JP2004020138A - 保冷コンテナ - Google Patents

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Toshifumi Ohara
大原 敏史
Kenji Ogawa
小川 圏二
Masaharu Chikahara
近原 正治
Kazutaka Fukuju
福聚 一隆
Masashi Sato
佐藤 正志
Masato Inaba
稲葉 政登
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Nippon Sharyo Ltd
Topre Corp
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Topre Corp
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Abstract

【課題】ドライアイス冷却方式及び蓄冷剤冷却方式のそれぞれの短所を補って長所を有効にすることができる保冷コンテナを提供することを目的とする。
【解決手段】航空機用に使用される保冷コンテナ10は、ドライアイスを密閉収納できる金属製ボックス11を断熱隔壁したドライアイスバンカー14と、保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14外側の空気をドライアイスバンカー14内へ吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気を保冷コンテナ10内に送風させる電動式ファン16a及び送風ダクト17とを内部に備える。更に、保冷コンテナ10は、蓄冷剤20を収納するための蓄冷剤収納棚19を保冷コンテナ10内部のドライアイスバンカー14外側に備えた。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機用に使用される保冷コンテナに関し、更に詳細には、輸送品の輸送条件により有効な冷却方式を選択することができる保冷コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、航空機の輸送用の保冷コンテナの冷却方式としては、ドライアイス冷却方式と、蓄冷剤冷却方式とがある。
従来のドライアイス冷却方式の保冷コンテナを図3及び図4に示す。図3(a)は、保冷コンテナ100の平面図であり、(b)は、保冷コンテナ100の左側面図であり、(c)は、保冷コンテナ100の正面図であり、(d)は、保冷コンテナ100の右側面図であり、(e)は、保冷コンテナ100の裏面図である。図4(a)は図3(c)のA−A線で切断した拡大断面図であり、図4(b)は図3(a)のB−B線で切断した拡大断面図である。
ドライアイス冷却方式の保冷コンテナ100は、図3及び図4に示すように、ドライアイス投入用開閉蓋101を介して投入されたドライアイスを密閉収納できる金属製ボックス102をドライアイスバンカー103内部に設け、ドライアイスバンカー103外側の保冷コンテナ100内の空気を、図4の中央の電動ファン104でもって、金属製ボックス102側へ吸引し、一対の吹き出しダクト105からドライアイスバンカー103外側へ吹き出して、保冷コンテナ100内の空気を強制循環させることにより、金属製ボックス102の外面で、熱交換をして保冷コンテナ部100を冷却するものである。この場合、コントロールボックス107内の制御部で温度を検出し、電動ファン104をオン・オフすることにより、保冷コンテナ100内の温度を一定に保持できる。
【0003】
次に、従来の蓄冷剤冷却方式の保冷コンテナ200を図5及び図6に示す。図5(a)は、保冷コンテナ200の平面図であり、(b)は、保冷コンテナ200の左側面図であり、(c)は、保冷コンテナ200の正面図であり、(d)は、保冷コンテナ200の右側面図であり、(e)は、保冷コンテナ200の裏面図である。図6(a)は図5(c)のA−A線で切断した上方部断面図であり、図6(b)は図5(a)のB−B線で切断した断面図である。蓄冷剤冷却方式の保冷コンテナは、保冷コンテナの天井部201に蓄冷剤用収納棚202を設け、蓄冷剤用収納棚202に蓄冷剤203を格納することにより、自然対流でもって、保冷コンテナ内部を冷却するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ドライアイス冷却方式の場合、長時間に亘り正確な温度管理ができるが、緩やかな輸送条件時においても、ドライアイスと乾電池が必要であり、特に、乾電池は毎回廃棄する必要があって、ランニングコストが高くなると同時に廃棄物処理の問題がある。
一方、蓄冷剤冷却方式は、比較的簡便な方法でランニングコストが安く済むが、輸送時の保冷コンテナ内部の温度設定を自由にできない欠点がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解決するべく、ドライアイス冷却方式及び蓄冷剤冷却方式のそれぞれの短所を補って長所を有効にすることができる保冷コンテナを提供することを目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る発明によれば、航空機用に使用される保冷コンテナにおいて、ドライアイスを密閉収納できる収納器を断熱隔壁したドライアイス収納部と、ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気をドライアイス収納部内へ吸い込み、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させる送風手段とを前記保冷コンテナ内部に備え、更に、蓄冷剤を収納するための蓄冷剤収納部を前記保冷コンテナ内部のドライアイス収納部外側に備えたことを特徴とする。
【0006】
このような特徴を有する請求項1に係る保冷コンテナによれば、送風手段はドライアイスを収納したドライアイス収納部内へ前記ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気を吸い込み、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させることにより、保冷コンテナ内を低温に保つことが可能となる。尚、緩やかな輸送条件の場合は、必ずしも送風手段を用いずに、蓄冷剤収納部に蓄冷剤を収納することにより、自然対流でもって、保冷コンテナ内を低温に保つことができる。また、ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させる送風量を調整することにより、任意の温度に保冷コンテナ内部の温度設定が可能となる。
また、保冷コンテナ内に貨物を搭載する前に、蓄冷剤のみで保冷コンテナ自体を予冷すると、予冷に時間がかかるが、送風手段でもって、ドライアイス収納部内へ保冷コンテナ内の空気を吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気を、保冷コンテナ内に送風させることにより、予冷にかかる時間を短縮できる。
【0007】
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の保冷コンテナにおいて、前記送風手段は、前記ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気を前記ドライアイス収納部内へ吸い込むための吸い込みファンと、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に吹き出す吹き出しダクトとを備え、前記蓄冷剤収納部を保冷コンテナ内の天井部付近の一部に設け、前記吸い込みファンを前記天井部付近の蓄冷剤収納部側に設け、前記吹き出しダクトを、前記天井部付近の前記蓄冷剤収納部が設けられていない位置に配置したことを特徴とする。
【0008】
このような特徴を有する請求項2に係る保冷コンテナによれば、吸い込みファンが駆動すると、保冷コンテナ内の空気をドライアイスを収納したドライアイス収納部内へ吸い込み、吹き出しダクトを介して、ドライアイスにより冷やされた冷気をドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に吹き出すが、吸い込みファンを前記天井部付近の蓄冷剤収納部側に設け、吹き出しダクトを、前記天井部付近の前記蓄冷剤収納部が設けられていない位置に配置したので、ドライアイスにより冷やされた冷気が、保冷コンテナ内で循環する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る保冷コンテナにつき具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施の形態の保冷コンテナ10を示す図であって、(a)は、保冷コンテナ10の平面図であり、(b)は、保冷コンテナ10の左側面図であり、(c)は、保冷コンテナ10の正面図であり、(d)は、保冷コンテナ10の右側面図であり、(e)は保冷コンテナ10の、裏面図である。図2は、図1に示す保冷コンテナ10の拡大断面図であって、図2(a)は、図1(c)のA−A線で切断し、図2(b)は図1(a)のB−B線で切断したものである。
【0010】
保冷コンテナ10は、アスパラガス等の野菜、メロン等の果実、酪農品、鮮魚類等の水産物、チョコレート等の食品等その他のものを搬送するためのコンテナであって、保冷のための使用温度は、一般におよそ0度から10度程度に設定される。
保冷コンテナ10内の左側上部には、図1に示すように、ドライアイスを内部を入れて密閉収納できる収納部としての金属製ボックス11が設けられている。金属製ボックス11の周囲には、空気循環スペース12が設けられており、断熱パネル13を介して保冷コンテナ10内部の収納スペースと隔離した構造となっている。この場合、金属製ボックス11を収納する断熱パネル13の内側は、ドライアイス収納部としてのドライアイスバンカー14を構成している。そして、保冷コンテナ10の左側壁部10aの上方には、金属製ボックス11内にドライアイスを入れるための、取り入れ口11aが設けられている。
また、保冷コンテナ10の正面壁部10bの右側には、開閉ト゛ア15が設けられているので、開閉ト゛ア15を開けて、保冷コンテナ10内部の収納スペースに食品等を収納することができる。
【0011】
保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14の開閉ト゛ア15側には、図2に示すように、吸い込みダクト16が設けられており、吸い込みダクト16には、吸い込みファンとしての電動式ファン16aが設けられている。また、保冷コンテナ10内の奥側、すなわち、保冷コンテナ10の後方壁部10c側には、送風ダクト17が設けられている。
そのため、ドライアイスバンカー14の前面側の吸い込みダクト16からドライアイスバンカー14外側の空気を吸い込み、保冷コンテナ10の正面壁部10b側から後方壁部10c側まで延びるドライアイスバンカー14により冷やされた冷気が、奥側の送風ダクト17の吹き出し口17aから吹き出すように構成され、冷気が保冷コンテナ10内の収納スペースを循環する。
この場合、図1に示す保冷コンテナ10の正面壁部10bの左側に、温度計T1及びコントロールボックスC1が配置され、検出した温度に基づき、コントロールボックスC1内の制御部が、電動ファン16aをオン・オフすることにより、保冷コンテナ10内の温度を一定に保持できる。また、電動ファン16aをオン・オフ時間を調整することにより、冷気の送風量を調整し、別の温度にも保持できる。
【0012】
また、保冷コンテナ10のドライアイスバンカー14外側には、蓄冷剤20を収納するための蓄冷剤収納棚19が設けられており、開閉ト゛ア15側から後方壁部10c側へ向かって設けられた蓄冷剤収納棚19は、保冷コンテナ10内の天井部18に取り付けられている。そして、蓄冷剤20を蓄冷剤収納棚19に開閉ト゛ア15側から後方壁部10c側へ押し込むように入れることにより、蓄冷剤20を蓄冷剤収納棚19に保持することができる。また、蓄冷剤収納棚19から蓄冷剤20が落下するのを防止するためと、作業者の頭部保護のため、図2(a)に示すように、蓄冷剤収納棚19に安全ネット21を取り付ける。
尚、蓄冷剤収納棚19の奥行きは、図6に示す蓄冷剤用収納棚202に比べて少し短くなっているが、蓄冷剤収納棚19の面積は、保冷コンテナ10の収納スペースに対して十分に広いので、蓄冷剤収納棚19を必要最小限で小型化し、蓄冷剤収納棚19に十分に収納された蓄冷剤20は、自然対流でもって、保冷コンテナ10内の庫内温度を下げることができる。そして、保冷コンテナ10内の天井部18の蓄冷剤用収納棚19が設けられていない位置に、送風ダクト17が一箇所配置され、送風ダクト17の側面に、冷気吹き出し口が17aが設けられているので、冷気が保冷コンテナ10内の収納スペースを循環して、保冷コンテナ10内の温度分布を均一にすることができる。
【0013】
このような保冷コンテナ10の使用方法としては、保冷コンテナ10の温度設定条件が厳しい場合は、金属製ボックス11内にドライアイスを入れ、電動式ファン16aをオンして、ドライアイスバンカー14外側の空気をドライアイスバンカー14内に入れて冷やし、その冷気を送風ダクト17の冷気吹き出し口17aから、保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14外側に吹き出し、保冷コンテナ10内が必要温度に下がった場合には、電動式ファン16aをオフして庫内温度を一定に保持する。この場合、ドライアイスでもって庫内温度を一定に保持できるので、蓄冷剤収納棚19に、蓄冷剤20を収納する必要はない。
一方、保冷コンテナ10の温度設定条件が緩やかな場合、金属製ボックス11内にドライアイスを入れずに、蓄冷剤収納棚19に、蓄冷剤20を収納するが、電動式ファン16aを駆動させないので、電動式ファン16a駆動用の乾電池等が不要となり、ランニングコストが低下するとともに、乾電池廃棄に伴うゴミ問題が生じない。そして、庫内に収納するものに応じて、蓄冷剤20の種類を変更する。
それにより、ドライアイスまたは蓄冷剤20のいずれか一方を準備すれば、保冷輸送ができるので、ドライアイス冷却方式及び蓄冷剤冷却方式の二つの冷却方式を使い分けることにより、保冷コンテナ10の利用範囲が広がることになる。
【0014】
以上の実施の形態によれば、航空機用に使用される保冷コンテナ10において、ドライアイスを密閉収納できる金属製ボックス11を断熱隔壁したドライアイスバンカー14と、前記保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14外側の空気をドライアイスバンカー14内へ吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気を保冷コンテナ10内に送風させる電動式ファン16a及び送風ダクト17とを保冷コンテナ10内部に備え、更に、保冷コンテナ10は、蓄冷剤20を収納するための蓄冷剤収納棚19を前記保冷コンテナ10内部のドライアイスバンカー14外側に備えたので、電動式ファン16aが保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14外側の空気を吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気をドライアイスバンカー14外側の保冷コンテナ10内に送風させることにより、保冷コンテナ10内を低温に保ち、保冷コンテナ10内部の温度設定が可能となり、また、蓄冷剤収納棚19に蓄冷剤20を収納するだけで、自然対流でもって、保冷コンテナ10内を低温に保つことができる。
【0015】
また、保冷コンテナ10内に貨物を搭載する前に、蓄冷剤20のみで保冷コンテナ10自体を予冷すると、予冷に時間がかかるが、ドライアイスバンカー14内へ保冷コンテナ10内のドライアイスバンカー14外側の空気を吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気を、保冷コンテナ10内に送風させることにより、予冷にかかる時間を短縮することができる。
【0016】
また、本発明の実施の形態は上述した例に限らず、様々な形態に応用が可能である。例えば、送風ダクト17の側面に、保冷コンテナ10内の温度分布を均一にするため、複数の整風板付きの冷気吹き出し口を設けてもよい。また、保冷コンテナ10内に貨物を搭載する前に、蓄冷剤20のみで保冷コンテナ10自体を予冷すると、予冷に時間がかかるので、ドライアイスを金属製ボックス11内に入れて、電動式ファン16aでもって、ドライアイスバンカー14へ保冷コンテナ10内の空気を吸い込み、ドライアイスにより冷やされた冷気を、保冷コンテナ10内に送風させることにより、予冷にかかる時間が短縮するとともに、蓄冷剤20の効き目を長くすることができる。
前記実施の形態の保冷コンテナ10は、高さが160cm程度、正面の長さが2m程度、奥行きが150cm程度の大きさであるが、必ずしもこの大きさのものに限定されず、他の大きさの保冷コンテナに本発明を適用してもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る発明によれば、航空機用に使用される保冷コンテナにおいて、ドライアイスを密閉収納できる収納器を断熱隔壁したドライアイス収納部と、ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気をドライアイス収納部内へ吸い込み、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させる送風手段とを前記保冷コンテナ内部に備え、更に、前記ドライアイス収納部外側に配置される蓄冷剤を収納するための蓄冷剤収納部を保冷コンテナ内部に備えたので、送風手段はドライアイスを収納したドライアイス収納部内へ、ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気を吸い込み、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させることにより、保冷コンテナ内を低温に保ち、保冷コンテナ内部の温度設定が可能となり、また、輸送条件が緩やかな場合は、蓄冷剤収納部に蓄冷剤を収納するだけで、自然対流でもって、保冷コンテナ内を低温に保つことができる。そのため、ドライアイス冷却方式及び蓄冷剤冷却方式の二つの冷却方式を使うことができ、ドライアイス冷却方式及び蓄冷剤冷却方式のそれぞれの短所を補って長所を有効にすることができる。
【0018】
また、請求項2に係る発明によれば、送風手段は、前記ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気を前記ドライアイス収納部内へ吸い込むための吸い込みファンと、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に吹き出す吹き出しダクトとを備え、前記蓄冷剤収納部を保冷コンテナ内の天井部付近の一部に設け、前記吸い込みファンを前記天井部付近の蓄冷剤収納部側に設け、前記吹き出しダクトを、前記天井部付近の前記蓄冷剤収納部が設けられていない位置に配置したので、吸い込みファンが駆動すると、保冷コンテナ内の空気をドライアイスを収納したドライアイス収納部内へ吸い込み、吹き出しダクトを介して、ドライアイスにより冷やされた冷気をドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に吹き出すが、吸い込みファンを前記天井部付近の蓄冷剤収納部側に設けるとともに、吹き出しダクトを前記天井部付近の前記蓄冷剤収納部が設けられていない位置に配置したため、ドライアイスにより冷やされた冷気が、保冷コンテナ内で循環する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の保冷コンテナを示す図であって、(a)は、平面図であり、(b)は、左側面図であり、(c)は、正面図であり、(d)は、右側面図であり、(e)は、裏面図である。
【図2】図1に示す保冷コンテナの拡大断面図であって、図2(a)は、図1(c)のA−A線で切断し、図2(b)は図1(a)のB−B線で切断したものである。
【図3】従来のドライアイス冷却方式の保冷コンテナを示す図であって、図3(a)は、平面図であり、図3(b)は、左側面図であり、図3(c)は、正面図であり、図3(d)は、右側面図であり、図3(e)は、裏面図である。
【図4】図3に示す保冷コンテナの拡大断面図であって、図4(a)は、図3(c)のA−A線で切断し、図4(b)は図3(a)のB−B線で切断したものである。
【図5】従来の蓄冷剤冷却方式の保冷コンテナを示す図であって、図5(a)は、平面図であり、図5(b)は、左側面図であり、図5(c)は、正面図であり、図5(d)は、右側面図であり、図5(e)は、裏面図である。
【図6】図5に示す保冷コンテナの拡大断面図であって、図6(a)は、図5(c)のA−A線で切断し、図6(b)は図5(a)のB−B線で切断したものである。
【符号の説明】
10 保冷コンテナ
10a 左側壁部
10b  正面壁部
10c  後方壁部
11 金属製ボックス(収納器)
12 空気循環スペース
13 断熱パネル
14 ドライアイスバンカー(ドライアイス収納部)
16 吸い込みダクト(送風手段)
16a 電動式ファン(送風手段、吸い込みファン)
17 送風ダクト(送風手段、吹き出しダクト)
18 天井部
19 蓄冷剤収納棚(蓄冷剤収納部)
20 蓄冷剤

Claims (2)

  1. 航空機用に使用される保冷コンテナにおいて、
    ドライアイスを密閉収納できる収納器を断熱隔壁したドライアイス収納部と、
    前記ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気をドライアイス収納部内へ吸い込み、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に送風させる送風手段とを前記保冷コンテナ内部に備え、更に、
    蓄冷剤を収納するための蓄冷剤収納部を前記保冷コンテナ内部のドライアイス収納部外側に備えたことを特徴とする保冷コンテナ。
  2. 請求項1に記載の保冷コンテナにおいて、
    前記送風手段は、前記ドライアイス収納部外側の前記保冷コンテナ内の空気を前記ドライアイス収納部内へ吸い込むための吸い込みファンと、前記ドライアイスにより冷やされた冷気を前記ドライアイス収納部外側の保冷コンテナ内に吹き出す吹き出しダクトとを備え、
    前記蓄冷剤収納部を保冷コンテナ内の天井部付近の一部に設け、
    前記吸い込みファンを前記天井部付近の蓄冷剤収納部側に設け、
    前記吹き出しダクトを、前記天井部付近の前記蓄冷剤収納部が設けられていない位置に配置したことを特徴とする保冷コンテナ。
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