JP2003287357A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JP2003287357A JP2003287357A JP2002092058A JP2002092058A JP2003287357A JP 2003287357 A JP2003287357 A JP 2003287357A JP 2002092058 A JP2002092058 A JP 2002092058A JP 2002092058 A JP2002092058 A JP 2002092058A JP 2003287357 A JP2003287357 A JP 2003287357A
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 庫内に温度切替室を設けた冷蔵庫において、
温度切替室内で脱臭・除菌が行えるようにする。 【解決手段】 冷蔵庫内に冷蔵室R、野菜室V、温度切
替室A、冷凍室F等が設けられる。温度切替室Aには引
き出し式のケース(図略)が出入自在に設けられ、温度
切替室Aの上壁に紫外線ランプ8が取り付けられ、内壁
面には光触媒層9を設ける。紫外線ランプ8から紫外線
を照射することでケース内に貯蔵された食品に付着して
いる雑菌等を除菌し、且つ光触媒層の光触媒を活性化し
て温度切替室A内の脱臭成分を分解して脱臭する。又、
下部通気路4内の回転ファン6に光触媒層(図略)を設
け、この光触媒層に紫外線を照射する紫外線ランプ10
を回転ファン6の近傍に配置すると冷気の脱臭・除菌が
可能となる。
温度切替室内で脱臭・除菌が行えるようにする。 【解決手段】 冷蔵庫内に冷蔵室R、野菜室V、温度切
替室A、冷凍室F等が設けられる。温度切替室Aには引
き出し式のケース(図略)が出入自在に設けられ、温度
切替室Aの上壁に紫外線ランプ8が取り付けられ、内壁
面には光触媒層9を設ける。紫外線ランプ8から紫外線
を照射することでケース内に貯蔵された食品に付着して
いる雑菌等を除菌し、且つ光触媒層の光触媒を活性化し
て温度切替室A内の脱臭成分を分解して脱臭する。又、
下部通気路4内の回転ファン6に光触媒層(図略)を設
け、この光触媒層に紫外線を照射する紫外線ランプ10
を回転ファン6の近傍に配置すると冷気の脱臭・除菌が
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に係るもの
で、特に庫内に温度切替室を設けた冷蔵庫に関する。
で、特に庫内に温度切替室を設けた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用冷蔵庫としては、一般に冷蔵室と
冷凍室とを備えたもの(冷凍・冷蔵庫)が主流となって
いる。又、冷蔵室と冷凍室の他に野菜室を備えたものも
存在しており、生鮮野菜や果物等を適正な冷却温度で貯
蔵できるようにしてある。更に、冷却温度を調節(例え
ば、約−17℃〜3℃の範囲)する温度切替室を設けた
冷蔵庫も従来存在している。
冷凍室とを備えたもの(冷凍・冷蔵庫)が主流となって
いる。又、冷蔵室と冷凍室の他に野菜室を備えたものも
存在しており、生鮮野菜や果物等を適正な冷却温度で貯
蔵できるようにしてある。更に、冷却温度を調節(例え
ば、約−17℃〜3℃の範囲)する温度切替室を設けた
冷蔵庫も従来存在している。
【0003】温度切替室は、貯蔵食品に合わせて最適の
冷却温度を設定できるので、貯蔵食品に応じて使い分け
することができ、例えば刺身等の生鮮食品は約−1℃の
氷温帯の温度で貯蔵することで鮮度や旨みを長持ちさせ
ることができる。又、カチカチに凍らせないことから解
凍の手間も省ける。水分の多い豆腐等の食品は約1℃で
貯蔵するのに適しており、冷凍食品やアイスクリーム等
は約−17℃の冷凍帯の温度に設定して冷凍保存するこ
とができる。
冷却温度を設定できるので、貯蔵食品に応じて使い分け
することができ、例えば刺身等の生鮮食品は約−1℃の
氷温帯の温度で貯蔵することで鮮度や旨みを長持ちさせ
ることができる。又、カチカチに凍らせないことから解
凍の手間も省ける。水分の多い豆腐等の食品は約1℃で
貯蔵するのに適しており、冷凍食品やアイスクリーム等
は約−17℃の冷凍帯の温度に設定して冷凍保存するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
温度切替室においては、貯蔵食品によっては臭気を発生
し或は雑菌等が付着したまま貯蔵される場合がある。こ
のような場合には、温度切替室内に臭気が充満するのみ
ならず他の貯蔵食品に悪臭が移り、又腐敗やカビ発生等
の原因になる。
温度切替室においては、貯蔵食品によっては臭気を発生
し或は雑菌等が付着したまま貯蔵される場合がある。こ
のような場合には、温度切替室内に臭気が充満するのみ
ならず他の貯蔵食品に悪臭が移り、又腐敗やカビ発生等
の原因になる。
【0005】本発明は、このような従来の冷蔵庫におけ
る温度切替室の問題点を解消するためになされ、その目
的は温度切替室内で脱臭・除菌が行えるようにした冷蔵
庫を提供することである。
る温度切替室の問題点を解消するためになされ、その目
的は温度切替室内で脱臭・除菌が行えるようにした冷蔵
庫を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、庫内に温度切替室を設け、こ
の温度切替室内の温度を予め設定された複数の温度のい
ずれか選択された温度に制御する冷蔵庫において、この
温度切替室内に紫外線ランプを設けたことを特徴とす
る。これにより、紫外線ランプから貯蔵食品に紫外線を
照射し、貯蔵食品に付着している雑菌等を殺菌すること
ができる。
めに、請求項1の発明は、庫内に温度切替室を設け、こ
の温度切替室内の温度を予め設定された複数の温度のい
ずれか選択された温度に制御する冷蔵庫において、この
温度切替室内に紫外線ランプを設けたことを特徴とす
る。これにより、紫外線ランプから貯蔵食品に紫外線を
照射し、貯蔵食品に付着している雑菌等を殺菌すること
ができる。
【0007】又、請求項2の発明は、前記温度切替室の
内壁面に光触媒層を設けたことを特徴とする。これによ
り、紫外線ランプから光触媒層に紫外線を照射して光触
媒層の光触媒を活性化し、この活性化した光触媒によっ
て臭気成分を分解して脱臭することができる。
内壁面に光触媒層を設けたことを特徴とする。これによ
り、紫外線ランプから光触媒層に紫外線を照射して光触
媒層の光触媒を活性化し、この活性化した光触媒によっ
て臭気成分を分解して脱臭することができる。
【0008】更に、請求項3の発明は、冷蔵庫の庫内に
冷気を循環させる通気路内に設けられる冷気循環用の回
転ファンに光触媒層を塗布し、その光触媒層に紫外線を
照射する紫外線ランプを前記回転ファンの近傍に配置し
たことを特徴とする。これにより、通気路内において冷
気循環用の回転ファンを通過する冷気を脱臭・除菌し、
清浄な冷気を温度切替室に流通させることができる。
冷気を循環させる通気路内に設けられる冷気循環用の回
転ファンに光触媒層を塗布し、その光触媒層に紫外線を
照射する紫外線ランプを前記回転ファンの近傍に配置し
たことを特徴とする。これにより、通気路内において冷
気循環用の回転ファンを通過する冷気を脱臭・除菌し、
清浄な冷気を温度切替室に流通させることができる。
【0009】そして、請求項4の発明は、請求項1又は
/及び請求項2と請求項3とを組み合わせることを特徴
とする。これにより、脱臭・除菌した冷気を温度切替室
に流通させると共に、切替室内で更に除菌又は/及び脱
臭を行うことができる。
/及び請求項2と請求項3とを組み合わせることを特徴
とする。これにより、脱臭・除菌した冷気を温度切替室
に流通させると共に、切替室内で更に除菌又は/及び脱
臭を行うことができる。
【0010】又、請求項5の発明は、前記予め設定され
た複数の温度は、少なくとも冷凍帯の温度と氷温帯の温
度とを有することを特徴とする。これにより、貯蔵食品
に合わせて冷凍帯温度や氷温帯温度を選択することがで
きる。
た複数の温度は、少なくとも冷凍帯の温度と氷温帯の温
度とを有することを特徴とする。これにより、貯蔵食品
に合わせて冷凍帯温度や氷温帯温度を選択することがで
きる。
【0011】更に、請求項6の発明は、前記紫外線ラン
プは発光面が平面状であることを特徴とする。これによ
り、紫外線ランプの突出量が少なくなって温度切替室の
使い勝手が良くなり、又は狭い通気路内への紫外線ラン
プの取り付けが容易になる。
プは発光面が平面状であることを特徴とする。これによ
り、紫外線ランプの突出量が少なくなって温度切替室の
使い勝手が良くなり、又は狭い通気路内への紫外線ラン
プの取り付けが容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る冷蔵庫の実施
形態について添付図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す概略断面図で
あり、庫内に冷蔵室R、野菜室V、温度切替室A及び冷
凍室Fが設けられている。Cはコンプレッサである。
形態について添付図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す概略断面図で
あり、庫内に冷蔵室R、野菜室V、温度切替室A及び冷
凍室Fが設けられている。Cはコンプレッサである。
【0013】冷蔵室Rと野菜室Vとを含む領域と、温度
切替室Aと冷凍室Fとを含む領域とは上下に分割され、
上部領域の背面側に設けられた上部通気路1内には上部
領域用の冷却器2と回転ファン3とが配設され、下部領
域の背面側に設けられた下部通気路4内には下部領域用
の冷却器5と回転ファン6とが配設されている。即ち、
この場合は、上下の領域で専用の冷却器2,5が設けら
れ、上部領域と下部領域とがそれぞれ別個に冷却される
方式(ダブル冷却システム)にしてある。
切替室Aと冷凍室Fとを含む領域とは上下に分割され、
上部領域の背面側に設けられた上部通気路1内には上部
領域用の冷却器2と回転ファン3とが配設され、下部領
域の背面側に設けられた下部通気路4内には下部領域用
の冷却器5と回転ファン6とが配設されている。即ち、
この場合は、上下の領域で専用の冷却器2,5が設けら
れ、上部領域と下部領域とがそれぞれ別個に冷却される
方式(ダブル冷却システム)にしてある。
【0014】温度切替室Aは、冷却温度を少なくとも冷
凍帯(−18℃前後の温度)と氷温帯(−2℃〜+1
℃)とを含む一定の範囲(例えば、−17℃〜+3℃)
に調節できるようにしてあり、貯蔵食品に合わせて冷却
温度を適温に設定する。その冷却温度の設定は図示を省
略した制御装置を介して行う。
凍帯(−18℃前後の温度)と氷温帯(−2℃〜+1
℃)とを含む一定の範囲(例えば、−17℃〜+3℃)
に調節できるようにしてあり、貯蔵食品に合わせて冷却
温度を適温に設定する。その冷却温度の設定は図示を省
略した制御装置を介して行う。
【0015】又、温度切替室Aは、図2のように引き出
し式のケース7が出入自在に設けられ、且つ温度切替室
Aの上壁には紫外線ランプ8が設けられている。この紫
外線ランプ8は、温度切替室A内に紫外線を照射できる
ようにしてあり、これによりケース7内の貯蔵食品に付
着している雑菌等を殺菌する。
し式のケース7が出入自在に設けられ、且つ温度切替室
Aの上壁には紫外線ランプ8が設けられている。この紫
外線ランプ8は、温度切替室A内に紫外線を照射できる
ようにしてあり、これによりケース7内の貯蔵食品に付
着している雑菌等を殺菌する。
【0016】この場合、紫外線ランプ8は、温度切替室
Aの上壁に取り付けたが、この位置に限定されずにケー
ス7に対して紫外線を効率良く照射できる位置であれば
他の箇所であっても構わない。又、紫外線ランプ8の形
状は限定されず、球型のもの、丸型直管状のもの又は発
光面が平面状のものを使用できる。温度切替室Aへの出
っ張りなどの使い勝手を考慮すると平面状の紫外線ラン
プが適している。
Aの上壁に取り付けたが、この位置に限定されずにケー
ス7に対して紫外線を効率良く照射できる位置であれば
他の箇所であっても構わない。又、紫外線ランプ8の形
状は限定されず、球型のもの、丸型直管状のもの又は発
光面が平面状のものを使用できる。温度切替室Aへの出
っ張りなどの使い勝手を考慮すると平面状の紫外線ラン
プが適している。
【0017】この紫外線ランプ8は、比較的短波長例え
ば254nm近傍の紫外線を放射するようにしてあり、
この程度の波長の紫外線であれば殺菌作用があり、紫外
線によって雑菌等を殺菌することが可能である。又、紫
外線の波長を185nm近傍にすると、紫外線だけでな
くオゾンを発生させることが可能である。しかしなが
ら、オゾンには毒性があるため、殺菌力のある濃度の高
いオゾンを発生させると、これを無害化するための機構
が必要となる。発生するオゾンの濃度が5ppm以上で
あれば実用レベルの殺菌力を得ることができるので、オ
ゾン濃度は5ppm程度に抑えることが好ましい。
ば254nm近傍の紫外線を放射するようにしてあり、
この程度の波長の紫外線であれば殺菌作用があり、紫外
線によって雑菌等を殺菌することが可能である。又、紫
外線の波長を185nm近傍にすると、紫外線だけでな
くオゾンを発生させることが可能である。しかしなが
ら、オゾンには毒性があるため、殺菌力のある濃度の高
いオゾンを発生させると、これを無害化するための機構
が必要となる。発生するオゾンの濃度が5ppm以上で
あれば実用レベルの殺菌力を得ることができるので、オ
ゾン濃度は5ppm程度に抑えることが好ましい。
【0018】更に、温度切替室Aの内壁面に光触媒層9
を設ければ、脱臭効果を期待することができる。即ち、
紫外線ランプ8により光触媒層9を照射し、光触媒層9
の光触媒を活性化し、この活性化した光触媒によって温
度切替室A内の臭気成分を分解することで脱臭すること
ができる。光触媒層9は、ゼオライト等の吸着材に光触
媒を担持させ、適宜のバインダーを介して温度切替室A
の内壁面に塗布することにより形成することができる。
を設ければ、脱臭効果を期待することができる。即ち、
紫外線ランプ8により光触媒層9を照射し、光触媒層9
の光触媒を活性化し、この活性化した光触媒によって温
度切替室A内の臭気成分を分解することで脱臭すること
ができる。光触媒層9は、ゼオライト等の吸着材に光触
媒を担持させ、適宜のバインダーを介して温度切替室A
の内壁面に塗布することにより形成することができる。
【0019】これにより、紫外線ランプ8の紫外線照射
によるケース7内の雑菌等の除菌作用と併行して、光触
媒層9の活性化した光触媒による温度切替室Aの脱臭作
用を行うことができる。その結果、ケース7内に貯蔵さ
れる食品の腐敗やカビ発生等を防止すると同時に、食品
から発生する臭気成分を脱臭することが可能となる。
によるケース7内の雑菌等の除菌作用と併行して、光触
媒層9の活性化した光触媒による温度切替室Aの脱臭作
用を行うことができる。その結果、ケース7内に貯蔵さ
れる食品の腐敗やカビ発生等を防止すると同時に、食品
から発生する臭気成分を脱臭することが可能となる。
【0020】ところで、前記下部領域に冷気を供給する
回転ファン6に関連させて冷気の脱臭・除菌を行うこと
も可能である。即ち、回転ファン6の表面に光触媒層
(図略)を塗布し、図1のようにその回転ファン6の近
傍に紫外線ランプ10を配置する。
回転ファン6に関連させて冷気の脱臭・除菌を行うこと
も可能である。即ち、回転ファン6の表面に光触媒層
(図略)を塗布し、図1のようにその回転ファン6の近
傍に紫外線ランプ10を配置する。
【0021】この場合、紫外線ランプ10は狭い通気路
4内への取り付け易さを考慮して発光面が平面状の紫外
線ランプを用いたが、これに限定されずに球型又は直管
型の紫外線ランプを使用することができる。又、紫外線
ランプ10は下部通気路4内における回転ファン6と対
向する壁面に取り付けたが、この位置に限定されずに、
回転ファン6に対して効率良く紫外線を照射できる位置
であれば他の箇所でもよい。更に、紫外線ランプ10の
波長は前記紫外線ランプ8に準ずるものとする。
4内への取り付け易さを考慮して発光面が平面状の紫外
線ランプを用いたが、これに限定されずに球型又は直管
型の紫外線ランプを使用することができる。又、紫外線
ランプ10は下部通気路4内における回転ファン6と対
向する壁面に取り付けたが、この位置に限定されずに、
回転ファン6に対して効率良く紫外線を照射できる位置
であれば他の箇所でもよい。更に、紫外線ランプ10の
波長は前記紫外線ランプ8に準ずるものとする。
【0022】このような構成において、紫外線ランプ1
0から回転ファン6の光触媒層に紫外線を照射すると光
触媒層の光触媒が活性化し、この活性化した光触媒によ
って冷気中の臭気成分を分解して脱臭することができ
る。その際、紫外線による殺菌作用によって冷気中に混
入している雑菌等を除菌することができる。これによ
り、ほぼ無臭・無菌の冷気を温度切替室Aに供給するこ
とができる。
0から回転ファン6の光触媒層に紫外線を照射すると光
触媒層の光触媒が活性化し、この活性化した光触媒によ
って冷気中の臭気成分を分解して脱臭することができ
る。その際、紫外線による殺菌作用によって冷気中に混
入している雑菌等を除菌することができる。これによ
り、ほぼ無臭・無菌の冷気を温度切替室Aに供給するこ
とができる。
【0023】従って、下部通気路4から回転ファン6に
より吹き出される冷気の脱臭・除菌と、前記温度切替室
Aでの脱臭・除菌とを組み合わせることで、温度切替室
Aを良好な冷却環境下に保持することができる。又、ほ
ぼ無臭・無菌の冷気を冷凍室Fに流通させることによ
り、冷凍室Fにも清浄な冷気を供給することができる。
更に、温度切替室A等で臭気成分や雑菌等により一部汚
染された冷気が下部通気路4内に戻るが、その帰還冷気
は冷却器5により熱交換された後に、回転ファン6を通
過する段階で脱臭・除菌が行われる。
より吹き出される冷気の脱臭・除菌と、前記温度切替室
Aでの脱臭・除菌とを組み合わせることで、温度切替室
Aを良好な冷却環境下に保持することができる。又、ほ
ぼ無臭・無菌の冷気を冷凍室Fに流通させることによ
り、冷凍室Fにも清浄な冷気を供給することができる。
更に、温度切替室A等で臭気成分や雑菌等により一部汚
染された冷気が下部通気路4内に戻るが、その帰還冷気
は冷却器5により熱交換された後に、回転ファン6を通
過する段階で脱臭・除菌が行われる。
【0024】図示は省略したが、これと同様に前記上部
通気路1において、回転ファン3に光触媒層を設け、こ
の光触媒層に紫外線を照射する紫外線ランプを回転ファ
ン3の近傍に配置することにより、上部領域に吹き出す
冷気の脱臭・除菌を行うことも可能である。
通気路1において、回転ファン3に光触媒層を設け、こ
の光触媒層に紫外線を照射する紫外線ランプを回転ファ
ン3の近傍に配置することにより、上部領域に吹き出す
冷気の脱臭・除菌を行うことも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、庫内に温度切替室を設け、この温度切替室内の
温度を予め設定された複数の温度のいずれか選択された
温度に制御する冷蔵庫において、この温度切替室内に紫
外線ランプを設けたので、紫外線ランプから照射される
紫外線の殺菌作用により、温度切替室に貯蔵された食品
に付着している雑菌等を除菌することができる。
よれば、庫内に温度切替室を設け、この温度切替室内の
温度を予め設定された複数の温度のいずれか選択された
温度に制御する冷蔵庫において、この温度切替室内に紫
外線ランプを設けたので、紫外線ランプから照射される
紫外線の殺菌作用により、温度切替室に貯蔵された食品
に付着している雑菌等を除菌することができる。
【0026】又、請求項2の発明によれば、前記温度切
替室の内壁面に光触媒層を設けたので、紫外線ランプか
ら光触媒層に紫外線を照射し、光触媒層の光触媒を活性
化し、この活性化した光触媒によって温度切替室内の臭
気成分を分解して脱臭することができる。
替室の内壁面に光触媒層を設けたので、紫外線ランプか
ら光触媒層に紫外線を照射し、光触媒層の光触媒を活性
化し、この活性化した光触媒によって温度切替室内の臭
気成分を分解して脱臭することができる。
【0027】更に、請求項3の発明によれば、冷蔵庫の
庫内に冷気を循環させる通気路内に設けられる冷気循環
用の回転ファンに光触媒層を塗布し、その光触媒層に紫
外線を照射する紫外線ランプを前記回転ファンの近傍に
配置したので、紫外線ランプから回転ファンの光触媒層
に紫外線を照射し、光触媒層の光触媒を活性化し、この
活性化した光触媒によって庫内に吹き出す冷気の臭気成
分を分解して脱臭すると同時に、紫外線の殺菌作用によ
り除菌を行うことができる。
庫内に冷気を循環させる通気路内に設けられる冷気循環
用の回転ファンに光触媒層を塗布し、その光触媒層に紫
外線を照射する紫外線ランプを前記回転ファンの近傍に
配置したので、紫外線ランプから回転ファンの光触媒層
に紫外線を照射し、光触媒層の光触媒を活性化し、この
活性化した光触媒によって庫内に吹き出す冷気の臭気成
分を分解して脱臭すると同時に、紫外線の殺菌作用によ
り除菌を行うことができる。
【0028】そして、請求項4の発明によれば、請求項
1又は/及び請求項2と請求項3とを組み合わせること
により、脱臭・除菌した冷気を温度切替室に流通させる
と共に、切替室内で更に除菌又は/及び脱臭を行うこと
ができる。
1又は/及び請求項2と請求項3とを組み合わせること
により、脱臭・除菌した冷気を温度切替室に流通させる
と共に、切替室内で更に除菌又は/及び脱臭を行うこと
ができる。
【0029】又、請求項5の発明によれば、前記予め設
定された複数の温度は、少なくとも冷凍帯の温度と氷温
帯の温度とを有するので、貯蔵食品に合わせて冷凍帯の
温度又は氷温帯の温度を選択することができる。
定された複数の温度は、少なくとも冷凍帯の温度と氷温
帯の温度とを有するので、貯蔵食品に合わせて冷凍帯の
温度又は氷温帯の温度を選択することができる。
【0030】更に、請求項6の発明によれば、前記紫外
線ランプは発光面が平面状であるので、紫外線ランプの
突出量が小さくなり、温度切替室の使い勝手が良好にな
ると共に、狭い通気路内への紫外線ランプの取り付けが
容易になる。
線ランプは発光面が平面状であるので、紫外線ランプの
突出量が小さくなり、温度切替室の使い勝手が良好にな
ると共に、狭い通気路内への紫外線ランプの取り付けが
容易になる。
【図1】本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す概略断面
図である。
図である。
【図2】本発明に係る冷蔵庫の実施形態における温度切
替室部分の概略断面図である。
替室部分の概略断面図である。
A…温度切替室
4…下部通気路
6…回転ファン
8…紫外線ランプ
9…光触媒層
10…紫外線ランプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 神谷 英昭
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 茂木 弘道
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
Fターム(参考) 3L045 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01
PA04
Claims (6)
- 【請求項1】庫内に温度切替室を設け、この温度切替室
内の温度を予め設定された複数の温度のいずれか選択さ
れた温度に制御する冷蔵庫において、この温度切替室内
に紫外線ランプを設けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】前記温度切替室の内壁面に光触媒層を設け
たことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】冷蔵庫の庫内に冷気を循環させる通気路内
に設けられる冷気循環用の回転ファンに光触媒層を塗布
し、その光触媒層に紫外線を照射する紫外線ランプを前
記回転ファンの近傍に配置したことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項4】請求項1又は/及び請求項2と組み合わせ
ることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】前記予め設定された複数の温度は、少なく
とも冷凍帯の温度と氷温帯の温度とを有することを特徴
とする請求項1乃至請求項4いずれか1項記載の冷蔵
庫。 - 【請求項6】前記紫外線ランプは発光面が平面状である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか1項記
載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092058A JP2003287357A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002092058A JP2003287357A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287357A true JP2003287357A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29236987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002092058A Pending JP2003287357A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003287357A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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