JP4646611B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機本体と、この空気調和機本体に一体化された全熱交換器本体とを備えた空気調和装置に関する。
一般に、空気調和機本体と全熱交換素子を有する全熱交換器本体とを一体にした室内ユニットを備えた空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1)。この種の空気調和装置では、全熱交換素子において内気と外気との間で熱交換させ、この全熱交換素子で熱交換した外気を室内に導入すると共に、全熱交換素子で熱交換した内気を室外に排出するものである。
実公平3−3871号公報
ところで、上述の空気調和装置では、排出する内気を全熱交換素子を通過させるものであるが、排出する内気の熱(または冷熱)を、全熱交換素子で完全に回収することはできず、熱(または冷熱)の一部が室外に排出されてしまうこととなる。
このように、熱(または冷熱)の一部が室外に排出されてしまうので、空調負荷が増大し、空気調和機本体にて空調運転させた場合に消費電力が増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、全熱交換素子にて回収しきれずに室外に排出される熱をより効果的に回収し、消費電力の増大を抑制することができる空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、天井に吊り下げられる空気調和機本体と全熱交換素子を有する全熱交換器本体とが一体にユニット化された室内ユニットを備えると共に、室外熱交換器を有する室外ユニットを備え、前記全熱交換器本体は、前記全熱交換素子を介して室内に外気を導入するための給気ファンと、前記全熱交換素子を介して室外に内気を排出するための排気ファンとを備え、前記各本体の吹出し口が夫々独立し、前記全熱交換器本体の吹出し口を前記空気調和機本体の吹出し口の上方に近接配置し、前記給気ファンにより給気ダクトを通じて前記全熱交換素子を通過した外気を全熱交換器本体の吹出し口から吹き出し、この吹き出された外気と、前記空気調和機本体の吹出し口から吹出される空気とが、各吹出し口の出口でミキシング自在に構成されると共に、前記排気ファンにより前記全熱交換素子を通過した内気を排気ダクトを通じて、前記室外ユニットの室外熱交換器の空気流入側に排出するように構成したことを特徴とするものである。
また、前記空気調和装置において、前記室外ユニットの筐体には、前記室外熱交換器に空気を導入するための空気導入口が形成されており、前記排気ダクトの排気口を、前記筐体の空気導入口に近接させたことを特徴とするものである。
また、前記空気調和装置において、前記給気ダクトの給気口が、前記排気ダクトの排気口と離隔して設けられていることを特徴とするものである。
本発明では、排出される室内の熱を、室外ユニットの室外熱交換器にて熱回収させることで、空調運転時の消費電力の増大を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。
図1において、100は空気調和装置を示している。この空気調和装置100は、圧縮機1を備え、この圧縮機1には四方弁2を介して室外熱交換器3が接続されている。この室外熱交換器3には2つのメカ弁4、5を介して室内熱交換器6が接続され、この室内熱交換器6には上記四方弁2を介してアキュームレータ7が接続され、このアキュームレータ7は圧縮機1に接続されている。室外熱交換器3には、室外ファン3Aが隣接して配置され、室内熱交換器6には、室内ファン6Aが隣接して配置されている。
この空気調和装置100は、被調和室に設置される室内ユニット10Aと、屋外等に設置される室外ユニット10Bとを備えている。室内ユニット10Aは、室外ユニット10Bに冷媒配管で接続され、空調運転を行う空気調和機本体100Aと、換気運転を行う全熱交換器本体200Aとを備えている。つまり、室内ユニット10Aの空気調和機本体100Aは、上記室内熱交換器6、室内ファン6A及びメカ弁5を備え、室外ユニット10Bは、上記圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、室外ファン3A、メカ弁4及びアキュームレータ7を備えている。
この空気調和装置100において、実線の矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示す。圧縮機1から吐出された冷媒は、四方弁2を経て室外熱交換器3に至り、室外ファン3Aからの送風を受けてここで凝縮する。そして、冷媒は、メカ弁4、5を経て室内熱交換器6に至り、ここで、室内ファン6Aからの送風を受けて蒸発して、四方弁2、アキュームレータ7を経て圧縮機1に戻る。上述した室内ファン6Aによる送風により被調和室が冷房される。
破線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示す。この場合において、圧縮機1から吐出された冷媒は、四方弁2を経て室内熱交換器6に至り、ここで、室内ファン6Aからの送風を受けて凝縮した後、メカ弁5、4を経て室外熱交換器3に至る。ここで、室外ファン3Aからの送風を受けて蒸発し、四方弁2、アキュームレータ7を経て圧縮機1に戻る。上述した室内ファン6Aによる送風により被調和室が暖房される。
全熱交換器本体200Aは、全熱交換素子11を備えている。この全熱交換素子11は、蛇行状に折り曲げた折り曲げ紙に平板状紙をのせ、その上に、上記折曲げ紙とはその折り曲げ方向を変えた折り曲げ紙を重ねるようにして、これら折曲げ紙と平板状紙とを順次積層させて構成されている。
この全熱交換素子11には、当該全熱交換素子11の内気入口11Aに被調和室からの排気(内気)RAが供給されると共に、当該全熱交換素子11の外気入口11Cに外気OAが供給される。そして、この全熱交換素子11を通過する外気と、全熱交換素子11を通過する内気との間で熱交換した後、全熱交換素子11の内気出口11Bから内気EAを被調和室の外に排気し、全熱交換素子11の外気出口11Dから外気SAを被調和室に供給する機能を備える。
ここで、外気OAが、給気ダクト12、給気ファン13を経た後、外気フィルタ14を介して全熱交換素子11に至り、この全熱交換素子11にて熱交換後の外気SAが、給気風路15、加湿器16、吹出しフラップ17、吹出しルーバ18を経て被調和室に吹出される。この加湿器16には加湿タンク500が接続され、このタンク500に直接給水しておけば、この加湿器16に加湿水が順次供給される。
また、被調和室からの内気RAが、吸込みグリル21を経て全熱交換素子11に至り、この全熱交換素子11にて熱交換後の内気EAが、第1のダンパ(ダンパ)22、排気ファン23、排気ダクト24を介して室外に排気される。
第1のダンパ22は排気風路20における全熱交換素子11の内気出口11Bを遮断自在である。また、バイパス換気風路25には、当該バイパス換気風路25を遮断自在とする第2のダンパ26が設けられている。第1のダンパ22が排気風路20における全熱交換素子11の内気出口11Bを遮断した場合、吸込みグリル21を経た内気は、全熱交換素子11をバイパスし、バイパス換気風路25を介して排気ファン23に至り、排気ダクト24を介して室外に排気される。
全熱交換器本体200Aの換気運転時は、給気ファン13と共に排気ファン23が動作され、被調和室への給気と被調和室の排気が行われる。これら給気ファン13の送風量と、排気ファン23の送風量とが等しく設定されている。つまり、全熱交換器本体200Aの換気運転時に給気ファン13及び排気ファン23が共に運転されるので、被調和室が負圧になることはない。
符号400は、空気調和装置100の運転制御を行うリモートコントローラ(リモコン)を示し、このリモコン400は、空気調和機本体100Aの制御部401と、全熱交換器本体200Aの制御部402とを1つのケースに収めて構成される。
このリモコン400は、不図示のボタンスイッチ等の操作子を備え、この操作子の操作に応じて、空気調和機本体100Aの運転(冷暖房運転等の空調運転)或いは停止や全熱交換器本体200Aの運転(換気運転)或いは停止等の制御を行う。ここで、制御部401は室内ファン6Aやメカ弁5などの制御を行い、制御部402は排気ファン23、給気ファン13、第1のダンパ22、第2のダンパ26などの制御を行うものである。つまり、本実施形態では、空気調和機本体100Aと全熱交換器本体200Aとを独立して運転させることができるものである。このように、1つのリモコン400に2つの制御部401,402をパッケージングしたことにより、リモコン内のマイコンを共通化でき、また、これによってリモコン代が安価となり、リモコンの操作性が向上する。
図2は、空気調和装置100の室内ユニット10Aを下から見た斜視図である。この図2に示すように、空気調和装置100の室内ユニット10Aは、天井に吊り下げられる空気調和機本体100Aと、この空気調和機本体100Aの後部に連結されて一体化された外気調温用の全熱交換器本体200Aとを備えて構成されている。この全熱交換器本体200Aの背面には、給気ダクト接続口41および排気ダクト接続口43が形成されており、これらの給気ダクト接続口41および排気ダクト接続口43に、給気ダクト12の一端12Aおよび排気ダクト24の一端24Aがそれぞれ接続される。
図3は、全熱交換器本体200Aの上面パネルを外した状態における室内ユニット10Aを上から見た平面図である。
全熱交換器本体200Aの内部には、図3に示すように、上述した全熱交換素子11が配置され、この全熱交換素子11の後方には、給気ファン13と排気ファン23とが並べて配置されている。これら給気ファン13と排気ファン23との間には、仕切り板51が設けられており、外気と内気とが混在するのを防止している。
上記構成では、各本体100A,200Aの吹出し口32,34が夫々独立して形成されている。そして、各吹出し口32,34は、近接配置され、空気調和機本体100Aの吹出し口32から吹出される空気と、全熱交換器本体200Aの吹出し口34から吹出される空気とを、各吹出し口32,34の出口でミキシング自在に構成されている。このように、各吹出し口32,34は夫々独立し、室内ユニット10A内では、全熱交換器本体200Aの空気が、空気調和機本体100A内に進入することがない。
図4は、空気調和装置100の断面図である。空気調和機本体100Aの内部には、図4に示すように、室内熱交換器6、室内ファン6A、ドレンパン6B、及び電装箱19等が配置され、その吸込みグリル9にはフィルタ9Aが配置されている。この空気調和機本体100Aが運転されると、吸込みグリル9を介して内気が吸い込まれ、この内気は、室内ファン6Aを経て室内熱交換器6に至り、ここで冷媒と熱交換した後に、吹出し口32を介して被調和室に吹出される。給気ダクト12及び排気ダクト24は、全熱交換器本体200Aの背面から建物の壁部150を貫通して屋外に延出している。
全熱交換器本体200Aの内部には、上述した全熱交換素子11、給気ファン13及び排気ファン23等が配置され、その吸込みグリル21にはフィルタ21Aが配置されている。この全熱交換器本体200Aが運転されると、吸込みグリル21を介して内気RAが吸い込まれ、この内気RAは、全熱交換素子11に至り、ここで、外気と熱交換した後に、排気ファン23を介して室外に排気される。一方、外気OAは、給気ファン13を介して、全熱交換素子11に至り、ここで、内気と熱交換した後に、給気風路15、加湿器16(図1)、吹出しフラップ17(図1)、吹出しルーバ18等を経て、吹出し口34から被調和室に吹出される。
この空気調和機本体100Aの高さH1は、図4に示すように、全熱交換器本体200Aの高さH2よりも低く形成され、この低くなった空気調和機本体100Aの上部には、全熱交換器本体200Aの給気風路15が配置されている。そして、この給気風路15を含んだ全熱交換器本体200Aの全高が、空気調和機本体100Aの高さH1とほぼ等しくなるように形成されている。
上記給気風路15の先端部には、当該給気風路15の幅とほぼ同一幅の吹出し口34を備え、この吹出し口34の全幅は、図3に示すように、空気調和機本体100Aの吹出し口32の全幅と等しくなるように形成されている。また、全熱交換器本体200Aの吹出し口34には、図4に示すように、当該吹出し口34から吹出される空気を、空気調和機本体100Aの吹出し口32側に案内する案内羽根35が配置されている。この案内羽根35の取り付け角度を適宜調整すれば、各吹出し口32,34の出口でのミキシング効果を高めることができる。
上記構成では、空気調和機本体100Aと全熱交換器本体200Aをユニット化したため、各本体を別々に吊り下げる場合に比べ、据付時の吊り工程が一回で済むため、据付作業に要する労力を軽減することができる。また、天吊り全熱交換器本体200Aの電源を天吊り空気調和機本体100Aと出荷の時点で共通とすることで、据付時の電気工事が一回で済むため、工事に要する労力を軽減でき、工事費を格安に抑えることができる。更に、従来のビルトインタイプに比べた場合、余分な屋根裏工事が不要になる。天吊り空気調和機本体100Aの吹出し口32と天吊り全熱交換器本体200Aの吹出し口34を、接近させた状態としたことで、吹出した後、即時に気流がミキシングされるので、被調和室の温度ムラを少なくすることができると共に、空気質(供給外気と既存室内気)のムラを少なくすることができる。空気調和機本体100Aと全熱交換器本体200Aを一体とすることで、例えば、上述したようにリモコン400を1つにすることができ、操作性を向上させることができると共に、リモコンの費用を低減することができる。
さて、給気ダクト12は、天吊り全熱交換器本体200Aの背面に略水平に形成され、排気ダクト24は、天吊り全熱交換器本体200Aの背面から天吊り全熱交換器本体200Aよりも下方に位置する室外ユニット10Bに向けて下方に延出して形成されている。室外ユニット10Bの筐体61は、図5に示すように、底板61Aと、底板61Aの前側に設けられる前面板61Bと、前面板61Bに一体に連なる天板61Cと、底板61Aの後側に設けられる背面板61Dと、底板61Aの両側に設けられる側板61E、61Fとを備えて構成され、この室外ユニット10Bの筐体61内は、底板61Aに立設された仕切り板62により、熱交換室Aと機械室Bとに仕切られている。
熱交換室Aには、空気流入側が背面板61D及び側板61Eに対向する略L字形状の室外熱交換器3が配置されると共に、この室外熱交換器3の空気流出側に室外ファン3Aが配置されている。機械室Bには、圧縮機1、四方弁2(図1)、メカ弁4(図1)及びアキュームレータ7が配置される。
背面板61D及び側板61Eにおいて室外熱交換器3の空気流入側に対向する部分には、図5及び図6に示すように、室外熱交換器3に空気を流入させるための複数の空気導入口63が形成されている。また、図5に示すように、前面板61Bには、空気吹出口64が形成されている。
本実施形態では、排気ダクト24の他端である排気口24Bには、図6に示すように、フランジ65が形成され、排気ダクト24の排気口24Bが背面板61Dに形成された複数の空気導入口63の一部を覆うように、フランジ65が背面板61Dにねじ66で固定されている。つまり、排気ダクト24の排気口24Bを室外ユニット10Bの背面板61Dの空気導入口63に近接させたこととなる。
次に、全熱交換器本体200Aの運転停止中に空気調和機本体100A及び室外ユニット10Bを運転した場合について説明する。
空気調和機本体100A及び室外ユニット10Bを運転した場合、室外ユニット10Bの室外ファン3Aが動作し、筐体61内の空気が前面板61Bの空気吹出口64を介して吹き出され、筐体61内が負圧状態となる。この場合、複数の空気導入口63のうち、排気ダクト24により覆われていない空気導入口63を介して筐体61内の熱交換室Aに空気が導入され、この空気が室外熱交換器3を通過することとなる。この室外熱交換器3を通過した空気は、室外ファン3Aにより空気吹出口64を介して筐体61外に吹き出される。つまり、全熱交換器本体200Aの運転停止中に排気ダクト24により空気の流通が妨げられることはない。
次に、全熱交換器本体200Aにより換気運転を行い、空気調和機本体100Aにより冷房運転を行う場合について説明する。ここで、外気OAの温度が35℃であり、内気RAの温度が27℃である場合を例に説明する。
全熱交換器本体200Aの換気運転により、全熱交換素子11において、外気OAと内気RAとの間で熱交換し、被空調室には、外気OAの温度(35℃)よりも低い温度(29℃)の外気SAが供給される。
また、全熱交換素子11において、外気OAと内気RAとの間で熱交換し、排気ダクト24には、外気OAの温度(35℃)よりも低い温度(33℃)の内気EAが排出される。つまり、全熱交換素子11において、内気RAの冷熱を完全に回収することはできず、回収し切れなかった冷熱が排出されることとなる。この内気EAは、排気ダクト24を通じて排気口24Bから熱交換室Aに配置した室外熱交換器3に吹き出される。つまり、空気調和機本体100Aの冷房運転時に、外気OAの温度よりも低い温度の内気EAが室外熱交換器3に供給されるので、室外熱交換器3における冷媒の凝縮温度が低下し、冷房能力が向上する。従って、被調和室の内気を排出することによる空気調和装置100の消費電力の増大を抑制することができる。
次に、全熱交換器本体200Aにより換気運転を行い、空気調和機本体100Aにより暖房運転を行う場合について説明する。ここで、外気OAの温度が5℃であり、内気RAの温度が20℃である場合を例に説明する。
全熱交換器本体200Aの換気運転により、全熱交換素子11において、外気OAと内気RAとの間で熱交換し、被空調室には、外気OAの温度(5℃)よりも高い温度(15℃)の外気SAが供給される。
また、全熱交換素子11において、外気OAと内気RAとの間で熱交換し、排気ダクト24には、外気OAの温度(5℃)よりも高い温度(10℃)の内気EAが排出される。つまり、全熱交換素子11において、内気RAの熱を完全に回収することはできず、回収し切れなかった熱が排出されることとなる。この内気EAは、排気ダクト24を通じて排気口24Bから熱交換室Aに配置した室外熱交換器3に吹き出される。つまり、空気調和機本体100Aの暖房運転時に、外気OAの温度よりも高い温度の内気EAが室外熱交換器3に供給されるので、室外熱交換器3における冷媒の蒸発温度が上昇し、暖房能力が向上する。従って、被調和室の内気を排出することによる空気調和装置100の消費電力の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、給気ダクト12が、天吊り全熱交換器本体200Aの背面に略水平に形成され、排気ダクト24が、天吊り全熱交換器本体200Aの背面から天吊り全熱交換器本体200Aよりも下方に位置する室外ユニット10Bに向けて下方に延出して形成されているので、給気ダクト12の給気口12Bと、排気ダクト24の排気口24Bとが離隔して配置されたこととなる。従って、排気口24Bから排出される内気EAが、給気口12Bに外気OAとして吸込まれる、いわゆるエアーショートが起こるのを抑制することができる。
また、冷房運転或いは暖房運転を行っている際に、室外熱交換器3には、全熱交換素子11を介した内気EAが吹き付けられるので、内気RAの温度が変動しても、全熱交換素子11にて熱交換後の内気EAの温度は変動が少ない。従って、室外熱交換器3において、冷媒の凝縮温度或いは冷媒の蒸発温度の変動は少なく、安定して空調運転を行うことができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、室外ユニット10Bが屋外に設置される場合について説明したが、室外ユニット10Bが被空調室以外の屋内に設置される場合についても適用することができる。
本発明による空気調和装置の一実施形態を示す回路図である。 同空気調和装置を下から見た斜視図である。 同空気調和装置の平面図である。 同空気調和装置の断面図である。 室外ユニットの分解斜視図である。 室外ユニットの背面図である。
符号の説明
1 圧縮機
3 室外熱交換器
6 室内熱交換器
10A 室内ユニット
10B 室外ユニット
11 全熱交換素子
12 給気ダクト
13 給気ファン
23 排気ファン
24 排気ダクト
61 筐体
100 空気調和装置
100A 空気調和機本体
200A 全熱交換器本体

Claims (3)

  1. 天井に吊り下げられる空気調和機本体と全熱交換素子を有する全熱交換器本体とが一体にユニット化された室内ユニットを備えると共に、室外熱交換器を有する室外ユニットを備え、
    前記全熱交換器本体は、前記全熱交換素子を介して室内に外気を導入するための給気ファンと、前記全熱交換素子を介して室外に内気を排出するための排気ファンとを備え、
    前記各本体の吹出し口が夫々独立し、前記全熱交換器本体の吹出し口を前記空気調和機本体の吹出し口の上方に近接配置し、前記給気ファンにより給気ダクトを通じて前記全熱交換素子を通過した外気を全熱交換器本体の吹出し口から吹き出し、この吹き出された外気と、前記空気調和機本体の吹出し口から吹出される空気とが、各吹出し口の出口でミキシング自在に構成されると共に、前記排気ファンにより前記全熱交換素子を通過した内気を排気ダクトを通じて、前記室外ユニットの室外熱交換器の空気流入側に排出するように構成したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記室外ユニットの筐体には、前記室外熱交換器に空気を導入するための空気導入口が形成されており、前記排気ダクトの排気口を、前記筐体の空気導入口に近接させたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記給気ダクトの給気口が、前記排気ダクトの排気口と離隔して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
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