WO2013012079A1 - ワイヤハーネスとその形状保持方法 - Google Patents

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倫久 増田
秀弘 市川
高松 昌博
茂美 橋澤
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矢崎総業株式会社
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    • H02G3/0468Corrugated

Definitions

  • FIG. 1 is a schematic view showing an example when the wire harness of the present invention is routed in a hybrid vehicle.
  • FIG. 2 is an external perspective view showing a state after the wire harness is bent from a state before the wire harness is bent.
  • FIG. 3 is an external perspective view showing a state where the corrugated tube is filled with an adhesive after the wire harness is bent.
  • FIG. 4A is a longitudinal sectional view of the corrugated tube in a straight state before bending the corrugated tube
  • FIG. 4B is a longitudinal direction of the wire harness after the corrugated tube is bent.
  • FIG. 4C is a longitudinal sectional view in the length direction of the wire harness in which the valley portion of the bent portion of the corrugated tube of FIG. 4B is filled with an adhesive.
  • FIG. 4A is a longitudinal sectional view of the corrugated tube in a straight state before bending the corrugated tube
  • FIG. 4B is a longitudinal direction of the wire harness after the corrugated tube is bent.
  • FIG. 1 is a schematic view showing an example when the wire harness of the present invention is routed in a hybrid vehicle.
  • a hybrid vehicle 1 is a vehicle that mixes and drives two powers of an engine 2 and a motor unit 3.
  • the engine 2, the motor unit 3, and the inverter unit 4 are mounted in an engine room 6 where the front wheels are located.
  • the battery 5 is mounted on the rear part 7 of the vehicle having the rear wheels. Further, the battery 5 may be mounted in an automobile room existing behind the engine room 6.
  • the inverter unit 4 and the battery 5 are connected by a high-voltage wire harness 9 according to the present invention, and an intermediate portion 10 is routed along the vehicle body underfloor 11.
  • the bent portion 20 is a bent portion of the wire harness 9 and also a bent portion of the corrugated tube 16.
  • Reference numeral 21 in the bent portion 20 indicates an outer curvature forming portion on the side where the bending R is large.
  • symbol 22 has shown the inner side curvature formation part used as the side where bending R is small.
  • the corrugated tube 16 has a force to return to the state before the bending, and the corrugated tube 16 is shown in FIG. It returns to the straight original state shown, and the bent shape of the wire harness 9 is not maintained.
  • the tape 17 may be made of any material as long as it has only a function of preventing the hot melt adhesive 23 from falling off the troughs 32 and 34.
  • the color of the tape 17 may be either colorless or colored, but using a colored tape is advantageous because the following effects can be obtained.

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Abstract

 導電路の外装部材として可撓性を有する外装部材を屈曲させて使用する際に、プロテクタを用いなくても外装部材を所望の形状に保持することが可能なワイヤハーネスを提供する。 電線(18)のような良導電体からなる導電路と、導電路(18)を内部に通しかつ表面の周方向に延在する凸部と凹部が長手方向に沿って交互に形成されている外装部材としてのコルゲートチューブ(16)と、を備えたワイヤハーネス(9)において、ワイヤハーネス(9)を曲げたとき外装部材(16)に形成される屈曲部の曲げ形状を保持した状態の屈曲部における凹部に硬化性接着剤(23)を充填して硬化させる。

Description

ワイヤハーネスとその形状保持方法
 本発明は、1または複数の電線を保護するための外装部材を備えたワイヤハーネスに関するもので、特に経路保持の機能を有するワイヤハーネスと、そのためのワイヤハーネスの形状保持方法に関する。
〈特許文献1に開示されたワイヤハーネス〉
 電線を保護するための金属保護パイプにワイヤハーネスの配索経路に沿った曲げを施したワイヤハーネスは、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたワイヤハーネスは、以下に述べる3本の高圧電線と、これらの3本の高圧電線をそれぞれ1本ずつ収容して保護するため全部で3本の金属保護パイプとを備えている。
《高圧電線》
 高圧電線は、車両の前側に搭載されるモータと車両の中間又は後側に搭載されるバッテリーとを接続するもので、車両の中間又は後側のバッテリーから、車体フレームの外側となる車体床下を通って車両の前側のモータに配索される。
《金属保護パイプ》
 このように高圧電線は車体床下を通るので石跳ねや水跳ねから高圧電線を保護するため、金属保護パイプで高圧電線を覆っている。金属保護パイプは、石跳ねや水跳ねから高圧電線を保護する機能と共に、その剛性によって高圧電線の撓みを防止する機能も有している。
 さらに、金属保護パイプは金属製であることから電磁シールドの機能も有している。
《ハーネスメーカーの工場で金属保護パイプに曲げ形状を付与》
 ハーネスメーカーの工場では、真っ直ぐな状態の金属保護パイプに高圧電線を挿通し、これを車体床下におけるワイヤハーネスの配索経路に沿って金属保護パイプに曲げを施すことにより、所定の曲げ形状を形成されたワイヤハーネスが製造されている。
 上記の如く所定の曲げ形状を付与して製造されたワイヤハーネスは、ハーネスメーカーの工場から次に自動車メーカーの組み立て工場へと搬送される。
 自動車メーカーの組み立て工場では、曲げ形状を付与されたワイヤハーネスは車両の所定位置に組み付けられ、これにより配索が完了する。
日本国特開2004-224156号公報
〈特許文献1に開示されたワイヤハーネスの問題点〉
 上記の従来技術にあっては、複数本のワイヤハーネスを搬送する際に、金属保護パイプ同士が接触して、損傷や変形しないようにするため、金属保護パイプ毎に、及びワイヤハーネス毎に十分なスペースを確保する必要があるという問題点を有している。
 また、金属保護パイプを三次元的に曲げ加工していることから、立体的なスペースを確保する必要もあるという問題点を有している。
〈金属保護パイプの代りに外装部材を使用〉
 上記問題点を解消するため、可撓性を有する外装部材(例えば管体)を金属保護パイプの代替部材とすることが考えられる。
 しかしながら上記外装部材を代替部材とするには、次のような問題点が生じる。
〈外装部材の問題点〉
 1) 可撓性を有する外装部材であると、ワイヤハーネスの組み付け・配索時及び配索後において、その可撓性故に所望の形状を保持することが困難であること。
 2) この外装部材を車両の所定位置に組み付けて、その所望の形状を保持するために、プロテクタが必要になる。しかしプロテクタは配索経路に合わせて樹脂成形される部材であることから、車両毎に専用設計・専用部材になってしまい、汎用性が低く、コスト高になってしまうこと。
 3) プロテクタに関しては、開発段階で何度も試作金型を起こす場合があることから、設計費用・金型費用・設計時間が掛かってしまうこと。
 4) プロテクタを用いると外装部材への組み付け部分が大型化するため、車体床下に設けた場合、プロテクタが地面に近づいてしまうこととなり、いろいろな不具合が生じること。
〈本発明の課題〉
 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、金属保護パイプの代替部材として可撓性を有する外装部材を用いるものの、プロテクタを用いなくても外装部材を所望の形状に保持することが可能なワイヤハーネスを提供することを課題とするものである。
 上述した課題を解決するために、本発明に係るワイヤハーネス(1)~(4)は次のことを特徴としている。
 (1)導電路と、前記導電路を内部に通しかつ表面の周方向に延在する凸部と凹部が長手方向に沿って交互に形成されている可撓性を有する外装部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記ワイヤハーネスを曲げたとき前記外装部材に形成される屈曲部の曲げ形状を保持した状態の前記屈曲部における前記凹部に硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が充填されて硬化されたこと。
 (2) 前記硬化性接着剤又は前記接着剤入り樹脂が硬化した前記屈曲部にテープを巻きつけたこと。
 (3) 前記屈曲部における前記凹部の他に前記凸部にも前記硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が塗布されて硬化されたこと。
 (4) 前記外装部材を曲げずに使用されるストレート部の少なくとも前記凹部に前記硬化性接着剤又は前記接着剤入り樹脂が充填されて硬化されたこと。
 また、本発明に係るワイヤハーネスの形状保持方法(5)は次のことを特徴としている。
 (5) 導電路と前記導電路を内部に通した可撓性を有する外装部材とを備えたワイヤハーネスの形状保持方法において、
 (a)前記外装部材として、表面の周方向に延在する凸部と凹部が長手方向に沿って交互に形成されている外装部材を用い、
 (b)前記外装部材を曲げて屈曲部を形成し、
 (c)前記屈曲部における前記凹部に硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を充填し、
 (d)前記外装部材を曲げた状態のまま前記硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を硬化させることにより、前記外装部材を所望の形状に保持すること。
 ワイヤハーネス(1)およびワイヤハーネスの形状保持方法(5)によれば、外装部材を曲げて形成される屈曲部の凹部に硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を充填(又は滴下)し、充填された硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が硬化することにより、互いに隣接する凸部と凸部の間隔が固定され、外装部材が曲げ形状に保持される。
 また、ワイヤハーネス(2)によれば、屈曲部の曲げ形状が保持された状態で硬化性接着剤又は前記接着剤入り樹脂が硬化した後に屈曲部にテープが巻きつけられるので、硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂の脱落を防止することができ、屈曲部の曲げ形状が保持された状態に保たれる。
 また、ワイヤハーネス(3)によれば、屈曲部の外部全てが硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂で覆われているので、硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂の脱落を防止することができ、屈曲部の曲げ形状が保持された状態に保たれる。
 また、テープが巻き工程がないので、作業効率を向上させることができる。
 また、ワイヤハーネス(4)によれば、ストレート部にも硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が充填され硬化されているので、屈曲部の曲げ形状を保持するのみならずストレート部のストレートな形状も保持することができる。
 以上、本発明によれば、プロテクタを使用しなくても、導電路を覆うための外装部材を所望の形状に保持することができるという効果を奏する。
 また、プロテクタを使用しないので、汎用性を高めることができるという効果を奏する。
 また、硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を樹脂成型プロテクタの代替として用いるため車両専用部品および金型を用いることがない。したがって、ワイヤハーネスの製造コストの低減を図ることができる。
 また、プロテクタを使用しないので、ワイヤハーネスの軽量化・小型化を図ることができる。
図1はハイブリッド自動車に本発明のワイヤハーネスを配索した場合の一例を示した模式図である。 図2はワイヤハーネスを屈曲させる前の状態から屈曲させた後の状態を示した外観斜視図である。 図3はワイヤハーネスを屈曲させた後にコルゲートチューブの谷部に接着剤が充填された状態を示した外観斜視図である。 図4(a)はコルゲートチューブに曲げを施す前の真っ直ぐな状態のコルゲートチューブの長さ方向縦断面図であり、図4(b)はコルゲートチューブを屈曲させた後のワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図であり、図4(c)は図4(b)のコルゲートチューブの屈曲部の谷部に接着剤が充填されたワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図である。 図5(a)は接着剤が充填されたワイヤハーネス(図3参照)の屈曲部にテープが巻き付けられた状態を示す外観斜視図であり、図5(b)は図5(a)のワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図である。 図6(a)は屈曲部表面全体を硬化性接着剤で塗布したワイヤハーネスの平面図であり、図6(b)は図6(a)のワイヤハーネスの長さ方向の横断面図である。 図7(a)はワイヤハーネスを屈曲させた後にコルゲートチューブの谷部に接着剤入り樹脂を滴下する途中の状態を示した外観斜視図であり、図7(b)は屈曲部の全谷部に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。 図8(a)は接着剤入り樹脂を屈曲部表面全体に滴下する途中の状態を示した外観斜視図であり、図8(b)は滴下部分の拡大縦断面模式図であり、図8(c)は屈曲部表面全体に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。 図9(a)はストレート部における屈曲させたくない部分の表面に接着剤入り樹脂を滴下している途中の状態を示した外観斜視図で、図9(b)はストレート部の屈曲させたくない部分表面全体に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。
 以下、図面を参照して、本発明に係るワイヤハーネスについて詳細に説明する。
 以下の説明では、ハイブリッド自動車の例で説明をするが、本発明はハイブリッド自動車に限定されるものではなく、電気自動車であってもよいことは言うまでもない。
〈ハイブリッド自動車〉
 図1は、ハイブリッド自動車に本発明のワイヤハーネスを配索した場合の一例を示した模式図である。
 図1において、ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両である。
 エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、前輪がある位置のエンジンルーム6に搭載されている。一方、バッテリー5は、後輪がある自動車後部7に搭載されている。また、バッテリー5は、エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよい。
 インバータユニット4とバッテリー5は、本発明に係る高圧用のワイヤハーネス9により接続されており、その中間部10は車体床下11に沿って配索されている。
 モータユニット3とインバータユニット4は、公知の高圧ワイヤハーネス8により接続されているが、もちろん本発明に係る高圧用のワイヤハーネス9により接続されてもよい。
 ジャンクションブロック12にはワイヤハーネス9の後端13がコネクタ接続され、ワイヤハーネス9の前端14側は、インバータユニット4にコネクタ接続されている。
〈モータユニット3〉
 モータユニット3はモータおよびジェネレータを収容しており、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成されている。モータユニット3のモータには、車両の後側のバッテリー(電池パック)5に設けられたジャンクションブロック12から、本発明に係るワイヤハーネス9を介して、車両の前側のインバータユニット4を経て電力が供給される。
〈インバータユニット4〉
 インバータユニット4は、直流を交流に変換するインバータと、交流を直流に変換するコンバータとを収容している。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成されている。
〈バッテリー5〉
 バッテリー5は、Ni-MH(Nickel metal hydride:ニッケル水素充電池)系やLi-ion系(lithium-ion:リチウムイオン二次電池)系の電池であって、モジュール化されている。バッテリー5は、ハイブリッド自動車や電気自動車に使用可能であれば特に種類には限定されない。また、キャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。
〈本発明に係るワイヤハーネス9〉
 以下に、本発明に係るワイヤハーネス9について、その実施形態1を図2~図4に基づいて詳細に説明をする。
 図2はワイヤハーネスを屈曲させる前の状態から屈曲させた後の状態を示した外観斜視図である。図2において、本発明に係るワイヤハーネス9は、ここでは、2本の電線18と、2本の電線18を一括してシールドする電磁シールド部材19と、電磁シールド部材19の外側に設けられて外装部材として機能するコルゲートチューブ16とから構成されている。電線18と、電磁シールド部材19と、外装部材として機能するコルゲートチューブ16について、以下に簡単に説明する。
《電線18》
 電線18は、導体及び絶縁体を含む導電路であって、電気的な接続に必要な長さに形成されている。電線18の両端には、それぞれコネクタが設けられており、一端はジャンクションブロック12(図1)のコネクタと、他端はインバータユニット4(図1)のコネクタとそれぞれ接続される。
 導体は、銅や銅合金やアルミニウムやアルミニウム合金により製造されており、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面が矩形又は丸形をした棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造)のものであってもよい。
 この実施形態においては2本の電線18を導電路として用いているが、もちろん2本に限定されるものではなく、また電線に限定されるものでもない。例えば、公知のバスバーに絶縁体を設けて高圧用の導電路としたものや、n個の回路を同軸で一本に構成した高圧同軸複合導電路を用いてもよい。
《電磁シールド部材19》
 電磁シールド部材19は、電線18を介して伝送される電気信号が外部からの電磁波による影響を受けないようにするためのものであり、導電性の金属箔を含むシールド部材や金属箔単体などにて筒状に形成されている。電磁シールド部材19は2本の電線18の全長とほぼ同じ長さに形成されている。
 電磁シールド部材19は、この実施形態において金属箔を含んでいるが、金属箔に限定されるものではない。例えば、電磁波対策をすることが可能であれば、極細の導電性素線を多数用いて筒状に編んだ編組を用いてもよい。
《コルゲートチューブ16》
 コルゲートチューブ16は、曲げ可能な可撓性を有する管状の外装部材であって、電線18の長手方向に沿って連続して外周面に形成された凹凸(谷部と山部)を有する樹脂製又は金属製のチューブ(蛇腹管)である。また、この実施形態におけるコルゲートチューブ16は、断面円形状で樹脂製のものを用いているが、断面円形状に限らず、断面楕円形状や断面四角形状などの形状のものであってもよい。
 図2に戻って、電線18を被覆する電磁シールド部材19をコルゲートチューブ16に挿通した真っ直ぐな状態(図2の想像線のコルゲートチューブ16)から、図2の矢印の方向にコルゲートチューブ16に曲げが施されると、屈曲部20が形成される。屈曲部20は、図1において、ワイヤハーネス9が自動車室内でインバータユニット4に方向転換する屈曲部20Aや、車体床下11から自動車室内にに方向転換する屈曲部20Bや、自動車室内から車体床下11に方向転換する屈曲部20Cの位置に形成される。
《屈曲部20》
 屈曲部20は、ワイヤハーネス9の屈曲部分であるとともに、コルゲートチューブ16の屈曲部分でもある。屈曲部20における符号21は、曲げRが大きい側となる外側曲率形成部分を示している。また、符号22は、曲げRが小さい側となる内側曲率形成部分を示している。手を使って曲げを施した後に手を放すと、コルゲートチューブ16は自身の材料による復元力によって曲げる前の状態に戻ろうとする力が働き、元の状態に戻ってしまう。
 そこで本発明により次のようにして屈曲部20の形状を保持することが行われる。
 図3はワイヤハーネスを屈曲させた後にコルゲートチューブの谷部に接着剤が充填された状態を示した外観斜視図である。屈曲部20(図2)が形成された後、本発明により、図3に示すように屈曲部20の谷部にホットメルト接着剤23(図3の黒塗り部分)が充填され、硬化して、屈曲部20の形状が保持される。このように屈曲部20の形状が保持される原理について図4に基づいて詳しく説明する。
〈屈曲部20の形状保持原理〉
 《屈曲前:図4(a)》
 図4(a)はコルゲートチューブ16に曲げを施す前の真っ直ぐな状態のコルゲートチューブ16の長さ方向縦断面図である。この状態においては、コルゲートチューブ16に何も力が加わっていないのでコルゲートチューブ16は真っ直ぐに延びている。したがって、一方の側(図で上側)の山部(凸部)33とこれに隣接する山部33との間隔(ピッチ)と、他方の側(図で下側)の山部(凸部)31とこれに隣接する山部31との間隔(ピッチ)はともにA1であり、等しい。
 《屈曲直後:図4(b)》
 図4(b)はコルゲートチューブを屈曲させた後のワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図である。コルゲートチューブ16を曲げると、コルゲートチューブ16の外側(図で下側)曲率形成部分21における山部33とこれに隣接する山部33との間隔(ピッチA2)はピッチA1よりも大きくなる。一方、コルゲートチューブ16の内側(図で上側)曲率形成部分22における山部31とこれに隣接する山部31との間隔(ピッチA3)はピッチA1よりも小さくなる。
 ここで、例えば、人の手でコルゲートチューブ16に曲げを施した後に手を放すと、コルゲートチューブ16には曲げる前の状態に戻ろうとする力が働き、コルゲートチューブ16は図4(a)に示した真っ直ぐな元の状態に戻ってしまい、ワイヤハーネス9は曲げ形状が保持されない。
 《屈曲部20の谷部32、34にホットメルト接着剤23を充填した後:図4(c)》
 図4(c)は図4(b)のコルゲートチューブの屈曲部の谷部に接着剤が充填されたワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図である。
 そこで、コルゲートチューブ16に曲げを施して屈曲部20が形成された後に、屈曲部20の谷部(凹部)32、34に本発明によりホットメルト接着剤23(図4(c)の黒塗り部分)を充填し、充填後はしばらくの間、屈曲部20の曲げ形状を保持した状態でホットメルト接着剤23が硬化するまで、静置する。
 ホットメルト接着剤23が硬化すると、コルゲートチューブ16の外側曲率形成部分21における山部33とこれに隣接する山部33との間隔(ピッチA2)が保持される。一方、コルゲートチューブ16の内側曲率形成部分22における山部31とこれに隣接する山部31との間隔(ピッチA3)も保持される。したがって、外側曲率形成部分21における幅A2は幅A1に戻ることはなく、また、内側曲率形成部分22における幅A3も幅A1に戻ることはない。
 このため、外側曲率形成部分21において互いに隣接配置された山部33、33の間隔と内側曲率形成部分22において互いに隣接配置された山部31、31の間隔を一定に保持することができる。
 本発明によれば、プロテクタを用いなくても、このようにしてコルゲートチューブ16の屈曲部20の屈曲状態の保持(すなわち、経路保持)を行うことができる。
 《本発明で使用するホットメルト接着剤23》
 ホットメルト接着剤23は硬化性接着剤であり、例えば、常温では固体であるが加熱溶融によって液状化したものを被着体に接着させ、常温で固体に戻すタイプのものや、加熱して硬化させるタイプのものがある。
 ホットメルト接着剤23は短時間で被着体に接合されるので、作業効率を向上させることができる。
 《ホットメルト接着剤23と等価な接着剤》
 なお、本発明は、ホットメルト接着剤に限定されるものではなく、例えば、高剛性発泡充填剤や、二液反応型接着剤(エポキシ樹脂系接着剤等)や、ポリウレタン樹脂系接着剤、ポリエーテル系接着剤でもよい。高剛性発泡充填剤、二液反応型接着剤、ポリウレタン樹脂系接着剤、ポリエーテル系接着剤については公知なので、ここでの説明は割愛する。
 以上のホットメルト接着剤23とホットメルト接着剤と等価な接着剤とを含めてここでは「硬化性接着剤」と呼んでいる。
 以上に説明したように、本発明によれば、導電路の外装部材として可撓性を有するコルゲートチューブ16を単に備えるだけでなく、コルゲートチューブ16を所望の形状に保持することが可能であり、また、外装部材に必要であったプロテクタを用いなくてもよく、低コストで、かつ汎用性のあるワイヤハーネス9を提供することができる。
 なお、本発明は本発明の主旨を変えない範囲でさらに種々変更すると、更なる新たな効果が生じることが可能である。
 以下に、本発明の実施形態の変形例1~5について説明する。
〈変形例1:屈曲部20のホットメルト接着剤23をテープ17で巻回〉
 図5は、変形例1を説明する図で、図5(a)は接着剤が充填されたワイヤハーネスの屈曲部20にテープが巻き付けられた状態を示す外観斜視図、図5(b)はワイヤハーネスの長さ方向の縦断面図である。
 本変形例1は、コルゲートチューブ16に曲げを施して屈曲部20が形成された状態で谷部32、34にホットメルト接着剤23を充填した後、屈曲部20の曲げ形状を保持したままの状態でホットメルト接着剤23が硬化されまで静置するところまでは上記実施形態(図4(c))と同様である。
 本変形例1では、ホットメルト接着剤23が硬化した後に、図5(a)、(b)に示すように、屈曲部20(図5(a))の谷部32、34(図5(b))に充填されたホットメルト接着剤23を覆うようにコルゲートチューブ16にテープ17を巻きつけている。テープ17の片面には接着剤が施されており、接着剤側をコルゲートチューブ16に巻きつける。テープ17を屈曲部20へ巻きつける方法として、例えば、図5(b)に示すように、コルゲートチューブ16の周方向に一周巻きつけるごとに前回巻きつけたテープ17の一部を重ねて巻きつけていく、いわゆるハーフラッピング(重ね巻き)を行っている(図5(b)の拡大図参照)。
 このようにテープ17を屈曲部全体に巻きつけることにより、谷部32、34がテープ17により塞がれるため、ホットメルト接着剤23が谷部32、34から脱落することがテープ17によって確実に防止される。すなわち、テープ17は、ホットメルト接着剤23の脱落防止用として巻回される。このテープ17について次に簡単に説明する。
《テープ17》
 テープ17は、ホットメルト接着剤23が谷部32、34から脱落することを防止する機能さえ有すればよいので、特に材質を問わない。
 また、テープ17の色については無色や有色のいずれでもよいが、有色テープを用いることにより以下の効果を得ることができるので有利である。
《有色テープの効果》
 このワイヤハーネス9は高圧用であることからオレンジ色のテープ17を用いるとよい。なぜなら、作業者はそのワイヤハーネス9のテープの色がオレンジ色であることを見て、ワイヤハーネス9が高圧電源を用いた車両に使用されるものであることを瞬時に識別でき、これにより、作業効率の向上や作業ミスの防止を図ることができるからである。
〈変形例2:屈曲部の全体にホットメルト接着剤47を塗布〉
 図6は、変形例2を説明する図で、図6(a)は屈曲部表面全体を接着剤で塗布したワイヤハーネスの平面図であり、図6(b)は図6(a)のワイヤハーネスの長さ方向の横断面図である。図6(a)および図6(b)から分かるように、外側曲率形成部分21における谷部と内側曲率形成部分22における谷部にホットメルト接着剤47を充填するだけ(図4(c)の符号23を参照)ではなく、さらに、屈曲部の山部をもホットメルト接着剤47で覆うことにより、屈曲部の全体にホットメルト接着剤47を塗布するのが特徴である。
 上記構成によれば、屈曲部のすべての谷部にホットメルト接着剤47が充填されているだけでなく屈曲部のすべての山部の周囲にもホットメルト接着剤47が塗布されているので、谷部に充填されたホットメルト接着剤47が脱落するのを山部のホットメルト接着剤47が防止している。
 したがって、変形例1のテープ17を屈曲部20へ巻きつけるのと同じ効果が得られる。しかも、接着剤の充填・塗布の作業だけでよいので、接着作業が簡単であり、テープの巻回よりも作業時間の短縮を図ることができる。
〈変形例3:接着剤入り樹脂53を使用〉
 また、変形例3として図7の例がある。
 図7(a)はワイヤハーネスを屈曲させた後にコルゲートチューブの谷部に接着剤入り樹脂を滴下する途中の状態を示した外観斜視図であり、図7(b)は屈曲部表面全体に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。
 図7(a)において、屈曲部20が形成された後、ノズル55から接着剤入り樹脂53(黒塗り部分)を屈曲部20の谷部に滴下すると、滴下された接着剤入り樹脂53は図7(b)のように凝固・硬化して、屈曲部20の屈曲状態を保持(経路保持)するようになる。
 図7(b)が図3と異なる点は、図3がホットメルト接着剤23を使用しているのに対して、図7(a)では次のような接着剤入り樹脂53を使用している点である。
 《接着剤入り樹脂53》
 接着剤入り樹脂53は、外装部材(管体)と同じ材質の樹脂材料に接着剤を混ぜたもので、コルゲートチューブ16の樹脂材料(ここではポリプロピレン(PP))を溶融させてこれに接着剤を混ぜたものであり、凝固すると上記ホットメルト接着剤23と同じように機能する。
 このように、図7(a))に示すようなノズル55を用いて溶融状態の接着剤入り樹脂53を滴下するとともにこれを凝固させると、屈曲部20の屈曲状態が保持(経路保持)される。
 なお、溶融状態の接着剤入り樹脂53を垂らすことができればノズル55以外であってもよい。接着剤入り樹脂53は、垂らさずに塗布して充填するようにしてもよい。
 図7(a)においては、屈曲部20の谷部が狭い所(図で上部の縮まった所)に接着剤入り樹脂53を滴下しているが、本変形例ではこれに限らないものであり、図示とは逆側の広い所(図で下部の広がった所)や、屈曲部20の側部(図で紙面の表面側か裏側)等に接着剤入り樹脂53を滴下してもよい。
〈変形例4:屈曲部の全体に接着剤入り樹脂53を塗布〉
 また、変形例4として図8の例がある。
 図8(a)は接着剤入り樹脂を屈曲部表面全体に滴下する途中の状態を示した外観斜視図であり、図8(b)は滴下部分の拡大縦断面模式図であり、図8(c)は屈曲部表面全体に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。
 図8(a)においては、図7(a)のような屈曲部の谷部だけに接着剤入り樹脂53を滴下するだけではなく、さらに、屈曲部の山部にも接着剤入り樹脂53を滴下させて、屈曲部の全体を接着剤入り樹脂53を塗布しているのが特徴である。図8(a)において、ノズル55から接着剤入り樹脂53(黒塗り部分)を屈曲部20の谷部および山部に滴下すると、接着剤入り樹脂53は図8(b)の拡大図で示すように滴下された接着剤入り樹脂53は屈曲部の谷部にも山部にも広がり、最終的に図8(c)のように屈曲部20の全体に滴下され、凝固・硬化して、屈曲部20の屈曲状態を保持(経路保持)するようになる。
 上記構成によれば、谷部に接着剤入り樹脂53が滴下されているだけでなく山部の周囲にも滴下されているので、谷部に滴下され硬化した接着剤入り樹脂53が脱落するのを山部の接着剤入り樹脂53が防止する効果が得られる。
 したがって、変形例1のテープ17を屈曲部20へ巻きつけるのと同じ効果が得られる。
 しかも、また、接着剤入り樹脂53の滴下作業だけでよいので、テープ17の巻回と比較して作業時間の短縮を図ることができる。
〈変形例5:はストレート部の形状保持〉
 また、変形例5として図9の例がある。
 図9はストレート部において屈曲させたくない部分をストレートに保持するための例を説明する図で、図9(a)はストレート部における屈曲させたくない部分の表面に接着剤入り樹脂を滴下している途中の状態を示した外観斜視図で、図9(b)はストレート部の屈曲させたくない部分表面全体に接着剤入り樹脂が滴下された完了状態を示した外観斜視図である。
 ワイヤハーネス9のコルゲートチューブ16のストレート部57は外力が加わらなければ自身の材料の弾性力により元々真っ直ぐに延びているものではあるが、外力が加わると曲がってしまうので、真っ直ぐな形状を確実に保持させていときには、変形例5を用いる。
 すなわち、変形例5により、ストレート部57において屈曲させたくない部分60の表面の一部に、チューブ長手方向に沿って真っ直ぐな状態で接着剤入り樹脂を塗布ないし滴下し、最終的には図9(b)のように屈曲させたくない部分60の全体に接着剤入り樹脂53が塗布され、凝固・硬化して、コルゲートチューブ16のストレート部57のストレート形状状態が保持(経路保持)されるようになる。
 なお、屈曲させたくない部分60の表面の一部に滴下ないし塗布することに関しては、接着剤入り樹脂53の代わりに、硬化性接着剤であるホットメルト接着剤23を用いてもよいことは言うまでもない。
 以上、本発明について詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2011年7月21日出願の日本特許出願(特願2011-160139)および2012年1月10日出願の日本特許出願(特願2012-002069)に基づくものであり、その内容はここに参照により援用される。
 1…ハイブリッド自動車、
 2…エンジン、
 3…モータユニット、
 4…インバータユニット、
 5…バッテリー、
 6…エンジンルーム、
 7…自動車後部、
 8…高圧ワイヤハーネス、
 9…ワイヤハーネス、
 10…中間部、
 11…車体床下、
 12…ジャンクションブロック、
 13…後端、
 14…前端、
 16…コルゲートチューブ(外装部材)、
 17…テープ、
 18…電線(導電路)、
 19…電磁シールド部材、
 20…屈曲部、
 21…外側曲率形成部分、
 22…内側曲率形成部分、
 23…ホットメルト接着剤(硬化性接着剤)、
 31,33…山部(凸部)
 32,34…谷部(凹部)、
 47…ホットメルト接着剤(硬化性接着剤)、
 53…接着剤入り樹脂、
 55…ノズル、
 57…ストレート部、
 60…屈曲させたくない部分

Claims (5)

  1.  導電路と、前記導電路を内部に通しかつ表面の周方向に延在する凸部と凹部が長手方向に沿って交互に形成されている可撓性を有する外装部材と、を備えたワイヤハーネスであって、
      前記ワイヤハーネスを曲げたとき前記外装部材に形成される屈曲部の曲げ形状を保持した状態の前記屈曲部における前記凹部に硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が充填されて硬化されたワイヤハーネス。
  2.  前記硬化性接着剤又は前記接着剤入り樹脂が硬化した前記屈曲部にテープを巻きつけた請求項1記載のワイヤハーネス。
  3.  前記屈曲部における前記凹部の他に前記凸部にも前記硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂が塗布されて硬化された請求項1記載のワイヤハーネス。
  4.  前記外装部材を曲げずに使用されるストレート部の少なくとも前記凹部に前記硬化性接着剤又は前記接着剤入り樹脂が充填されて硬化された請求項1~3のいずれか1項記載のワイヤハーネス。
  5.  導電路と前記導電路を内部に通した可撓性を有する外装部材とを備えたワイヤハーネスの形状保持方法であって、
     (1)前記外装部材として、表面の周方向に延在する凸部と凹部が長手方向に沿って交互に形成されている外装部材を用い、
     (2)前記外装部材を曲げて屈曲部を形成し、
     (3)前記屈曲部における前記凹部に硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を充填し、
     (4)前記外装部材を曲げた状態のまま前記硬化性接着剤又は接着剤入り樹脂を硬化させること、
     により、前記外装部材を所望の形状に保持するワイヤハーネスの形状保持方法。
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