JP2000213851A - 移動式蓄冷形保冷庫 - Google Patents
移動式蓄冷形保冷庫Info
- Publication number
- JP2000213851A JP2000213851A JP11016991A JP1699199A JP2000213851A JP 2000213851 A JP2000213851 A JP 2000213851A JP 11016991 A JP11016991 A JP 11016991A JP 1699199 A JP1699199 A JP 1699199A JP 2000213851 A JP2000213851 A JP 2000213851A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cold
- evaporator
- cold storage
- compartment
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D11/00—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
- F25D11/006—Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators with cold storage accumulators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄冷剤を凍結させるとき、庫内温度が氷点下
にならないようにして、保冷物品を入れた状態のまま冷
凍機の運転ができるようにする。 【解決手段】 保冷庫の一画に冷凍機を備え、保冷庫本
体１の内壁に沿って蒸発器４を配置し、この蒸発器４の
両面に偏平な袋に充填した蓄冷剤５を押圧板６で押し当
てて密接させ、上記蒸発器４への冷媒の供給制御を定圧
方式の膨張弁１１とした。このように構成することによ
って、蒸発器から発生する冷熱を蓄冷剤が効率よく捕捉
して短時間で凍結し、併せて定圧膨張弁を採用すること
により庫内温度を氷点下にならないようにした。
にならないようにして、保冷物品を入れた状態のまま冷
凍機の運転ができるようにする。 【解決手段】 保冷庫の一画に冷凍機を備え、保冷庫本
体１の内壁に沿って蒸発器４を配置し、この蒸発器４の
両面に偏平な袋に充填した蓄冷剤５を押圧板６で押し当
てて密接させ、上記蒸発器４への冷媒の供給制御を定圧
方式の膨張弁１１とした。このように構成することによ
って、蒸発器から発生する冷熱を蓄冷剤が効率よく捕捉
して短時間で凍結し、併せて定圧膨張弁を採用すること
により庫内温度を氷点下にならないようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は移動式蓄冷形保冷
庫であって、蓄冷剤を凍結させる際に保冷庫内に収容し
た物品が凍結しないようにした移動式蓄冷形保冷庫に関
する。
庫であって、蓄冷剤を凍結させる際に保冷庫内に収容し
た物品が凍結しないようにした移動式蓄冷形保冷庫に関
する。
【０００２】
【従来の技術】移動式蓄冷形保冷庫は、図４、図５に示
すように保冷庫４０の一画に冷凍機（圧縮機、放熱ファ
ン、凝縮器など、図示省略）を備え、外殻４１の内部空
間に発泡ポリウレタンを注入して断熱層４２を形成した
保冷庫本体４３の内側壁面に冷却板（蒸発器）４４を設
置し、この冷却板４４に偏平な袋に収容した蓄冷剤４５
が密接するように押圧板４６で押し当てるようにし、保
冷庫本体４３の上部開口部には、ガスケット４７を介し
て外殻４１’に発泡ポリウレタンを注入して断熱層４
２’とした蓋体４８を開閉可能に設けたものである。な
お、４９は蓋体４８の把手である。
すように保冷庫４０の一画に冷凍機（圧縮機、放熱ファ
ン、凝縮器など、図示省略）を備え、外殻４１の内部空
間に発泡ポリウレタンを注入して断熱層４２を形成した
保冷庫本体４３の内側壁面に冷却板（蒸発器）４４を設
置し、この冷却板４４に偏平な袋に収容した蓄冷剤４５
が密接するように押圧板４６で押し当てるようにし、保
冷庫本体４３の上部開口部には、ガスケット４７を介し
て外殻４１’に発泡ポリウレタンを注入して断熱層４
２’とした蓋体４８を開閉可能に設けたものである。な
お、４９は蓋体４８の把手である。
【０００３】この移動式蓄冷形保冷庫は、配送基地等の
電源を取れるところで冷凍機を運転して蓄冷剤４５を凍
結させて冷熱エネルギーを蓄積し、これを徐々に放出さ
せて庫内に収容した物品を保冷するようにしたものであ
る。
電源を取れるところで冷凍機を運転して蓄冷剤４５を凍
結させて冷熱エネルギーを蓄積し、これを徐々に放出さ
せて庫内に収容した物品を保冷するようにしたものであ
る。
【０００４】また、図７に示すように、一般的に圧縮機
５１、凝縮器５２、蒸発器５３で構成する冷凍機の膨張
弁５４には感温式が採用され、蒸発器５３の終端部で臨
界温度を維持するように冷媒の供給を制御して効率的運
転をするようにしている。ここで外気温を３５℃とする
と庫内の温度勾配は図６に示すように蒸発器の表面で−
１０℃となり、保冷庫の内壁で０℃となる。また、外気
温と庫内温度の関係は図８の線ａのようになり、外気温
が低くなると庫内温度が氷点下になる可能性があること
を示している。
５１、凝縮器５２、蒸発器５３で構成する冷凍機の膨張
弁５４には感温式が採用され、蒸発器５３の終端部で臨
界温度を維持するように冷媒の供給を制御して効率的運
転をするようにしている。ここで外気温を３５℃とする
と庫内の温度勾配は図６に示すように蒸発器の表面で−
１０℃となり、保冷庫の内壁で０℃となる。また、外気
温と庫内温度の関係は図８の線ａのようになり、外気温
が低くなると庫内温度が氷点下になる可能性があること
を示している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、図
５に示すように蒸発器の片面にのみ蓄冷剤が密接配置さ
れているだけであるため、蒸発器の片面から発生する冷
熱エネルギーのみが蓄冷剤に捕捉され他面から発生する
冷熱エネルギーは保冷庫内の冷却に回ってしまうことと
なっている。このことは蓄冷剤を凍結するために長時間
必要であることを意味し、その間に保冷庫内の温度が氷
点下になることを示唆している。
５に示すように蒸発器の片面にのみ蓄冷剤が密接配置さ
れているだけであるため、蒸発器の片面から発生する冷
熱エネルギーのみが蓄冷剤に捕捉され他面から発生する
冷熱エネルギーは保冷庫内の冷却に回ってしまうことと
なっている。このことは蓄冷剤を凍結するために長時間
必要であることを意味し、その間に保冷庫内の温度が氷
点下になることを示唆している。
【０００６】また、従来技術では冷凍機の膨張弁に感温
式を採用しているため、外気温が高いときは、蓄冷剤を
凍結させるときに保冷庫内の温度が氷点下になることは
ないが、外気温が低いとき、あるいは夜間を跨いで蓄冷
剤を凍結させるときは、保冷庫内の温度が氷点下になっ
てしまうことがある。
式を採用しているため、外気温が高いときは、蓄冷剤を
凍結させるときに保冷庫内の温度が氷点下になることは
ないが、外気温が低いとき、あるいは夜間を跨いで蓄冷
剤を凍結させるときは、保冷庫内の温度が氷点下になっ
てしまうことがある。
【０００７】庫内温度が氷点下になると、保冷対象が果
物やミネラルウォーターのように凍結すると急速に品質
が低下する物品である場合、物品を取り出して庫内を空
にして冷凍機を運転する必要がある。
物やミネラルウォーターのように凍結すると急速に品質
が低下する物品である場合、物品を取り出して庫内を空
にして冷凍機を運転する必要がある。
【０００８】この発明は、蓄冷剤を凍結させる際に、保
冷庫内の温度が氷点下にならないようにし、保冷物品を
庫内に入れた状態で冷凍機を運転できる移動式蓄冷形保
冷庫を提供しようとするものである。
冷庫内の温度が氷点下にならないようにし、保冷物品を
庫内に入れた状態で冷凍機を運転できる移動式蓄冷形保
冷庫を提供しようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、保冷庫の壁面に沿って設置した蒸発器の
両面に偏平な袋に入れた蓄冷剤を密接配置し、蒸発器の
膨張弁を定圧式としたものである。
にこの発明は、保冷庫の壁面に沿って設置した蒸発器の
両面に偏平な袋に入れた蓄冷剤を密接配置し、蒸発器の
膨張弁を定圧式としたものである。
【００１０】上記の如く構成することによって、蒸発器
から発生する冷熱が蓄冷剤に効率よく伝達されて短時間
で凍結し、定圧式膨張弁を採用することと相まって庫内
の温度を氷点下になるのを防止される。
から発生する冷熱が蓄冷剤に効率よく伝達されて短時間
で凍結し、定圧式膨張弁を採用することと相まって庫内
の温度を氷点下になるのを防止される。
【００１１】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る実施形態を図
面を参照しながら説明する。上蓋式の移動式蓄冷形保冷
庫の底部に冷凍機（図示せず）が備えられ、本体の外部
には電源を取り入れるレセプタクル（図省略）が設けら
れている。保冷庫本体１は、外殻２の内部に発泡ポリウ
レタンを注入して断熱層３を形成し、保冷庫内部壁面に
沿って板状の蒸発器４が設置され、その両面に偏平な袋
に充填された蓄冷剤５が押圧板６で密接するように押し
つけられている。ここで、押圧板６は保冷庫内に向けて
露出状態であるが、収容される品物が直接接触しないよ
うに断熱材料で構成する簀の子を配置すれば保冷物品の
凍結防止効果を一層向上させることができる。
面を参照しながら説明する。上蓋式の移動式蓄冷形保冷
庫の底部に冷凍機（図示せず）が備えられ、本体の外部
には電源を取り入れるレセプタクル（図省略）が設けら
れている。保冷庫本体１は、外殻２の内部に発泡ポリウ
レタンを注入して断熱層３を形成し、保冷庫内部壁面に
沿って板状の蒸発器４が設置され、その両面に偏平な袋
に充填された蓄冷剤５が押圧板６で密接するように押し
つけられている。ここで、押圧板６は保冷庫内に向けて
露出状態であるが、収容される品物が直接接触しないよ
うに断熱材料で構成する簀の子を配置すれば保冷物品の
凍結防止効果を一層向上させることができる。
【００１２】蓋体７は保冷庫本体１と同様、外殻２’の
内部に発泡ポリウレタンを注入して断熱層３’を形成
し、ガスケット８を介して一部が嵌まり込み冷気が漏れ
ないような構造となっている。
内部に発泡ポリウレタンを注入して断熱層３’を形成
し、ガスケット８を介して一部が嵌まり込み冷気が漏れ
ないような構造となっている。
【００１３】この実施形態では、図３に示すように圧縮
機９、凝縮器１０、蒸発器４で構成する冷凍サイクルに
おいて、蒸発器への冷媒の供給を定圧式膨張弁１１で制
御するようにしている。
機９、凝縮器１０、蒸発器４で構成する冷凍サイクルに
おいて、蒸発器への冷媒の供給を定圧式膨張弁１１で制
御するようにしている。
【００１４】このように膨張弁を定圧式にし、蓄冷剤を
蒸発器の両面に密接配置することにより、外気と庫内の
温度勾配は図２のようになり、外気温と庫内温度との関
係も図８の線ｂのようになることが判明した。
蒸発器の両面に密接配置することにより、外気と庫内の
温度勾配は図２のようになり、外気温と庫内温度との関
係も図８の線ｂのようになることが判明した。
【００１５】
【発明の効果】以上説明した如くこの発明によれば、蒸
発器から発生する冷熱を確実に蓄冷剤に効率よく捕捉し
て短時間で凍結させることと、膨張弁を定圧式にしたこ
とによって庫内温度を氷点下になるのを防止できるよう
になり、保冷物品を入れた状態で蓄冷剤を凍結できるよ
うになった。
発器から発生する冷熱を確実に蓄冷剤に効率よく捕捉し
て短時間で凍結させることと、膨張弁を定圧式にしたこ
とによって庫内温度を氷点下になるのを防止できるよう
になり、保冷物品を入れた状態で蓄冷剤を凍結できるよ
うになった。
【図１】この発明に係る実施形態の断面図
【図２】この実施形態の外気温と庫内温度の温度勾配図
【図３】この実施形態の冷凍サイクル図
【図４】移動式蓄冷形保冷庫の斜視図
【図５】従来技術に係る保冷庫の断面図
【図６】従来技術に係る保冷庫の外気温と庫内温度の温
度勾配図
度勾配図
【図７】従来技術に係る冷凍機の冷凍サイクル図
【図８】外気温度と庫内温度との関係図
１ 保冷庫本体 ２、２’ 外殻 ３、３’ 断熱層 ４ 蒸発器 ５ 蓄冷剤 ６ 押圧板 ７ 蓋体 ８ ガスケット ９ 圧縮機 １０ 凝縮器 １１ 定圧膨張弁
Claims (2)
- 【請求項１】 保冷庫の一画に冷凍機を備え、保冷庫本
体の壁面に沿って蒸発器を設置し、この蒸発器の両面に
偏平な袋に入れた蓄冷剤を押圧板により密接させた移動
式蓄冷形保冷庫。 - 【請求項２】 上記蒸発器に冷媒を供給する膨張弁を定
圧式膨張弁とした請求項１に記載の移動式蓄冷形保冷
庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016991A JP2000213851A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 移動式蓄冷形保冷庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016991A JP2000213851A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 移動式蓄冷形保冷庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213851A true JP2000213851A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11931503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016991A Pending JP2000213851A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 移動式蓄冷形保冷庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213851A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010236806A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却配送台車 |
| WO2016096358A1 (en) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | Unilever Plc | Freezer for frozen products |
| CN109311581A (zh) * | 2017-01-18 | 2019-02-05 | 冰堡有限公司 | 移动储藏设备 |
| JP2019516944A (ja) * | 2016-04-11 | 2019-06-20 | トキタエ エルエルシー | コールドチェーン貯蔵のためのポータブルデバイス |
| CN110806051A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-18 | 合肥美科制冷技术有限公司 | 一种大容量冰箱 |
| CN113251706A (zh) * | 2020-02-07 | 2021-08-13 | 马勒国际公司 | 一种蒸发器 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP11016991A patent/JP2000213851A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010236806A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却配送台車 |
| WO2016096358A1 (en) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | Unilever Plc | Freezer for frozen products |
| JP2019516944A (ja) * | 2016-04-11 | 2019-06-20 | トキタエ エルエルシー | コールドチェーン貯蔵のためのポータブルデバイス |
| CN109311581A (zh) * | 2017-01-18 | 2019-02-05 | 冰堡有限公司 | 移动储藏设备 |
| US20190331411A1 (en) * | 2017-01-18 | 2019-10-31 | Fridge-To-Go Limited | Mobile Storage Apparatus |
| US10955188B2 (en) * | 2017-01-18 | 2021-03-23 | Fridge-To-Go Limited | Mobile storage apparatus |
| CN109311581B (zh) * | 2017-01-18 | 2022-03-29 | 冰堡有限公司 | 移动储藏设备 |
| CN110806051A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-18 | 合肥美科制冷技术有限公司 | 一种大容量冰箱 |
| CN113251706A (zh) * | 2020-02-07 | 2021-08-13 | 马勒国际公司 | 一种蒸发器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051206 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080220 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |