JP2003302143A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP2003302143A
JP2003302143A JP2002107143A JP2002107143A JP2003302143A JP 2003302143 A JP2003302143 A JP 2003302143A JP 2002107143 A JP2002107143 A JP 2002107143A JP 2002107143 A JP2002107143 A JP 2002107143A JP 2003302143 A JP2003302143 A JP 2003302143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerating
refrigerator
temperature zone
room
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002107143A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutake Sakumoto
展威 作本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002107143A priority Critical patent/JP2003302143A/ja
Publication of JP2003302143A publication Critical patent/JP2003302143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の食品保存性及び使い勝手を向上させ
るための制御手段及び構造を有する冷蔵庫を提供するこ
と。 【解決手段】 この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体の
上部に冷蔵室を設けた冷蔵庫において、冷蔵温度帯用冷
却器、冷凍温度帯用冷却器等の冷凍サイクルに設けられ
た複数の冷却器と、冷蔵室内で、冷蔵室底面に隣接する
位置に設けられ、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯よ
り上の温度帯である新温度帯冷凍に温度帯を切り替え可
能な特定低温室と、を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つ以上へ温度
帯を切り替え可能な特定低温室を冷蔵室内部に設けた冷
蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例1.図11は、例えば特開平11
−142043号公報に示された従来の冷蔵庫を示す縦
断面図である。図11に示すように、従来の冷蔵庫30
は、冷蔵室2、スライド室3、野菜室4、冷凍室7の構
成となり、また、スライド室3は庫内温度帯を野菜・冷
蔵・チルド等に切替えることができる。冷蔵庫背面下部
に、圧縮機16と圧縮機冷却用の機械室ファン17など
が設置された機械室15が配置されている。冷却器31
は冷凍室7及び野菜室4の背面に設置され、その冷却器
31上方部に冷気攪拌用庫内ファン32が、また、冷却
器31下方に霜取用ヒータ22が設置してある。冷蔵庫
各室の温度調節は、冷気風路の一部に設置されたダンパ
33を開閉することによって行うように制御されてい
る。
【0003】従来例2.図12は、他の従来の冷蔵庫を
示す縦断面図である。図12に示すように、冷蔵庫30
は、冷蔵温度帯である冷蔵室2、スライド室3、野菜室
4、冷凍温度帯である製氷室5、切替室6、冷凍室7の
構成となり、また、切替室6は庫内温度帯を野菜・冷蔵
・チルド・ソフト冷凍・冷凍等に切替えることができ
る。冷蔵庫背面下部に、圧縮機16と圧縮機冷却用の機
械室ファン17などが設置された機械室15が配置され
ている。冷凍温度帯用冷却器12は切替室6及び製氷室
5及び冷凍室7の背面に設置され、その冷凍温度帯用冷
却器12上方部に冷凍温度帯冷気攪拌用庫内ファン13
が、また、冷凍温度帯用冷却器12下方に霜取用ヒータ
22が設置してある。切替室6の温度調節は、冷気風路
に設置された切替室ダンパ14を開閉することによって
行うように制御されている。冷蔵度帯用冷却器8は野菜
室4の背面に設置され、その冷蔵温度帯用冷却器8上方
部に冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン9が、また、冷蔵
温度帯用冷却器8下方に霜取用ヒータ22が設置してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫は以上の
ように構成されているので、従来例1として示した冷蔵
庫では、冷蔵庫庫内の冷気を各部屋で共有するため、冷
蔵室2及び野菜室4を冷却する際に冷蔵室2及び野菜室
4へ供給される冷気が、冷却器31を通過する時に霜と
して空気中の水分が冷却器31に付着して除湿され、か
つ、冷却器31に除湿された水分を冷蔵室2及び野菜室
4へ還元する手段がないため、冷蔵室2及び野菜室4の
空気湿度が低下し、貯蔵している食品が乾燥してしま
い、食品保存の面の問題点があった。
【0005】従来例2として示した冷蔵庫では、スライ
ド室3の温度情報を基に、スライド室3へ供給される冷
気量を制御する手段を備えていないため、スライド室3
の温度帯を切替えて新温度帯冷凍に温度管理し貯蔵する
ことができない。そして、使い勝手の面から新温度帯冷
凍した食品等を出し入れする際には、冷蔵庫下部に配置
された切替室6を新温度帯冷凍室に温度設定して使用す
る場合に限定され、成人女性においては、しゃがんだ状
態での食品等の出し入れとなり使い勝手が非常に悪く、
実使用上の面での問題点があった。また、切替室6を冷
凍温度設定として使用した場合、新温度帯冷凍で貯蔵す
る空間が無くなり、新温度帯冷凍保存による調理の手間
低減及び新温度帯冷凍での貯蔵量不足の面からの問題が
あった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、冷蔵庫の食品保存性及び使い
勝手を向上させるための制御手段及び構造を有する冷蔵
庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷蔵庫
は、冷蔵庫本体の上部に冷蔵室を設けた冷蔵庫におい
て、冷蔵温度帯用冷却器、冷凍温度帯用冷却器等の冷凍
サイクルに設けられた複数の冷却器と、冷蔵室内で、冷
蔵室底面に隣接する位置に設けられ、最大氷結晶生成帯
以下で冷凍温度帯より上の温度帯である新温度帯冷凍に
温度帯を切り替え可能な特定低温室と、を備えたことを
特徴とする。
【0008】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室の
下に隣接して野菜室を設けたことを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に上から製氷室、切替
室、冷凍室を設けたことを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室の温度を、冷蔵・チルド・新温度帯冷凍の複数の温度
帯に切替ることを特徴とする。
【0011】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室及び野菜室の背面に、冷蔵室ダンパ、特定低温室ダン
パ、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン及び冷蔵温度帯用
冷却器を設けたことを特徴とする。
【0012】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵温度
帯において、冷蔵室に冷蔵室温度センサを、特定低温室
に特定低温室温度センサを設け、冷蔵室温度センサ及び
特定低温室温度センサの情報により、冷蔵温度帯用冷却
器によって冷却された冷気を、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫
内ファンを駆動し、かつ、冷蔵室ダンパ及び特定低温室
ダンパを開閉して冷蔵室及び特定低温室へ吐出される冷
気量を制御し、各室の温度管理を行うことを特徴とす
る。
【0013】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室及び野菜室の背面に、冷蔵室ダンパ、特定低温室ダン
パ、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン及び冷蔵温度帯用
冷却器を設け、特定低温室の温度設定が氷点以下に設定
され、かつ、冷蔵温度帯用冷却器に冷媒が供給されてい
ない場合に、特定低温室用ダンパを閉じ、冷蔵温度帯冷
気攪拌用庫内ファンを駆動することにより、冷蔵温度帯
用冷却器に付着した霜を融かし、冷蔵室及び野菜室を高
湿度に保つことを特徴とする。
【0014】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室の底面高さが、冷蔵庫を設置している床面から80cm
〜110cmであることを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に上から製氷室、切替
室、冷凍室を設け、特定低温室の底面高さが、冷蔵庫を
設置している床面から90cm〜110cmであることを特
徴とする。
【0016】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に冷凍室を設けたことを
特徴とする。
【0017】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に冷凍室を設け、特定低
温室の底面高さが、冷蔵庫を設置している床面から80
cm〜90cmであることを特徴とする。
【0018】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯用冷却器を冷凍室背面に配置し、冷凍温度帯用冷却器
の上方に冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン及び特定低温
室ダンパを配置し、冷凍室及び野菜室背面に特定低温室
ダンパ出口から上方の特定低温室への吹出し風路が設け
られ、野菜室及び冷凍室背面に特定低温室から冷凍温度
帯用冷凍温度帯用冷却器への戻り風路が設けられている
ことを特徴とする。
【0019】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯において、特定低温室に設けた特定低温室温度センサ
の情報により、冷凍温度帯用冷却器によって冷却された
冷気を冷凍温度帯冷気攪拌用庫内ファンを駆動して冷気
を吐出し、特定低温室ダンパを開閉し特定低温室へ吐出
される冷気量を制御して特定低温室の温度管理を行うこ
とを特徴とする。
【0020】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯用冷却器により特定低温室を冷却する場合に、冷蔵温
度帯用冷却器を冷蔵室の背面に配置したことを特徴とす
る。
【0021】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室に断熱材を施し、冷蔵室及び野菜室の温度に影響を与
えないようにしたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜3は実施の
形態1を示す図で、図1は冷蔵庫正面の模式図、図2は
冷蔵庫の縦断面図、図3は冷蔵庫の風路構成概念図であ
る。図1において、1は冷蔵庫で、冷蔵庫1上部が冷蔵
温度帯1aになっていて、冷蔵温度帯1aには上から冷
蔵室2(−1℃〜5℃)、特定低温室であるスライド室
3(−10℃〜5℃)、野菜室4(1℃〜5℃)が設け
られている。以下の説明では、特定低温室はスライド室
とする。また、冷蔵庫1下部が冷凍温度帯1bになって
いて、冷凍温度帯1bには上から製氷室5(−18℃以
下)、切替室6(−18℃〜9℃)、冷凍室7(−18
℃以下)が設けられている。また、スライド室3及び切
替室6は庫内温度帯を切替えることができる。
【0023】図2に示すように、冷蔵庫1の主要構成部
品である冷蔵温度帯用冷却器8が、スライド室3・野菜
室4背面に配置され、冷蔵温度帯用冷却器8上方のスラ
イド室3・野菜室4背面に冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内フ
ァン9及び冷蔵室ダンパ10及びスライド室ダンパ11
が配置されている。
【0024】12は冷凍温度帯用冷却器で、製氷室5及
び切替室6及び冷凍室7背面に配置され、冷凍温度帯用
冷却器12上方の切替室6及び冷凍室7背面に冷凍温度
帯用冷気攪拌庫内ファン13及び切替室ダンパ14が配
置されている。冷蔵温度帯用冷却器8及び冷凍温度帯用
冷却器12の下方には、霜取用ヒータ22を設置してい
る。
【0025】また、冷蔵温度帯用冷却器8の下方の霜取
用ヒータ22はガラス管ヒータの代わりにコードヒータ
を冷蔵温度帯用冷却器8背面の内箱ウレタン側に設けて
もよい。
【0026】16は圧縮機で、冷蔵庫背面下部側の機械
室15に配置され、この圧縮機16を冷却するために機
械室ファン17が併設されている。
【0027】図3に示すように、冷蔵温度帯1aにおい
ては、冷蔵室温度センサ18及びスライド室温度センサ
19の情報により、冷蔵温度帯用冷却器8によって冷却
された冷気を、冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9を駆
動し、かつ、冷蔵室ダンパ10及びスライド室ダンパ1
1を開閉して冷蔵室2及びスライド室3へ吐出される冷
気量を制御し、各室の温度管理を行っている。
【0028】よって、スライド室3及び野菜室4の背面
に、冷蔵室ダンパ10、スライド室ダンパ11、冷蔵温
度帯用冷気攪拌庫内ファン9、冷蔵温度帯用冷却器8を
配置する構造により、スライド室3へ吐出される冷気の
風路が最短となり、スライド室3を効率的に冷却を行う
ことができる。
【0029】冷凍温度帯1bにおいては、冷凍室温度セ
ンサ20及び切替室温度センサ21の情報により、冷凍
温度帯用冷却器12によって冷却された冷気を、冷凍温
度帯用冷気攪拌庫内ファン13を駆動して切替室6及び
冷凍室7へ冷気を吐出し、また、切替室6においては切
替室ダンパ14を開閉し切替室6へ吐出される冷気量を
制御し切替室6の温度管理を行っている。
【0030】冷蔵温度帯1aにおいて、スライド室ダン
パ11及びスライド室温度センサ19を配置することに
より、スライド室3の温度を冷蔵(1℃〜5℃)・チル
ド(0℃〜−3℃)等に加え最大氷結晶生成帯以下で冷
凍温度帯より上の温度帯であるソフト冷凍(新温度帯冷
凍:−6℃〜−10℃)等の複数の温度帯に切替ること
が可能であり、かつ、冷蔵室ダンパ10及び冷蔵室温度
センサ18を配置することにより、スライド室3の温度
設定によらず、冷蔵室ダンパ10を開閉することによ
り、冷蔵室2の温度管理することができる、冷蔵庫を提
供することができる。
【0031】また、冷蔵温度帯用冷却器8に冷媒が供給
されていないときに、スライド室3がチルド(0℃〜−
3℃)・ソフト冷凍(−6℃〜−10℃)等の氷点下以
下の温度帯に設定されている場合に、冷蔵室ダンパ10
を開、スライド室ダンパ11を閉した状態で冷蔵温度帯
用冷気攪拌庫内ファン9を駆動することにより、冷蔵温
度帯用冷却器8に付着した霜を冷蔵温度帯1aの空気で
融かし、その水分を冷蔵温度帯1aの空気へ還元するこ
とができ、スライド室3の温度を変動させることなく、
高湿度に保たれた冷蔵室2及び野菜室4を提供すること
が可能となる。
【0032】また、使い勝手の面からも、スライド室3
の温度をソフト冷凍(−6℃〜−10℃)に切替ること
が可能なであるため、成人女性(身長160cm前後)が
立ったままで食品等の収納性のよい高さ(図3ではスラ
イド室床面から冷蔵庫設置床面の高さを100cmの例を
示している)にソフト冷凍に設定されたスライド室3が
配置され、かつ、冷蔵室2に設置された庫内灯23の光
により食品の鮮度を目視による確認が容易になり、使い
勝手をさらに向上させた冷蔵庫を提供することが可能と
なる。
【0033】実施の形態2.図4〜6は実施の形態2を
示す図で、図4は冷蔵庫正面の模式図、図5は冷蔵庫の
縦断面図、図6は冷蔵庫の風路構成概念図である。図4
において、1は冷蔵庫で、冷蔵庫1上部が冷蔵温度帯1
aになっていて、冷蔵温度帯1aには上から冷蔵室2
(−1℃〜5℃)、スライド室3(−10℃〜5℃)、
野菜室4(1℃〜5℃)が設けられている。また、冷蔵
庫1下部が冷凍温度帯1bになっていて、冷凍温度帯1
bには冷凍室7(−18℃以下)が設けられている。ま
た、スライド室3及び切替室6は庫内温度帯を切替える
ことができる。
【0034】実施の形態1と異なるのは、冷凍温度帯1
bには冷凍室7が設けられているだけの、3ドアの冷蔵
庫である点である。それによって、スライド室床面から
冷蔵庫設置床面の高さを85cmにでき、実施の形態1よ
りもスライド室への食品等の収納性がよいのが特徴であ
る。
【0035】図5に示すように、冷蔵庫1の主要構成部
品である冷蔵温度帯用冷却器8が、スライド室3・野菜
室4背面に配置され、冷蔵温度帯用冷却器8上方のスラ
イド室3・野菜室4背面に冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内フ
ァン9及び冷蔵室ダンパ10及びスライド室ダンパ11
が配置されている。
【0036】12は冷凍温度帯用冷却器で冷凍室7背面
に配置され、冷凍温度帯用冷却器12上方の冷凍室7背
面に冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン13が配置されて
いる。冷蔵温度帯用冷却器8及び冷凍温度帯用冷却器1
2の下方には、霜取用ヒータ22を設置している。
【0037】また、冷蔵温度帯用冷却器8の下方の霜取
用ヒータ22はガラス管ヒータの代わりにコードヒータ
を冷蔵温度帯用冷却器8背面の内箱ウレタン側に設けて
もよい。
【0038】16は圧縮機で、冷蔵庫背面下部側の機械
室15に配置され、この圧縮機16を冷却するために機
械室ファン17が併設されている。
【0039】図6に示すように、冷蔵温度帯1aにおい
ては、冷蔵室温度センサ18及びスライド室温度センサ
19の情報により、冷蔵温度帯用冷却器8によって冷却
された冷気を、冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9を駆
動し、かつ、冷蔵室ダンパ10・スライド室ダンパ11
を開閉し冷蔵室2・スライド室3へ吐出される冷気量を
制御し、各室の温度管理を行っている。
【0040】よって、スライド室3及び野菜室4の背面
に、冷蔵室ダンパ10、スライド室ダンパ11、冷蔵温
度帯用冷気攪拌庫内ファン9、冷蔵温度帯用冷却器8を
配置する構造により、スライド室3へ吐出される冷気の
風路が最短となり、スライド室3を効率的に冷却を行う
ことができる。
【0041】冷凍温度帯1bにおいては、冷凍室温度セ
ンサ20の情報により、冷凍温度帯用冷却器12によっ
て冷却された冷気を冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン1
3が駆動し送風することにより冷却している。
【0042】冷蔵温度帯1aにおいて、スライド室ダン
パ11及びスライド室温度センサ19を配置することに
より、スライド室3の温度を冷蔵(1℃〜5℃)・チル
ド(0℃〜−3℃)に加えソフト冷凍(−6℃〜−10
℃)等の複数の温度帯に切替ることが可能であり、か
つ、冷蔵室ダンパ10及び冷蔵室温度センサ18を配置
することにより、スライド室3の温度設定によらず、冷
蔵室ダンパ10を開閉することにより、冷蔵室2の温度
管理することができる、冷蔵庫を提供することができ
る。
【0043】また、冷蔵温度帯用冷却器8に冷媒が供給
されていないときに、スライド室3がチルド(0℃〜−
3℃)・ソフト冷凍(新温度帯冷凍:−6℃〜−10
℃)等の氷点下以下の温度帯に設定されている場合に、
冷蔵室ダンパ10を開、スライド室ダンパ11を閉した
状態で冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9を駆動するこ
とにより、冷蔵温度帯用冷却器8に付着した霜を冷蔵温
度帯1aの空気で融かし、その水分により冷蔵温度帯1
aの空気を加湿することができ、スライド室3の温度を
変動させることなく、高湿度に保たれた冷蔵室2及び野
菜室4を提供することが可能となる。
【0044】また、使い勝手の面からも、スライド室3
の温度をソフト冷凍(−6℃〜−10℃)に切替ること
が可能なであるため、成人女性(身長160cm前後)が
立ったまま食品等の収納性のよい高さ(図6ではスライ
ド室床面から冷蔵庫設置床面の高さが85cmの例を示し
ている)にソフト冷凍に設定されたスライド室3が配置
され、かつ、冷蔵室2に設置された庫内灯23の光によ
り食品の鮮度を目視による確認が容易になり、使い勝手
をさらに向上させた冷蔵庫を提供することが可能とな
る。
【0045】実施の形態3.図7、8は実施の形態3を
示す図で、図7は冷蔵庫の縦断面図、図8は冷蔵庫の風
路構成概念図である。実施の形態3の冷蔵庫の模式図は
図1と同様である。図7において、1は冷蔵庫で、冷蔵
庫1上部が冷蔵温度帯1a(後述の図8参照)になって
いて、冷蔵温度帯1aには上から冷蔵室2(−1℃〜5
℃)、スライド室3(−10℃〜5℃)、野菜室4(1
℃〜5℃)が設けられている。
【0046】また、冷蔵庫1下部が冷凍温度帯1b(後
述の図8参照)になっていて、冷凍温度帯1bには製氷
室5(−18℃以下)、切替室6(−18℃〜9℃)、
冷凍室7(−18℃以下)が設けられている。また、ス
ライド室3及び切替室6は庫内温度帯を切替えることが
できる。
【0047】図7に示すように、冷蔵庫1の主要構成部
品である冷蔵温度帯用冷却器8が、スライド室3・野菜
室4背面に配置され、冷蔵温度帯用冷却器8上方のスラ
イド室3及び野菜室4背面に冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内
ファン9が配置されている。
【0048】12は冷凍温度帯用冷却器で、冷凍室7背
面に配置され、冷凍温度帯用冷却器12上方に冷凍温度
帯用冷気攪拌庫内ファン13及び切替室ダンパ14及び
スライド室ダンパ11が配置されている。冷凍室7及び
野菜室4背面にスライド室ダンパ11出口から上方のス
ライド室3への風路24が設けられ、野菜室4及び冷凍
室7背面にスライド室3下面もしくはスライド室3背面
から冷凍温度帯用冷凍温度帯用冷却器12下面への戻り
風路25が設けられている。
【0049】冷蔵温度帯用冷却器8及び冷凍温度帯用冷
却器12の下方には、霜取用ヒータ22を設置してい
る。また、冷蔵温度帯用冷却器8の下方の霜取用ヒータ
22はガラス管ヒータの代わりにコードヒータを冷蔵温
度帯用冷却器8背面の内箱ウレタン側に設けてもよい。
16は圧縮機で、冷蔵庫背面下部側の機械室15に配置
され、この圧縮機16を冷却するために機械室ファン1
7が併設されている。
【0050】図8に示すように、冷蔵温度帯1aにおい
ては、冷蔵室温度センサ18の情報により、冷蔵温度帯
用冷却器8によって冷却された冷気を冷蔵温度帯用冷気
攪拌庫内ファン9を駆動し送風される冷気により冷蔵室
2及び野菜室4を冷却している。
【0051】冷凍温度帯1bにおいては、スライド室温
度センサ19及び冷凍室温度センサ20及び切替室温度
センサ21の情報により、冷凍温度帯用冷却器12によ
って冷却された冷気を冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン
13を駆動し各室に冷気を吐出し、スライド室3及び切
替室6においては、スライド室ダンパ11及び切替室ダ
ンパ14を開閉しスライド室3及び切替室6へ吐出され
る冷気量を制御し、スライド室3及び切替室6の温度管
理を行っている。
【0052】冷凍温度帯1bにおいて、スライド室ダン
パ11及びスライド室温度センサ19を配置することに
より、スライド室3の温度を冷蔵(1℃〜5℃)・チル
ド(0℃〜−3℃)に加えソフト冷凍(−6℃〜−10
℃)等の複数の温度帯に切替ることが可能な冷蔵庫を提
供することができる。また、冷蔵室ダンパ10を設置せ
ずに、冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9のみの制御に
より、冷蔵室2の温度管理を行うことが可能である。
【0053】また、冷蔵温度帯用冷却器8によりスライ
ド室3を冷却する必要が無い為、冷蔵温度帯用冷却器8
を小型化でき、冷蔵庫の内容積アップおよび冷却器コス
トの低減が可能となる。加えて冷蔵温度帯用冷却器8の
温度を実施の形態1・2の冷蔵庫に比べ高い温度設定で
き冷蔵温度帯用冷却器8に付着する霜の量を低減するこ
とができ、霜取時間を短縮でき、省エネでかつ着霜耐力
のより高い冷蔵庫を提供することが可能となる。
【0054】また、冷蔵温度帯用冷却器8に冷媒が供給
されていないときに、冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン
9を駆動することにより、冷蔵温度帯用冷却器8に付着
した霜を冷蔵温度帯1aの空気で融かし、その水分によ
り冷蔵温度帯1aの空気を加湿することができ、スライ
ド室3の温度を変動させることなく、高湿度に保たれた
冷蔵室2及び野菜室4を提供することが可能となる。
【0055】特にスライド室3をソフト冷凍(−6℃〜
−10℃)に設定された場合に、実施の形態1・2の冷
蔵庫では、スライド室3を冷却するために冷蔵温度帯用
冷却器8へ冷媒が供給される時間が長くなるため、冷蔵
温度帯1aの空気を加湿する時間が短くなるが、実施の
形態3においては、スライド室3を冷蔵温度帯用冷却器
8によって冷却しない為、冷蔵温度帯用冷却器8へ冷媒
が供給される時間が短くなり、冷蔵温度帯1aの空気を
加湿する時間が長くなり実施の形態1・2の冷蔵庫にく
らべ、高湿度に保たれた冷蔵室2および野菜室4を提供
することが可能となる。
【0056】また、使い勝手の面からも、スライド室3
の温度をソフト冷凍(−6℃〜−10℃)に切替ること
が可能なであるため、成人女性(身長160cm前後)が
立ったまま食品等の収納性のよい高さ(図8ではスライ
ド室床面から冷蔵庫設置床面の高さが100cmの例を示
している)にソフト冷凍に設定されたスライド室3が配
置され、かつ、冷蔵室2に設置された庫内灯23の光に
より食品の鮮度を目視による確認が容易になり、使い勝
手をさらに向上させた冷蔵庫を提供することが可能とな
る。
【0057】なお、冷蔵温度帯用冷却器8は冷蔵室2背
面に配置しても、スライド室3の温度を冷蔵(1℃〜5
℃)・チルド(0℃〜−3℃)に加えソフト冷凍(−6
℃〜−10℃)等の複数の温度帯に切替ることが可能で
あり、かつ、スライド室3背面に冷蔵温度帯用冷却器8
や冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9が配置されないた
め、スライド室3の奥行きを広く取れ、スライド室3内
容積アップ及び使い勝手をさらに向上させた冷蔵庫を提
供することが可能となる。
【0058】実施の形態4.図9、10は実施の形態4
を示す図で、冷蔵庫縦断面図、図10は冷蔵庫の風路構
成概念図である。実施の形態4の冷蔵庫の模式図は図4
と同様である。実施の形態3と異なるのは、冷凍温度帯
1bには冷凍室7が設けられているだけの、3ドアの冷
蔵庫である点である。それによって、スライド室床面か
ら冷蔵庫設置床面の高さを85cmにでき、実施の形態3
よりもスライド室への食品等の収納性がよいのが特徴で
ある。
【0059】図9に示すように、冷蔵庫1の主要構成部
品である冷蔵温度帯用冷却器8が、スライド室3・野菜
室4背面に配置され、冷蔵温度帯用冷却器8上方のスラ
イド室3及び野菜室4背面に冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内
ファン9が配置されている。
【0060】12は冷凍温度帯用冷却器で冷凍室7背面
に配置され、冷凍温度帯用冷却器12上方の冷凍室7背
面に冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン13及びスライド
室ダンパ11を配置している。野菜室4及び冷凍室7の
背面にスライド室ダンパ11出口から上方のスライド室
3への風路24が設けられ、野菜室4及び冷凍室7背面
にスライド室3下面から冷凍温度帯用冷却器12下面へ
の戻り風路25が設けられている。
【0061】冷蔵温度帯用冷却器8及び冷凍温度帯用冷
却器12の下方には、霜取用ヒータ22を設置してい
る。また、冷蔵温度帯用冷却器8の下方の霜取用ヒータ
22はガラス管ヒータの代わりにコードヒータを冷蔵温
度帯用冷却器8背面の内箱ウレタン側に設けてもよい。
16は圧縮機で、冷蔵庫背面下部側の機械室15に配置
され、この圧縮機16を冷却するために機械室ファン1
7が併設されている。
【0062】図10に示すように、冷蔵温度帯1aにお
いては、冷蔵室温度センサ18の情報により、冷蔵温度
帯用冷却器8によって冷却された冷気を冷蔵温度帯用冷
気攪拌庫内ファン9を駆動し送風される冷気により冷蔵
室2及び野菜室4を冷却している。冷凍温度帯1bにお
いては、冷凍室温度センサ20の情報により冷凍温度帯
用冷却器12によって冷却された冷気を冷凍温度帯用冷
気攪拌庫内ファン13が駆動し、スライド室3及び冷凍
室7に冷気を吐出し、スライド室3においては、スライ
ド室ダンパ11を開閉しスライド室3へ吐出される冷気
量を制御し温度管理を行っている。
【0063】冷凍温度帯1bにおいて、スライド室ダン
パ11を配置することにより、スライド室3の温度を冷
蔵(1℃〜5℃)・チルド(0℃〜−3℃)に加えソフ
ト冷凍(−6℃〜−10℃)等の複数の温度帯に切替る
ことが可能な冷蔵庫を提供することができる。
【0064】また、冷蔵温度帯用冷却器8によりスライ
ド室3を冷却する必要が無い為、冷蔵温度帯用冷却器8
を小型化でき、冷蔵庫の内容積アップおよび冷却器コス
トの低減が可能となる。加えて冷蔵温度帯用冷却器8の
温度を実施の形態1・2の冷蔵庫に比べ高い温度設定で
き冷蔵温度帯用冷却器8に付着する霜の量を低減するこ
とができ、霜取時間を短縮でき、省エネでかつ着霜耐力
のより高い冷蔵庫を提供することが可能となる。
【0065】また、冷蔵温度帯用冷却器8に冷媒が供給
されていないときに、冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン
9を駆動することにより、冷蔵温度帯用冷却器8に付着
した霜を冷蔵温度帯1aの空気で融かし、その水分によ
り冷蔵温度帯1aの空気を加湿することができ、スライ
ド室3の温度を変動させることなく、高湿度に保たれた
冷蔵室2及び野菜室4を提供することが可能となる。
【0066】特にスライド室3をソフト冷凍(−6℃〜
−10℃)に設定された場合に、実施の形態1・2の冷
蔵庫では、スライド室3を冷却するために冷蔵温度帯用
冷却器8へ冷媒が供給される時間が長くなるため、冷蔵
温度帯1aの空気を加湿する時間が短くなるが、実施の
形態3においては、スライド室3を冷蔵温度帯用冷却器
8によって冷却しない為、冷蔵温度帯用冷却器8へ冷媒
が供給される時間が短くなり、冷蔵温度帯1aの空気を
加湿する時間が長くなり実施の形態1・2の冷蔵庫にく
らべ、高湿度に保たれた冷蔵室2および野菜室4を提供
することが可能となる。
【0067】また、使い勝手の面からも、スライド室3
の温度をソフト冷凍(−6℃〜−10℃)に切替ること
が可能なであるため、成人女性(身長160cm前後)が
立ったまま食品等の収納性のよい高さ(図10ではスラ
イド室床面から冷蔵庫設置床面の高さが85cmの例を示
している)にソフト冷凍に設定されたスライド室3が配
置され、かつ、冷蔵室2に設置された庫内灯23の光に
より食品の鮮度を目視による確認が容易になり、使い勝
手をさらに向上させた冷蔵庫を提供することが可能とな
る。
【0068】なお、冷蔵温度帯用冷却器8は冷蔵室2背
面に配置しても、スライド室3の温度を冷蔵(1℃〜5
℃)・チルド(0℃〜−3℃)に加えソフト冷凍(−6
℃〜−10℃)等の複数の温度帯に切替ることが可能で
あり、また、スライド室3背面に冷蔵温度帯用冷却器8
や冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン9が配置されないた
め、スライド室3の奥行きを広く取れ、スライド室3内
容積アップ及び使い勝手をさらに向上させた冷蔵庫を提
供することが可能となる。
【0069】また、以上実施の形態1乃至実施の形態4
において、スライド室3の天井及び底面に断熱材、例え
ば、厚さ約30mmのスチロール等を配置することによ
り、スライド室3の温度設定によって冷蔵室2及び野菜
室4の温度に影響を与えないため、例えば、スライド室
3がソフト冷凍の温度帯に設定されていても冷蔵室2及
び野菜室4の温度を下げることなく、特にスライド室3
近傍に貯蔵している食品を凍らすことなく、食品を冷蔵
庫に貯蔵することができる。
【0070】上述の実施の形態では、冷却器を2個使用
したものを示したが、3個以上使用したものでもよい。
【0071】また、上述の実施の形態では、スライド室
床面から冷蔵庫設置床面の高さが100cm又は85cmの
例を示したが、80〜110cmであれば、成人女性(身
長160cm前後)が立ったまま食品等の収納性のよい高
さである。
【0072】
【発明の効果】この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵温度帯用
冷却器、冷凍温度帯用冷却器等の冷凍サイクルに設けら
れた複数の冷却器と、冷蔵室内で、冷蔵室底面に隣接す
る位置に設けられ、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯
より上の温度帯である新温度帯冷凍に温度帯を切り替え
可能な特定低温室とを備えたことにより、食品保存性及
び使い勝手の向上した冷蔵庫を提供することができる。
【0073】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室の
下に隣接して野菜室を設けたことにより、食品保存性及
び使い勝手の向上した冷蔵庫を提供することができると
共に、冷蔵室及び野菜室の湿度を高く保つことができ
る。
【0074】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に上から製氷室、切替
室、冷凍室を設けたことにより、食品保存性及び使い勝
手の向上した冷蔵庫を提供することができる。
【0075】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室の温度を、冷蔵・チルド・新温度帯冷凍の複数の温度
帯に切替ることにより、食品保存性及び使い勝手の向上
した冷蔵庫を提供することができる。
【0076】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室及び野菜室の背面に、冷蔵室ダンパ、特定低温室ダン
パ、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン及び冷蔵温度帯用
冷却器を設けたことにより、特定低温室への冷気の風路
が最短となり、特定低温室を効率的に冷却できる。
【0077】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵温度
帯において、冷蔵室に冷蔵室温度センサを、特定低温室
に特定低温室温度センサを設け、冷蔵室温度センサ及び
特定低温室温度センサの情報により、冷蔵温度帯用冷却
器によって冷却された冷気を、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫
内ファンを駆動し、かつ、冷蔵室ダンパ及び特定低温室
ダンパを開閉して冷蔵室及び特定低温室へ吐出される冷
気量を制御し、各室の温度管理を行うことにより、食品
保存性及び使い勝手の向上した冷蔵庫を提供することが
できる。
【0078】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室及び野菜室の背面に、冷蔵室ダンパ、特定低温室ダン
パ、冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン及び冷蔵温度帯用
冷却器を設け、特定低温室の温度設定が氷点以下に設定
され、かつ、冷蔵温度帯用冷却器に冷媒が供給されてい
ない場合に、特定低温室用ダンパを閉じ、冷蔵温度帯冷
気攪拌用庫内ファンを駆動することにより、冷蔵温度帯
用冷却器に付着した霜を融かし、冷蔵室及び野菜室を高
湿度に保つことができる。
【0079】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室の底面高さが、冷蔵庫を設置している床面から80cm
〜110cmであることにより、特定低温室の位置が成人
女性が立ったままで食品等の収納性のよい高さとするこ
とができる。
【0080】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に上から製氷室、切替
室、冷凍室を設け、特定低温室の底面高さが、冷蔵庫を
設置している床面から90cm〜110cmであることによ
り、特定低温室の位置が成人女性が立ったままで食品等
の収納性のよい高さとすることができる。
【0081】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に冷凍室を設けたことに
より、食品保存性及び使い勝手の向上した冷蔵庫を提供
することができる。
【0082】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫上
部の冷蔵温度帯に上から冷蔵室、特定低温室、野菜室を
設け、冷蔵庫下部の冷凍温度帯に冷凍室を設け、特定低
温室の底面高さが、冷蔵庫を設置している床面から80
cm〜90cmであることにより、特定低温室の位置が成人
女性が立ったままで食品等の収納性がさらに優れた高さ
とすることができる。
【0083】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯用冷却器を冷凍室背面に配置し、冷凍温度帯用冷却器
の上方に冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン及び特定低温
室ダンパを配置し、冷凍室及び野菜室背面に特定低温室
ダンパ出口から上方の特定低温室への吹出し風路が設け
られ、野菜室及び冷凍室背面に特定低温室から冷凍温度
帯用冷凍温度帯用冷却器への戻り風路が設けられている
ことにより、食品保存性及び使い勝手の向上した冷蔵庫
を提供することができると共に、冷蔵温度帯用冷却器に
より特定低温室を冷却する必要が無い為、冷蔵温度帯用
冷却器を小型化でき、冷蔵庫の内容積アップおよび冷却
器コストの低減が可能となる。加えて冷蔵温度帯用冷却
器の温度を比較的高い温度に設定でき冷蔵温度帯用冷却
器に付着する霜の量を低減することができ、霜取時間を
短縮でき、省エネでかつ着霜耐力のより高い冷蔵庫を提
供することが可能となる。
【0084】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯において、特定低温室に設けた特定低温室温度センサ
の情報により、冷凍温度帯用冷却器によって冷却された
冷気を冷凍温度帯冷気攪拌用庫内ファンを駆動して冷気
を吐出し、特定低温室ダンパを開閉し特定低温室へ吐出
される冷気量を制御して特定低温室の温度管理を行うこ
とにより、食品保存性及び使い勝手の向上した冷蔵庫を
提供することができる。
【0085】また、この発明に係る冷蔵庫は、冷凍温度
帯用冷却器により特定低温室を冷却する場合に、冷蔵温
度帯用冷却器を冷蔵室の背面に配置したことにより、特
定低温室の奥行きを広く取れ、特定低温室の内容積アッ
プ及び使い勝手をさらに向上させた冷蔵庫を提供するこ
とが可能となる。
【0086】また、この発明に係る冷蔵庫は、特定低温
室に断熱材を施して、冷蔵室及び野菜室の温度に影響を
与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫正面の模式
図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の縦断面図
である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の風路構成
概念図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、冷蔵庫正面の模式
図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、冷蔵庫の縦断面図
である。
【図6】 実施の形態2を示す図で、冷蔵庫の風路構成
概念図である。
【図7】 実施の形態3を示す図で、冷蔵庫の縦断面図
である。
【図8】 実施の形態3を示す図で、冷蔵庫の風路構成
概念図である。
【図9】 実施の形態4を示す図で、冷蔵庫の縦断面図
である。
【図10】 実施の形態4を示す図で、冷蔵庫の風路構
成概念図である。
【図11】 従来の冷蔵庫における冷蔵庫の縦断面図で
ある。
【図12】 他の従来の冷蔵庫における冷蔵庫の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫、1a 冷蔵温度帯、1b 冷凍温度帯、2
冷蔵室、3 スライド室、4 野菜室、5 製氷室、
6 切替室、7 冷凍室、8 冷蔵温度帯用冷却器、9
冷蔵温度帯用冷気攪拌庫内ファン、10 冷蔵室ダン
パ、11 スライド室ダンパ、12 冷凍温度帯用冷却
器、13 冷凍温度帯用冷気攪拌庫内ファン、14 切
替室ダンパ、15 機械室、16 圧縮機、17 機械
室ファン、18 冷蔵室温度センサ、19 スライド室
センサ、20 冷凍室センサ、21 切替室センサ、2
2 霜取用ヒータ、23 庫内灯、24 吹出し風路、
25 戻り風路、26 給水タンク、27 自動製氷
機。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体の上部に冷蔵室を設けた冷蔵
    庫において、 冷蔵温度帯用冷却器、冷凍温度帯用冷却器等の冷凍サイ
    クルに設けられた複数の冷却器と、 前記冷蔵室内で、冷蔵室底面に隣接する位置に設けら
    れ、最大氷結晶生成帯以下で冷凍温度帯より上の温度帯
    である新温度帯冷凍に温度帯を切り替え可能な特定低温
    室と、 を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室の下に隣接して野菜室を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵庫上部の冷蔵温度帯に上から冷蔵
    室、特定低温室、野菜室を設け、冷蔵庫下部の冷凍温度
    帯に上から製氷室、切替室、冷凍室を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記特定低温室の温度を、冷蔵・チルド
    ・新温度帯冷凍の複数の温度帯に切替ることを特徴とす
    る請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記特定低温室及び野菜室の背面に、冷
    蔵室ダンパ、特定低温室ダンパ、冷蔵温度帯冷気攪拌用
    庫内ファン及び冷蔵温度帯用冷却器を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵温度帯において、前記冷蔵室に冷蔵
    室温度センサを、前記特定低温室に特定低温室温度セン
    サを設け、前記冷蔵室温度センサ及び特定低温室温度セ
    ンサの情報により、前記冷蔵温度帯用冷却器によって冷
    却された冷気を、前記冷蔵温度帯冷気攪拌用庫内ファン
    を駆動し、かつ、前記冷蔵室ダンパ及び特定低温室ダン
    パを開閉して前記冷蔵室及び特定低温室へ吐出される冷
    気量を制御し、各室の温度管理を行うことを特徴とする
    請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記特定低温室及び野菜室の背面に、冷
    蔵室ダンパ、特定低温室ダンパ、冷蔵温度帯冷気攪拌用
    庫内ファン及び冷蔵温度帯用冷却器を設け、前記特定低
    温室の温度設定が氷点以下に設定され、かつ、前記冷蔵
    温度帯用冷却器に冷媒が供給されていない場合に、前記
    特定低温室用ダンパを閉じ、前記冷蔵温度帯冷気攪拌用
    庫内ファンを駆動することにより、前記冷蔵温度帯用冷
    却器に付着した霜を融かし、前記冷蔵室及び野菜室を高
    湿度に保つことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記特定低温室の底面高さが、冷蔵庫を
    設置している床面から80cm〜110cmであることを特
    徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記特定低温室の底面高さが、冷蔵庫を
    設置している床面から90cm〜110cmであることを特
    徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 冷蔵庫上部の冷蔵温度帯に上から冷蔵
    室、特定低温室、野菜室を設け、冷蔵庫下部の冷凍温度
    帯に冷凍室を設けたことを特徴とする請求項2に記載の
    冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 前記特定低温室の底面高さが、冷蔵庫
    を設置している床面から80cm〜90cmであることを特
    徴とする請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 冷凍温度帯用冷却器を前記冷凍室背面
    に配置し、前記冷凍温度帯用冷却器の上方に冷凍温度帯
    用冷気攪拌庫内ファン及び特定低温室ダンパを配置し、
    前記冷凍室及び野菜室背面に特定低温室ダンパ出口から
    上方の前記特定低温室への吹出し風路が設けられ、前記
    野菜室及び冷凍室背面に特定低温室から前記冷凍温度帯
    用冷凍温度帯用冷却器への戻り風路が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 冷凍温度帯において、前記特定低温室
    に設けた特定低温室温度センサの情報により、前記冷凍
    温度帯用冷却器によって冷却された冷気を冷凍温度帯冷
    気攪拌用庫内ファンを駆動して冷気を吐出し、前記特定
    低温室ダンパを開閉し前記特定低温室へ吐出される冷気
    量を制御して前記特定低温室の温度管理を行うことを特
    徴とする請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 前記冷蔵温度帯用冷却器を前記冷蔵室
    の背面に配置したことを特徴とする請求項12に記載の
    冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 前記特定低温室に断熱材を施し、前記
    冷蔵室及び野菜室の温度に影響を与えないようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
JP2002107143A 2002-04-09 2002-04-09 冷蔵庫 Pending JP2003302143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002107143A JP2003302143A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002107143A JP2003302143A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003302143A true JP2003302143A (ja) 2003-10-24

Family

ID=29391258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002107143A Pending JP2003302143A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003302143A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045468A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP2015102320A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社東芝 冷蔵庫
WO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫
WO2019171534A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045468A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP2015102320A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社東芝 冷蔵庫
WO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPWO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2019-11-07 三菱電機株式会社 冷蔵庫
AU2017409203B2 (en) * 2017-04-10 2020-01-30 Mitsubishi Electric Corporation Refrigerator
RU2724770C1 (ru) * 2017-04-10 2020-06-25 Мицубиси Электрик Корпорейшн Холодильник
WO2019171534A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPWO2019171534A1 (ja) * 2018-03-08 2021-01-07 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4938881B2 (ja) アイスメーカーが備えられた冷蔵庫
US7036334B2 (en) Refrigerator having temperature controlled chamber
JP3576103B2 (ja) 冷蔵庫
CN102374722B (zh) 冰箱
WO2001090667A1 (fr) Refrigerateur
JP2009543999A (ja) 冷気循環装置を有する冷蔵庫及び冷気循環の制御方法
JP2006266585A (ja) 冷蔵庫
JP2003075050A (ja) 冷蔵庫
JP2008106993A (ja) 冷蔵庫
JP2017172905A (ja) 冷蔵庫
JP2006090686A (ja) 冷蔵庫
JP5868070B2 (ja) 冷蔵庫
JP2004037042A (ja) 冷蔵庫
JP2008107067A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2007187362A (ja) 冷蔵庫
JP2003302143A (ja) 冷蔵庫
JP2010032119A (ja) 冷蔵庫
KR100678777B1 (ko) 냉장고
JP3205308B2 (ja) 冷蔵庫
JPH10288441A (ja) 冷蔵庫
JP2008304162A (ja) 冷蔵庫
JP4270920B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2006010167A (ja) 冷蔵庫
JP2001317852A (ja) 冷蔵庫
JP2006226614A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041025