気ファン(排出送風機)32と、当該全熱交換素子31の屋内側に設けられた給気ファン(導入送風機)33と、筐体11と協働して、内気RAを屋外に全熱交換素子31を経て排出する排出経路34及び外気OAを屋内に全熱交換素子31を経て導入する導入経路35を形成する風路形成体(発泡成型体)36とを備える。この風路形成体36は、発泡樹脂製の複数の部材を組み合わせて形成されており、平面視で全熱交換素子31に対して左右対称となるように筐体11内に配置されている。
また、本構成では、全熱交換ユニット30には、筐体11及び風路形成体36との協働により、内気RAを屋外に全熱交換素子31をバイパスして排出するバイパス経路39が形成されている。
全熱交換素子31は、図3に示すように、略正四角柱状に形成されており、空気の吸込口又は吹出口となる4つの側面31a〜31dが筐体11の上面パネル(天板)11e及び底面パネル11fに対して傾斜した姿勢で、筐体11の幅方向に延びて配置されている。具体的には、筐体11の上面パネル11e、底面パネル11f及び風路形成体36の全熱交換素子31に対向する面には、それぞれ筐体11の幅方向に延びる断面コ字形状のレール部材37A〜37Dが設けられ、これらレール部材37A〜37Dによって、全熱交換素子31の各側辺部が支持されている。これによれば、筐体11内は、全熱交換素子31の4つの側面31a〜31dにそれぞれ連なる4つの空間38a、38b、38c、38dに区分けされる。
風路形成体36、筐体11の底面パネル11f及び全熱交換素子31で形成された2つの空間38a、38bのうち、全熱交換素子31の屋外側下方に位置する側面31aに連なる空間38aは、風路形成体36を介して屋外側吸込口14に連通している。このため、この空間38aが外気吸込経路(屋外側導入経路)となり、全熱交換素子31の側面31aが吸込口(外気入口側の側面)となる。
また、全熱交換素子31の屋内側下方に位置する側面31bに連通する空間38bは、排気開口17b及びダンパユニット80(図1)を介して屋内側吸込口12に連通している。このため、この空間38bが内気吸込経路(屋内側排出経路)となり、全熱交換素子31の側面31bが吸込口(内気入口側の側面)となる。
一方、全熱交換素子31の上側の側面31c、31dは、風路形成体36の外側に露出しており、風路形成体36、筐体11の上面パネル11e及び全熱交換素子31で形成された2つの空間38c、38dのうち、全熱交換素子31の屋外側上方に位置する側面31cに連なる空間38cは、排気ファン32を介して屋外側吹出口15に連通している。このため、この空間38cが排気通路(屋外側排出経路)となり、全熱交換素子31の側面31cが吹出口(外気出口側の側面)となる。
また、全熱交換素子31の屋内側上方に位置する側面31dに連なる空間38dは、給気ファン33及び空調ユニット60を介して屋内側吹出口13に連通している。このため、この空間38dが給気通路(屋内側導入経路)となり、全熱交換素子31の側面31dが吹出口(内気出口側側面)となる。
全熱交換素子31は、蛇行状に折り曲げた折り曲げ紙に平板状紙をのせ、その上に、上記折曲げ紙とはその折り曲げ方向を変えた折り曲げ紙を重ねるようにして、これら折曲げ紙と平板状紙とを順次積層させて構成されている。このため、全熱交換素子31の4つの側面31a〜31dにおいては、相対向する側面どうしが連通するようになっている。すなわち、側面31aと側面31c及び側面31bと側面31dは共に連通している。従って、本実施形態では、屋外側吸込口14と屋内側吹出口13との間は、外気吸込経路38aと給気通路38dとが全熱交換素子31を介して連通して導入経路35を形成する一方、屋内側吸込口12と屋外側吹出口15との間は内気吸込通路38bと排気通路38cとが全熱交換素子31を介して連通して排出経路34を形成している。
風路形成体36は、図1に示すように、全熱交換素子31の屋内側に形成され、この全熱交換素子31から仕切壁17の給気開口17aに向けて下方に窪んだ屋内側凹部36Aと、全熱交換素子31の屋外側に形成され、この全熱交換素子31から側面パネル11bの屋外側吹出口15に向けて下方に窪んだ屋外側凹部36Bとを備え、屋内側凹部36Aには給気ファン33が配置され、屋外側凹部36Bには排気ファン32が配置されている。
排気ファン32及び給気ファン33は、ともにシロッコファンであり、排気ファン32は、屋外側凹部36Bにて筐体11の側面パネル11bの屋外側吹出口15に対応する位置に取り付けられている。また、給気ファン33は、屋内側凹部36Aにて仕切壁17に形成された給気開口17aに対応する位置に取り付けられている。また、排気ファン32及び給気ファン33は、それぞれ回転羽根を駆動するためのファンモータ32A、33Aを備え、本構成では、これらファンモータ32A、33Aは、図1に示すように、天井板に設けられた2つの点検口20、20側に位置する筐体11の一方の側面パネル11cに向けて設けられている。
次に、空調ユニット60について説明する。
空調ユニット60は、導入経路35を通じて屋内に供給される外気を冷房または暖房するものであり、図3に示すように、室内熱交換器61と、加湿器62と、これら室内熱交換器61及び加湿器62から流下するドレン水を受けるドレンパン63とを備える。室内熱交換器61は、膨張弁64(図2)を介して、圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた空気調和装置の室外ユニット(不図示)に接続されており、冷房運転時には、蒸発器として機能して外気を冷却して屋内に供給し、暖房運転時には凝縮器として機能して外気を加温して屋内に供給する。
また、空調ユニット60は、室内熱交換器61の一端に膨張弁64を介して接続された液冷媒配管接続口65と、室内熱交換器61の他端に接続されたガス冷媒配管接続口66とを備え、これら液冷媒配管接続口65及びガス冷媒配管接続口66は、図1に示すように、上記点検口20、20側に位置する筐体11の側面パネル11cを貫通している。
加湿器62は、室内熱交換器61の外気の流れの下流側に設けられ、保水性の高い加湿エレメント(不図示)に水を吸収させるとともに、この加湿エレメントに外気を通過させることにより、この外気を加湿する。
この加湿器62には、給水接続口67を有する加湿器制御箱68が設けられ、この加湿器制御箱68内には、給水接続口67から供給された水の圧力を所定の圧力まで減じる減圧弁と、この減圧された水を加湿エレメントに供給するために開閉する電磁弁と、この電磁弁の動作を制御する制御基板とが設けられている。本実施形態では、加湿器制御箱68は、図1に示すように、上記点検口20、20側に位置する筐体11の側面パネル11cに設けられている。
また、この側面パネル11cには、当該側面パネル11cの下方位置に、上記したドレンパン63で受けたドレン水を外部に排出するためのドレン管接続口69が設けられている。このドレン管接続口69は、ドレンパン63からドレン水を自然排水する際にドレン管が接続されるものである。なお、符号70もドレン管接続口であり、このドレン管接続口70は、ドレンパン63からドレンポンプを利用して排水する場合に使用される。このドレン管接続口70が使用される場合には、自然排水用のドレン管接続口69は封止される。
本実施形態では、筐体11の側面パネル11cには、図1に示すように、全熱交換素子31に対応する位置に着脱自在なメンテナンスパネル22が設けられている。また、上述のように、全熱交換素子31は、筐体11内に配置された4つのレール部材37A〜37Dにより、当該全熱交換素子31の側辺部が支持されている。このため、図4に示すように、メンテナンスパネル22を外すことにより、点検口20から全熱交換素子31を筐体11の幅方向(図4中X方向)に簡単に抜き差しすることができ、この全熱交換素子31の交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。さらに、本実施形態では、全熱交換素子31は、2つに分割して収容されているため、点検口20からの作業であっても、全熱交換素子31を簡単に筐体11から抜き差しすることができる。
また、本実施形態では、筐体11の側面パネル11cに上記メンテナンスパネル22を設けたほかに、この側面パネル11cに向けて給気ファン33及び排気ファン32の各ファンモータ33A、32Aを配置し、さらに、冷媒配管やドレン配管の接続口、加湿器の給水管の接続口及び電装箱21を当該側面パネル11cに設けたため、これら各部位に点検口20から簡単にアクセスすることができ、天井裏空間に入り込まなくても当該部位のメンテナンスを容易に行うことができる。
上記した外気処理空気調和機10では、ダンパユニット80のダンパ板81を排気開口17bを開放し、バイパス開口17cを閉塞した状態とし、排気ファン32を駆動することによって、内気RAは屋内側吸込口12から筐体11内に吸い込まれた後、排出経路34を通って屋外側吹出口15から排気EAとして屋外に排出される。一方、給気ファン33を駆動することによって、外気OAは屋外側吸込口14から筐体11内に吸い込まれた後、導入経路35を通って全熱交換素子31に至り、この全熱交換素子31にて内気RAと熱交換をする。そして、この熱交換した外気OAは、空調ユニット60に至り、この空調ユニット60の室内熱交換器61にて冷却または加熱され、さらに必要に応じて加湿器62にて加湿された後に、屋内側吹出口13から給気SAとして屋内に供給される。
また、暖房運転時に外気温度よりも室温が低い場合、もしくは、冷房運転時に外気温度よりも室温が高い場合には、ダンパユニット80のダンパ板81を排気開口17bを閉塞し、バイパス開口17cを開放した状態とすることにより、内気RAは屋内側吸込口12から筐体11内に吸い込まれた後、全熱交換素子31と通過しないバイパス経路39を通って屋外側吹出口15から排気EAとして屋外に排出される。このため、空調ユニット60の冷暖房負荷を軽減することができ、省資源、省エネルギー化を図ることができる。
次に、風路形成体36について説明する。
図5は、風路形成体36の分解斜視図であり、図6は、風路形成体36を筐体11に収容した際の斜視図である。
風路形成体36は、発泡樹脂材料で形成された複数(本実施形態では5つ)の部材を組み合わせて形成されている。具体的には、全熱交換素子31の屋外側に配置された屋外側下部材101、この屋外側下部材101の上部に配置される屋外側上部材102、全熱交換素子31の屋内側に配置された屋内側下部材103、この屋内側下部材103の上部に配置される屋内側上部材104、全熱交換素子31の側方に位置して屋外側下部材101と屋内側下部材103とを連結するとともに、上記したバイパス経路39の一部を形成する連結部材105を備え、これら各部材を組み合わせて形成されている。このため、従来のものに比べて、部品点数が大幅に削減され、組み立て工数が削減され、製造コストが大幅に低減される。また、風路形成体36が、図2に示すように、外気吸込経路38a、内気吸込経路38b、排気通路38c及び給気通路38dを形成すると共に、断熱材として機能するため、従来のように板金に各種断熱材を貼り合わせるものにくらべて、軽量化を実現するとともに、手間がかからず、組み立て容易な外気処理空気調和機10が提供される。
屋外側下部材101は、図5に示すように、屋外側上部材102と組み合わされて屋外側吸込口14に連なる給気開口101aと、この給気開口101aに連なり、屋外側吸込口14から吸い込まれた空気を全熱交換素子31の全幅に導く導風開口101bとが形成されている。本構成では、給気開口101aは、屋外側下部材101の一方の側縁側(筐体11の側面パネル11d側)に設けられ、他方の側縁側には、上記した屋外側凹部36Bが設けられており、この屋外側凹部36Bに排気ファン32が配置されている。このため、屋外側凹部36Bを排気通路38cとして用いることができるとともに、排気ファン32を筐体11内にコンパクトに収納することができ、外気処理空気調和機10の小型化を図ることができる。
屋内側下部材103は、屋外側下部材101と略対称な形状を有し、屋内側上部材104と組み合わされて屋内側吸込口12に連なる開口103aと導風開口103bとが形成されている。一方、屋内側下部材103及び屋内側上部材104には、上記開口103aを排気開口103cとバイパス開口103dの左右に分ける仕切壁103e、104Aが設けられ、屋内側下部材103及び屋内側上部材104と筐体11の側面パネル11dとの間にバイパス経路39が形成される。
このバイパス経路39は、図6に示すように、連結部材105、屋外側下部材101及び屋外側上部材102と筐体11の側面パネル11dとの間を通過し、屋外側上部材102に設けられた連通開口102aを通じて、屋外側下部材101の上面側に至り、この屋外側下部材101の屋外側凹部36Bにて排出経路34と合流する。
このように、本構成では、風路形成体36は、各部材101〜105を組み合わせて形成されているため、排出経路34の他に全熱交換素子31をバイパスするバイパス経路39を簡単に形成することができる。
また、本構成では、風路形成体36は、全熱交換素子31に対して左右対称に配置され、内気を吸込む排気開口103cと、外気を吸込む給気開口101aとが対向する位置に形成される。このため、風路形成体36を介して全熱交換素子31に送風される外気OAと、風路形成体36を介して全熱交換素子31に送風される内気RAとの風量分布を略一致させることができる。従って、例えば、内気RAの風量が多い部分では外気OAの風量も多くなり、内気RAの風量が少ない部分では外気OAの風量も少なくなるため、全熱交換素子31での熱交換効率が向上する。
以上、本実施形態によれば、筐体11内に、外気OAと内気RAを熱交換する全熱交換素子31と、外気OAを屋内に全熱交換素子31を経て導入する導入経路35と、内気RAを屋外に全熱交換素子31を経て排出する排出経路34とを備え、屋外側吸込口14から全熱交換素子31の外気入口側の側面31aに至る外気吸込経路38a、及び屋内側吸込口12から全熱交換素子31の内気入口側の側面31bに至る内気吸込経路38bが風路形成体36で形成されているため、従来のものに比べて、部品点数が大幅に削減され、組み立て工数が削減され、製造コストが大幅に低減される。また、風路形成体36が、外気吸込経路38a、内気吸込経路38b、排気通路38c及び給気通路38dを形成すると共に、断熱材として機能するため、従来のように板金に各種断熱材を貼り合わせるものにくらべて、軽量化を実現するとともに、手間がかからず、組み立て容易な外気処理空気調和機10が提供される。
また、本実施形態によれば、全熱交換素子31の外気出口側の側面31c、及び内気出口側の側面31dを、風路形成体36の外側に露出させて、当該風路形成体36と筐体11の上面パネル11eの間に、全熱交換素子31の外気出口側の側面31cから屋外側吹出口15に至る排気通路38c及び全熱交換素子31の内気出口側の側面31dから屋内側吹出口13に至る給気通路38dを形成したため、これら排気通路38c及び給気通路38dを、風路形成体36と筐体の上面パネル11eとの間の空間を利用して簡単に形成することができる。
また、本実施形態によれば、風路形成体36は、給気通路38dの一部を形成する屋内側凹部36Aと、排気通路38cの一部を形成する屋外側凹部36Bとを備え、屋内側凹部36Aに給気ファン33が配置され、屋外側凹部36Bに排気ファン32が配置されるため、給気ファン33及び排気ファン32を筐体11内にコンパクトに収納することができ、外気処理空気調和機10の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、風路形成体36は、全熱交換素子31に対して左右に対称に配置されているため、風路形成体36を介して全熱交換素子31に送風される外気OAと、風路形成体36を介して全熱交換素子31に送風される内気RAとの風量分布を略一致させることができる。従って、例えば、内気RAの風量が多い部分では外気OAの風量も多くなり、内気RAの風量が少ない部分では外気OAの風量も少なくなるため、全熱交換素子31での熱交換効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、風路形成体36は、全熱交換素子31を筐体11の幅方向に抜き差し可能に支持するレール部材37C、37Dを備えるため、このレール部材37C、37Dに沿って全熱交換素子31を着脱することにより、この全熱交換素子31の交換を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、導入経路35には、全熱交換素子31の外気出口側に、当該導入経路35を流れる空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器61が配置されているため、全熱交換素子31で熱交換した外気を、さらに室内熱交換器61にて冷却もしくは加熱して屋内に供給することができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、全熱交換素子31を2つに分割して筐体11内に収容していたが、これに限るものではない。また、筐体11の幅に対して全熱交換素子31の幅(能力)が小さくてよい場合には、全熱交換素子31の側方に、発泡樹脂で四角柱状に形成したスペーサーを配置しても良い。
10 外気処理空気調和機
11 筐体
11c 側面パネル
11e 上面パネル(天板)
12 屋内側吸込口(内気入口)
13 屋内側吹出口(内気出口)
14 屋外側吸込口(外気入口)
15 屋外側吹出口(外気出口)
30 全熱交換ユニット
31 全熱交換素子
32 排気ファン(排出送風機)
33 給気ファン(導入送風機)
34 排出経路
35 導入経路
36 風路形成体(発泡成形体)
36A 屋内側凹部
36B 屋外側凹部
37A〜37D レール部材
38a 外気吸込経路(屋外側導入経路)
38b 内気吸込経路(屋内側排出経路)
38c 排気通路(屋外側排出経路)
38d 給気通路(屋内側導入経路)
39 バイパス経路
60 空調ユニット
61 室内熱交換器(熱交換器)
101 屋外側下部材
101a 給気開口
101b 導風開口
102 屋外側上部材
102a 連通開口
103 屋内側下部材
103a 開口
103b 導風開口
103c 排気開口
103d バイパス開口
103e 仕切壁
104 屋内側上部材
105 連結部材
EA 排気
OA 外気
RA 内気
SA 給気

Claims (6)

  1. 筐体内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子と、外気を屋内に前記全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に前記全熱交換素子を経て排出する排出経路とを備え、
    外気入口から前記全熱交換素子の外気入口側に至る屋外側導入経路、及び内気入口から前記全熱交換素子の内気入口側に至る屋内側排出経路が、発泡成形体で形成されている、
    ことを特徴とする外気処理空気調和機。
  2. 前記全熱交換素子の外気出口側、及び内気出口側を、前記発泡成形体の外に露出させて、当該発泡成形体と前記筐体の天板の間に、前記全熱交換素子の外気出口側から外気出口に至る屋外側排出経路、及び全熱交換器の内気出口側から内気出口に至る屋内側導入経路を形成した、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外気処理空気調和機。
  3. 前記発泡成形体は、前記屋内側導入経路の一部を形成する屋内側凹部と、前記屋外側排出経路の一部を形成する屋外側凹部とを備え、前記屋内側凹部に排出送風機が配置され、前記屋外側凹部に導入送風機が配置されることを特徴とする請求項2に記載の外気処理空気調和機。
  4. 前記発泡成型体は、前記全熱交換素子に対して左右に対称に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
  5. 前記発泡成形体は、前記全熱交換素子を前記筐体の幅方向に抜き差し可能に支持するレール部材を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
  6. 前記導入経路には、前記全熱交換素子の外気出口側に、当該導入経路を流れる空気と冷媒との熱交換を行う熱交換器が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
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