WO2011089925A1 - 容器 - Google Patents

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WO2011089925A1
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Abstract

【課題】 保湿のためのコストを必要としない保湿保冷用の容器を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る容器は、所定温度に冷却された空間内に配置されることで、収容対象物を保湿保冷する容器であって、容器本体と、蓋とを具備する。容器本体は、金属製であり、底壁と、底壁の周囲を囲み内部空間を形成する側壁と、内部空間を区画することで、所定温度で冷却した時に冷却前よりも高湿度となる、収容対象物を収容するための空間部を形成する、側壁に接続された棚とを有する。蓋は、金属製であり、側壁に気密に取り付けられることで、内部空間を密閉する。 この構成によれば、内部空間の空気に含まれていた水蒸気及び収容対象物に含まれていた水分が内部空間の外部に失われることがない。内部空間が冷却されるに従って、内部空間の空気の飽和水蒸気量が低下し、湿度が上昇するため、収容対象物が保湿される。

Description

容器
 本発明は、収容対象物を保湿及び保冷することが可能な容器に関する。
 一般的な冷蔵設備においては、冷蔵空間の湿度を、冷却前と同程度に維持することは困難である。空気を冷却するための低温面に水分が凝縮されることによって、空気中の水分が除去されるからである。ここで、低湿度中で生鮮食品等を冷蔵する際、食品中の水分が失われて品質が損なわれる場合があり、湿度を維持したまま冷蔵できる設備が必要とされる。
 例えば特許文献1には、庫内を加湿及び冷却する高湿度保冷庫が記載されている。当該高湿度保冷庫は、密閉容器内に配置された循環手段、冷却手段及び加湿手段を有する。密閉容器内の空気は循環手段によって循環され、冷却手段によって冷却されると共に加湿手段によって加湿される。加湿手段は、循環する空気に水を散布することによって加湿するものである。
特開2006-31729号公報(段落[0032]、図1)
 しかしながら、特許文献1に記載された高湿度保冷庫では、運転の間中、水を散布させる動力が必要となり、運転コストが高いという問題がある。特に収容対象物が少ない場合であっても、密閉容器内全体が加湿されるため、無駄な動力が消費されることになる。
 以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、保湿のためのコストを必要としない保湿保冷用の容器を提供することにある。
 上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る容器は、所定温度に冷却された空間内に配置されることで、収容対象物を保湿保冷する容器であって、容器本体と、蓋とを具備する。
 上記容器本体は、金属製であり、底壁と、上記底壁の周囲を囲み内部空間を形成する側壁と、上記内部空間を区画することで、上記所定温度で冷却した時に冷却前よりも高湿度となる、上記収容対象物を収容するための空間部を形成する、上記側壁に接続された棚とを有する。
 上記蓋は、金属製であり、上記側壁に気密に取り付けられることで、上記内部空間を密閉する。
 上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る容器は、容器の内部空間に収容対象物を収容する。
 所定温度での冷却時に上記収容対象物の保水量を維持するための空間部は、上記内部空間に棚を設置することで形成される。
 上記空間部は、上記容器を上記所定温度に冷却することで、冷却前よりも高湿度にされる。
第1の実施形態に係る容器を示す断面図である。 同実施形態に係る第1の収容トレイを示す斜視図である。 第2の実施形態に係る容器を示す断面図である。 同実施形態に係る第1の収容トレイを示す斜視図である。 第3の施形態に係る容器を示す斜視図である。
 本発明の一実施形態に係る容器は、所定温度に冷却された空間内に配置されることで、収容対象物を保湿保冷する容器であって、容器本体と、蓋とを具備する。
 上記容器本体は、金属製であり、底壁と、上記底壁の周囲を囲み内部空間を形成する側壁と、上記内部空間を区画することで、上記所定温度で冷却した時に冷却前よりも高湿度となる、上記収容対象物を収容するための空間部を形成する、上記側壁に接続された棚とを有する。
 上記蓋は、金属製であり、上記側壁に気密に取り付けられることで、上記内部空間を密閉する。
 容器本体の空間部に収容対象物が収容され、蓋が側壁に気密に取り付けられることにより内部空間が密閉される。容器は、所定温度に冷却された空間内に配置されると冷気によって冷却され、さらに冷却された容器によって内部空間内の空気が所定温度に冷却され、収容対象物が冷却される。ここで、側壁に接続された棚も側壁からの熱伝導により冷却されているため、空間部が速やかに冷却される。冷却が開始された直後は、内部空間は収容対象物が収容された際の雰囲気である。内部空間が冷却されるに従い、内部空間の飽和水蒸気量が低下し、冷却前よりも湿度が上昇するため、水蒸気が収容対象物に吸収され、収容対象物が保湿される。当初の雰囲気が低湿度であり、又は収容対象物が水分を多量に含んでいる場合、一時的に収容対象物から内部空間に水分が放出される。内部空間は棚により複数の空間部に区画されているため、放出された水分は各空間部に留まる。冷却に伴なう湿度の上昇により、放出された水分は再び収容対象物に吸収され、収容対象物が保湿される。
 上記容器本体は、上記底壁を構成する第1の底壁部と、上記側壁の一部を構成する第1の側壁部とを有する第1の収容トレイと、上記棚を構成する第2の底壁部と、上記第2の底壁部に接続され上記側壁の他の一部を構成する第2の側壁部とを有する第2の収容トレイと、上記第1の側壁部と上記第2の側壁部との間に配置されたシール部材とを有していてもよい。
 第1及び第2の収容トレイに収容対象物を収容して積み重ねることで、収容対象物が収容された容器本体を形成することが可能となる。収容対象物の量に対して内部空間の容積が過大である場合、冷却開始時の内部空間の温度が高い状態で収容対象物から放出された水分が内部空間内に拡散してしまい、十分な湿度とならない場合がある。当該容器本体は、第1の収容トレイと第2の収容トレイとが積み重ねられて容器本体が構成されているため、収容対象物の量に応じて収容トレイの数、即ち内部空間の容積を調節することが可能である。これにより、収容対象物が少ない場合であっても内部空間の湿度が冷却前よりも高湿度に維持され、収容対象物が保湿される。
 上記容器本体は、上記内部空間へ保湿用の水分を供給するための水分供給部と、上記空間部を個々に連通させるための通路とを有していてもよい。
 当初雰囲気が低湿度であり、又は収容対象物に含まれていた水分が少量である場合等、収容対象物を保湿するための水分が不足する場合がある。水分供給部によって内部空間に水分が供給され、その水分が通路によって各空間部に連通されることにより、内部空間の湿度が維持され、収容対象物が保湿される。
 上記通路は、上記棚に形成された貫通孔であってもよい。
 この構成によれば、水分供給部によって供給された水分が、棚に形成された貫通孔を通じて各空間部に連通される。
 上記収容対象物は農作物であり、上記容器本体は、上記農作物から放出されるエチレンを吸収するための吸収体を有していてもよい。
 収容対象物が農作物である場合、農作物から植物成長ホルモンであるエチレンガス等(以下エチレン)が放出され、内部空間内に滞留することにより農作物の熟成あるいは腐敗が進行する場合がある。内部空間内に配置されたエチレン吸収体により収容対象物から放出されたエチレンが吸収され、農作物の腐敗あるいは熟成が抑制される。
 上記棚は、上記所定温度での冷却時に上記収容対象物の保水量を維持できる大きさに、上記空間部を形成する。
 棚によって内部空間が区画され、容積が小さい複数の空間部が形成される。これにより、冷却開始時の内部空間の温度が高い状態で収容対象物から放出される水分が内部空間に拡散することが防止され、収容対象物が保湿される。
 上記収容対象物は農作物であり、上記内部空間は、上記農作物を収容する収容空間と、上記農作物から放出されるエチレンを分解するためのエチレン分解空間とを有し、上記容器は、上記エチレン分解空間に配置されたエチレン分解装置と、上記収容空間と上記エチレン分解空間との間で上記内部空間内の気体を循環させる循環部とさらに具備してもよい。
 農作物から放出される植物成長ホルモン(エチレンガス等、以下エチレンと記載)は、循環部によってエチレン分解空間に運ばれ、エチレン分解空間に設けられたエチレン分解装置によって分解される。これにより、エチレンによる農作物の腐敗あるいは熟成を抑制することが可能となる。
 上記エチレン分解装置は、上記エチレン分解空間内にオゾンを発生させるオゾン発生器又は上記エチレン分解空間内に紫外線を放射する紫外線放射源であり、上記容器は、上記エチレン分解空間から上記収容空間に送出される気体からオゾンを除去するオゾン除去部をさらに具備してもよい。
 この構成によれば、オゾン発生器から発生するオゾン又は、紫外線放射源から放射される紫外線によってエチレンが分解される。さらに、エチレン分解装置が紫外線放射源である場合、紫外線によって生成するオゾンによってもエチレンが分解される。しかし、オゾンが収容空間内の収容対象物に接触すると、収容対象物が脱色あるいは酸化される等の影響が発生する場合がある。上記構成によれば、オゾン除去部によってエチレン分解空間から収容空間に送出される気体からオゾンが除去されるため、オゾンによって収容対象物が影響を受けることが防止される。
 本発明の一実施形態に係る保湿保冷方法は、容器の内部空間に収容対象物を収容する。
 所定温度での冷却時に上記収容対象物の保水量を維持するための空間部は、上記内部空間に棚を設置することで形成される。
 上記空間部は、上記容器を上記所定温度に冷却することで、冷却前よりも高湿度にされる。
 容器本体の内部空間に収容対象物が収容され、内部空間に棚が設置されることで空間部が形成される。容器が所定温度に冷却されることで、内部空間の空気の飽和水蒸気量が低下し、空間部の湿度が冷却前よりも高湿度になるため、収容対象物が保湿される。
 以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
 第1の実施形態について説明する。
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る容器1を示す断面図である。
 同図に示すように、容器1は冷蔵庫F内に配置され、容器1には収容対象物Sが収容されている。冷蔵庫Fは例えば5℃に維持されている。本実施形態において、収容対象物Sは農作物である。
 容器1は、容器本体2、蓋3及び支持台4を有する。支持台4は冷蔵庫Fの床に据置かれている。容器本体2は支持台4上に載置され、蓋3は容器本体2に取り付けられている。容器本体2、蓋3及び支持台4は、アルミニウム等の熱伝導性の高い金属製である。
 図1に示すように、容器本体2は、底壁5と、側壁6と、棚7とを有する。底壁5と側壁6とによって、側面及び下面が囲まれ、上面が開放された空間である内部空間が形成されている。内部空間は、棚7によって区画され、複数の空間部Rが形成されている。
 容器本体2は、第1の収容トレイ11、第2の収容トレイ12、第3の収容トレイ13、第4の収容トレイ14、第5の収容トレイ15、第6の収容トレイ16、第7の収容トレイ17及び第8の収容トレイ18がこの順に下から積み重ねられて構成されている。各収容トレイの間には、気密を維持するためのシール部材20が配置されている。
 詳細は後述するが、第1の収容トレイ11の第1の底壁部11aによって容器本体2の底壁5が構成され、第2~第8の収容トレイ12~18のそれぞれの底壁部によって棚7が構成されている。また、第1~第8の収容トレイ11~18の各側壁部によって容器本体2の側壁6が構成されている。
 図2は、第1の収容トレイ11の構成を示す斜視図である。
 同図に示すように、第1の収容トレイ11は、第1の底壁部11aと第1の側壁部11bとを有する。第1の側壁部11bは第1の底壁部11aの周縁に立設されている。第1の底壁部11aは正方形であるとするが、これに限られず、円形等であってもよい。第1の側壁部11bには、シール部材20が嵌め込まれる溝11cが形成されている。第1の底壁部11aは容器本体2の底壁5を構成し、第1の側壁部11bは容器本体2の側壁6の一部を構成する。
 第2~第8の収容トレイ12~18のそれぞれは、第1の収容トレイ11と同一の構成を有する。即ち、第2~第8の収容トレイは、それぞれ、第2~第8の底壁部12a~18aと、第2~第8の側壁部12b~18bとを有する。第2~第8の底壁部12a~18aは容器本体2の棚7を構成し、第2~第8の側壁部12b~18bは容器本体2の側壁6の一部を構成する。
 第1~第8の収容トレイは、収容対象物Sの大きさに応じて、なるべく容積が小さくなるような大きさが好適である。例えば、図1に示したように、収容対象物Sの大きさが一様であり、上下2段に収容することを予定している場合には、第1~第8の側壁部11b~18bの高さを、収容対象物Sの高さの2倍程度とすることで、余剰の容積を最小限にすることができる。
 蓋3は、側壁6に気密に取り付けられることで、底壁5と側壁6によって形成される内部空間を密閉する。蓋3は、収容トレイの最上段、即ち第8の収容トレイ18にシール部材20を介して取り付けられている。
 支持台4は、冷蔵庫F内の空気によって冷却されることにより、冷蔵庫Fの床と容器本体2との間の熱の伝達を防止する。支持台4は、冷蔵庫Fの床が十分低温となる場合、設けられなくてもよい。
 各空間部Rの収容対象物Sの周囲には、エチレン吸収シート22が敷かれている。エチレン吸収シート22は、収容対象物Sから放出されるエチレンを吸収する。エチレン吸収シート22は例えばゼオライトあるいは炭酸カルシウム等を含むシートである。本実施形態では、エチレン吸収シート22が吸収体に相当する。
 以上のように構成された容器1を用いた保湿保冷方法について説明する。
 容器1に収容対象物Sを収容する場合、支持台4上に第1の収容トレイ11を載置し、第1の収容トレイ内に収容対象物Sを収容する。次に、溝11cにシール部材20を嵌め込み、第2の収容トレイ12を第1の収容トレイ11上に積み重ねる。なお、シール部材20は当初から溝11cに組み付けられていてもよい。次に、第2の収容トレイ12に収容対象物を収容し、第1の収容トレイ11に積み重ねる。以下、第3~第8の収容トレイ13~18をシール部材20を介して積み重ねながら、収容対象物Sを収容していく。なお、収容対象物Sの量に応じて、積み重ねる収容トレイの数を調節してもよい。最後に、最上段の収容トレイに蓋3を取り付ける。
 第2~第8の収容トレイ12~18及び蓋3の重量により、各部に設けられたシール部材20が弾性変形し、各空間部Rが密閉される。なお、この収容作業は、冷蔵庫Fの内部で行ってもよく、冷蔵庫Fの外部で行った後、容器1を冷蔵庫F内に搬入してもよい。冷蔵庫Fは、容器1が組み立てられ、又は搬入される前から低温に維持されていてもよく、容器1が組み立てられ、又は搬入された後に冷却を開始してもよい。また、容器1は、ひとつの冷蔵庫F内に複数が配置されてもよい。
 以上のようにして、収容対象物Sが収容された状態で、内部空間が密閉される。容器1は、冷蔵庫F内の低温の空気によって冷却され、さらに冷却された容器1によって内部空間内の空気が冷却される。ここで、内部空間空間を区画する棚7も側壁6からの熱伝導により冷却されているため、内部空間が速やかに冷却される。
 冷却が開始された直後は、内部空間は収容対象物Sが収容された際の雰囲気(以下、当初雰囲気)である。内部空間が冷却されるに従い、内部空間の飽和水蒸気量が低下し、湿度(相対湿度)が上昇するため、水蒸気が収容対象物Sに吸収され、収容対象物が保湿される。なお、当初雰囲気が比較的低湿度であり、又は収容対象物Sが水分を多量に含んでいる場合、一時的に収容対象物Sから内部空間に水分が放出される。ここで、内部空間は棚7により複数の空間部Rに区画されているため、放出された水分は各空間部Rに留まる。冷却に伴なう湿度の上昇により、放出された水分は再び収容対象物Sに吸収され、収容対象物が保湿される。
 収容対象物Sの量に対して内部空間の容積が過大である場合、収容対象物Sから放出された水分が内部空間内に拡散してしまい、十分な湿度とならない場合がある。容器本体2は、積み重ねられた第1~第8の収容トレイ11~18によって構成されているため、収容対象物Sの量に応じて収容トレイの数、即ち、内部空間の容積を調節することが可能である。これにより、収容対象物Sの量が少ない場合であっても内部空間の湿度が維持され、収容対象物Sが保湿される。
 また、本実施形態に係る容器本体2は、各空間部Rに収容されたエチレン吸収シート22を有する。収容対象物Sは農作物であるため、植物が熟成する際に放出される成長ホルモンであるエチレンが放出され、空間部Rに滞留することにより農作物の熟成あるいは腐敗が進行する場合がある。空間部Rにエチレン吸収シート22を配置することにより、放出されたエチレンを吸収し、農作物の腐敗あるいは熟成を抑制することが可能となる。
(第2の実施形態)
 次に、第2の実施形態について説明する。
 以下、第1の実施形態に係る容器1と同一の構成を有する部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
 本実施形態に係る容器は、第1の実施形態に係る容器1と、容器本体の構成が異なる。
 図3は、本発明の第2の実施形態に係る容器100を示す断面図である。
 同図に示すように、本実施形態に係る容器100は、容器本体102と、蓋3と、支持台4とを有する。蓋3及び支持台4の構成は、第1の実施形態に係る容器1と同一である。
 図3に示すように、容器本体102は、底壁105と、側壁106と、棚107とを有する。後述する貯水トレイ110と側壁106とによって、側面及び下面が囲まれ、上面が開放された空間である内部空間が形成されている。内部空間は、棚107によって複数の空間部Rに区画されている。
 容器本体102は、貯水トレイ110、第1の収容トレイ111、第2の収容トレイ112、第3の収容トレイ113、第4の収容トレイ114、第5の収容トレイ115、第6の収容トレイ116、第7の収容トレイ117及び第8の収容トレイ118がこの順に下から積み重ねられて構成されている。貯水トレイ110と第1の収容トレイ111との間及び各収容トレイの間には、気密を維持するためのシール部材20が配置されている。なお、第3~第8の収容トレイ113~118は必要に応じて積み重ねられる。
 後述する、第1の収容トレイ111の第1の底壁部111aによって容器本体102の底壁105が構成され、第2~第8の収容トレイ112~118のそれぞれの底壁部によって棚107が構成されている。また、第1~第8の収容トレイ111~118の各側壁部によって容器本体102の側壁106が構成されている。
 貯水トレイ110は、図2に示した第1の収容トレイ111と同様の構成を有するため、図示を省略する。即ち、貯水トレイ110は、底壁部110aと側壁部110bとを有し、側壁部110bは底壁部110aの周縁に立設されている。側壁部110bには、シール部材20が嵌め込まれる図示しない溝が形成されている。貯水トレイ110には、水Wが貯留されている。なお、貯水トレイ110の位置は、第1の収容トレイ111の下に限られず、例えば、第4の収容トレイ114と第5の収容トレイ115との間、あるいは第8の収容トレイ118と蓋3との間に配置することも可能である。貯水トレイ110が水分供給部に相当する。
 図4は、第1の収容トレイ111の構成を示す斜視図である。
 同図に示すように、第1の収容トレイ111は、第1の底壁部111aと第1の側壁部111bとを有する。第1の側壁部111bは第1の底壁部111aの周縁に立設されている。第1の底壁部111aは正方形であるとするが、これに限られず、円形等であってもよい。第1の底壁部111aには、貫通孔111dが形成されている。貫通孔111dの形状及び数は適宜変更することが可能である。第1の側壁部111bには、シール部材20が嵌め込まれる溝111cが形成されている。第1の底壁部111aは容器本体102の底壁105を構成し、第1の側壁部111bは容器本体102の側壁106の一部を構成する。
 第2~第8の収容トレイ112~118のそれぞれは、第1の収容トレイ111と同一の構成を有する。即ち、第2~第8の収容トレイは、それぞれ、第2~第8の底壁部112a~118aと、第2~第8の側壁部112b~118bとを有する。第2~第8の底壁部112a~118aには、それぞれ貫通孔112d~118dが形成されている。第2~第8の底壁部112a~118aは容器本体102の棚107を構成し、第2~第8の側壁部112b~118bは容器本体102の側壁106の一部を構成する。
 各空間部Rの収容対象物Sの周囲にはエチレン吸収シート22が敷かれている。また、第8の収容トレイ118と貯水トレイ110の空間部Rにはエチレン吸収粉体袋21が収容されている。エチレン吸収シート22及びエチレン吸収粉体袋21は、例えばゼオライトあるいは炭酸カルシウム等を含む。なお、エチレン吸収粉体袋21は内蔵空間のいずれかの位置に設けられていればよい。また、エチレン吸収粉体袋21とエチレン吸収シート22は必要に応じていずれか一方が設けられてもよい。エチレン吸収粉体袋21及びエチレン吸収シート22が吸収体に相当する。
 以上のように構成された容器100を用いる保湿保冷方法について説明する。
 第1の実施形態に係る容器1と同様に、収容対象物Sの収容と収容トレイの積み重ねが行われるが、容器100では、最初に貯水トレイ110に水が貯留され、その上に第1の収容トレイ111が積み重ねられる。貯水トレイ110に貯留される水の量は、収容対象物Sが含む水分量に応じて調節される。
 収容対象物Sが収容された状態で、内部空間が密閉される。容器100は、冷蔵庫F内の低温の空気によって冷却され、さらに冷却された容器100によって内部空間内の空気が冷却される。ここで、内部空間空間を区画する棚107も側壁106からの熱伝導により冷却されているため、内部空間が速やかに冷却される。本実施形態に係る容器100においても、内部空間が冷却されるに従い、湿度が上昇するため、収容対象物Sが保湿される。
 また容器本体102は、積み重ねられた第1~第8の収容トレイ111~118によって構成されているため、収容対象物Sの量に応じて収容トレイの数、即ち、内部空間の容積を調節することが可能である。これにより、収容対象物Sの量が少ない場合であっても内部空間の湿度が維持され、収容対象物Sが保湿される。
 加えて、本実施形態に係る容器本体102は、水を貯留する貯水トレイ110と、各収容トレイに設けられた貫通孔111d~118dを有している。内部空間の湿度が低い場合、貯留されている水が蒸発して水蒸気が生成され、貫通孔111d~118dを通じて、各空間部Rに供給される。このため、当初雰囲気が低湿度であり、又は収容対象物に含まれていた水分が少量である場合等、そのままでは収容対象物Sを保湿するための水分が不足する場合であっても、各空間部Rの湿度を維持することが可能である。
(第3の実施形態)
 次に、第3の実施形態について説明する。
 以下、第2の実施形態に係る容器100と同一の構成を有する部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
 図5は、本発明の第3の実施形態に係る容器200を示す断面図である。
 同図に示すように、本実施形態に係る容器200は、容器本体202と、蓋203と、支持台4とを有する。支持台4の構成は、第2の実施形態に係る容器200と同一である。また、容器200は、エチレン分解装置230と、オゾン除去部231と、循環部232とを有する。
 図5に示すように、容器本体202は、底壁205と、側壁206と、棚207とを有する。後述する貯水トレイ210と側壁206とによって、側面及び下面が囲まれ、上面が開放された空間である内部空間が形成されている。内部空間は、棚207によって複数の空間部Rに区画されている。
 容器本体202は、貯水トレイ210、第1の収容トレイ111、第2の収容トレイ112、第3の収容トレイ113、第4の収容トレイ114、第5の収容トレイ115、第6の収容トレイ116、第7の収容トレイ117及び第8の収容トレイ118がこの順に下から積み重ねられて構成されている。貯水トレイ110と第1の収容トレイ111との間及び各収容トレイの間には、気密を維持するためのシール部材20が配置されている。なお、第3~第8の収容トレイ113~118は必要に応じて積み重ねられる。
 貯水トレイ210は、底壁部210aと側壁部210bとを有し、側壁部210bは底壁部210aの周縁に立設されている。貯水トレイ210には、配管210cが設けられている。配管210cは、側壁部210bを貫通して、一端が容器本体202の外側に、他端が容器本体202の内側になるように配置された管である。貯水トレイ210には、水Wが貯留され、貯水トレイ210が水分供給部に相当する。
 蓋203は、側壁206に気密に取り付けられることで、底壁205と側壁206によって形成される内部空間を密閉する。蓋203は、収容トレイの最上段、即ち第8の収容トレイ118にシール部材20を介して取り付けられている。
 蓋203は、エチレン分解装置230及びオゾン除去部231を有する。また、蓋203には、配管203aが設けられている。エチレン分解装置230は、オゾン発生器又はUV(ultraviolet)ランプとすることができる。オゾン発生器は20eV以上のコロナ放電を用いた簡易型のもので充分である。UVランプは、紫外線を放射することが可能な蛍光管あるいはLED(Light Emitting Diode)等のランプであり、エチレンを分解することが可能な波長、例えば200~400nmの紫外線を放射するものを用いることができる。
 配管203aは、蓋203の壁面を貫通して、一端が容器本体202の外側に、他端が容器本体202の内側になるように配置された管である。配管203aの、内部空間側の端部には、フランジ状の気体遮蔽板203bが設けられている。
 オゾン除去部231は、二酸化マンガン、ゼオライト、活性炭、またはメッシュ状にあるいはウール状等の表面積の大きく、気体の通過を妨げない形状に加工された金属からなる。ステンレス、アルミニュウム、鉄、銅等の金属が有効である。
オゾン除去部231は、第1のオゾン除去体231aと第2のオゾン除去体231bからなる。第1のオゾン除去体231aは、エチレン分解装置230の周囲を囲むように配置され、気体遮蔽板203bに接続されている。第1のオゾン除去体231aと気体遮蔽板203bによって、エチレン分解装置230の周囲にエチレン分解空間Tが形成される。このため、配管203aはエチレン分解空間Tを循環部232に連通させる。配管203aには、第2のオゾン除去体231bが充填されている。以下、内部空間のうちエチレン分解空間T以外の空間を収容空間とする。
 循環部232は、ファン233、配管234、配管203a、配管210c及び各収容トレイに形成された貫通孔111d~118dによって構成される。ファン233は、貯水トレイ210の配管210cに接続され、配管234はファン233と蓋203の配管203aに接続されている。配管234は、収容トレイの段数に応じて伸縮することが可能なベローズとしてもよい。循環部232は各部でフランジ等により気密に接続される。ファン233は、循環部232内の気体を、配管203a側から配管201c側に送風する。これにより、ファン233から配管210cを通過して容器本体202に至り、配管203aから配管234を通過してファン233に戻る気流が発生する。図5に、この気流を矢印で示す。
 エチレン分解空間Tの近傍では、気流は、収容空間から第1のオゾン除去体231aを通過してエチレン分解空間Tに流入する。配管203aの開口には気体遮蔽板203bが設けられているので、気流が配管203aの近傍から配管203aに流入することが防止され、UVランプの紫外線照射又はオゾン発生器から発生したオゾンとの混合をある程度受けてから配管203aに流入する。
 以上のように構成された容器200を用いる保湿保冷方法について説明する。
 第1の実施形態に係る容器1と同様に、収容対象物Sの収容と収容トレイの積み重ねが行われる。蓋203が積み重ねられた後、循環部232が気密に接続される。ファン233及びエチレン分解装置230の電源が投入され、第2の実施形態に係る容器100と同様に、冷蔵庫F内の低温の空気によって容器200が冷却され、収容対象物Sが保湿される。
 ここで、ファン233によって上述のように気流が発生しているため、収容対象物Sから放出されるエチレンは気流によってエチレン分解空間Tに流入し、エチレン分解装置230からのオゾンまたは紫外線によって分解除去される。また、空気中の酸素が紫外線照射を受けてオゾンが生成しており、このオゾンによってもエチレンが分解される。一方で、オゾンが収容対象物Sに接触すると、収容対象物Sが脱色、酸化されるが、第1のオゾン除去体231a及び第2のオゾン除去体231bによってオゾンが除去され、収容対象物Sへの影響が防止される。これは、オゾン除去体231a及びオゾン除去体231bの表面において、オゾンの分解により生成するラジカルが、励起状態から基底状態に遷移することによる。
 このように、本実施形態に係る容器200では、収容対象物Sが保湿されるとともに、収容対象物Sから放出されるエチレンが分解されるため、収容対象物Sの腐敗あるいは熟成を防止することが可能である。
 本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更され得る。
 各実施形態において、収容対象物は農作物であるとしたがこれに限られない。鮮魚等の保湿を必要とするものを収容対象物とすることができる。
 各実施形態において、各収容トレイの側壁部の高さは相互に同じでなくてもよい。収容対象物Sの大きさに応じて、変更することができる。
 第2の実施形態において、各収容トレイには、内部空間を個々に連通させるための通路として貫通孔が形成されるとしたが、貫通孔に限られない。通路は例えば、各収容トレイの側壁部に設けられた通気孔とすることも可能である。
 第2の実施形態において、内部空間に、内部空間内の気体を循環させるためのファン等が設けられてもよい。内部空間内の気体を循環させることで、水分供給手段により内部空間に供給される水蒸気やエチレンを循環させることが可能となる。
 各実施形態において、容器本体は第1~第8の収容トレイが積み重ねられて構成されているとしたがこれに限られない。例えば、一つの収容トレイに着脱可能な棚を設けることによって容器本体を構成することも可能である。当該収容トレイでは、棚を取り外した状態で収容対象物が収容され、棚が取り付けられた後に、棚上に再度収容対象物が収容される。
 1、100、200…容器
 2、102、202…容器本体
 3、203…蓋
 5、105、205…底壁
 6、106、206…側壁
 7、107、207…棚
 11、111…第1の収容トレイ
 11a、111a…第1の底壁部
 11b、111b…第1の側壁部
 12、112…第2の収容トレイ
 12a、112a…第2の底壁部
 12b、112b…第2の側壁部
 12d、111d、112d…貫通孔
 20…シール部材
 21…エチレン吸収粉体袋
 22…エチレン吸収シート
 230…エチレン分解装置
 231…オゾン除去部
 232…循環部
 R…空間部
 T…エチレン分解空間

Claims (9)

  1.  所定温度に冷却された空間内に配置されることで、収容対象物を保湿保冷する容器であって、
     底壁と、前記底壁の周囲を囲み内部空間を形成する側壁と、前記内部空間を区画することで、前記所定温度で冷却した時に冷却前よりも高湿度となる、前記収容対象物を収容するための空間部を形成する、前記側壁に接続された棚とを有する金属製の容器本体と、
     前記側壁に気密に取り付けられることで、前記内部空間を密閉する金属製の蓋と
     を具備する容器。
  2.  請求項1に記載の容器であって、
     前記容器本体は、
     前記底壁を構成する第1の底壁部と、前記側壁の一部を構成する第1の側壁部とを有する第1の収容トレイと、
     前記棚を構成する第2の底壁部と、前記第2の底壁部に接続され前記側壁の他の一部を構成する第2の側壁部とを有する第2の収容トレイと、
     前記第1の側壁部と前記第2の側壁部との間に配置されたシール部材とを有する
     容器。
  3.  請求項2に記載の容器であって、
     前記容器本体は、
     前記内部空間へ保湿用の水分を供給するための水分供給部と、
     前記空間部を個々に連通させるための通路とをさらに有する
     容器。
  4.  請求項3に記載の容器であって、
     前記通路は、前記棚に形成された貫通孔である
     容器。
  5.  請求項1に記載の容器であって、
     前記収容対象物は農作物であり、
     前記容器本体は、前記農作物から放出されるエチレンを吸収するための吸収体を有する
     容器。
  6.  請求項1に記載の容器であって、
     前記棚は、前記所定温度での冷却時に前記収容対象物の保水量を維持できる大きさに、前記空間部を形成する
     容器。
  7.  請求項1に記載の容器であって、
     前記収容対象物は農作物であり、
     前記内部空間は、前記農作物を収容する収容空間と、前記農作物から放出されるエチレンを分解するためのエチレン分解空間とを有し、
     前記容器は、
     前記エチレン分解空間に配置されたエチレン分解装置と、
     前記収容空間と前記エチレン分解空間との間で前記内部空間内の気体を循環させる循環部とをさらに具備する
     容器。
  8.  請求項7に記載の容器であって、
     前記エチレン分解装置は、前記エチレン分解空間内にオゾンを発生させるオゾン発生器又は前記エチレン分解空間内に紫外線を放射する紫外線放射源であり、
     前記容器は、前記エチレン分解空間から前記収容空間に送出される気体からオゾンを除去するオゾン除去部をさらに具備する
     容器。
  9.  容器の内部空間に収容対象物を収容し、
     前記内部空間に棚を設置することで、所定温度での冷却時に前記収容対象物の保水量を維持するための空間部を形成し、
     前記容器を前記所定温度に冷却することで、前記空間部を冷却前よりも高湿度にする
     保湿保冷方法。
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