JP2016205778A - 冷蔵庫 - Google Patents

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尚宏 兼坂
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【課題】貯蔵室の上部に蓄冷剤を設けた冷蔵庫において、蓄冷剤に生じた結露水が貯蔵品に降りかかることなく、貯蔵品の水濡れによる劣化を抑えることができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】断熱箱体2内に設けられた貯蔵室40と、冷気を生成する冷却器52と、貯蔵室40内に設けられた蓄冷部材70とを備えた冷蔵庫において、蓄冷部材70は、貯蔵室40の上部に設けられ、その下面が貯蔵室40のいずれかの周縁に向かうほど低くなるように傾斜している。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫では、扉が開閉されたり、温かい食品が貯蔵室に収納されたり、あるいは、別の貯蔵室を冷却するために一時的に冷却できなくなるなどの理由によって貯蔵室内の温度が上昇することがあるが、貯蔵室内の温度が上昇すると収納された食品の劣化が進行する。また、貯蔵室温度の上昇を見越して設定温度より過剰に低い温度まで貯蔵室を冷却すると、不所望な凍結により食品細胞が破壊され食品の劣化が進行することがある。
そこで、従前より、貯蔵室内の温度を所望温度に保持するため、貯蔵室に蓄冷剤を設けた冷蔵庫が提案されている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
このような冷蔵庫では、貯蔵室内の温度分布を均一化するため貯蔵室の上部に蓄冷剤が設けられているが、外部より温かい空気が貯蔵室に流入すると蓄冷剤に貯えられた冷熱によって急速に冷却され蓄冷剤に結露が生じ、この結露水が貯蔵品の上に垂れ落ちて貯蔵品を劣化させることがある。
特開2013−194941号公報 特開2015−38391号公報
そこで、貯蔵室の上部に蓄冷剤を設けた冷蔵庫において、蓄冷剤に生じた結露水が貯蔵品に降りかかることなく、貯蔵品の水濡れによる劣化を抑えることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態の冷蔵庫は、断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に設けられた蓄冷部材とを備えた冷蔵庫において、前記蓄冷部材は、前記貯蔵室の上部に設けられ、その下面が前記貯蔵室のいずれかの周縁に向かうほど低くなるように傾斜しているものである。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の断面図である。 図1の要部拡大図である。 図1の冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の要部拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する断熱箱体2を備える。断熱箱体2は、鋼板製の外箱4と合成樹脂製の内箱6との間に形成された断熱空間7に真空断熱材や発泡断熱材等の断熱材を有して構成されている。断熱箱体2は内箱6の内側に複数の貯蔵空間が設けられており、具体的には、上段から順に、冷蔵室10、野菜室12が設けられ、その下方に製氷室14と小冷凍室(不図示)が左右に並べて設けられ、これらの下方に冷凍室18が設けられている。
冷蔵室10及び野菜室12は、いずれも冷蔵温度帯(例えば、1〜4℃)に冷却される貯蔵室であり、それらの間は、合成樹脂製の仕切板13により上下に仕切られている。冷蔵室10の前面開口部には、ヒンジで枢支された回動式の断熱扉10aが設けられている。
冷蔵室10内は、複数の棚板11によって上下に複数段に区画されている。冷蔵室3の底部を構成する仕切板13と最下段の棚板11aとの間には、製氷室14に設けられた自動製氷機に供給する製氷用の水を貯留する不図示の貯水タンクと、冷蔵室10の設定温度より低い温度(例えば、0〜1℃)に設定されるチルド室40とが左右に並べて設けられている。
野菜室12の前面開口部には、引出し式の断熱扉12aが設けられている。この断熱扉12aの背面部には、貯蔵容器を構成する上下2段の収納ケース20が連結されている。
製氷室14、小冷凍室及び冷凍室18は、いずれも冷凍温度帯(例えば、−10〜−20℃)に冷却される貯蔵室であり、野菜室12と製氷室14及び小冷凍室との間は、内部に断熱材が設けられた断熱仕切壁22により上下に仕切られている。また、製氷室14、小冷凍室及び冷凍室18の前面開口部にも、引出し式の断熱扉14a、18aが設けられており、各断熱扉14a、18aの背面部に貯蔵容器24、28が連結されている。
断熱箱体2の冷蔵温度帯の貯蔵空間(冷蔵室10及び野菜室12)の奥部には、冷蔵冷却器52及び冷蔵ファン53を収納する冷蔵冷却器室30と、冷蔵室10及び冷蔵冷却器室30を連結するダクト32とが形成されている。
断熱箱体2の冷凍温度帯の貯蔵空間(製氷室14、小冷凍室、冷凍室18)の奥部には、冷凍冷却器54及び冷凍ファン55を収納する冷凍冷却器室34と、冷凍温度帯の貯蔵空間と冷凍冷却器室34とを連結するダクト36が設けられている。
冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54は、断熱箱体2の背面下部に形成された機械室38に収納された圧縮機56や凝縮器58とともに冷凍サイクル50を構成する。冷凍サイクル50は、図3に示すように、高温高圧のガス状の冷媒を吐出する圧縮機56と、圧縮機56から吐出されるガス状の冷媒を受けて放熱液化する凝縮器58と、凝縮器58の出口側に設けられ冷媒流路を切り換える切替弁60と、冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54と、これらの冷却器52,54のための絞り手段としての冷蔵用減圧装置62及び冷凍用減圧装置64と、逆止弁66とを備え、これらを冷媒パイプによって配管接続することで、圧縮機56から吐出された冷媒を循環させて冷蔵冷却器52及び冷凍冷却器54を冷却する。
そして、冷蔵冷却器52は、冷蔵冷却器室30の空気を冷却して、後述する蓄冷部材70に設けられた蓄冷剤72の融点より低い温度の冷気、例えば、−10〜−20℃の冷気を生成し、これを冷蔵ファン53の回転によってダクト32を介して吹出口33から冷蔵室10及びチルド室40へ供給し、これらの貯蔵室10,40を冷却する。冷蔵室10及びチルド室40を流れた空気は、仕切板13に設けられた不図示の透孔を経て野菜室12へ流れ込み野菜室12を冷却した後、野菜室12の背面に設けられたリターンダクト31から冷蔵冷却器室30に取り込まれ、冷蔵冷却器52へ戻る。
冷凍冷却器54は、冷凍冷却器室34の空気を冷却して、例えば、−20〜−30℃の冷気を生成し、これを冷凍ファン55の回転によってダクト36を介して製氷室14、小冷凍室及び冷凍室18に供給され、これらの貯蔵室を冷却しながら流れ、第2冷凍室46の背面に設けられた不図示の吸込口から冷凍冷却器54に戻り冷却される。
このような構成の冷蔵庫1において、チルド室40は、図1及び図2に示すように、最下段の棚板11aとその直下に設けられたチルドケース41とで冷蔵室10内に区画された空間である。
最下段の棚板11aは、チルド室40の天井壁を構成し、この例では、発泡スチロールなどの断熱材を所定形状に成型した断熱成型体11a1と、その上面を覆う化粧板11a2とからなり、チルド室40の上面が断熱成型体11a1によって覆われている。
チルドケース41は、最下段の棚板11aと仕切板13とで挟まれた空間に収納された上面に開口する略直方体状の容器であって、チルド室40の底壁、前後壁及び左右壁を構成している。チルドケース41は、最下段の棚板11aと仕切板13とで挟まれた空間に収納された状態から仕切板13上を摺動して棚板11aの前方へ引き出され、上面開口部41aから食品などの貯蔵品を出し入れするようになっている。
チルドケース41の後方には、吹出口33のうち最下方に設けられた吹出口33aが開口している。この例では、吹出口33aを開閉するダンパ37が設けられており、冷蔵ファン53の回転時にダンパ37が吹出口33aを開放すると、冷蔵冷却器室30で生成された冷気が吹き出し上面開口部41aを通ってチルドケース41内へ導入され、チルド室40を冷却し、ダンパ37が吹出口33aを閉塞するとチルド室40への冷気の導入を停止する。
また、チルド室40は、吹出口33aから吹き出した冷気以外にも、チルド室40内に設けられた蓄冷部材70によっても冷却されるようになっている。
この蓄冷部材70は、融解潜熱の大きな混合物からなる蓄冷剤72と、樹脂フォルムなどフィルム材で形成された袋状の容器74と、容器74に接触させ熱交換可能に設けられた伝熱部76とを備える。
蓄冷剤72は、水や無機塩や食品添加物等を混合した混合物からなり、これらの混合比率を調整して融点がチルド室40の設定温度より低い温度(例えば、0℃)に設定されている。蓄冷剤72は、袋状の容器74に収容され略平板状に成形されており、チルド室40の上部に、この例では、チルドケース41の上面開口部41aより上方に着脱可能に設けられている。
伝熱部76は、蓄冷剤72を収容する容器74より熱伝導率の高い材料(例えば、アルミニウム板等の金属板)で形成された板状体からなり、蓄冷剤72を収容した容器74の上面に接触させて設けられ、これにより、伝熱部76は、蓄冷部材70の上面を構成している。
伝熱部76は、チルドケース41の後端から前方に向けて延び、チルドケース41の前壁から後方に距離を開けてチルドケース41の前部で終端し、伝熱部76の下面に設けられた蓄冷剤72より前後方向に長く広範囲にわたって設けられている。
伝熱部76は、チルド室40の天井壁を構成する最下段の棚板11aの下方に間隔をあけて設けられ、この棚板11aとの間で前後方向に延びるダクト42を区画形成する。このダクト42の後端は、チルド室40の後方に開口する吹出口33aと前後方向に対向し、吹出口33aから吹き出した冷気がダクト42内を後方から前方へ流れる。
この例では、伝熱部76は、後方から前方に向かうほど棚板11aに近づくように上方へ向けて傾斜しており、ダクト42が前方に行くほど上下方向に狭くなっている。このような伝熱部76の傾斜に伴い、容器74に収容された蓄冷剤72の下面も前方に向かうほど上方へ向けて傾斜している。つまり、チルド室40と対向する蓄冷部材70の下面70aが、チルド室40の後縁に向かって低くなるように傾斜している。
以上のような本実施形態の冷蔵庫1では、圧縮機56、切替弁60、冷蔵ファン53や冷凍ファン55を制御することで、冷蔵冷却器52に冷媒を流しつつ冷蔵ファン53を運転させて冷蔵室10及び野菜室12を冷却する冷蔵モードと、冷凍冷却器54側へ冷媒を流しつつ冷凍ファン55を運転させて製氷室14、小冷凍室、及び冷凍室18を冷却する冷凍モードとを切り替えて実行する。
そして、冷蔵モードの実行中にチルド室40の後方に設けられた吹出口33aのダンパ37を開放することで、冷蔵冷却器52で生成された冷気が冷蔵ファン53の動作によって送風され、図1及び図2において矢印で示すように吹出口33aからダクト42へ流れ込む。
ダクト42に流れ込んだ冷気は、ダクト42の内側下面を構成する伝熱部76と直接熱交換してこれを冷却しながら前方へ向かって流れる。これにより、伝熱部76は、吹出口33aから吹き出した冷気と直接熱交換して得た冷熱を伝熱部76の下面に設けられた蓄冷剤72へ伝え、蓄冷剤72を冷却する。冷蔵冷却器52で生成される冷気は、蓄冷剤72の融点より低い温度まで冷却されているため、蓄冷剤72が凝固して冷熱を蓄熱する。
そして、伝熱部76を冷却しながら前方へ向かって流れた冷気は、伝熱部76の前端よりチルドケース41内に導入され、チルド室40内を冷却する。
このような冷蔵庫1では、冷蔵モードの停止や冷蔵室扉10aの開扉によりチルド室40内の温度が蓄冷剤72の融点より高くなると、蓄冷剤72が融解しそのときに生じる潜熱によってチルド室40内を冷却する。一方、冷蔵冷却器52で冷却された冷気がチルド室40に過度に導入され、チルド室40内の温度が蓄冷剤72の融点より低くなると、蓄冷剤72がチルド室40から吸熱し、チルド室40の過冷却を抑えることができる。これにより、温度変動を抑え所望温度にチルド室40を保つことができ、チルド室40に収納された食品の劣化を抑えることができる。
本実施形態では、蓄冷部材70の下面70aを構成する容器74に収容された蓄冷剤72の下面が、チルド室40の後縁に向かって低くなるように傾斜しているため、蓄冷部材70の下面70aに生じた結露水が傾斜に沿ってチルド室40の後縁部へ流れ、チルド室40内の貯蔵品の上に垂れ落ちるのを防ぐことができる。
本実施形態では、ダクト42の内側下面を構成する伝熱部76が、後方から前方に向かうほど棚板11aに近づくように上方へ向けて傾斜しているため、ダクト42の後端から導入された冷気は、伝熱部76と接触しやすく効率的に伝熱部76を冷却することができる。
また、伝熱部76は、蓄冷剤72を収容した容器74より熱伝導率の高い材料で形成されるとともに、蓄冷剤72を収納する容器74よりダクト42の冷気流れる方向に長く設けられているため、冷気との熱交換が促進され蓄冷剤72をより一層効率的に冷却することができる。
本実施形態では、吹出口33aから吹き出した冷気が、チルド室40に導入される前に、伝熱部76と棚板11aとで区画形成されたダクト42を流れて蓄冷部材70と熱交換するため、蓄冷部材70が冷蔵冷却器52で冷却された直後の低温の冷気と熱交換することとなり、融点がチルド室40の設定温度より低い温度に設定された蓄冷剤72であっても短時間で凝固させることができる。
本実施形態では、冷蔵冷却器52で生成された冷気が、冷蔵ファン53によって伝熱部76へ強制的に送風されるため、蓄冷剤72を短時間で冷却することができる。
本実施形態では、蓄冷部材70がチルド室40に着脱可能に設けられているため、蓄冷部材70と取り外してチルド室40を広く使用することができ、使い勝手を向上させることができる。
また、冷蔵冷却器52の除霜運転を行うために冷蔵冷却器52への冷媒供給を停止した状態で冷蔵ファン53を動作させると、冷蔵ファン53よりチルド室40の設定温度より高い温度の空気が冷蔵ファン53から吹き出すことがあるが、本実施形態では、チルドケース41の後方に開口する吹出口33aにダンパ37が設けられているため、蓄冷剤72の融点より高温の空気が蓄冷部材70やチルド室40内へ送風されることがなく、不用意にチルド室40内の温度が上昇することがない。
本実施形態では、冷蔵冷却器52で生成された冷気が、伝熱部76を冷却しながらダクト42を後方から前方へ向けて流れた後、チルドケース41内に導入されるが、チルドケース41内に導入された冷気は、伝熱部76を冷却した後もチルド室40の設定温度より低温であるため、チルド室40に低温の空気を直接供給することができ、短時間でチルド室40を冷却することができる。
本実施形態では、チルド室40の天井壁を構成する最下段の棚板11aが、断熱材からなる断熱成型体11a1を有しているため、チルド室40より高い温度に設定された冷蔵室10へチルド室40の冷熱が漏洩するのを抑えることができるとともに、棚板11aと伝熱部76との間で形成されたダクト42を流れる冷気によって棚板11aに載置した貯蔵品が凍結するのを防止することができる。
なお、上記した実施形態では、蓄冷部材70の下面70aがチルド室40の後縁に向かうほど低くなるように傾斜する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、チルド室40の前縁や左右の側縁に向かいほど蓄冷部材70の底面70aが低くなるように傾斜させてもよい。
また、上記した実施形態では、冷蔵ファン53が、冷蔵冷却器52で生成した冷気をダクト32を介して冷蔵室10へ送風するとともに、棚板11aに設けられた伝熱部76にも送風したが、冷蔵ファン53と別個のファンを設け、当該ファンによって冷蔵冷却器52で生成した冷気を蓄冷部材70へ送風してもよい。このように冷蔵冷却器52で生成された冷気を冷蔵室10へ送風する冷蔵ファン53と別個のファンが冷蔵冷却器52で生成された冷気を蓄冷部材70の伝熱部76に送風することで、冷蔵冷却器52で生成された冷気を蓄冷部材70の冷却に集中させて蓄冷剤72を短時間で凝結させたり、冷蔵室10と独立してチルド室40を冷却することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4を参照して説明する。
上記した第1実施形態では、蓄冷部材70の上面を構成する伝熱部76と、チルド室40の天井壁を構成する棚板11aとの間に冷蔵冷却器52で生成された冷気が流れるダクト42を設ける場合について説明したが、本実施形態では、蓄冷部材70が棚板11aに接触させて設けられている。
図4に示すように、蓄冷部材70は、融解潜熱の大きな混合物からなる蓄冷剤72と、蓄冷剤72を収納する袋状をなした容器74とを備える。蓄冷部材70は、その厚み(上下方向の長さ)が後方から前方に行くほど大きくなっており、水平な面をなす棚板11aの下面に接触させて設けられている。これにより、チルド室40と対向する蓄冷部材70の下面70aがチルド室40の前縁に向かうほど低くなるように傾斜している。
そして、この例では、チルド室40の後方に設けられた吹出口33aが、傾斜する蓄冷部材70の下面70aの後方に配置されており、図4において矢印で示すように冷蔵冷却器52で生成された冷気を蓄冷部材70の下面70aに向けて吹き出す。
本実施形態では、蓄冷部材70の下面70aが、チルド室40の前縁に向かって低くなるように傾斜しているため、蓄冷部材70の下面に生じた結露水が傾斜に沿ってチルド室40の前縁部へ流れ、チルド室40内の貯蔵品の上に垂れ落ちるのを防ぐことができる。
しかも、本実施形態では、蓄冷部材70の下面70aが、後方から前方に向かうほど低くなるように傾斜しているため、吹出口33aから前方へ向けて吹き出した冷気が、蓄冷部材70と接触しやすくなり効率的に蓄冷剤72を冷却することができる。
なお、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、2…断熱箱体、10…冷蔵室、11…棚板、11a…最下段の棚板、30…冷蔵冷却器室、32…ダクト、33…吹出口、33a…吹出口、37…ダンパ、40…チルド室、41…チルドケース、41a…上面開口、42…ダクト、52…冷蔵冷却器、53…冷蔵ファン、70…蓄冷部材、72…蓄冷剤、74…容器、76…伝熱部

Claims (8)

  1. 断熱箱体内に設けられた貯蔵室と、冷気を生成する冷却器と、前記貯蔵室内に設けられた蓄冷部材とを備えた冷蔵庫において、
    前記蓄冷部材は、前記貯蔵室の上部に設けられ、その下面が前記貯蔵室のいずれかの周縁に向かうほど低くなるように傾斜している冷蔵庫。
  2. 前記蓄冷部材の上面と前記貯蔵室の天井面との間に前記冷却器で生成された冷気が後方から前方へ流れるダクトを備え、前記蓄冷部材の上面が、前方に行くほど上方へ傾斜している請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記蓄冷部材は、前記貯蔵室の設定温度より低い温度に融点が設定された蓄冷剤と、前記蓄冷剤を収容する容器と、前記容器より熱伝導率の高い材料からなり前記容器の上面に接触させて設けられた伝熱部とを備え、
    前記伝熱部は、前記容器より前後方向に長く設けられ、前記貯蔵室の天井面との間で前記ダクトを形成する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記蓄冷部材が、着脱可能に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器で生成された冷気を前記蓄冷部材へ送風するファンを備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記ファンと前記蓄冷部材とを繋ぐ流路を開閉するダンパを備える請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記断熱箱体内に前記貯蔵室を収容する貯蔵空間を備え、
    前記冷却器で冷却された空気を前記貯蔵空間に循環させる循環ファンを前記ファンと別個に備える請求項5又は6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記貯蔵室の上方を覆う断熱材を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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