JP2008167690A - 生鮮物の車両輸送方法とこの方法に使用する運搬車両 - Google Patents

生鮮物の車両輸送方法とこの方法に使用する運搬車両 Download PDF

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Abstract

【課題】断熱室に収納できる生鮮物量を増加し、生鮮物を効率よく低コストに、しかも理想的な環境で保存しながら輸送する。
【解決手段】生鮮物の車両輸送方法は、生鮮物を梱包箱50に充填し、この梱包箱50を、冷却器20を備える車両の断熱室10に収容して運搬する。車両輸送方法は、断熱室10に加湿器30を設けて、断熱室10の湿度を制御しながら冷却器20で設定温度に冷却すると共に、梱包箱50に撥水段ボール箱50Aを使用する。この撥水段ボール箱50Aは、撥水処理されない中芯52Aの両面にライナー52Bを接着してなる段ボール紙であって、表面を撥水処理して、切り口を撥水処理しない撥水段ボール52を、断熱室10内の空気を内部に換気できる構造の箱形としている。車両輸送方法は、断熱室10の冷却された加湿空気を撥水段ボール箱50Aの内部に換気して、内部の温度と湿度を制御しながら生鮮物を梱包箱50に梱包して運搬する。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品又は花である生鮮物を梱包箱に入れて車両で輸送する方法と、この方法に使用する運搬車両に関する。
食品や花等の生鮮物を車両で輸送する場合、好ましい冷蔵状態で輸送して鮮度を保持しながら輸送できる。この用途に使用される運搬車両は、生鮮物を収納して輸送するための断熱室を備える。断熱室は、内部の空気を冷却する冷却器、すなわち液化した冷媒を気化させて気化熱で冷却するエバポレータを備える。冷却器の表面温度は低く、表面に接する空気を冷却して相対湿度を高くする。このため、冷却器の表面に接する空気は、相対湿度が100%を超える過飽和状態となり、空気に含まれる水分が冷却器の表面に結露、氷結される。このため、断熱室の内部空気は、相対湿度が低くなって、乾燥状態となる。断熱室の乾燥状態は、生鮮物の保存に適した環境ではない。生鮮物の水分が乾燥空気に奪われるからである。この弊害を避けるために、断熱室に加湿器を設けている冷蔵冷凍車が開発されている(特許文献1及び2参照)。
特開平11−127778号公報 特開平11−103770号公報
特許文献は、冷蔵冷凍庫である断熱室を備える運搬車両を記載する。この運搬車両は、冷蔵冷凍庫である断熱室の温度と湿度をコントロールする。断熱室に生鮮物を積み込んで輸送する。この運搬車両は、生鮮物を発泡スチロール容器の梱包箱に入れて断熱室に収納して運搬する。発泡スチロール容器は、生鮮物を入れて密閉されて、車両の断熱室に積み込まれる。とくに、生鮮物を収納する発泡スチロール容器は、低温に保存するために、氷等の冷却材と一緒に梱包される。この環境で輸送される生鮮物は、発泡スチロールからなる梱包箱の内部温度に保存される。発泡スチロール容器は、極めて優れた断熱性があるので、発泡スチロール容器の内部と外部、すなわち断熱室の内部空気とを断熱する。このため、断熱室内の温度と湿度を、生鮮物の保存に最適な状態に制御しても、発泡スチロール容器の内部温度は必ずしも鮮魚等の生鮮物の保存に最適な温度にはならない。さらに、この輸送方法は、生鮮物を輸送するために多量の発泡スチロールを使用するので、輸送後において発泡スチロールを廃棄するのに手間と費用がかかる欠点がある。さらに、輸送後の発泡スチロール容器は、収納する生鮮物で汚れていることから、廃棄に悪臭を発生して廃棄処理における作業環境を著しく悪くする。また、発泡スチロール容器は、要求される強度と断熱特性を満足する厚さに成形されるので、収納する生鮮物に対する外形が大きく、断熱室に積み込みする生鮮物の量を制限する欠点もある。
本発明の第1の目的はこの欠点を解消することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、発泡スチロール容器に代わって段ボールの梱包箱を使用することで、発泡スチロールを廃棄する必要がなく、また発泡スチロールに対して薄い段ボール箱を使用することで、断熱室に収納できる生鮮物量を増量して、生鮮物を効率よく低コストに、しかも理想的な環境で保存しながら輸送できる生鮮物の車両輸送方法を提供することにある。
また、断熱室を冷却し、また加湿する運搬車両は、種々の食品や花を輸送するが、輸送される生鮮物によって、温度や湿度の最適な環境が変化する。本発明の第2の目的は、種々の生鮮物を輸送しながら、各々の生鮮物を理想的な環境で輸送できる生鮮物の運搬車両を提供することにある。
本発明の請求項1の生鮮物の車両輸送方法は、食品又は花からなる生鮮物を梱包箱50に充填し、この梱包箱50を、冷却器20を備える断熱室10を搭載する車両の断熱室10に収容して食品を車両で運搬する。車両輸送方法は、断熱室10に、湿度をコントロールする加湿器30を設けて、加湿器30で断熱室10の湿度を制御しながら冷却器20で設定温度に冷却する。さらに、車両輸送方法は、梱包箱50に、撥水段ボール箱50Aを使用する。この撥水段ボール箱50Aは、撥水処理されない中芯52Aの両面にライナー52Bを接着してなる段ボール紙であって、ライナー52Bの表面を撥水処理して、切り口を撥水処理しない撥水段ボール52を、断熱室10内の空気を内部に換気できる構造の箱形としている。車両輸送方法は、断熱室10の冷却された加湿空気を撥水段ボール箱50Aの内部に換気して、撥水段ボール箱50A内の温度と湿度を制御しながら生鮮物を梱包箱50に梱包して運搬する。
本発明の請求項2の生鮮物の車両輸送方法は、梱包箱50として、撥水処理されない中芯52Aの両面に、表面を撥水処理しているライナー52Bを接着している撥水段ボール52を箱形とする撥水段ボール箱50Aを使用する。
本発明の請求項3の生鮮物の車両輸送方法は、梱包箱50として、箱の外側面のみを撥水処理してなる撥水段ボール52を箱形とする撥水段ボール箱50Aを使用する。
本発明の請求項4の生鮮物の車両輸送方法は、撥水段ボール箱50Aに、複数の貫通孔51を設けて換気できる構造とする梱包箱50を使用する。
本発明の請求項5の生鮮物の車両輸送方法は、断熱室10の空気を強制送風して、断熱室10内の冷却された加湿空気を梱包箱50の内部に循環させる。
本発明の請求項6の生鮮物の運搬車両は、冷却器20と加湿器30を備える断熱室10を搭載している運搬車両であって、断熱室10の湿度を検出する湿度センサ32と、この湿度センサ32で断熱室10の湿度を検出して加湿器30をコントロールする湿度制御回路31と、断熱室10の温度を検出する温度センサ22と、この温度センサ22の検出温度で冷却器20をコントロールする温度制御回路21と、湿度制御回路31と温度制御回路21を制御して、断熱室10の湿度と温度を設定値にコントロールするメイン制御装置40とを備える。メイン制御装置40は、断熱室10に収容して運搬される複数種の食品又は花からなる生鮮物に最適な湿度と温度を記憶するメモリ41と、このメモリ41の記憶値を切り換える入力具42と、メモリ41の記憶値で湿度制御回路31と温度制御回路21をコントロールして、断熱室10の湿度と温度にメモリ41の記憶値にコントロールするコントローラ43とを備える。
本発明の請求項7の生鮮物の運搬車両は、空気中の窒素を分離して断熱室10に供給する窒素分離装置を備える。
本発明の請求項8の生鮮物の運搬車両は、窒素分離装置で分離された酸素を、車両のエンジン11の吸入空気に供給する。
本発明の請求項1の車両輸送方法は、発泡スチロール容器に代わって段ボールの梱包箱を使用することで、発泡スチロールを廃棄する必要がなく、また発泡スチロールに対して薄い段ボール箱を使用することで、断熱室に収納できる生鮮物量を増量して、生鮮物を効率よく低コストに、しかも理想的な環境で保存しながら輸送できる特徴がある。段ボール紙は、発泡スチロールよりも簡単に、しかも低コストにリサイクルできることから、すでにリサイクルが実施されている。発泡スチロールは、リサイクルは可能であっても、リサイクルする設備が複雑となるばかりでなく、リサイクルのためのエネルギーも大きくて極めて不経済で、また、リサイクルの環境においても問題が発生する等の弊害がある。
さらに、本発明の車両輸送方法は、生鮮物を入れて輸送する梱包箱に、独特の構造の撥水段ボール箱を使用して、生鮮物を理想的な環境で輸送する。梱包箱は、撥水処理されない中芯の両面にライナーを接着している段ボール紙であって、箱の外側面となる片面、又は箱の外側と内側となる両面を撥水処理して切り口を撥水処理しない撥水段ボールを箱形としている撥水段ボール箱である。さらにこの撥水段ボール箱は、断熱室内の空気を内部に換気できる構造としている。この梱包箱は、車両の断熱室内の空気を内部に循環させて、梱包箱内の温度と湿度を、生鮮物の輸送に理想的な状態にコントロールする。梱包箱を構成する段ボール紙は、中芯の両面にライナーを接着して中間に空気層を設けている。段ボール紙は、この中間の空気層によって断熱特性を向上する。優れた断熱特性の段ボール紙は、表面に結露水が付着するのを防止できる。優れた断熱特性によって、梱包箱の表面温度を速やかに外部温度とするからである。さらに、中間の空気層によって、ライナーの熱容量を小さくできることも、表面の温度を速やかに外部温度とすることに効果がある。結露は、空気が冷却されて過飽和な状態となって発生する。優れた断熱特性と熱容量を小さくできる段ボール紙は、表面温度を速やかに外部の温度として、結露を防止する。段ボール紙の表面温度が外部温度と同じ温度になると、段ボール紙の表面に接触する空気は過飽和な状態とならず、結露を発生しない。さらに、本発明の車両輸送方法に使用する梱包箱は、段ボール紙の中芯を撥水処理せず、また切り口も撥水処理しない。この構造の段ボール紙は、中間の空気層を、撥水処理されない切り口から外部に連通する。とくに、複数の貫通孔を設けて換気できる構造としている段ボール紙は、この貫通孔によっても、中間の空気層を外部に連通する。外部に連通する中間の空気層には、撥水処理しない中芯を設けている。この構造の段ボール紙は、結露しようとする水分を中芯で吸湿できる。中芯が段ボール紙の近傍の水分を吸湿することによって、梱包箱表面の結露はさらに効果的に防止される。さらに、撥水処理されない中芯は、水分を内部に浸透して吸湿するので、水分を吸湿しながら表面に結露水が付着することはない。したがって、梱包箱は、表面に結露水が付着するのを効果的に防止できる。ただ、外部温度の変化が極めて急激な状態で、段ボール紙の表面には、一時的に結露が発生することもある。本発明の梱包箱は、仮に一時的に箱の表面に結露してもこれによる弊害はない。それは、梱包箱の外側を撥水処理しているからである。梱包箱の表面に結露水が付着すると、梱包箱の強度が低下するばかりでなく、収納している生鮮物の保存環境を悪くして、鮮度を低下させる原因となる。生鮮物の表面に余分な水分が付着するからである。本発明の車両輸送方法に使用する梱包箱は、箱の表面に結露水が付着するのを防止しながら、断熱室の空気を内部に換気する。したがって、梱包箱の内部にあって断熱室に収納される生鮮物は、梱包箱の内部で理想的な温度と湿度にコントロールされる。このため、梱包箱に入れて運搬車両で輸送される生鮮物は、断熱室にあって、常に最適な環境に保存されて、理想的な状態で高鮮度を保持して輸送される。
さらに、本発明の請求項6に記載する、断熱室を冷却し、また加湿する運搬車両は、種々の生鮮物を輸送しながら、各々の生鮮物を理想的な環境で輸送できる特徴がある。それは、本発明の運搬車両が、断熱室の湿度を検出する湿度センサと、この湿度センサで断熱室の湿度を検出して加湿器をコントロールする湿度制御回路と、断熱室の温度を検出する温度センサと、この温度センサの検出温度で冷却器をコントロールする温度制御回路と、湿度制御回路と温度制御回路を制御して、断熱室の湿度と温度を設定値にコントロールするメイン制御装置とを備え、さらに、メイン制御装置が、断熱室に収容して運搬される複数種の食品又は花からなる生鮮物に最適な湿度と温度を記憶するメモリと、このメモリの記憶値を切り換える切換スイッチと、メモリの記憶値で湿度制御回路と温度制御回路をコントロールして、断熱室の湿度と温度にメモリの記憶値にコントロールするサブ制御回路とを備えるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両輸送方法と運搬車両を例示するものであって、本発明は車両輸送方法と運搬車両を以下に特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1のブロック図は、食品又は花である生鮮物を断熱室10に入れて輸送する運搬車両を示す。生鮮物は梱包箱50に入れて断熱室10に搭載される。ただ、運搬車両は、生鮮物を梱包箱に入れないで、直接に収納して輸送することもできる。図1の運搬車両は、冷却器20と加湿器30を備える断熱室10を搭載している。さらに、この運搬車両は、断熱室10の湿度を検出する湿度センサ32と、この湿度センサ32で断熱室10の湿度を検出して加湿器30をコントロールする湿度制御回路31と、断熱室10の温度を検出する温度センサ22と、この温度センサ22の検出温度で冷却器20をコントロールする温度制御回路21と、湿度制御回路31と温度制御回路21を制御して、断熱室10の湿度と温度を設定値にコントロールするメイン制御装置40とを備える。さらにまた、メイン制御装置40は、断熱室10に収容して運搬される複数種の食品又は花からなる生鮮物に最適な湿度と温度を記憶するメモリ41と、このメモリ41の記憶値を切り換える入力具42と、メモリ41の記憶値で湿度制御回路31と温度制御回路21をコントロールして、断熱室10の湿度と温度にメモリ41の記憶値にコントロールするコントローラ43とを備える。
断熱室10を冷却する冷却器20は、液化された冷媒を内部で気化させて、気化熱で冷却する蒸発器20Aである。冷却器20は、膨張弁23とコンデンサ24を介してコンプレッサ25に連結され、コンプレッサ25→コンデンサ24→膨張弁23→蒸発器20A→コンデンサ24に冷媒を循環させる冷却サイクルを構成する。この冷却サイクルに冷媒を循環させて、蒸発器20Aの冷却器20が冷却される。この冷却サイクルは、コンプレッサ25で気化された冷媒を加圧する。加圧された冷媒は、コンデンサ24で冷却して液化させる。液化された冷媒は、膨張弁23を介して冷却器20である蒸発器20Aに供給される。蒸発器20Aは、供給される冷媒を気化させて、気化熱で冷却される。膨張弁23は、蒸発器20Aに供給する冷媒量をコントロールして、冷媒が気化されて蒸発器20Aから排出される量にコントロールする。コンプレッサ25は、電磁クラッチ26を介して車両のエンジン11で駆動される。
冷却器20は強制送風されて、断熱室10内の空気を冷却する。冷却器20で冷却される断熱室10内の空気温度を設定温度とするために、温度センサ22と温度制御回路21を備える。温度制御回路21は、温度センサ22から入力される信号で冷却器20が空気を冷却する状態を制御する。図1の温度制御回路21は、コンプレッサ25を介して、冷却器20を制御、正確には冷却器20の冷媒供給状態を制御する。冷却器20は冷媒が供給されると、内部で冷媒が気化し、この気化熱で強制冷却される。冷媒が供給されないと、冷却器20は気化熱で冷却されなくなる。したがって、温度制御回路21は、コンプレッサ25の運転を制御して、冷却器20を制御できる。温度制御回路21は、コンプレッサ25の回転軸25Aに連結している電磁クラッチ26を制御して、コンプレッサ25の運転を制御する。電磁クラッチ26は、エンジン11に回転されるプーリ27とコンプレッサ25の回転軸25Aとの間に連結される。電磁クラッチ26が接続状態になると、コンプレッサ25はプーリ27で回転され、非接続状態ではプーリ27は回転しても、コンプレッサ25は回転されない。温度制御回路21は、電磁クラッチ26を接続状態と非接続状態に切り換えて、コンプレッサ25の運転を制御する。
温度制御回路21は、温度センサ22で検出される断熱室10の温度が、設定温度よりも高くなると、電磁クラッチ26を接続状態として、コンプレッサ25をエンジン11で回転させる。回転されるコンプレッサ25は、冷媒を冷却器20に供給して、空気を冷却する。断熱室10の温度が設定温度よりも低くなると、温度制御回路21は電磁クラッチ26を非接続状態として、コンプレッサ25の運転を停止する。この状態で、冷媒が冷却器20に供給されず、冷却器20は空気を冷却しない状態となる。
加湿器30は、断熱室10に水を霧状に噴霧して加湿する。加湿器30は、水を超音波振動して霧化して噴霧し、あるいはノズルから微細な粒子として噴霧して加湿する。超音波振動による加湿器は、超音波振動子に供給する高周波電源をオンオフに切り換えて、加湿状態を制御できる。超音波式の加湿器は、水を極めて微細な粒子に噴霧できるので、ドライミストの状態で加湿できる。ノズルの加湿器は、ノズルに電磁弁を連結し、この電磁弁を開閉して、加湿状態を制御できる。加湿器30の加湿状態は、湿度制御回路31で制御される。
湿度制御回路31は、湿度センサ32で検出される断熱室10の湿度が、設定湿度よりも低くなると、加湿器30を加湿状態とする。超音波式の加湿器は、高周波電源をオンにして加湿状態とする。ノズル式の加湿器は、電磁弁を開いて加湿状態とする。断熱室10の湿度が設定湿度よりも高くなると、湿度設定湿度は加湿器を非加湿状態に制御する。超音波式の加湿器は高周波電源をオフ、ノズル式の加湿器は電磁弁を閉にして、加湿しない状態に制御される。
メイン制御装置40は、温度制御回路21と湿度制御回路31を制御して、断熱室10内の温度と湿度を、生鮮物の運搬に最適な環境にコントロールする。断熱室10の快適な温度と湿度は、断熱室10に入れて輸送される生鮮物の種類により一定でない。メイン制御装置40は、断熱室10に入れて運搬する生鮮物に最適な温度と湿度をメモリ41に記憶している。メモリ41は、断熱室10に入れて輸送される生鮮物の種類に対応する温度と湿度を記憶している。生鮮物の輸送に最適な温度と湿度は、あらかじめ試験され、最適な温度と湿度が生鮮物の種類に対応してメモリ41に記憶される。したがって、メモリ41は、断熱室10に入れて輸送される生鮮物である食品や花のそれぞれに最適な温度と湿度を記憶している。たとえば、断熱室10に「菜の花」を入れて輸送する場合、最適温度として5℃、最適湿度として60%を記憶している。その他、複数の食品と花にそれぞれに最適な温度と湿度をメモリ41に記憶させている。
メイン制御装置40は、断熱室10に入れる食品や花などの生鮮物によって、メモリ41に記憶される温度と湿度を切り換えるための入力具42を設けている。入力具42は、たとえば食品や花をコード番号で入力するテンキー、あるいは食品や花の名称を入力するキーボード、あるいは又、図2に示すように、食品や花の種類を選択して操作する入力スイッチ42A等である。
さらに、メイン制御装置40は、入力具42から入力される信号によって、断熱室10の温度と湿度をメモリ41の記憶値に制御するコントローラ43を備える。このコントローラ43は、たとえば、入力具42でもって、断熱室10に「菜の花」が収納されたとすると、温度制御回路21を制御して、断熱室10の温度をメモリ41の記憶温度である5℃となるように冷却器20を制御し、また、湿度制御回路31を制御して、断熱室10の湿度が60%となるように、加湿器30の運転を制御する。
さらに、図1に示すメイン制御装置40は、温度センサ22で検出した断熱室内の温度と、湿度センサ32で検出した断熱室内の湿度を表示する表示部44を備える。図に示す表示部44は、温度表示パネル44Aと湿度表示パネル44Bとを備え、検出した温度と湿度を、それぞれ数値でデジタル表示している。この表示部44は、最も確実に断熱室内の温度と湿度を認識できる特長がある。ただ、表示部は、断熱室内の温度と湿度をパイロットランプやグラフで表示することもできる。
以上の運搬車両は、ドライバーによって、断熱室10に入れて輸送される生鮮物の種類が選択され、選択された生鮮物が入力具42から入力される。入力具42で断熱室10の生鮮物が特定されると、メイン制御装置40のコントローラ43は、温度制御回路21と湿度制御回路31を制御して、断熱室10の温度と湿度を、ここに入れて輸送される生鮮物に最適な温度と湿度に制御する。したがって、断熱室10に入れて輸送される生鮮物は、食品や花に最適な環境で輸送される。
図1の運搬車両は、食品又は花からなる生鮮物を梱包箱50に充填し、この梱包箱50を運搬車両の断熱室10に収容して生鮮物を運搬する。生鮮物を梱包箱50に入れて輸送する運搬車両は、断熱室10の湿度を湿度制御回路31と加湿器30で最適湿度に制御し、さらに、断熱室10の温度を、冷却器20と温度制御回路21で最適温度に制御する。さらに、生鮮物を収納する梱包箱50は、図3の拡大断面図に示すように、撥水処理されない中芯52Aの両面にライナー52Bを接着している段ボール紙であって、箱の外側面を撥水処理して、切り口を撥水処理しない撥水段ボール52で製作している撥水段ボール箱50Aを使用する。この撥水段ボール箱50Aは、箱の内側を撥水処理しないので、箱の内側の結露をより確実に防止して、生鮮物をより理想的な状態で保存して輸送できる。箱の内面を撥水処理しない梱包箱は、内面に付着しようとする結露水を吸湿して内面に結露水が付着するのを防止する。このため、梱包箱の内面に付着する結露水が生鮮物に接触して鮮度を低下させる弊害を防止できる。ただし、梱包箱には、撥水処理されない中芯の両面にライナーを接着してなる段ボール紙であって、箱の外側面と内側の両面を撥水処理している段ボール紙で製作することもできる。この梱包箱も、段ボール紙の断熱特性と、撥水処理しない中芯によって、内面に結露水が付着するのを防止できるからである。
さらに、撥水段ボール箱50Aは、閉鎖された箱でなく、断熱室10内の空気を内部に換気できる換気構造の箱形としている。生鮮物を収納している換気構造の撥水段ボール箱50Aは、断熱室10の冷却された加湿空気を内部に換気して、撥水段ボール箱50A内の温度と湿度を制御しながら生鮮物を梱包箱50に梱包して運搬する。
撥水段ボール箱50Aは、撥水処理されない中芯52Aの両面に、ライナー52Bを接着している撥水段ボール52を箱形に組み立てて製作される。また、撥水処理されない段ボールを箱形に組み立てた後、段ボール紙の切り口を撥水処理することなく、箱の外側を撥水処理し、あるいは箱の外側と内側の全面を撥水処理して撥水段ボール箱とすることもできる。撥水処理は、紙製の段ボールの表面に、撥水剤を塗布して処理される。撥水剤は、段ボール紙の表面に塗布されて表面を撥水性とし、段ボール紙が吸水しない状態にできる全てのもの、たとえば、撥水性の塗料である、アクリル系あるいはウレタン系の撥水塗料を塗布して処理することができる。
撥水段ボール箱50Aは、複数の貫通孔51を設けて換気構造としている。貫通孔51は、収納している生鮮物が外部に漏れない大きさ、たとえば直径を5mm〜2cmとし、これを周囲に、あるいは周囲と上面に複数設けて換気構造とする。貫通孔51を設ける数は、貫通孔51の直径により異なり、小さい貫通孔は多く開口して換気構造とし、また大きな貫通孔は数を少なくして換気構造にできる。たとえば、梱包箱50は、直径を1cmとする貫通孔51を5cmのピッチで設けて、換気構造とすることからできる。
梱包箱50は、内部の空気を強制送風して、断熱室10内の冷却された加湿空気を梱包箱50の内部に効率よく循環することができる。この方法で運搬する運搬車両は、冷却器20が空気を冷却しない状態、すなわちコンプレッサ25の運転が停止される状態においても、冷却器20に強制送風するファン28を運転して、断熱室10室内の空気を強制送風する。断熱室10の空気をファン28で強制送風する運搬車両は、梱包箱50に設ける貫通孔51を小さく、あるいは数を少なくして、梱包箱50の内部に断熱室10内の空気を効率よく循環して、梱包箱50の内部の温度と湿度を最適な状態にできる。ただ、大きな貫通孔を設け、あるいは多数の貫通孔を設けている梱包箱は、強制送風されない断熱室に入れて、梱包箱の内部に断熱室内の空気を換気して、内部の温度と湿度を最適な状態にできる。したがって、断熱室は、必ずしも内部空気を強制送風する必要はない。
さらに、図1に示す運搬車両は、空気中の窒素を分離して断熱室10に供給する窒素分離装置60を備える。窒素分離装置60は、外気を吸入して窒素と酸素に分離する。図の運搬車両は、窒素分離装置60で分離された窒素を断熱室10に供給し、断熱室内の窒素濃度を高くして、酸素濃度を低くする。このように、断熱室内の酸素濃度を低く制御することにより、断熱室10に収容される食品等の酸化を抑制して、運搬される生鮮物の品質低下を有効に防止できる。さらに、図1の運搬車両は、窒素分離装置60で分離された酸素を、車両のエンジン11の吸入空気として供給している。この構造は、エンジン11に供給される空気の酸素濃度を高くして、エンジン11の燃焼効率を向上できる。
以上の運搬車両を使用して生鮮物を車両輸送する方法は、以下のようにして、生鮮物を輸送する。
(1)生鮮物を撥水段ボール箱50Aからなる梱包箱50に収納する。梱包箱50には、氷やドライアイス等の冷却材を一緒に入れない。
(2)生鮮物を収納した撥水段ボール箱50Aの梱包箱50を運搬車両の断熱室10に入れ、ドライバーは生鮮物の種類を入力具42から入力する。
(3)運搬車両のメイン制御装置40は、入力された生鮮物の種類により、メモリ41に記憶される最適な温度と湿度が選択され、この温度と湿度となるように、温度制御回路21と湿度制御回路31を制御する。温度制御回路21は冷却器20を制御して、断熱室10の温度を輸送する生鮮物に最適な温度に保持する。また、湿度制御回路31は加湿器30を制御して、断熱室10の湿度を生鮮物の輸送に最適な湿度に保持する。輸送する生鮮物に最適な温度と湿度に保持される断熱室10の空気が、梱包箱50に換気され、梱包箱50の内部空気は、生鮮物に最適な温度と湿度となる。この状態で生鮮物は運搬車両で目的地に輸送される。
本発明の車両輸送方法は、廃棄に手間と費用がかかる発泡スチロールなどを使用することなく、簡単に再利用(リサイクル)できる段ボール箱でもって、食品や花などを理想的な環境で目的地まで輸送する。
本発明の一実施例にかかる運搬車両の概略構成図である。 入力具の一例を示す図である。 撥水段ボールの一例を示す拡大断面図である。
符号の説明
10…断熱室
11…エンジン
20…冷却器 20A…蒸発器
21…温度制御回路
22…温度センサ
23…膨張弁
24…コンデンサ
25…コンプレッサ 25A…回転軸
26…電磁クラッチ
27…プーリ
28…ファン
30…加湿器
31…湿度制御回路
32…湿度センサ
40…メイン制御装置
41…メモリ
42…入力具 42A…入力スイッチ
43…コントローラ
44…表示部 44A…温度表示パネル
44B…湿度表示パネル
50…梱包箱 50A…撥水段ボール箱
51…貫通孔
52…撥水段ボール 52A…中芯
52B…ライナー
60…窒素分離装置

Claims (8)

  1. 食品又は花からなる生鮮物を梱包箱(50)に充填し、この梱包箱(50)を、冷却器(20)を備える断熱室(10)を搭載する車両の断熱室(10)に収容して食品を車両で運搬する生鮮物の車両輸送方法において、
    断熱室(10)に、湿度をコントロールする加湿器(30)を設けて、加湿器(30)で断熱室(10)の湿度を制御しながら冷却器(20)で設定温度に冷却すると共に、梱包箱(50)には、撥水処理されない中芯(52A)の両面にライナー(52B)を接着してなる段ボール紙であって、箱の外側面となる片面、又は箱の外側と内側となる両面を撥水処理して切り口を撥水処理しない撥水段ボール(52)を、断熱室(10)内の空気を内部に換気できる構造の箱形としている撥水段ボール箱(50A)を使用し、断熱室(10)の冷却された加湿空気を撥水段ボール箱(50A)の内部に換気して、撥水段ボール箱(50A)内の温度と湿度を制御しながら生鮮物を梱包箱(50)に梱包して運搬する生鮮物の車両輸送方法。
  2. 梱包箱(50)に、撥水処理されない中芯(52A)の両面に、表面を撥水処理しているライナー(52B)を接着している撥水段ボール(52)を箱形とする撥水段ボール箱(50A)を使用する請求項1に記載される生鮮物の車両輸送方法。
  3. 梱包箱(50)に、箱の外側面のみを撥水処理してなる撥水段ボール(52)を箱形とする撥水段ボール箱(50A)を使用する請求項1に記載される生鮮物の車両輸送方法。
  4. 撥水段ボール箱(50A)に、複数の貫通孔(51)を設けて換気できる構造とする梱包箱(50)を使用する請求項1に記載される生鮮物の車両輸送方法。
  5. 断熱室(10)の空気を強制送風して、断熱室(10)内の冷却された加湿空気を梱包箱(50)の内部に循環させる請求項1に記載される生鮮物の車両輸送方法。
  6. 冷却器(20)と加湿器(30)を備える断熱室(10)を搭載している運搬車両であって、断熱室(10)の湿度を検出する湿度センサ(32)と、この湿度センサ(32)で断熱室(10)の湿度を検出して加湿器(30)をコントロールする湿度制御回路(31)と、断熱室(10)の温度を検出する温度センサ(22)と、この温度センサ(22)の検出温度で冷却器(20)をコントロールする温度制御回路(21)と、湿度制御回路(31)と温度制御回路(21)を制御して、断熱室(10)の湿度と温度を設定値にコントロールするメイン制御装置(40)とを備え、
    メイン制御装置(40)が、断熱室(10)に収容して運搬される複数種の食品又は花からなる生鮮物に最適な湿度と温度を記憶するメモリ(41)と、このメモリ(41)の記憶値を切り換える入力具(42)と、メモリ(41)の記憶値で湿度制御回路(31)と温度制御回路(21)をコントロールして、断熱室(10)の湿度と温度にメモリ(41)の記憶値にコントロールするコントローラ(43)とを備える生鮮物の運搬車両。
  7. 空気中の窒素を分離して断熱室(10)に供給する窒素分離装置(60)を備える請求項6に記載される生鮮物の運搬車両。
  8. 窒素分離装置(60)で分離された酸素を、車両のエンジン(11)の吸入空気に供給する請求項7に記載される生鮮物の運搬車両。
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