WO2011121872A1 - 食器洗い機 - Google Patents

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  • the lock piece 21 is rotated by the lock plate 23 around the second rotation shaft 22 and the hinge portion 25 formed integrally with the lock piece 21 is bent so that the claw is temporarily clawed.
  • the portion 24 is displaced and stored in the opening 26, and the cleaning tank 17 is completely stored in the cleaning machine main body 1.
  • the claw portion 24 is positioned behind the lock plate 23, so that the claw portion 24 returns to the state in which the claw portion 24 protrudes from the opening 26 again by the repulsion of the hinge portion 25.

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Abstract

洗浄槽の前面に設けられるとともに手を引っ掛けるための引っ掛け部を有する取っ手と、取っ手内に移動自在に設けられる取っ手レバーとを有し、取っ手レバーが押されて移動することにより、引っ掛け部に手をかけるための空間が形成されるよう構成した。

Description

食器洗い機
 本発明は洗浄ノズルより食器類に向けて洗浄水を噴射して食器類を洗浄するビルトインタイプの食器洗い機に関するものである。
 従来、この種の食器洗い機は図6~図8のように構成している(例えば、特許文献1参照)。
 図6~図8は、特許文献1に記載された従来の食器洗い機を示すものである。図6~図8に示すように、システムキッチンに収容され、洗浄機本体1の内部に設けた洗浄槽2は、上方に開口部2aを設け、内部に食器類3を収納する洗浄かご4を配置している。洗浄かご4の下方には洗浄ノズル5を回転自在に設けており、洗浄槽2内に溜めた洗浄水を洗浄ポンプ6によって循環させ、洗浄ノズル5より噴射して食器類3を洗浄する。また、洗浄槽2の下方にはレールなどで構成されるスライド機構7を固定し、前後方向へ平行移動可能に支持されている。
 食器類3の出し入れを行う際には、洗浄槽2を前方に引き出し、開口部2aより食器類3を収容する。次に洗浄槽2を洗浄機本体1内に戻し、収納するとともに洗浄機本体1内の上部空間に待機していた蓋体8が洗浄機本体1内側面に配置したリンク機構等(図示せず)により後方へ移動しつつ降下して洗浄槽2の開口部2aを閉塞するように構成している。
 洗浄槽2の前面には取っ手9が取付けられており、前方より洗浄槽2を引き出したり、食器洗い機の操作を行うとともに、扉10内部に設けた制御基板等(図示せず)を保護している。また、洗浄槽2の前方上面にはロック片11が突出している。ロック片11は洗浄槽2を洗浄機本体1内に収納している状態において、洗浄機本体1の前方に設けたロック板12に係止することで洗浄槽2の収納状態を保つことができ、運転中や未使用時に洗浄槽2が飛び出すのを防いでいる(図7A参照)。係止状態を解除するためには、取っ手9内に設けた取っ手レバー13を操作し、ロック片11を下方に移動させることでロック板12を避け、係止状態が解除され、洗浄槽2を前方に引き出すことが可能となる(図7B参照)。
 また、扉10の内部に取っ手レバー13の動作を検知する取っ手スイッチ14を設けるとともに、洗浄機本体1の後方内部に洗浄槽2の収納状態を検知する引き込みスイッチ15を設けている。取っ手スイッチ14および引き込みスイッチ15は、運転中に洗浄槽2を引き出そうとしたときの取っ手レバー13の回転動作や、洗浄機本体1に対する洗浄槽2の前後位置を検知し、食器洗い機の運転動作を停止させたり、洗浄槽2を収納していない状態で運転が行えないよう制御している。
 しかしながら、上記従来の構成では、取っ手レバー13を掴むと同時に洗浄槽2が引き出し可能であり、洗浄工程の途中で食器洗い機の一時停止をせず、洗浄槽2が引き出される場合、取っ手レバー13の回動と同時に取っ手スイッチ14が検知しながら洗浄槽2が引き出される。このため、引き出し動作の速さによっては、洗浄ポンプ6の停止が遅れ、洗浄ノズル5からの噴射によって、機外に洗浄水が飛び出してしまう可能性があるという課題を有していた。
特開2009-89834号公報
 本発明の食器洗い機は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄槽を前後方向へ移動可能に収納する洗浄機本体と、洗浄槽の前面に設けられるとともに手を引っ掛けるための引っ掛け部を有する取っ手と、取っ手内に移動自在に設けられる取っ手レバーと、を有し、取っ手レバーが押されて移動することにより、引っ掛け部に手を掛けるための空間が形成される構成とした。
 これによって、取っ手レバーを動作することで、はじめて取っ手を掴むことを可能とする。したがって、洗浄工程の途中で食器洗い機の一時停止をせず、洗浄槽が引き出される場合でも、確実に洗浄ポンプによる洗浄ノズルから噴射される洗浄水が機外に飛び出すのを防ぐことができる。
図1は本発明の実施の形態における食器洗い機の縦断面図である。 図2Aは本発明の実施の形態における食器洗い機のロック状態の取っ手レバー部断面図である。 図2Bは本発明の実施の形態における食器洗い機のロック解除状態の取っ手レバー部断面図である。 図3Aは本発明の実施の形態における食器洗い機の要部斜視図である。 図4Aは本発明の実施の形態における食器洗い機のロック状態の要部平面図である。 図4Bは本発明の実施の形態における食器洗い機のロック解除状態の要部平面図である。 図5は本発明の実施の形態における食器洗い機の取っ手スイッチ部断面図である。 図6は従来の食器洗い機の縦断面図である。 図7Aは従来の食器洗い機の取っ手レバー部のロック状態を示す断面図である。 図7Bは従来の食器洗い機の取っ手レバー部のロック解除状態を示す断面図である。 図8は従来の食器洗い機の洗浄槽収納状態検知部の断面図である。
 以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
 図1~図5は、本発明の実施の形態における食器洗い機を示すものである。図1~図5において、扉16の上方中央には前方より洗浄槽17を引き出す際に手を掛けるための取っ手18を設け、取っ手18内には、扉16に支持され、上方へ向け回動可能な取っ手レバー19を設けている。取っ手レバー19の第1回動軸20cのまわりに回動する動作角度θ1は、取っ手レバー19の第1回動軸20cにその一端20aを固定連結した伝達棒20によって洗浄槽17の側壁方向へ伝達される。
 また、取っ手レバー19は、下面19aの前方から手の届く部分を突出部や窪みのない平らな面としている。これにより、洗浄槽17を前方に引き出すための手を掛ける部分がなく、取っ手レバー19を上方へ回動することで、取っ手18の前壁部の内部に設けた引っ掛け部18aに手を掛けることができる空間30が形成されるよう構成している。
 洗浄槽17が洗浄機本体1内に収納され、前後方向への移動がロックされた状態では、図2Aに示すように、取っ手18の引っ掛け部18aと取っ手レバー19の下面19aとの間には、引っ掛け部18aに手を掛けて前方に引き出すに十分な空間が無いように構成してある。そして、取っ手レバー19を上方に押して角度θ1回動させ、図2Bに示す位置関係になってはじめて、取っ手レバー19の下面19aの下方で引っ掛け部18aの後方に、引っ掛け部18aに手を掛けるための空間30が形成されるという構成である。
 取っ手レバー19を上方に押して移動させる上限位置は、取っ手18の上面内側18bによって規制している。
 図2Aに示すロックされた自然状態において、引っ掛け部18aの下端と取っ手レバー19の下面19aの最下点(本実施の形態では、下面19aの前端)とをほぼ同じ高さに構成している。これにより、引き出すに十分な空間を無くすることに加えて、食器洗い機を前方から見たときに、取っ手レバー19が取っ手18内に隠れて見えず、良好な外観を実現することができる。
 伝達棒20は、図2A~図4Bに示すように、断面略円形の線材で形成され、上記のように一端20aは取っ手レバー19に連結され、その一端20aから直線状に形成された直線部は略水平左右方向に洗浄槽17の一方の側壁(本実施の形態の場合は左側の側壁)方向へと伸び、他端20bは斜め下方に折り曲げてロック片21と連結されている。
 ここで、ロック片21とロック板23を主要構成要素とし、洗浄槽17の洗浄機本体1に対する前後方向への移動をロックおよびロック解除するロック部について説明する。
 図3および図4A、4Bに示すように、洗浄槽17の前側上部で一方の側壁近傍には、ロック部を円弧状のレバーで形成し、その先端に爪部24を備えたロック片21が設けてある。このロック片21には鉛直方向に第2回動軸22を設け、ロック片21を第2回動軸22を中心に上から見て略水平面内で回転自在に取付けている。ロック片21は洗浄機本体1の側壁内面に設けたロック板23に当接させて係止するための爪部24と弾性をもつヒンジ部25を一体で形成している。ロック板23に係止されたロック時には、ヒンジ部25が扉16の前壁裏面16aと当接することで扉16の側壁の開口部26より爪部24が突出した位置で位置決め保持される。
 そして、ロック片21の第2回動軸22と爪部24の間には伝達棒20の他端20bを挿入するための穴部27を設けている。伝達棒20の側壁側の端部である他端20bが穴部27と係合され、取っ手レバー19が回動する動きをロック片21の回転動作に変換するよう構成している。この構成によって、取っ手レバー19の動作角度θ1の回転は、伝達棒20によってロック片21に伝達され、第2回動軸22を支点に動作角度θ2の回転に変換される。
 また、図3および図5に示すように、扉16内の取っ手18の近傍には取っ手レバー19の動作を検知するための取っ手スイッチ28(取っ手レバー動作検知部)を設けるとともに、図1に示すように、洗浄機本体1の後方内部に洗浄槽17の収納状態を検知する引き込みスイッチ29(洗浄槽収納状態検知部)を設けている。取っ手スイッチ28および引き込みスイッチ29は、運転中に洗浄槽17を引き出そうとしたときの取っ手レバー19の回転動作や、洗浄機本体1に対する洗浄槽17の前後位置を検知し、食器洗い機の運転動作を停止させたり、洗浄槽17を収納していない状態で運転が行えないよう制御している。
 また、ロック片21とロック板23と引き込みスイッチ29は、正面から見てすべて左側の側壁側に配置されている。
 なお、取っ手レバー19の動作角度θ1は、ロック解除の際の確実な操作感と取っ手スイッチ28の確実な動作を実現するため、および取っ手レバー19を取っ手18内に収納するため、大きめの角度(例えば、20度程度)に設定してある。また、爪部24を長くすると、製造誤差等のため、ロック解除の際に扉16の側壁の開口部26内に完全に収納できなかったり、引っ掛かったりするという不具合が発生する。このために、動作角度θ2はθ1より小さく設定し、ロック解除動作を確実なものとしている。
 また、図4A、4B、図5に示すように、取っ手スイッチ28は、取っ手レバー19の回動によってロック片21の動作角度θ2に変換される角度より小さいθ3で動作するよう構成している。これにより、ロック片21がロック板23から解除されるより早く検知し、スイッチオフするよう構成している。
 以上のように構成された食器洗い機について、以下その動作、作用を説明する。
 まず、被洗浄物である食器類3を洗浄槽17内にセットした後、洗浄槽17の前面に設けた扉16を押し、洗浄槽17を洗浄機本体1内に収納するが、洗浄槽17が洗浄機本体1内に完全に収納される直前に扉16の側壁の開口部26より突出したロック片21の爪部24と洗浄機本体1内に設けたロック板23の斜面同士が当接する。
 この状態で洗浄槽17をさらに押し込むと、ロック片21がロック板23によって第2回動軸22を支点に回転し、ロック片21に一体で形成したヒンジ部25がたわむことで一時的に爪部24が開口部26の内部に変位して収納され、洗浄槽17が洗浄機本体1内に完全に収納される。洗浄槽17が完全に収納されると、爪部24がロック板23を乗り越えて後方に位置する為、ヒンジ部25の反発によって再び開口部26より爪部24が突出した状態に戻る。この状態において爪部24とロック板23は、洗浄槽17を前方に引張る方向に対して、くさび状に引っ掛かる形状となっている為、洗浄機本体1と洗浄槽17がロックされた状態で保持される(図2Aおよび図4A参照)。
 運転終了後、食器類3を取り出す場合は、取っ手18内に設けた取っ手レバー19を、取っ手18の上面内側18bに当接もしくはそれに近い位置まで上方に持ち上げる。これにより、先述した通り、取っ手18の内部に手を掛けることができる空間30が形成されて、ここではじめて引っ掛け部18aを前方に引くことが可能になる。同時に、取っ手レバー19は第1回動軸20cを支点にθ1の角度で回転する(図2B参照)。θ1の回転は、伝達棒20によってロック片21に伝達され、第2回動軸22を支点にθ2の回転に変換される。ロック片21がθ2の角度で回転することにより、爪部24が開口部26の内部に変位して収納され、洗浄機本体1と洗浄槽17のロック状態が解除される。これにより取っ手レバー19を上方に持ち上げている間は洗浄機本体1に対し、洗浄槽17が出し入れ可能な状態となる(図4B参照)。なお、図4Bにおける二点鎖線は、図4Aと同じ状態を示すもので、洗浄槽17を洗浄機本体1内に収納する途中のロック片21の動作の理解に供するためのものである。
 また、運転中に洗浄槽17を引き出す場合においても、取っ手レバー19を上方に持ち上げた動作を検知する取っ手スイッチ28と、洗浄機本体1に対する洗浄槽17の前後位置を検知する引き込みスイッチ29を併用することで、引き出し動作に入る前に取っ手レバー19の操作中に洗浄ポンプ6の動作をすばやく停止させることができる。さらに、引き出し後取っ手レバー19から手を離して取っ手レバー19の角度が元に戻り、取っ手スイッチ28がONの状態になっても、引き込みスイッチ29がOFFの状態となり、引き出し状態を検知して運転を停止させることができる。
 また、取っ手スイッチ28は、取っ手レバー19の回動によってロック片21の動作角度θ2に変換される角度より小さいθ3で動作するため、ロック片21がロック板23から解除されるより早く検知し、スイッチオフすることができるため、確実に洗浄ポンプ6の動作停止後にロック解除を行うことができる。
 よって、取っ手レバー19を動作させることで取っ手スイッチ28が検知し、洗浄ポンプ6を停止したあとで、はじめて取っ手18を掴むことを可能とする。これにより、洗浄工程の途中で食器洗い機の一時停止をせずに洗浄槽17が引き出される場合でも、洗浄ポンプ6による洗浄ノズル5から噴射される洗浄水が機外に飛び出すのを確実に防ぐことができる。
 以上説明したように本発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄槽を前後方向へ移動可能に収納する洗浄機本体と、洗浄槽の前面に設けられるとともに手を引っ掛けるための引っ掛け部を有する取っ手と、取っ手内に移動自在に設けられる取っ手レバーと、を有し、取っ手レバーが押されて移動することにより、引っ掛け部に手を掛けるための空間が形成される構成とした。
 これにより、取っ手レバーを動作させない限り、取っ手の内部に手を掛けることができる空間が形成されず、引っ掛け部を前方に引くことができないようにすることができる。そして、取っ手レバーを動作させることで、はじめて取っ手を掴むことが可能となり、洗浄工程の途中で食器洗い機の一時停止をせず、洗浄槽が引き出される場合でも、確実に洗浄ポンプによる洗浄ノズルから噴射される洗浄水が機外に飛び出すのを防ぐことができる。
 また本発明は、洗浄槽の洗浄機本体に対する前後方向への移動をロックおよびロック解除するロック部と、取っ手レバーの動作を検知する取っ手レバー動作検知部と、を備え、取っ手レバーは、取っ手レバー動作検知部を検知せしめた後にロック部をロック解除する構成とした。これにより、取っ手レバーの動作により取っ手スイッチ(取っ手レバー動作検知部)の検知をさせ洗浄ポンプを停止し、遅れてロック片がロック板から解除されロック部をロック解除して洗浄槽を引き出す。したがって、洗浄ポンプによって洗浄ノズルから噴射される洗浄水が機外に飛び出すのを、より確実に防ぐことができる。
 以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、取っ手レバーを動作することで、はじめて取っ手を掴むことを可能とすることで、確実に洗浄ポンプによる洗浄ノズルから噴射される洗浄水が機外に飛び出すのを防ぐことが可能となる。したがって、上方に開口部を有し、洗浄槽を引き出して食器類の出し入れを行うビルトイン型食器洗い機等として有用である。
 1  洗浄機本体
 2,17  洗浄槽
 2a,26  開口部
 3  食器類(被洗浄物)
 4  洗浄かご
 5  洗浄ノズル
 6  洗浄ポンプ
 7  スライド機構
 8  蓋体
 9,18  取っ手
 10,16  扉
 11  ロック片
 12  ロック板
 13,19  取っ手レバー
 14  取っ手スイッチ
 15,29  引き込みスイッチ
 18a  引っ掛け部
 20  伝達棒
 20c  第1回動軸
 21  ロック片(ロック部)
 22  第2回動軸
 23  ロック板(ロック部)
 24  爪部
 25  ヒンジ部
 27  穴部
 28  取っ手スイッチ(取っ手レバー動作検知部)
 30  空間

Claims (2)

  1. 被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽を前後方向へ移動可能に収納する洗浄機本体と、前記洗浄槽の前面に設けられるとともに手を引っ掛けるための引っ掛け部を有する取っ手と、前記取っ手内に移動自在に設けられる取っ手レバーと、を有し、前記取っ手レバーが押されて移動することにより、前記引っ掛け部に手を掛けるための空間が形成される食器洗い機。
  2. 前記洗浄槽の前記洗浄機本体に対する前後方向への移動をロックおよびロック解除するロック部と、前記取っ手レバーの動作を検知する取っ手レバー動作検知部と、を備え、前記取っ手レバーは、前記取っ手レバー動作検知部を検知せしめた後に前記ロック部をロック解除する請求項1に記載の食器洗い機。
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