JP2014055717A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別なメンテナンスを行うことなく庫内を安全かつ永続的に除菌及び脱臭でき、貯蔵物の鮮度を長期間に亘って維持可能な冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに、紫外線照射装置42から放射される紫外線Rを照射する。貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに代えて、製氷皿43内に残存する氷Iから昇華する水分Wや、蒸発器15の熱交換器に付着する霜から昇華する水分Wに、紫外線Rを照射することもできる。紫外線照射装置42としては、蛍光管又はLEDが用いられる。紫外線の波長は、253nm〜400nm程度が好適である。
【選択図】図4
【解決手段】貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに、紫外線照射装置42から放射される紫外線Rを照射する。貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに代えて、製氷皿43内に残存する氷Iから昇華する水分Wや、蒸発器15の熱交換器に付着する霜から昇華する水分Wに、紫外線Rを照射することもできる。紫外線照射装置42としては、蛍光管又はLEDが用いられる。紫外線の波長は、253nm〜400nm程度が好適である。
【選択図】図4
Description
本発明は、庫内に脱臭用及び除菌用の紫外線照射手段を備えた冷蔵庫に関する。
冷蔵庫内には、多種多様な食品が保存されるので、各種の悪臭成分が発生すると共に、雑菌が繁殖する虞もある。このため、庫内に脱臭用及び除菌用の紫外線照射手段を備えた冷蔵庫が従来提案されている(特許文献1の図1〜図5参照。)。
特許文献1に記載の冷蔵庫は、断熱仕切壁により区画され冷凍温度帯に冷却される貯蔵室と、この貯蔵室の一画に設けられた製氷皿と、この製氷皿の下部に設けられ生成された氷を貯氷する貯氷容器とを備え、製氷皿の上部及び貯蔵室の前方上部に紫外線を照射するLEDを配設して成る。本構成の冷蔵庫は、製氷皿及び貯氷容器に効果的に紫外線を照射できるので、製氷皿及び貯氷容器を殺菌することができる。
また、冷蔵庫に適用可能な紫外線によるエチレンガスの改質方法として、表面に水を粒状に保持可能な保水面に形成した保水体に水を供給し、該保水面を水滴で濡れた状態に保持する保水工程と、該保水面に付着させた前記水滴に対し、10mm以内の至近距離から波長が254nmの紫外線を、近傍を10℃〜40℃の温度域に制御しつつ照射して、該照射紫外線のエネルギーで前記水滴にOHラジカルを生成させる照射工程と、該OHラジカルを含む前記水滴を保持している前記保水面に対してエチレンガスを含む気体を通風させて前記OHラジカルに該エチレンガスを接触させる反応工程とから成り、上記各工程により前記OHラジカルに前記エチレンガスを接触反応させてエタンと水に改質できるようにしたものが従来提案されている(特許文献2の請求項1及び図1参照。)。
特許文献2に記載のエチレンガスの改質方法は、撥水性表面の保水体に撥水された水を霧粒状に高密度に付着させ、その水滴群に対して10mm以内の至近距離から波長が254nmの紫外線を照射し、その際に紫外線照射近傍を10℃〜40℃の温度域に制御することによって、該水滴中にOHラジカルを大量に生成させることができる。そして、その水滴中で生成されたOHラジカルに、エチレンガスを含む気体を通風接触させることによって、そのOHラジカルの作用で、そのOHラジカルに接触したエチレンガスをエタンと水とに改質させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫は、製氷皿及び貯氷容器に紫外線を照射し、紫外線の殺菌力で製氷皿及び貯氷容器を直接殺菌するというものであるので、庫内でOHラジカルを効率的に発生させることができない。よって、特許文献1に記載の冷蔵庫は、除菌効果や脱臭効果が、製氷皿及び貯氷容器並びにその周辺部分に限定される。
一方、特許文献2に記載のエチレンガスの改質方法は、保水表面に粒状の水滴を形成させるため、保水表面を撥水性(疎水性とも言う。以下同じ。)にする必要がある。表面を撥水性にすると、水分(水滴)を長時間保持することができないため、保水表面に水分を長時間維持するためには、水供給手段を長期且つ連続で運転する必要があり、頻繁に水供給手段を交換しなければならない。また、特許文献2に記載のエチレンガスの改質方法は、紫外線照射近傍を10℃〜40℃の温度域に制御した状態で、波長が254nmの紫外線を照射するので、オゾンが発生しやすい。オゾンは独特の臭気をもち、周囲の樹脂や貯蔵物に変色や劣化を引き起こすので、短時間で庫内の貯蔵物の鮮度を低下させる。さらに、特許文献2に記載のエチレンガスの改質方法は、紫外線照射近傍を10℃〜40℃の温度域に制御することで、OHラジカルを生成する構成であるので、当該技術を冷蔵庫に適用した場合、庫内の温度が上昇して、貯蔵物の鮮度を低下させる虞がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、特別なメンテナンスを行うことなく庫内を安全かつ永続的に除菌及び脱臭でき、貯蔵物の鮮度を長期間に亘って維持可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、庫内を循環する冷気通路中に貯氷部及び霜発生部を有し、前記貯氷部に貯えられた氷から昇華する水分、及び、前記霜発生部に発生した霜から昇華する水分のうちの少なくともいずれか一方に紫外線を照射して、庫内にOHラジカルを発生させる紫外線照射装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、貯氷部に貯えられた氷から昇華する水分、及び、霜発生部に発生した霜から昇華する水分のうちの少なくともいずれか一方に紫外線を照射して、庫内にOHラジカルを発生させるので、水の補給を必要とせず、脱臭効果及び除菌効果を永続させることができる。また、庫内に発生したOHラジカルにより庫内の脱臭及び除菌を行うので、安全性が高く、しかも貯蔵物の鮮度低下を長期間に亘って抑制することができる。
以下、本発明に係る冷蔵庫の実施形態について、図を用いて説明する。
実施形態に係る冷蔵庫は、図1及び図2に示すように、冷蔵庫本体1及び扉6〜10を備えて構成されている。また、扉6には、扉の締め忘れ等を表示するためのLED81が設けられている。
冷蔵庫本体1は、図2及び図3に示すように、鋼板製の外箱11と、樹脂製の内箱12と、これら外箱11と内箱12の間に詰め込まれたウレタン発泡断熱材13及び真空断熱材(図示せず)を有して構成され、上から冷蔵室2、冷凍室3,4、野菜室5の順に複数の貯蔵室を有している。換言すれば、最上段に冷蔵室2が、最下段に野菜室5が、それぞれ区画して配置されており、冷蔵室2と野菜室5との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍室3,4が配設されている。冷蔵室2及び野菜室5は冷蔵温度帯の貯蔵室であり、冷凍室3,4は0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。なお、冷凍室3は製氷室3aと急冷凍室3bとに区画されている。これらの各貯蔵室は仕切り壁34,35,36により区画されている。
冷蔵庫本体1の前面には、貯蔵室2〜5の前面開口部を閉塞する扉6〜10が設けられている。冷蔵室扉6は冷蔵室2の前面開口部を開閉する扉、製氷室扉7は製氷室3aの前面開口部を開閉する扉、急冷凍室扉8は急冷凍室3bの前面開口部を開閉する扉、冷凍室扉9は冷凍室4の前面開口部を開閉する扉、野菜室扉10は野菜室5の前面開口部を開閉する扉である。冷蔵室扉6は観音開き式のフレンチ扉で構成され、製氷室3a,急冷凍室3b,冷凍室4,野菜室5は、引き出し式の扉によって構成され、引き出し扉とともに貯蔵室内の容器が引き出される。
冷蔵庫本体1内には、冷凍サイクル装置が設置されている。この冷凍サイクル装置は、圧縮機14、凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)及び蒸発器15、そして再び圧縮機14の順に接続することにより構成される。圧縮機14及び凝縮器は、冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室に設置されている。蒸発器15は、冷凍室3,4の後方に設けられた冷却器室に設置され、この冷却器室における蒸発器15の上方に送風ファン16が設置されている。
蒸発器15によって冷却された冷気は、送風ファン16によって冷蔵室2、製氷室3a、急冷凍室3b、冷凍室4及び野菜室5の各貯蔵室へと送られる。具体的には、送風ファン16によって送られる冷気は、開閉可能なダンパー装置を介して、その一部が冷蔵室2及び野菜室5の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、他の一部が製氷室3a、急冷凍室3b及び冷凍室4の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。つまり、開閉可能なダンパー装置は、冷却室からの冷気を前記冷蔵温度帯の貯蔵室への冷蔵吐出口、及び前記冷凍温度帯の貯蔵室への冷凍吐出口の一方若しくは両方に選択可能に振り分ける。
送風ファン16によって冷蔵室2、製氷室3a、急冷凍室3b、冷凍室4及び野菜室5の各貯蔵室へと送られる冷気は、各貯蔵室を冷却した後、冷気戻り通路を通って蒸発器室へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は、冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室を適切な温度に維持する。
図2に示すように、冷蔵室2内には、透明な板で構成される複数段の棚17〜20が取り外し可能に設置されている。最下段の棚20は、内箱12の背面及び両側面に接するように設置され、その下方空間である最下段空間21を上方空間と区画している。また、各冷蔵室扉6の内側には、複数段の扉ポケット25〜27が設置され、これらの扉ポケット25〜27は、冷蔵室扉6が閉じられた状態で冷蔵室2内に突出するように設けられている。
冷蔵室2の最下段空間21には、図3に示すように、左から順に、製氷室3a内に配置された製氷皿に製氷水を供給するための製氷水タンク22、デザートなどの食品を収納するための収納ケース23、室内を減圧して食品の鮮度保持及び長期保存するための減圧貯蔵室24が設置されている。減圧貯蔵室24は、冷蔵室2の横幅よりも狭い横幅を有し、冷蔵室2の側面に隣接して配置する。また、製氷水タンク22及び収納ケース23は、左側の冷蔵室扉6の後方に配置する。なお、減圧貯蔵室24に代えて、チルド温度帯(冷蔵庫の規格であるJIS 9607では、0℃付近)の貯蔵空間を形成しても良い。
製氷水タンク22及び収納ケース23は、左側の冷蔵室扉6の後方に配置されている。また、減圧貯蔵室24は右側の冷蔵室扉6の後方に配置されている。なお、製氷水タンク22及び収納ケース23は、左側の冷蔵室扉6の最下段の扉ポケット27の後方に位置することとなり、減圧貯蔵室24は右側の冷蔵室扉6の最下段の扉ポケット27の後方に位置することとなる。
冷蔵室2の背面側には、図2に示すように、内箱12との間に送風ファン16から供給された冷気を通す通路を形成する背面パネル30が設けられている。該背面パネル30には、冷蔵室2に冷気を供給する冷蔵室冷却用の冷気吐出口(第1の冷気吐出口)と、冷蔵室2の最下段空間21に冷気を供給する減圧貯蔵室冷却用の冷気吐出口(第2の冷気吐出口)と、冷気戻り口とが設けられる。冷気戻り口は、減圧貯蔵室24の背面後方で冷蔵室2の側面に近い側に位置して設けられる。
野菜室5には、図2及び図3に示すように、果物やアスパラなどの小物野菜を貯蔵するのに便利な上段トレイ10aと、キャベツや白菜など大物野菜を貯蔵するのに便利な容器10bが備えられる。野菜室5を冷却する冷気は、図2に示すように、野菜室冷気吹き出し口5aから吹き出し、野菜室5の中を流れ、野菜室5全体を冷却し、野菜室冷気戻り口5bから仕切り壁35を流れて冷却器15に戻る。なお、野菜の鮮度劣化の主な原因が萎れであることと、冷却しすぎると低温障害が発生してしまうため、野菜室はなるべく恒温高湿が好ましい。このため、野菜室専用ダンパー(図示せず)が野菜室冷気吹き出し口5aよりも上流に設けられている。
以下、実施形態に係る冷蔵庫内に備えられる紫外線照射装置の配置及び機能を、図4〜図6によって説明する。
図4の実施形態では、貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに、紫外線照射装置42から放射される紫外線Rを照射している。紫外線照射装置42としては、蛍光管を用いることもできるし、発光ダイオード(LED)を用いることもできる。また、紫外線照射装置42から放射される紫外線の波長は、OHラジカルを発生しやすいことから、253nm〜400nm程度とすることが望ましい。
貯氷容器41は、製氷室3aに備えられた製氷皿43の下方に配置されており、製氷皿43で造られた氷Iを貯えている。製氷皿43は、モータ44の回転軸に連結されており、モータ44を回転駆動することにより、受水部43aが上向き又は下向きに回転される。製氷時には、受水部43aが上向きに回転されており、受水部43aには、自動製氷装置50の注水装置45(図5参照)内の水が注水パイプ46(図5参照)を通って定量供給される。そして、製氷が完了すると、モータ44が回転駆動されて、製氷皿43で造られた氷Iが貯氷容器41内に落下する。
製氷室3aには、貯氷容器41内に貯えられた氷が解けないように冷気が循環されており、−18℃に保たれている。このため、長期間氷を放置すると、氷がやせる現象が起こる。これは、乾燥した冷気が循環することにより、氷表面から水分が徐々に昇華し、熱交換器の霜となって奪われるためである。即ち、氷表面からは常に昇華した水分が上昇している。したがって、この氷表面から昇華した水分に紫外線照射装置42から放射される紫外線を照射すると、紫外線エネルギによって水分が分解され、OHラジカルが多量に生成される。OHラジカルは、殺菌性及び悪臭成分の分解性が高いので、庫内を流通する冷気を製氷室3a内で発生したOHラジカルに連続的に接触させることにより、庫内の除菌及び脱臭を行うことができる。
なお、前掲の特許文献1には、10℃〜40℃の環境下で湿った吸湿材に紫外線を照射するとOHラジカルが大量に生成されると記載されている。しかしながら、本願発明者らの研究によると、環境温度を10℃〜40℃とするのは、湿った吸湿材からの水分の気化を促進するためであり、十分な気体状の水分がある場合には、これよりも低温であってもOHラジカルが大量に生成される。よって、実施形態に係る冷蔵庫は、実用上十分な除菌効果及び脱臭効果を有する。
上述したように、実施形態に係る冷蔵庫には、紫外線照射装置42として、蛍光管を用いることもできるし、発光ダイオード(LED)を用いることもできる。しかしながら、蛍光管は、低温環境下で発光効率が低下すると共に、高温環境下で紫外線を照射すると、空気中の酸素分子がオゾンに変化しやすく安全性の問題を生じる。これに対して、LEDは、半導体であるため、発光効率を維持するためにはLED自身が生成する熱を素早く放熱しないと発光効率が低下する。即ち、LEDは低温環境下で発光させる方が高い発光量を確保できると共に、低温環境下で紫外線を照射できるため、オゾンが生成しにくい。従って、冷蔵庫に適用する紫外線照射装置42としては、蛍光管よりもLEDの方がより好適である。また、波長が短い紫外線を照射した方が、OHラジカルが生成されやすい。近年においては、技術の進歩により波長が253nmの紫外線を放射するLEDが開発されており、実施形態に係る冷蔵庫には、この程度の波長の紫外線を放射するLEDが好適に用いられる。
図4の実施形態では、貯氷容器41内に貯えられた氷Iから昇華する水分Wに紫外線Rを照射したが、本発明の要旨は固形の水から昇華する水分に紫外線を照射することにあるのであって、紫外線の照射部位は貯氷容器41内の氷Iに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、製氷皿43内に残存している離氷前の氷から昇華する水分に紫外線照射装置42の紫外線を照射することもできる。また、図6に示すように、蒸発器15の熱交換器15aに付着した霜(図示省略)から昇華する水分に、紫外線照射装置42の紫外線を照射することもできる。このように、紫外線照射装置42の紫外線は、庫内を循環する冷気通路中の任意の貯氷部及び霜発生部に向けて照射することができる。いずれに場合にも、庫内にOHラジカルを多量に発生させることができて、庫内の除菌効果及び脱臭効果を高めることができる。
以下、図7及び図8を用いて、実施形態に係る冷蔵庫の効果を明らかにする。効果を明らかにするための実験装置は、冷蔵庫を模したものであって、図7に示すように、密閉容器51の底部に、適量の氷Iが収納された貯氷容器52を配置してある。また、貯氷容器52の上方には、波長が370nmの紫外線を放射する紫外線照射装置42が配置されている。さらに、貯氷容器52の上方には、密閉容器51内の気体を攪拌するファン53が配置されている。なお、図7中の白抜き矢印は、ファン53を駆動することにより発生する気流を示している。実験は、密閉容器51内にエチレンガスを導入し、ファン53を駆動して密閉容器51内の気体を攪拌しながら、紫外線照射装置42を点灯して、紫外線照射時間の経過に伴うエチレンガスの残存率を測定することにより行った。
その実験結果を図8に示す。図8から明らかなように、密閉容器51内のエチレンガス濃度は、紫外線照射時間が長くなるほど減少し、紫外線照射装置42を点灯してから20分経過時点で残存率がほぼ0%になることを確認した。これは、氷Iの表面から昇華した水分に紫外線を照射することにより、OHラジカルが生成し、そのOHラジカルの反応力によりエチレンが分解されたことによる。以上の実験結果より、本発明に係る冷蔵庫は、給水操作や水供給装置の定期的な清掃等のメンテナンスをすることなく、冷蔵庫に保存された生鮮貯蔵物の鮮度保持を永続的に行えることが分かった。
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室
3,4 冷凍室
3a 製氷室
3b 急冷凍室
5 野菜室
6〜10 扉
11 冷蔵庫本体
15 蒸発器
15a 熱交換器
41 貯氷容器
42 紫外線照射装置
43 製氷皿
43a 受水部
44 モータ
45 注水装置
46 注水パイプ
50 自動製氷装置
I 氷
R 紫外線
W 氷Iから昇華する水分
2 冷蔵室
3,4 冷凍室
3a 製氷室
3b 急冷凍室
5 野菜室
6〜10 扉
11 冷蔵庫本体
15 蒸発器
15a 熱交換器
41 貯氷容器
42 紫外線照射装置
43 製氷皿
43a 受水部
44 モータ
45 注水装置
46 注水パイプ
50 自動製氷装置
I 氷
R 紫外線
W 氷Iから昇華する水分
Claims (3)
- 庫内を循環する冷気通路中に貯氷部及び霜発生部を有し、
前記貯氷部に貯えられた氷から昇華する水分、及び、前記霜発生部に発生した霜から昇華する水分のうちの少なくともいずれか一方に紫外線を照射して、庫内にOHラジカルを発生させる紫外線照射装置を備えたことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記貯氷部は、庫内に設けられた製氷皿及び当該製氷皿の下方に配置された貯氷容器の少なくともいずれか一方であり、前記霜発生部は、庫内に設けられた冷凍サイクル装置の熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記紫外線照射装置として、波長が253nm〜400nmの紫外線を照射するものを備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012200772A JP2014055717A (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012200772A JP2014055717A (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014055717A true JP2014055717A (ja) | 2014-03-27 |
Family
ID=50613190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012200772A Pending JP2014055717A (ja) | 2012-09-12 | 2012-09-12 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014055717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016194877A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 株式会社前川製作所 | 生鮮品の保管装置及び保管方法 |
-
2012
- 2012-09-12 JP JP2012200772A patent/JP2014055717A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016194877A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 株式会社前川製作所 | 生鮮品の保管装置及び保管方法 |
KR20170137920A (ko) * | 2015-05-29 | 2017-12-13 | 가부시끼가이샤 마에가와 세이사꾸쇼 | 신선품의 보관 장치 및 보관 방법 |
JPWO2016194877A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2018-04-19 | 株式会社前川製作所 | 生鮮品の保管装置及び保管方法 |
JP2019054824A (ja) * | 2015-05-29 | 2019-04-11 | 株式会社前川製作所 | 生鮮品の保管装置及び保管方法 |
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